朱野帰子のレビュー一覧

  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    ネタバレ

    科学を動かしているのは金だ。途方もない金額を誰が稼ぐんだろう。科学者は研究で忙しい。天から降ってくるわけじゃないことはたしかだ。あの作文から消し去った科学者という職業のかわりに、なにを書き入れたらいいか、賢児はもうずっと前から思いあたっていた。商人。ドラゴンクエストにも出てくる職業。たいした呪文も使えないし、力も弱い。子供たちからは役に立たないし、かっこわすいとさえ思われている職業。でも実社会ではそうではない。金の力が科学を支えている。金を稼ぐことができれば、科学の光をつくる道筋に参加することができる。

    目先の損失を恐れて、現場は都合の悪いことを隠蔽し、上層部は問題を過小評価する。それが事故

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    2021年11月09日
  • わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

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    シリーズ第二弾!
    いや、もうパワハラっぷりがあり得なさすぎて怒りしかない!

    トラブルメーカーの新人たち。桜宮の発言も地味にチクチク神経削ってくるし、厳しい状況のコンペも控えて、自分が結衣の立場だったらと思うと頭がいたい。
    思うようにならない現実に苦しんだり、理不尽に憤ったり、不甲斐なさに自己嫌悪になったり。
    働くって大変ですよね…。

    種田さんとのやり取りは、脳内で向井理さんをイメージして楽しみました。
    たまにはキュンとするのも良いなぁ♪

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    2021年10月16日
  • 駅物語

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    東京駅を舞台に描かれる駅員さんと人々のお話。正直鉄道にあまり興味がなく、完読できるか不安だった。が読み始めるとどんどん引き込まれて、電車がメインというよりは人間模様のリアルさに感動!

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    2021年08月22日
  • マタタビ潔子の猫魂

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    おもしろかったですよ。

    背景には、働く女性を取り巻く理不尽な環境、人間関係があります。
    人間関係には同僚の女性はもちろん、わかっていない上司がいます。
    もっと言うなら、不安定な働き方を推進した小泉純一郎、竹中平蔵がいます。
    (ほんと、くずだ。。。)

    理不尽だな、と思っても言えないとストレスがたまります。
    それを何とか(自分で思っていないところがこの本のおもしろいところ)解決していきます。

    超すっきり、というわけにはいかないですが、問題提起と、おかしいのは周り、ということが誰にでも明らかなので、後味はいいです。
    そういった意味ではウルトラマンみたいな感じですね、ドラマ向きかもしれません。

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    2021年07月21日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    本の話だから、まあ予想がつくけど、と侮っていたら、結構いけた。凸凹はあるが。今まで読んだことのなかった作家のものが新鮮でよかった。この作家、読んでみようかという気にさせる。
    中田永一「メアリー・スーを殺して」この小説自体がメアリー・スーぽいがなあ。
    宮下奈都「旅立ちの日に」期待したけどねえ。手抜き。
    原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジェ」ピンと来ない。
    小手鞠るい「ページの角の折れた本」さすが元詩人だけあって、描写が美しい。物語もいい。
    朱野帰子「初めて本を作るあなたがすべきこと」察してちゃんの夫への対応に苦労する主人公が面白い。
    沢木まひろ「時田風音の受難」官能小説家と編集者との対峙に笑っ

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    2021年05月06日
  • 駅物語

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    私も鉄道会社に就職したかったのですが、採用がない時代でした。でもいま思うとこのくらいの覚悟がないといけないんだから、就職できなくてよかったです。人の安心安全を守る仕事は、大変です。毎日感謝して電車に乗っています。

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    2021年04月02日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    科学者の友人が、よく「マイナスイオンって何なの?」と美容家電にツッコミを入れていたから、この本のタイトルを見て興味が湧き、さっそく読みました!科学的な専門用語がバリバリ出てくるのかと思ったら、そんなことはなく…とても読みやすく面白かった!読後感とっても良かった!

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    2020年07月19日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    短編集。以下気になったタイトル

    メアリー・スーを殺して(中田永一)…二次創作小説を書く女の子と、その小説の中に顔をのぞかせるメアリー・スーとの向き合い方について

    砂に埋もれたル・コルビュジェ(原田マハ)…認知症で徘徊癖のある父と世話をする娘の話。あとがきで本を埋める話について読み、考えるところがあった

    ラバーズブック(小路幸也)…アメリカ一人旅中の主人公が立ち寄ったカフェで巡り会う一冊の本について。短編だけど伏線のようなものがあっておもしろく、また「本をみぐる物語」というタイトルにぴったりな話だと思った

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    2020年07月04日
  • 駅物語

    購入済み

    奇跡の起こる場所

    コロナ渦でも動き続けている電車を見て、選んだ作品。
    働く人の大変さがわかる、お仕事本。
    というだけてなく、沢山の人が行き交う場所だから生まれる人間物語。
    実は自分、隠れ鉄オタかもと思えてくるくらい、駅に行って電車に乗りたくなりました。

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    2020年07月04日
  • 海に降る

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    ラジオドラマがきっかけで、小説版を読みました。
    深海の描写が印象的で、映像で見てみたいと思わせてくれます。
    NHKスペシャルでの深海特集ぐらいでしか、知識がなかったので、この本を通して、色々と知れました。

    朱野さんの作品を働く女性を主に描いていて、かつ生き生きとエンタメ性も取り込みながら読みやすく描いています。
    個性あふれる登場人物たちで、面白かったです。

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    2020年03月24日
  • 駅物語

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    駅での乗客と駅員のふれあいと悩みが交差するお話
    優等生の主人公が弟のことで後悔をかかえる反面、お世話になった人に恩返しをしようと頑張ります
    みんな誰かしら支え合っていることがわかります

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    2020年02月09日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    タイトルに惹かれて+わた定が好き、ということで購入。自分は営業ではないが、やりたくない仕事をやらされる時どのように信念を通すか?ということを考えさせられた。主人公の姉の出産もテーマの1つとなっており、非科学的な助産院の言葉(母乳信仰など)はとてもリアルだった。女性は特にスピリチュアルなものに飛びつきやすいと思われているのでそういったことを打ち出せば商売はやりやすいのだろうが…。
    朱野帰子のお仕事小説は共感しかないので今後も描いて欲しい。

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    2019年12月08日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    自分の主義に反するものを貴方は売れますか?
    帯の言葉に惹かれて読みはじめた。

    科学が大好き、宇宙開発に憧れる青年が美容家電部署に飛ばされ、似非科学と戦うお話。正論を主張すればするほど、周りとの関係は悪化してしまってハラハラしながら読み進めた。

    私は職場の話よりも、実家での家族との描写が印象的だった。母親が癌に効くサプリや健康食品にハマる。姉は完母に拘りすぎて怪しい助産院の助産師を信じる。
    似非医療を信じる人達の描写がリアル。

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    2019年12月06日
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

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    テレビドラマを見て、この作品を知りました。テレビドラマはこの小説の中の世界観をうまく引き出していたことがわかりました。また、ブラック上司の描き方はドラマの方が上手い気がします。小説の中では、ブラック上司はそれほどまでに「ブラックぶり」が振りまかれていないです。仕事やブラック上司、ブラック企業に成り下がる場の雰囲気の描写の仕方がもっと臨場感のあるように表現できていればもっと感情移入して読めたかもしれません。ストーリー展開を主人公の目線で追ってみると、全体的にとてもテンポの良い作品で読み応えがあります。続編も楽しみです。

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    2025年12月27日
  • 海に降る

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    なかなか面白かった。
    最後は小説的な感じがかとしだされていたけど、全体的にストーリーを楽しめた。
    海底への興味はあんまりないんだけど、科学者や少年たちは未知の生物に興味があるのだろうか。
    新種を知ってもなぁーっと思うけど、それ以上に興奮する未知の内容を知らない。
    宇宙以外に未知の領域を知りたいなら海底だな、

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    2019年04月26日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    今年最後の1冊にふさわしかった。宮下奈都さんの作品はさらりと読みやすい。原田マハさんの作品は短編だけども流石に深い。小路幸也さん人と人の繋がりと本とのつながりに安定感。中田永一さんのメアリー・スーを殺してが新鮮だった。

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    2018年12月31日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    本をめぐる物語というか、本に係わる物語って感じ。
    色んなかかわり方があるとは思うけれど、それだけでなく、
    本が出来上がるまでに、色んな人が関わっているんだと思ったら
    ますます本が愛おしくなります。

    アンソロジーは新しい作家さんとの出会いの場である。
    ましてや本関連のアンソロジーときたら、期待度大である。

    好きなのは、「メアリー・スーを殺して」
    話の流れから、どんな結末になるかと思ったら
    さすがの乙一氏ですね。
    ある意味、予想外で中田氏らしい終わらせ方でした。
    ちょっとしたきっかけで、人って変われるんだって思わせる。
    これは読後感がよいです(p^_^q)

    「砂に埋もれたル・コルビュジエ」

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    2016年12月01日
  • 超聴覚者 七川小春 真実への潜入

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    ネタバレ

    『海に降る』『駅物語』を面白く読んだので、この作品にも期待して読み始めました。遺伝子治療で老いても健康を損なわずにいられること、それによってより深刻になるかもしれない世代間格差(闘争?)が交差する話で、すぐに引き込まれていきました。面白かったです、ただ、重たいテーマに触れているので、消化不良に感じる面もありました。

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    2016年01月11日
  • 海に降る

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    WOWOWのドラマと全く設定が違ってビックリ。でも小説の方が良かった。知らないことばかりで興味深かったし。

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    2015年12月12日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ⚫メアリー・スーを殺して/中田永一(乙一)
    ⚫旅立ちの日に/宮下奈都
    ⚫砂に埋もれたル・コルビュジェ/原田マハ
    ⚫ページの角の折れた本/小手鞠るい
    ⚫初めて本をつくるあなたがすべきこと/朱野帰子
    ⚫時田風音の受難/沢木まひろ
    ⚫ラバーズブック/小路幸也
    ⚫校閲ガール/宮木あや子

    こういった本を読んでいつも思うのは、自分にとって新しい作家に出会える嬉しさ。
    といっても、今までは目当ての作家以外に1人2人いれば当たりだったが、今回は4人もいる。
    誰から手を出そうか。

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    2018年04月18日