朱野帰子のレビュー一覧
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購入済み
イタいくらいに共感
ドラマ化されたのに、ドラマは見逃したので
原作から
「こういう人、いるよなぁ」と思えていた内は
ともかく、段々と「うわっ、自分もこの人
と似たところあるわ」と思ってしまう展開もあ
り、中々刺激的。
そういうえぐ味と、それをあの手この手ではね
除けるに主人公に魅力を感じる -
購入済み
読んで良かった
とてもステキな一冊。
満員電車でおしあいへしあいで毎日嫌だけど、
これ読んでたら
周りの人だってきっと嫌だろーなこの状態、
っておだやかに思えた。
藤原みたいな駅員に会ってみたい(笑) -
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Posted by ブクログ
駅と鉄道が大好きだった弟を亡くした直は、鉄道会社に就職して駅員になります。弟が緊急搬送された日、直は最終面接のため東京駅の通勤ラッシュ時、気が動転して体調を崩し倒れてしまいます。彼女を助けてくれた五人の恩人を探し、恩返しをしたいのと、弟の気持ちを理解したい。その思いが彼女が駅員になった理由なのでした。
モンスタークレーマーや撮り鉄の存在、業務の厳しさなど、駅員のリアルな日常を味わえるお仕事小説である一方、たまたまトラブルに居合わせた恩人と再開するという「奇跡を起こす」べく駅員になって、結果恩返しするというのがファンタジーめいてるしご都合主義に感じてしまったのが残念です。直の教育係の藤原や、鉄 -
Posted by ブクログ
アンソロで読んだ朱野さんの小説が面白かったので著作を読みたくなり、ドラマ化されたという本作を購入しました。
専業主婦の詩穂、ワーキングマザーの礼子、育休パパの中谷など、立場の異なる子育て世代が現代の問題に揉まれながら生きる様子を描いた話です。
待機児童問題、超高齢化社会、男性の育休取得、子育てと仕事・家事の両立といった様々な問題。自分の生活ともリンクする部分が多く身に詰まる思いで読み進めました。
何かと軽視されがちな家庭と家事、そして育児。
わたしは専業主婦の経験はないものの、育休経験はあり、あの時の社会から隔絶されたようなとてつもない孤独感は今でも忘れられません。
それがずっと続く。家