飽きっぽいから、愛っぽい【電子特典付】

飽きっぽいから、愛っぽい【電子特典付】

1,760円 (税込)

8pt

作家・岸田奈美の新たな代表作。
著名人からも絶賛&感動の声続々!

笑えて、泣けて、救われる。
新時代の書き手が綴る、心を揺さぶる傑作エッセイ。


「大好き」を言葉にし続けることが、
こんなに笑えて泣けるなんて。 ――藤崎彩織


笑いと悲しみは同じところにあって、希望と絶望も同じ場所から生まれる。
それを軽やかに教えてくれる、処方箋みたいな本だ。
しかもとびきり笑えるんですよ。 ――佐久間宣行


腰を下ろした、彼女の目線。優しさと逞しさ。そして、ユーモア。
今、世界に足りていないこれらに満ち溢れた、最高峰のエッセイ。
岸田奈美は、運命に愛されている。 ――リリー・フランキー


わたしがしなければならなかったのは、わたしを好きになることではなかった。
嫌いなわたしの中にしか起き得ない感情を、わたしの中にしか生まれない言葉で、書くことだった。
どんなにつらくても。難しくても。時間がかかっても。飽きても。褒められなくても。
ようやくたどり着けたここから先に、たぶん、愛がある。


本作は小説誌『小説現代』で連載をしていた「飽きっぽいから、愛っぽい」を書籍化に際して、加筆修正したものです。

【電子特典】
noteの有料購読マガジン「キナリ★マガジン」で発表したショートエッセイ「たまたき」を電子書籍特典として収録。

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飽きっぽいから、愛っぽい【電子特典付】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    言葉にしなかった、言葉を見る人
    この話は心底沁みた。これだけで星5

    父に褒められた記憶があまりなかった
    母からは何かあると祖父母にも褒めていた
    照れて言えなかったのね
    私には私の。母には母の記憶がある

    すごく素敵な作品だった

    0
    2023年09月21日

    Posted by ブクログ

    エッセイ集。著者は31歳。若い。

    なんでこの本を入手しようとしたか思い出せないけど、

    これが案外、いい。

    文章に無理がない。力みがない。わざとらしさがない。流れるよう。

    ススーッと頭の中に入り込んでくる。

    家族、特に両親が頻繁に出てくるが、なんとも素直に受け入れられる。

    エピソードが自然

    0
    2023年07月17日

    Posted by ブクログ

    岸田奈美さんのエッセイには、笑いと愛と哀と救いがある。

    自分の人生に一度でも起きたら卒倒しそうなエピソードが、岸田奈美さんからは週一くらいの勢いで飛び出てくる。

    なのに、そこに悲壮感はない。

    少なくとも、文章には出てこない。

    裏には悲壮感も含めた様々な感情が込められているのはしっかり感じるの

    0
    2023年06月20日

    Posted by ブクログ

    文章が軽やかで、身構えずにするっと読めるエッセイでした。主に家族のことが描かれていて、重くなりすぎないんですが、家族としての愛や葛藤も伝わってきて、それがよかったです。
    個人的には、よく知る神戸が多く出てきて、雰囲気等もわかり、そこも楽しめました。エッセイを書く理由や意味が最後に綴られていて、素敵だ

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    今回は特に亡くなったお父さんへの愛を感じた。
    突然の悲しみに出くわした時、記憶から思い出をも消してしまうということは、確かにあると思う。
    でも、ふとした瞬間にその記憶が蘇って…
    切なく懐かしい気持ちがこちらまで伝わってきた。
    日々の困りごとや自分の不甲斐なさとかを、笑いに変えてエッセイにしてしまう岸

    0
    2025年05月28日

    Posted by ブクログ

    ドラマ以上にドラマなエッセイ。文章力なのか、物語を呼ぶ人間性なのか、人生って物語の連続なんだとしみじみ。神戸在住の関西人なので、特に親近感が生まれます。

    0
    2025年02月08日

    Posted by ブクログ

    奈美さんの「大切なものを愛するがゆえに、そうでないものは途中でやめてしまう」という内容に感銘しました。
    職場で浮かない無難な服ばかり買い集めていましたが
    好きな服を買い足したら
    クローゼットを見るたびに幸せな気持ちになりました
    私が大切にしたい、愛するものを集めていく
    そんな人生にしたいと思います。

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    作者の家族との思い出を面白可笑しく、時に愛しく書いてあって思わず笑ってしまいます。
    引っ越しの話もそんなことある?の連続でてんわやんわ感がとても楽しいです。
    作者はわたしより10歳も下ですが、こんなお茶目で愛情あふれる友達欲しいなぁ。
    作中に出てきたシェイプアップ乱も思わず読んでしまいました(笑)

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    色んな気持ちや事柄の表現の仕方、言葉のチョイスがとても好き。
    声を出して笑ったり、ほろっと目が潤んだりして私は岸田さんと岸田家のファンになった。
    中でも何でも全身で受け取る才能があるお母さんがチャーミングで素敵。
    他の著作も是非読みたいと思う。

    0
    2024年07月28日

    Posted by ブクログ

    岸田ファンの友人からのプレゼント。
    今回2冊目

    笑って泣いて
    泣いて笑って


    過去のシーンの振り返り

    その土地土地の思い出を書いているけど

    1番好きだったのは
    遺書が化けて出た

    ドキドキと笑いと
    snsのあるある

    相変わらず、表現力楽しすぎ

    0
    2023年11月07日

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