朱野帰子のレビュー一覧

  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    1よりもかなり個性的なキャラが多い。色んな感情が沸いてイライラする部分もありますが、小説ってそうじゃなきゃ感情移入できないし面白くないと思います。後半になるほどページを捲る手が止まらなくなる。
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました
    科学を動かしているのは金だ。途方もない金額を誰が稼ぐんだろう。科学者は研究で忙しい。天から降ってくるわけじゃないことはたしかだ。あの作文から消し去った科学者という職業のかわりに、なにを書き入れたらいいか、賢児はもうずっと前から思いあたっていた。商人。ドラゴンクエストにも出てくる職業。たいした呪文も使...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    シリーズ第二弾!
    いや、もうパワハラっぷりがあり得なさすぎて怒りしかない!

    トラブルメーカーの新人たち。桜宮の発言も地味にチクチク神経削ってくるし、厳しい状況のコンペも控えて、自分が結衣の立場だったらと思うと頭がいたい。
    思うようにならない現実に苦しんだり、理不尽に憤ったり、不甲斐なさに自己嫌悪に...続きを読む
  • 駅物語
    東京駅を舞台に描かれる駅員さんと人々のお話。正直鉄道にあまり興味がなく、完読できるか不安だった。が読み始めるとどんどん引き込まれて、電車がメインというよりは人間模様のリアルさに感動!
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    今回も、結衣がカッコ良くてスカッとしました!正義感強くて、会社の仲間を守ろうとする姿が素敵過ぎる。
    前回同様、歴史を絡めている所も面白かった。

    個人的に甘露寺くんの話し方がツボで、自信満々なかんじ嫌いじゃない。
    仲良くしたいけど、話し方が伝染しそうだなと心配になりました。

    ここまで大袈裟じゃない...続きを読む
  • マタタビ潔子の猫魂
    おもしろかったですよ。

    背景には、働く女性を取り巻く理不尽な環境、人間関係があります。
    人間関係には同僚の女性はもちろん、わかっていない上司がいます。
    もっと言うなら、不安定な働き方を推進した小泉純一郎、竹中平蔵がいます。
    (ほんと、くずだ。。。)

    理不尽だな、と思っても言えないとストレスがたま...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    ドラマで主人公・結衣を吉高由里子が演じていたので小説を読んでも彼女を思い浮かべてしまう。ところが、そのイメージがピッタリとハマっているのだから不思議。
    本作はドラマでも扱われたパワハラ企業フォースの案件を扱ったもの。ドラマでは登場しないキャラや話の展開があったりで、ドラマを観ていた人間でも十分楽しめ...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    お仕事小説に恋愛模様プラスちょっぴり家族問題特に横暴な父親対策。体育会系のパワハラの凄さ、それに立ち向かう結衣と晃太郎はじめ個性派のチームのメンバー。忠臣蔵をバイブルに脳内で妄想とともに作戦を練るところ、なかなか面白かったです。
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    管理職という立場で定時で帰ること
    これってどの会社でも難しいことだよなと思う
    日本の課題

    2になって、晃太郎と結衣の関係によりキュンとする
    違う性格だからこそ一緒にいようとする2人
    それこそ人生より豊かになる選択だと思う
  • 本をめぐる物語 一冊の扉
    本の話だから、まあ予想がつくけど、と侮っていたら、結構いけた。凸凹はあるが。今まで読んだことのなかった作家のものが新鮮でよかった。この作家、読んでみようかという気にさせる。
    中田永一「メアリー・スーを殺して」この小説自体がメアリー・スーぽいがなあ。
    宮下奈都「旅立ちの日に」期待したけどねえ。手抜き。...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    「24時間戦えますか?ビジネスマン~」
    というCMを子供のころ見ていたが、
    今思うと、とてつもなく怖い呪いのような歌だと思う。

    最近読書をする余裕がなかったなか、久しぶりに本屋で書籍を購入したなかの一冊です。

    今作は『わたし、定時で帰ります。』の第二弾。

    スポーツウェアメーカー「フォース」の
    ...続きを読む
  • 駅物語
    私も鉄道会社に就職したかったのですが、採用がない時代でした。でもいま思うとこのくらいの覚悟がないといけないんだから、就職できなくてよかったです。人の安心安全を守る仕事は、大変です。毎日感謝して電車に乗っています。
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)
    差別的CMでネット炎上したスポーツウェアメーカー「フォース」。
    ウェブ運用を勝ち取るコンペに参加した東山結衣だが、彼らは定時で帰ることをモットーとする結衣に怠け者の烙印を押し、「下請けだから」と時代錯誤な横暴を繰り返すパワハラ企業だった。対等に仕事しようと奔走する結衣だったが、トラブルメーカーばか...続きを読む
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました
    科学者の友人が、よく「マイナスイオンって何なの?」と美容家電にツッコミを入れていたから、この本のタイトルを見て興味が湧き、さっそく読みました!科学的な専門用語がバリバリ出てくるのかと思ったら、そんなことはなく…とても読みやすく面白かった!読後感とっても良かった!
  • 本をめぐる物語 一冊の扉
    短編集。以下気になったタイトル

    メアリー・スーを殺して(中田永一)…二次創作小説を書く女の子と、その小説の中に顔をのぞかせるメアリー・スーとの向き合い方について

    砂に埋もれたル・コルビュジェ(原田マハ)…認知症で徘徊癖のある父と世話をする娘の話。あとがきで本を埋める話について読み、考えるところが...続きを読む
  • 駅物語

    奇跡の起こる場所

    コロナ渦でも動き続けている電車を見て、選んだ作品。
    働く人の大変さがわかる、お仕事本。
    というだけてなく、沢山の人が行き交う場所だから生まれる人間物語。
    実は自分、隠れ鉄オタかもと思えてくるくらい、駅に行って電車に乗りたくなりました。
  • 海に降る
    ラジオドラマがきっかけで、小説版を読みました。
    深海の描写が印象的で、映像で見てみたいと思わせてくれます。
    NHKスペシャルでの深海特集ぐらいでしか、知識がなかったので、この本を通して、色々と知れました。

    朱野さんの作品を働く女性を主に描いていて、かつ生き生きとエンタメ性も取り込みながら読みやすく...続きを読む
  • 駅物語
    駅での乗客と駅員のふれあいと悩みが交差するお話
    優等生の主人公が弟のことで後悔をかかえる反面、お世話になった人に恩返しをしようと頑張ります
    みんな誰かしら支え合っていることがわかります
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました
    タイトルに惹かれて+わた定が好き、ということで購入。自分は営業ではないが、やりたくない仕事をやらされる時どのように信念を通すか?ということを考えさせられた。主人公の姉の出産もテーマの1つとなっており、非科学的な助産院の言葉(母乳信仰など)はとてもリアルだった。女性は特にスピリチュアルなものに飛びつき...続きを読む
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました
    自分の主義に反するものを貴方は売れますか?
    帯の言葉に惹かれて読みはじめた。

    科学が大好き、宇宙開発に憧れる青年が美容家電部署に飛ばされ、似非科学と戦うお話。正論を主張すればするほど、周りとの関係は悪化してしまってハラハラしながら読み進めた。

    私は職場の話よりも、実家での家族との描写が印象的だっ...続きを読む