朱野帰子のレビュー一覧

  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    1は未読ですが、ドラマを見ていたので2から読みました。本作は、差別的CMで炎上し、社内ではパワハラが横行する問題企業・フォースのweb制作コンペに参加するところからはじまる。
    ドラマ版は現実味のあるストーリーに調整されていたが、原作はキャラクターもストーリーも癖が強くあまりリアリティがなかった。甘露寺ほどぶっ飛んだ新人いないし(いるのか?笑)、中小企業とはいえそこそこの規模の会社の社長が一社員にそこまで肩入れしないし、「定時で帰る」という物語の根幹となる部分も、主人公の頑張り次第で会社の制度が守られるというのは現実離れしていると感じた。
    ドラマ版の結衣には共感できたが本作ではあまり共感できず。パワハラやセクハラの描かれ方もなんとなく古い感じがした。しかし種田さんは向井理さんの印象を引きずっているのでかっこよくて(笑)、3も読んでみたくなる。

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    2024年02月18日
  • わたしの名店

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     名店にまつわるエッセイ集。それぞれの著名人にとっての「わたしの名店」が紹介されている。全国にまたがっているが、ほとんどは東京。どこもおいしそうだったが、とくに早稲田のカレーと佐賀の餃子に惹かれた。

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    2025年12月07日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    こんな風に働けたらいいな、
    こんな風になれたらいいな、とは思うけど♡
    実際環境が厳しいよね。
    業界にもよるのかな!
    ゆいは出産後はどう働くんだろう…
    続編が気になる☆彡

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    2023年12月26日
  • わたし、定時で帰ります。3―仁義なき賃上げ闘争編―(新潮文庫)

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    202311/小説の世界だから…と思う人もいると思うけど、これが唯一の正解でもないし、この物語から各自が何をどうくみ取って生きていくか。希望がもてる物語はいい。

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    2023年12月23日
  • 駅物語

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    新人駅員の若菜直が、働く目的としていた5人の人物にあうことで、それぞれの人生の分岐点を作ったり、直の成長に繋がったりするお話。

    きちんとした駅員さんが、物語の中では、砕けたやり取りをして、個性の強い人間性でぶつかり合って、感情を優先した行動をして、と人間が行う仕事だからこそのドラマが面白い。

    特に首都圏の主要駅の駅員さんの何が大変かということが詰まっていて、普段利用している電車が正確に発着し、何気なく利用できる有難みを改めて感じた。

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    2023年12月09日
  • 会社を綴る人

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    アサラー男子で何も出来ない紙屋。
    正社員の働き口を探している最中に派遣先を首になり、なんとか内定をもらったのは製粉会社だった。
    家族は父母共に有名所で、兄も海外で活躍している。
    自分だけが仕事も出来ず、周りに迷惑を掛けてばかり。
    就職出来た製粉会社でも、ミスばかりで後始末に手間を掛けさせてばかりで、何もしないでくれと言われる始末。
    ただ、紙屋は文章を書くのを得意としており、それには自信があった。
    それを評価され、少しずつ自信がついてくる。
    そして、紙屋の長所は正直過ぎるところ。
    自分の出来るところで、自分の居場所を見つけていく。

    2023.12.3

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    2023年12月03日
  • くらやみガールズトーク

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    ライフステージが変わる度に、元の自分は死んでいく……結婚、出産、子育て、介護。
    経験してることは殆ど無い(失恋のみ)なのに心に刺さるので、経験者だともっと心にくるんだろうと思います。
    「鏡の男」と「花嫁衣装」の描写がキツくて読むのを諦めそうになりましたが、「獣の夜」「子育て幽霊」が圧巻でした。あんまり大きく出るのは好きじゃないけど、老若男女読んで欲しいこれ。。。ここの4篇だけでも。
    ラストの「帰り道」もしみじみ良かった。良い話だ…と思ったらラストそうきたか…。びっくりだけれど彼女は強く生きていくだろうな。
    思ってたより怪談話でした。しんといけれど面白かった。

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    2023年10月16日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    本がテーマのアンソロジー。
    私は原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」が断然良かった。
    作者のあとがきにこの話が柳宗理さんの体験談を聞いて書いたということが記されていてなおのこと心に沁みました。
    自分の命が危ないというそんな中で、私なら何をするかなと考えてしまった。
    この本だけでも助かって欲しいと思えるほどの本と出会えるなんて素晴らしいなと思った。

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    2023年09月21日
  • くらやみガールズトーク

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    女性を主人公にした8つの短編集。
    どこにでもあるような女性にまつわる話だが、視点を変えると背筋がゾクっとなる怖い話になる。
    自分ではあまり気にならないことが、気になる人には気になるし、譲れないところでもあるんだなと思った。
    女性って、我慢する生き物なんだろうな。

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    2023年08月22日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ▶「メアリー・スー」という言葉を初めて知りました。でも、どんな作品にもメアリー・スーは影を見せてると思うし彼女がいなければその作品は面白くなくなるのでは? とも思ったり。▶小路幸也さんの「ラバーズブック」はスッキリとしていて気に入りました。▶宮城あや子さんの「校閲ガール」は主人公のキャラが楽しかったです。▶表紙カバー絵は片山若子さん。この方の絵は好きです。SF作品の『たったひとつの冴えたやり方』や、米澤穂信さんの『小市民シリーズ』なんかで気になっていました。カバー絵買いの対象の一人です。

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    2023年06月02日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    本をテーマにした短編集。
    どの物語も短いながらも、本が好きな気持ちに溢れていて、読んでいて楽しくなります。
    小路幸也さんの「ラバーズブック」が特に好きです!
    亡くなった人の代わりに、彼が遺していった本に旅をさせてあげたいというカフェのお母さんの温かい気持ちに心動かされます!

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    2025年12月21日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    非科学的な圧力、宗教的な圧力で人生が曲がった
    主人公の非常識な生き方を納得させる目的の小説
    読者には冒頭から解答を示す方が面白い(´・ω・`)

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    2023年03月13日
  • 真壁家の相続

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    法律を専攻する女子大生のりんが主人公。
    父親が出て行った家庭で母親がパートをしながら祖父の介護をしていた。その祖父が亡くなり、祖父の遺産相続をめぐって仲の良かった親族が揉め始める。
    介護や遺産相続といった誰もが直面する問題。
    どろどろしたところもあるストーリーだったが、結末のバタバタとコミカルな感じは好印象だった。

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    2023年03月06日
  • 会社を綴る人

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    文章を書く以外に能のない紙屋くん(仮名)が、なんの因果か入社できてしまった製粉会社で、文字の力により問題をやんわりと解決していくお話。
    話事態は悪くないのだが、想像以上に地味な展開に耐え難い。

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    2023年02月10日
  • 会社を綴る人

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    劇的に面白い訳ではないのだが、実際は星4あげたいぐらい良い話。

    自信をなくしてる人にオススメ!

    通常業務が何もできない主人公が、人生の中で唯一誇れる事。それは、中学時代に取った佳作の読書感想文。
    そんな主人公が、奇跡的に会社に入社し自分のたった一つの才能を活かし会社の中を変えていく話。

    相手がどんな風にすれば読んでくれるのか、自分よがりではなく相手に伝えるためにはどの様な文章を作るのか、整えるのか。 

    そこが上手く描かれているのが、この本の魅力の一つだと思います。

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    2023年01月27日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    タイトル通り、一冊の本、もっと言うと、主人公たちにとっての大事な「一冊目の本」との出会い、一冊の本で繋がる人間関係、なんかが軸にあるアンソロジー。さすがは「ダ・ヴィンチ編集」といった感じ。すでに知ってる話もあったが、原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」・小路幸也「ラバーズブック」がお気に入り。その本に出会った時に置かれている自分の状況によってその本に抱く感情は当然変わってくるが、自分にとって運命の一冊とはなんだろうか?

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    2023年01月14日
  • 会社を綴る人

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    ブク友様のレビューから気になって手に取った1冊。
    来年は"言葉"にすごく縁のあることをする予定で、文章も言葉の力を発揮できる1つだと思い読んでみた。
    なるほど勉強にもなったし、作中の紙屋と榮倉さんのその先とかも気になって楽しく読めた。
    紙屋のような同僚と接する機会が多い私にはさほど違和感なくスっと本に入れたけど、イライラしてしまう人もいるのかなと思った。
    仕事がバリバリ出来たり、どんなとこでも順応して働けることも才能だけど、文章だけで人の気持ちを動かせる才能も素晴らしいし羨ましい。
    やっぱり"言葉の力"ってすごいな。
    単なる社内メールだとしても、人の心を動かせるような文章、言葉を操れる技を身につけたい!

    こちらの作品と出会わせてくださったブク友様に感謝\( ´ω` )/

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    2022年12月28日
  • 会社を綴る人

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    文を書くことは、
    思いを伝えること。
    どうしても定型になるのは
    仕方ないんやけど、
    気をつけようと思う。

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    2022年12月17日
  • 会社を綴る人

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    「私、定時で帰ります」の作者のお仕事もの。
    30過ぎても、仕事が出来なさ過ぎて、派遣の仕事もすぐにクビになってしまう主人公の紙屋(仮名)。
    そんな紙屋が、昔読書感想文コンクールで佳作を取ったことだけを取り得に、転職エージェントの協力を得て、製粉会社の総務部の仕事に決まる。
    しかし、コピーもちゃんと出来ない、頼まれた仕事も1日がかり・・・そんな彼に与えられた使命は「仕事をしないこと」
    普通に働いている人からすれば、転職の動機も仕事の出来なさもイラっと来ること100%。
    しかし、紙屋は開発部で働く榮倉さんのブログに触発されて、定例の文書で済むメールも「どのような文章ならば、みんな協力してくれるだろう?」と考えるようになる。
    その文章を考えるのに、半日とか、実際に同僚にいたら、「勘弁してくれ」と思うが、自分でふと振り返って、そんな風に考えて業務用のメールを書いたことが、この数年あっただろうか?と考えさせられる部分も。
    タイトルだけ見て、単純に社史を編纂する物語だと思っていたので、正直文章しか取り柄のないダメなアラサー男子の物語なのは、がっかりなんだけど、ラストまで読んで、何だかほっこりしてしまった自分がいた。
    「文章」たかが「文章」
    だからこそ、受け取った人に少しでも響く文章を書くことを意識することで、ほんの少しだけど、誰かの何かを変える魔法になるかもしれない。

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    2022年12月12日
  • 会社を綴る人

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    本屋の平積みで面白そうで購入。
    終盤が少し残念な感じがした。もっと皆んながどうなったか知りたい。
    社史を載せるのは新しいけど、あの情報を載せるなら、他の人の未来を綴って欲しいなと。
    でも、文章の進め方とかは、好きな文章運びで、また今度読んでみよう、っと。

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    2022年10月22日