朱野帰子のレビュー一覧

  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    こんなパワハラ企業どうにかなってしまえ!と思いつつ、どうやってやり込めるのかハラハラドキドキが止まらなくていっきに読んでしまいました。

    0
    2022年05月16日
  • 対岸の家事

    匿名

    購入済み

    タイトルがいい。
    家事育児、その大変さや重要さは親、兄弟姉妹だけじゃなく一番身近なはずの伴侶にさえ理解してもらえないこともあり、主婦(主夫)は孤独だと。日頃自分が感じてもやもやしていたものがこうもリアルに明瞭に字にして描かれ、そうそうと随所で共感しながら一気に読めた。詩穂の母が遺した一言「これは仕返しなのかしらねえ」がずんときた。母もそうだったのかな、自分も今そうなのかなと。最後、父親に会いに行く詩穂はエラいし、やっぱり優しいな。

    0
    2022年12月28日
  • 海に降る

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    深海に興味がありつつ知らないことだらけだったので、興味深い内容ばかり。
    いろんな生物の名前が出てくるので、たびたびスマホで画像検索してはおお、となったりしながら読んだ。
    深海ということに限らず、仕事の上で技術を継承していくことの難しさや重要性についても考えさせられる内容だった。
    ストーリーとしては出来すぎでしょと思わないでもなかったが、まあ小説だし上手くいきすぎぐらいでちょうど良いのかな。

    0
    2021年10月16日
  • 駅物語

    Posted by ブクログ

    駅にまつわるそれぞれの人の想い、ストーリーがあることを改めて気付かせてくれる本。

    ゆっくり時にグサッと心に訴えかけてくる言葉もあり、一気に読めた。
    この本を読みながら、自分は仕事に対してこういう裏側のことまでしっかりと想像を巡らせているのか、自問自答することもあった。
    また、普段駅を利用していて、駅員の人たちに質問はしても、その人たちの顔や声をしっかり覚えているのか、自分もこの小説の中のその他大勢の人のようになっていないか、考えさせられる本だった。

    駅を通して、それぞれの人たちの心にスポットを当てた感動と深い思慮を与えてくれる本。

    0
    2021年01月18日
  • 駅物語

    Posted by ブクログ

    温かい気持ちになれた1冊。気がついたら、駅員として奮闘する主人公を応援していた。今日もどこかの駅で、素敵な物語が生まれているのだろうか。そう思った。

    0
    2020年07月17日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

    Posted by ブクログ

    序盤では「マイナスイオンの商品を買いがちな友人やその1歩手前の友人(どちらも文系)にオススメしたいなあ」と思いつつ読んでいましたが自分にも賢児の押し付けがましい部分があることに気付かされたり他にも学びがあったので理系の人にこそ読んでほしい作品だなと思いました。

    0
    2020年05月18日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

    Posted by ブクログ

    8人の作家による本をめぐる物語。切り口が各人各様、装丁の話もあり、作品を生み出す基本エッセンスあり etc。電子書籍が増えてきたけど、やっぱ手に取る本がいいわと感じさせてくれた一冊。本は誰かに届けられる。本は電子書籍に比べ、より沢山の人の気持ち、技術が結集され生まれるを実感。それにしても最近の本はアニメのような絵が表紙を飾るようになったなぁともおばさんは感じた一冊。

    0
    2020年01月19日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

    購入済み

    イタいくらいに共感

    ドラマ化されたのに、ドラマは見逃したので
    原作から

    「こういう人、いるよなぁ」と思えていた内は
    ともかく、段々と「うわっ、自分もこの人
    と似たところあるわ」と思ってしまう展開もあ
    り、中々刺激的。


    そういうえぐ味と、それをあの手この手ではね
    除けるに主人公に魅力を感じる

    0
    2019年11月23日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

    購入済み

    わたし、定時で帰ります。

    今、テレビドラマになっている事も有り読み始めましたが、非常に面白く
    一気に読み切ってしまいました。

    0
    2019年04月24日
  • 駅物語

    R

    購入済み

    読んで良かった

    とてもステキな一冊。
    満員電車でおしあいへしあいで毎日嫌だけど、
    これ読んでたら
    周りの人だってきっと嫌だろーなこの状態、
    っておだやかに思えた。
    藤原みたいな駅員に会ってみたい(笑)

    0
    2018年03月23日
  • 海に降る

    Posted by ブクログ

    作中にあるように、宇宙関係に比べたらやっぱ地味な印象で、よく存じ上げておりませんでした深海業界。

    主人公を序盤に広報課にやったり、素人新入社員なんかを登場させて、それを通してさりげなーく読者に業務内容や深海のコトなどをレクチャーしてくれる、と。
    おかげでよくわかりました。ありがたい。

    深ーい深海の中の孤独感とか、大自然の前での人間の非力さなど、すごく実感。

    ラストの超巨大なナニはちょっとアレだけど、たしかに何がいてもおかしくないのだな。
    すごいぞ深海!

    0
    2015年12月03日
  • 海に降る

    Posted by ブクログ

    深海に降る雪
    わたしたちは未知なるものを尊いと思う
    宇宙という未知 深海という未知
    地球の多くを占める海
    わたしたちはその海の半分も知らない
    海洋ロマンと一言で表すにはもったいない

    物語の中で人が生き
    現実とリンクしながら
    未知なる希望を与えてくれた

    深海6500
    かっこいいなぁ

    0
    2015年11月09日
  • 海に降る

    Posted by ブクログ

    「海に降る」

    やっぱり本て素晴らしい!
    私をいろんなところに連れて行ってくれる!

    今回は、深海の世界!
    有人潜水探査船のパイロットのお話し。

    人間がこの船に乗っていけるのは深海6500まで。
    まだ、約その倍は深海が続いている。

    未確認の生物はまだまだたくさんいて、食べ物のないこの深海では同種の生物が一生巡り合わないくらいの神秘に溢れています。

    驚いたのがパイロットは、宇宙飛行士は何百人といるけど、この有人潜水探査船のパイロットはたった数十名しかいないこと。

    楽しかったなぁ。あまりに飲めめり込んで息苦しくなったよ!

    0
    2015年10月29日
  • 対岸の家事

    Posted by ブクログ

    育休中のときのことも思い出すし、いま働きながら子育てしている姿も重なるし、いろんな人に感情移入ができておもしろかった!

    0
    2025年12月05日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    隙間時間に読みやすい短編だけど、しっかり読み応えのある話ばかり
    突拍子もない法律と思いきや、腑に落ちるものがよかった。

    0
    2025年11月21日
  • 対岸の家事

    Posted by ブクログ

     専業主婦をめぐって、人はどうしてこんなに対立したり、嫉妬したり、悩んだりしてしまうんだろう。それは、誰もがそこにコンプレックスやトラウマを抱えているから…
     詩穂の半径1キロぐらいの徒歩の生活圏のことだけを描きつつ、現代日本の世界の大半を映し出しているかのようなリアリティ。家事と育児を1人で担わされがちな現代日本の女性たちと、その隣りや周りにいるすべての人に共感させ、身の回りの人たちとの繋がり方を考えさせてくれる、じんわりととてもいい小説だった!

    0
    2025年11月15日
  • 対岸の家事

    Posted by ブクログ

    子育て世代真っ只中の自分だからこそ、わかりすぎて辛いシーンもちらほら。女の人のドロっとした嫉妬がグルグルしていて、お互いのことを牽制し合って…。子どもがいてもいなくても、働いてても働いてなくても、みんなか生きづらい。

    0
    2025年11月10日
  • 駅物語

    Posted by ブクログ

    駅と鉄道が大好きだった弟を亡くした直は、鉄道会社に就職して駅員になります。弟が緊急搬送された日、直は最終面接のため東京駅の通勤ラッシュ時、気が動転して体調を崩し倒れてしまいます。彼女を助けてくれた五人の恩人を探し、恩返しをしたいのと、弟の気持ちを理解したい。その思いが彼女が駅員になった理由なのでした。

    モンスタークレーマーや撮り鉄の存在、業務の厳しさなど、駅員のリアルな日常を味わえるお仕事小説である一方、たまたまトラブルに居合わせた恩人と再開するという「奇跡を起こす」べく駅員になって、結果恩返しするというのがファンタジーめいてるしご都合主義に感じてしまったのが残念です。直の教育係の藤原や、鉄

    0
    2025年11月04日
  • 真壁家の相続

    Posted by ブクログ

    「わたし、定時で帰ります。」が面白かったので読みました。相続のドロドロした話だと思っていたら、登場人物それぞれにいろいろ立場や側面があるけれど、最後は思いやりのあるよい終わり方だと思いました。私も主人公の母のように良く考えて決断したいです。

    0
    2025年11月03日
  • 対岸の家事

    Posted by ブクログ

    アンソロで読んだ朱野さんの小説が面白かったので著作を読みたくなり、ドラマ化されたという本作を購入しました。

    専業主婦の詩穂、ワーキングマザーの礼子、育休パパの中谷など、立場の異なる子育て世代が現代の問題に揉まれながら生きる様子を描いた話です。

    待機児童問題、超高齢化社会、男性の育休取得、子育てと仕事・家事の両立といった様々な問題。自分の生活ともリンクする部分が多く身に詰まる思いで読み進めました。

    何かと軽視されがちな家庭と家事、そして育児。
    わたしは専業主婦の経験はないものの、育休経験はあり、あの時の社会から隔絶されたようなとてつもない孤独感は今でも忘れられません。
    それがずっと続く。家

    0
    2025年11月03日