朱野帰子のレビュー一覧

  • 会社を綴る人
    アサラー男子で何も出来ない紙屋。
    正社員の働き口を探している最中に派遣先を首になり、なんとか内定をもらったのは製粉会社だった。
    家族は父母共に有名所で、兄も海外で活躍している。
    自分だけが仕事も出来ず、周りに迷惑を掛けてばかり。
    就職出来た製粉会社でも、ミスばかりで後始末に手間を掛けさせてばかりで、...続きを読む
  • くらやみガールズトーク
    ライフステージが変わる度に、元の自分は死んでいく……結婚、出産、子育て、介護。
    経験してることは殆ど無い(失恋のみ)なのに心に刺さるので、経験者だともっと心にくるんだろうと思います。
    「鏡の男」と「花嫁衣装」の描写がキツくて読むのを諦めそうになりましたが、「獣の夜」「子育て幽霊」が圧巻でした。あんま...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
    絶対に定時で帰りたい会社員vsブラック上司のお仕事小説。

    できれば結衣には、最後まで定時退社を貫いて欲しかったなぁと思う感あり。

    ドラマは観てないので一度観てみたい。

  • 本をめぐる物語 一冊の扉
    本がテーマのアンソロジー。
    私は原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」が断然良かった。
    作者のあとがきにこの話が柳宗理さんの体験談を聞いて書いたということが記されていてなおのこと心に沁みました。
    自分の命が危ないというそんな中で、私なら何をするかなと考えてしまった。
    この本だけでも助かって欲しい...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
    「対岸の家事」がとても良くて読み始めましたが、ドラマ化されていたのですね!昔ドラマで見た展開の復習となってしまい、小説としては微妙にしか楽しめず。ですが懲りずに続編も読もうとは思います。
  • くらやみガールズトーク
    女性を主人公にした8つの短編集。
    どこにでもあるような女性にまつわる話だが、視点を変えると背筋がゾクっとなる怖い話になる。
    自分ではあまり気にならないことが、気になる人には気になるし、譲れないところでもあるんだなと思った。
    女性って、我慢する生き物なんだろうな。
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

    この本は数年前にドラマ化されていて
    当時リアルタイムで見ていました!!
    なので、文字を追いかけている時も
    脳内には自然と吉高由里子さんがいて。笑
    .
    ドラマの内容は正直もううろ覚えに
    なってきていたのですが、
    これを機にまたこんな話だったなぁと
    思い出せました!
    .
    ここからちょっとネタバレありま...続きを読む
  • 本をめぐる物語 一冊の扉
    ▶「メアリー・スー」という言葉を初めて知りました。でも、どんな作品にもメアリー・スーは影を見せてると思うし彼女がいなければその作品は面白くなくなるのでは? とも思ったり。▶小路幸也さんの「ラバーズブック」はスッキリとしていて気に入りました。▶宮城あや子さんの「校閲ガール」は主人公のキャラが楽しかった...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
    ドラマを観てから読みました。
    ドラマ通りのお話でした。
    読みながらドラマの映像が思い浮かびました。
    社長かっこいいなーワンタンと仲良くなりたいなーグロに認められたいなー来栖くんを喜ばせたいなーキャラクターがみんな魅力的でおもしろかったです!
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました
    非科学的な圧力、宗教的な圧力で人生が曲がった
    主人公の非常識な生き方を納得させる目的の小説
    読者には冒頭から解答を示す方が面白い(´・ω・`)
  • 真壁家の相続
    法律を専攻する女子大生のりんが主人公。
    父親が出て行った家庭で母親がパートをしながら祖父の介護をしていた。その祖父が亡くなり、祖父の遺産相続をめぐって仲の良かった親族が揉め始める。
    介護や遺産相続といった誰もが直面する問題。
    どろどろしたところもあるストーリーだったが、結末のバタバタとコミカルな感じ...続きを読む
  • 会社を綴る人
    文章を書く以外に能のない紙屋くん(仮名)が、なんの因果か入社できてしまった製粉会社で、文字の力により問題をやんわりと解決していくお話。
    話事態は悪くないのだが、想像以上に地味な展開に耐え難い。
  • 会社を綴る人
    劇的に面白い訳ではないのだが、実際は星4あげたいぐらい良い話。

    自信をなくしてる人にオススメ!

    通常業務が何もできない主人公が、人生の中で唯一誇れる事。それは、中学時代に取った佳作の読書感想文。
    そんな主人公が、奇跡的に会社に入社し自分のたった一つの才能を活かし会社の中を変えていく話。

    相手が...続きを読む
  • 本をめぐる物語 一冊の扉
    タイトル通り、一冊の本、もっと言うと、主人公たちにとっての大事な「一冊目の本」との出会い、一冊の本で繋がる人間関係、なんかが軸にあるアンソロジー。さすがは「ダ・ヴィンチ編集」といった感じ。すでに知ってる話もあったが、原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」・小路幸也「ラバーズブック」がお気に入り。そ...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
    会社だけの人間になるな。人生を楽しめ。色んな人に会え。世界を広げろ。そういう積み重ねが良い仕事をつくる。

    仕事だけをやっていれば良い仕事ができるのかと思ってたところがあって、ハッとしてしまった。週末は必ずやったことのなかったことをするプランを持つようにしよう。
  • 会社を綴る人
    ブク友様のレビューから気になって手に取った1冊。
    来年は"言葉"にすごく縁のあることをする予定で、文章も言葉の力を発揮できる1つだと思い読んでみた。
    なるほど勉強にもなったし、作中の紙屋と榮倉さんのその先とかも気になって楽しく読めた。
    紙屋のような同僚と接する機会が多い私にはさほど違和感なくスっと本...続きを読む
  • 会社を綴る人
    文を書くことは、
    思いを伝えること。
    どうしても定型になるのは
    仕方ないんやけど、
    気をつけようと思う。
  • 会社を綴る人
    「私、定時で帰ります」の作者のお仕事もの。
    30過ぎても、仕事が出来なさ過ぎて、派遣の仕事もすぐにクビになってしまう主人公の紙屋(仮名)。
    そんな紙屋が、昔読書感想文コンクールで佳作を取ったことだけを取り得に、転職エージェントの協力を得て、製粉会社の総務部の仕事に決まる。
    しかし、コピーもちゃんと出...続きを読む
  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
    絶対定時に帰ると決めた会社員の東山結衣の周りの社員との軋轢があるあるなので、自分も定時で帰る社員を同じように見ていたと思う。残業しないと仕事が終わらないという考えではなく、仕事もできる主人公が周りのために自分が身を持って残業した結果 周りの考えを変えていく。元恋人の種田晃太郎 婚約者の諏訪巧との関係...続きを読む
  • 会社を綴る人
    本屋の平積みで面白そうで購入。
    終盤が少し残念な感じがした。もっと皆んながどうなったか知りたい。
    社史を載せるのは新しいけど、あの情報を載せるなら、他の人の未来を綴って欲しいなと。
    でも、文章の進め方とかは、好きな文章運びで、また今度読んでみよう、っと。