朱野帰子のレビュー一覧

  • 会社を綴る人

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    ネタバレ

    普通の仕事はまったくできないが唯一得意な「書くこと」「読むこと」で次第に会社で自分のやるべきこと、居場所を見つけていく紙屋くん。
    一方、仕事はできるのに会社の旧態依然とした社風や古参社員への不満をブログであげつらっては閲覧数を稼ぐことで承認欲求を満たす榮倉さんとの対比が面白い。
    ともに同じ「会社を綴る人」でありながら方向性がちがうのだ。特に榮倉さんは紙屋くんのことをなかなか認めることができない。自分がやりたくてもできなかったこと=文章の力で会社の人を動かすことを、見下していたはずの紙屋くんがやっているからだ。
    終盤、榮倉さんは紙屋くんへの嫉妬心に気づく。そして彼を認め、これまでの自分を後悔する

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    2022年09月18日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    こんなパワハラ企業どうにかなってしまえ!と思いつつ、どうやってやり込めるのかハラハラドキドキが止まらなくていっきに読んでしまいました。

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    2022年05月16日
  • 対岸の家事

    匿名

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    タイトルがいい。
    家事育児、その大変さや重要さは親、兄弟姉妹だけじゃなく一番身近なはずの伴侶にさえ理解してもらえないこともあり、主婦(主夫)は孤独だと。日頃自分が感じてもやもやしていたものがこうもリアルに明瞭に字にして描かれ、そうそうと随所で共感しながら一気に読めた。詩穂の母が遺した一言「これは仕返しなのかしらねえ」がずんときた。母もそうだったのかな、自分も今そうなのかなと。最後、父親に会いに行く詩穂はエラいし、やっぱり優しいな。

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    2022年12月28日
  • 海に降る

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    面白かった。
    深海に興味がありつつ知らないことだらけだったので、興味深い内容ばかり。
    いろんな生物の名前が出てくるので、たびたびスマホで画像検索してはおお、となったりしながら読んだ。
    深海ということに限らず、仕事の上で技術を継承していくことの難しさや重要性についても考えさせられる内容だった。
    ストーリーとしては出来すぎでしょと思わないでもなかったが、まあ小説だし上手くいきすぎぐらいでちょうど良いのかな。

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    2021年10月16日
  • 駅物語

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    駅にまつわるそれぞれの人の想い、ストーリーがあることを改めて気付かせてくれる本。

    ゆっくり時にグサッと心に訴えかけてくる言葉もあり、一気に読めた。
    この本を読みながら、自分は仕事に対してこういう裏側のことまでしっかりと想像を巡らせているのか、自問自答することもあった。
    また、普段駅を利用していて、駅員の人たちに質問はしても、その人たちの顔や声をしっかり覚えているのか、自分もこの小説の中のその他大勢の人のようになっていないか、考えさせられる本だった。

    駅を通して、それぞれの人たちの心にスポットを当てた感動と深い思慮を与えてくれる本。

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    2021年01月18日
  • 駅物語

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    温かい気持ちになれた1冊。気がついたら、駅員として奮闘する主人公を応援していた。今日もどこかの駅で、素敵な物語が生まれているのだろうか。そう思った。

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    2020年07月17日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    序盤では「マイナスイオンの商品を買いがちな友人やその1歩手前の友人(どちらも文系)にオススメしたいなあ」と思いつつ読んでいましたが自分にも賢児の押し付けがましい部分があることに気付かされたり他にも学びがあったので理系の人にこそ読んでほしい作品だなと思いました。

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    2020年05月18日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    8人の作家による本をめぐる物語。切り口が各人各様、装丁の話もあり、作品を生み出す基本エッセンスあり etc。電子書籍が増えてきたけど、やっぱ手に取る本がいいわと感じさせてくれた一冊。本は誰かに届けられる。本は電子書籍に比べ、より沢山の人の気持ち、技術が結集され生まれるを実感。それにしても最近の本はアニメのような絵が表紙を飾るようになったなぁともおばさんは感じた一冊。

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    2020年01月19日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    イタいくらいに共感

    ドラマ化されたのに、ドラマは見逃したので
    原作から

    「こういう人、いるよなぁ」と思えていた内は
    ともかく、段々と「うわっ、自分もこの人
    と似たところあるわ」と思ってしまう展開もあ
    り、中々刺激的。


    そういうえぐ味と、それをあの手この手ではね
    除けるに主人公に魅力を感じる

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    2019年11月23日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

    購入済み

    わたし、定時で帰ります。

    今、テレビドラマになっている事も有り読み始めましたが、非常に面白く
    一気に読み切ってしまいました。

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    2019年04月24日
  • 駅物語

    R

    購入済み

    読んで良かった

    とてもステキな一冊。
    満員電車でおしあいへしあいで毎日嫌だけど、
    これ読んでたら
    周りの人だってきっと嫌だろーなこの状態、
    っておだやかに思えた。
    藤原みたいな駅員に会ってみたい(笑)

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    2018年03月23日
  • 海に降る

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    作中にあるように、宇宙関係に比べたらやっぱ地味な印象で、よく存じ上げておりませんでした深海業界。

    主人公を序盤に広報課にやったり、素人新入社員なんかを登場させて、それを通してさりげなーく読者に業務内容や深海のコトなどをレクチャーしてくれる、と。
    おかげでよくわかりました。ありがたい。

    深ーい深海の中の孤独感とか、大自然の前での人間の非力さなど、すごく実感。

    ラストの超巨大なナニはちょっとアレだけど、たしかに何がいてもおかしくないのだな。
    すごいぞ深海!

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    2015年12月03日
  • 海に降る

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    深海に降る雪
    わたしたちは未知なるものを尊いと思う
    宇宙という未知 深海という未知
    地球の多くを占める海
    わたしたちはその海の半分も知らない
    海洋ロマンと一言で表すにはもったいない

    物語の中で人が生き
    現実とリンクしながら
    未知なる希望を与えてくれた

    深海6500
    かっこいいなぁ

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    2015年11月09日
  • 海に降る

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    「海に降る」

    やっぱり本て素晴らしい!
    私をいろんなところに連れて行ってくれる!

    今回は、深海の世界!
    有人潜水探査船のパイロットのお話し。

    人間がこの船に乗っていけるのは深海6500まで。
    まだ、約その倍は深海が続いている。

    未確認の生物はまだまだたくさんいて、食べ物のないこの深海では同種の生物が一生巡り合わないくらいの神秘に溢れています。

    驚いたのがパイロットは、宇宙飛行士は何百人といるけど、この有人潜水探査船のパイロットはたった数十名しかいないこと。

    楽しかったなぁ。あまりに飲めめり込んで息苦しくなったよ!

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    2015年10月29日
  • 新しい法律ができた

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    総勢25人の作家による、1行目は「新しい法律ができた」から始まる物語集
    始まりは同じなのに全て全く違う話ばかり
    私は「ルパちゃん」「Touch law if you can」「魔法罪」「もう、ディストピア」「ありがとう、虎太郎」が特に好き
    1つの言葉からこんなにもの分岐点が

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    2026年01月04日
  • 対岸の家事

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    audible⭐︎
    多部未華子のドラマを観て原作も気になり聴いた。
    私も主婦の時、同じように迷い…孤独…になった。
    その時の心情を思い出すと心がキュッと締め付けられた。
    子供を産んだあとの母親は、働き方や過ごし方の選択肢があるようにみえるけど、人1人を育てるという事は簡単なことではない。常に悩みも絶えない。

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    2025年12月29日
  • 対岸の家事

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    ひと世代、ふた世代前は圧倒的に専業主婦のが多かったのに、今は働くママが当たり前で。
    親世代には総合職で働きながら子育てする人なんてほぼいなくて、メンターになるような人がいない中で必死で仕事と育児を両立している人は本当に頑張っていると思う。だけどそれが偉いのかってなると話は別で、現代はただ選択肢が増えただけ、という考えが世間に広まるといいのかなと思った。
    女性も男性も、働くか働かないか、子を産むか産まないか、子育てや家事に専念するかしないか、選べる時代ってだけて、なにが当たり前とかいう考えは良くないなって思った。

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    2025年12月25日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」からはじまる物語の短編集。今っぽい話から、未来の話、法律にまつわる歴史的な瞬間まで、同じ一言からここまで広がるのかと面白かった。

    私は特に五十嵐律人さんの第二次世界大戦後の日本国憲法に関する話が好きだった。

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    2025年12月23日
  • 駅物語

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    毎日通り過ぎる駅だが日本の定時運行は努力の結果だし、毎日奇跡があるんだなあと思う。人身事故も珍しいことではないが、駅員や運転士の負担は大きさを改めて感じた。

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    2025年12月22日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    いろんな作家さんの作品を読めて楽しかった。
    いくつか心に残るものがあったけど、特に「ネーミング」と「革命夜話」は強い印象。
    前者はこれから先こういうことは実際に起こりそうだなと感じたし、後者はこれから先法律がどう揺らいで行くのかなと不安を覚えた。
    いろんな味が楽しめて、読めて良かった。

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    2025年12月20日