哲学・宗教・心理作品一覧

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  • チベット人の民族意識と仏教 その歴史と現在
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    中国の仏教弾圧により民族意識は強化され、チベット仏教の平和思想ゆえ独立運動は抑制される。政治と宗教の奇妙な対立の構図を検証。 チベット問題は、二一世紀に残る大きな課題の一つである。これらは、よく漢民族とチベット民族のあいだの民族問題とされる。そう考える人々にとっては、冒頭のような光景は信じがたいかもしれない。しかし、それは紛れもなく現実である。そしてこの光景はチベット問題を単なる民族問題とみるべきではないことを如実に物語っている。 では、このチベット問題を我々はどのようにみるべきなのであろうか? 本著ではこの問題について、民族意識と仏教をキーワードとして考えていきたい。具体的には、まずチベットが「近代の衝撃」を受けた結果、原初的ながら民族意識が生まれ、「近代国家」を目指したダライラマ十三世時代を中心に、一九五九年の十四世亡命までの状況をふり返る。その際には﹃見えざる者の案内﹄や﹃ダライラマ十三世伝﹄といったチベット語史料を中心に、英語や漢語の史料も用いる。チベット語史料を中心にするため、その歴史はチベットから見たものとなる。そして後半は、現在のチベット、特に亡命チベット人社会の状況について紹介することとする。(本文より抜粋) 【目次】 はじめに 一 一九五一年以前のチベットの状況 1 チベットの「前近代」 2 チベット民族意識の萌芽──ヤングハズバンドの遠征と清朝軍のラサ侵攻(一八七六─一九一三) 3 ダライラマ十三世による「近代化」運動とその挫折(一九一三─一九三三) 4 ダライラマ十四世の登場と人民解放軍のラサ進軍、十四世の亡命(一九三四─一九五九) 二 チベット人の民族意識 1 中国領チベットと亡命チベット人社会における「民族」──チベット族とチベット人 2 民族意識の源泉──亡命チベット人社会における中国政府の弾圧の記述 3 チベット民族意識の拡大──「ヒマラヤ民族運動」 三 チベット民族と仏教 1 民族意識とチベット仏教 2 民族を越えるチベット仏教──ダラムサラの漢人たち おわりに 補遺 あとがき 【著者】 日高俊 大谷大学大学院文学研究科国際文化専攻博士後期課程満期退学。大谷大学文学博士。 現在、大谷大学非常勤講師。 主な論文に「1927~28年におけるポユル・カナム領主の反乱について:ガンデンポタン政権による「近代化」とその影響」(『日本西蔵学会会報』第57号)、「民国成立期(1912-13)中国とダライ・ラマ政権:ダライ・ラマ帰還と和平交渉」(『中国研究月報』第62巻第8号)などがある。(2014年現在)
  • チベット 生と死の知恵
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一九五九年のラジオのニュース、七一年のブッダガヤでの出会い、そしてそれから三十年-。ダライラマとの邂逅からはじまったチベットとの深い縁。法王から高原の遊牧民まで、最奥の聖地からインドの亡命地まで、写真家として人として、こころの旅はつづく。高原の風土にはぐくまれた、緻密な人間学。生きるため、そして死ぬための知恵をさぐる。
  • チベットのモーツァルト
    3.8
    密教の実践的研究を通して、チベット高原の仏教思想と現代思想が幸福な邂逅をとげる――。 物質に対する執着に眼を曇らされた闇を抜け、いまだ顕れ出ることのない純粋な未発の光に満ちたもう一つの夜を渡る旅へ。 <精神の考古学>を駆使して新たな知の時代を切り拓き、思想の大海を軽やかに横断し続ける著者の代表作。
  • チベット仏教入門 ──自分を愛することから始める心の訓練
    5.0
    チベットの仏教はいま世界的に深く浸透しつつある。とくにその生と死の教えに関心が向けられている。チベットの伝統は古い形の仏教を残しており、それが現代の諸問題に対応しうるものとして大きく注目されているのだ。本書はチベットにおける仏教の正統的な教えを解説した初めての入門書。最初に必要最小限の知識を紹介したうえで、それを踏まえて仏教の実践へと進めるように、教えの本質をやさしく説き明かす。読者を、チベットに今も残る仏教の豊かで深い心の世界へと誘う。
  • チベット仏教の真実 「五体投地」四百万回満行の軌跡
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    両手、両膝、額を地にひれ伏し仏を礼する「五体投地」。チベットの行者でも生涯二百万回を超えることは稀だという。この行を一日十時間十八年にわたり修行した日本人僧がいる。タイ、インド、チベット、スリランカーー。その求法の旅路の記録がここにある。

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  • 「痴呆老人」は何を見ているか
    3.9
    「私」とは何か? 「世界」とは何か? 人生の終末期を迎え、痴呆状態にある老人たちを通して見えてくる、正常と異常のあいだ。そこに介在する文化と倫理の根源的差異をとらえ、人間がどのように現実を仮構しているのかを、医学・哲学の両義からあざやかに解き明かす。「つながり」から「自立」へ――、生物として生存戦略の一大転換期におかれた現代日本人の危うさを浮き彫りにする画期的論考。
  • 巷の神々 上
    -
    《現代の新興宗教の誕生、発展を眺めることで、逆に我々は、仏教の教典や、聖書に記されている奇蹟がまぎれもない事実であったことを知るのである。その限りで、新興宗教の信者たちが、現代における仏やキリストの復活蘇生を信じることを、あながち笑うことは出来ない。諸宗教の誕生、発展、堕落の歴史を眺めれば、神々は絶えず死に、そして絶えず新しく蘇って生れるのだ。》(本文)より 日本における既存の大宗教の神道や仏教が形骸化し、それにたずさわる神官や僧侶が形式的な宗教ルーティンに甘んじて、信者の心の救済に手を貸してこなかった――。今から半世紀前に物議を醸した話題作、待望の復刊本を電子化!

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  • チャクラの神髄 最強の「7つのチャクラ」実践ガイド
    -
    チャクラの歴史から理論など7つのチャクラが深く理解できる一冊。7つのチャクラのための瞑想、活性化のためのエクササイズも掲載。7つのチャクラを開いて活用すれば、魂との一体感を感じ、意識、健康、活力、人間関係、人生の目的を達成や人間関係の改善、子育ての悩みを解決する重要な鍵が得られる。
  • チャクラ・リチュアルズ
    5.0
    私たちはワイルドウーマン(あるがままの女性)として生まれました。 あるがままの姿を取り戻すということは、本当の意味で自分の体に還っていくこと、感情の流れを最大限に感じること、官能的な能力に火をつけること、尊厳を持って立ち上がること、自分の力を発揮すること、ハートに従うこと、声を上げて主張すること、直感のギフトを受け取ること、そしてあなた自身の女王となることです。 今こそ、女性が本当の自分を思い出し、取り戻すときです! 【人生に豊かさ、力強さ、美しさ、喜びをもたらす7つのチャクラの7日間の儀式(リチュアル)】 ~内なる女性性を解放し、“あるがままのわたし”と再び巡り合う~ ・1日目 祭壇作り:愛するものを詰め込んだ“自分だけの神聖な空間”を準備し、自分自身を整えよう ・2日目 ムドラー:手を使ったポーズで、体とエネルギーのバランスを整え、癒そう ・3日目 呼吸法:呼吸によってエネルギーのつながりを広げ、チャクラとの関係性を深めよう ・4日目 体の祈り:ヨーガのポーズで体の滞りをなくし、集中力を高め、大いなる存在とつながろう ・5日目 瞑想:ビジュアライゼーション、タッチング、音・歌・振動を使った瞑想で、自らの本質とつながろう ・6日目 顕在化:肉体というギフトを受け取り、慈しむことで、自分自身を愛そう ・7日目 内観ワーク:ノートとペンを使った心の瞑想で、直感的な導きや声を聴こう

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  • チャネリング・センス【交信能力編】
    -
    「本当の人生の歓び =スピリチュアルに生きる」ための魔法、 天国とのコミュニケーション力をどう磨き高めるか 神霊(スピリット)波長の通信コンタクト&チャネルを 実現させる実践の手引書[完全保存版]! 《最先端科学:死後の世界と霊媒術》概説も特別掲載 交信感度を引き上げ、 いかにして神霊の智恵を受けとめるか 自分自身で繋がる直接交信と、 霊媒師を介した間接交信の 仕組み&実践方法を 豊富な実例とともに詳細に解説 ・「死後の世界」から降りるサインにどう気づくか ―スピリットの働きかけは、どのような種類や方法があるのか ・直感から超感覚(スーパーセンス)へギアを引き上げよう ―第六感、予知夢、ナイト・ヴィジョンで繋がる天国との新関係 ・動物との交信から学ぶスピリチュアルな世界 ―ペットの無条件の愛、本当の癒しが目覚めのきっかけに ・愛のエネルギーの強さが交信感度を高める ―祈りの力、幽体離脱、臨死体験が天国からの奇跡を現実化 ・スピリットとの交信を可能にする驚異の霊媒術メソッド ―物理的な次元と非物理的な次元を繋ぐ領域の舞台裏 ・スピリット次元との双方向通信を深める極意 ―霊媒師が、クライアントからのあらゆる疑問に答える …etc. この本は、スピリットの助けを借りて あなたの元に届けられました この本を読む運命だったのです さあ、希望のパンドラの箱を開けて 次なる魂の進化へ向かいましょう 今こそ《あなたの中の霊媒師》に 目覚めるときです テレサ・チャンの 『チャネリング・センス【識別能力編】 天国からのサインをどう見極め受け取るか』 (ヒカルランド刊)も好評発売中 テレサ・チャン[著] 斉藤宗美[訳]

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  • チャネリング・センス【識別能力編】
    -
    こうして「死後の世界」と繋がれば、 すべてが自然とうまくいく 天国からのサインを どう見極め受け取るか 神霊(スピリット)との通信キャッチ&チャネル 実践の手引書[永久保存版]! 感動を呼ぶ超現象の実話が満載 ――「サンデー・タイムズ」ベストセラー 《最先端:霊能力研究》科学者への インタビューも特別掲載 チャネリング・センス/ 内なる神聖な力を 見極め活かすための 具体的な方法を詳細に解説 ・透聴力 ――内面深くに語りかける言葉、音の響きを聞き取る ・透視力 ――夢、ナイト・ヴイジョン等で視覚イメージを受け取る ・超感覚力 ――共感や直観が高まり、気配、感触、嗅覚で感知する ・透知力 ――突然湧き起こるインスピレーションに確信、認識をもつ ・超読解力 ――天国からの答え/サインをどうとらえて読み解くか ・臨死体験、幽体離脱 ――天国、スピリットとの最も強力なコミュニケーション ・サードマン現象 ――謎の存在が起こす奇跡の行動や言葉のサポートを知る ・霊能力覚醒 ――スピリチュアルな成長段階で起こる「魂を覆う闇」を超越する 混迷の時代の今だからこそ 究極の愛の力「スピリット」に目覚めるとき 闇、恐怖、否定、憎しみの状況は、 見えざるサポートと共に超えることができる インスピレーション、シンクロニシティ等 神霊から届くサインを力に換えて 魂本来が望む道筋へ スピリチュアルな生き方へ踏み出すための 新しい人生の羅針盤ガイド 『チャネリング・センス 交信能力編』 天国とのコミュニケーションをどう磨き高めるか 近日発売(テレサ・チャン&クレア・ボード著)。

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  • 茶の湯名言集 ビギナーズ 日本の思想
    5.0
    珠光・千利休・小堀遠州・松平定信・井伊直弼――。一流の茶人は一流の文化人であり、人間を深く見つめる目を持っていた。茶の達人たちが残した言葉から、人間関係の機微、人間観察、自己修養などを学ぶ。
  • チャンスマップが教える 書くだけで奇跡を起こす引き寄せレッスン
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    1万人超の鑑定をしてきた大人気占い師が、悩める女性たちに贈る「引き寄せ」本。最高の運を引き寄せるには自分が主役であることが大事。そのためのワーク=書くことで未来がひらけ幸せに!
  • 中華帝国のジレンマ ──礼的思想と法的秩序
    3.0
    いまや中国は世界有数の経済大国となったが、中国を相手にする企業・政府は、彼らの無法で無礼な振る舞いにたびたび困惑させられる。しかし、そもそもかの国は、孔子を筆頭とする礼の思想の発祥地であり、古くからローマ法に比肩するほど完成度の高い法を有する文明国のはずだ。現在との落差はどこから生じたのか。われわれは中国人の言動をどう理解すればよいのか。古代中国で生まれた「法」と「礼」の概念はいかに展開、交錯し、現在にいたったのか。その過程を追い、中華思想の根本原理を問い直す。
  • 「中華民国」初代総統 蒋介石の霊言
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    迫りくる台湾占領の危機―― 日本は、アジアのリーダーとして “中国の覇権主義”を阻止せよ。 毛沢東のライバル・蒋介石が 天上界から緊急メッセージ 親中派の幻想を打ち砕く 「歴史の真相」と 「中国共産党の実態」に迫る。 ▽中国が目論む6つの侵略計画  台湾と南シナ海を取り、次は尖閣・沖縄へ ▽「南京大虐殺」など存在しなかった  蒋介石が語る先の大戦と戦後史の真実 ▽台湾の「自由・民主・信仰」を守れ  全体主義国家の暴走を許してはならない ■■ 蒋介石の人物紹介 ■■ 1887~1975年。中華民国の軍人、政治家。初代総統。日本に留学中、孫文らの中国同盟会に入り、辛亥革命に際しては帰国して参加。孫文の死後、国民革命軍総司令となり、北伐を経て、1982年、南京で国民政府主席となる。次第に反共政策を強化するも、西安事件で捕らえられ、国共合作に同意して抗日戦を遂行。戦後は中国共産党との内戦に破れ、1949年、台湾に退いた。
  • 中学生からの哲学「超」入門 ――自分の意志を持つということ
    3.9
    自分とは何か。なぜ宗教は生まれたのか。人を殺してはいけない理由は何か。何となく幸福じゃないと感じるのはなぜなのか……。読めば聡明になる、悩みや疑問に対する哲学的考え方。
  • 中学生になったら
    3.8
    心身の成長著しい中学時代は、大人になるための土台づくりの時期であると同時に、勉強や進路、部活動や友達との関係に悩む日々でもある。そんな彼らの日常に寄り添い、時に励ましながら、充実した三年間を送る方法を具体的にアドバイスする。自ら考え、判断し、行動する力を身につけたい中学生に最適。悩み相談のページも付す。

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  • 中学生の君におくる哲学
    4.5
    「どうして勉強しなきゃいけないの?」「なぜスカートの丈を短くしたら叱られるの?」「『いじめ』はなくならないの?」「僕らの生きている『世界』って?」「『死ぬ』のはどういうこと?」中学生諸君!テツガクシャ校長が一緒に考えます。
  • 中期ハイデガーの思索と転回
    値引きあり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 初期のハイデガーの著作『存在と時間』は、序論に記された計画の3分の1だけで刊行された。その後、中期にあって自ら「転回(ケーレ)」を公にしたのが、1947年の『「ヒューマニズムについて」の書簡』である。後期のハイデガーに至る過程に焦点を当てて論じる。 【目次より】 まえがき 主要著作とその引用記号 I ハイデガーと形而上学 II ハイデガーにおける思索の転回の端初 一九二〇年代後半の〈無〉〈世界〉〈存在〉をめぐって III ハイデガーにおける思索の旋回 一九三〇年代における〈自然〉〈人間〉〈神〉をめぐる十五の問い IV 一九三〇年代におけるハイデガーの思索の意味 V ハイデガーとニーチェ 1 ニーチェの「力への意志」とハイデガーの思索 2 ハイデガーのニーチェ批判 『ニーチェ』第一巻に即して VI 一九四〇年代におけるハイデガー その思索の意味 付編 I ハイデガーから見たサルトル 実存主義・ヒューマニズム・現象学批判 II ハイデガーの大学論 III 『デア・シュピーゲル』誌記者との対話 一九六六年九月二十三日 IV ハイデガーと現代の哲学 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 中空構造日本の深層 増補新版
    4.0
    空を中心とするとき、統合するものを決定すべき、決定的な戦いを避けることができる。それは対立するものの共存を許すモデルである――日本人の心理を、中空を保って均衡し合う構造とし、西欧の中心へと統合する心理構造との対比で論じる。関連論考「日本神話にみる意思決定」、吉田敦彦との対談「神話と日本人」を増補。 〈解説〉吉田敦彦/河合俊雄 (目次より) Ⅰ 神話的知の復権 『古事記』神話における中空構造 中空構造日本の危機 Ⅱ 昔話の心理学的研究 民話と幻想 「うさぎ穴」の意味するもの 日本昔話の心理学的解明 Ⅲ 現代青年の感性 象徴としての近親相姦 家庭教育の現代的意義 偽英雄を生み出した「神話」 フィリピン人の母性原理 あとがき 旧版解説(吉田敦彦)   * 日本神話にみる意思決定 巻末対談「神話と日本人」河合隼雄×吉田敦彦 増補新版解説(河合俊雄)
  • 宙空に立つ塔―塔の想像力と存立地平―
    -
    塔の魅力とは何か。野間宏の『わが塔はそこに立つ』読解を横軸に、源信『往生要集』とダンテ『神曲地獄篇』、『法華経』の塔の叙述、日本層塔建築と心柱の役割などを縦軸として、塔の成り立ち、様相を多面的に照らし出す。
  • 中高生のソーシャルスキルトレーニング
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自分で自分の人生を支えられるように、基本的な対人関係スキルや生活スキルを向上させ、学校や社会で生きていく方法を身につける。
  • 中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―
    -
    ひきこもりといえば、若い人たちがなるもの。そんなイメージとは異なり、実は中高年のひきこもりが多いという事実があきらかになっています。本書では、現場で支援を行ってきた臨床心理士が、心理学的な視点、ひきこもりの背景にひそむ社会的・経済的な問題、支援組織の制度上の課題、さらには、日本人に特有の心性や思考法といった、さまざまな観点から中高年のひきこもりとその実態に迫ります。また、ひきこもりからの回復への道筋についてもふれ、解決法も伝えます。
  • 「中興の祖」の研究 組織をよみがえらせるリーダーの条件
    4.5
    今、企業をはじめとする日本の組織は、新たな時代に対応するために生まれ変わることが必要とされている。しかし、それに向かって懸命に努力をしている組織もある一方で、「改革」に失敗すること、そして「変わること」そのものを恐れて、旧態依然のままの組織も多いのもまた確かである。しかし、既存の組織の「改革」が必要とされたのは現代に限った話ではない。太平の世と言われた江戸時代でも大きな変革が必要とされ、それを実際に乗り越えた例が存在している。そして、それに成功したリーダーは『中興の祖』と呼ばれ、人々は今に至るまでその功績を語り継いでいる。本書は、徳川吉宗、上杉鷹山など広く知られた人物から、細川重賢、前田綱紀など、郷土で今も尊敬を集める人物まで、逆境にさらされながらも果敢に挑み、危機を突破した名君たちの実践から、現代にも通用する「組織改革」のヒントを探る。

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  • 中国が読んだ現代思想 サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで
    5.0
    日本の120年を30年で駆け抜ける! 貪欲な受容と激しい思考。サルトル、ハイデガー、フッサール、ウェーバー、レヴィ=ストロース、フーコー、デリダ、ハーバーマス、丸山眞男、ハイエク、ロールズ、シュミット、シュトラウス……文化大革命の暗黒が晴れたそのときから、中国の猛烈な現代思想受容がはじまった! 日本のたどった道とよく似ているけれど、より切実で熱い思考にあふれたその現場と可能性を、自らも体感してきた中国人研究者が克明に描き出す。知られざる、そして知っておきたい中国がここにある。(講談社選書メチエ)
  • 中国 虚像の大国
    -
    世界を騙した 毛沢東の大罪。 さらに加速する 習近平の野望。 ▽毛沢東の元側近・林彪が明かす、  中国共産党の深い闇――  その裏切りと粛清の歴史とは ▽香港の人びとを弾圧する悪政を  正当化する偽物の「法治主義」   ▽習近平が利用する「法家思想」、  その功罪を読み解き  大義なき虚像の大国の正体を暴く 台湾は、決して中国に 吸収合併されるべきではない ■■ 商鞅の人物紹介 ■■ 前390頃~前338年。中国、戦国時代の秦の政治家、法家。衛の公子の出身。秦の孝公に仕え、法治主義に基づき富国強兵策を断行。法制・税制・軍制・田制などの大改革(変法)を二度に渡って行い、秦の発展の基礎をつくる。しかし、その強制的な改革は貴族層の反感を買い、孝公の死後、車裂きの刑に処せられた。 ■■ 韓非の人物紹介 ■■ 前280頃~前233年。中国、戦国時代末期の思想家。韓の公子。荀子に学んで法家思想を理論的に大成し、秦の始皇帝に大きな影響を与える。韓の使者として秦に赴くが、李斯の讒言により投獄され、獄中で服毒自殺した。韓非の言説を集めた思想書『韓非子』(二十巻五十五編)がある。 ■■ 毛沢東の人物紹介 ■■ 1893~1976年。中国の政治家。中国共産党の創立に参加し、日中戦争では抗日戦を指揮した。戦後は、蒋介石の国民党軍を破り、共産党一党独裁の中華人民共和国を建国し、初代国家主席となる。大躍進政策や文化大革命などを推進したが、4、5千万人以上もの国民が犠牲になったと言われている。 ■■ 林彪の人物紹介 ■■ 1907~1971年。中国の軍人、政治家。湖北省出身。1925年、中国共産党入党。北伐に参加後、毛沢東・朱徳と共に紅軍を建設する。長征・抗日戦・朝鮮戦争などで活躍し、1959年には国防部長に就任。文化大革命では運動の先頭に立ち、第九回党大会で毛沢東の後継者に指名されたが、クーデターを計画して失敗。飛行機でソ連へ逃亡途中、墜落死した。
  • 中国戯曲演劇研究(東洋学叢書)
    値引きあり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 明代の傑出した劇作家・湯顕祖の研究と宋・元・明各時代の演劇史上の基本問題を解明することにより、研究史上新分野を開拓した画期作。 【目次より】 自序 目次 第一部 湯顕祖研究 緒言 上篇 湯顕祖の伝記 第一章 応試 第二章 南京時代 第三章 古文辞排撃 第四章 上疏と徐聞への流謫 第五章 遂昌 第六章 棄官 第七章 家居 第八章 宋史の重修 下篇 湯顕祖の戯曲 第一章 紫簫記 第二章 紫釵記 第三章 還魂記 第一節 制作の時期 第二節 藍本の存在 第三節 構成 第四節 登場人物の性格 第五節 還魂劇の系譜 第六節 還魂記余話 第四章 南柯記と邯鄲記 第一節 制作時期 第二節 南柯記 第三節 邯鄲記 第五章 戯曲構成の技法と理論 第一節 戯曲と夢 第二節 曲意と曲律 第三節 腔調の問題 結語 第二部 宋元明の戯曲演劇に関する諸問題 宋代演劇窺管 陸游・劉克荘詩を資料として 元の裁判劇における包拯の特異性 元雑劇の構成に関する基礎概念の再検討 一、はしがき 二、諸本 三、折の性格 四、四折の区分(a明初までのテキスト b弘治本西廂記 c曲と白 d章回小説との関連) 五、楔子について(a明初における楔子の諸相 b楔子の曲と仙呂套 c仙呂調の性格 d楔子余論) 六、趙〓美抄本 七、再び楔子について 八、結び 元刊古今雑劇三十種の流伝 戯曲〓釵記はいかに改作されているか 明の宮廷と演劇 南戯における呉語の機能 戯曲評論の発生 明代戯曲の特質 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岩城 秀夫 1923年生まれ。中国文学者。京都大学文学部卒業。山口大学名誉教授。 著書に、『漢詩美の世界』『中国文学概論』『中国人の美意識』など、 訳書に、『長生殿』『板橋雑記 蘇州画舫録』『入蜀記』『桟雲峡雨日記』などがある。
  • 中国故事つれづれ草
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    古くから伝えられてきた名句・名言には、人間の深い英知が秘められており、人生の最良の指針である。そしてまた、見事に真理をついているようでいてまったく逆の見方ができる場合もあるなど、汲めども尽きぬ味わいがある。本書は、中国の古典にみる成語・名言・諺をアトランダムに取り上げ、それらにまつわる故事を紹介するとともに、著者の鋭くも温かい「人間観察眼」に基づくユニークな解説・感想を加えた、異色のエッセイ集である。
  • 中国古代思想史における自然認識(東洋学叢書)
    値引きあり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 荀子から董仲舒に至る自然認識の変遷を分析することにより、古代専制国家の成立過程に於る社会・政治思想の展開を見事に解明する。 【目次より】 第一章 序説 一 基本的視座 自然認識とは何か 二 具體的構想 第二章 荀子以前 儒家 一 『論語』 二 孟子 附 告子 第三章 荀子以前 道家 一 『荘子』内篇 二 『管子』四篇 第四章 荀子 一 自然認識の構造 二 社會・政治思想への繋がり 三 歴史的意味 附 荀子後學 第五章 韓非と『呂氏春秋』 一 韓非 二 『呂氏春秋』 第六章 「中庸」新経と「繋辞傳」その他 一 「中庸」新経 二 「繋辞傳」その他 附 『孝経』 第七章 秦~漢初の道家と法家 一 荘子學派 二 黄老の學と黄帝・老子の書 三 韓非學派 附 『淮南子』 第八章 漢初の儒家 一 陸賈と『新語』 二 賈誼と『新書』 三 韓嬰と『韓詩外傳』 第九章 董仲舒 一 はじめに 二 天と陰陽 三 天人相関 四 性 五 おわりに 第十章 總括 附論 一 荀子の名実論 二 「経法」「十六経」「称」「道原」小考 三 仲長統 後漢 知識人の思想と行動 四 『氣の思想』(書評) あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 内山 俊彦 1933-2020年。中国哲学者。京都大学名誉教授。東京大学文学部中国哲学科卒、同大学院人文科学研究科中国哲学博士課程満期退学。文学博士。 著書、『荀子 古代思想家の肖像』『中国古代思想史における自然認識』など、 訳書に、『中国の古典 9 韓非子』などがある。
  • 中国古代礼法思想の研究(東洋学叢書)
    値引きあり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 帝制期中国に支配的であった法思想を礼法秩序論であったと定めて、そこに至った要因を、主として先秦期の礼思想及び法思想の考察を通じて明らかにする。また、礼及び法思想の根底にある思考の構造又は論理の特色を探る。 儒家の社会規範「礼」と法家の「法」とは相容れない規範として先秦期に理論化されていたが、漢代より礼の法化と法の礼化が進み、礼法一体の礼法秩序論が帝政期中国の支配的法理論となった。両者のダイナミックな相互交渉を通して確立してゆく中国古代法思想の諸相を再構成し、礼法秩序論に至る理論的要因とその構造を明らかにする。荀子の礼思想を自然法論として捉えるとともに、韓非子の法思想から法至上主義が君主至上主義への傾向を本質的に内包することを導出、そのことが儒家と法家を融合させる重要な接着剤であったと指摘して、法治主義という近現代の観念の陥穽を解明する手がかりと、比較法思想研究に道を開く素材を提供する新しい試み。 【目次より】 序章 第一章 中国法思想研究の視角 はじめに 第一節 アンガーの中国礼法論 第二節 アルフォードの中国礼法論 第三節 中国法思想研究の視角 第二章 中国礼法思想の基礎的考察 はじめに 第一節 先秦期の法思想の史的展開 第二節 中国法思想の基層 第三節 儒家及び法家の社会秩序論 第三章 孔子の礼思想 はじめに 第一節 孔子の「礼」の具体像 第二節 孔子の「礼」論の立脚点 第三節 孔子の「礼」の概念的特質 第四節 「礼」の正当化根拠 第五節 「礼」の倫理化の背景 第六節 「礼」の秩序付け機能の特質 第四章 荀子の礼思想 はじめに 第一節 荀子の礼思想の基礎 第二節 荀子の「礼」論 第三節 荀子の「礼」論の構造 第四節 荀子の礼思想の構造 第五章 韓非子の社会規範論 はじめに 第一節 韓非子の法思想の理論的前提 第二節 韓非子の法理論 第六章 韓非子の社会統治論 はじめに 第一節 韓非子の「術」論 第二節 韓非子の「勢」論 第七章 董仲舒の礼法思想 はじめに 第一節 董仲舒の礼法思想 第二節 董仲舒思想の意義 第三節 礼法秩序論の諸問題 終わりに 第八章 中国法思想研究の課題 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 石川 英昭 1949年生まれ。東北大学法学部卒業、同大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得退学(基礎法学専攻)。元鹿児島大学法文学部法政策学科教授。法学修士、博士(文学)。 著書に、『中国古代の礼法思想の研究』などがある。
  • 中国古典劇の研究(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古典劇の史的変遷を跡づけつつ、劇作家の思想・生涯、作劇上の理論や実践など中国演劇の多様な側面を文献と発掘資料を駆使して解明。 【目次より】 目次 第一部 古典劇史の研究 第一章 中国古典劇の歩み 第一節 演劇の萌芽 第二節 宋の雑劇と金の院本 第三節 元の雑劇 第四節 明代の演劇 第五節 清代の演劇 第二章 温州雑劇伝存考 宋代演劇へのアプローチ 第三章 道化役の扮装 第一節 官人清似水 外郎白如麺 第二節 左衽 第三節 〓瓜 第四章 頤和園の三層舞台と清朝宮廷の好劇 第二部 古典劇の技法と理論にかかわる諸問題 第一章 南戯の〈せりふ〉の駢体化 第二章 萬暦年間にみられる演劇虚実論 第三章 湯顕祖の南柯記執筆の意図 書簡「答羅匡湖」よりみて 第四章 戯曲における夢 湯顕祖とシェイクスピアをめぐって 第五章 獅吼記を通して喜劇を考える 第三部 劇作家研究 第一章 李開先 その古典尊重の意識について 第二章 沈現と湯顕祖 『還魂記』の改作をめぐって 附説 唐伯虎伝 あとがき 初稿掲載誌一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岩城 秀夫 1923年生まれ。中国文学者。京都大学文学部卒業。山口大学名誉教授。 著書に、『漢詩美の世界』『中国文学概論』『中国人の美意識』など、 訳書に、『長生殿』『板橋雑記 蘇州画舫録』『入蜀記』『桟雲峡雨日記』などがある。
  • 中国古典に探す座右の銘
    -
    時に励まし、時に戒めとなることば。本書は、そんな座右の銘となることばを中国古典に探したものである。諸子百家を対象に取り上げた文献は十以上。『論語』『老子』『孫子』などはいうに及ばず、『荀子』『列子』『商君書』『呉子』など一般には馴染みの薄い文献も紹介することで、新たなことばとの出会いに努めた。また、各文献に関して基礎的な解説を加え、言葉の真意や背景が伝わるようにも心がけた。そのため、本書を読めばそれぞれの学派の特色が分かる諸子百家の入門書にもなっている。
  • 中国古典の知恵 儒・道・禅・墨・法・兵
    4.3
    中国古典思想の権威である著者が、六大思想として儒・道・法・墨・禅・兵をとりあげ、それぞれのエッセンスを紹介するとともに、二十一世紀に生きるわれわれが、いかに精神の糧とし、自分自身と社会のために生かしていけるのかを論じる。
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    4.2
    五島慶太、田中角栄、川上哲治、吉川英治… 江戸時代から偉人たちに愛読されてきた、中国至宝の処世訓 『菜根譚』はおよそ四百年ほど前に、中国・明代の学者、洪自誠によって書かれた処世訓です。 日本には江戸時代末期に伝わり、これまで非常に多くの人から愛読されてきました。 中国よりも日本でよく読まれていると言われるほどです。 特に経営者や政治家、文化人に座右の書としている人たちが多く、 東急グループの創業者・五島慶太、元首相・田中角栄、小説家・吉川英治、元巨人軍監督・川上哲治など、そうそうたる顔ぶれが愛読者だったと知られています。 『菜根譚』は、人生にとって重要な原則を的確にあらわしていると高く評価されていますが、それには、十分な理由があります。 著者の洪自誠は、儒教・仏教・道教という、 中国はじめ東洋全体に影響を与えた三大思想について学び、 それぞれの足りない部分を他から補うようにして、この本を書いたのでした。 儒教は自らを厳しく律して学ぶことを説き、 道教は反対に自由にのんびりと生きることを勧めます。 この二つが現実的な知恵であるのに対し、 仏教は宇宙の真理を語り悟りの境地を教えます。 『菜根譚』にはそれらすべての要素が含まれていますので、読者のあらゆる悩みや問いに答えを与えることができるわけです。 あるページでは苦しみに耐えて努力すべきであると言い、あるページでは心にゆとりを持ち楽に生きることを勧め、 あるページでは現実は幻でありすべてを超越して生きるのがよいと語るこの本は、さまざまな状況や心理の間を揺れ動く私たち人間に対して、 常に何らかの答えを示してくれる非常に融通が利く書であるとともに、極端に走らずバランスをとって生きることの大切さを教えてもくれているのです。 『菜根譚』という書名は、明代よりさらにさかのぼる宋代の学者の言葉 「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」 (堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる)という言葉に由来します。 かみしめて味わうべき人生訓の書という意味が込められています。ぜひ、あなたにとっても、折にふれて開き「かみしめて味わう」本になってほしいと願っています。 (「はじめに」より)

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  • 中国古典百言百話14 大学・中庸
    4.0
    儒教の根本思想「修己治人」の教えを説き、宋代の思想家・朱子により為政者修養の書として定められた四書・五経。その中心を成し、指導者たる者の道と徳のあり方を示したものが「大学」と「中庸」である。「修身・斉家・治国・平天下」「日々に新たに」「徳は本なり、財は末なり」など、数多くの名言・名句を今日に伝える名著のなかから、上に立つ者の要諦を学ぶ。
  • 中国古典百言百話2 韓非子
    4.0
    孔孟の「仁」の教えが全盛の頃、人間不信の哲学に基づき、「利」で天下統治を説いた「韓非子」。希望的観測を一切捨て去ったその冷徹な思想が、現代のビジネス社会を生き抜く知恵として、我々に示唆するところは大きい。人間の本質を見すえた統率論の原点ともいえる名著のなかから、二百の名言を厳選しわかりやすく解説する。
  • 中国古典百言百話6 老子・荘子
    4.0
    仁や徳など人間の厳格な精神性を重んじた儒教に対し、我や欲など人間の自然な姿を肯定した老荘の教え―患いを避け人生をしなやかに生きる知恵を説く「老子」と、何ものにもとらわれない自由な生き方を説く「荘子」。二つの思想が共に目指した「道」とは何か。二つの書のエッセンスから、現代をより豊かに生きるための、世俗を超えた“無為自然の哲学”を学ぶ。
  • 中国語学研究(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 音韻史研究を基礎に言語史の諸問題を、音韻史考説、語形と語義の変化、文字学と字書の研究、紹介と批評の四部に集大成。 【目次より】 目次 第一部 音韻史考説 一 詩経異文の音韻的特質 二 形聲字音の特質 カールグレン氏の学説を中心にして 三 反切の起原と四聲および五音 四 〓と爾および日母の成立 五 等韻図と韻海鏡源 唐代音韻史の一側面 六 「南朝四百八十寺」の読み方 音韻同化の一例 七 唐詩の押韻 韻書の拘束力 八 蘇東坡古詩用韻考 九 書史会要に見える「いろは」の漢字対音について 第二部 語形と語義の変化 十 代名詞〓們の沿革 十一 多少と早晩 十二 風流の語義の変化 第三部 文字学と字書の研究 十三 中国文字の構造法 十四 千字文について 十五 宋・遼・金時代の字書 十六 山梨稲川の説文学の著述 天理図書館所蔵の稿本について 第四部 紹介と批評 十七 李方桂氏「中国における諸民族の言語と方言」 十八 董同〓氏「中國における言語調査」 十九 趙蔭棠氏の『中原音韻研究』を読みて 二十 ポール・セリュイス氏「楊雄の『別国方言』にみえる漢代諸方言の研究」を評す あとがき 掲載誌一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小川 環樹 1910~1993年。中国文学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部卒業、同大学院中途退学。文学博士(京都大学)。 著書・訳書に、 『唐詩概説』『蘇軾 中国詩人選集二集 5・6』『蘇軾 新修中国詩人選集6』『宋詩選』『中国小説史の研究』『風と雲 中国文学論集』『老子』『陸游 中国詩文選20』『中国語学研究』『論語徴』『談往閑語』『小川環樹著作集(全5巻)』などがある。
  • 〈中国思想〉再発見
    -
    ヨーロッパ的な意味での個人の自由がないことを、中国のマイナス荷とみなすことは正しくない。 むしろ「公」「大同」や「縁」のつながりの中での利他の道徳性に、中国的な個の基盤がある。 そこに改めて注意を向ける必要がある。 ヨーロッパにあるものが中国にない代りに、 ヨーロッパにないものが中国にあるのである。(本文より)
  • 中国思想史
    5.0
    昭和11年(1936)に『支那思想史』の書名で刊行され、戦後は『中国思想史』と改題してたびたび再刊されて今世紀まで読み継がれてきた概説書の、初の文庫化。孔子・老子に代表される古代思想はもちろん、その後の儒教・仏教・道教の相互交渉、朱子学・陽明学の成立、清代の考証学の確立まで、2000年以上におよぶ中国思想の幅広い歴史を、コンパクトに通観する。 著者によれば、維新以後この種の著作は数種出ているが、いずれも学者の伝記とその著書の解題を並べたものにすぎず、思想推移の跡をたどるに不便である、という。そこで本書では、思想変遷の過程を明らかにし、異質な思想が接触し変化する歴史を描くことに多く筆を割いている。 なかでも本書の大きな特徴は、四書五経の研究を深めた学問「経学」の変遷や、儒教や宋学への仏教の影響について大胆に説き明かしていることで、一人の研究者がこれほどの広い視野で中国の思想史を捉えた書物は、その後著されていない。 学術文庫のロングセラー、『孫子』『墨子』『諸子百家』等の著者、浅野裕一氏(東北大学名誉教授)が巻末解説を執筆。〔原本:岩波書店、1936年・1957年・2005年刊〕
  • 中国詩文の美学(中国学芸叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 声律や対句などの技法により、緻密に構築された中国の詩と文。その表現形式を支える美の理念と原理に着目し、それが詩文の形式の創出にいかに生かされていったかを追跡。長い時間をかけて詩文形式が醸成されていくさまを俯瞰的に観察する。初めに、六世紀の文学理論書『文心雕龍』を美の原点にすえ、それが提起した問題点を、のちの理論家がどのように実践面で取り入れ形式美を創出していったかを、主に『文鏡秘府論』所収の文献から考察。その上で、律詩の形成過程を歴史的に考証して、五言律詩が漢代から六朝の宮廷詩人により形成される過程や、唐代の杜甫が試行錯誤を経ながら七言律詩を確立する過程に光を当てる。さらには、文に目を転じ、日本古代文学をも視野に、駢文文体の推移を論じる。明快な論述で文学創作形式の美に迫る必読書。 【目次より】 はしがき 一 創作技法論の展開 『文心雕龍』から『文鏡秘府論』へ 二 律詩の形成過程 句数と対句の側面から 三 五言八句詩の成長と永明詩人 四 四声八病から平仄対応ヘ 五 杜甫と七言律詩 ことに拗体詩について 六 遊宴詩序の演変 「蘭亭序」から「梅花歌序」に至る表現形式 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 興膳 宏 1936年生まれ。中国文学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科中国語学・中国文学専攻博士課程を修了。文学博士。文化功労者。 著書に、『中国詩文選10 潘岳 陸機』『中国の文学理論』『異域の眼』『風呂で読む陶淵明』『乱世を生きる詩人たち 六朝詩人論』『古典中国からの眺め』『中国名文選』『中国古典と現代』『杜甫 憂愁の詩人を超えて』『漢語日歴』『仏教漢語50話』『合璧 詩品 書品』『杜甫のユーモア ずっこけ孔子』『中国詩文の美学』など多数。
  • 中国人の宗教意識(中国学芸叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 六朝隋唐期の中世600年に及ぶ時代を対象に、人々の日常に息づく「罪の意識」に光をあて、幅広く多様な中国人の宗教意識を見事に描き出す。儒・仏・道の三教に亙る広範な文献を渉猟しつつ、罪意識と贖いの儀礼を通して、中国社会に通底する宗教の深層構造を初めて本格的に明らかにした問題作。 【目次より】 序章 『後漢書』楚王英伝から I 静室 懺悔の場 一 静室の諸相とその展開 二 静室内のしつらえ 三 静室における儀礼 四 精舎と静室 五 請室と静室 俗から聖ヘ II 罪の懺悔 一 罪目 二 道教徒の懺悔 とくに王義之の場合 三 仏教徒の懺悔 とくに沈約の場合 四 王微の「告霊文」 III 償債と謫仙 一 輪廻応報の思想 二 禅録のなかの償債 三 『高僧伝』のなかの償債 四 道教における償債 五 謫仙 六 『高僧伝』神異篇 七 全真教の場合 IV 宗教に傾斜する心性 一 漢代人の遺言・遺書と沐並の「終制」 二 遺言・遺書のなかの仏教 三 皇侃の『論語義疏』 四 出家の動機 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 吉川 忠夫 1937年生まれ。東洋史学者。京都大学名誉教授。専門は中国中世思想史。 京都大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科を単位取得退学。 著書に、『劉裕』『王羲之』『侯景の乱始末記 』『六朝精神史研究』『中国古代人の夢と死』『秦の始皇帝』『書と道教の周辺』『古代中国人の不死幻想』『三余録』『中国人の宗教意識』『読書雑志』『顔真卿伝』『侯景の乱始末記 南朝貴族社会の命運』『六朝隋唐文史哲論集I 人・家・学術』『六朝隋唐文史哲論集II 宗教の諸相』『三余続録』など、 訳書に、『魏晋清談集』班固撰『漢書五行志』(共訳注)『弘明集 広弘明集』范曄『後漢書(全10巻)』(訓注)慧皎『高僧伝 全四巻』(共訳注)ジョゼフ・ニーダム『中国の科学と文明 第2・3巻 思想史』(訳者代表)などがある。
  • 中国戦乱詩
    -
    太平の時は常に稀にして戦乱の世は常に多し。――古来より、中国では戦争が絶えなかった。歴代の詩人たちは、あるがままの現実を作品に昇華し、人々の叫び出でたる声として残した。中国古典文学研究の泰斗が、蘇軾・李白・杜甫・文天祥といった、周代から清朝の名詩・四十一首を精選する、味わい深い名著。(まえがき・川合康三/解説・小川環樹) [本書の内容] 学術文庫版まえがき 川合康三 序 周詩 漢魏晋詩 六朝隋詩 唐詩(上) 唐詩(下) 宋詩 清詩 解説 小川環樹
  • 中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで
    4.1
    春秋戦国時代に現れた孔子や老子ら諸子百家に始まり、朱子学と陽明学に結実したのち、西洋近代と対峙するなかで現代の儒教復興に至る中国哲学。群雄割拠から統一帝国へ、仏教伝来、キリスト教宣教、そして革命とナショナリズム。社会変動期に紡がれた思想は中国社会の根幹を形づくった。本書は中国3000年の叡智を丹念に読み解き、西洋を含めた世界史の視座から、より深い理解へと読者をいざなう。新しい哲学史への招待。
  • 中国哲学の探究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 儒教・道教・仏教の三者が織りなす中国思想の流れを著者30年の研究により集大成した成果。木村中国学の全貌を明らかにする。 【目次より】 論語と孔門 雑考I 一 論語における孔子に対する称呼 子・孔子・夫子・仲尼・君子 二 論語に見える徳目の系統 特にその原点としての〈仁〉について 三 論語に現われた信の概念について 四 論語に見える徳の諸相について 五 子貢について 六 子路についての管見 七 顔淵について 八 孔門の若き秀オたち 子游・子夏・子張・曾子について 荀子より礼記まで 雑考II 一 読荀子二則 書誌學的〓記 二 前漢における礼學の伝受について 三 礼記の大學篇について 附録一 大學と中庸 附録二 ジッテと朱子の學 老荘と道教 雑考III 一 荘子妄言一則 荘子の書の変遷から見た内篇と外・雑篇との関係について 二 荘子の巵言 三 荘周説話を通じて見た荘周の死生観 四 道教と中國の思想 五 馬王堆出土の帛書老子について 中國佛教の周邊 雑考IV 一 老荘の無と佛教の空とについて 二 中國中世思想史上における廬山 三 寒山詩について 四 中國における哲人の詩について 詩と偈との関係より見ての断想 比較思想の試み 提唱V 一 中國思想史學の対象について 二 中國における世界観・人生観 三 中國哲學における中庸思想 あとがき 掲載書誌一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 木村 英一 1906-1981。中国哲学研究者。大阪大学名誉教授。京都帝国大学文学部支那哲学史卒。文学博士。 著書に、『法家思想の研究』『中国民衆の思想と文化』『中国的実在観の研究』『老子の新研究』『孔子と論語』『中国哲学の探究』など、 訳書に、『世界の大思想 第2期 第1 老子』(共訳)『中国古典文学大系 3 論語』(共訳)『論語 全訳注』『老子』などがある。
  • 中国と習近平に未来はあるか 反日デモの謎を解く
    -
    日本のあまりの平和ボケぶりに苛立ちと怒りがこみ上げる! ヒラリー米国務長官との対談キャンセルの理由。 反オスプレイ運動を命令したのも習近平だった。 日本には労組や地方公務員も含め、工作員を数千人規模ですでに入れている。 尖閣の次は台湾を挟み打ちする。そのあと、石垣、沖縄を一気に取る。 「親中派や、反日的日本人は、次の中国・国家主席の本当の姿を早く知るべきだ。新しい「元寇」に備えたほうがよい。(著者・まえがきより)」
  • 中国の科学思想(中国学芸叢書) 両漢天学考
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    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国の科学は西欧の近代科学と違い、神秘のベールに包まれてきたが、歴史上の三大発明や紙の発明、さらに中国の三大科学(天文暦数学・医学・農学)と三大技術(紡織・陶磁器・建築)など巨大な結果を生みだしてきた。中国の科学思想は漢代を中心に基本の枠組が形成され、以後二千年にわたり影響を与え続けた。本書はその中で中核的な役割を果たしてきた天文暦学の思想的分析により、中国人の科学的思惟の原型である、自然現象と社会現象を統一的に捉えようとする思考構造を明らかにする。 【目次より】 プロローグ 序章 中国の自然科学 一 中国科学と天文暦数学 二 漢代の科学 I 術数学 一 ビクゴラスと「数」の論理 二 術数学と数の二義性 三 経学と術数学 四 術数学とビタゴラスの数論 II 受命改正制 一 受命改制と顕頭暦 二 経今文学と三正説 III 太初改暦と司馬遷 一 太初改暦 二 司馬遷と史官の伝統 IV 劉畝の三統哲学 一 劉敵とその学術 二 三統暦の数理構造 三 劉畝の三統説と五行説 四 三統暦と経学 五 王葬革命と三統説 V 揚雄と『太玄』 一 揚雄と擬経 二 太玄暦の構造 三 八十一首の陰陽消息説 四 七百二十九賛の太玄占 五 『太玄』の構造 VI 後漢の四分暦と察蘊の律暦思想 一 後漢の四分暦と察蘊の律暦意 二 六十律 三 四分暦 四 律暦意の構造 終章 天学 エピローグ 注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 川原 秀城 1950年生まれ。中国思想研究者。東京大学人文社会系研究科名誉教授。 京都大学理学部数学科卒業、同文学部哲学科(中国哲学史専攻)卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は東アジアの儒学。 著書に、『中国の科学思想 両漢天学考』『毒薬は口に苦し』『朝鮮数学史』『数と易の中国思想史』など、 訳書に、杜石然『中国科学技術史 上・下』(共訳)銭宝そう『中国数学史』 高橋亨『朝鮮儒学論集』(共編訳)などがある。
  • 中国の神さま
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 関帝廟に祀られ財神として人気の高い関羽や航海の女神媽祖、『封神演義』のヒーロー二郎神やナタ太子、日本でもおなじみの鍾馗や斉天大聖(孫悟空)、学問の神さま文昌帝君など民間信仰の神から、太上老君や玉皇大帝のような道教の神、観音や弥勒などの仏まで、中国人の間では多種多様な神々が息づいている。今もなお篤い信仰を捧げられる神さまたちを紹介し、彩り豊かで不可思議な中華の宗教世界を知る。
  • 中国の祭祀と文学(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 大学の教養課程の学生に向け、中国の古代文学「詩経」と「楚辞」を概説したテキスト。古代が呪術と祭祀の時代であったこと、古代文学はその祭祀の中から生まれたということを具体的に考証する。 【目次より】 序論 祭祀と神話  神話の歴史化  祭祀・神話と古代文化 第一章 崑崙とその下の水界 崑崙下の水界  始源の時間  崑崙・水界と古代的死生観  大洪水による天地の一新  崑崙・水界の宗教性 第二章 古代人の宇宙観 鄒衍の大九州説をめぐって 鄒衍の大九州説  崑崙と大九州説  九州立體配置説  九州説と八州説  四州説と五州説  二州説と三州説  中央の「一」の絶対性  神話から地誌へ  五服、九州説 第三章 死と再生 祭祀の時期  祭祀の場所  祭祀の狂態  祭祀の理念 第四章 動物神崇拝 古代の祭祀と動物  動物神と崑崙・水界  動物神と古代的死生観 第五章 鬼神信仰 鬼神の憑依  黄帝と蚩尤の戦  〓と河伯の争い  方相氏と諸鬼  神婚儀禮の神話 第六章 詩経における神婚儀禮 豊作豫祝祭における神婚儀禮  桑樹下での神婚儀禮  神婚儀禮の意味  動物神による結婚儀禮 第七章 神婚儀禮説話の展開 神婚儀禮説話の成立  殷の湯王と伊尹をめぐる説話  鄭の文公と燕姑をめぐる説話  倫理説話  屈原をめぐる説話 第八章 祭祀的人間の在り方 結びに代えて 祭祀の場での在り方  日常生活での在り方  老莊的人間像との近似的 第Il部 祭祀から文學ヘ 序論 第一章 神婚儀禮説話から物語へ 神女と結婚する物語  動物と結婚する物語  幽鬼と結婚する物語  餘論  第二章 神婚物語の変容 中國恋愛文學史素描の試み 唐代の、幽鬼・動物との結婚譚  宋以降の、幽鬼・動物との結婚譚  神女と若者との恋愛譚(一)  神女と若者との恋愛譚(二)  人間同士の恋愛譚の発展 第三章 西遊記の成立 神話的モチーフ  宗教的意味  佛教的モチーフ  民間の猿の信仰と寺院のそれとの習合  取経の旅のモチーフ  原西遊記から西遊記へ  西遊記の文學性 結び 附論一 神話・祭祀と老荘 『老子』と神話  『老子』と祭祀 神話・祭祀の論理化  神話・祭祀の内面化 齋と坐忘 附論二 神仙道化劇の成立 神仙道化劇中の慶壽劇  慶壽劇の前身  金以前の慶壽劇の発展段階  「金安壽」劇中の舞曲  度脱劇に残る慶壽劇の痕跡  度脱劇と全眞数  元雑劇と近世道教  度脱劇の庶民性  佛教的な度脱劇  度脱劇の衰微 図版説明 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 中鉢 雅量 1938年生まれ。中国文学者。名古屋外国語大学名誉教授。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程修了、同大学院博士課程中国語学中国文学専攻退学。博士。 著書に、『中国の祭祀と文学』『中国小説史研究 水滸伝を中心として』『中国語・中国語教育法の研究』(共著)『中国四大奇書の世界』(共著)などがある。
  • 中国の詩学認識 中世から近世への転換
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「中国詩学における唐宋変革」をテーマに掲げ、六朝・唐代より宋代に至る詩学認識、すなわち詩についての学問・認識の諸相を多角的に考察する。絵画や歴史記述といった異質なジャンルとの比較を行うとともに、文学作品のみならず、詩話、筆記、題跋、詩文集の序、更には歴史書や思想書などの文献を幅広く検討することで、長期に渡る全体的な転換過程を解明。作品論・作者論を主体とする従来の研究の枠組みを超えて、作品と読者の関係に焦点を当て、「いかに読まれたか」という受容論的視点から文学を論じた問題作。 【目次より】 序言 研究の視点・方法 資料の引用について 第一部 詩における風景と絵画 第一章 「天開図画」の系譜 六朝より宋代に至る風景認識 第二章 閏房の中の山水、あるいは瀟湘について 晩唐五代詞における風景と絵画 はじめに 第二部 詩と絵画 第一章 「詩中有画」をめぐって 宋代における詩と絵画 第二章 「詩中有画」と「宛然在目」 六朝・唐代における詩と絵画 第三章 「詩中有画」と「著壁成絵」 詩画同質論の唐宋変革 第三部 詩と現実 第一章 距離と想像 詩とメディア、メディアとしての詩 第二章 「形似」の変容 言葉と物の関係から見た宋詩の日常性 第三章 標題の詩学 宋代の「著題」論とその系譜 第四部 詩と歴史、詩と作者 第一章 文学の歴史学 宋代における詩人年譜、編年詩文集、そして「詩史」説 第二章 詩と「本事」、「本意」、ならびに「詩識」〓 作品の受容・読解過程におけるテクストとコンテクスト 第三章 作者の夢、読者の夢 宋代における詩の解釈学 第四章 「焚棄」と「改定」 宋代における別集の編纂あるいは定本の制定 第五部 詩における〈内部〉と〈外部〉、〈自己〉と〈他者〉 第一章 詩はどこから来るのか、それは誰のものか 第二章 「夢中得句」をめぐって 第三章 詩を拾得するということ、ならびに詩本、詩材、詩料 楊万里、陸滸を中心に 第四章 「売詩」、「売文」ということ 結語 詩的言語をめぐって あとがき 初出一覧 引用書目 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 浅見 洋二 1960年生まれ。中国文学者。大阪大学大学院文学研究科教授。東北大学大学院文学研究科博士課程中途退学。文学博士(京都大学)。 著書に、『中国の詩学認識』『皇帝のいる文学史 中国文学概説』(共著)『中国宋代文学の圏域』など、 訳書に、『文選 詩篇(全六冊)』(共訳著)などがある。
  • 中国の思想
    -
    孔子・老荘ほかの諸子百家や先賢の思想を伝える漢籍は、日本では客観的知識という以上に、「尊い教えを学ぶための古典」として信奉されてきた。また、近代人文学の対象となってからは、専門化・細分化がすすみ、ときに西洋哲学の概念が安易に転用されることもあった。本書はそうした伝統や枠をこえて、各々が形成された時代背景を踏まえつつ、民族の社会・生活に根差した「総合的な知」として中国思想を描きなおす。上代から現代までの巨大な潮流を時系列で追い、この一冊で中国思想史を読みきることができる名著。
  • カトリック政治思想とファシズム
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    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、保守的で急進的な変革を求めたカトリック系政治思想家たちがローマ教皇の社会回勅をもとに形成した社会観・経済観・国家観を解明、なかでも強い影響力をもったシュパンの身分制国家論を包括的に分析する。さらに、カトリック的普遍性とドイツ・ナショナリズムの狭間で揺れつつ存立した彼らの思想的営みを、反ユダヤ主義との関係も踏まえて明らかにする。 【目次より】 まえがき 第一章 保守的で急進的な変革「保守」と「革命」の結合の論理 第二章 カトリック政治思想と資本主義国家の諸問題 第一節 二つの社会回勅『レールム・ノヴァールム』(一八九一年)と『クアドラゼジモ・アンノ』(一九三一年) 第二節 社会改革と社会政策 第三節 社会問題とはなにか 第四節 資本主義経済論 第五節 国家の課題 第三章 オトマル・シュパンの身分制国家論とファシズム はじめに 第一節 普遍主義の政治原理 政治的不平等と権威主義 第二節 身分制国家論 第三節 シュパン理論とオーストリア・ファシズム 第四節 シュパン身分制国家論とナチズム 第四章 カトリック政治思想とナショナリズム はじめに 第一節 民族と国民と国家 第二節 「オーストリア・イデオロギー」の論理構造 戦間期オーストリアにおけるドイツ国民意識とオーストリア国家意識 第三節 カトリック政治思想と反ユダヤ主義 宗教的反ユダヤ主義と人種論的反ユダヤ主義の間 第四節 「オーストリア国民」意識の成立 ナショナルな価値と普遍的価値 第五章 職能身分制秩序の実験 ドルフス・シュシュニク体制の政治思想 第一節 カトリックの身分制秩序論 第二節 ドルフス・シュシュニク体制 むすび あとがき 注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 村松 惠二 1948年生まれ。東北大学法学部卒業。弘前大学人文学部教授。専門は、政治学、政治思想史、オーストリア研究。
  • 中国の自伝文学(中国学芸叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国には自伝がないと言われる。広範な資料を博捜し、自己と社会の関係を軸に独自な自伝形式の存在を抽出し、中国文学の可能性を示す。 【目次より】 I 中国における「自伝」 II 衆多と異なる我れ 書物の序に見える自伝 III かくありたい我れ 「五柳先生伝」型自伝 IV 死者の目で見た我れ 自撰墓誌銘 V  詩の中の自伝 VI 自分とは何か 「自伝」の登場 VII その後の自伝 注 あとがき 索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 川合 康三 1948年生まれ。京都大学大学院博士課程中退。京都大学名誉教授。文学博士文学。専攻は中国古典文学。 著書に、『曹操 矛を横たえて詩を賦す』『白楽天 官と隠のはざまで』『杜甫』、『中国の恋のうた』など、 訳書に、『李商隠詩選』(選訳)『白楽天詩選』(訳注)などがある。
  • 中国の知恵
    4.0
    著者の吉川博士は、かの論語を貫き流れているものは、まったき人間肯定の精神であるとして「孔子の教えがもし今の世の教えとして不適当な所があるとすれば、それが余りにも厳格な教えであるためではなくて、むしろ余りにも人間を肯定した楽観的な教えであることにある」と語っている。数多くの文献を効果的に引き、中国文学の最高権威が詩才をも発揮して描く、自由な孔子伝である。
  • 中国の知恵 ──孔子について
    3.3
    孔子の生きた時代(前551?‐前479)、世は戦乱にあけくれ、殺戮と陰謀にみちていた。そのような状況下、孔子は、人間にとって重要なのは相互に愛情をもつことだとして「仁」の思想を唱え、政治はその実践であるとした『論語』を生みだす。その後『論語』は儒教の教典として崇拝され、文学的香気にあふれた含蓄深い名句の数々は、人間讃歌、人類永遠の古典として、現代に至るまで多くの人々に読みつがれている。本書は、表題作ほか、孔子と『論語』に関する初心者向けの論考六篇で構成。中国文学最高権威の著者が、人間孔子の精神と『論語』の思想を明らかにした入門書の名著。
  • 中国の道教(中国学芸叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「道教とは何か?」この問いについて世界の道教学者の共通理解を見出すのは困難である。著者は道教の成立を後漢時代とする従来の通説を根底から批判し、5世紀中葉の天師道を母胎に成立したとして、儒・仏・道の三教の一つとして歴史的、具体的に道教についての明確な概念を初めて提示する。道教の宗教としての構造と教理、教団組織と信奉者の宗教意識、さらには道教の歴史を思想史的、体系的に一貫した視点から解説した画期的な概説である。思想研究のみならず歴史、文学をはじめ中国の基層文化と社会を理解するための必読書。 【目次より】 凡例 はしがき 目次 序章 「道教」の構造 一 「道教」の成立 二 「道教」の構造 三 「道教」と天師道 第一章 神仙道の形成 一五斗米道 二 太平道 三 葛氏道  四 上清派 第二章 「道教」の成立 第一節 天師道の成立とその思想 一 「三天」の思想 二 正一盟威の道 三 老子と『老子道徳経』 四 三洞説と「道教」 五 四輔説と道士の位階 第二節 教団の組織と教徒の生活 I 教団の旧制度 治と祭酒の制度 一 祭酒と道民 II 教団の改革 一 祭酒の戒の設置 二 道民の生活倫理 三 道士の職位の整備 III 教団の新制度 道館(道観)と出家道士の制度 一 道館の設置 二 道館での道士の生活 三 出家道士の位階制度 第三節 「道教」の世界観と修道法 I 世界観 一 天上界 二 人間界 三 三塗 四 南宮 五 洞天福地 II 修道法 一 護身法 二 滅罪法 三 長生法 第三章 「道教」の歴史 一 南朝の「道教」 二 北朝の「道教」 三 隋の「道教」 四 唐の「道教」 五 北宋の「道教」 六 南宋・金の「道教」 七 元の「道教」 八 明・清の「道教」 終章 「道教」の役割 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小林 正美 1943年生まれ。中国思想研究者。早稲田大学名誉教授。専門は、六朝時代における儒教・仏教・道教の三教交渉史。 早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科東洋哲学専攻博士課程修了。 著書に、『六朝道教史研究』『六朝仏教思想の研究』『中国の道教』『唐代の道教と天師道』などがある。
  • 中国発・新型コロナウィルス感染 霊査
    4.8
    なぜ、突然起こったのか。 どうすれば感染拡大を 阻止できるのか――。 中国全土で猛威を振るう 新型悪性ウィルス。 このタイミングで 発生した理由とは。 そこに何らかの天意が 隠されているのか。 発生原因を探っていくなかで、 次々と明らかになる衝撃の真相! ◇香港デモ、蔡総統の再選――  北京政府による香港・台湾への  強硬策が懸念されていた時になぜ ◇武漢のウィルス研究所か?  それとも生物兵器か?  新型ウィルスの発生源は  生鮮市場ではなかった? ◇医療体制の不備、そして  情報統制による初動の遅れ  人命を軽視する  中国の問題点が明らかに ◇中国発の不況に備え、  日本も中国頼りから  脱却した経済構造にシフトせよ ◇習近平主席の国賓待遇について  皇居にウィルスを  持ち込むわけにはいかない ◇唯物論的な中国に対する  宇宙からのメッセージ  天変地異や天災は  何を暗示しているのか ■■ メタトロンの人物紹介 ■■ 射手座・インクルード星の宇宙人。イエス・キリストの宇宙の魂(アモール)の一部。6500年ほど前にメソポタミア地方に生まれた。光の神の一人。 ■■ R・A・ゴールの人物紹介 ■■ こぐま座アンダルシアβ星の宇宙人。宇宙防衛軍の司令官の一人であり、メシア(救世主)資格を持つ。 ■■ ヤイドロンの人物紹介 ■■ マゼラン銀河・エルダー星の宇宙人。地球霊界における高次元霊的な力を持っており、「正義の神」に相当する。現在、地上に大川隆法として下生している地球神エル・カンターレの外護的役割を担う。地球上で起こる文明の興亡や戦争、大災害等にもかかわっている。
  • 中国発・新型コロナウィルス 人類への教訓は何か ―北里柴三郎 R・A・ゴールの霊言―
    -
    私たちは、いま 立たされている。 収束の糸口が見えないまま 全世界に感染拡大をつづける 中国発・新型コロナウィルス。 日本の細菌学の父による 感染対策への厳しい見解とは。 そして、宇宙から見た 人類の危機と世界情勢の展望は。 〇新型コロナは天然ウィルスか?  それとも人工ウィルスか? 〇武漢の研究所から漏れたのか?  意図的に散布したのか? 〇世界各国で発症率に違いがあるのはなぜか? 〇中国の狙いは日米の分断と  EUを壊滅させた後の支配!? 〇週刊誌もマスコミもネットも  間違った情報拡散はウィルス感染と同じ ■■ 北里柴三郎の人物紹介 ■■ 1853~1931年。細菌学者。熊本県出身。東京医学校(現・東京大学医学部)卒。1883年、内務省衛生局に入局。86年、ドイツに留学してコッホに師事し、89年に破傷風菌の純粋培養に成功、血清療法を開発する。帰国後は伝染病研究所長を務めたが、研究所の内務省から文部省移管を機に辞職し、北里研究所を設立した。また、ペスト菌の発見や結核予防、慶應義塾大学医学部の創設など、日本の公衆衛生、医学および医学教育の発展に貢献した。 ■■ R・A・ゴールの人物紹介 ■■ こぐま座アンダルシアβ星の宇宙人。宇宙防衛軍の司令官の一人であり、メシア(救世主)資格を持つ。
  • 中国文学と日本 十二講(中国学芸叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 遥か古代、漢字に接し、初めて文字を知った、われわれの祖先――。日本人と中国の古典との深い因縁を、漢詩の確かな鑑賞眼をもって考察し、日本における知識人と漢字文化の系譜を、飛鳥・奈良時代に始まり江戸の漢籍出版に至るまで、生き生きと描き出す。『古事記』や『日本書紀』にみる初期の漢文、『万葉集』に記された山上憶良の漢詩文、『懐風藻』の大半を占めた藤原不比等一門の権力と漢詩、平安時代の『句題和歌』や『新撰万葉集』における漢詩と和歌の関係、室町時代に武家階層の信仰を得た禅宗五山寺院による漢籍の出版と学僧の講義録、そして江戸時代における唐詩の営業出版と読書の大衆化へと、時代を追って中国古典文学の摂取とわが国独自の発展の歴史を明快に辿る。本という形態が岐路に立つ現代に、書物文化の育んだ豊かな実りをも伝える好著。 【目次より】抜粋 第一講 漢字との出逢い 「倭」の人々と文字 古代の文字資料 中国の文献にみえる記載 大陸との交流 『懐風藻』と『日本書紀』 『古事記』と『万葉集』 第二講 万葉歌人の漢詩I 山上憶良の漢詩文 大伴旅人と憶良 大伴家持と池主の漢詩文 など 第三講 万葉歌人の漢詩II 『万葉集』と『懐風藻』 長屋王の詩 藤原不比等とその一門の人々 藤原宇合の詩 第四講 漢詩と和歌 「詩」と「うた」 嵯峨天皇の勅撰三集 『新撰万葉集』 大江千里の『句題和歌』 第五講 漢籍の伝来と普及 「倭」から「日本」へ 遣唐使と書籍 『日本国見在書目録』 五山の僧侶と漢籍 五山寺院の書籍出版 第六講 五山学僧の漢詩講義I 律令制下の講学 五山寺院における講義  「江南春」詩の抄 「帰雁」詩の抄 「湘妃廟」詩の抄 「湘妃廟」詩余話 第七講 五山学僧の漢詩講義II 『古文真宝』の抄(『笑雲和尚抄』) 『古文真宝前集抄』 読書階層の拡大 第八講 江戸時代における漢詩の翻訳・翻案 営業出版のはじまり 森川許六の『和訓三体詩』 『和訓三体詩』の俳文 『六朝詩選俗訓』と『訳注聯珠詩格』 第九講 江戸時代の漢籍出版I 本屋仲間と板株 写本と刊本 本屋仲間と板株 「類版」をめぐる訴訟 嵩山房と『唐詩選』  『唐詩選』の重版事件 第十講 江戸時代の漢籍出版II 江戸嵩山房対京文林軒 『唐詩選』が「売買停止」に 幻の『唐詩訓解素本』 『唐詩国字弁』をめぐる「出入」 第十一講 『唐詩選』の和語解・画本など 嵩山房『唐詩選』の各種 『唐詩選』和語解の各種 四代目小林新兵衛という人 第十二講 文人と書商 古文辞派批判の新風 江湖派の文人と書商たち 書商たちの積極的関与 万笈堂英平吉と館柳湾 鵬外『伊沢蘭軒』にみえる書商 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 村上 哲見 1930年生まれ。中国文学者。東北大学名誉教授。専門は唐代から宋代の詩人研究。 京都大学文学部中国文学科卒業。 著書、訳書に、『李〓 中国詩人選集16』『三体詩 中国古典選』(全4巻)『宋詞の世界 中国近世の抒情歌曲』『宋詞研究 唐五代北宋篇』『科挙の話』『陸游-円熟詩人 中国の詩人12』『中国の名句・名言』『漢詩の名句・名吟』『中国文人論』『漢詩と日本人』『唐詩』『宋詞研究 南宋篇』『中国文学と日本 十二講』などがある。
  • 中国民主化運動の旗手 劉暁波の霊言
    4.5
    人権の抑圧、情報統制、そして粛清―― メディアで報道されなかった自由なき独裁国家中国の実態。 2017年7月13日に逝去した人権活動家 その死から8日目の復活メッセージ 中国人初のノーベル平和賞受賞者が明かした、習近平の野望と中国共産党の本質。 そして後世に託す、民主化への熱き願い。 【私がめざしたのは、人間の尊厳と自由を 中国にひろめること――。】 衝撃! 過去世は、あの幕末の志士!? ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • 中国名詩鑑賞辞典
    5.0
    中国詩は古来、日本文化に深い影響を与えてきた。「国破れて山河在り」の成句で知られる「春望」。源氏物語に底流する哀切の長編叙事詩「長恨歌」――。上代の「詩経」から唐代の李白や杜甫、そして明清代まで名詩350首を厳選。読む・書く・味わうために必要な訓読、現代語訳、語釈、押韻などの項目を網羅した必携の本格辞典。押韻と平仄のルール、詩形分類、表現の変遷を概観できる「中国詩を読むための序章」と成句索引を収録する。

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  • 注射針が怖いあなたへ (ワクチン接種、採血、点滴などの針の痛みを楽にする方法を伝授します)10分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量12,000文字以上 13,000文字未満(10分で読めるシリーズ)) 【書籍説明 はじめまして。 麻酔科医×産業医の桐田泰江と申します。 本書を手にとっていただき、誠にありがとうございます。 新型コロナウィルス感染拡大により、誰もがワクチンについて考えるきっかけとなったと思います。 健康なのに、どうして注射をしなければならないのか?その質問にしっかりと答えられる医師にならなければと、私自身も日頃からこの問題に向き合っています。 ところで、ワクチンをはじめとした注射は当然、痛みを伴うものであり、「注射が好き」という人はまずいないでしょう。 子どもは3人のうち2人が、針に対して何らかの恐怖を持っていると言われています。 成人でも注射が苦手な人は珍しくありません。 実に3分の1の方が何かしら注射針に対して恐怖を持っているとされています。 しかし、大人になって注射が怖いとは、なかなか口に出せないものです。 予防接種、健康診断や定期診察の採血、薬物治療など、健康維持や疾病の管理に注射は不可欠なものです。 従って、恐怖から注射を受けられなくなってしまうと大変不利です。 本書で針の痛みやその恐怖を緩和するべく様々なアプローチをご紹介します。 痛みだけでなく皆さんの恐怖や不安が少しでも軽減されることを願っております。 【著者紹介】 桐田泰江(キリタヤスエ) 学歴 浜松医科大学医学部医学科 卒業 オーストラリア シドニー大学部 Pain management修士課程 日本人として初めて卒業 主な資格 日本医師会認定産業医 日本麻酔科学会認定医 日本アロマセラピー学会認定医 IFAアロマセラピスト 略歴 岡山医療センターで初期研修後、大阪大学医学部麻酔科学教室入局。 後期研修後、オーストリア、メルボルン、Alfred Healthにて麻酔、ICU、痛みの臨床研修を経て、シドニー大学院へ入学。 帰国後は神戸市内の医療機関にて麻酔科医として働いたのち、M&K産健を設立。 麻酔科医、産業医として痛みの研究に励んでいる。

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  • 抽象と直観 中世後期認識理論の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 トマスとの比較を通してオッカム認識論の革新性を解明する。近世認識論への道筋をも示した画期的業績。 【目次より】 まえがき 目次 1 序論 第一章 霊魂論の崩壊と認識理論の変容 第二章 トマスの霊魂論 自己認識の問題 第三章 「オッカムの剃刀」 中世後期の精神的風土 2 本論 第四章 認識におけるスペキエスの役割について 第五章 観念、スペキエス、ハビトゥス 第六章 抽象と直観 第七章 オッカムにおける直観的認識の問題 第八章 学知の対象について 第九章 個体における存在と本質 第十章 「もの」と「記号」 オッカムの個体主義についての一考察 第十一章 普遍と個体 個体化の原理について 3 結語 知性的認識の問題 あとがき 人名・事項索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 稲垣 良典 1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞,『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。
  • 中世イングランドにおける修道院の所領形成
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    中世イングランドの裕福な人々は、修道院ができるとこぞって所有地を寄進し、自分自身や親族の現在ならびに未来永劫の繁栄を祈願しました。しかしその背景には、人々のキリスト教への純粋なる信仰心だけではなく、ローマ教会とブリテン島の征服者それぞれの思惑も存在していました。 本書では、冒頭で人類の土地移動の歴史を概観し、続いてアングロ・サクソン人によるブリテン島の征服とキリスト教化、1066年のノルマン征服以降に修道院への土地寄進がどのように広がっていったか、などについて、民族法や告解制度、土地利用といった観点を交えながら解説します。それぞれの時代背景において、人々が聖書の教えを意識的に、もしくは無意識の内に反映して日々を送ったことが伝われば幸いです。
  • 中世キリスト教の自然と科学技術 (科学技術とキリスト教2)
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    -
    古代ギリシア哲学はどのようにルネサンスに復活したか。 その仲介となったイスラーム文明の役割。 ダンテの宇宙観、中世の人の科学・技術観・ロマネスク・ゴシック聖堂に至る幕屋・神殿からの歴史や錬金術の真実を追う。(※本書は2015年10月1日に紙書籍で発売されたものを電子化した書籍です。)
  • 中世思想原典集成 精選1 ギリシア教父・ビザンティン思想
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    平凡社ライブラリー創刊25周年企画、待望の『中世思想原典集成』ライブラリー版(全7巻)刊行開始。第1巻は元集成第1~3巻よりギリシア教父・ビザンティン思想を精選。
  • 中世初期の普遍問題
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「類や種」といった「普遍」は、実在するのか、観念的にしか存在しないのかをめぐる中世最大の哲学論争を問い直す。論理学の最重要書であるポルフュリオス『エイサゴゲー』の冒頭に、「類や種(すなわち普遍))実在するのか、それとも単に理解のうちに存在するのみなのか」という問題を提起していた。ボエティウスによる『エイサゴケー』のラテン語訳と注解が西欧中世に伝わっていたが、当時の学者たちは実在論の立場を受容していたが、11世紀後半になって大論争へと発展した。本書は、その前段階の中世の知的状況を追究する。 【目次】 序文 初期スコラ哲学におけるアリストテレス的実念論 一 ポルフュリオスの問いにたいするボエティウスの註解 二 初期スコラ哲学における展開の始源 三 バスのアデルハルドゥスの教説 四 モルターニュのワルターの「状態」(status)説 五 もう一つの「状態」説 六 「無差別」説 七 ソワッソンのガウスレヌスの「総体」説 八 ギルベルトゥス・ポレタヌスの教説 註 初期スコラ哲学における唯名論 一 序論 二 十一世紀以前の唯名論 三 唯名論の起源 四 ロスケリヌスの唯名論 五 ロスケリヌスにおける「部分」の概念 六 アベラルドゥスの唯名論 七 結語 註 補遺 アベラルドゥス宛てロスケリヌス書簡 解説 索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 中世賤民の宇宙 ──ヨーロッパ原点への旅
    4.5
    差別はどこから生まれてくるのだろうか? ヨーロッパにも職業差別・身分差別は存在したのだろうか? 本書は、『ハーメルンの笛吹き男』で西洋中世の被差別民の存在に初めて光をあてた著者が、賎視と身分差別の問題に正面から取り組んだ、阿部史学の代表的著作である。西洋中世において、キリスト教の浸透による時空観念の一元化と死生観の転換によって、畏怖の対象であった職業を賎視するようになる過程を考察する。「ヨーロッパ中世賎民成立論」のほか「ヨーロッパ・原点への旅」「死者の社会史」等も収め、“小宇宙”と“大宇宙”をキーワードに西洋中世の人々の心的構造の核に迫る。
  • 中世哲学研究3:在りて在る者
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    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「モーゼがシナイ山上において神にその名を問うたとき、神は、 「われは『在りて在る者』なり」と答えた。神がほかならぬ神自身によって「在る者」として啓示されたということは、聖書の伝統を受けつぐ中世の哲学者たちにとっては、決定的に重要な意味を有することであった。周知のように、ギリシア哲学はその発端から「存在」をめぐって動いてきた。しかしここにいわゆる存在をめぐる問題とは、決して一様のものではなかった。ひとびとはまず、もろもろの存在者がそこから生じてくるみなもとを探ねた。すなわち存在の根原を問うた。さらに、その根原からすべてのものがいかにして出てくるかを探ねた。根原と存在者との関係を問うた。ところで存在の根原こそは最も真実の意味で存在するものでなければならない。そこで或るひとは、もろもろの存在者のなかで最も真実の意味で存在するものは何かと問い、さらに或るひとは一歩を進めて、 ひとは、もろもろの存在者のなかで最も真実の意味で存在するものは何かと問い、またその真実の存在はいかにして認識されうるかと問うた。さらに或るひとは一歩を進めて、「そもそも存在とは何であるか」という最も根原的な問いを提起した。さらに或るひとは存在が多様な意味で語られ、したがって存在者の存在仕方は決して一様ではないことに注目し、意味の系譜を探ね、それらの意味を一貫する関連の理法(アナロギア)をみいだそうとした」 中世哲学は、「存在とは何か」という一つの究極的な問いを「神」の存在を軸に解明しようとした系譜をたどる論考である。 【目次】 まえがき 一 在りて在る者 序論 二 在りて在る者 トマスの解釈 三 在りて在る者 アウグスティヌスとの関係 四 在りて在る者 アウグスティヌスの解釈 五 無からの創造 その思想の形成 六 神と世界 創造における神の意志 七 非有のイデア 創造における自由の根拠 八 自然神学 その歴史と現代的意味 あとがき 人名索引 文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 中世哲学研究2:トマス・アクィナスの〈エッセ〉研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「トマスの『スンマ(神学大全)』を読み進んでゆくうちに、私は、いわゆる「がある存在」といわれる「存在」(エクシステンチア)は、トマスが神の本質と同じであるという「存在」(エッセ)とは、別のものではないだろうかという疑問をいだくようになってきた。そのような疑問が心に浮かんだのは、『スンマ』の神の存在論証の箇所を読んだときである。そこでトマスは、神の存在、すなわち「神がある」ということは理性によって証明できるとはっきりいっている。他面トマスは、神において存在と本質は同一であるといっている。それゆえもしこの存在が、「神がある」と言われる場合の存在と同じものであるとしたならば、当然、存在と同意なる神の本質も理性によって認識される筈である。しかるにトマスは別の箇所においては、神の本質は絶対に認識できないといっているのである。これはあきらかな矛盾ではなかろうか。この矛盾を解決しようと思うのならば、神においてその本質と同一視される存在(エッセ)は、いわゆる「がある存在」としての存在(エクイスシテンチア)とは別のものであるとしなければならない。トマス自身、神の存在が理性によって証明されるか否かを論じた箇所において、神の存在(エッセ)が不可知であることを根拠として「神がある」ことを論証できないと主張する説を、一つの異論として提示している。それに対するトマスの解答をみると、たしかに「存在の現実態」としての神の存在は人間の理性認識を超越するが、「神がある」という命題が真であることは、結果の存在から原因の存在を推定するア・ポステオリな論証によって証明できるのであるという。・・・ しかしながら私はついに、この問題について単に「疑問をいだく」にとどまらず、断定を下さざるをえないところまで到達した。」 【目次】 まえがき 一 エッセの探究 二 存在とエッセ 三 神の存在とエッセ 四 神の内在と超越 五 存在と本質 あとがき 人名索引 文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 中世哲学史
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    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 コプルストンの主著「哲学史」は、古代ギリシャから現代に至る西洋哲学の通史で、欧米では定評がある。本書はその中世の部分を訳出したもの。個々の哲学者の輪郭を辞典風に描き、中世哲学思想の展開経路を明快に論述する最も信頼できる本格的通史。 【目次より】 第一章 序論 第一部 中世以前の諸学派 第二章 教父時代 第三章 聖アウグスティヌス(1) ~ 第八章 聖アウグスティヌス(6) 国家 第九章 偽ディオニシウス 第十章 ボエティウス、カシオドルス、イシドルス 第二部 カロリング・ルネサンス 第十一章 カロリング・ルネサンス 第十二章 ヨハネス・スコトゥス・エリウゲナ(1) 生涯と著作 第十三章 ヨハネス・スコトゥス・エリウゲナ(2)  第三部 十・十一・十二世紀 第十四章 普遍の問題 第十五章 カンタベリの聖アンセルムス 第十六章 シャルトル学派 第十七章 サン・ヴィクトル学派 第十八章 二元論者と汎神論者 第四部 イスラムおよびユダヤの哲学、翻訳 第十九章 イスラム哲学 第二十章 ユダヤ哲学 第二十一章 翻訳 第五部 十三世紀 第二十二章 序論 第二十三章 オーヴェルニュのギョム 第二十四章 ロバート・グロステストとヘールズのアレキサンダー 第二十五章 聖ボナヴェントゥラ(1) ~ 第二十九章 聖ボナヴェントゥラ(5) 人間の霊魂 第三十章 聖アルベルトゥス・マグヌス 第三十一章 聖トマス・アクィナス(1) ~ 第四十章 聖トマス・アクィナス(10) 政治理論  第四十一章 聖トマスとアリストテレス、論争 第四十二章 ラテン・アヴェロエス主義、ブラバンのシゲルス 第四十三章 フランシスコ会の思想家 第四十四章 ニギディウス・ロマヌスとガンのヘンリクス 第四十五章 スコトゥス(1) ~ 第五十章 スコトゥス(6) 倫理学 第五十一章 回顧 第六部 十四世紀 第五十二章 デュランドゥスとペトルス・アウレオリ 第五十三章 オッカム(1)~ 第五十八章 オッカム(6) 第五十九章 オッカム主義の動向 第六十章 科学の動向 第六十一章 ハドヴァのマルシリウス 第六十二章 思弁的神秘主義 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 コプルストン,F 1907-1994.イギリスの哲学者。ローマ・カトリックのイエズス会士。本書A History of Philosophy (1946-66) でよく知られている。
  • 中世哲学入門 ――存在の海をめぐる思想史
    3.0
    未踏の大地だった中世哲学は、20世紀に入ると忘却の淵から蘇った。歴史的な関心よりも、現代における問題に直結する哲学として光が当てられ、中世論理学が言語哲学への枠組みを提供するなど、非合理でも素朴でもなく、煩瑣で無内容でもない中世哲学の姿が示されるようになってきた。中世哲学への入り口を示し、基本用語への解説を加えつつ存在の問題からアヴィセンナの存在論、存在の一義性、個体化論、普遍論争へと、存在の海をめぐる思想史を丁寧に案内する決定版入門書。
  • 中世哲学の射程
    -
    古代末期から中世、15世紀ルネサンス迄。理性、自己、創造論、言語と超越、知性と神秘など哲学史の基本問題を網羅する待望の論集。
  • 中世の覚醒
    5.0
    12世紀の中世ヨーロッパ、一人の哲学者の著作が再発見され、社会に類例のない衝撃を与えた。そこに記された知識体系が、西ヨーロッパの人々の思考様式を根底から変えてしまったのである。「アリストテレス革命」というべきこの出来事は、変貌する世界に道徳的秩序と知的秩序―信仰と理性の調和―を与えるべく、トマス・アクィナスをはじめ、キリスト教思想家たちを激しい論争の渦へと巻き込んでいった。彼らの知的遺産は、現代にどのような意義を持つのであろうか。政治活動の発展と文化的覚醒が進んだ時代の思想を物語性豊かに描いた名著。
  • 中唐詩壇の研究(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国文学史において中唐は、文学に対する意識や価値観が大きく変容した、中世から近世への転換期である。文学観・世界観・処世観、また個我意識の表出や伝統との距離などの諸相を、歴史学的叙述に頼ることなく、文学に則し考察する。文学の規範性・担い手・影響関係を視座として、通史的観点から中唐に新たな定義を与え、後の中国古典詩歌の二大規範「唐音」「宋調」へと進展する視野を開く文学史研究。作品中の自然観への着眼は思想史への関心も促す。第一回吹野博士記念賞受賞。 【目次より】 中唐文学研究序説 第I部 大暦から元和へ 第一章 大暦から元和へ 「中唐」の文学史的意味 第二章 劉長卿詩論 長洲県尉時の左〓を中心に 第三章 韋応物詩論 屏居の位相を中心に 第四章 「王孟韋柳」評考 「王韋」から「韋柳」へ 第II部 韋応物と白居易 第一章 韋応物と白居易 第二章 諷諭詩考 韋応物の歌行・雑体詩の影響を中心として 第三章 閑適詩考 「閑居」から見た閑適の理念 第四章 白詩風景考 「竹窓」と「小池」を中心として 第III部 諷諭詩の系譜 第一章 中唐詩壇諷諭詩の系譜 第二章 張王楽府論 第三章 送寒衣 唐詩「送衣曲」をめぐって 第四章 元〓の文学理念 元和五年を中心に 第IV部 謫遷と文学 第一章 劉禹錫の謫遷と文学 朗州司馬期の寓言文学を中心に 第二章 劉禹錫の賦について 第三章 孟郊論 仕官前の恬淡と執着第 V部 周辺からの照射 第一章 中唐における「吏隠」について 第二章 郡斎詩について 第三章 大暦期の聯句と詩会 第四章 中唐の「意境説」をめぐって あとがき 初出一覧 英文・中文要旨 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 赤井 益久 1950年生まれ。中国文学者。國學院大學名誉教授・前学長。文学博士。専門は唐代文学、中国古典語法。早稲田大学第二文学部東洋文化専修卒業、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期満期退学。 著書に、『中国山水詩の景観』『中唐詩壇の研究』『唐代伝奇小説の研究』『新釈漢文大系 詩人編 8 韓愈・柳宗元』などがある。
  • 中東で何が起こっているのか 公開霊言 ムハンマド/アリー/サラディン
    -
    イスラム教の創始者ムハンマドは何を思い、中興の祖カリフ・アッリーは何を願い、反十字軍の英雄サラディンは何を望むのか―――。 いま、イスラム教1400年の歴史に新たなる啓示が降ろされる。 キリスト教との長い確執に終わりはあるのか? 全世界が注視するイラン核開発問題の行方 ビン・ラディンは死後どうなっているのか?
  • 中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)
    4.3
    誰かを好きになる。これは能動か受動か。好きになろうとしたのでもなければ、好きになるよう強いられたのでもない。自分で「する」と人に「される」しか認めない言葉は、こんなありふれた日常事を説明することすらできない。その外部を探求すべく、著者は歴史からひっそりと姿を消した“中動態”に注目する。人間の不自由さを見つめ、本当の自由を求める哲学書。時代を画する責任論を新たに収録。
  • 中二階の原理 日本を支える社会システム
    4.0
    自由競争、株主主権――。金科玉条のようにされてきた原理が相次いで見直され、困惑することが多い。だが、日本は本来柔軟な構造を持ち、和魂洋才のようにうまく新しい考えを日本の現状に即して導入運営してきたのではないか。そこでキーワードとなるのが中二階だ。  本書は、「中二階の原理」という発想で日本の経営、経済、さらには日本社会の、過去、現在、そして未来を考えるもの。二階に全体を動かす基本原理があり、一階にその原理のもとで生きている人々が住んでいる現場がある。そして中二階の位置に二階とは別の原理が挿入されていることが多いのが、日本の社会システムであり、企業組織である。そして中二階の原理は、二階の原理を現場(一階)に貫徹しようとすると現場で生まれるねじれ感覚を、中和するために挿入される。  中二階の原理という視点で日本の現実を見ることが重要なのは、日本企業の一階(現場)の動きが鈍く、しかし二階の経済や経営の原理はアメリカ型の原理に流されて硬直的に見えてしまう時代状況だからである。自信を失った日本、成長しない日本、投資しない日本企業、低下する世界での日本の地位、とマスコミが騒ぐ時代になってしまった。  中二階からの見方を忘れかけているために、真の現実が見られなくなっている。そのために、霧の中にいるような状況に多くの人がなっていないか。そしてその霧が人々を萎縮させているのではないか。本書は、日本の組織を機能させてきた正しいメカニズムを認識させるための日本論。
  • 「中日新聞」偏向報道の霊的原因を探る 小出宣昭社長のスピリチュアル診断
    4.0
    尖閣防衛、オスプレイ、原発再稼働―――すべてに反対! 中日新聞は、なぜ「反日」なのか!? 国益を著しく損ねる反日論をくりかえす、中日新聞・社長の思想性をチェックする。 レーニンはカリスマ、マルクスは神様、「共産党宣言」は現代の聖書―――。 すべての言論は、中国に白旗をあげるため? 全国で3番目の部数を誇る中日新聞(東京新聞)。 社長守護霊インタビューで明らかになる衝撃の真相!
  • 中立性と現実 : 新しい精神分析理論〈2〉
    -
    本書は,前著『新しい精神分析理論』に続く『中立性と現実―新しい精神分析理論2』である。そのために,前著と同じように,「これらの米国の新しい精神分析の理論に自己表現の言葉を見出している」のが本書とうっかりみなしてしまうおそれがある。 本書で岡野氏が一番語りたいのは,「その態度が……本来はそれ(精神分析)とは別のどこかに関係するものだ」ということで,この別のどこかはきわめて個別的な岡野憲一郎という「私自身の態度」であって,この「私自身」の「態度」が肯定し,受け入れることのできる精神分析をつくり上げることが私の目標なのです」。これは精神分析家としての大変な「岡野憲一郎宣言」である。なぜならば,この宣言は,岡野氏がフロイトと同等の一個の精神分析の主体になることの希求ないし自覚を意味するからだ。フロイトの技法論文をよく読めば―常に私が主張してきたように―フロイトにとってこの岡野氏の言うことがどんなによく当てはまるか。私の言うフロイト的治療態度は,患者との間で創造された,フロイトという彼自身の資質,教養,思想,文化にとって最も彼らしい「態度」だったのだ。そして岡野君も同じような意味での「態度」について語りたいと言っているのだ,と私は思う。 小此木啓吾(「序文」より抜粋)

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  • 中国古典の生かし方 仕事と人生の質を高める60の名言
    4.4
    悩んだときは、『孫子』×『貞観政要』と、『菜根譚』×『呻吟語』が役に立つ! 中国古典研究の第一人者が、『孫子』×『貞観政要』と、『菜根譚』×『呻吟語』の名言・格言を、身近なたとえを用いてわかりやすく解説する、ユーモア抜群の中国古典ガイド。 たとえば『孫子』の「彼を知り己を知れば、百戦殆(あや)うからず」。勝敗は彼我の相対的戦力差によって決まることを鋭く指摘したこの言葉は、オンライン会議時に思い出してみてはどうか。ふだん見えない自分がパソコンの画面に映る。「こんな妙な癖が自分にあったのか。今後は気を付けなければ――」。これは、他人と自分が同一画面上に配置されることではじめて自覚できることではないだろうか。 面白くてタメになる!「故事・ことわざ」の読み方指南の書である。 【内容】 [前編]仕事や組織での活動がうまくいくヒントがほしいときに ――組織論・リーダー論の最高傑作『孫子』×『貞観政要』より 一、算多きものは勝つ 二、彼を知り己を知る 三、人こそ城 四、水の如く勝ちを取る 五、逃げる美学 [後編]人生の歩き方、人との付き合い方に迷ったときに ――処世訓の最高傑作『菜根譚』×『呻吟語』より 一、自分の器を磨く 二、人間関係の極意 三、ピンチと感じたとき 四、四角と丸で生きていく 五、人生は百年のみ
  • 治癒の現象学
    5.0
    哲学と精神病理学、その交叉点で探究する「回復すること」の核心。人が「回復する」こと、とくに不安や精神の病から回復するとは、いったいどのような出来事なのか。「治る」という不可思議な経験の意味と構造を求めて、フッサール以来の現象学が培ってきた「経験の構造」の探究を、精神病理学の臨床的知見と交叉させて、あらたな地平を切り拓く試み! (講談社選書メチエ)
  • 超越易経 nahohiharu
    -
    「この瞬間、私において、全宇宙、大調和なり」そうしたら、アプリ始動です。 超実力派のエネルギーワーカー光一氏開発のエネルギー変容テクニック! これまで公にはされてこなかった秘技をついに初公開です! ~本書より~ えっ、3500年の歴史ある易経をこんな使い方しちゃっていいんですか!? いいんです! あなたの在り方を整えるために、 人類の潜在意識層に調和の法則としてある「易経」を使います。 ただし、占い的なことに使うのではありません。 易を使いこなすには、難しい勉強をしなくちゃならない。そんな思い込みも捨ててください。 今回、陰陽エネルギーを誰でもカンタンに扱えるアプリとしてこのテクニックをデザインしました。 特別な能力がなくても、易のシンボルと陰陽の仕組みを知ってしまえば、誰にでもできます。 易は世界の知恵です。許可したら、使えばいいのです。 まさに直感でこれはヤバイと思ったのは大正解です。 これを楽しみながらやるだけで、世界が変わってくる。 あなたが貢献する世界があらわれてくる。 自分にとってより成長する人生、喜びの多い人生、喜びをばらまいていく人生のために、 陰陽の法則に縛られるのではなく、法則を活用するのです! 結果を出し続けるエネルギーワーカーとして大人気の光一氏。 これまで、一人一人が自分自身の神性を生きるためのセルフデザインテクニックを「なほひシリーズ」として数々考案してきました。「なほひ」とは、直霊、自分の内なる神性のこと。 中でも、これは大物!と光一氏自ら太鼓判を押すのが、今回初公開となる「なほひはる」です。高精度リーディングによって、本質に迫り編み出された大技が、ついに解禁です。 さらに単なるテクニック解説本にとどまらず、 しゃべる言葉すべてが名言という、光一氏によるこの世界の仕組みに関する解説が全編にギュギュっと詰まった、まさに読むだけで意識変容が起こるパワフルな内容です。

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  • 超越開運  時空間の吉方位エネルギーを引き出す無限シフトの方法
    -
    光一テクニックの最新版をここに公開! 超越開運の鍵は2つ! 「開運」とは、無意識の思い込み(=ボックス)を出る・超えていくことで、 自分が成長し、人生がよりよくシフトしていくことだと考えています。 そのために、本書では大きく分けて2つのメソッドを紹介しています。 〈1〉吉方位に行かずに「方位」のエネルギーを取り込む方法 3つのオリジナルテクニックを使って、 方位取りをせずに吉方位のエネルギーをいただくことができます。 〈2〉人間関係が改善するインナーキャラクター統合 人間関係がよくなると、運がよくなります。 ですが、人間関係の問題は、 自分の中の性格が統合されていないゆえに 起こっているというのが私の考え方です。 四柱推命の性格パターンを活用して 自分のインナーキャラクターを統合・成長させると、 人間関係がよくなり、運がよくなります。 これらのメソッドを実践し、 無限の開運サイクルに乗っていきましょう。 あなたの開運こそが世界の開運です。 運を開きまくり、喜びの波動を全宇宙にまき散らそう! 目次紹介 序章: 小学校時代は暗くて非協調的ないじめられっ子だった 占いとの出会い。そして「運命は変えられる」 意識とは何か? 理論編: 認識しているエネルギーパターンを変えれば運命は変わる? 場の共鳴現象「私の運がよくなれば、みんなも幸せになる」 無限開運によって、この世界に貢献する 運とは「巡り」である 占いに翻弄されるのではなく占いを活用する 今、幸せですか、もっと幸せになってみませんか みじめな状況・自分を受け入れないともっと悪くなる 自己編集テクニック「なほひ」シリーズとは 見えない世界に脚本がある 秘伝の方位取りのやり方 ほか 実践編: 超越開運のカギは2つ 新テクニック「なほひまき」で時空間から吉エネルギーを引っ張る なほひはるで、方位のエネルギーのバランスをとる 「今ここ」「全ては自分」を基本にする ほか まとめ: 決めて、整えたら、あとは委ねるだけ エネルギー的には1日1日が新しい人生 日常生活で嫌な人がいなくなった理由 比較するとボックスに入ってしまう 「開運するために何をするか」ではない 全宇宙への貢献は無限である 高校生のときに書いた「不幸の自覚」と題した日記 ほか <特別公開!> ネガティブエネルギーを活用するテクニック

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  • 超越と実存―「無常」をめぐる仏教史―
    4.4
    「諸行無常(=すべての“実存”は無常である)」。そうブッダが説き始まった仏教は、インドから中国、そして日本へと伝わる過程で、「仏性」「唯識」「浄土」などの「超越的理念」と結びつき、大きく変化していった。「恐山の禅僧」が、ブッダから道元までの思想的変遷を「超越と実存の関係」から読み解く、かつてない仏教史の哲学。
  • 超越に貫かれた人間(長崎純心レクチャーズ) 宗教哲学の基礎づけ
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    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第6回長崎純心レクチャーズとして2002年に行った3日間の講演を再現。イエズス会神父であり卓越した哲学者であるリーゼンフーバー教授が、神学者、神秘思想家らとの対話を通じて導かれた「超越に貫かれた人間」の真実を語る。 人間は不可避的に問う存在である。自分自身の存在、根拠、意義を問うとともに世界の真理、意義、幸福をも探究する。人間の問いそのもののうちには、無制約的なもの、すなわち超越への開きが含まれているのである。知ることはなぜ可能か。人間はいったい何を経験するのか。この追究をとおして宗教性が人間の本質に深く根づいていることを確認し、人間と超越との関係を、超越に関わられ貫かれる人間という受動的観点から解明、さらに宗教的行為の基本構造へと考察を進め人間の存在と使命を浮き彫りにする。西洋中世哲学研究者として知られる著者が、長年の研究と思索の間に親しんだ哲学者、神学者、神秘思想家との対話にもとづき、磨かれた言語で宗教哲学の根本的考え方を明解にとく講演。 【目次】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 序言 稲垣良典 第一日 人間存在に見られる無制約性 未規定性と尊厳の間に 一 全体の問題提起 1 問題としての超越理解 2 人間からの出発 二 人間の予備概念 1 欠如性・未規定性と理性 2 個人の尊厳における無制約的なもの 三 超越への問いの精神論的可能根拠 1 自己意識と存在認識 2 像としての人間 四 精神における超越への本質的な関わり 1 問い 2 知識の要としての真理 第二日 超越経験の根本理解と諸形態 日常を意義づける無制約的なもの 一 精神的経験 1 経験の哲学的概念 2 感覚的経験と精神の経験 3 説明と理解 4 純粋な完全性の経験 二 聖書的信仰の地平のなかに見られる超越経験 1 神経験と神認識 2 感覚と存在把握 3 感覚を通して描かれる神経験 4 超越との関わりを示すいくつかのトポス 三 日常における潜在的超越経験 1 意義の発見 2 現実の承認 3 芸術的創造性における賛美 4 導きに対する信頼 5 責任における対面 6 当為の定言制 7 時間の贈り物と可能性における呼びかけ 四 意義の経験と神との出会い 第三日 宗教的行為の成立 自己実現としての脱自 一 宗教的行為の構造 1 人格的行為 2 無力と、超越による根拠づけ 3 受容と自発性 4 離脱と脱自 5 無制限の肯定と自己譲渡 6 合一と対話性 7 日常性と究極性 8 個人性と共同性 二 根本的宗教的行為の諸形態 1 言葉としての現実と神現としての根源語 2 超越への傾聴 3 黙想 4 祈り 5 信仰 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 超開運! 神さま歳時記 仕事もプライベートも1年365日が絶好調になる48の習慣
    -
    Ameba BLOG 月間100万PV超え! の著者が、四季を通じて神さまを味方にする極意教えます! 運気をアップさせる招福の「しきたり」満載。 □お年玉の本当の意味を知ると幸運が!? □お花見でご利益をいただける“すごい神さま”がいた! □疫病に効く、梅雨の時期のある風習とは?
  • 超解釈 キルケゴールの教え~「絶望」を考え抜いた哲学者に学ぶ「詰んだ」人生から抜け出す方法~
    4.0
    キルケゴールは、本来の自分から目をそらしている状態を「絶望」と定義づけ、この「絶望」こそが、「死に至る病」と説いた。本書『超解釈キルケゴールの教え』では、キルケゴールが残した難解な書物を読み解き、人間が陥る絶望を「無限性の絶望」「有限性の絶望」「可能性の絶望」「必然性の絶望」の4つのプロトタイプに分類。「キルケゴール先生」に扮した著者が、人生相談の形式で、それぞれの絶望からの脱出法を教授する。
  • 超解釈 サルトルの教え~人類最強の哲学者に学ぶ「自分の本質」のつくり方~
    3.8
    著者は20世紀の大哲学者・サルトルに惹かれ、長年、個人的に研究を重ねてきた。サルトルの哲学は、実践的で効果が出やすいのが特徴。本書では、「大人に生き方を伝授するパーソナルな塾の女性塾長サルトル先生と、そこに通う塾生たちとの問答」というスタイルで、サルトルの教えをベースにした、人生のよりよい生き方、考え方をわかりやすく伝える。
  • 超解読! はじめてのフッサール『イデーン』
    3.0
    難解な哲学書をわかりやすく解説する「超解読!」シリーズ最新刊! ヨーロッパ哲学の最大の難問=認識論の謎を解明した二十世紀哲学の最高峰をわかりやすくかみ砕いて解説。 「普通認識は可能か」。ギリシャ哲学以来続く認識問題の難問。なぜフッサールは、この認識問題を解明するためには根本的な「視線の逆転」が欠かせないと主張したのか? ヨーロッパ哲学にパラダイム転換をもたらし、人間と社会についての新しい「本質学」の道を開くこととなった現象学の核心に迫る! フッサール現象学は、存在論哲学のハイデガー、言語哲学のヴィトゲンシュタインとならんで二十世紀哲学の三つの最高峰をなす。しかし現象学の根本動機、根本理念、根本方法は、ここまで大きな誤解に晒さらされ続けており、それは現在にまでいたっている。フッサール現象学の最大の功績は、ヨーロッパ哲学の最大の難問といえる認識論の謎、哲学的な普遍認識の可能性についての謎を完全に解明した点にある。にもかかわらず、ここまでのところ、フッサール現象学のこの根本動機が明確に指摘されたことはなく、したがって、その解明の方法のエッセンスが明示されたこともない。――「序論」より
  • 聴覚障害×当事者研究 「困りごと」から、自分や他者とつながる
    5.0
    当事者研究の歴史・理念・目的や、聴覚障害分野での展開の経緯、当事者研究の公開と安全性を論じた第1章「聴覚障害当事者研究の導入」に続き、第2章「聴覚障害当事者研究の実践」では「感覚・身体」「対話・情報」「物語」という3つのテーマに即して、聴覚障害当事者研究の多彩な実践をレポート。最終第3章「聴覚障害当事者研究の今後」では、聴覚障害当事者研究の実践メソッドや、聴覚障害当事者研究に取り組むためのヒントなど、当事者研究の新たな形を探っていく。巻末には、本書を巡る対談「当事者研究へ、ふたたび」(熊谷晋一郎+綾屋紗月)を収録。 弱さのままに生きていける「知」、まだ誰も知らない「言葉」を探る、当事者研究のあらたな世界。

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  • 超カンタン英語で仏教がよくわかる
    3.0
    英訳された仏教用語のほうが、その意味するところを理解しやすいと説く、画期的な一冊。英訳された32の仏教用語解説や、各宗派に対応したお経の英訳と日本語意訳なども掲載。
  • 超カンタン!たった3ヶ月で現実を思い通りに変える9のステップ
    -
    あなたは毎日の生活の中で、目の前にある現実が、「○○だったらいいのに」なんてことを、考えた事はありますか? 仕事、お金、恋愛、人間関係、家族、夢、健康・・・。 誰にでも、「もっとこうだったら!」「こんなふうにしたい!」「○○を△△に変えたい!」など、必ず一度は思ったことがあるはずです。 もしその願いが、たった3ヶ月で叶うとしたら、あなたはその方法を知りたいですか? この本では、願いが叶う仕組みと、その実践方法を実例と共に紹介! あなたも9つのステップで、目の前の現実を思い通りに変えてみませんか?

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  • 超決断力―6万人を調査してわかった 迷わない決め方の科学
    3.9
    すべての答えは、この本の中にある! 転職、結婚、独立、投資、家を買うか、献立、コーディネート…… どんな悩みにも役に立つ! ついにメンタリストDaiGoさんの「決断の方法」が明かされる。 ロンドンビジネススクールから DARPA(米国国防高等研究計画局)まで、世界最高機関が採用する「決断スキル」で、 間違わない決断が、一瞬でできるようになる。 【世界最新のエビデンスに基づいた決断のルールとは?】 ●決断が「秒」でできるようになる「VARI」スキル ●転職での決断ミスを防ぐ「デフォルト設定」の使い方 ●答えのない問題を解決に導く「HARM」のテクニック ●決断ミスを引き起こす「3つの誤解」 ●決断力をあげるための「10の質問」 ●どんな優秀な人でも決断ミスをしてしまう理由 ●多すぎるデータやアドバイスから、本当に役立つ情報を選ぶには? ●「決断の先送り」をやめ、悩む時間を減らすたった1つの方法
  • 超限戦 21世紀の「新しい戦争」
    4.2
    戦争の方式は既に大きく変わっている――。中国現役軍人による全く新しい戦争論。中国だけでなく、米国、日本で話題を呼びつつも、古書価格3万円を超えて入手困難となっていた戦略研究書の復刊。
  • 超口語訳 自分を磨く孔子のことば ビジネスでも人生でも
    4.0
    二千五百年前の難解で敷居の高い『論語』を、今を生きる人と孔子のやりとりとして、リクリエートしたのが本書。著者は、三十年以上にわたり、論語や中国古典に親しんできた。現代に生きる、孔子の80のメッセージが、あなたの悩み解決の糸口となり、自分磨きの一助に。
  • 超古代リーディング・天御祖神と日本文明の始まり ―日本の根源神を知る者たちの証言―
    4.0
    三万年の時空を超えて、 日本最古の神が 鮮やかによみがえる。 日本神道の歴史が 変わる新事実、続々! 日本民族の起源とは? 三万年前に存在した 富士王朝とは? そして 宇宙文明との関わりとは? 天御祖神が降臨した当時を 知る三者のリーディングから、 超古代日本の驚くべき 秘密が明らかになる。 〇三万年に富士山周辺に降りた  天御祖神の宇宙船群の様子 〇当時、富士山はふたつ存在した!? 〇転生輪廻のシステムや人類の創造 〇天御祖神の姿形、教え、生活様式 〇天御祖神は、太古の巨大神「盤古」  として中国文明にも名を残している 〇ムーの沈没と連動し、富士山が大噴火  富士王朝は歴史から消えていった 目次 まえがき 序章 天御祖神降臨の時代にいた者の魂をリーディング <ケース1>天御祖神と一緒に地球に来た者に訊く <ケース2>天御祖神を地球で迎えた者に訊く <ケース3>天御祖神より先に調査隊で地球に来た者に訊く 終章 リーディングを終えて―垣間見えた天御祖神の姿 あとがき
  • 超参拝力 世界一わかりやすい「神さま付き合い」
    3.5
    熱心に神社通いをしているのに、なんかうまくいかない。お金の苦労も絶えないし、厄年で大変な目にあった……。 あなたの願いが叶わないのは、なぜなのか? それは、正しい参拝をしていないからかもしれません。 社会心理学者のリュウ博士と、神社インフルエンサーの八木勇生さんが神社にまつわるあれこれを徹底討論。 超効果的な祝詞の唱え方や、願いが神さまに届くお辞儀の仕方、神社と一体化する合掌瞑想の秘密などなど、 神さまに好かれるためのコツを1冊にまとめました。 成功者が当たり前にやっている「神さま付き合い」のお作法を身に着ければ、あなたの人生はみるみる変わります! <効果がぐんぐん上がるちょっとしたコツ> ・願いがスケールアップする「お祈り」の仕方 ・神さまから力をいただく「マイ神社」のススメ ・心を「無」にするとご利益が舞い込む ・神社について学べば神さまとのご縁が深まる! ・「お祓い」の効果も抜群なお賽銭システム ・お賽銭は神さまが降りやすい500円玉がベスト
  • 超したたか勉強術
    3.5
    「イスラム国」の脅威など混とんとする世界。そんな中で日本を覆う反知性主義に対抗するには自分のアタマで「したたか」に考え続けるほかない。どんな立場の人とも議論可能な論理に基づいて、歴史を解釈するための知的枠組みを英国中学の歴史教科書から学ぶ。
  • 超少子・超高齢社会の日本が未来を開く 医療と宗教のパラダイムシフト
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    日本の総人口は数十年後に1億人を割り、50歳未満が40%にまで減少し、多死時代を迎える。本書は、公衆衛生や医療人類学などが専門の長谷川敏彦さんと、宗教学や哲学が専門の鎌田東二さんが、そうした未来に向けて新しい社会モデルを展望する一冊。AIを活用したADL(日常生活動作)向上の取り組み、地域風土記の作成や地域コーディネーターの配置などにより、医療システムの改革や福祉の新しいあり方、地域社会の再生をさぐり、持続可能な発展を目指す道を示す。付「ロックンロール神話考II 2024末法篇」

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