大事なものは見えにくい
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大事なものは見えにくい

ビジネス・実用
803円 (税込)
401円 (税込) 10月8日まで

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ひとは他者とのインターディペンデンス(相互依存)でなりたっている。「わたし」の生も死も、在ることの理由も、ひとや社会とのつながりのなかにある。日常の隙間からみえる「問い」と向き合う思索のエスプリ。

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大事なものは見えにくい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鷲田清一の単独著書を読むのは本書が初めて。
    臨床哲学を標榜するだけあって、日常にマッチした柔らかな語り口で鋭い視点を投げかけてくれる。

    0
    2013年07月15日

    Posted by ブクログ

    鷲田清一さんの最新刊。『噛みきれない思い』の文庫版です。
    本書を読んで思ったけど、やっぱり、自分はこのひとが考えているようなことを考えるのが好きなんやなあと。
    やさしくて、深くて、思考を促される。いつの間にか「うん、そうやんな」って頷いてしまうような、そんな感覚。
    むずかしい部分もあるけど、鷲田さんの著作のなかではいちばん好きかな。やっぱり、鷲田さんはエッセイやなあ。
    文庫版のあとがきで書かれている、エッセイ『むこうも降っとる』はほんまに書かれるんやろうか…?ひそかに楽しみにしておこう。

    0
    2012年12月24日

    Posted by ブクログ

    高校の頃に知ってから度々読んでる鷲田清一さんのエッセイ集 『間合い』『違い』の章が特に楽しかった 所々当たり前に進められる論理に?となることがあっだけど多分それは世代による価値観の違いか自分の教養が足りないんだろうなって思いながら読み進めた 身近にこんな堅苦しいおじさんがいたらたまに会いたくなるんだろうな

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    哲学者、鷲田清一さんのエッセイ集。
    わたしは「いない」より「いる」ほうが本当に良かったの…60歳近くまて生きてきて、この問いからわたしはまだ放たれていない。いまは、じぶんの存在をそのまま肯定することが難しい時代なのだと思う。
    最初の方だけでも一読の価値ありです。
    別書『岐路の前に立つ君たちへ』もオススメです。

    0
    2022年10月04日

    Posted by ブクログ

    ケアする側の職業に就いている一人として、身の引き締まる思いというか、自分の価値観を読みながらまた再構築していくような気持ちだった。全体的に批判が多いような気がしたが、腑に落ちる部分もあり。この人の考えに全て納得するわけではないが、「これからの日本、どうなるのかなあ、自分たちが少しずつ変えていかなければいけないんだよなあ」と読んでて思わされる文章が多かった。

    0
    2022年08月05日

    Posted by ブクログ

    まだ、読みかけだけど…
    私が存在している理由って何?
    という長年悶々と考えているテーマが語られていて
    面白い。

    0
    2014年11月11日

    Posted by ブクログ

    哲学書。自分とは何か、死とは何か、今の教育とは、言葉とは、など、じっくり物事を考え直す機会を与えてくれる本。水筒の話が好きだった。

    0
    2014年10月14日

    Posted by ブクログ

    あとがきにもあるが、「哲学」と「エッセイ」をひとつに編んだ文章であり、決して小難しく考えるものでなく、身近に哲学することが存在していると感じさせてくれる。

    個人的に印象に強く残ったのが”対話ワークショップ”であり、平田オリザ氏が開かれた対話ワークショップに著者が参加された時の話になるのだが、なるほどと思わされた。

    ワークショップの内容自体は省かさせていただくが、平田オリザ氏云く「何をイメージしているかが問題なのではありません。どのようにイメージしているかというコンテクストをきちんとつかまないと、コミュニケーションにならないのです」と。

    最後に著者の言葉で締めくくられるのであるが、ここでもまた考えさせられる。それを読み、ひととひと、国と国の対話で同じ土俵に乗ったとしても、出自(地域、文化など)が違えばやはり分かり合えないのではないだろうか。どれほどその裏付けされたものを学び理解したところで、「対話」が成り立つのだろうか?と。

    著者の言葉に、「対話」という言葉に何を託しているのか?とある。その背景にあるコンテクストを丁寧に擦り合わせないと「対話」からますます遠ざかってしまうとも。

    身近な存在であるはずの親兄弟ですら理解出来ないままである私にとって、「対話」は非常に壮大なテーマである。

    0
    2026年08月09日

    Posted by ブクログ

    ・様々なテーマから、「表層」への享楽が浮かび上がる

    哲学教師の職を得た三十代には、ひとが科学の基礎づけなどという「重い」仕事をやっているときに、顔や皮膚というもっとも表層的な主題に没頭した。そのあと、二十世紀の思想史から消え、だれも見向きもしない二つのテーマ、所有と幸福の問題に取り組んだ。  こだわる対象は刻々と変わってきたけれど、こだわりそのものは全然変わっていない。が、そのかたちには心なしかうらぶれたところがないではない。そう、洗い場の使い古したスポンジのように。
    >>>本書、p214

    この部分で出てくる、「表層」が、ケアや政治の言説、デザインからファッション、ブランド、果ては教員としての試験との向き合い方や恋愛にまで、その語りの紡ぎ方を決めていたように思う。

    これは、千葉雅也『勉強の哲学』で語られていたところの「享楽」、つまり偶然の出会いの痕跡として反復されるテーマであり好き嫌いの基準であると感じた。

    こういった享楽があることで、多くの人が見逃してしまうであろうキザなイタリア野郎の仕草からも哲学が紡がれる

    >>>

    空を向いて、イタリアらしいまぶしいばかりの陽射しを久しぶりに顔いっぱいに浴びるはずが、ふと、ひとりの男に眼を奪われてしまった。顔にではない。支配人のくせに仕事は店員にまかせ、壁にもたれたり、外の風景をぼんやり見つめたり、下を歩いているらしい顔見知りに手を振ったり……。きざなのである。が、優美なのである。そのぶらぶら歩き、しどけなさが。

    (中略)

    ふと、家の犬のことをおもった。離れにつながる通路のところで、犬がお座りをして、じっと庭を眺めている。その姿が妙に高貴に見えるのである。そうか、イタリア野郎もそうだったが、人間的であるという以上に、動物的であるということのその先にこそ高貴さが漂うのではないか。  フランス語のコスメティックが、コスミックから(英語ならコスメティックスがコズミックから)きていることをご存じだろうか。化粧はもともと宇宙へのご挨拶といった意味をもっていて、あのきらびやかな色に染め上げられた鳥や花に対抗するかのように、空や土に溶け込むかのように、あるいはもっと激しく、しばしのあいだ獣や鳥に変身しようとして、からだに色を塗り、皮膚を刻み、羽根を身につける……。ところがいまの化粧ときたらどうだろう。視線は宇宙ではなく、社会に、他のひとびとに向いている。そしてひとびとのあいだでじぶんがどんなふうに映るか、じぶんの存在をもっと「上等」に見せるにはどう装ったらいいか、つまりそのためのセルフ・イメージの演出や微調整にかまけている。みすぼらしいコスメティックである。  動物的であるというのは、社会よりも宇宙に感応するということなのかもしれない。その微細な気配の変化に感覚を研ぎ澄ませているということ。平原にひとりたたずむ鹿の、あの、ぴぴっと動く耳のように。

    >>>p178

    イタリア野郎から、動物的であることや化粧へ飛躍する足場としての「表層」という享楽。あるいは、『フローとストック』の枠組みで言えば、単に「イタリア野郎」とラベリングすることで常識的=具体的ストックとして処理するのではなく、特異な一例=具体的フローとして世界を解釈しなおし楽しむための表層の哲学という弛緩剤。

    エッセイは平易な言葉で語られるからこそ、哲学者が書いていても人間らしい部分が浮き立つのだなと思った。


    0
    2025年04月22日

    Posted by ブクログ

    すごく久しぶりに再読
    つらつらと書かれたエッセイ集
    一つ一つの文章は短いので、一つの主題をそこまで掘り下げない
    さらりと読めてしまう
    考えることの取っかかり集といったかんじ

    0
    2022年11月26日

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