あじフライを有楽町で

あじフライを有楽町で

740円 (税込)

3pt

週刊文春の人気食エッセイが電子版で登場!
どこまでも美味しい世界にご招待!

とにかく、あじフライだ。この下世話さがいいんだなあ――。
志ん生が愛した〈酒かけ天丼〉、紀伊から届いた衝撃のシカ肉。
赤坂で本場のソルロンタンを想い、パリではキャロット・ラペをしみじみ噛みしめる。
古今東西を駆け巡る、美味なるエッセイ78篇が文庫オリジナルで登場!
安西水丸画伯との最後の饗宴です。

解説・戌井昭人

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あじフライを有楽町で のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月09日

    (抜粋)
    安心するのです。胸もとをはだけた三角座布団。ぴんっと突き出た尻尾も、お約束。いつの時代も底値安定価格。冷めたら冷めたで、身がきゅっと締まっておつな味。予想を裏切ることのない、揚げ物界のご隠居さん風情がすてきだ。定食屋でも居酒屋でも、「あじフライ」の五文字を確認すると、品書きに安泰感が漂いま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月02日

    食に関するエッセイの多い筆者。食欲は常人以上だが品のある語り口が心地よい。

    週刊文春の連載エッセイ。一話一話が短いのでスキマ時間に読むのに最適。筆者の品のある語り口と擬音が何とも心地よい。本当に食を大切にしていることがうかがえる。最近お気に入りの作家の一人。

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    Posted by ブクログ 2017年07月22日

    平松氏の本にはいつも驚きと発見があるのですが今回も素晴らしかったです。何点か挑戦してみたい品もあり、行ってみたい所もありましたが「おばちゃんの実力」が衝撃的でした!こんなおばちゃん達になりたい...。

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    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    一編2.3ページ、スイスイ読める連載集。有楽町という文字には、"楽"しいが"有"り。近隣のおいしいお店が参考になるし、お家での料理にも手が出る。煮物は温度が下がる時に味が入る。全国各地でも平松さんの食い意地エピソードが面白い。血眼になりながら旬の食材を追いかけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月04日

    平松洋子の食べ物読み物に間違いはないけれど、この確固さたるや。
    解説にあるが「食うという行為は、味うんぬん以前に、楽しい行為なのだということを知る。つまらなさそうに食べたら、すべてが台無し、楽しく食うことが一番なのだ」とあるが、それに尽きる。

    どんな些細な料理や材料にもストーリーがある。それを丁寧...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月16日

    食のエッセイ。
    文章から、食べる喜び、幸せが溢れてくる。鯨めし、そんなに美味しいの??鯨雑炊、どんだけ美味しいの???あじフライにはタルタルソースとレモンだなぁ~とか、お腹が減ってたまりません。いつも何気なく食べてる食材たちに改めて感謝したくなる、良本です。

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    Posted by ブクログ 2018年03月29日

    シリーズ4冊目もとてもお腹が空きました。
    前作から引き続き、文章の中で小さなレシピが書かれているものもあるので、書き出して作ってみよう…となるのも楽しいです。にんじんサラダは作りました。美味しい。そして今も食べています。
    帯の「あの味を知ってしまったのは、幸福だったのか。」にドキッとしますが、きっと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月11日

    解説にもあるよう、平松さんのエッセイには物語がある。食事とそれらをめぐる記憶と物語がとても心地よく、いつまでも読んでいたいと思う。

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    Posted by ブクログ 2017年09月24日

    食に関するエッセイを読むのは、僕にとっては精神安定剤の服薬にも似た行為である。その中で、特に著者の本は常に手元に置いておきたいほど愛好している。

    前作の「ひさしぶりの海苔弁」と同じく、安西水丸のユーモラスな挿絵も楽しめる本書では、あじフライ、羊羹、立ち食いそば、湯豆腐、どじょう鍋などの食材を通じて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月27日

    食べ物についてのエッセイ集。個人的に言えば、若干味の指向性が異なるところがあるようで、ほんの少しだけど「この料理なら、僕はそれほど美味しいとは思わないなあ」と感じるものがあった(実は香味野菜的なものがやや苦手である)。それでも、読んでいるうちに「だまされたと思って食べてみようかな」と思うくらい、それ...続きを読む

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