あらすじ
無口で地味な派遣OL潔子は、困った同僚・神経質な上司・いじわるな友人たちに悩まされる日々。実は彼らには、謎の憑き物が…。潔子の怒りが爆発するとき、飼い猫=古来の憑き物・猫魂と合体して、黒ずくめの美女に変身する!第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞した痛快エンターテインメントにして、『わたし、定時で帰ります。』著者のデビュー作。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おもしろかったですよ。
背景には、働く女性を取り巻く理不尽な環境、人間関係があります。
人間関係には同僚の女性はもちろん、わかっていない上司がいます。
もっと言うなら、不安定な働き方を推進した小泉純一郎、竹中平蔵がいます。
(ほんと、くずだ。。。)
理不尽だな、と思っても言えないとストレスがたまります。
それを何とか(自分で思っていないところがこの本のおもしろいところ)解決していきます。
超すっきり、というわけにはいかないですが、問題提起と、おかしいのは周り、ということが誰にでも明らかなので、後味はいいです。
そういった意味ではウルトラマンみたいな感じですね、ドラマ向きかもしれません。