国内 旅行作品一覧

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  • ああ、素晴らしき人生。
    -
    1948年、団塊の世代に生まれた。大きな病気をすることもなく、今日まで生きてくることができた。北海道で生まれ育った子供時代。中学、高校、大学を経て、社会人として企業に勤め、退職後は国内や海外への旅行にも行くことができた。長い人生ではあったが、振り返ればあっという間。そこに、悔いなど残してたまるか。誰のためでもない、自分の人生を強く生きよう―――。70歳を目前とした著者が、自身の生きてきた軌跡を振り返る、自伝的エッセイ。

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  • 愛されてもひとり
    -
    夫の定年を機に安曇野で田舎暮らしをしていた中井絹子を不幸が襲った。夫が脳梗塞で急逝したのだ。息子夫妻から上京を促されるも、キャリアウーマンの嫁・由梨と相性のあわない絹子は、一人自活を続ける決心をする。やがて、友人である美千代の息子の妻・里美が、絹子の面倒を見るようになった。だが、貞淑な里美にも嫁姑の確執があり……。20代、40代、60代、三世代の女性の愛と悩みを描く長編サスペンス。 ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『妻の罪状』(実業之日本社文庫)、『ただいまつもとの事件簿』(光文社文庫)、『二年半待て』(2018年徳間文庫大賞受賞作)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
  • 愛の飛鳥路殺人事件
    5.0
    人気推理作家の大西秋彦が取材旅行中失踪、2週間後、惨殺死体で発見される。恋人の中山亜矢子は、自らの手で犯人をつきとめようと彼の取材先の京都、奈良、飛鳥へと向かうが、そこで彼女を待ちうけていたのは、恐るべき第2の殺人だった。春の大和路を舞台に、愛と犯意の交錯が感動的な旅情推理傑作長編。
  • 青の背信
    -
    杭州を旅行中の美術記者宗誠一郎は、美貌の実業家黄夫人と知り合い、奇跡の名碗(めいわん)、木ノ葉天目を見せられる。美しい火の芸術に心を奪われ、帰国後その日本人陶工を探すが、一切は謎のまま次々と関係者の死が続く。夢の女と天才陶工の影を追う誠一郎が見た真実は? 激しい情熱と壮大な企(たくら)み、青の3部作完結。
  • 青い失速
    -
    冬の菅平へ、木塚哲男と稲山洋子は、新婚スキー旅行にやって来た。襖1枚の隣室のスキー客の含み笑いに、洋子は初めての夜をこばんでしまう。翌朝、木塚は偶然逢った友人とともに、洋子を残して根子岳に出発、そして吹雪の山で道を失う。救出された木塚の枕元で、洋子はうわごとに「美津子」と呼ぶのを聞いた。……濃霧の高原、寒冷前線の乱流の中に展開する、青春画像を描いた長編力作。
  • 青い空のダイブ/Friends
    -
    密かに思いを寄せる紺造がハワイに行こうと言ってきた。よく聞けば、サークル仲間での旅行に欠員が出たのだという。居心地悪い思いで参加した私は、紺造とスカイダイビングに挑戦する羽目に…。大ヒットの恋愛アンソロジー『Friends』収録の珠玉短編、谷村志穂が紡ぐの淡い恋の行方。

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  • 青い花は未来で眠る
    2.3
    私が生きていることに、意味はあるのかな。かつて自分をかばって姉を失った高校2年生の優香は、乗り込んだ修学旅行の飛行機でハイジャック事件に遭遇する。飛行機は不時着するが、生き残った乗客はわずかに5人。テロ事件の犯人は、見慣れない青い花を身につけた4人の美青年だった。謎を秘めたまま迫りくる彼らと対峙して、生きることに無気力だった優香は変わりはじめる――。少女が未来を切り拓く、鮮烈なSFサスペンス。 ※本書は二〇一四年十月に小社から刊行された単行本『11月のジュリエット』を、加筆・修正のうえ改題し、文庫化したものが底本です。
  • 青空感傷ツアー
    3.7
    超美人でゴーマンま女ともだち音生<ネオ>と、彼女に言いなりな私。音生にひきずられるように、大阪→トルコ→四国→石垣島と続く、女二人の凸凹感傷旅行はどこへ行く?抱腹絶倒、やがてせつない旅の空。映画「きょうのできごと」原作者による、各紙誌で絶賛された、ウルトラ・キュートな話題作!

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  • あおむけに大の字
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    無防備を撮り、それを交換する関係とは何だろう? 短編というよりは掌編。 そしてちょっと不思議な一編である。 登場人物は女性2人だけ。 酔った1人をもう1人が介抱し、その後、時を経て一緒に京都に旅行をする。 仲が良いのは間違いないのだが、そこにポラロイドカメラという装置が介在することで様々な推測が働きそうだ。 しかも互いに写真を交換したりする。 彼女と彼女の関係。これはいったいなにか。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 赤いカラス
    -
    過去も現在も未来もない、あるのは断片的な記憶だけ―― 夢から夢へと自由に行き来する男は、文明の栄枯盛衰を垣間見る。 これは虚構か現実か。時空を超えて展開される摩訶不思議な旅行奇譚。 「どっちみち死ぬんだから食ってあげましょうね、あなたの夢を」 妻との死別をきっかけに仕事を辞めた男は、思い出が残る中国を訪れる。 道中で出会った奇妙な仲間とともに、文明を辿る旅が始まった―― 夢と現実が交差する世界を描いた、予測不能なファンタジー小説。

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  • 赤い旅客機
    -
    新婚旅行から帰ったばかりの若妻・さゆりが失踪した。タイで撮った写真に、拘留中のはずのSA航空機爆破犯人が写っていたという。さゆりは国際謀略に巻き込まれ、消されたのではないか。兄の映画助監督・柳沢は、独自に調査を始めたが、今度は柳沢の身に危険が! 現実の国際謀略事件を題材にした、書下ろしサスペンス力作。
  • 赤かぶ検事奮戦記 伊豆恋人岬の首縊り
    -
    1巻440円 (税込)
    「やめろ!」赤かぶ検事の叫びは空しかった。天城峠で一台の車が女子大生を拉致したのだ。伊豆旅行中の検事が遭遇した一瞬の事件だった。まもなく恋人岬に身代金を持参した警察が見たもの、それは、愛が叶うという鐘楼に揺れる男の死体であった。

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  • 赤く染まる月
    -
    空に浮かんでいるのは、血の色に染まった真っ赤な月だった。 これは“あいつ”の目で、空から獲物を捜しているのだ。 僕と恋人の枝折は温泉旅行に向かった先で、暴走車にはね飛ばされて意識を失った。 次に目が覚めると、そこは見たこともない異質な空間で、現実の世界とはかけ離れた不思議な街並みが広がっていた。 赤く染まった月が支配する世界の中で、僕たちの目の前に“あいつ”が現れる。 枝折の命を守るため、僕は意を決して“あいつ”と戦うが……。
  • 茜さす日に嘘を隠して
    3.5
    1巻1,463円 (税込)
    『青く滲んだ月の行方』(青羽悠)と繋がる、共感度120%の青春小説。 <第1話 さんざんな朝> 就活生の皐月は、あるレコード会社の面接で「あなたを売ってください」という質問を受ける。 自分を商品にした時の魅力はなんなのか、うまく答えられず、落ち込みながら今日も1人反省会をする。 そんな中、大学の先輩のSNSで、恋人の浮気場面らしき写真を見つける。 社会人で、皐月の就活に興味がなさそうな彼とは、最近うまくいっていない。 自分の気持ちに正直に生きたいけれど、私だけが何にもなれずに取り残されてしまうのかーー? <第2話 砂が落ちる> 「好き」は終わりの始まりだ。 パパもバイト先の先輩も、彼氏も、マッチングアプリで出会った男の子たちも、みんなあたしの元からいなくなった。 わかっているはずなのに、大学2年生の愛衣は新たな誰かを探す衝動が抑えられない。 それはまるで、「いらない」と思われた自分を傷つけるかのようだった。 砂時計の砂が落ちていくように、人間関係にもタイムリミットがある。 それでも、と願う愛衣が出した答えとは? <第3話 手紙> 大学生の井ノ坂文は、SNSで人気のシンガーソングライター・ふみとして活動している。 活動当初から、自分の経験をひとつずつ切り出して楽曲を作っていた文は、誰かの「自分のための曲」を作ることはできても、楽曲を通して誰とも繋がれないことに不安を感じていた。 新曲の制作が進まずもがく彼女は、ふと男子高校生の自殺のニュース目にすると、彼のために曲を書こうと思い立ち――。 <第4話 あと一歩> 「男女の友情なんて成立しない」。 男同士、女同士だって、友情が成立しないことはあるのに、どうして男女の間だけーー? 智子が、愛衣と涼太と飲む場所は、ラブホテルが定番となっている。終電も気にしなくて済むし、いつでも寝られるし、お店で飲むよりも安く済む。恋バナをしたり、就活の相談をしたり、定番となった三人で飲む時間だったが、その中で智子はある思いを抱えていてーー <第5話 色を変えて> 大学4年、11月。まだまだ先が見えない毎日を送る皐月は、キャリアセンターで相談してみることに。「やりたい仕事が分からない」と打ち明けると、「自己分析」をしてみては、と勧められた。 面談を終えてスマホを見ると、サークル仲間の奈美から卒業旅行の誘いのLINEが。 自分がいることで気を遣わせるのも申し訳ない、と不参加と返信すると、奈美から電話がかかってきた。 「それでも私は皐月のこと、大事な友達だと思ってるよ」 友達って何なのか、そして、私って一体どういう人間なんだろうーー?
  • アガサ・クリスティ殺人事件
    -
    1巻770円 (税込)
    何者かによって『オリエント急行殺人事件』が再現される!?  名探偵エルキュール・ポワロは実在し、名作『オリエント急行の殺人』事件は、それが書かれる前年の1933年、南インドで実際に起こった事件だった! 45年後の1978年、作家・高田晨一はインド政府の招待旅行で、老人のポワロと出会う。ポワロの手には、〈かつての現場・ハイデラバード急行内でふたたび殺人が起こる〉との脅迫状が…。全世界のクリスティ・ファンに挑戦する本格推理小説の傑作。
  • あがのあねさま(DX版)
    完結
    -
    SDGsを掲げた世界は、達成目標1年前の2029年を迎えてもなお目標達成できないでいた。 人類も日本政府も努力したが、結局達成には間に合わないことが確実になり、人々は悲観しつつ、その責任を互いに醜く押し付けあった。 だが、そのとき、3隻の女性形女性サイズ移動要塞が進空した。 阿賀野と能代と矢矧。日本政府が一発逆転の目標達成のために建造した女性形女性サイズ巡洋艦三姉妹である。 その彼女たちが秘密裏に配属されたのは、なんと、阿賀北地域の実験都市。 今、人類の運命をかけたSDGs一発逆転達成計画が開始された! この10in版は『あがのあねさま』本編+番外編(取材旅行記)に加えて感謝特別編2本、さらに付録を追加収録したものです。 =収録= 本文全7話 番外編1話 特別編2話 =収録付録= 付録1・阿賀野型空中移動要塞詳細 付録2・第一次新発田海戦 動静図 付録3・スペシャルコメンタリー(全話分) 付録4・阿賀北ノベルジャム版「あがのあねさま」表紙解説 あとがき
  • 安芸広島 水の都の殺人 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    母殺しの罪を着せられた娘の悲痛な叫び。 警察―検察―裁判所の横暴に茶屋が斬り込む! 「私は母を殺した罪で刑務所に入れられました」 旅行作家・茶屋次郎の許を訪れた読者・細谷水砂は、衝撃の事実を口にした。 一貫して無実を主張したにも拘わらず、警察の思い描いた絵図――ラブホテルに入った母親を目撃して激怒、放火殺人に至った――通りに判決が下り服役したという。 冤罪を晴らしたいという訴えに茶屋は、事件の地・広島に向かったが、やがて、火災のもう一人の被害者である男のまさかの奇妙な過去が浮上する……。 人気不動の超ロング・シリーズ、円熟の26弾!
  • 悪女の泪
    -
    1巻605円 (税込)
    恋人と謀り、成金男の巨富を狙って妻となった美貌の女・緋美子。新婚旅行のハワイで計画どおり夫は消息を絶ち、悲嘆を演じながら帰国した彼女に、だが異変が次々と襲いかかる。深夜の足音、無言の電話、続々と訪れる怪しい男女とは一体……─

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  • 悪女の秘密
    3.5
    心の奥底に封印した過去、口にできなかった一言、それが解き放たれるとき、普段の風景は恐怖の色に塗り替えられる……。妻子ある男を愛してしまった早紀子(さきこ)は、突然、彼の妻から誘われた。夫は出張中、離婚してあげるから、二人だけで旅行しようと。動揺を抑えきれないまま、早紀子は真意を知ろうとその言葉に従うが……(「二人旅」)。日常に潜む殺意を描く11編。
  • 芥川竜之介紀行文集
    -
    芥川の国内の旅行記と中国紀行をまとめる.1921年に,『大阪毎日新聞』視察員として中国各地を訪れた芥川は,ロマン的な中国像をいだきながらも,現実の中国の実情,中国の対日観を冷静に見つめ,自身の思いを刻々と伝えている.芥川の作品中でも,特異なルポルタージュである.

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  • 悪魔の湖畔
    -
    婚前旅行先の支笏湖畔で、川津美穂子は謎の男に襲われ、妊娠した。婚約者に秘密を抱きながら、現場に残された〃T・T〃の文字を頼りに犯人を追う美穂子……。手がかりは、湖畔での殺人事件である。被害者は美穂子と瓜二つだったのだ。揺れ動く女心と、めくるめく情事の底に潜む陥穽とを描く、絶賛「悪魔シリーズ」第二弾!
  • 悪魔の湖畔
    -
    東京のホテルに勤める美穂子は婚約者の出張について北海道へ婚前旅行に出かけた。ところが、婚約者の留守中にオコタンペ湖を訪れた彼女は樹海で襲われ犯されてしまう。現場にはT・Tと記された懐中電灯が残されていた。一方、美穂子が襲われた現場近くの支笏湖畔では一カ月前に彼女と瓜二つの女性が暴行未遂の状態で絞殺されていた。しかも婚前旅行の二日前、鹿児島の池田湖畔でも殺人が――。美穂子の強姦と二つの湖畔殺人には関連があるのか!?揺れ動く女心と情事の底に潜む陥穽とを描いた官能ミステリー。
  • 悪魔を見た家族(電子復刻版)
    -
    三重県にある香落溪温泉で販売された羊羹がコレラ菌に汚染されていると発表された。東海林光三が、そのニュースを知ったのは、汚染された羊羹を口にした後だった。名前、身分を偽って愛人と浮気旅行中であった光三は、浮気の発覚を恐れて旅館から逃走してしまった。ひそかに帰宅した彼を待っていたのは、南軽井沢のペンションで姪が殺されたという報せだった。そして、それが悪夢の始まりであった。長篇推理。

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  • 悪夢の設計者
    -
    いまわのVサインは何を意味するのか? 財川財閥の御曹司が、新婚旅行先の伊豆で謎めいたダイイング・メッセージを遺して惨殺された。新妻の多津子は、発見者のチンピラ・水木が夫と瓜二つであることに驚嘆。そのとき、多津子の胸に奸計が浮かび上がった。水木の夫の替え玉に仕立て上げ、財閥の巨富を奪取しようというのだ。悪女と悪党の企みは、はたして正夢と出るか、逆夢に終わるのか――!?
  • 悪夢の設計者
    -
    1巻495円 (税込)
    いまわのVサインは何を意味するのか? 財川財閥の御曹司が、新婚旅行先の伊豆で謎めいたダイイング・メッセージを遺して惨殺された。新妻の多津子は、発見者のチンピラ・水木が夫と瓜二つであることに驚嘆。そのとき、多津子の胸に奸計が浮かび上がった。水木を夫の替え玉に仕立て上げ、財閥の巨富を奪取しようというのだ。悪女と悪党の企みは、はたして正夢と出るか、逆夢に終わるのか――?

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  • 悪夢の設計者(デザイナー)
    3.0
    財閥の御曹司・財川一郎が、新婚旅行先の伊豆で何者かに撲殺された。Vサインのダイイング・メッセージを遺して……。新妻の多津子は、発見者の青年・水木時彦の容姿が一郎と瓜二つであることに驚愕し、奸計をめぐらした。水木を一郎の身代わりに仕立て、夫が相続するはずだった財川財閥の莫大な遺産を乗っ取ろうというのだ。衝撃の結末! 傑作悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。

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  • 悪霊たちの秘戯
    -
    奥日光の隠れ沼で、女性の水死体が発見され、さらに、バリ島旅行(ツアー)に出かけた夫婦をめぐる、怪死事件が発生した! 二つの事件の背後に、奇怪な結社の影が蠢く。カウンセラーでもある特別秘密捜査官の赤垣美晴は、〃掌気法〃で心身の健康を説く謎の団体「やすらぎランド」に潜入し、事件の真相糾明に乗り出す。 官能サスペンスの極地を描く好評「赤い闇の未亡人」シリーズ。
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)
    3.6
    火葬したはずの妻が家にいた。「体がなくなったって、私はあなたの奥さんだから」。生前と同じように振る舞う彼女との、本当の別れが来る前に、俺は果たせなかった新婚旅行に向かった(「ゆびのいと」)。屋上から落ちたのに、なぜ私は消えなかったのだろう。早く消えたい。女子トイレに潜む、あの子みたいになる前に(「かいぶつの名前」)。生も死も、夢も現(うつつ)も飛び越えて、こころを救う物語。(解説・名久井直子)
  • 朝だ!生です 旅サラダWalker
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「朝だ!生です 旅サラダWalker」は、1993年の放送開始から25周年を迎えた番組の魅力を一冊にまとめた、完全保存版の番組公式ガイド。神田正輝さん、向井亜紀さんほかレギュラー陣、初代司会・草野仁さんら出演者のインタビューなどでふりかえる番組の魅力、裏話を独占でお届け!また、これまで放送されたなかから厳選した国内旅行ガイド「ニッポン 特選の旅ガイド」、番組で評判だった名産品を紹介する「『コレうまの旅!』全国うまいもん名鑑」など、実用的な情報も豊富。さらに、ラッシャー板前さんのハプニング集や豪華ゲストが出演した回、海外の旅で取り上げられた絶景を紹介する「『旅サラダ』ハプニング&名珍場面集」など、魅力ある特集企画が盛りだくさん。この本でしか読めない独占企画や、たくさんのゲストを迎えた人気番組の裏話が満載の25周年記念本です。 ※掲載情報は紙版発行時のものであり、施設の都合により内容・休み・営業時間が変更になる場合があります。クーポン・応募券は収録しておりません。一部記事・写真・別冊や中綴じなどの特典付録は掲載していない場合があります。
  • 朝な朝な
    -
    女流評論家の高輪薫が海外旅行中、ローマに留学している一青年から故国の一女性への贈物を預ってきたことから、幸福をもとめるその女性の運命がひらけて行く――華道創美流の機関誌「創美」の編集部につとめる仙波雅子は、母のつよい希望で掛川昇と見合するが、初恋の人・松尾三郎の愛情を確めたことから、周囲の人びと、とくに副編集長・石井志奈子などの鞭撻で、幸福をつかみとる……。華麗なフランス情艶絵画をくりひろげるような愛欲を描いてベテランの作者が、仙波雅子の愛と行動のうちに現代娘の一典型を、ヨーロッパ帰りの女流評論家・高輪薫の眼をとおして描く大作。
  • 朝日殺人事件 新装版
    5.0
    1巻550円 (税込)
    東京都内の高級ホテルで、不動産ブローカーの男が殺された。死因は後頭部を強打された際のショックによる急性心不全らしいが、現場には手掛かりが残されておらず、捜査は難航する。母親が旅行中に偶然被害者を目撃、男が発した「アサヒのことはよろしく」という言葉を耳にしていた縁で、浅見光彦は調査に乗り出す。同じ頃、「旅と歴史」編集部記者・宮崎さとみが、アパート隣室の女性が行方不明になった謎を解明して欲しいと持ちかけるが、浅見はその依頼を断ってしまう。やがて次なる殺人が発生。ところがその被害者は……。「アサヒ」の意味するところを求め、そして、第二の殺人の真相を究明する、名探偵・浅見光彦の推理が冴える!

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  • アジアの誘惑
    4.1
    夕暮れどきに、アジアの街に着く。肌が、熱帯のとろりとした空気に包まれ、肩の力が、スーッと抜けていく。忙(せわ)しかった日常の垢も、溶けていく。日がな一日、茶屋で人々を眺めたり、あてもなく街をぶらつく。怠惰に過ごすという快楽! 貧乏旅行の達人が、アジアの旅の魅力と極意を綴った、痛快・愉快・トホホな旅読本。日本に疲れたら、おいでよ、君も、アジアの街に……のんびり、ゆっくり、アジアの街を泳ぐ!
  • 味子さん、殺人です(電子復刻版)
    -
    神保亜子こと、通称味子。アジの干物が好物でついた仇名だが、所属プロ社長の勘違いから、なんとグルメ番組のレポーターに起用。一歳下のカメラマン空閑(くが)三九郎とホテルのバイキング取材の帰り、交通事故を目撃した。被害者は翌日訪問予定の長崎県、平戸の銘菓〈歌留羅(かるら)〉の主人、潮見長次郎だった。平戸へと向かう味子達は、新幹線で長次郎の甥庄太に出会う……。連続殺人の予感を秘めたグルメ旅行が始まった。

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  • アスキーパソコン倶楽部 大人の旅行で役立つスマホ&タブレット 「写真」を撮る、「地図」を見る…スマホ&タブレットで全部できる!
    -
    スマホ&タブレットがあれば、地図やガイドブック、カメラがなくても旅を十分に楽しめます。旅行先の下調べに始まり、旅先での道案内や家族との連絡、帰宅後の写真整理まで、スマホ&タブレットを使えば旅の充実度がグッと高まります。本書では「出発前編」「旅行中編」「帰宅後編」「海外旅行編」に分けて、スマホ&タブレットを使った便利ワザや使えるアプリを紹介。さらに、今さら聞けないスマホ&タブレットの疑問や、旅先での紛失・盗難へのトラブル対策もしっかり解説します。国内の日帰り旅から海外旅行まで、出かける前に必ず押さえておきたいスマホ&タブレット活用テクニックが満載の1冊です。
  • 東遊雑記
    -
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 18世紀末,天明の飢饉にあえぐ東北地方から松前へと,幕府の御巡見使の随員として旅行した筆者による旅日記。平泉,松島,仙台,相馬から江戸まで,各地の民俗・伝説が冷静な観察眼をもって書きつづられている。

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  • 阿蘇・長崎「ねずみ」を探せ
    2.7
    生放送直前、女性旅行ライターがテレビ局内で殺された! 同じく出演予定だった男が失踪。姿を消したのは、悠々自適に暮らしていた、かつての有名カーデザイナー、秋山清一郎だ。事件の鍵を求め、十津川警部と亀井刑事は、秋山夫妻が住む阿蘇へ。しかし二人は不在。そして秋山のパソコンには奇妙な文章が残されていた。十津川の推理が封印されていた幾つもの“過去”を甦らせる。
  • 熱海温泉つくも神様のお宿で花嫁修業いたします
    4.5
    仕事も恋も家も失い、熱海に傷心旅行に来た花は、一軒の宿に迷い込んでしまう。モフモフのしゃべる狸が出迎えるそこは、つくも神様が疲れを癒しにやってくる温泉宿だった!なりゆきで泊まったものの宿代が払えず、借金返済のために仲居をすることになった花。しかも、意地悪なイケメン若旦那・八雲の花嫁候補にまで任命されて…!?どん底女子が、個性豊かな神様たちと出会い成長していく、心温まる物語。「スターツ出版キャラクター小説大賞」大賞受賞作。
  • 当たるも八卦 当たらぬも八卦 「占い」に一喜一憂した一女性の青春
    -
    1巻330円 (税込)
    「西の方角に引っ越すと、生命か、名誉か、財産を失う」と占い師に言われたにも拘わらず一家は父の故郷・鹿児島に疎開する。すると、終戦三日前に町は爆撃に遭って全焼、その一ヵ月後、焼け跡の片付けのとき負った怪我が原因で父が急死、続けて翌年、東京に引揚げる日を数日後に控え今度は祖母も体調を壊し他界――。中学、高校生の頃、そんな体験をした私は、その後、「占星術」や「八卦」、「夢占い」などに興味を持つようになった。以来、学校を出て求職や転職の問題などが生じると、知人から聞いた「算盤占い」の老師をそのたび訪ねるようになった。すると不思議にも予言が的中、仕事が望む方向に進んだり、夢にまでみた外国人秘書への道が開けたり、かと思うと公私ともに幸せをもたらせてくれる人物に出会ったりした……。戦後に青春を送った一女性の自伝的小説。 ■CONTENTS 【序章】私と「占い」/(1) 占い師が予言した父の死/(2)「算盤占い」が的中した姪の半生/(3)「星占い」が当たったヨーロッパ旅行【一章】鹿児島へ疎開/(1) 枕崎台風と、父の死/(2) 屋根の上の初恋/(3) 祖母の骨壷を抱えて帰京【二章】卒業、就職/(1) 一軒の家に四所帯が同居/(2) 戦後の筍生活/(3) 高校卒業、そして就職/(4) 夜間の英語学校 /(5) 郵便物の検閲――“秘密の翻訳工場”/(6) “秘密の翻訳工場”で働く学生たち【三章】「算盤占い」/(1) 秘書への道 /(2) “筆頭秘書”を目指し職場を転々/(3) 予言が的中したK氏との出会い/(4) 文学のこと、同人雑誌のこと/(5) ローマ行きの話が具体化/(6) K氏の計画が挫折/(7) “生涯秘書”の資格を習得【おわりに】「占い」その後
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)
    3.6
    1巻473円 (税込)
    この味を忘れることは、決してないだろう――。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷……。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。(解説・松田哲夫)
  • 宛先不明~鬼貫警部事件簿~
    -
    秋田市内の公園で男性の絞殺死体が発見された。被害者は東京の印刷会社勤務のサラリーマン。東北旅行の最中、何者かに電話で呼び出され殺害されたと判明した。捜査線上に浮かんだ容疑者には、しかし、鉄壁のアリバイがあった。行き詰まった捜査に難事件を解決して来た鬼貫警部が乗り出した。鬼貫警部シリーズ復刻第2弾。なかなか手に入らなかった傑作がいま甦る。
  • アテンション・プリーズ 海外旅行を計画中あるいは海外駐在が予定されている皆さんへ
    -
    ツアー旅行ではできないような経験をしたからこそ、伝えたいことがある! 中南米、東・西南アジア、中近東、アフリカなどでエンジニアとして活躍した著者が綴る、海外生活を送る上で心にとどめておくべきこととは。 <目次> はじめに   第一章 空港にて 第二章 機中にて 第三章 渡航先にて 第四章 怪我と病気 第五章 CA( Cabin Attendant )……すばらしい出会いの数々 第六章 家族帯同 第七章 異文化交流 第八章 カルチャーショック 私事ですが・・・終わりにかえて <著者紹介> 佐分利 篤志(さぶり とくし)  東京都出身。1944年生まれ。1967年武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部土木工学科卒。 1967年大成建設株式会社へ入社。国内の工場建設、トンネル等の土木工事に従事。 1978年同社の海外事業本部土木部へ移動。UAE、インドネシア、コロンビア、モルディブ等の国際プロジェクトを遂行。同時に、多くの国際入札プロジェクトの施工計画、工事費積算、入札および契約管理、プロジェクトの施工管理・支援業務に従事。 2000年大成建設株式会社を退職後、個人で中米、アジア、アフリカ等の国際土木プロジェクトにコンサルタント・エンジニアとして従事。 *元土木学会フェロー会員 *柔道二段

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  • あなたに逢えてよかった
    4.1
    「おいしい紅茶を、飲みに行きませんか?」常連客の純也からかけられた奇妙なデートの誘い。紅茶専門店に勤める夏陽にとって、それが運命の動き始めた瞬間だった。記憶障害の患者を相手に、病院で作業療法に従事する純也。その優しさと誠実さに惹かれ、夏陽は徐々に心を開いてゆく。だが、初めて2人で出かけた軽井沢の旅行で、純也がまさしく記憶障害に冒されていることが判明した……。ベストセラー純恋3部作完結篇!
  • あのとき始まったことのすべて
    4.2
    社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い……。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だった――。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。
  • あぽやん
    3.6
    1~3巻722~896円 (税込)
    遠藤慶太は29歳。本社から成田空港所に「飛ばされて」きた旅行会社社員。返り咲きを誓う遠藤だったが──YY(ワイワイうるさいクレーマー客)の襲来、予約の記録データが消えた、再入国許可証印のないビザで出国、パスポートを忘れた子を空港に残して家族は海外旅行へ…など、押し寄せるトラブル解決に奮闘するうちに、空港勤務のエキスパート「あぽやん」へと成長してゆく。個性豊かな同僚たちと仕事への情熱を爽やかに描いた空港物語。どうぞよいご旅行を!
  • 天城峠
    4.0
    修善寺から下田行のバスに乗り、季節はずれで客もない温泉場をいくつも抜け、湯が島を越す……。若い頃、放埒がもとで妻子と別れた、芝居の裏方の録太郎は、若い役者啓三と一泊旅行。病弱の録太郎に若者のような明日はない。来し方行く末に想いを馳せながら、録太郎は最後の煙草に火をつけた……。表題作ほか池波文学の原点ともいうべき気迫に満ちた初期短編6編。
  • 雨のアムステルダム
    -
    1巻275円 (税込)
    「雨のアムステルダム」は異国で消滅した祖父の面影を求める孫娘の話 「哀愁の白樺林」は紆余曲折があったが向かいの家の同級生同士が結婚し、思い出の軽井沢に金婚の旧婚旅行し、しみじみと昔を想う話 「母の桜」は生涯を桜の名所で茶店経営し最後に認知症になり息子らを忘れても桜の花は忘れなかった話 「朝焼けの川面」は絶海の島に赴任し、母の訃報を知っても船便がなく、九州の実家に12日後に着いた話 「夢の大魚」は居酒屋で意気投合した男と女が同棲を始め、すぐに熱が冷めた話。
  • 雨の日の来訪者
    -
    1巻495円 (税込)
    初老の元流行作家・大林瑛介と、バイク旅行専門誌の青年編集者・一路恒平。過去を引きずる二人のライダーは、旅先で立ち寄った美術館で、戦争絵画に出会う。大林の父は、第二次大戦中、軍にとりいって、戦意高揚を目的とした戦争絵画を描くようになったという。そして大林は、「これまで描いた絵のすべてを燃やしてしまいたい」という父の遺志に従って、絵を買い戻していた。だが、旅に同行する一路は、その行動に違和感を覚えて…。ミステリ長篇。 ●斎藤純(さいとう・じゅん) 小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。
  • 雨の夜、夜行列車に
    4.0
    講演旅行に行く元大臣と秘書。元部下と禁断の恋に落ちた、元会社員。その父を追う娘。この二人を張込み中に自分の妻の浮気に遭遇する刑事。今しも彼らは、同じ夜行列車に乗ろうとしていた。
  • アメリカ×MLB観戦 ワンテーマ指さし会話
    -
    【目次】 part 1 MLB観戦イントロ編  ‐北米大陸に30チーム!!  ‐チーム紹介リスト  ‐個性豊かなボールパーク  ‐MLBシーズンの見所  ‐ひとこと英会話のすすめ part 2 ボールパークを楽しもう!  ‐ボールパークへ行こう!  ‐地元ファンと仲良くなろう  ‐ボールパークに生息する地元ファン  ‐チケットの買い方  ‐球場には早く行く!  ‐国歌斉唱/プレイボール!  ‐メジャーリーグの応援風景  ‐あなたは誰が好き?チームマスコットの世界  ‐ファールボールにご注意!  ‐イニング間のお楽しみ  ‐7thイニング・ストレッチ part 3 ボールパーク買い物編  ‐ショッピング入門 in USA  ‐観戦記念にチームウェア!  ‐MLBな小物たち  ‐意外と少ないフィギュア系  ‐記念グッズとセール品 part 4 球場グルメENJOY編  ‐MLBフードの御三家とは  ‐定番そしてご当地グルメ  ‐サイズもまさにアメリカン  ‐売り子さんとのやりとり  ‐アメリカンな定番ドリンク part 5 MLB観戦旅行 実用知識編  ‐重要――アメリカンな感覚  ‐アメリカ入国と国内移動  ‐ホテル選びと無線LAN  ‐初心者はデーゲームから  ‐ナイトゲームは安全第一  ‐ストリートの安全な歩き方  ‐タクシーの上手な利用法  ‐殿堂入り!? 旅の意外な便利グッズ BEST15 そのまま使えるMLB英語 【球場編】/ 【声援編】/ 【野次編】/ 【投手編】/ 【打者編】/ 【守備・走塁編】/ 【いろいろ編】

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  • アメリカの壁
    3.8
    40年の時を超えて大きな話題になった表題作「アメリカの壁」を含む傑作短編集。  1977年に発表された「アメリカの壁」に登場する孤立主義者のアメリカ大統領が、トランプ大統領を想起させることから、「トランプ政権 予言の書?」と新聞に取り上げられたり、ネット上で「いま読むべき作品」「現実がSFに近づいた」といった声が相次ぐなど、大きな話題に。 ●「アメリカの壁」あらすじ●  ときは冷戦時代。ベトナム戦争以降のアメリカは国外問題への関心を急速に失いつつあった。「輝けるアメリカ」「美しいアメリカ」というスローガンを掲げて当選した大統領は、国内問題には熱心だが、対外政策はどこか投げやり。  そんなときアメリカは突然、出現した「壁」に囲まれ、外部との交通、通信が一切、遮断されてしまう。しかし、なぜか大規模なパニックは発生せず、「アメリカは生きつづけるだろう」と語る大統領のもと、アメリカ国民は意外に落ち着いていた。 「どう考えたって・・・・・・これはおかしい」  アメリカ国内に閉じ込められた日本人ライターは、そんな状況に不審に感じて調査を始める。 「アメリカは、“外”の世界に、ひどくいやな形で傷つき、萎縮(シュリンク)しはじめた。そいつは認めるだろ? 今の大統領は、その方向をさらに強め、妙な具合にカーブさせた。彼は “幸福な新天地時代”のアメリカのノスタルジイに訴え、そこからの再出発を考えているみたいだった」 「たしかにアメリカにとっては、“すてきな孤立”だ」  そして男がたどりついた真相とは。  表題作の他に、アンデスのマヤ文明遺跡から出土した棺のなかのミイラがいざなう不思議な時間旅行「眠りと旅と夢」や、「鳩啼時計」「幽霊屋敷」「おれの死体を探せ」「ハイネックの女」といった傑作SF5篇も収録。  電子版オリジナル解説では、小松左京の家族である小松実盛氏が各作品の背景を詳細に紹介。テーマにこだわらず1977~78年に発表された作品を集めた結果、ミステリあり、コミカルタッチあり、ホラーありとバラエティにとむ本書収録作の位置づけや、同じテーマを扱った他の作品を案内。日本が生んだ最高のSF作家、小松左京の豊潤で広範な作品世界に関する格好の入り口となっている。  また、初めて公開される自筆メモや、プロの漫画家として活躍した時期もある著者の一コマ漫画を特典画像として収録。
  • あめりか物語
    -
    1巻770円 (税込)
    この作品は1903~07年(明治36~40年)の4年間、荷風が渡米したときの旅行記ともいえる短編集。そこに移民として、あるいは会社員、留学生として暮らした日本人を中心として、当時のアメリカ社会の一断面が、鮮やかに描きだされている。明治41年、発表と同時に大きな話題となり、荷風の名を有名にした処女作。「ふらんす物語」と姉妹編をなす。「ただ行かんがために行かんとするものこそ、真個(まこと)の旅人なれ。心は気球の如くに軽く、身は悪運の手より逃れ得ず……」このボードレールの詩が巻頭を飾っている。

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  • 危うし 女鑑識官
    -
    洋子は、久しぶりの休暇を郡山署に勤める旧友・石井美保と過ごすことにした。のんびりした温泉旅行の予定が、郡山市内で殺人事件が起き、美保は急遽呼び戻された。なりゆきで捜査に参加させられた洋子だが、状況から狂言であると主張。しかし、捜査が進展しないうちに、今度は洋子に魔の手が……。美人鑑識官・洋子の活躍を描く、連作書下ろし第3弾!
  • aruco 東京
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 創刊10周年、待望の国内版「東京再発見」――進化する今の東京から、昔ながらの商店街や純喫茶、伝統の職人技に異国情緒あふれるスポットまで、知ってるようで知らない東京のディープでローカルな楽しみ方を徹底紹介!運気が上がるパワスポも。
  • aruco 東京で楽しむイタリア&スペイン
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旅好き女子のためのプチぼうけん応援ガイド『aruco』シリーズの国内版。東京&近郊で楽しめるイタリアとスペインのおすすめをarucoならではの切り口で紹介。東京でかなう『ローマの休日』やフラメンコ鑑賞、ハズレなしの絶品グルメもたっぷり!
  • アルゴリズム実技検定 公式テキスト[上級]~[エキスパート]編
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界最高峰の競技プログラミングコンテストサイトのAtCoderが主催するアルゴリズム実技検定試験「PAST」の公式対策本! ■アルゴリズム実技検定(PAST)とは AtCoder株式会社が主催する検定試験で、IT人材に求められるプログラミングスキルを可視化することを目的としています。プログラミングの基礎知識から、各種アルゴリズムの解説、数学的な問題解決方法まで、試験対策を行うことでこれからのソフトウェアエンジニアに要求される知識を見につけることができます。 ■PASTの上級~エキスパート認定まで対応 さまざまなアプローチが考えられるアルゴリズム実技検定の問題において、より適切なアルゴリズムを選択し、高速なプログラムを作成できることを目指します。 複数のアルゴリズムを用いた解法を身につけ「上級」「エキスパート」合格の点数を勝ち取ろう! [監修] 高橋 直大(たかはし なおひろ):1988年生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。現在、AtCoder株式会社代表取締役社長。Microsoft主催のImagine Cupで世界3位、TopCoder Openで世界2位、2022年にはGoogle Hash Codeで優勝など、複数の世界大会で上位入賞を経験し、15年以上プログラミングコンテストに参加し続けている。 [著者] 大槻 兼資(おおつき けんすけ):1988年生まれ。2014年東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。修士(情報理工学)。現在、株式会社 NTTデータ数理システム顧問、モノグサ株式会社コンテンツアーキテクト。数学や情報科学の諸分野の啓蒙活動に従事。著書に『問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造』講談社 (2020) がある。趣味は競技プログラミング、虫食算作り、国内旅行など。 杉江 祐哉(すぎえ ゆうや):20歳のときに競技プログラミングに出会い、以降tsutajというユーザー名でAtCoder等のコンテストに参加。北海道大学競技プログラミングサークル所属時、アルゴリズムやデータ構造に関する勉強会資料の公開やオリジナル問題の出題・プログラミング合宿の開催など精力的に活動した。現在はモノグサ株式会社でソフトウェアエンジニアとして従事する一方、競技プログラミングの作問支援ツールの開発も行っている。 中村 謙弘(なかむら けんこう):ニートの時に競技プログラミングに出会い、AtCoderでプログラミングを学ぶ。ソフトウェアエンジニアとして国内外の企業に勤務する傍ら、kenkooooというユーザー名でAtCoder等のコンテストに参加している。好きなプログラミング言語はRust。
  • アルプス魔の山殺人事件
    -
    スイスに旅行中の行天燎子警部補が誘拐された!? 仕事も家事も忘れ、観光を楽しんでいた行天燎子と柊春子がなぜ事件に……? 早速、赤かぶ検事こと柊茂はスイスへ出張したが、慣れない海外で捜査は難航。そんななか、重要参考人の他殺死体がフェンデルン氷河で発見された! 赤かぶ検事アルプスに登る!?
  • 暗号のレーニン
    -
    1巻495円 (税込)
    万人に公開されていながらなお不可解な「レーニンのミイラ」を巡る謎とは  八重浜健(やえはま・たけし)はモスクワにあるレーニン廟見学者の長蛇の列のなかにいた。何かしらとほうもなく威圧的できびしい雰囲気。その過剰なほどの警備は、社会主義国家・ソビエト連邦の“聖地”を如実に示す光景だった。このモスクワで、八重浜の祖父も父も、レーニンのミイラに何らかの関係があるという「暗号文」を追い、そしてそのせいで消されてしまった。そんな思いが彼の中にあった。遺された暗号文を解読するため動き出した八重浜だが、やがて暗殺者の手がのびて…。 ●藤本泉(ふじもと・せん) 1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。
  • アントニー 5幕散文ドラマ
    -
    アレクサンドル・デュマの最も一般的な略歴は以下である。 1802年フランスのヴィレール・コトレ生まれ。 19世紀フランスを代表する作家の一人。幼少よりラテン語、古典文学を学び、17歳で『ハムレット』を観て劇作家を目指す。20歳でパリに出た後、『アンリ三世とその宮廷』、『クリスティーヌ』の大成功によって劇作家としての地位を得る。その後も数多くの劇作を発表し続けるが、フランス・ロマン派の影響を受け、徐々に歴史小説に移行する。1844年、「ル・シエークル」誌に連載された『三銃士』が爆発的な人気を得た他、『王妃の首飾り』、『黒いチューリップ』などの大作を世に送り出す一方で、革命に積極的に参加するなど当時のフランス国内に多くの影響を与えた。晩年はフランス、ベルギー、ドイツ、オーストリアなどを転々としながら創作活動を続け、1870年、ピュイの別荘にて死去。 主な作品は、『三銃士』、『二十年後』、『モンテ・クリスト伯』、『王妃マルゴ』、『王妃の首飾り』、『黒いチューリップ』など多数。 もちろん、フランス文学史がロマン主義を避けて通ることができないかぎり、デュマに触れないわけにはいかないが、ヴィクトル・ユゴー、アルフレッド・ド・ミュッセ、アルフレッド・ド・ウ゛ィニーなどと比較すると、デュマは明らかに挿話的な扱いしか受けないのが普通である。しかし、2002年11月、ついにアレクサンドル・デュマの亡骸が国葬としてパリのパンテオンに移され、国民作家の列に加わったのだ。  一般に日本でのフランス・ロマン主義の研究は手薄だが、なかでもアレクサンドル・デュマについての研究は皆無に等しい。デュマと言えば『三銃士』や『モンテ・クリスト伯』といった大衆娯楽作品の印象が強く、また数知れない代作者を使ったという理由で悪名も高い。また、その作品の全体について正確な総数すらわからないほどのいわば濫作者であったからよけいに始末が悪いのかもしれない。いったいどれだけ作品を出版したのだろうか。 カルマン・レヴィー出版社が1902年に出したアレクサンドル・デュマ作品総カタログによる作品分類は以下の如くであった。1)歴史小説および歴史研究128作品218冊。2)個人伝41作品、64冊。3)回想録、閑談9作品、11冊。4)少年少女物語5作品、6冊。5)旅行記18作品、35冊。6)戯曲66作品25冊。以上合計271作品、359冊(若干数の作品は重複の可能性がある)。シャルル・グリネルの『アレクサンドル・デュマとその作品』ではカルマン・レヴィー版全集で298作品142巻という数字を出している。Webサイトで検索すると688作品がリストされていて、270作品とか289作品とかをはるかに超えた多作家であることは間違いがない。ジャンルも小説、伝記、回想録、おとぎ話、旅行記そして戯曲と多彩である。 ≪Elle me resistait, je l’ai assassinee!....≫ 「俺を拒んだ、だから殺したのだ!」 有名なこの幕切れの台詞と共に、愛人アデルを殺した暗い目付きの主人公アントニーは、1831年以後しばらくの間フランスの若い世代を席巻した。1831年5月3日ポルト・サン・マルタン座で初演された『アントニー』は、当時の上演事情から見ると異例としか言いようのないほどの連続上演記録を作った。「このドラマはパリで連続131回上演された。内訳はポルト・サン・マルタン座で100回、オデオン座で30回、イタリアン座で1回である。そればかりか、またフランス中で巡回公演され、その年1831年は非難ごうごうであったが、1833年から1837年までは大成功を収めた。 今日のわれわれから見るといささか大時代なこの姦通劇が、どのように着想され、どうしてこのような熱狂的な反響をもたらしたのであろうか。
  • 飯田線・愛と殺人と
    3.0
    十津川警部の部下・北条早苗刑事の友人で旅行会社に勤める野田花世が殺害された。彼女は、飯田線ツアーの企画を作る際に知り合ったアイヌの青年・金子太郎と愛を育んでいたらしい。一方、飯田線をめぐる歴史と神話を勉強していた花世に、偏執的につきまとう人物がいたことが浮上して……。十津川は、復讐心を燃やす金子をとめ、異常な犯人を逮捕できるのか!?
  • 飯野文彦劇場 浜の老人
    -
    ある日、妻が仕事中の私の書斎の扉を開けて、「あの人がやってきた!」と慌てた様子で言う。あの人とは、5年前、新婚旅行先の宮崎の海岸に死んだように横たわっていた老人のこと。しかも彼は、痩せた体にそぐわぬ巨根を見せびらかすかのように全裸だったのだ。まるで二人の心の内を見透かしたようなことを言う老人に興味を持った新婚の妻に、私は思わず殺意さえ覚えるが、次の瞬間、老人の姿は忽然と消えた…。エロと狂気のスペクタクル…そして驚天動地の結末が!?
  • 石狩川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    「この子をよろしく」石狩川畔で二歳の捨て子と遭遇した時から、旅行作家・茶屋次郎の受難は始まった。幼児の手を引き、取材を続ける羽目になった茶屋は、とある一艘の廃船に、ずぶ濡れの女の死体を発見した!

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  • 石垣島であやかしカフェに転職しました
    4.0
    新卒OLの東山葉月は旅行先で途方に暮れていた。 勤めていた会社が、夜逃げ同然に倒産してしまったのだ。 更に追い打ちをかけるかのように不思議な存在に絡まれた葉月だったが、通りかかった中年男性の室井俊郎に助けられる。 彼によれば、葉月は『あちら側の住人』と意思疎通ができる『みえるひと』であるらしい。 俊郎がどちら側の住人も分け隔て無く接するカフェを経営していると知った葉月は、その仕事を手伝うことを申し出るが――。 南の島を、元OLが駆ける。こちら側と、あちら側の住人を繋ぎ、時に助けられながら。
  • 石垣 宮古 竹富島 西表島 guide 24H
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人気ガイド「24H」シリーズの第11弾は石垣島・宮古島の離島。国内でもリゾート感あふれる南国の島でのアイランドホッピングが楽しめるように、西表島、竹富島、小浜島、波照間島まで紹介。トランジット対応。沖縄本島情報もしっかりカバー。 ※掲載情報は紙版発行時のものであり、ページ表記および施設の都合による営業時間、休み、料金など内容が変更になる場合があります。また、一部記事・写真・別冊や中綴じなどの付録掲載がない場合があります
  • 陽気な幽霊 伊集院大介の観光案内
    3.0
    新聞記者の伊庭緑郎に騙されるような形で「名探偵とゆく 京都ミステリーツアー」にかり出された伊集院大介。そのツアー中に、伊庭が失踪し、やがて幽霊騒動が発生。旅行会社のシナリオとは思えないリアルな事件の続発に、参加者たちはうろたえ始める。「本物」の探偵の推理が旅行客を救う、シリーズ第13弾! (講談社文庫)
  • 伊豆・河津七滝(ななだる)に消えた女~十津川警部の叛撃~
    2.7
    十津川警部が妻の直子と伊豆旅行中に出会った、OLグループの一人・東郷由美子が河津七滝で行方不明! 一カ月後、彼女の殺害死体が東京・国立市の豪邸地下室で発見された。事件を追う十津川の前に立ちはだかる数々の謎。由美子の隠されたいくつもの秘密!──伊豆の河津・下田、鬼怒川、会津若松……名勝の地を舞台に、十津川警部の叛撃が冴えわたる。

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  • 泉鏡教授のアメリカ旅行~ボストン・ニューヨーク・ニューオーリンズ~
    -
    1巻550円 (税込)
    名古屋にある女子大学でフォークロア学を研究している教授泉鏡が教え子の女子大生たちと研究旅行に行くが、その旅先で必ずと言っていいほど奇妙な事件に巻き込まれる。事件の舞台は今回はアメリカ。ボストン ニューヨーク ニューオーリンズ ロサンゼルス サンタ・バーバラ。さらに、バルセロナ、フィジーと舞台は広がる。研究のためのリサーチ記録が、心ならずもまたもや事件簿となってしまった。
  • 泉鏡教授の探偵旅行~金沢 鎌倉 サン・ジェルマン・アン・レー~
    1.0
    1巻550円 (税込)
    名古屋にある女子大学でフォークロア学を研究している教授泉鏡が教え子の女子大生たちと研究旅行に行くが、その旅先で必ずと言っていいほど奇妙な事件に巻き込まれる。事件の舞台は金沢の中でも古い町並みを残す味噌蔵町、主計町、兼六園、卯辰山を皮切りに、鎌倉は由比ガ浜、東京は番町、遠くはフランスのパリ郊外サン・ジェルマン・アン・レーにまで及ぶ。本来、研究のためのリサーチ記録が、事件簿となってしまったと言うべきかもしれない。
  • 泉鏡教授の旅行事件簿
    -
    1巻550円 (税込)
    名古屋にある女子大学でフォークロア学を研究している教授泉鏡が教え子の女子大生たちと研究旅行に行くが、その旅先で必ずと言っていいほど奇妙な事件に巻き込まれる。今回の事件の舞台は、ミラノ、エズ(フランス)、松江、三内丸山遺跡、他にわたる。 文化や歴史を研究していると、必ずと言っていいほど何らかの事件に巻き込まれ、旅行記が事件簿になってしまう。
  • 泉鏡花 現代語訳集13 化銀杏
    -
    【あらすじ】 北陸に旅行して、何かのついでに金沢をお通りになる時、もしあなたが珍しいものを好む心をお持ちならば、「化銀杏の旅館」にお泊まりになるといい。 寝床に入って、夜半の鐘声が森と聞こえ、凄まじい風がざッと吹いて身に沁みる時、長い廊下の最端に、ひたひたと足音が起こり、夜の寂寞を破って近づき来たり、障子の外に黒い影がさッと映って、諸君の寝息を窺うことだろう。 その時、静かにしていなされば、影はすッと障子を開けて、後ろ向きに銀杏返しの髪を見せたまま、諸君の枕辺に近づくはずだ。 諸君が真っ白な細い顔立ちを一目見て、思わずぞッとなさると同時に、影は行燈の火を吹っ消して、闇の中を走り去る… 本作はこの幽霊の謂われを物語る。 【あとがき より】 本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。 鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。 訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった… 【訳者略歴】 白水 銀雪(しろみ ぎんせつ) 慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学) システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事 現在、蓼科にて山暮らし
  • 泉鏡花 現代語訳集21 神鑿(しんさく)
    -
    【あらすじ】 香村雪枝が七つの時、書記官だった父が、巡回先の飛騨の山間の村から、美しい二十くらいの女の彫像を持ち帰った。 重ねた両手が、ふッくりしていて、肩が揺れると、ころりん、ころりんとそれは実に、何とも微妙な音がして幽かに鳴った。 その像が目にも心にも身体にも焼き付いて離れなかった雪枝は、後に彫刻家となる。 あの土地には私の師匠がいる、是非とも訪ねたい―と、信者が善光寺、身延山へ巡礼をするほど切実に願っていたが、いざ、実際、という時、信仰が鈍って、遊びの旅行になった。 婚礼をしたばかりの夫婦連れとして来たのである。 それが祟ったのか、夕暮れ時、仮小屋のようなみすぼらしい小店を覗いて、来世の契りの有無を賭けるための賽子を買い求めた時、隣に袖を並べている新婦の姿が、ずッと離れて遥かな向こうへ… そして、城跡の天守に棲む怪しいものから、女を返して欲しければ、その身代わりとなる美しい像を刻んで差し出せ―との要求を突き付けられたのであった。
  • 異世界温泉郷 あやかし湯屋の嫁御寮
    3.6
    いやなことがあっても、お風呂に入ると癒される――。そんな思いで一人、温泉旅行をしていた凛子。ところが目が覚めると不思議な温泉街で狗神と婚礼をあげたことになっていた! 元の世界に戻るためには手切れ金を貯めて離縁しなければならないと言われ、夫である狗神が営む湯屋で下働きをすることに。様々なあやかしが訪れる湯屋・高天原で凛子が出会ったのは…?
  • 伊勢・志摩に消えた女(十津川警部シリーズ)
    2.5
    一人娘の女子大生、亜矢子が伊勢・志摩に旅行に出たまま戻らない。事件に巻き込まれたのか。元国務大臣で製薬会社社長の平山は十津川警部に相談した。元刑事だった橋本に調査を依頼すると、亜矢子は偽名をつかって伊勢市内の旅館に投宿していることを突き止める。しかしその夜、旅館の女将と女子従業員が何者かに殺されてしまう。単なる失踪と思われた事件が複雑になっていく。近鉄特急を舞台に、十津川警部の推理が冴える。
  • 伊勢・志摩に消えた女
    -
    旅行先の伊勢・志摩から失踪した娘亜矢子を内密に探してほしい――元国務大臣で製薬会社社長平山の意向を受け、十津川警部はかつての部下である橋本豊に捜索を依頼した。亜矢子の足跡を辿る橋本の前に現れたサングラスの美女。そして殺人……。さらに亜矢子が偽名で借りていた高級マンションからも死体が。得体の知れぬ渦に巻き込まれる橋本。十津川、亀井の推理が炙り出す暗い過去とは!?

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  • イタリア完乗1万5000キロ ミラノ発・パスタの国の乗り鉄日記
    -
    イタリアの鉄道路線の大半はもともと国営だったが、現在は民営化され、イタリア語で「国の鉄道」を意味する鉄道会社「フェッロビエ・デッロ・スタート(FS)」が、国内路線約1万5000キロを引き継ぐ形となっている。本書は、日本のJR6社の鉄道網の4分の3に当たるイタリアFSの鉄道路線を、足かけ6年がかりで全線踏破した異色のイタリア旅行記。イタリア各地の魅力とともに、鉄道旅行の楽しさが行間からあふれ出る。 ※電子書籍の仕様による紙版と異なる図版・表・写真の移動、本文中の参照指示の変更、ほか一部修正・訂正を行っている箇所があります。予めご了承ください。
  • 異端のギリシア大富豪
    完結
    -
    ギリシアの旅行会社で働くアンドレアは、企画した国内ツアーのトラブルで大富豪のスタヴロスと親しくなった。頼もしい彼に芽生えた淡い恋心。でも高嶺の花として眺めるだけ。何より彼女自身、男性を愛することに恐れを抱く理由があった。アンドレアは距離を置こうとするが、かえってスタヴロスの心に火をつけてしまう。週末ふたりで旅をして恋人に見あう男か判断してほしいとまで言われて…。私を追いつめないで。答えは決まっているけれど、伝える勇気がまだないの…。
  • 異端のギリシア大富豪【分冊】 1巻
    無料あり
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    ギリシアの旅行会社で働くアンドレアは、企画した国内ツアーのトラブルで大富豪のスタヴロスと親しくなった。頼もしい彼に芽生えた淡い恋心。でも高嶺の花として眺めるだけ。何より彼女自身、男性を愛することに恐れを抱く理由があった。アンドレアは距離を置こうとするが、かえってスタヴロスの心に火をつけてしまう。週末ふたりで旅をして恋人に見あう男か判断してほしいとまで言われて…。私を追いつめないで。答えは決まっているけれど、伝える勇気がまだないの…。

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  • 一外交官の見た明治維新
    4.0
    薩英戦争と下関戦争、開港をめぐる激しい外交戦、熱い政治談義、刺激的な国内旅行そして戊辰戦争― 英国青年外交官が「幕末日本」を全身で体感する! 攘夷の嵐が吹き荒れ、政局が緊迫する文久二(一八六二)年、一人のイギリス人通訳官が日本の地を踏んだ。 西郷隆盛ら雄藩・幕府の要人、果ては天皇、あるいは市井の人々との出会いを重ね、日本文化の奥深さに魅了され、そしてときには命の危険を乗り越えながら、彼は日本史上の最大転換点を目撃する。 日本人が長く読み継いできた幕末史の第一級証言を、英国外交史研究を踏まえた新訳で読む。 イギリス外交史、日英関係史を研究する訳者が、これまでの研究蓄積を踏まえ、本書の歴史的意義を問い直す、懇切な解説掲載。
  • 一瞬で自分を変える8タイプ旅行術 トラベルサイコセラピー「旅行の心理療法」
    4.0
    旅行関係の仕事に携わるなどして海外60カ国以上、国内も訪れたことのない都道府県はないという著者は、現在、トラベルサイコセラピストとして活躍している。自分にやさしい「癒しのある旅」に変えるにはどうしたらよいか、本書の設問に答えていけば、あなたにピッタリの旅行先が見えてくる!
  • いつかこの失恋を、幸せにかえるために
    4.0
    1巻792円 (税込)
    就活苦戦中の大学生・なつきは、社会人の彼氏・亮平との将来を夢見ながら北海道旅行を計画、楽しい夏休みになるはずだった。でも待ち合わせ場所に彼は来ず、スマホには「別れよう」のメッセージが……! 皮肉にもそこは「幸福駅」。突然の失恋に呆然とするなつきは、母を喪った不思議な父子と遭遇、一緒に旅をすることになった。帯広から襟裳岬、釧路へ――喪失を抱えたなつきと父子が旅の果てで見たものとは? 解説・作道雄
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 野火子の冒険
    -
    全くちがう人間に生まれかわろうと、貧しい過去を捨てて上京した20歳の野火子。偶然知り合ったブティック店主マヤに導かれ、贅沢の極みとその悪魔的喜びを体験。さらなる快楽を求めて、香港、ローマへと旅立っていく。そして、その華やかな冒険旅行の中で、野火子は、栄光に輝く町や人間の営みの奥には、残酷な闇があることを知るのだった――。人生の幸福をさがす、華麗でスリリングな冒険ロマン。
  • 田舎の刑事の動物記
    3.8
    【2012年1月5日スタート、ドラマ「デカ黒川鈴木」原作】町で野生のサルの被害が問題になり、変人学者の主張でサル対策を警察が主動しなければならなくなった。しかも不可解な状況で発生したボスザルの死の謎をも解き明かす必要に迫られ、黒川刑事はしぶしぶ捜査に乗り出す――表題作「田舎の刑事の動物記」をはじめ六編を収録。猿を追いかけ、蜂に追いかけられ、奥さんと台湾旅行に出かけて散々な目にあう黒川、今回は殺人事件にも遭遇します。田舎でだって難事件は起こる。鬼刑事黒川鈴木、今日も奮闘中。ミステリーズ!新人賞受賞作家が描く大好評シリーズ第二弾、肩の力を抜いてお楽しみください。

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  • 新版 犬が星見た ロシア旅行
    3.8
    生涯最後の旅と予感している夫・武田泰淳とその親友、竹内好とのロシア旅行。星に驚く犬のような心と天真爛漫な目を以て、旅中の出来事、風物、そして二人の文学者の旅の肖像を、克明に、伸びやかに綴った紀行。読売文学賞受賞作。巻末に竹内好「交友四十年」を収録する。
  • いのちのパレード
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    万里は中3、バレー部のセッターだ。エースのセナから、とつぜん「妊娠した」と告白を受ける。セナは、黙って転校していった。市民病院で看護師として働いている万里の母、万里に思いを寄せる勇馬、仕事で忙殺される中で妊娠した勇馬の姉……、みんなの命の物語が並行して進んでいく。万里は修学旅行先の京都で買った土産の小箱を胸に、久しぶりにセナに会いに行く。そして……。
  • いのちのパレード 新装版
    3.3
    無国籍で摩訶不思議 華麗でクレイジーな変奏曲集!  指や手の形をした巨岩があちこちから生える奇妙な村に、妻と私はやって来た(「観光旅行」)。後期ロト7の当箋通知が届いた。まさか、この俺が?(「当箋者」)。大人なんだから不用意な発言はやめてほしいよ。だって僕らは…(「夕飯は七時」)。恩田ワールドの原点<異色作家短篇集>への熱きオマージュ。小説のあらゆるジャンルに越境し読者を幻惑する15篇。 新装版刊行に当たって、書評家・杉江松恋氏が解説「パレードは世界の果てまでも」を寄稿。また、2010年版の表紙に使用されたジョセフ・クーデルカの写真作品を斬新なデザインで再構成し、パッケージの奇想度合いもバージョンアップした「ジャケ買い」必至の一冊です。
  • いびつな夜に
    3.6
    密かに気になっていた男友だちに結婚を告げられた夜、着るたびにまだ好きだと思い知らされる元彼が置いていったTシャツ、温泉が自分の気持ちを薄めてくれたらいいのにと思う不倫相手との初めての旅行……。恋愛小説の名手が、日常のふとした瞬間に訪れる切なくてままならない恋心を鮮やかに切り取った短歌と恋愛小説集。
  • 癒しの湯 純情女将のお慰め
    4.0
    わたしのことも、 慰めていただけませんか? 悩みを抱える人妻、 純真無垢な仲居、 憧れの若女将 ポツンと温泉旅館で、 心も体もほっかほっか!! 濡れたバスタオルが 肌にぴったり貼りつき…… 雪景色を眺めながら、 吾郎は列車に揺られていた。 突然、札幌に転勤になった彼は、 大学の卒業旅行以来、 思い出の温泉旅館を訪れることになったのだ。 10年前、温泉で慰めてくれた 年上の若女将はいるのだろうか--。 旅館では、悩みを抱える37歳の人妻、 元気いっぱいのかわいい仲居とも出会い……。 読めば元気が湧いてくる、 ハートウォーミング温泉官能! 目次 第一章 湯けむりの若女将 第二章 一夜だけの情交 第三章 仲居さんのお願い 第四章 女将の矜持 第五章 十年目の交わり
  • インシュリン
    -
    1巻660円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 修学旅行先で突然倒れた健二、14歳。命の峠を無事に越えるも、これから一生インシュリン投与が必要な「小児糖尿病I型」と診断され…。絶望的な悲しみの中で、余命宣告に立ち向かうひとりの難病者の物語。

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  • インバウンド・ビジネス戦略
    3.5
    「人口1万に100万人が訪れる街」「富裕層をターゲットに“とりにいくインバウンド”」 世界を顧客に高収益産業を育てる新しい“イノベーション”とは? 砂漠しかなかった埼玉県程度の面積で人口わずか300万人程度の街ドバイが、いまや世界1の都市観光収入285億ドル(2位ニューヨーク170億ドル、3位ロンドン161億トドル)、を上げている。 今、新たな産業として注目される“インバウンド”。2018年の訪日外客数は前年比8.7%増の3119万人で、世界全体の成長率を大きく上回るペースで伸びている。しかし、世界における観光客到達数ランキングでは12位と、日本にはまだまだ成長の余地があるといわれている。政府も「観光/ツーリズム」を国の重要な成長戦略の柱と位置づけ積極的に観光を振興してきたが、2016年には「観光先進国」の実現を目指し、訪日外国人旅行者数を2020年に4000万人、30年には6000万人という新たな目標値を発表した。 訪日外国人旅行市場の急速な拡大や、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、25年の日本(大阪)万博といった国際的な巨大イベントの開催決定などを背景に、観光、特に「インバウンド」に対する期待がますます高まっている。東京・大阪・京都などの、いわゆる「ゴールデンルート」と呼ばれる人気観光都市はもちろん、地方都市から農山漁村地域に至るまで、日本全国すべての地域にとって、インバウンドは大きなビジネスチャンスとなるからだ。 本書は日本の未来を持続的に発展させるインバウンド・ビジネス戦略の方向性を提示するもの。海外での実例、日本国内の取り組みを具体的に紹介しながら、読者が自社・自地域の特性を最大限に活かしながら持続的に利益を獲得できるパラダイムシフトを支援する様々な示唆を盛り込んでいる。観光・旅行・娯楽関連業界や自治体関係者だけでなく、新たなビジネスチャンスを求める法人・個人にも大いに参考になる一冊である。
  • ウエンカムイの爪
    3.2
    【第10回小説すばる新人賞受賞作】――殺られる! 死んだふりをしても無駄だ。食われてしまう……。北海道で撮影旅行中の動物写真家・吉本はある日、巨大なヒグマに襲われ、九死に一生を得る。彼を救ったのは、クマを自在に操る不思議な能力を持つ謎の女だった。その女を捜し求める吉本が見たものとは? 野性と人間の壮絶な闘いを通して、生命の尊厳と自立を描いた傑作。
  • 浮舟寺
    -
    結婚詐欺にあっても、心からは女を憎めず、怒れず、それどころか女の勝手気儘な大らかさを羨望する「浮舟寺」の稲次郎。燃えるような恋の道行には、なりうるはずもなく、何やら佗しいがほのぼのとしたアバンチュールに終わる「中年」の妻子もちの有川とハイミスの私の一泊旅行。――酸いも甘いも知りつくした中年男と女の、あいまい模糊とした愛情のありようを、上方芸人の世界や関西の商家を舞台に自由奔放なタッチで描く好短篇集。
  • 潮の葬列
    -
    1巻671円 (税込)
    私立探偵の秋津慎平は、人生を甘く見ていたのかもしれない。そう非難されても返す言葉はなかっただろう。もっとも大切にすべき女を、もっとも軽んじることをしたのだから――。 秋津のパートナーの敬子が、友人の結婚式に参列するため、式場となっている徳島県の高松市へ発った。秋津は敬子との関係を深めるため、敬子に合流した後、四国旅行を計画した。だが、秋津の女へのだらしなさのせいで、敬子と会えなくなった。敬子はどうなったのか? 秋津は悔恨を胸に、敬子を捜すことになる――。
  • 嘘つきなふたり
    値引きあり
    3.7
    誰か教えてほしい 恋愛や親友の定義を、人生の模範解答を―― 親元から離れ寮で生活する19歳・朝日光は、小学校の同級生だった長谷川琴葉と偶然再会する。 当時の担任が川に転落したニュースが飛び込んできて動揺していると、 琴葉が「私が先生を殺したの」と告白、そのうえ一緒に逃げてほしいと言う。 しかし光は先生を殺した犯人は琴葉ではないと確信していた。なぜなら――。 互いに秘密を抱えながら、ふたりは小学校の修学旅行先だった京都に向かう。 『愛されなくても別に』の著者が描く、愛と友情と嘘だらけの衝撃作!
  • ウソつき夫婦のあやかし婚姻事情~天邪鬼旦那さまと新婚旅行!?~
    4.8
    妖の呪いから身を守ることを条件に、天邪鬼の半妖である上司・天野と偽装夫婦になった玲央奈。偽の夫婦なはずなのに、いつしかツンデレな旦那さまを愛おしく感じつつある自分にウソはつけない…。そんな中、妖専門の温泉宿『真宵亭』に招待され、新婚旅行をすることに。しかし、そこで“書道界の貴公子”こと白蛇の半妖・蛇目に、天野の前でゲリラ求婚されてしまう!まさかの恋のライバル出現に、独占欲むきだしの天野はまるで本当の旦那さまのようで…!? 大人気チビ天野も再登場!ウソつき夫婦の妖ラブコメ、待望の第二弾!
  • 美しき幻影 遥かなる墓標のもとに
    -
    知られざる戦争の悲劇。終戦間近のアルプスで何が!? 大学で旅行研究会に所属している三杉道久は、一年先輩でマドンナ的存在の新村桐子と二人きりで北アルプスを縦走する。桐子の祖父は戦時中、徴兵を忌避しアルプスの最奥地・雲ノ平で消息を絶ったという。数年後、急逝した桐子の遺言に自らの使命を見出した道久は再びアルプスへ……作家・森村誠一が平和への祈りを込めて世に問う渾身の書き下ろし長編。女神との運命の出会いと別れ。彼女の遺言を胸に刻み作家はアルプスへ―森村誠一が贈る"不戦の証明"、魂の書き下ろし長編!
  • 現世閻魔捕物帖 その地獄行き、全力阻止します!
    -
    興信所で働く志遠は、掃除中に一匹の蜘蛛を見つけて外へ逃がした。 それを見ていたと言う少女に連れられ、酒処『地獄の沙汰』を訪れた。 そこはなんと、見た目小学生の閻魔と部下の鬼たちが営む居酒屋だった!? 閻魔たちは地獄行きしそうな人たちの心を料理とお酒で癒し更生させていく――。 閻魔たちによる世直しストーリー! ■著者 桔梗楓(ききょう・かえで) 娯楽小説を中心に物書きを営む。趣味はコンシューマーゲームと、レジン製作。ドライブ旅行は年数回のお楽しみ。 15年『コンカツ!』でアルファポリス第8回恋愛小説大賞にて大賞を受賞し、16年にデビュー。同年「ツアープランはサスペンス」で第2回お仕事小説コン優秀賞を受賞し、翌年受賞作を改題した『おいしい逃走(ツアー)! 東京発京都行~謎の箱と、SA(サービスエリア)グルメ食べ歩き~』を出版。 著書に『河童の懸場帖 東京「物ノ怪」訪問録』シリーズ、『猫神主人のばけねこカフェ』他。 ■カバーイラスト lack
  • ウはウミウシのウ シュノーケル偏愛旅行記 特別増補版
    4.0
    海でぷかぷか浮きながら、変なカタチの生きものが見たい――。爆笑旅エッセイで人気の著者が、究極のシュノーケルポイントを求め、国内外を巡る。ダイビングや美しい熱帯魚には目もくれず、探すは、ウミウシ、エイ、ヒトデなど、“奇妙な形”で“謎の動き”をする生きもの。旅は「気楽で愉快」に限る!
  • 生まれいづる双葉
    -
    水島双葉は、医者である恋人・岡崎駿平を家に連れてきた夜、衝撃的な告白を母からされた。「あなたは非配偶者間人工授精で生まれた子なの」精子提供者は、当時の医学生。母親は岡崎の父親がK大学の医学部出身と知り、心配になったらしい。生物学上の父親を探しはじめた双葉は、〈自分とそっくりな顔の子〉の存在に気づく。その女を捜し始める双葉だが、次第に愛憎うずまく恐るべき事件に巻き込まれていく……。ホラーサスペンス長篇。 ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『妻の罪状』(実業之日本社文庫)、『ただいまつもとの事件簿』(光文社文庫)、『二年半待て』(2018年徳間文庫大賞受賞作)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
  • 麗しき疑惑
    5.0
    十津川と亀井の所属する警視庁捜査一課の小川刑事が結婚した。だがハネムーンに出かけた車中で時限爆弾が爆発し、新妻が死んだ――。十津川と亀井が初登場の短篇「新婚旅行殺人事件」他、四百を超える短篇から精選された自選集第二弾。

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  • 運転者 未来を変える過去からの使者
    4.6
    1巻1,870円 (税込)
    辛いことがあった時には、このお話を思い出そう。 累計100万部 喜多川泰、渾身の感動作! *** 中年にして歩合制の保険営業に転職し、三年目の修一。 しかし、なかなか思うように成果が上がらない日々を過ごしていた。 ある日、唐突な担当顧客の大量解約を受け、 いよいよ金銭的にも精神的にも窮地に追いやられてしまう。 妻が楽しみにしていた海外旅行計画はキャンセルするしかない。 娘は不登校に陥っているうえに、今後の学費の工面も難しくなるだろう。 さらに長い間帰れていない実家で一人暮らしをしている、母からの電話が心にのしかかる。 「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」 思わず独り言を言ったそのとき、 ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに修一は気がつく。 それは乗客の「運」を「転」ずるという摩訶不思議なタクシーで――? *** 運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。あなたにも。 運はいいか悪いで表現するものじゃないんですよ。 使う・貯めるで表現するものなんです。 先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うができる。 運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。 周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。―――本文より 【読者の皆様より感動の声、続々! 】 *** とても感動した。運は良い悪いではなく、貯めるか使うか。 (20代 男性) *** 報われない努力は実際あるけど絶対ない理由に感銘を受け、 苦しいことがあっても乗り越えていける自信がつきました。 今この時代にいる自分はどう生きていこうかがわかり、 書籍を読み終わったあとは心が温かく、笑みがこぼれていました。 不思議な運転者に私も会いたいような気がしましたが、 この本を読んで 間接的に運転者から大事なことを気づかせてもらったので 私も実践あるのみです。 自分がいかに恵まれているのかも納得しました。 (10代 女性) *** 途中から涙が止まりませんでした。 人の愛情。 ご縁。 私も同じ考え方ですが まだまだ行動が少ないので 微力でも、もっと次の日本、世界の為に頑張ろう、と思えました。 自分の生かされている意味が実感出来る人生をいきたいと思わしてくれる素敵な物語でした。 (60代、女性) ***
  • 運転者 未来を変える過去からの使者 (プレミアムカバー) (上村五十鈴さんコラボ) 【特別原稿:プレミアムカバー版に寄せて 収録】
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    報われない努力なんてない! 累計115万部 喜多川泰、渾身の感動作がプレミアムカバーで登場! ★プレミアムカバー限定の購入者特典「特別原稿 プレミアムカバーに寄せて」付き あらすじーー 中年にして歩合制の保険営業に転職し、三年目の修一 しかし、なかなか思うように成果が上がらない日々を過ごしていた。 ある日、唐突な担当顧客の大量解約を受け、 いよいよ金銭的にも精神的にも窮地に追いやられてしまう。 妻が楽しみにしていた海外旅行計画はキャンセルするしかない。 娘は不登校に陥っているうえに、今後の学費の工面も難しくなるだろう。 さらに長い間帰れていない実家で一人暮らしをしている、 母からの電話が心にのしかかる。 「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」 思わず独り言を言ったそのとき、 ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに修一は気がつく。 それは乗客の「運」を「転」ずるという摩訶不思議なタクシーで――? 運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。あなたにも。 運はいいか悪いで表現するものじゃないんですよ。 使う・貯めるで表現するものなんです。 先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うができる。 運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。 周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。―――本文より 【読者の皆様より感動の声、続々! 】 何かあると人のせいやその環境のせいにしてしまいがちですが、自分の行いや態度はどうだったのか? 直せる部分、我慢する部分、人に合わせる部分、感謝する気持ちはちゃんと出来ていただろうかと今一度、 立ち止まって振り返ることの大切さが良くわかりました。 (40代 女性) SNSでお勧めされているのを見て、読んでみたい!と思い購入しました。 『運』について考えることがあり、自分はついてるのかついてないのかどうなんだ?と思っていましたが、 なんだか心のモヤモヤが晴れた気がします。 (30代 女性) 途中から涙が止まりませんでした。 人の愛情。 ご縁。 私も同じ考え方ですが まだまだ行動が少ないので 微力でも、もっと次の日本、世界の為に頑張ろう、と思えました。 自分の生かされている意味が実感出来る人生をいきたいと思わしてくれる素敵な物語でした。 (60代、女性)

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