エッセイ作品一覧

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  • 青山二郎の話・小林秀雄の話
    -
    青山二郎と小林秀雄。この稀代の目利きと不世出の批評家の身近で同時代を生きた著者。その無垢の眼で捉えた両者の姿を描いた全エッセイを初集成。青山二郎、大岡昇平による著者をめぐるエッセイを併録する。文庫オリジナル。 〈解説〉林秀雄・宇月原晴明 〔目次より〕 Ⅰ 青山二郎の話 青山二郎の話 青山二郎さんの思い出 説明をしなかった青山さん 青山さんの童心 ははははは 独創は真似からはじまる よく出来た田舎者 芭蕉を偲んで 和ちゃんの話 悪いものは見ない 青山二郎さんへの手紙 女性的才能について――あるハガキ通信―― Ⅱ 小林秀雄の話 あの頃の小林さん ゴッホとロートレック 真の恩人は小林さん 小林秀雄さんの愛情 私の一生に書いた作品の中で 私の本箱 凡て尊敬することだ 二つの文体 文学界の表紙 Ⅲ 宇野千代の話 青山二郎 夜眼、遠眼、傘の内 青山二郎 最も善く出来た田舎者――宇野千代さんについて 青山二郎 〈巻末エッセイ〉淡島の家 大岡昇平 中公文庫版『青山二郎の話』解説 林秀雄
  • 赤い口紅があればいい いつでもいちばん美人に見えるテクニック
    3.8
    この世の女性は、みんな“美人”と“美人予備軍”。大事なのは、美人に見えるかどうか。赤い口紅で手に入る洗練とエレガンス。四十歳を過ぎると逆転するリアル美人と雰囲気美人。美人は幸せの絶対条件ではない。だからお金と労力は無理なく。あとは自分の好きなことに使おう。永遠のおしゃれアイコンによる、効率的に美人になって人生を楽しむ法。
  • 赤い月の物語
    4.3
    1巻1,485円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 98年に刊行されロングセラーとなった『青い月の物語』に続く小浦昇「月のシリーズ」第2弾。美しい小浦さんの絵と詩が素敵な1冊。月と私のふたりだけの秘密。
  • 赤いテラスのカフェから
    -
    本書は、著者が北海道新聞社グループ会社在任中に「社長ブログ」として書き綴った内容がベース。パリ特派員時代に知り合えた多くの知性・理性に溢れた方々やブザンソンに収蔵されている「夷酋列像」を通して、人権の母国フランスとアイヌ民族をつなぐ思索の旅へ誘う内容となっています。
  • 赤い鳥は館に帰る 有栖川有栖エッセイ集
    3.5
    人気作家・有栖川有栖のエッセイ集! デビューから15年人気作家・有栖川有栖が書きためた全エッセイから著者自らが精選した殊玉を収録。ミステリから映画、そして関西までを語りつくすエッセイ集!
  • 赤い飛行船
    -
    自身も「若い女性」である中島梓が送る、コーヒーとチーズケーキをわきにおいた気楽なおしゃべり。恋愛、結婚、男の話、女性なら誰もがきになるあれやこれやを、瑞々しい若い感性でぶった切る! あなたも喫茶「赤い飛行船」でひとときの楽しい時間を過ごしませんか?
  • 赤坂璃宮 譚 彦彬自伝 「勉強がイヤならコックしかない」と言われた少年が料理の世界に飛び込み、時代の波に乗り銀座の真ん中でオーナーシェフとなるまで。
    5.0
    1巻1,683円 (税込)
    広東料理の名店で知られる『赤坂璃宮』オーナーシェフ譚彦彬氏。かつて『浅草橋ヤング洋品店』でのダンディなキャラクターで知られた譚氏の知られざる人生の物語。横浜中華街でのやんちゃな少年時代から、高校中退で始まった料理人修行の日々、東京・仙台・名古屋などの中国料理店を経て、銀座の一等地でオーナーシェフとなるまでを語る。料理愛、家族愛、そして仕事仲間への愛。読みだしたら止まらない、激動の昭和・平成時代を「本物の料理」を求めて逞しく生き抜いてきた半生を綴る。
  • アカシア・からたち・麦畑
    -
    ふり返ってみたいような、いちばんふり返りたくないような小さかった時。いじめられて泣いている私。泣き顔を見せまいと井戸端で水をガブガブ飲む私。子ども同士のずるさにムシャクシャした私。おとなの嘘をみていた私。甘味でつらかったあの頃が時のむこうで色鮮やかな細密画のように光っている。あの頃のすべてのものに声援を送ろう。がんばろうと。
  • 赤ちゃん あいしてる 斉藤由貴の妊娠・出産はじめて日記(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 女優、斉藤由貴が、初めての妊娠・出産を経験した1年のできごとを初公開。家族や友人、仕事、そしてダンナさんのことを見つめ直した日々を綴る、幸せいっぱいのエッセイ集。デジタルカメラで自ら撮影したスナップや、おなかの我が子と語り合いながら描いたイラスト、母である実感と喜びが溢れる特撮写真も収録。
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく
    3.8
    大学などの学術界から「外」に出た博士たちは,何を感じ,どう生きているのか.研究の経験は,その後にどう活かされるのか.企業の研究職から官僚そして指揮者まで,主に理系の博士号取得者たちが,酸いも甘いもひっくるめて語りつくす.21人の目は「外」の世界をいきいきと映し出し,そしてアカデミアのいまを見つめる.

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  • 赤とんぼが飛ぶころ
    -
    公夫様を想う気持ちが強く溢れていて、ひとことひとことが胸にしみ、生きることを諦めなかった公夫様の姿、それに反する残酷な現実に涙が止まらない。
  • アカの他人の七光り
    4.5
    新社会人必読! こんなに楽しみながら「一般教養」が身についてバチが当たらないのだろうか? 男女の機微から、食にまつわる教養、ゴルフというスポーツの奥深さ、そしてローマの英雄の物語まで、これでもかこれでもかと、向上心が目を覚ます。これを読めば、あなたも「大人の会話」ができること請け合い!
  • あかり合わせがはじまる
    4.0
    女優・岸田今日子のはじめてのエッセイ集。劇作家・岸田国士の次女として生まれた著者が、新劇女優の世界に入り、結婚、長女誕生、離婚という道程のなかで、折々に感じたことを綴る珠玉のエッセイ。 ●女優のくせにお客様の入った初日より、その前の舞台稽古の日が好きだ。大道具が組み立てられ、照明器具が吊るされ、場面ごとのあかり合わせがはじまる。もうすぐ現実とは次元のちがうあかりの中に呼び出されて、自分ではない人物を生きなければならない。それを待つ間のあの不安定な、しかも魅力的なひとときを、なんといおう。 けれどもしかしたら、俳優とは限らず、わたしたちの生活は、いつ舞台に呼び出されるかわからない、舞台稽古の日の楽屋なのだろうか。あかり合わせは、もうはじまっているのだろうか。 (著者あとがきより)
  • 明るい自転車相談室
    3.3
    自転車に乗っていると、自転車ならではの悩みや失敗談はつきもの。その悩みや失敗に疋田智とドロンジョーヌ恩田、経験豊かなふたりが軽妙に回答。マニアだけでなく、初心者にも抱腹絶倒のQ&Aを読むだけで、自転車の基本が良くわかる。

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  • 明るい節約生活入門
    4.0
    年収100万円でもリッチな生活を。明るい節約生活のコツを具体的に伝授したガイドブック登場!目からうろこの出る節約術を一挙公開いたします!
  • 明るい話は深く、重い話は軽く
    4.0
    伝えたい言葉、残しておきたい言葉もあれば、心に響かない言葉、無味乾燥な言葉もある――。日本中を旅して思ったこと・感じたことから、ボランティアの正しいあり方、殺伐とした世の中を和ませる秘訣まで、「出たきり老人」と異名をつけられた著者の「話」の妙味を集大成。

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  • 明るい開き直りのすすめ(KKロングセラーズ)
    -
    14歳で英語が喋れるわけではないのに単身アメリカに留学、テキサス大学を卒業し教職に就くもメジャー・リーガーへの夢を捨てきれず挑戦し夢叶わず。その後、高校の教師、英会話講師、IT企業などいくつかの職を経験し、36歳でゴールドコーストで起業。42歳で総合格闘技に挑戦し44歳の現在も闘い続けている。大胆に挑戦し、進化し続けている限り前進することを諦めない。たとえ結果がどうであれ、とことん勝負しての結果のため明るく開き直ることができる。今の社会で一番足りない「とことん」と「挑戦」を疑似体験できる一冊。
  • 明るいミライに令和のバイブル
    -
    明るいミライは自分で切り拓け――。 少子化、デフレ、年金、イジメ、領土問題、日本の社会について20の提言を行う。 このままでは、日本も私たちのミライも終わる。

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  • アカンヒトズカン
    3.3
    初対面でやらかしレディ、自己紹介謎めきすぎサン、なんかうちの子すごいのママ……あなたを日々悩ませる、「害はないけど面倒な人」への対処法を野々村友紀子がズバッと指南。仕事場、ご近所、そして家庭内でのさまざまな人間関係改善に役立つ一冊です。
  • アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕
    4.5
    クリスティーの愛読者も、これから読む読者も楽しめる! 推理作家協会賞&本格ミステリ大賞の2冠に輝いた傑作評論集が待望の文庫化。解説収録/杉江松恋
  • アガワ家の危ない食卓(新潮文庫)
    3.6
    亡き父、弘之の口癖は「一回たりとも不味いものは食いたくない」であった。朝食をとりながら夕食のメニューを訊ねて周囲をゲンナリさせ、気にくわない食事に出くわせば「一回損した!」と本気で憤怒する。そんなワガママで怒りん坊の父に振り回されても母は家族のために台所に立ち続け、娘サワコは冷蔵庫から干からびた食材を発掘しては、危ない料理をせっせと作る。爆笑必至の食エッセイ。
  • 阿川佐和子のこの人に会いたい9
    3.0
    まさにこれこそ、150万部突破のベストセラー『聞く力』の実践編! 2013年末、ついに1000回を迎える週刊文春の看板連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」。2年に一度刊行されてきた総集編が、初めて電子書籍で登場です。収録ゲストは糸井重里、稲盛和夫、佐々木則夫、三浦友和、田中慎弥、米長邦雄、瞳みのる、内田裕也、山本富士子、小沢昭一、伊集院静、李登輝、やなせたかしの各氏をはじめとする、まさに多士済々の24人! ときにゲストと一緒に笑い、泣き、怒り、そして震災被災地に思いを馳せるアガワ。ゲストの魅力と、それを引き出すアガワの魅力が詰まった一冊です。
  • アガワ流生きるピント
    3.0
    いつの世も、不安や悩みが尽きないもの。 家族、恋愛、仕事、生活の不安……寄せられた37の悩みに、 『聞く力』の阿川佐和子が60ン年の人生経験を総動員して、 時に共感、時にあきれつつ、アドバイスを送ります。 「仕事が忙しすぎてヘトヘト」「フラれるのが怖い」 「大学時代の彼と30年ぶりに再会」「子供ができない」「妻が認知症に」 「部下を叱れない」「上司の言葉に傷ついた」「70歳の母に好きな人ができた」 「なりたいものが見つからない」「高校生の娘が話をしてくれない」 「母が亡くなり、父が『死にたい』と嘆きます」―― まだまだ若いつもりのあなたも、老人初心者のあなたも、 これを読めば、身も心も軽ーく、人生を乗り切れること間違いなし! ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 秋田犬げんき
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ブログやYouTubeで大人気!“世界一ゆるい秋田犬”げんきのゆる~い日常をてんこ盛りにした、初のフォトエッセイブック!ネットで「第二のわさお」とも呼ばれる、究極のもふもふルックスに癒されること間違いなし♪
  • 飽きっぽいから、愛っぽい【電子特典付】
    4.1
    作家・岸田奈美の新たな代表作。 著名人からも絶賛&感動の声続々! 笑えて、泣けて、救われる。 新時代の書き手が綴る、心を揺さぶる傑作エッセイ。 「大好き」を言葉にし続けることが、 こんなに笑えて泣けるなんて。 ――藤崎彩織 笑いと悲しみは同じところにあって、希望と絶望も同じ場所から生まれる。 それを軽やかに教えてくれる、処方箋みたいな本だ。 しかもとびきり笑えるんですよ。 ――佐久間宣行 腰を下ろした、彼女の目線。優しさと逞しさ。そして、ユーモア。 今、世界に足りていないこれらに満ち溢れた、最高峰のエッセイ。 岸田奈美は、運命に愛されている。 ――リリー・フランキー わたしがしなければならなかったのは、わたしを好きになることではなかった。 嫌いなわたしの中にしか起き得ない感情を、わたしの中にしか生まれない言葉で、書くことだった。 どんなにつらくても。難しくても。時間がかかっても。飽きても。褒められなくても。 ようやくたどり着けたここから先に、たぶん、愛がある。 本作は小説誌『小説現代』で連載をしていた「飽きっぽいから、愛っぽい」を書籍化に際して、加筆修正したものです。 【電子特典】 noteの有料購読マガジン「キナリ★マガジン」で発表したショートエッセイ「たまたき」を電子書籍特典として収録。
  • 秋山祐徳太子の母
    -
    三年連続芸大受験票1番奪取計画の時も。ブリキ彫刻誕生の時も。公然猥褻物陳列罪容疑の時も。落選必至の都知事選立候補の時も。常に息子を励まし、尻を叩き、むしろそそのかし、果敢な母であり続けた母。二・二六事件の年に夫=父が逝き長男=兄も逝き、以来60年におよんだ史上最強の母子家庭、笑いと涙の突発芸術(ハプニング)あふれる物語。
  • 「アキラさん」は音楽を楽しむ天才
    5.0
    数々の名曲誕生の舞台裏、名作曲家の父との思い出、そして、惑い、もがき、悦びに満ちた音楽との日々。 NHKの人気教育番組『クインテット』でおなじみ“アキラさん”が、音楽との二人三脚の半生を綴った初エッセイ集! 東京ディズニーランドのショウ『ワン・マンズ・ドリーム』、NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』、蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』など、作曲家・舞台音楽家として数々の名曲・名音楽を生み出してきた宮川彬良。昭和・平成・令和の音楽シーンにおける貴重なエピソードを交えて半生を紐解きながら、「宮川彬良の音楽とは?」「そもそも音楽とは何か?」といった自身の音楽のルーツにも向き合った初めての著書。 『宇宙戦艦ヤマト』をはじめ昭和の名曲たちを手がけた父・宮川泰との思い出と、偉大であるがゆえに立ちはだかる父の壁、進路に迷った浪人時代と大学生活、43歳にして巡り会った大ヒット曲《マツケンサンバⅡ》、工夫とこだわりが込められた人気教育番組『クインテット』制作の裏側など、“アキラさん”の愛称で幅広く親しまれるまでに至る音楽との日々の中にあった光と影を、貴重な秘蔵写真とともに赤裸々に語り尽くす。保存版の“宮川彬良音楽史”。
  • あきらめない
    4.5
    働き盛りでがんになり、余命6か月と宣言されても転移に負けず、7年生き抜いた男性。思いがけない妊娠でシングルマザーとなった女子大生。あと3か月といわれながら、子供の卒業式まで生きたいと闘病を続けた母親――。辛い体験だが、病気をしたからこそ見えてくることがある。命のある限りあきらめないで丁寧に生きて欲しいと願い、あたたかな医療をめざして尽くす医師。珠玉のエッセイ集。
  • あきらめない人生
    3.4
    生きるということは自分の中にある才能の可能性を引出し、それを育て大輪の花を咲かせること。そして自分の才能の花が、自分以外の他人を喜ばせることが最高の生き方だと思う、と語る著者のはつらつ人生讃歌。女の魅力、性愛のこと、幸福の質、死を考える、華やかな老後、男のやさしさ、宗教について、出会いと別れ。日々の不安や悩みを乗り越え美しく穏やかに生き延びる、ヒントに満ちたエッセイ集。
  • 諦めない力 フィギュアスケートから教えられたこと
    -
    浅田真央、小塚崇彦、安藤美姫、村主章枝、佐藤有香らトップ選手を育ててきた名伯楽・佐藤信夫。コーチ生活50年となる著者が、自身の65年にわたるスケート人生を振り返り、さまざまな出会いから導かれた教えを伝え残します。 あまたの正念場での決断、粘り……初めて明かされる秘蔵エピソードが満載です。
  • あきらめない「強い心」をもつために
    3.7
    子どものための能力開発教室の経営者・講師で 池江璃花子を育てた著者の「池江式教育法」 私は結婚して3人の子どもを授かりました。 その後、ひとり親になったので、 3人の子を1人で育ててきました。 長女を出産した翌年に幼児教室を開き、 約30年にわたって、 講師兼経営者として働いています。 本書では、私自身が学んできたこと、 大切にしてきたこと、 3人の子育てや幼児教室で実践してきたことを 1冊に書かせていただきました。 「将来、自分のなりたいものをイメージして、見えたものを絵に描いてみよう」 私は、経営する幼児教室の小学生のクラスで、こういう課題を出します。この課題に、わが子も取り組むと、次女の璃花子は、いつも表彰台の真ん中で、金メダルをかけている自分を描きました。絵の横には「おリンピックでゆうしょうした!」という文字。 私自身、決して恵まれた環境で育ったわけではありません。子どものころの私は、将来の夢も、打ち込めるものもなく、自分にはいったい何ができるのだろう、といつも思っていました。 そうしたなか結婚し、仕事を辞め、出産や育児の勉強に熱中しました。その熱は、長女を妊娠するとますます強くなり、長女を出産した翌年に幼児教室を開きました。 スイミングクラブに通うわが子には、私から「水泳をしなさい」「速いタイムで泳ぎなさい」などと一度も言ったことはありません。私が大切にしたかったのは、「どんなことでも、そのなかで一生懸命努力すること」「強い心をもつこと」「最後まで投げださずにやり遂げること」「仲間を大切にしながら切磋琢磨すること」などだったからです。 おかげさまで、長女と長男は大学を卒業し、自分のやりたい道で社会人になり、璃花子の子育てもあと少しで終わる、と思っていたとき、その日は突然やってきました。 2019年2月、璃花子は「白血病」と診断されました。そして、病と闘い抜き、再びプールで泳ぐことができるようになりました。練習に励み、努力を重ねた娘は、選手として2021年の東京オリンピックに出場し、リレーの代表として泳ぎました。 わが子と教室の子どもたちに私なりに伝えてきた、「どんなことがあっても、最後まであきらめないで努力する人になる」。娘はそんな人に育ってくれたようです。 子育て中の方、子育てに関心のある方、学生さんやビジネスマンなど、社会で働く方々にも、この本が何か1つでも生きるヒントになることがありましたら幸いです。
  • あきらめニャければうまくいく ふんわり ほっこり のんびり いこう
    -
    ふんわり、ほっこり猫たちが、のんびり いこうと教えてくれる。 空前の猫ブーム。巷には猫の本があふれていますが。どうしても見てほしい、そして読んでほしい素敵な猫の本ができました。 自分らしく生きればいい……そう教えてくれる猫の本。猫たちが贈る元気のでる46のメッセージ!可愛らしくもマイペースな猫たちの写真と「あせらない」「あきらめない」そっと優しく背中を押してくれる言葉集。 猫だらけの島として人気の福岡県相島を中心に、各地で撮影された写真は、可愛いだけでなく、悠々とたたずんでいたり、時にはケンカしていたり、「自由」で「気まま」で「媚びていない」……そんな猫たちが鮮やかに切り取られています。
  • あきらめるって素晴らしい
    -
    何かを成し遂げるために「特別なもの」は必要ない。 20代で視力が徐々に失われていく「網膜色素変性症」を発症。60歳で完全に失明、目の前の明暗さえわからなくなった。 それでも考えることをやめず、思い立ったらすぐに行動、仕事にも治療にも政治にも、淡々と力強く向き合ってきた。 持ち前の感性と情熱で強く生きるトチアン(あんこ屋さん)前社長のひた向き人生。

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  • 商人(あきんど)
    3.8
    「つくるのは努力すれば誰でもできますが,売るとなると才覚がありませんとねェ」「屏風と店は拡げると倒れやすくなります」「〈約束を守る〉〈嘘つかない〉〈言い訳しない〉,これがすべてや」-思わず膝を叩き,ときにハッとさせられる智恵の言葉の数々.語録・対談・講演録で構成する六輔ワールド,いよいよフィナーレ.

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  • アクアポリン革命! 活性水で救われるあなたの「水不足病」
    -
    あなたの不調は「水不足」が原因かも? ヒトの細胞の約66%は水です。その細胞に水を送り込んだり、移動させたりしている重要な役割を演じているのが、本書で紹介するアクアポリンです。 長年、私はこのアクアポリンと水を研究することで、水がヒトの健康にどれほど大切か、それには、アクアポリンがどれほど密接に関わっているのかを学びました。 私の研究の成果を一言でまとめれば、「アクアポリンをよく通る水があり、このいい水を飲めば人は健康体を保てるに違いない」ということです。 【目次】 はじめに 第Ⅰ章 アクアポリンへの招待 第Ⅱ章 アクアポリンの種類と働き 第Ⅲ章 水不足と私たちの身体 第Ⅳ章 病は水不足から 第Ⅴ章 いい水の見分け方 第Ⅵ章 いい水を求めて 第Ⅶ章 アクアポリン革命を起こそう おわりに 【著者】 北川良親 秋田県立大学名誉教授 現在、合同会社北川科学総合研究所を設立し、アクアポリンを対象に水の研究を進めている。 鹿児島大学を経て、北海道大学大学院を1971年卒業後、秋田大学医学部講師、秋田県立大学教授、同生物工学研究所教所長を務めた。 現職中、植物遺伝子工学専門で、イネの耐冷性遺伝子の一つであることを突き止めた。
  • 悪女の美食術
    3.7
    食べることとは生きること。食と恋の充実こそ、人生の歓びをもたらし、大人の女性に不可欠なモチーフとなる。超一流店に通う「安上がり」「おひとりさま」でも、優雅に見える食事術、ラーメン屋に行列することの愚かさなど、甘く、美味しく生きる極意を指南する「悪」のバイブル! 講談社エッセイ賞受賞作品。 ◎「潔くて美しい。私にとって大切なことのヒントがたくさんありました。」<(SAMURAIマネージャー・佐藤可士和氏夫人)佐藤悦子氏>
  • 芥川家の猫たち
    -
    芥川龍之介の孫とひ孫がおりなす、エッセイ。 芥川家の庭に集ってきた猫たちの、のほほんとした三代目、四代目との猫暮らしの日々を猫のイラストで綴る。 芥川家の猫は、お母さん猫にたくされた猫兄弟、迷い猫、邪魔扱いされていた野良猫を思わずポケットに!色んな境遇で集まってきた代々の猫たちを紹介。 猫好きに、理由なんてない。
  • 芥川竜之介紀行文集
    -
    芥川の国内の旅行記と中国紀行をまとめる.1921年に,『大阪毎日新聞』視察員として中国各地を訪れた芥川は,ロマン的な中国像をいだきながらも,現実の中国の実情,中国の対日観を冷静に見つめ,自身の思いを刻々と伝えている.芥川の作品中でも,特異なルポルタージュである.

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  • 芥川竜之介随筆集
    3.3
    芥川竜之介は、小説の他に、随筆、回想、小文も多く残している。芥川は、随筆を「清閑の所産を誇っていた文芸」として特に愛好した。古今東西にわたる深い学識、郷里(現・墨田区向島)への想い、交友を大事にした人柄など、芥川の素顔を良く伝えている。多岐にわたる珠玉の随筆を精選して初めてまとめる。詳細な注解を付した。

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  • 悪党諸君
    -
    「あなたの話を聞いて今、堅気やっています」――あの永さんが、日本全国の刑務所を訪ね歩いた慰問講演集。前代未聞、塀の中の懲りない面々に、笑いあり、涙ありの迷(?)説法の連続ライブ。女子刑務所ではオカマを論じ、倶利迦羅紋紋の前で長生きと健康法を説く。人権スレスレ、でもなぜか面白くて、温かい。シャバでは絶対聞けません。
  • 悪人礼賛 ――中野好夫エッセイ集
    4.0
    「およそ世の中に、善意の善人ほど始末に困るものはないのである。」こちらは迷惑をこうむっているのに、それに気づかないばかりか、一切の責任から逃れていると錯覚してる善人。むしろ悪人のほうが付き合いやすい。このパラドクスを語る文章の小気味よさ。数々の名訳で知られ、社会に警鐘を鳴らす評論家として信頼された自由主義者のエッセイ集。半世紀を経てなお瑞々しさを失わない人生論と日本の国際社会復帰期の社会批評の数々。自在闊達な思考の気持ちよさを満喫できる一冊。
  • あくび指南書
    -
    ユーモアと諷刺たっぷりの痛快辛口エッセイ。身の回りには、なるほどこんなに言いたいことばかり。粗忽の使者、転失気、あくび指南……。落語にネタをとって、旧友、悪友、知己、家族、あたるをさいわい斬りまくる。
  • あくまでも前向きに生きる
    -
    昔から、物事を深く考えるたちだった。青年期は、同年輩の知人が健康かつ楽しく日々を過ごしている傍らで、独り鬱々と悲観的な思考・思索に沈潜していた。成人すると、経営コンサルタントとして日本全国を股にかけ、国際協力事業団(JICA)の調査団員として海外の発展途上国を飛びまわった。葛藤と挫折に苦しみ、歓喜と高揚に心が湧き…。の苦難と喜びのなかで、つねに自分の流儀で現実世界の諸相を見つめ、認識したのは、この世は限りない「wonders(不思議、驚異)」に満ちていること、この世の大本は善」であるということである。日常で生まれ、したため続けたさまざまな思考。教育論、語学・人類学論、芸術論、人間観と人生観、自然観、社会観、文化論、戦争論――ひとりの人間からかくも豊かにあふれる思索を綴る、壮大な「生き様」の記録。

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  • 悪魔に魅了された男
    -
    悪魔に魅了された男がいる。その男は毎日毎日人々に向けてメッセージを発信し続けている。ある日は神様について、またある日は悪魔について。時には魔術についての言及も行い、人間を惑わす“何か”から、私たちを救おうとしている。そんな男の125個の言葉を集めた、珠玉のメッセージ集。

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  • 悪魔のささやき天使のはげましHoly Days’ Version
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    「悪魔のささやき」とは、自己防衛のためにわたしたちが身につけてきた、偏ったひとつの解釈です。 これに対して、「天使のはげまし」とは、その偏った解釈の幅を広げるもうひとつの解釈です。 解釈の幅は、本書であげた以外にもいくつもあるでしょう。 あなたが解釈の幅を広げ、自分にとってもっとも有益な解釈を選ぶことができたとき、あなたは望む状態を自分の手で引き寄せることができます。 無意識のうちに自分で制限している解釈を知り、自分はほかの解釈をも選択できるという立場に立ったとき、わたしたちは「自由」を手にするのです。
  • 悪魔の夜鳴きそば
    3.7
    1巻1,200円 (税込)
    大都会の真ん中で、不安を抱えながら懸命に生きる人の 心を温める不思議なラーメン屋台。 「幸せになりたい。けど、やっぱりまだ自分で どうやってなっていけばいいかわかんないし、 正直自信ないよ、私には」 主人公の満内(みちない)ミチコ、通称「みっちゃん」は、27歳女子。 東京の高級外資系ホテルで働く、駆け出しのホテルマン。 きらびやかな世界で裏方としてがんばる毎日だけれど、 努力が空回りして落ち込んでばかり。 そんなある日、夜道にポツンと現れた1軒の屋台。 怪しげな「らぁめん」提灯の灯りに引き寄せられ――。 生きることが下手くそでも 「ポジティブ」になれなくても、大丈夫! 不器用だけど、そこにある希望に救われる みっちゃんともちぎママと一緒に笑って、一緒に泣いて、 「共感度200%」の感動ストーリー 「オカマの神様」から遣わされた!? 百戦錬磨のラーメン屋台店主「もちぎママ」が贈る 「今を生きる私たち」への教え 「自分らしく生きる」名言の数々 「幸せになんて勝手になれるの」 「過去を呪うのは《未来から目を背けるための防衛策》よ」 「言ったでしょう、努力も反省も、怒りや悲しさから始まるって」 「自分ばっか見てる人間は、他人のことをちゃんと見られない」
  • 悪魔礼拝
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 キリスト教的伝統のなかで、邪悪にして猥雑な存在とされながらも、既成の価値を顛倒する反文化の体現者として、人々を魅了し続けてきた、忌まわしくも甘美な悪魔の実態を多角的に探る。

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  • 悪友のすすめ
    -
    「若い頃でも深刻な交友ばかりが能ではない。といって、一緒にろくでもないことをするばかりの仲間も、感心できない。そこらあたりのホドがよくて、愉快につきあえるのが『悪友』というものである」――文壇一の交友範囲の広さを持つ著者が、文壇内外の友人たちとのエピソードをとおして綴る「吉行流交友術のすすめ」。
  • 「あぐり」その後 吉行あぐり103歳と家族の肖像
    3.8
    NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」から13年。あぐりさんは元気です。 長生きの秘訣は嫌なことはしない! 今でもやりたいことは仕事! 長い間美容師として働いてきた力強い手! 吉行3兄妹を育てた大きな大きな母性愛! 吉行あぐり103歳までの軌跡と家族の思い出。夫・エイスケ、長男・淳之介、次女・理恵の作家としての生涯、そして長女・和子(女優)と過ごし満ち足りた100歳の日々の記録。

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  • 「あぐり美容室」とともに 元気の秘訣は、一生懸命と好奇心
    3.0
    何事にも一生懸命取り組むこと、いつでも好奇心を持って生きること。これが、長寿と健康の秘訣!平成9年に放送されたNHK・朝の連続テレビ小説「あぐり」の原作者・吉行あぐりさんは、90歳をすぎてなお、シャンプーからセットまで、すべてを自分の手でこなす美容師さん。自らの健康のため、道ばたに咲く花や雑草に声をかけながら歩く毎朝の散歩を欠かさず、やかん一杯の健康茶とバランスのとれた食事を摂り、新しい体験をするべく、90代ではじめてのメキシコ、ネパール、上海の旅へ……。若くして夫を亡くし、子どもと義母と借金を抱え、一心不乱に仕事に励んだ日々から時はすぎ――90代になった今、自分らしくおだやかに「今と同じような日が流れていけば、一番結構」と語るあぐりさんの、心と体を健やかに保つ暮らしぶりとは?本書は、仕事、家族、健康のこと、二人の娘との関係と日々の暮らしの楽しみを綴った一冊。

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  • 明けゆく毎日を最後の日と思え 玉村豊男のコラム日記2019~2020
    3.5
    著者が2019~2020年の2年間についての出来事を暮らしている信州の里山の風景や季節の変化を縦糸に、 田舎に住んでいても否応なくさらされるさまざまなニュースに触発される意見や感想を横糸にして、 日記のような短いエッセイをコラムに仕立てた100本を1冊に纏めたもの。 1Cの本文の最後に2年間の出来事をまとめた年表、 巻頭にはカラー8Pで、ヴィラデストの風景を掲載する。
  • あげものブルース
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 からあげ、てんぷら、とんかつ、そしてかりんとう。 男たちの人生には、いつもあげものがあった。 ファン垂涎の描き下ろし新作がついにリリース。 本秀康がお送りする「あげものメドレー」! 奥田民生氏、久住昌之氏推薦! あげものがたくさん食べられない歳になった今、 これを読んで食べた気になるのが幸せだったりする。 いや、食べるけどね。――奥田民生 サクサク香ばしいStrange Love Songs。――久住昌之 『ワイルドマウンテン』『レコスケくん』などの漫画作品、そして大の音楽好き&ザ・ビートルズ通で知られるイラストレーター/マンガ家・本秀康氏。 久々の新作となる本作は、3人の男たちの人生の悲喜こもごもを、からあげ、てんぷら、とんかつといったあげものに絡めて描いたあげもの連作集です。 すべての大人たちに捧ぐ、じわっと油の染みたハートウォーミングストーリー。できたてホヤホヤ、作者渾身の一作!
  • 朝顔の少年
    -
    子供たちの生き生きした情景がうまく描かれており、タイトルでもある「朝顔の少年」と非常にマッチしていて短いながらも読みごたえのある作品です。
  • 阿佐ヶ谷アタリデ大ザケノンダ
    -
    東京・阿佐ヶ谷の街の記憶と現在の姿を描く 東京・阿佐谷で育ちピアニスト兼文筆家として知られるようになった著者。井伏鱒二や太宰治も親しんだ「文士の町」としての阿佐谷の記憶と、いまも暮らすこの町の魅力を徒然に綴る。
  • 阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし
    4.4
    40代・独身・女芸人の同居生活はちょっとした 小競合いと人情味溢れるご近所づきあいが満 載。エアコンの設定温度や布団の陣地で揉め る一方、ご近所からの手作り餃子おすそわけ に舌鼓。白髪染めや運動不足等の加齢事情を 抱えつつもマイペースな日々が続くと思いき や――。地味な暮らしと不思議な家族愛漂う 往復エッセイ。「その後の姉妹」対談も収録。
  • 朝ごはんからはじまる
    3.8
    仕事、家族、自分自身・・・台所を中心に、毎日をうまく回すためのアイデア満載エッセイ。毎日新聞好評連載中。「日々を明るくする100のヒント付き。
  • 朝ごはん食べた?(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 世間の雑事にも、無関心ではいられない作者が、歯ぎれのよい言葉で、一所懸命生きている人々をうなずかせ、勇気づけ、そして応援し、元気づけてくれる、人情味あふれる痛快エッセイ。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • あさっての風 あなたと共に考える人生論
    -
    かけがえのない日々を私達はどのように生きたらよいのだろうか? 愛や病気に悩み、傷つき、生きる自信をなくしたあなたに、この限りある命を心豊かに生きるためにはどうしたらよいかを考えているあなたに、今、私達にとって本当に大切な事とは何なのかを問う愛の人生論。人間の原罪を追求し、真実な生き方を描いて数多くの名作を生んだ著者が、折りにふれ書き綴った珠玉エッセイ集。
  • 朝に生まれ変わる50の方法
    3.8
    ついギリギリまで寝てしまって、朝食もそこそこにあわただしく出かける。あなたは毎日そんな余裕のない朝を過ごしてしまっていませんか? 朝の過ごし方次第で人生はもっと楽しくなる。朝からクヨクヨする人はいない。悩みごとは朝考えよう/通勤経路を変えて、手軽な気分転換をする/移動するなら早朝便を狙おう。/朝食はいくら食べても太らない。早起きするとスタイルがよくなる……。とびきり簡単でユニークなアイデアが、あなたに意外な発見と今日一日を頑張る元気を与えてくれます。10分早起きすればできる小さな奇跡の起こし方。

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  • 朝のあかり 石垣りんエッセイ集
    4.3
    自分の住むところには自分で表札を出すにかぎる――。銀行の事務員として働き、生家の家計を支えながら続けた詩作。五十歳のとき手に入れた川辺の1DKとひとりの時間。「表札」「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」などの作品で知られる詩人の凜とした生き方が浮かび上がる、文庫オリジナルエッセイ集。〈解説〉梯久美子 【目次】 Ⅰ はたらく 宿借り/けちん坊/朝のあかり/雨と言葉/目下工事中/よい顔と幸福/日記/晴着/事務服/事務員として働きつづけて/おそば/領分のない人たち/食扶持のこと/着る人・つくる人/巣立った日の装い/試験管に入れて/夜の海/こしかた・ゆくすえ Ⅱ ひとりで暮らす 呑川のほとり/シジミ/春の日に/電車の音/器量/花嫁/通じない/女の手仕事/つき合いの芽/彼岸/コイン・ランドリー/ぜいたくの重み/水はもどらないから/愛車/庭/籠の鳥/貼紙/山姥/梅が咲きました/雪谷/私のテレビ利用法/かたち Ⅲ 詩を書く/立場のある詩/花よ、空を突け/持続と詩/生活の中の詩/仕事/お酒かかえて/福田正夫/銀行員の詩集/詩を書くことと、生きること Ⅳ 齢を重ねる 終着駅/四月の合計/二月のおみくじ/椅子/私はなぜ結婚しないか/せつなさ/インスタントラーメン/火を止めるまで/しつけ糸/鳥/おばあさん/ 空港で/八月/港区で/花の店/隣人/風景/思い出が着ている/悲しみと同量の喜び/ウリコの目 ムツの目/乙女たち/夜の太鼓
  • あさのあつこがマンガで伝授!想いが伝わる物語の作り方 ~人気作家の創作の極意1~
    4.0
    『バッテリー』あさのあつこが、小説作りのノウハウを公開! あなたの想いが届く文章が書けるようになる! マンガ&エッセーで楽しく学んで、すぐに身につきます。 『ヤングエース』などで活躍中の漫画家・鈴木小波が、人気作家を徹底取材して描いたマンガが心に刺さります。
  • 朝の余白で人生を変える
    3.0
    朝いちばんの心の「余白」が1日を左右する! 効率を追い求めなくては、という強迫観念から ふっと立ち止まってみませんか? 朝の、なんでもないスキマ、ほっとする余裕こそが 幸福に生きるためのたいせつな「魔法の時間」です。 ・朝イチの時間で、心と身体をチューニングしよう ・夜クヨクヨしそうになったら、朝クヨクヨする ・心から手に入れたいと思ったら、あれも!これも!を卒業する ・残業があっても、朝の余白をあきらめない ・失敗は、朝の時間に「上書き保存」しちゃおう ・朝時間でココロを「超回復」させよう ・夜ほっとするより、朝先取りしてほっとする ・「望まない夜更かし」とはサヨナラしよう ・成長は、時間差という「余白」をへてやってくる
  • 朝陽 いっぱいのありがとう
    -
    9歳の少女が亡くなった。少女は10万人に1人の割合と言われる三尖弁閉鎖症(さんせんべんへいさしょう)を、生まれながらにして背負いつつ、その短い生涯のほとんどを病室で過ごしていた。朝の太陽と書いて、朝陽(あさひ)という、その名のとおり、太陽のように輝いて、いつも笑って、今を生き抜いた少女だった。そんな少女を病院ボランティアである著者は見つめ続け、いつの日か深い親友としての絆が生まれる。本書は、少女を支え続けた病院の人々、少女の家族、そして著者との絆をつづった涙の感動ノンフィクションである。

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  • 朝陽を待ちわびて ~妻の再生物語~
    -
    あなたは大切な人を、どれだけ支えることができていますか? 2021年10月、ある日の明け方に発生した妻の自殺未遂。 一度は死の境界線を渡った妻を、私は土壇場で呼び戻した。 そしてこの日から、二人三脚の闘傷生活が始まった。 複数骨折により全身を襲う高熱や痛みとしびれ、喪失する神経機能。 この全てに耐えながらリハビリに挑み、懸命に再び生きようとする妻と、 後悔と自責の念に駆られつつも、必死に介添えを続ける著者。 再生を信じて痛みに向き合い続ける妻の闘いを描いた、奇跡と希望の物語。 【目次】 謝辞 はじめに 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 感謝の言葉 【著者紹介】 桜木光一(さくらぎ こういち) メガバンクの支店長や本部勤務等を経験後、自動車部品製造業や不動産管理業など各業態で部長職を歴任。 家族の介護経験を機に、それまでの家庭への関わり方を反省し、水彩画や旅行、ペット飼育など家族中心の生活に戻り現在に至る。

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  • 浅見光彦のミステリー紀行 総集編I
    3.0
    「本書に書き綴られたエッセイは、内田康夫という実作者の本音であることも事実です。創作の背景にあるものを、包み隠さずさらけ出してもいます。これから内田作品を読もうと思って下さる方への道案内になれば幸甚。あるいは、これからミステリーでも書いてみるかと思っている若い人の、何らかの指針になればと思います」(著者) 大好評シリーズ、総集編第1弾!
  • アザと共に生きる
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人生61年『言いたいことは地球2周分以上ある』右上半身全面にアザをもって生まれた。楽しい事ばかりではない。辛い事ばかりでもない。皆とは全然違う体験を数多くしてきたのは事実です。実話に基づいた《見た目》人生をエッセイと絵本で表現してみました。見た目当事者、そのご両親、心に愛のある方、中・高校生、読んでみませんか。
  • 麻布狸穴 午前二時
    4.0
    この街には明日も新しい何かが待っている! 恵比寿の高級フレンチ"ジョエル・ロブション"から、六本木ヒルズの有名ジム"トータルワークアウト"まで、楽しいことを求めて、夜の都会を西へ東へ……。週刊誌連載時から注目された人気エッセイ、ついに単行本化! ぱらぱら漫画付き
  • 明日いいことが起こる夜の習慣
    3.6
    夜という時間を、“何となく”過ごしてしまっていませんか? 疲れて帰ると、ついダラダラ過ごしがち。でも本当は、今日という日は、まだ終わっていません。夜していることが、あなたをつくるのです。例えば、「“今からでは遅い”ということを、しよう」。寝る前に、「あれをやらなきゃ」と思い出すと、大抵の人は「明日でいいかな」と考えます。しかし、明日になると、時機を逃したり、結局忘れてしまうことが多いもの。人生も同じで、思いついたことをすぐやらないと、先延ばしにする癖ができてしまいます。他にも、「1ページだけ、本を読もう」「“ごめんメール”を、すませよう」「明日の天気を、心配しない」「今、まだ働いている人を、思い浮かべよう」など、今夜からさっそく真似できて、明日からの毎日がハッピーになる、50の習慣を教えます。今日イヤなことがあった人、明日大事な予定がある人、ハッピーに目覚めたい人に、最適な1冊。

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  • 明日があるさ
    3.6
    少年犯罪、家族のあり方、教育問題、本や映画や音楽、少年時代の思い出など、家族をテーマに作品を書きつづける直木賞作家・重松清の原点がわかる著者初のエッセー集。現代社会を生き抜く少年少女と悩める大人たちへの、温かいメッセージ。

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  • 明日咲く言葉の種をまこう
    -
    編集者、ライター経験を経て、書評家、コラムニストとして活躍する岡崎武志。 小説、エッセイ、詩、漫画、映画、ドラマ、墓碑銘に至るまで、自らが書き留めた、とっておきの名言、名ゼリフを選りすぐって読者にお届け。「名言」の背景やエピソードから著者の経験も垣間見え、オカタケエッセイとしても、読書や芸術鑑賞の案内としても楽しめる一冊。
  • 明日に向かって
    -
    定年退職後に社会保険労務士資格を取得し、事務所開設。 いまも高年齢者雇用アドバイザーとして活躍する著者が綴る、 豊かに歳を重ねる秘訣と思考。 脳梗塞、狭心症、社労士試験失敗…幾多の苦悩を乗り越え、見出した新しい明日への道 人生の岐路における 多くの選択は、関係した人々の言動によって左右され、思い悩むことが多い。 定年後の選択ほど自らの意思でできるものはない。人生百年時代、大きく羽ばたこう。 まだ、人生、三、四十年間ある。選択を間違えても、まだまだ人生は長い。充分やり直す時間はある。(本文より)

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  • あしたのこころだ 小沢昭一的風景を巡る
    5.0
    俳優、エッセイスト、俳人、放浪藝の研究者、ラジオパーソナリティなどなど。 鬼才の藝と生き方を、ラジオ「あしたのこころだ」の筋書作家が描き出す。 俳号は変哲(へんてつ)、昭和ヒトケタの戦中派。蒲田で育った少年期、ハモニカ吹かせりゃ名人で、お医者ごっこもお手のもの。 早稲田大学でオチケンを創設し、新劇役者を志す。 映画や舞台に大忙しで、不惑を過ぎてはこの国の放浪藝を探求し、ラジオじゃ「あしたのこころだ」と叫びつづけて40年。 俳優、エッセイスト、俳人、ラジオのパーソナリティと多彩な才能を発揮した“異能の人”小沢昭一について、ラジオ番組「小沢昭一的こころ」の筋書作家をつとめた著者が記した一冊。 向島、下諏訪温泉、蒲田、亀戸天神など、小沢昭一が愛した馴染みの場所を訪ね、その足跡をたどる。 盟友の加藤武、劇評家の矢野誠一と著者による鼎談を巻末に収録した決定版。
  • 明日のデートに何着てく?
    5.0
    1巻1,287円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、彼氏が好きすぎて死ぬ!! そんな彼氏との日常ツイートで話題を呼び、瞬く間にフォロワー23万人を突破しためろりと、可愛さとお洒落感で人気のイラストレーター・土屋みよとの「胸キュン×ファッション」コラボレーションブックです。めろりがデートのシチュエーションやその内容を妄想し、土屋みよがファッションを提案、お洒落や着こなしのポイントを紹介します。彼氏、彼女、恋人と一緒に、あるいは妄想のお供にいかがでしょうか。
  • あしたの、のぞみ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 3年ぶり! 森下えみこが描く、待望の書き下ろしがオールカラーで登場! 「未来は見えないけれど、せめて今を楽しく暮らしたい」。 会社員で一人暮らし、世間にも、 自分にもちょっとお疲れ気味の「のぞみ」が、 日々の生活に癒しと潤いを取り入れようとするお話です。 平日がラク~な部屋づくり、 心地よく眠るコツ、 小さな疲れやモヤモヤを減らすコツ、 最高の安心感を得られるおやつ選びなど、 日常のちょっとしたことを変えていくことで、 自分をいたわる暮らし方を発見していきます。 少し立ち止まっていろんなことを見つめてみると、 今の私にぴったりな毎日を送ることができる。 ゆる~く、小さく頑張っていく「のぞみ」に、ほんのり元気をもらえる1冊です。 読み終わった後は、明日が少し楽しみになるはず。 <著者について> イラストレーター/マンガ家 静岡県生まれ、コミックエッセイのほか、書籍や広告、雑誌などのイラスト、マンガを手がけている。主な著書に『40歳になったことだし』(幻冬舎)、『今日も朝からたまご焼き』、『独りでできるもん』シリーズ(ともにKADOKAWA/メディアファクトリー)、『キャベツのせん切り、できますか?』(ナツメ社)など多数。
  • あしたはあした、今日は今日
    -
    遊ぶ。のんびりする。働く。なまける。気ままな心理カウンセラーが贈る、こころがくつろぎ、やすらぐおはなし。なんとかなるさと思えてくる36話。(本書目次より)動いてみるのはいいもんだ/のんびりするのもいいもんだ/たまには働く、それもいい/ひと休みもまた、いい気分…etc.

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  • 明日はじめる恋のために
    4.0
    身も心も焦がすようなドラマチックな恋、切なく苦しい悲劇の恋、策略に満ちたかけひきもあれば、深く秘めたひたむきな思いもある――映画の主人公たちが紡ぐ様々な愛の物語、それはきっとあなたの恋にヒントを与えてくれる。「人はどんな風に人を愛し、どんな風に生きてゆくのか」著者が涙し、笑い、心を揺さぶられた24本の映画から探る恋の作法、男と女のあり方。
  • あしたへ歩く 子持ち理系女子の葛藤のあゆみ
    -
    病弱で運動会ではいつも「べった」(大阪弁でビリのこと)の著者だったが、周囲の人々の温かさと持ち前の好奇心でのびのび育ち、やがて博士号を取得。結婚し子どもも授かった。しかし、そこからは研究と子育ての両立を阻む大きな壁があった。母親と研究者の「二足のわらじ」を履いて、様々な困難に挑戦し葛藤した日々を振り返る。リケジョのみならず、すべての女性に勇気を与える1冊。
  • 明日へ続く歌 出逢いのハーモニー
    -
    命には限りがある。歌には限りがない。歌手、女性、そして、母としての「決断と選択」、歌いづづけるための習慣、家族のこと、平和を願う初のオリジナル曲『リメンバー』への想い、そして今後の夢……。歌手活動30周年を節目に、声楽家・佐藤しのぶが心の内をオープンに語るエッセイ集。

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  • 明日またね
    -
    家族、友人、仕事、社会……周囲のものに常に興味を持ち、可笑しさを見出してきた著者による壮快エッセイ。「明日という言葉は、明るい日と書きます。今日楽しければ、明日も楽しく、今日苦しくても、明日は明るい日になりますように。」──著者より。
  • 明日も生きるあなたへ
    NEW
    -
    1巻1,567円 (税込)
    人生の満足度は、どれだけチャレンジしたかで決まる! 孤独死、墓じまい、家じまい、発達障がい児の子育て…… さまざまな困難を乗り越えてきた著者が語る、 後悔しない人生を 送るためのヒントが満載の自叙伝! 命とは何だろう。生きるとは何だろう。ある日、突然、別れを迎えるという事実。 それは私たちが生まれたその瞬間から背負った宿命。 明日、大切な人と永遠の別れを果たすことになったとしても、後悔のない余生を送るために一瞬、一瞬を大切に丁寧にいきていくことが今を生きる人間の宿命でもあると思います。

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  • あしたもケロッと
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いつも前向きなケロちゃんがお贈りする、クスッと笑えるショートエッセー。『どんなこともケロッと』第2弾。今回はお父さんなど一族も登場しての面白体験19 話。
  • あしたも世間はややこしい
    -
    読めばますますややこしい 「きょうも世間はややこしい」につぐ写俳エッセイPART II 一休宗純の遺言から近大ナマズまでややこしい俳句とややこしい話満載 ボケばっかりでは 話にならん 世間にツッコミまくる 64編と最新自由律 40句 同時掲出 アイロニーとペーソスに溢れ とても面白いと評判であった 「きょうも世間はややこしい」の続編。 自由律俳句といういまや異端の俳句と 写真、ミニエッセイを組み合わせた 著者6冊目の俳句本。 著者独特の社会、時代のとらえ方から 大人のいい味の匂いが漂ってくる。
  • 明日を変える言葉
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    本書の表題に矛盾するようですが、基本的に世界は変わりません。 というより、たとえ変わったとしても、あなたにとっては変わらない。 あなたがそう思っている限り。 一方、たとえ世界が変わらないとしても、あなたにとって大きく変わることはあります。 あなたが視点を変えたときです。 昨日と同じ風景が、まるで生まれ変わった世界のように 新鮮に瑞々しく目に映るときのように。 世界は変わらない。あなたも変わらない。あなたの隣の人も変わらない。 その中でわたしたちは、視点を変えることができます。 それがあなたの今日を変えます。昨日すらも変えます。明日を変えます。 そして、世界を変えます。
  • アジア おいしい話
    3.3
    あぁなんておいしい! と舌鼓を打つ時、その料理の向こうにあるおいしさの秘密を知りたくなる。固いごぼうやにんじんをふんわりと仕上げるベトナムのおろし金、蒸し焼きには欠かせないバナナの葉、煮えた野菜とココナッツ殻のしゃもじとの絶好の相性……。アジアを旅して、あちこちの家の台所や店の厨房、市場の軒先、路上の雑貨屋で見て、聞いて、教わった、おいしさのコツ。
  • アジア、太平洋に潜る 友成純一エッセイ叢書(5)
    -
    スプラッタ・ホラー作家にして映画評論家・友成純一は、東南アジアや太平洋でダイビング三昧の日々を送っていた! 日本人が知らない海域を潜りまくった、貴重な記録! 人並みに泳ぐこともできなかったトモナリ先生。ところがダイビングをはじめたら大ハマリ。ついにはインストラクターの資格を取得し、各国のNGO調査団に次々と身を投じ、各地の海に潜りまくることに。 インドネシアのホガや、クルーズ船による地図にもないような海域巡り、フィリピンのネグロス島周辺、太平洋はフィジーやタヒチ、ポリネシア各地などなど、未知の海を経験した、驚きの体験談。 ボランティア調査団の奇妙な面々や、海上の民バジョをはじめとする、現地住民との交流、そして海の中の美しくもきびしく、また不可思議な生き物たちとの出会い…… ダイビング愛好家必携。そうでない読者にとっても、旅行記としても博物誌としても楽しめる、写真満載、唯一無二の1冊! 友成純一長編エッセイ第5弾! 【電子オリジナル版】
  • アジア的身体
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 在日朝鮮人文学、日本文化の閉鎖性、国際化と差別…。朝鮮・日本・在日をめぐる問題を柔軟かつラディカルに思考しつつ、規範からはみ出し、溢れ出る「アジア的身体」を喚び起こす第一エッセイ集。
  • アジアの友人
    3.7
    僕はこんな風にアジアを歩いてきた! ――東京でのストレスが溜まると、僕は時間をやりくりして、アジアへ向かった。仕事をなげうって、バンコクに語学留学もした。あのとろりとした熱帯の空気に包まれると、心のコリがほぐれていく。アジアを旅して20年。路上で、安宿で、国境で出会った、忘れえぬ風景と愉快な人々。いつまでも風のようにさすらう旅がしたい!
  • アジア「罰当たり」旅行 改訂版
    4.2
    TBSで放送され圧倒的な人気をほこる「クレイジージャーニー」。その中でも危険地帯の取材をする丸山ゴンザレスは高い人気を集めている。 2007年に文庫化され、大ヒットとなった丸山ゴンザレスの処女作に、新たなエピソードを大幅に追加し、改訂版として再刊行! 実に全体の3分の1以上を加筆修正。「クレイジージャーニー」で丸山ゴンザレスを知った人はもちろん、旧版を読んでいるファンも再び手を伸ばしてもらえる1冊。
  • アジアパー伝
    3.6
    カモシダ青年は、片道切符で単身、タイに乗りこんだ!……のはいいけれど、その日の食事にも困る貧乏暮らし。ビデオカメラ片手に即席のフリージャーナリストになって、内戦のカンボジアへ。ささやかなギャラで、命懸けの取材だ。おバカな人間たちとの出会いを通して描く、激ヤバ異国体験記。サイバラ漫画も大爆笑!
  • 紫陽花舎随筆
    -
    紫陽花を愛し、鎌倉雪ノ下に永く暮らした近代日本を代表する日本画家、鏑木清方は、名随筆家でもあった。挿絵画家の父の影響で若いころから文藝に親しみ、泉鏡花とも親交があり、多くの随筆集を残した。失われた市井の人々の暮らしへの尽きることのない愛惜、清方の晩年の折々の記、その源泉を辿る。
  • 味 天皇の料理番が語る昭和
    4.0
    二十世紀初頭、福井の片田舎から上京してきた秋山徳蔵は努力と才覚とで日本の西洋料理界のトップにまで登りつめる。華族会館、ブラジル公使館、築地精養軒、大正元(一九一二)年、三田東洋軒本店の料理長宮内省の主厨長に就任し、我が国の西洋料理界に大きく貢献した秋山の、料理に対する知識と探求心が伺える、自らが筆をとった貴重な食味エッセイ。料理をみつめる冷徹かつ温かい眼差しはいつまでも新鮮で清々しい。

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  • 味な旅 舌の旅 新版
    4.0
    芥川賞作家にして、官能小説の巨匠。唯一無二の作家・宇能鴻一郎が、日本各地の美味・珍味を堪能しつつ列島を縦断。喰いつき、口にふくみ、汁をすすり、飲み下す……食も官能も生命力の源。貪婪な食欲と精緻な舌で味わいつくす、滋味豊かな味覚風土記。新たにエッセイ「男の中の男は料理が上手」を収録。 〈巻末対談〉近藤サト・宇能鴻一郎
  • 味の散歩
    4.0
    「豆腐ほどプレーンな食べ物はないのではあるまいか」そこに材料を生かそうという愛の心も生まれるし、工夫も生まれる――。天皇の料理番として知られる秋山徳蔵が、料理人人生五〇年の経験から、街場の食堂や家庭料理に至るまで“味”にまつわる想いを語る。自筆挿画六〇点余を収録。〈解説〉森枝卓士
  • あじフライを有楽町で
    3.9
    週刊文春の人気食エッセイが電子版で登場! どこまでも美味しい世界にご招待! とにかく、あじフライだ。この下世話さがいいんだなあ――。 志ん生が愛した〈酒かけ天丼〉、紀伊から届いた衝撃のシカ肉。 赤坂で本場のソルロンタンを想い、パリではキャロット・ラペをしみじみ噛みしめる。 古今東西を駆け巡る、美味なるエッセイ78篇が文庫オリジナルで登場! 安西水丸画伯との最後の饗宴です。 解説・戌井昭人
  • アジュンマ(おばさん)のためのK-POP推し活のすすめ
    -
    この歳で今更……なんて諦めるのはもったいない! 娘がハマった韓流ドラマをきっかけに、49歳でK-POPアイドルを好きになった著者。若い子たちに引け目を感じながらも勇気を出して飛び込んでみたら、アジュンマ(おばさん)ならではの追いかけ方で、仕事もプライベートも充実していった――。そんな「嘘みたいな本当の話」を約10年にわたる豊富な体験談で綴った、一歩踏み出す力をくれる実用的エッセイ。 推しの決め方、韓国語の勉強、チケット獲得、そして推しとの対面! すでに推しがいる人も、これから推し活を始めたい人も楽しめる、アイドルオタクへの道しるべ。 第1章 キラキラした非日常の世界へ  K-POPアイドルグループとの出会い  会える機会が多いK-POPの世界  アイドルとコミュニケーションを取ろう  推し決めの極意 第2章 推し活で毎日を楽しく生きるために  推しのために韓国語を習う  アジュンマファンの行動は何が正解?  娘から広がるファンとのお付き合い  オタクの1日 韓国編 第3章 人生後半、どう推し活を楽しむか  推しが入隊しました  推し活あるある  自分への戒め

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  • あすナロにっき
    4.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生後4日目で拾われて、優しいにんげんの子になったナロ。噂の美猫が、のほほんと暮らす毎日を、写真とまんがで綴る。心がほんわかあったかくなる一冊!
  • 明日は、いずこの空の下
    3.8
    高校生の頃から、これまでに訪れた様々な国々での出来事をつづりながら、「あの頃の私」が「いまの私」になっていくまでを書いてみようと思います。(メッセージより)*小説現代2013年1月号(2012年12月22日発売)から約2年間連載されたエッセイを書籍化! 受賞記念特別寄稿2編をあわせた、22編を収録。
  • 明日は味方。―ぼくの愉快な自転車操業人生論
    3.7
    直木賞作家が初めて語る「人生峠」を越える応援歌! 氏は言う。「ぼくの人生は自転車操業でした。しかし漕ぎつづければいい。それを忘れた時、人は倒れるんです」。含蓄に富んだ体験的人生論。著者初のビジネス書。
  • 明日は、もっとうまくいく。
    3.0
    「自分にはできない」「最近ツイてない」、そう思うと仕事がうまくいかなくなります。できる・できないを決めるのは“能力”ではありません。やろうと思うか、思わないかという“意識”です。意識を変えた時、ツキがやってくるのです。本書は、やる気を成果につなげるためのヒント集。成功したい入社3年目までの人、これから頑張りたい入社3年目以降の人、転職した「遅れてきた新人」――つまり、あなたのために書かれています。殻を打ち破りたい時は「今まで避けてきたことを、しよう」。人間関係で落ち込んだ時は「理不尽なことも、学ぼう」。印象をよくしたい時は「相手の名前を覚えよう」。チャンスがほしい時は「面白くなさそうな仕事も引き受けよう」。評価に不満を感じる時は「自分の才能を、他人のために使おう」。そんな簡潔で力強い励ましの言葉によって、「できないことなどない」と気づくことができるはず。仕事運を呼び込むパワフルな1冊。

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  • 明日、ぼくはヘイト本を棚から外せるだろうか
    -
    1巻2,500円 (税込)
    書店とは何か。ヘイト本をどうするか。40年以上にわたる葛藤の軌跡。書店員という枠を超えた思索の書。 カウンターデモに参加したわけでも、座り込みに参加したわけでもない。書店での、本を媒介しての活動や発信は防御壁に囲まれた「安全地帯」からのものに過ぎなかったのではないか? ここまで自分を追い詰めたとき、ぼくは我に返った。 ――本文より 著者はおよそ10年間、「ヘイト本」という現象をめぐって「書店の役割」を自問自答しつづけてきた。書店は「言論のアリーナである」という帰結を見出したと思えたが、葛藤が消えたわけではない。60冊を超える書物から言葉を引きながら、「ヘイト本」をめぐる自問自答の軌跡を披歴。「書店とは何か」――40年以上にわたる葛藤や決意の収斂。書店員という枠を超えた思索の書。 【目次】 Ⅰ 明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか Ⅱ ただ嘆くだけで、終わってしまったのではないだろうか Ⅲ その本はなぜ、多くの人を惹きつけるのだろうか Ⅳ 「わからない」は、何を意味するのだろうか Ⅴ やはり発端は、「自分探し」ブームだったのだろうか Ⅵ 弱者攻撃の動機は、どこから来るのだろうか Ⅶ ヘイトスピーチ・クライムの厳罰化は、なぜ進まないのだろうか Ⅷ 書店は、「言論のアリーナ」になりうるのだろうか 【著者】 福嶋聡 書店員。1959年、兵庫県に生まれる。京都大学文学部哲学科を卒業後、1982年2月ジュンク堂書店に入社。仙台店店長、池袋本店副店長などを経て難波店に。2022年2月まで難波店店長をつとめる。学生時代は俳優・演出家として演劇活動に没頭した。著書に、『書店人のしごと』『書店人のこころ』(以上、三一書房)、『劇場としての書店』(新評論)、『紙の本は、滅びない』(ポプラ新書)、『書店と民主主義』(以上、人文書院)、共著に『フェイクと憎悪』(大月書店)、『パンデミック下の書店と教室』(新泉社)などがある。

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