朱野帰子のレビュー一覧

  • 海に降る

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    宇宙より近くにあるのに未だ人類が到達できていない深海と、そこにたどり着くための潜水調査船がテーマ
    深海生物についての会話シーンも多く、その独自の進化や生態について興味が湧く
    なぜ無人潜水船ではなく有人潜水船に乗るのか。深雪の苦悩を通して答えが見えてくると同時に、今もリアルで潜水調査船に乗って海へ潜って行く人たちがいると考えると、不思議な気持ちになる

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    2020年07月05日
  • 駅物語

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    「わたし、定時で帰ります。」の著者が描く駅を舞台としたお仕事小説。
    駅での出会いを描いた作品かと思いきや、若菜直と言う女性の駅員の成長の物語。
    東京駅に配属になった若菜直は、1年前に東京駅で倒れた時に助けてくれた5人の人を探す為に、内定の決まっていた大手企業から東本鉄への入社を決めた。
    最初は駅員の仕事にそれほど興味のなかった直だったが、鉄オタを隠して駅員になった同期の犬塚、見た目は派手だけど、実は努力家の同い年の由香子、ぶっきらぼうで少し乱暴な先輩・藤原たちと接するうちに、駅員としての自覚が生まれて来る。
    後半の駅員の人格を無視したSNSへの誹謗中傷などに傷つく様子などは、ここ数週間話題にな

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    2020年06月07日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」、沢木まひろ「時田風音の受難」、宮木あや子「校閲ガール」が好き。「初めて本を~」は一番身近な感じがした。「校閲ガール」は単行本の第一話なのかな。キャラのポテンシャルが収まりきっていない印象(良い意味で)。

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    2020年06月01日
  • 真壁家の相続

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    祖父・麟太郎の突然の死から話は始まる。麟太郎の孫で法学部の大学生・りんは、親族たちが集まった席で祖父の遺産の相続手続きを成り行きから引き受けてしまう。遺産といっても古い家とわずかな貯金しかないんだからと高を括っていたりんだが、麟太郎の隠し子だという青年・植田大介が現れると次第に話は紛糾し、仲良しだと思っていた真壁家の人々の相続をめぐる醜い争いが始まる・・・

    「駅物語」から注目していた朱野帰子さん、今回もなかなか抉ってくれました。
    小説家の植田大介の実体験に基づく小説を作中に入れ込みながら、相続というものの恐ろしさ、親族であるが故のこじれたときの修復の難しさをひしひしと感じながら読みました。

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    2020年03月29日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    すごく面白かった。似非科学を嫌悪する主人公と、流されやすい家族。
    私だったらイオンが出るらしいドライヤーより早く乾いて静かな方が断然いいなぁ。

    この作品すごく面白かったのに残念だったことがひとつ。
    結構よく見かけるけど、文庫化する際に改題された本だと言うところ。色々事情があるとは思う、けれど『間違って新作だと思って買ってくれる人がいたらいいな』っていう思惑が何となく透けて見える。
    別に悪いことでは無い。私個人的に、もう作家で追うのはやめようかなという思いがよぎって心から楽しめなくなるだけだ。
    作中とリンクしたのだ。

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    2020年03月23日
  • 駅物語

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    ネタバレ

    栞ひもがついてなかったので。
    もらった栞大活躍で。
    それで、想い出の本にも。

    思いがけないところで泣いてしまった。

    奇跡…
    ニックネームについていけなかった。

    作者
    かえるこさんなんだぁ。

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    2020年02月11日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    ネタバレ

    昨年話題になった「わたし定時で帰ります」の著者による本ということで手に取った一冊。科学をとことん信じ、似非科学を嫌う主人公が電器メーカーで働くお仕事小説。
    主人公の賢児はどうしようもないくらい不器用な人間で、読んでておいおい、とツッコミたくなる箇所がありましたが、物語の設定としてはそのほうが感情移入しやすかったです。
    STAP細胞にまつわるエピソードも盛り込まれており、単行本として刊行された当時からみればタイムリーなネタです。また「博士」に関する国の施策とその問題点もそれとなく登場していて、主人公の幼なじみの譲みたいなケースは現実にも多くあるのだろうなと思うと、科学者になって科学を極めるのも楽

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    2020年01月09日
  • 駅物語

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    弟の死を経て、鉄道勤務を志した直。駅という特殊な勤務場所で出会う数えきれないたくさんの出会いと経験に感化されて自分自身を成長させていく。
    粘り強くトライするということ、自分の哲学で仕事をしている直はかっこいいと思った。

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    2019年12月15日
  • 駅物語

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    思ったより面白かったです。
    駅員の見方が変わりました。
    でも、鉄道ファンにはなろうと思わないですね。

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    2019年12月12日
  • 真壁家の相続

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    <勝手に、現代の作家・作品を発見ツアー中>
    朱野帰子さん初めまして、です。ですけどかえるこさんなんて面白いペンネームですね。

    ありがちな内容ですが、面白かったです。ぐいぐい読ませます。ミステリー風なプロットも、題材(ひとのうちの相続の争族は興味津々)も当たりです。わかりやすい文章なのに行間も感じられて親しみを感じました。

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    2019年12月03日
  • 真壁家の相続

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    ある日、大学生の真壁りんは、祖父の死を知らされる。急いで葬儀会場へ向かい、真壁家の一族が集まったところで、一人の青年が現れる。彼が「隠し子」と名乗ったことがきっかけで、一族は揉めに揉めることに。

    一人一人はいい人なのに、相続の話し合いで一族は崩壊寸前にまで陥る。

    真壁家一族で笑い合える日々を取り戻す為、りんが解決に奔走する!


    ドロドロの遺産相続のお話でした。

    ほんの少しの財産しかなくても、お金を前にすると豹変する親族たち。

    少し引いてしまうところもあったが、これが現実なのかな!?という気もした(^^;;

    やや冗長と感じたので★は3つで。

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    2019年12月01日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    アンソロジー、まとまった時間が取れない時や、気分が浮き沈みしている時に手に取る事が多いな。新しい出会いもあったりして嬉しくなる。

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    2019年11月24日
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

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    タイトルが勝ちすぎている感があるが、根本は世に蔓延る疑似科学、オカルト、詐欺商品の紹介と批判をおりまぜた、疑似科学撲滅小説。ただ、STAP細胞事件のような、化学への信頼の根幹を揺るがすネタもブッ込んで化学一辺倒ではなくバランスはとっている模様。
    化学だ迷信だとドタバタして消化不良で終わったような…

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    2019年11月16日
  • 海に降る

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    女性作家が綿密な取材をして書き下ろした小説、という印象でした。臨場感があったりもしますが、小説よりも映像のほうがいいかも。映像は観ていませんが。

    払ってもいい金額:400円

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    2019年05月29日
  • 海に降る

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    大好きな架純ちゃんにつられて完全にジャケ買い。

    夢のあるお話でした。
    深度12000メートルにはどんな世界が広がっているのかな?

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    2019年01月23日
  • 海に降る

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    朱野さんの小説は二冊目。1冊目に読んだ「駅物語」が面白かったため、今回も「乗り物系」の作品を選んでみた。
    主人公・深雪は深海潜水探査船のパイロットを志す若き女性。広報の仕事内容なども物語を通して知ることができる。
    普段覗くことのない業界だけあって、新鮮で面白かった。
    私は、自分が体験することができないような業界の仕事内容をリアルに知ることができる、ノンフィクション風の小説が結構好きなんだど思う。
    謎の生物を追いかける、という一つの大きな目的が物語を彩る。同僚や上司たち、また、深雪の腹違いの弟・陽生。魅力的なキャラクターが多い。
    深雪と恋仲になる高峰は、もっと掘り下げていった欲しかったな、と思う

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    2017年05月21日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    the book is buried under the beach(by Maha Harada): based on the real story. the book that fold the edge(Rui Kodemari): sounds excellent! the words, the idiom and how to!

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    2016年11月12日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    「メアリー・スーを殺して」中田永一
    「初めて本をつくるあなたがすべきこと」朱野帰子
    「時田風音の受難」沢木まひろ
    「ラバーズブック」小路幸也
    「校閲ガール」宮木あや子

    この5篇が好きだったな
    1作目の「メアリー〜」が面白かったので、一気に読み切れた。

    小路さん以外は初めて読む作家さんなので、他のも読んでみたい。

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    2016年05月29日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    8人の語り手による短編集。
    本を通して見た世界はこんなにも多く、こんなにも刺激的。
    広がる世界の面白さを、あなたに。

    『メアリー・スーを殺して』
    メアリー・スーとは聞きなれない言葉だった。
    一体それは誰?
    この人物は、二次創作における、書き手の願望を一身に背負った自己愛の塊というべき人物。
    つまり、イタいキャラクターであり、ご都合主義的な登場人物ということらしい。
    ありがちな設定だ。
    プロの作家なら、それらを上手く操れるのだろうが、残念ながら多くの書き手はそうではない。
    自分の妄想とありがちな設定と底の浅さが露見する、書いている本人だけが満足できるという代物。
    このことに気づいた主人公、如月

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    2015年11月22日
  • 海に降る

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    あらすじ(背表紙より)
    深海には美しい雪が降るんだ―。幼い頃に別れた父の言葉に導かれ、潜水調査船のパイロットを目指す深雪。ところが閉所恐怖症になり、叶いかけた夢は遠のいてしまう。失意に沈む深雪の前に現れたのは、謎の深海生物“白い糸”を追う男・高峰だった。反発しあう二人だが、運命はいつしか彼らを大冒険へといざない…。壮大かつ爽快な傑作長編。

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    2015年11月15日