朱野帰子のレビュー一覧

  • ほろよい読書 おかわり

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    甘いカクテルの様な恋愛話から、復讐心を燃やしたお酒の話やら一気に重たいお酒に絡む話と熱燗に詳しくなるかもしれない居酒屋の話まで酔っていないけど色々満喫できました。

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    2025年01月06日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    ドラマ化納得!ちょうどいいテンポ感ですぐ読めた。仕事を何のためにするのか考えられる。家に帰りたくない人もすぐ帰りたい人の気持ちもわかる。

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    2024年12月28日
  • 海に降る

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    しんかい6500で海棲爬虫類に遭遇する女性コパイロットのお話。
    風水で、竜は〈陽〉の極まれしものとされている。〈陽〉の気が大地に充満した時、竜は現れる。

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    2024年12月25日
  • 駅物語

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    たくさんの人が行き交う駅には同じストーリーを持つ人なんていないし、一瞬でも交わることが奇跡だと思う。当たり前にある駅で同じ日常がないと改めて思えた作品だった

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    2024年11月01日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    今度の敵は生活残業。
    どこの企業にもある問題。
    そして、自分に対する評価のことも。
    最終的には本人が何を大事にするか、なんだけど。
    関係ないけど気になるのは、この給料でこの生活レベルって、おかしくない?

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    2024年10月22日
  • 会社を綴る人

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    特にこれといった劇的な展開が待っているわけではないけど、自分なりの正義を貫く紙屋さんの姿は個人的に好き。現実の世界で出来なさそう、みたいなことも思いつつ、ただそれって自分の偏見だよなーとも感じた。
    ライバル女性の卑屈な面は、何でそうなってしまうんだろう、という疑問と、現代はそうなっているのかもしれない、という懸念の二つを抱いた。もしかしたら著者から読者へ、もっと自分に自信を持って良い、という愛の溢れたメッセージなのかもしれない。

    わたなべさんみたいなおじさんは、印象としては意地悪でパワハラとかしてきそうなのに、よく飲みに連れて行ってなんだかんだで面倒見が良いところが一番好きかもしれない。

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    2024年09月27日
  • わたしの名店

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    稲垣えみ子さんお目当てで読みました。
    他の方々のエッセイも大変面白く、思わぬ収穫でした。
    ここに出てきた店の鍋焼きうどん、メーヤウ、ピネライス…食べてみたい。

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    2024年09月22日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ネタバレ

    青山美智子さん、朱野帰子さん、一穂ミチさん、奥田亜希子さん、西條奈加さんによる、お酒をテーマにしたアンソロジー。

    青山美智子さんの、きのこルクテルを読みたくて。

    どの作品もとてもおもしろくて好きだった。


    青山美智子さんのきのこルクテル
    下戸のライターと取材先のバーの店員とのお話。

    最初の一文にすごく惹かれた。
    どう展開していくんだろうとわくわくした。
    言葉の力ってすごいなと思った。こういう風に言葉の力を使っていきたい。
    そしてラストの文。そうきたか!と思った。
    最初と対になってるのがいい。

    きのこの栽培、楽しそう。


    朱野帰子さんの オイスター・ウォーズ
    なにやら秘密を抱えている

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    2024年09月22日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    *差別的CMでネット炎上したスポーツウェアメーカー「フォース」。ウェブ運用を勝ち取るコンペに参加した東山結衣だが、彼らは定時で帰ることをモットーとする結衣に怠け者の烙印を押し、「下請けだから」と時代錯誤な横暴を繰り返すパワハラ企業だった。対等に仕事しようと奔走する結衣だったが、トラブルメーカーばかりの新 人教育も請け負うことになってしまい……。大人気シリーズ第二弾*

    前作同様読みやすいし面白いけど、同じくらい、いやそれ以上にイライラするし、状況がわかり過ぎて心が削られます。

    が、前作と続けて読むと、その痛みが少しマシになる気がします。
    なぜなら、結衣と晃太郎のラブラブエピソードがきゅんきゅ

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    2024年09月19日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    いきなりですが、次の二つの質問にお答えください。

     問1) あなたは、『定時』に帰ったことがありますか?

    どんな会社でも始業時刻と終業時刻は定められています。あなたの賃金は所定労働時間に働いた分を補償するものです。終業時刻が過ぎたらその場に一分たりとも止まる必要はないはずです。であれば、この質問にYes以外の答えはないはずです。

    さて、この一ヶ月間を振り返ってみて、あなたは『定時』に会社を後にしたでしょうか?
    
    では、次にまいります。

     問2) あなたは、『下請けは頭下げてなんぼだ』と思いますか?

    どのような業種であっても『元請け』と『下請け』という関係性は必ず存在します。

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    2024年09月09日
  • 駅物語

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    表紙の東京駅のイラストが素敵すぎて、
    さらに著者が朱野さん、
    帯のコメントが良き!
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    駅に行き交う人々が起こす温かな奇跡。
    通勤通学がもっと楽しく好きになる!
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    東本鉄に新卒入社した若菜直(わかな なお)は、
    東京駅に配属される。
    改札やホームで駅員さんとして勤務する。

    個性豊かな面々と四苦八苦しながら研修で経験を積んでいるが、若菜が東本鉄に入社したのは訳があって…

    毎日大勢の人たちが行き交う駅で、
    事故のないように列車の到着を受け入れ、
    数分の誤差もないように列車を送り出す。

    目的地に急

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    2024年08月16日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    お仕事小説は面白い!
    残業当たり前が美徳になることはいけない!勤務時間内でパフォーマンスを上げれる人こそ有能。憧れるべき存在だと、内省した。ただ、人間は社会的動物でもある。周囲と上手にやっていくためにもバランスは大事なんだけど、そこがまた難しいとも考えさせられた。
    また、戦時下や、復興期の仕事観はえげつないなと感じた。(島耕作を読むと楽しそうではあるが笑)
    がむしゃらに奔走する主人公はかっこいい。元婚約者の弟もかっこいい。

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    2024年08月16日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    前回とは異なる定時退社の敵。
    チームのキャラも立っていて、大袈裟過ぎないあるある感に、楽しく読めた。

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    2024年08月05日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    キレイごと過ぎない感じに読ませる。
    仕事に絡むときの人々の嫌な(ダメな)部分を描くのがすごく上手い。それぞれのキャラが本当にまわりにいそう。

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    2024年07月17日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • わたしの名店

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    ネタバレ

    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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     つい最近の話題で、あちこちの地域の長の方々がカメラの前で釈明会見をして職を辞する姿を見ました。ハラスメントへの認識の甘さと警戒感を改めて意識させられるご時世だと感じさせられます。
     前作ではどちらかというと身内の立場の問題でしたが、今回はカスタマー側の封建的な構造が話題の中心でした。野球は、古くから国技にも匹敵するほど国民が好きなスポーツであるからか、グラウンドでの実力が人の格差を生み年功序列を創り出す。何故か下級の自意識があると、従う以外の選択肢を失ってしまう。過去の悪しき構造を今の世代に教えてくれたシリーズがこの作品でしょうか。
     新人の隠れたポテンシャルをも描いてくれていて、時代がもつ

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    2024年05月12日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    1作目が面白くて、すぐに2作目にも手を伸ばしてしまいました。こういう困った取引先や新人、確かにいるわ…と思ってしまうような痛快で面白いストーリー。楽しく読ませて貰いました!

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    2024年04月28日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    2人の不器用な関係も好き、大好き。
    会社との戦いもストーリーも面白かった!これこそ!今取り上げるドラマじゃないでしょうか。
    年収、賃金、生活残業とIT化の効率化の流れ、そして物価高、税金も保険負担もどんどん膨れ上がり、手取りは全く増えない今現在、十分に身に詰まる内容。今もまだまだ過渡期、変化を受け入れられないお局もいる、古き時代の武勇伝を今も声高に押し付ける昭和もいる、タイパを望む若者たちもいる、時代の変化をドラマ化して欲しいなー。

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    2024年04月26日