朱野帰子のレビュー一覧

  • 泣きたい午後のご褒美

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    ――どんなときでも「喫茶店」でのひと休みと「物語」が私たちを癒してくれる。
    お茶の時間に交錯する人間ドラマを紡ぐ短編集。(ポプラ社HPより)

    力量の確かな作家陣が並んでいるだけに安定感のあるアンソロジー。
    個人的に好きだったのは織守きょうやさんの「彼と彼女の秘密と彼」。

    青山美智子さんの短編が作品のイントロのような短短編だったことが唯一残念だったポイント。

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    2026年04月11日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    全部の話が面白くて、温かくて、みんなに勧めたい本になりました。本当に選べなくて、下記6つのストーリーの中の5つが好きでした。
    ミント邸みたいなひっそりとしたところにぜひ行きたい!!まあぶるみたいな喫茶にも行きたい!とカフェ欲が高まります笑

    仕事に疲弊する私のもとに届いた、
    高校時代の親友からの15年ぶりのメッセージ。
    思い出のルノアールで、ウィンナーコーヒーを飲みながら作るのは、
    大谷翔平の人生設計ばりのプランニングシート?
    ――朱野帰子「痛い人生設計を作る、ルノアールで」

    昭和初期に建てられた洋館で週末の夜だけ
    イブニング・ティーが楽しめる「ミント邸」。
    名物は極上のホットケーキとマダムが提供する紅茶占いで……。
    ――斎藤千輪「究極のホットケーキと紅茶占い」

    神保町のレトロ喫茶に迷い込んだ女子高生の千紗。
    ケチャップ色のナポリタンに、こだわりのコーヒーを供してくれるそこは、
    まさに夢のワンダーランド!
    ――竹岡葉月「不純喫茶まあぶる」


    気になる同級生の秘密を偶然知ってしまった高校生の映史は、
    マスターがあらゆる「告白」をただ受け入れてくれる喫茶店
    「キルシェ」のカウンターに座るが……。
    ――織守きょうや「彼と彼女の秘密と彼」

    こちらとあちらの「中間生」にあるナカマ茶屋。
    ヒミコさんたちが最後に食べたいものを提供しながら、
    わたしはツレを待っているのです。
    ――小川糸「浮島 イルフロッタント」

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    2026年03月27日
  • 対岸の家事

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    テレビドラマのイメージがよくて、登場人物が重ね合わせられて、楽しく読み終えた。

    主婦の孤独さも想像に及ばなかったし、だけど、どんな立場でどんな仕事や役割を負っていても、どこにでも孤独はあるんだなと思う。
    自己責任論が幅をきかせて、「助けて」って言いにくくなってる世の中で、助けてと声をあげることや、ほんの少し気づかう大切さ…なんかを改めて思った。

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    2026年03月08日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    いろんな話があって面白かった。
    青山美智子さんの話は短かったけど好きだった。
    最後の話はあんま好きじゃなかったなーーー。

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    2026年01月12日
  • 対岸の家事

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    久々に共感レベル激高の作品に出会えました。登場人物はだいたい子育て世代。専業主婦、共働き、育休などなど…多種多様な選択をしていますが、不思議なことに、それぞれ少しずつ「分かるわー!」という部分がありました。そして、マザーテレサの「世界平和のためにできること?まずは、家族を愛しなさい」という言葉を具現化したような作品でした。想像力を持って人に接しよう、と思います。
    ちなみに、自分が1番近いなー、と思ったのが、中谷さんです。残念ですが、、気持ち、分かりみが深すぎました。

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    2025年12月29日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    かなり面白かった
    「新しい法律ができた」と言う話を軸に
    ・AIに絡んだ近未来
    ・全く関係ない未来
    ・過去から法律ができたことにより、現代になる
    ・新しくできた法律の内容が分からない
    といった様々な進め方を楽しめた

    舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた

    〜特にお気に入り〜
    矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
    潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
    大沼紀子先生→一番好きだった。人を殺したらokな国(=SFちっく)が、人を殺しちゃ駄目になる(=現代)という逆転の流れ。斬新な視点から、現代を揶揄してて面白すぎた。
    五十嵐律人先生→過去から現代に。当たり前だけど憲法も作られたときがあったんだよなぁと。

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    2025年12月26日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ネタバレ

    どのお話も読みやすくて、すぐに完読。
    オイスター・ウォーズとホンサイホンベーが特に印象に残っていて、最後の結末にはひっくり返った。お酒は飲めても飲めなくても人生のエピソードの一つになる存在だなあって思った、そしてウイスキーや日本酒が飲みたくなった。

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    2025年11月26日
  • わたしの名店

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    これはいいものを読ませていただきました!
    読んでいて幸せになれる本。

    やっぱりおいしい食べ物にまつわるエッセイが大好き。
    28人の著名人が実在する名店の思い入れのあるメニューを紹介してくれていて、すべての作品からその食べ物への愛が感じられて最高でした。

    初めて読む作家さんも何名かいらっしゃって、この方の文章好きだな、他の作品も読みたいなと思える作家さんに出会えるのがアンソロジーの好きなところです。

    同じくポプラ文庫さんから出版されている
    『3時のおやつ』も読みたくなりました!

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    2025年11月23日
  • 対岸の家事

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    子育てしているか否かに関わらず、仕事に忙殺されている人にも刺さる本だと思う(私にはぶっ刺さった)。
    私には今のところ子供がいない。子供を持とうと思えば持てる環境にはある。母になりたいと強く思ったことは小さい頃からあまりなかった。大人になり慣れない会社員として毎日あくせく働く中で、出勤中にママチャリに子供を乗せて忙しそうに走り去るワーキングマザーを道で見ては、私には無理だな〜と思っていた。
    でも本来そんなことは子供を持つことの抑止力として働くべきではない。子供を育てることは大変だ。国の宝を育てている人が大変な思いをしないよう、もっと国は手厚い支援をするべき。

    あと、今職場ですんげー大変な状況にある私、自分ばかり、なんで私ばかり、と思ってばかりいた。中谷氏が追い詰められていく様子を見て、ひとりで追い詰められる前に周囲に助けを求められるようにならねばと思った。あと、忙しいと思っている人は勝手、という隣人の言葉で胸ドキッした。私じゃーん。自分偉いと思ってんじゃねーぞ。気をつけないと。

    あと、最後らへんの時間が沢山あることを楽しもう(うろ覚え)との主婦の主人公の言葉にもほっこりした。なんか日本だと、暇人食うべからず的な風潮ありません?暇でいいじゃんね。やりたいことやって周囲の人に尽くして。私も時間が沢山あることを恐れない人になりたい。

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    2025年11月17日
  • くらやみガールズトーク

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    訪れた人生の転機に伴い、周りから課せられる軋轢や抑圧。主に女性に起こるそのことは、よくあることと言ってしまえばそれまでだけれど、溜め込んだ鬱屈はどこへ行くべきなのか。現実に即しているのに、読むうちに現世と幽世の境目があやふやになってしまうような、独特の読み口の怪談短編集です。
    一番印象的なのは「花嫁衣裳」でした。ここでで描かれるのは、結婚。本来は誰にでも祝福されるようなことだし喜ぶべきことなのに、この不安と不快感は何なのでしょう。新生活というのが新しい自分として生きることなら、古い自分は死んだということのか。押しつぶされすり減っていく主人公の前に現れた怪異は恐ろしいのだけれど、どこかしら優しさも感じられました。そういえばその前の「鏡の男」の怪異もなんだか優しいんだよね。人間の方がよほど醜悪に思えます。
    一番怖いのは「藁人形」です。これはいわゆる怪異は登場せず、ひたすら人間の情念の物語で、どこまでも邪悪で救いようがありません。これと比べると、本当に他の怪異の優しさが身に沁みました。「ガールズトーク」のあの子たちすら可愛いとしか思えませんよ。
    ラストの「帰り道」にははらはらどきどきしっぱなしでした。迷い込んでしまった異世界から、少女は無事に帰れるのか。彼女が見た世界の不思議さも魅力的。謎の看板の数々が、センス良すぎでした。

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    2025年11月04日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    あまり期待していなかったが、意外と面白かった。小説に出てくる人の仕事のモーレツさはちょっと極端すぎるが、残業美徳の考え方とその真っ向の考えとが提示され、その時々でそれぞれの考えに共感しながら読み進められた。

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    2025年10月21日
  • 会社を綴る人

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    これだったら少しはできるかも
    を
    自分や周りが見つけて
    それを生かしていけるありがたさみたいなのを感じた。
    ラストの方の文章は、それまでのことが本当のことだったのかと思わせてくれるようなリアルさで。
    良い人ばかりではなかったのに、全員嫌いになれない魅力があるなと
    読後感はとてもよかった。

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    2025年08月14日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    「働くとは何か」、「会社とは何か」を改めて考えさせられる作品です。

    1つ1つの作業に制限時間を決めて取り組むことで、作業効率がアップする。 
    この手法は、自身も取り入れていこうと思う。

    私自身、「24時間戦えますか?」と古い考え方ではなく、「出来れば定時で帰りたい」という考えであることもあり、みんなを定時で帰らそうとする結衣はカッコいい。

    また、続編も読んでみたい。

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    2025年06月23日
  • ほろよい読書 おかわり

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    飲みたくなる!
    そんなに飲めないけど。「もう一杯おかわり」(続編の仮タイトル)には、ノンアルコールが登場⁈

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    2025年05月30日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    かつては自分も残業当たり前で、結衣のお父さんみたいな人でした。なので、分かる〜って所もあるけど、ストーリーにもあったように、多分、「不安」だったんだと思う。ストーリー展開が面白過ぎて、早く先を読みたくなってしまいました。憎い相手をただヤッツケてスカッとするのではなく、そういう人も含めて変わっていく展開が後を引きますね。

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    2025年05月15日
  • ほろよい読書 おかわり

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    前作より好みの一冊でした。

    青山美智子さんの『きのこルクテル』
    朱野帰子さんの『オイスター・ウォーズ』
    が特に好きな感じで楽しく読ませてもらいました。
    今まで興味を示したことが無かった日本酒が
    気になる存在になりました。
    いつか美味しいと感じる日が来るのか。。。
    ちょっとチャレンジしてみたくなりました。

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    2025年04月18日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    給料とは?働くとは?考えちゃいますね。定時で帰るという目的でも、もっと仕事をがんばろうと思わされちゃう私です。そんな昭和生まれの私は、やはり種田さんに憧れてしまう。残業してでも仕事ができる男になりたいと思ってしまいます。

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    2025年03月17日
  • 対岸の家事

    QM

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    可愛らしい表紙に惹かれて、読んでみたら想像の斜め上を行く内容。ほのぼの子育て日記、パパママの奮闘記課と思いきや、「専業主婦」と「家事育児」と「仕事と育児の両立」について本当に芯から考えさせられる内容だった。自分は専業主婦に対しては可も不可もなくという印象で、もちろん外で働く伴侶に代わって家のことをきちんと守っているのは尊敬に値するけど、本に出てくる人みたいに嫌悪や「甘えている」という感情を抱いたことはなかった。こんな風に思う人もいるのかと驚いたくらいだ。

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    2025年03月02日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    お気に入りの本です!
    会社勤めの厳しさをリアルに体験させてもらってる感じがして楽しいです。
    2人の結婚にはハラハラされられっぱなしでした。
    ユイちゃんのこれからが楽しみです!

    #アツい #ドキドキハラハラ #タメになる

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    2025年01月14日