【感想・ネタバレ】わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

体育会系のノリのパワハラが一番嫌いなので、読んでいて苦しくなりました。飲みの席でのイジリを愛情だと勘違いしてる上司に読ませたい。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごい面白かった〜!!でも読んでる間は胃がぐるぐるしました。パワハラもセクハラもほんと勘弁してほしい。
限られた時間で策を考えて相手を説得できるゆいちゃんはほんとえらい。フォースも風間も本当に気持ち悪い。傷ついたり逃げたりしながら立ち向かっていけるゆいちゃんにすごくパワーがもらえる一冊でした。あと王丹ほんと何者。
でも定時に帰る管理職ってほんと今の社会風当たり強そうで負けないでほしい。この辺り変えないと管理者になりたいって人が減るよね…
ラストの種田さんの思い切りの良さはめちゃわらいました、幸せになってほしい笑
3巻も楽しみです!

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2023年04月10日

Posted by ブクログ

こんなパワハラ企業どうにかなってしまえ!と思いつつ、どうやってやり込めるのかハラハラドキドキが止まらなくていっきに読んでしまいました。

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2022年05月16日

Posted by ブクログ

1作目に続き、大抵の登場人物がなかなかに酷い描写で始まるが、どの人もそれになってしまうような背景を抱えているのが憎みきれないところ。

まるで仕事が出来ない新人から、会社クラッシャーと呼ばれていた新人まで、色々なキャラがいるが彼らの抱えているものを見てみると面白いものが見えてきたりする。

今回のパワハラ企業に相当する受注先の会社も1人のドンにみんながどう立ち向かうかという話に最後にはなった。それ以前もなかなかにひどい過程がありはしたのだが。

このような登場人物がいるなかで主人公の結衣と晃太朗はとても正反対でありつつもとても強い芯の持っている人達で凄いなと素直に思わせてくれる。定時で帰ることを達成しようともがくものの、マネジャー職に昇格したことで増加した業務量に圧倒され相手の企業から理不尽な目にあいつつも、自身の逆境に打ち勝つ姿に勇気づけられる。こんな会社があるのか、と目を疑いたくなるのだがあまり本筋ではないと思うので深くは考えないでおく。


色々と書いたが、一気に読めた本で、個人的にはお気に入りの1冊になると思う。

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2021年06月28日

Posted by ブクログ

仕事は大事。だけれども過去に残業のしすぎで体や家庭を壊した人たちをよく知っている結衣は定時で退社を大切にしている。それは管理職になっても変わらないこと。

結衣にたくさんたくさん共感できる。

頭の中でのイメージはドラマで演じていた向井理と吉高由里子で。
結衣と晃太郎のハッピーエンドが最高、嬉しい。
今後の続きが楽しみ。

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2021年04月26日

Posted by ブクログ

ドラマで主人公・結衣を吉高由里子が演じていたので小説を読んでも彼女を思い浮かべてしまう。ところが、そのイメージがピッタリとハマっているのだから不思議。
本作はドラマでも扱われたパワハラ企業フォースの案件を扱ったもの。ドラマでは登場しないキャラや話の展開があったりで、ドラマを観ていた人間でも十分楽しめるものだった。
特に、忠臣蔵の話を絡ませたのは秀逸。忠義を尽くし、仇討ちしようとする武士道の精神と、現代社会の働き方との対比・類似性みたいなものは面白いし、考えさせられるものだった。
さらに続編があるみたいだからそれも読みたい。

1
2021年06月27日

Posted by ブクログ

 つい最近の話題で、あちこちの地域の長の方々がカメラの前で釈明会見をして職を辞する姿を見ました。ハラスメントへの認識の甘さと警戒感を改めて意識させられるご時世だと感じさせられます。
 前作ではどちらかというと身内の立場の問題でしたが、今回はカスタマー側の封建的な構造が話題の中心でした。野球は、古くから国技にも匹敵するほど国民が好きなスポーツであるからか、グラウンドでの実力が人の格差を生み年功序列を創り出す。何故か下級の自意識があると、従う以外の選択肢を失ってしまう。過去の悪しき構造を今の世代に教えてくれたシリーズがこの作品でしょうか。
 新人の隠れたポテンシャルをも描いてくれていて、時代がもつ潜在的な可能性をさりげなく気にさせて頂いたのも嬉しい点だと思いました。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

1作目が面白くて、すぐに2作目にも手を伸ばしてしまいました。こういう困った取引先や新人、確かにいるわ…と思ってしまうような痛快で面白いストーリー。楽しく読ませて貰いました!

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

やはり爽快感あるストーリー
今では絶対許されない強烈な場面もあるけど、今も以前も色んなタイプの人が職場にはいるわけで、少しずつでもわかり合い、分かち合い、以前より更に互いを寛容に受け入れる心の隙間は必要だなと感じました。受け入れることによって見えてくることも多いよなと。
番外編含め、結衣、晃太郎のやりとりは大好き、最終場面、種田さんの行動力はやっぱり素敵(^^)
こんな思わぬ行動力を発揮する人に会いたい!と幸せいただきました。
2人ばかりでなく、登場人物のたくさんの情熱をいただき、最後の志帆さんのあとがきまで読んで、マルっとお守りのかたまりだと思いました。
やっぱり次も読もう笑

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

相変わらず面白かったです。
働き方改革が叫ばれる中、仕事の遅い奴ばかり時間外を稼ぐという矛盾を感じながら仕事してるので主人公の潔さは気持ちいいですね。
コンペで勝った後のお話にも言及されていたら、もっとよかったと思います。
職場のみんなに読ませたい小説ですね。

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2024年01月31日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目

新人の甘露寺くんが、
ぶっ飛びすぎてびっくり。

新人で面倒を見ろと言われたら
絶対に途方に暮れてしまう。

他の登場人物もみんなキャラが強すぎる。

今回はクライアントが
超全時代的な体育会系の会社で
一緒に仕事をしたくない…

今時そんな会社はないと思いたいけど、
⚪︎ック⚪︎ーターなんかは、
体育会系ではないけど、
上に逆らえないとかの部分は、
似たようなものだったのかも。

結衣も頑張っていて
最終的には結果オーライでしたが
今回は多少空回り気味だったかも。

自作も出ているようなので、
ポチろうかな。

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2024年01月11日

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スピーディーで楽しい。
けれども、登場人物は、ルーティンに溺れず、1週間7日、頭をフル回転させて、次に何をなすべきかを考えている。体力モンスターみたい。

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2023年12月16日

Posted by ブクログ

自称大型ルーキーの甘露寺くんがいい味出しています!
なかなかこう上手くはいかないんじゃない?とも思うけど、テンポよく楽しく読めて元気をもらえます。

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2023年11月08日

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信じられないぐらいのパワハラと性差別的発言ばかりで、途中辛くなった。体育会系のノリって怖い。
一作目よりも恋愛話が多くて、そっちが楽しかった。

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2023年08月14日

Posted by ブクログ

パワハラ、セクハラ、こんなにあるのだろうか…。一般企業で働いたことのない私は、ただただ慄くばかりです。でも、熱意を持って人にぶつかり、戦っている登場人物たちに、心から拍手です。

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2023年02月27日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目
今回は前時代的な価値観を押し付けてくるクライアントからの受注コンペのお話

結衣も管理職になり、「定時で帰る管理職」という存在で会社のイメージを打ち出したい社長と、裁量労働制に戻したい他の役員との相違
定時で帰る管理職で尚且つ数値目標も達成するという実績を作るため、新たな案件の受注は必須
急成長しているスポーツ用品メーカーのフォースはジェンダーやハラスメントに塗れたCMで炎上し、それまでWebマーケティングを委託していたベイシックとの契約を解除し、新たな委託先を探していた
体育会系のブラック企業であるフォースは、前時代的なパワハラやセクハラが横行しているが、そんな会社からの受注を取れるのかどうかなお話


追加の登場人物と既存の人の変化
甘露寺:結衣が中華料理屋でリクルートした新人。自称「大型ルーキー」だけど、その実態は言うことを聞かない問題社員。
桜宮:ベイシックからの転職。「女」を武器にしているように見えるが……
野沢:過干渉の母親を持つ新人。門限が19時、自分の意志がないように見えるが、実は……
加藤:将来に悲観的な新人。SNSの裏垢で仕事の愚痴をこぼす。
グエン:ベトナム出身の大学院生インターン
来栖:三谷と共に運用に異動。今でも結衣を慕っている様子

フォースの人たち
吉川:脳筋
竹中:トランス:
榊原:マウンティング:
藤堂:ダイナソー。広報部長。
草加:研究員
押田:広報担当役員。元高校球児。


前作の主題はインパール作戦だけど、今回は忠臣蔵
創作部分が多分に含まれるけど、なぜここまで日本人に支持されてきたのか?
浅野内匠頭はなぜ抜いたのか?大石内蔵助の板挟みな中間管理職っぷり。勇気を持って戦った方が大きな傷を負わなければならないのか?


結局は上司次第なところがありますからねぇ
会社の方針がどうあれ、まともな上司であれば部下は救われると思う


結衣に実績を作るために晃太朗が頑張っているけど
傍から見たら、定時で帰る管理職のしわ寄せが晃太朗に行ってるだけと思われるんじゃないですかね?
何にしても歪な組織に思える


それにしても、前作にも増してお仕事ファンタジーだな
フォースがここまで大きな会社になるとは思えないんだけど?
働き方もそうだし、商品の機能向上もなしに何でここまで売れてるんですかね?
ってか、こんな会社潰れてしまえばいいのに


あと、晃太朗の過去が判明
某大学のアメフト部の事件みたいに、監督は直接指示しているわけじゃないところがいやらしい
これだから体育会系は嫌い
そんな晃太朗の洗脳はいつになったら解けるんですかね?

それはそうと、「壁を蹴る」はウケた
あと、甘露寺のプレゼンや、社長が雇うと決めた理由とかもね
ハンターハンターのネテロ会長か?w

野沢さんの妄想っぷりもなかなか
でも、生モノの妄想を職場で晒すというのは、ある意味でハラスメントじゃねぇのか?w

桜宮さんに関してはミスリードにやられた
というよりは、物語の定番を意識しすぎた読み方をしてた



総評として
やはりフィクションとは言え、パワハラやセクハラなどの現場を見せられるのは気分が悪い
個人的には、そんなもの法的に正しい方法でばっさばっさ斬ってしまえばいいと思うんだけど、まぁ実際にそれをやっても被害者が叩かれるば場合もあるのが世間の風潮かもね

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2022年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結衣と晃太郎は今度こそ元鞘に収まりそうでよかった。忠臣蔵になぞらえたところはいまいちよく分からなかったが、フォースや新入社員の突飛さに笑えた。

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2022年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっとあからさまだけど、何故こんなにムカつく取引先の描き方が上手なのだろうか、と感心する

また何か癖が強そうなやつ、入社したし

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

1よりもかなり個性的なキャラが多い。色んな感情が沸いてイライラする部分もありますが、小説ってそうじゃなきゃ感情移入できないし面白くないと思います。後半になるほどページを捲る手が止まらなくなる。

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2022年01月25日

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シリーズ第二弾!
いや、もうパワハラっぷりがあり得なさすぎて怒りしかない!

トラブルメーカーの新人たち。桜宮の発言も地味にチクチク神経削ってくるし、厳しい状況のコンペも控えて、自分が結衣の立場だったらと思うと頭がいたい。
思うようにならない現実に苦しんだり、理不尽に憤ったり、不甲斐なさに自己嫌悪になったり。
働くって大変ですよね…。

種田さんとのやり取りは、脳内で向井理さんをイメージして楽しみました。
たまにはキュンとするのも良いなぁ♪

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2021年10月16日

Posted by ブクログ

今回も、結衣がカッコ良くてスカッとしました!正義感強くて、会社の仲間を守ろうとする姿が素敵過ぎる。
前回同様、歴史を絡めている所も面白かった。

個人的に甘露寺くんの話し方がツボで、自信満々なかんじ嫌いじゃない。
仲良くしたいけど、話し方が伝染しそうだなと心配になりました。

ここまで大袈裟じゃないけど、皆が抱えているような仕事や家族問題が散りばめられていました。
そして、改めて仕事って何だろうと考えさせられます。私は働いてきた中で、自分の能力や体力を痛感して、頑張り過ぎないと決めました。即戦力にはならないし、上司の期待には応えられないけど、敢えて肩の力を抜いてやることで冷静な判断が出来る気がする。

でも、結衣の働き方をみて、ひとりではなく、皆で協力しないと良い会社にはならないのだと考え直しました。
もしかしたら、今まで自分の事しか考えられていなかったかも。
信念があっても、色んな性格や働き方の人がいるから、思い通りには働けないのが現実。
一緒に働く人達のことも、よく考えなければ。
周りの人達がいるから、働けることに改めて感謝です。

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2021年07月21日

Posted by ブクログ

お仕事小説に恋愛模様プラスちょっぴり家族問題特に横暴な父親対策。体育会系のパワハラの凄さ、それに立ち向かう結衣と晃太郎はじめ個性派のチームのメンバー。忠臣蔵をバイブルに脳内で妄想とともに作戦を練るところ、なかなか面白かったです。

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2021年06月11日

Posted by ブクログ

管理職という立場で定時で帰ること
これってどの会社でも難しいことだよなと思う
日本の課題

2になって、晃太郎と結衣の関係によりキュンとする
違う性格だからこそ一緒にいようとする2人
それこそ人生より豊かになる選択だと思う

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2021年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「24時間戦えますか?ビジネスマン~」
というCMを子供のころ見ていたが、
今思うと、とてつもなく怖い呪いのような歌だと思う。

最近読書をする余裕がなかったなか、久しぶりに本屋で書籍を購入したなかの一冊です。

今作は『わたし、定時で帰ります。』の第二弾。

スポーツウェアメーカー「フォース」の
時代錯誤な労働体制と、
下請企業に対する扱いを含めた
パワハラ体制に立ち向かう、
(管理職になった)結衣の話です。

前作がドラマになっていたおかげで、
読書中の頭の中では、
結衣=吉高由里子、
晃太郎=向井理でした。苦笑

フォースの会社の場面は、
かなり誇張されていると思うが、
とにかく笑えない部分が多かった。

なぜなら私が働いている会社も似たようなトップダウン企業だから。
口ではきれいなことを言っていても、
学歴、性別、年齢でかなり扱いが変わることが多い。
特に小さい企業だからこそ、社長の考えひとつで大きく左右されることがある。

フォースが取り入れている裁量労働制も、
あそこまで振り切ってはいないが、
私が勤める会社も採用しており、
残業時間を無制限にするための装置のように扱われていることがある。

そしてフォースは従業員が立ち上がり、
会社に直訴しているが…
これも私は現職で社長に話したことがあるが、
「私は、このやり方でずっとやってきた。60を過ぎて今更変えられない」と言い切られたことを思い出す。
また反発した社員は次々に異動や降格となり、会社を辞めざるを得ない状況に追い込まれる姿も見てきている。

フォースも根幹から変えないと、
結局弾圧されて終わるのでは、と思う。

結衣も定時で帰る管理職として、
看板のように扱われ、
矢面に立たされることも多いなか、
チームメンバーとのやり取りを見ていて
ひやひやする場面が多かった。
私だったらどう言うかな?と考えて読むところが多かった。

社長の灰原のような人間がトップにいたら良いと思う。
自分を律するために結衣など、思い通りにいかない社員を重宝する。

時代は倍速の速さで動いているなか、
果たしてうちの会社は大丈夫なんだろうか、と
結衣たちの奮闘姿を見ながらも
自分自身の状況に重ね合わせて読んでいました。

現実は大変で辛いことや面白くないことばかりだからこそ、物語の中では、しっかり戦って、ちゃんと結末を迎えてほしい。
なので、終わり方は「おおお!そうなの!!!?」と思ったが良しとしています。笑

私も一緒に戦ってくれるパートナーがほしい。
(結局そこ。笑)

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2021年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東山結衣
ネットヒーローズ株式会社に新卒で入って以来、定時で帰る毎日を貫いてきた。サブマネジャー。
晃太郎とは二年前に分かれている。

種田晃太郎
マネジャー。甘露寺を教育していたが、心因性の蕁麻疹になる。結衣の元婚約者。

甘露寺勝
大学浪人と就職浪人を一年ずつ経て入社。結衣のいる制作チームに配属。大型ルーキー。

灰原忍
ネットヒーローズ株式会社代表取締役社長。IT業界の他社に先駆けて働き方改革を実施。二十時以降は社内の冷暖房を切り、入退室を厳密に記録するカードリーダーを設置、残業を週二十時間以内に抑えるよう管理職に命じた。

桜宮彩奈
結衣が教えていた新人。この会社の競合相手であるベイシックを三年で退職し、第二新卒としてネットヒーローズに採用された。

福永清次
結衣たちのチームの前マネジャー。メンタルの専門の病院に通院中。

諏訪巧
結衣の元婚約者。結衣が納期に追われている間、職場の後輩と浮気していた。ベイシックの営業部。

吾妻徹
結衣と同じチーム。

王丹
結衣が仕事帰りに寄る上海飯店の女店主。
中国語の翻訳を依頼している。

種田柊
晃太郎の九歳年下の弟。結衣が個人的に調査のバイトを頼んでいる。アカウント名〈愁〉。引きこもり生活はようやく脱したものの、再就職はしておらず、小遣い稼ぎのために調査を引き受けてくれる。

回鍋肉のおじさん
上海飯店の常連だった。回鍋肉定食を食べた後、会社へ戻り、あさまではたらいてなくなった。息子がフォースに就職した。常時臨戦態勢が社風の会社。

石黒良久
管理部。会社全体の案件予算、利益率、人員配置など、現場のパフォーマンスを見張る。結衣より年下の三十歳。創業メンバーでもあり、ゼネラルマネジャーにまで昇りつめている。「グロ」と呼ばれている。重度の砂糖中毒。

三谷佳菜子
真面目な性格で結衣と同い年。以前は同じチームにいたが、今は運用部に異動し、念願のチーフの座に就いた。

来栖泰斗
結衣が育てた新人。運用部に異動。容姿もよく、頭もいい。すぐ「辞めます」と言うことと、思ったことをすぐに口に出すことを除けば、将来を期待されている二年目。

大森高志
ネットヒーローズの営業部員。

のうきん
吉川。フォース社員。

トランス
竹中。フォース社員。

マウンティング
榊原。フォース社員。

風間
ベイシックの営業担当。

賤ヶ岳八重
結衣の二歳年上の先輩。女性初の役員になるのが目標。去年双子を産んだばかりで当分は焦らないことにした。

野沢花
賤ヶ岳に教育を受け持ってもらっている新人。

宗介
結衣の兄。父と折り合いが悪い。

ダイナソー
藤堂文康。フォースの広報部長。恐竜のように頬骨がゴツゴツと出ている。

バオ・グエン
ベトナム出身の留学生。二十三歳。三ヶ月のインターンとして確保。

フォースの研究員
草加。コンペで結衣に勝ってもらいたいと焚きつける。

風間寿也
ベイシックの営業部副部長。フォース担当。

劉王子
王丹の腹違いの弟。

押田陽義
フォースの役員。

加藤一馬
二十二歳。結衣のチームの新人の一人。賤ヶ岳の下につかせている。無難なタイプだが遅刻が多い。

八神蘇芳
人事が格差採用をしてでも採ろうとした学生エンジニア。

結衣の父

結衣の母

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

1は未読ですが、ドラマを見ていたので2から読みました。本作は、差別的CMで炎上し、社内ではパワハラが横行する問題企業・フォースのweb制作コンペに参加するところからはじまる。
ドラマ版は現実味のあるストーリーに調整されていたが、原作はキャラクターもストーリーも癖が強くあまりリアリティがなかった。甘露寺ほどぶっ飛んだ新人いないし(いるのか?笑)、中小企業とはいえそこそこの規模の会社の社長が一社員にそこまで肩入れしないし、「定時で帰る」という物語の根幹となる部分も、主人公の頑張り次第で会社の制度が守られるというのは現実離れしていると感じた。
ドラマ版の結衣には共感できたが本作ではあまり共感できず。パワハラやセクハラの描かれ方もなんとなく古い感じがした。しかし種田さんは向井理さんの印象を引きずっているのでかっこよくて(笑)、3も読んでみたくなる。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。
読みやすいので2日で読破。
ストーリー自体は変化球がなく、
進んでいくけど読み応えはあったかな。
3作目も読んでみよう。

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2022年04月19日

Posted by ブクログ

取引先の人の名前は出てくるけど、自社の人事は
「人事の女性」「人事の男性」のまま。
フロントで働く人にとってバックオフィスって
やはりそんなもんか...。

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2021年08月10日

Posted by ブクログ

前作は読んでいなかったけど、吉高由里子ちゃんが演じた実写版の連ドラの方は観ていました。

「わた定」は、ここ最近で最も好きなオフィスドラマ。
(ちなみに漫画編集者がテーマの「重版出来!」も同じくらい面白くて好き!)
こちらは、ドラマの続編のような内容。

WEB制作会社「ネットヒーローズ」で働く主人公、結衣は、過去、長時間労働により倒れたことを機に「必ず定時で帰る」というモットーを貫く。効率よく仕事を終わらせてアフター5はプライベートを楽しむ。
そんな彼女に、次々と試練が立ちはだかる。

結衣始め、晃太郎、賤ヶ岳センパイ、来栖くん、吾妻くん、三谷さん、桜宮さんらおなじみの面々も登場し、ファンとしては懐かしい気持ちに。

ドラマと違うところは、晃太郎、来栖くんのキャラ設定がちょっと変わっていたところ。
晃太郎は体育会系の「イエスマン」で、クライアントに下手に出すぎじゃない?と感じた。
ドラマ版(向井理くん)の方は基本は飄々としていて、クライアントに対しても堂々とした姿を見せており、ドラマの方が良かったかな。
来栖くん(泉澤祐希くん)は、小説版では2年目になっていて、口は減らないけど仕事ができるイケメンという設定になっていた。

率直な感想としては、ドラマ版が面白かっただけに、ハードルが上がり過ぎてしまっていたかな。
また、私も長く会社員をしていることもあり、「こんなこと現実あるかな?」とツッコミを入れたくなってしまう、というのもある。

今回の展開の主となる、パワハラ系クライアントのスポーツメーカー「フォース」との仕事の進め方に中盤からイライラしてしまった。
競合とのコンペを勝ち取るために、晃太郎始めネットヒーローズの社員たちはフォースの態度に疑問を抱きつつも商談を進めていくんだけど、こんな自分勝手で、取引先に対して横暴でセクハラもしてくるような人だらけの会社の仕事なんて、コンペ取れて嬉しいかなぁ?
コンペ取れた後も、絶対に嫌な気分で彼らと仕事をしなければならないし。

彼らの会社を根本から変えていこうと辛抱強く付き合っていった晃太郎たちは凄いと思ったけど、正直他の仕事も沢山抱える中で、フォースに時間も精神もかけすぎでは、と思わずにはいられなかった。
まぁここは小説だから過剰に書いたのだろうけど…。

と、多少ツッコミを入れたが、こちらも「わた定」続編として、改変を少しした上で、またドラマ放送してくれたらうれしい。
待ってるファンは結構多いと思う。

結衣の仕事への考え方は私も賛成。(結衣が自分の気持ちとは裏腹に、どんどん昇格していくのは不自然に感じてしまったけど)
命を削るまで仕事に身を捧げない。仕事は効率よく、だけど誠実に取り組む。そしてプライベートを大切にする。

「働き方」を改めて考えさせられる1冊。

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2021年06月30日

Posted by ブクログ

"定時で帰る"どころか…
マネジメントの悩み満載!

まさにハイパー!

管理職はこんな苦しい経験と、良くも悪くもいろんな人と関わりながら成長していくんだ!!

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2021年05月22日

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