作品一覧

  • 一外交官の見た明治維新
    値引きあり
    4.0
    1巻1,578円 (税込)
    薩英戦争と下関戦争、開港をめぐる激しい外交戦、熱い政治談義、刺激的な国内旅行そして戊辰戦争― 英国青年外交官が「幕末日本」を全身で体感する! 攘夷の嵐が吹き荒れ、政局が緊迫する文久二(一八六二)年、一人のイギリス人通訳官が日本の地を踏んだ。 西郷隆盛ら雄藩・幕府の要人、果ては天皇、あるいは市井の人々との出会いを重ね、日本文化の奥深さに魅了され、そしてときには命の危険を乗り越えながら、彼は日本史上の最大転換点を目撃する。 日本人が長く読み継いできた幕末史の第一級証言を、英国外交史研究を踏まえた新訳で読む。 イギリス外交史、日英関係史を研究する訳者が、これまでの研究蓄積を踏まえ、本書の歴史的意義を問い直す、懇切な解説掲載。

ユーザーレビュー

  • 一外交官の見た明治維新

    Posted by ブクログ

    アーネスト・サトウといえば『遠い崖』という、朝日新聞にずっと連載されていて、今では朝日文庫から全10巻にまとめられている日記抄がある。
    この本は、そのサトウがイギリス外交官として幕末から明治の日本でさまざまな立場の人と交わった記録を、丁寧な解説付きで紹介している。
    誰もが良く知る維新の志士や天皇、公家なども登場するので、興味深い。

    これを読んで『米欧回覧実記』を読むと面白いと思う。

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    2021年05月02日
  • 一外交官の見た明治維新

    Posted by ブクログ

    1、明治維新、岩倉具視の執拗なる警戒心は徳川派(反新政府派)へ強行に殺戮行動が行われたこと、また徳川派の逃亡者からの嘆願書においても厳しい沙汰をしているなど、余程の小心者だったのか。
    2、英国、仏国含めた諸外国公使たちの「中立」の立場は新皇帝派と徳川派(反新政府派)に対して米国戦艦の引き渡しも新政府の最終終戦宣告が出るまで試行する事なく、最後は岩倉に対して「中立宣言」を中止明言したことは疑問が残る。
    3、結局、幕末〜明治維新で様々な事件を起こした武士たちの夢は同じだったのか。攘夷と言っていた新皇帝派も新政府になると一変交易を開始するなど幕府側にいた多くの優秀な人材が新政府側の武士によって斬首さ

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    2021年07月10日

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