朱野帰子のレビュー一覧

  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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     黄色と黒が勇気の印だった時代、その頃の働き盛りは時間を気にせず働いた。昆虫の世界でも、安全の世界でも黄色と黒は危険を示す色合いだ。それを手にする心境はもはやワークハイ中毒状態なのかもしれません。24hの文字をあちらこちらに目にするのを違和感なく感じてきたのは、今では異常だったと思う。
     他人の苦悩など気にも留めない残党は、少子化の後押しもありまだ組織に縋っている気がします。老害が自覚され物言える管理職が社会を担うにはもう少しでしょうか。
     ストーリー展開の要素には、働きすぎや苦楽の落差が生む家庭への影響や健康面への影響、恋愛・結婚など多岐にわたる多面的な状況も読み取れました。
     続きがあるよ

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    2024年04月13日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    転職し仕事がキツ過ぎる毎日、自分の気持ちのままのタイトルに惹かれ、これだ!と購入、あっという間に速読。仕事をすることをこんな風に文字化され共感の嵐、極端な場面もあるが、ワークライフバランス大事。
    この初版は平成31年2月。5年前の景色だから、少し違和感あるかなーと読む前躊躇したけど、全く。
    会社の変化のあゆみは遅くとも、新しく入ってくる人で、会社の新陳代謝も進むのかな。初版から5年進んだようで、今はまだまだ進んでないなーと読み終わったときのまず感想。そうだ!会社のために自分があるのではない、自分のためにこの会社でありたい。(平成かなり前半入社のわたしより)

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    2024年04月03日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    やはり爽快感あるストーリー
    今では絶対許されない強烈な場面もあるけど、今も以前も色んなタイプの人が職場にはいるわけで、少しずつでもわかり合い、分かち合い、以前より更に互いを寛容に受け入れる心の隙間は必要だなと感じました。受け入れることによって見えてくることも多いよなと。
    番外編含め、結衣、晃太郎のやりとりは大好き、最終場面、種田さんの行動力はやっぱり素敵(^^)
    こんな思わぬ行動力を発揮する人に会いたい!と幸せいただきました。
    2人ばかりでなく、登場人物のたくさんの情熱をいただき、最後の志帆さんのあとがきまで読んで、マルっとお守りのかたまりだと思いました。
    やっぱり次も読もう笑

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    2024年04月03日
  • くらやみガールズトーク

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    女性が主人公のほの暗い話の短編集。
    ひとつひとつが短くて読みやすい。
    「花嫁衣装」
    花嫁衣装が白いのは、一度死んで、婚家の人間として生まれ変わるという意味があるから。女性が姓を変えるのが当たり前の時代。でも、それまで一緒に生きてきた苗字を捨てていく作業は、自分が死んでいくように感じる。なんだかそのモヤモヤな当たり前は、変えていきたいところだと思う。

    「藁人形」
    呪の藁人形。恋は人を変えると言うけど、この短編は恋に狂わされる女性が多く描かれており、本作の主人公もそのひとり。


    「獣の夜」「子育て幽霊」
    子育ての壮絶さというか、母が命を削って子育てをしているのだなと感じる。

    「変わるために死

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    2024年03月21日
  • 会社を綴る人

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    ネタバレ

    只のエンタメ小説として楽しもうと思っていましたが、営業として意外と参考になることがありました。
    プレゼン資料は話す人に合わせて作ってあげる必要がある。話し慣れている人と慣れていない人では、資料も変えたほうが良い。私は話し下手な方なので、プレゼン資料は読み上げるだけで成り立つものにしたほうが良いのだなと感じました。

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    2024年02月29日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    自分の時間も大事にしようと思えて、メリハリつけて働けるようになった気がします😊
    上司にいてほしい主人公!続編も気になる〜

    #スカッとする #憧れる

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    2024年02月20日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「仕事っていうんは、もしかしたら、命なんか懸けなくてもできるんじゃないか。
    そっちのほうがずっとエキサイティングで難しくて、挑みがいのあるゲームなんじゃないかって。」

    絶対に定時で帰る主人公が上司や後輩のミスから定時では帰れなくなり
    最後には徹夜漬け。
    わたしも最近残業対策を言われるようになって、仕事の効率化を意識し始めたところだけど、うだうだ仕事して残業増えるより、集中力や効率化を高めて定時で帰る法が自分のためにもなるのかな、とか思ったり。
    上記の言葉も身に染みた。

    仕事だけでなく、私生活とリンクしていて仕事のやり方って家庭や生き方に繋がってくるのかなとかいろいろ考えさせられました。

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    2024年02月04日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    相変わらず面白かったです。
    働き方改革が叫ばれる中、仕事の遅い奴ばかり時間外を稼ぐという矛盾を感じながら仕事してるので主人公の潔さは気持ちいいですね。
    コンペで勝った後のお話にも言及されていたら、もっとよかったと思います。
    職場のみんなに読ませたい小説ですね。

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    2024年01月31日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    単行本は既読済み。
    番外編目当てでこちらも読みました。

    晃太郎ってホント不器用で受け身。相手結衣じゃなかったら結婚無理でしたね。
    Apple Watchからの視点が斬新でした。何だかんだ上手くいってるみたいでホッとしました。

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    2024年01月30日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    シリーズ2作目

    新人の甘露寺くんが、
    ぶっ飛びすぎてびっくり。

    新人で面倒を見ろと言われたら
    絶対に途方に暮れてしまう。

    他の登場人物もみんなキャラが強すぎる。

    今回はクライアントが
    超全時代的な体育会系の会社で
    一緒に仕事をしたくない…

    今時そんな会社はないと思いたいけど、
    ⚪︎ック⚪︎ーターなんかは、
    体育会系ではないけど、
    上に逆らえないとかの部分は、
    似たようなものだったのかも。

    結衣も頑張っていて
    最終的には結果オーライでしたが
    今回は多少空回り気味だったかも。

    自作も出ているようなので、
    ポチろうかな。

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    2024年01月11日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    初の朱野 帰子作品。絶対定時で帰りたい会社員・東山 結衣が、部下を潰すと噂のブラック上司に反旗を翻す、働き方に悩む全ての人に捧げる痛快お仕事小説❗予想以上に面白かったです。

    「残業するのは仕方ない」とどこか言い訳をしている自分がいるようで、読み終えたあと正直少し恥ずかしい気持ちになりました❗


    また、結衣の同僚達や上司もどこにでも居そうな人ばかりで、働くとはどういうことなのか?と深く考えさせられた作品です。何はともあれ、読後は前向きにさせてくれる、オススメお仕事小説です♫

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    2024年01月02日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    賃上げという、今とてもホットな話題を
    テーマにした物語だった。

    といっても、理由が生活残業打破という
    理由なのだが。

    働く会社員としては、あーなるほどなー
    と思うことばかり。
    会社の言いなりになるだけではなくて、
    自分を会社に売り込む。
    そんなことができるまでの能力があったら
    なー。笑

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    2023年12月28日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    スピーディーで楽しい。
    けれども、登場人物は、ルーティンに溺れず、1週間7日、頭をフル回転させて、次に何をなすべきかを考えている。体力モンスターみたい。

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    2023年12月16日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    入社2年目、メーカーの工場勤務のとき100時間以上の残業をしたことがあったが、死ぬかと思った。転職してからは残業はほぼなし状態!

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    2023年12月10日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    「わたし、定時で帰ります」第三弾。
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    定時で帰る。
    給料も上げる。
    そのために、
    戦え。
    -------------------------
    これ、本当に。

    私も残業ありきの会社から転職して、
    現在はほぼ残業なしで帰宅していますが、
    その分年収は大幅に下がりました。苦笑
    そして冬の賞与額を知り、
    絶望していた時に手に取った一冊です。

    小説のなかで、
    私が直面している悩みに対し、
    どう解決して物語が展開していくのか。

    前作から久しぶりに読んだため、
    登場人物のキャラクターを思い出すのに
    少し時間がかかりました。苦笑

    時間内にしっかり仕事を

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    2023年12月10日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    自称大型ルーキーの甘露寺くんがいい味出しています!
    なかなかこう上手くはいかないんじゃない?とも思うけど、テンポよく楽しく読めて元気をもらえます。

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    2023年11月08日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    信じられないぐらいのパワハラと性差別的発言ばかりで、途中辛くなった。体育会系のノリって怖い。
    一作目よりも恋愛話が多くて、そっちが楽しかった。

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    2023年08月14日
  • 会社を綴る人

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    文字を、文章を書くことの小ささを自覚していて、それでも書かずにはいられない「ものかき」の端くれとして、主人公・紙屋さんの奮闘ぶりが心地よいやら歯痒いやら。
    欲を言うともっと紙屋さんの文筆エピソードを読みたかったなあ。

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    2023年07月27日
  • 駅物語

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    特に電車にも興味はないけど、朱野帰子さんの本を前に読んで面白かったので、手に取りました

    朱野さんの本はやっぱり面白い
    すぐに引き込まれました

    若菜直がどうして駅員になったのか
    5人の恩人

    同僚
    いろんな角度から駅にいる人たちを観察できる本です

    駅員さんたちの苦労も知れて、安全に毎日運行してもらっていることに感謝しなきゃと思いました!

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    2023年06月27日
  • 会社を綴る人

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    仕事が出来なくても、自分にできることを一生懸命やろうとする紙屋さん(仮)の姿に元気を貰いました。
    渡邉さんのように「お金のため」と言いつつも自分の仕事にプライドをもって取り組んでいる人、実は多いんじゃないかなあと思います。

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    2023年04月27日