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無口で地味な派遣OL潔子は、困った同僚・神経質な上司・いじわるな友人たちに悩まされる日々。実は彼らには、謎の憑き物が…。潔子の怒りが爆発するとき、飼い猫=古来の憑き物・猫魂と合体して、黒ずくめの美女に変身する!第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞した痛快エンターテインメントにして、『わたし、定時で帰ります。』著者のデビュー作。
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Posted by ブクログ
おもしろかったですよ。 背景には、働く女性を取り巻く理不尽な環境、人間関係があります。 人間関係には同僚の女性はもちろん、わかっていない上司がいます。 もっと言うなら、不安定な働き方を推進した小泉純一郎、竹中平蔵がいます。 (ほんと、くずだ。。。) 理不尽だな、と思っても言えないとストレスがたま...続きを読むります。 それを何とか(自分で思っていないところがこの本のおもしろいところ)解決していきます。 超すっきり、というわけにはいかないですが、問題提起と、おかしいのは周り、ということが誰にでも明らかなので、後味はいいです。 そういった意味ではウルトラマンみたいな感じですね、ドラマ向きかもしれません。
各話冒頭の、天道辛彦に乗せられた潔子の自虐ネタっぽい行為は笑える。『吾輩は猫である』を連想した。やられたぶんをやり返すみたいな感じがして、あまり仕返し劇にスカッとする気持ちは持てなかった。表紙のイラストは、もう少し、可愛い方向か頼りなさそうな方向によっていたほうがイメージと近かった。
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