作品一覧

  • 宗教のめざすもの 仏教の宗教観
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    1巻1,320円 (税込)
    生きがいとはどこにあるのだろうか。その手がかりを仏教に求めて、社会と人生のあり方を追求した人生書《人生と仏教》シリーズを電子復刊。「人類は宗教なしですますことは決してなかった」とベルグソンはいう。宗教とは何かの考察に始まり、次に神を有する宗教と神を有しない宗教とに大別する。神を有しない仏教には仏が存在する。仏の系譜を探る一方、法を求めて、特にその宗教性を明らかにする。こうして宗教としての仏教のあり方を見極めていきたい。

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  • 縁起の思想
    値引きあり
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    「縁起」とは何か。「縁起」の思想はいかに生まれて育ったのか。そして誰が説いたのか。仏教史を貫く根本思想の起源と展開を探究し、その本来の姿を浮き彫りにする。仏教の常識を覆す画期的論考。著者長年の縁起研究の集大成。
  • ブッダとサンガ―〈初期仏教〉の原像―
    値引きあり
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    ブッダ観の展開とサンガ(仏教教団)成立の歴史を遡源。また、従来の〈原始仏教〉の呼称を〈初期仏教〉と改称する正当性を諸方面より裏付ける。仏教の根本問題を論旨明快な叙述で解きほぐす、恰好のインド仏教史入門。
  • インド仏教思想史
    3.5
    1巻990円 (税込)
    古代インドの歴史と思想潮流の中に仏教は生まれた。その教義は仏教思想の中核をなしつつ、初期仏教(原始仏教)、部派仏教、大乗仏教と展開し、チベット、東南アジア、中国、日本へと広がってゆく――。仏教思想の源流であるインド仏教を歴史にそって追い、その基本思想と重要概念、諸思想の変遷を精緻に読み解く、斯界の碩学によるインド仏教思想入門。
  • 大乗とは何か
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    1巻1,210円 (税込)
    幅広く衆生の救済を目指す大乗仏教運動は、西暦紀元前後にインドで胎動し始め、東アジアを覆うほどの伝播をなして今日に至る。「釈尊の初期仏教に立ち返れ」と説く般若経を先駆経典とし、その中心思想「空」はナーガールジュナ(龍樹)によって基礎づけられた。「大乗諸仏と私」「大乗の展開」「大乗の諸相」の三部からなる本書は、「菩薩」という言葉の来歴、空の考え方、経典成立の問題など、大乗の諸側面に迫った、仏教学の泰斗最後の論考集である。仏教入門としてもまたとない書。
  • 阿含経を読む〈上〉
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    1~2巻4,840円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安で静寂な世界はどこにあるのか。人間のもつ根源的<苦>から脱するにはどうすればよいのか。釈尊みずからの教説を精読し、西欧の思想とも比較しつつ、仏教の根本思想を明らかにする。

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  • インド仏教思想史

    Posted by ブクログ

    インドにおいて展開された仏教の展開を追うかたちで、その思想について解説している本です。

    初期仏教から部派仏教を経て、大乗仏教にいたるまでの仏教の諸思想が手堅くまとめられており、入門書として優れた内容の本だと思います。ただ、大乗仏教の諸思想をとりあげている箇所では、本書の説明からその概要を知ることはできるものの、その思想的な意義についてもうすこし踏み込んだ叙述がほしいようにも感じました。たとえば、大乗経典の代表的な思想をあつかっているところで華厳経や法華経がとりあげられていますが、その思想上の意義についてなんらかの見通しを示してもらえたほうが、読者の理解が進むのではないかという気がします。

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    2022年11月03日
  • インド仏教思想史

    Posted by ブクログ

    三枝先生が中村元先生と書かれた『バウッダ』が流れとすれば、この本は思想の一つ一つに触れて解説してある。
     初期仏教、部派仏教、大乗仏教の大きな分類とその中に「名前のついた」思想の解説がある。テストだと教科書的に名称だけ覚えておくようなことをきちんと解説してある。学術的な解説だが極力難しくなく、大前提となる仏教基礎知識がなくてもわかるように書かれていると思う。それ故に専門的な人には物足りないのかもしれない。自分くらいだと、浄土真宗の法話で聞いていることが、いかに初期仏教、部派仏教とも関わりがあるのかと言うことを解説を通して明らかにしてもらっている感じがしてとてもよかった。
     ずっと佐々木閑先生の

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    2021年07月15日
  • インド仏教思想史

    Posted by ブクログ

    本来、大学で学んであって然るべき(印度哲学科出身)ものなのに、多くの気づきや発見があったのが、嬉しくも情けない。
    インド仏教の歴史を網羅的に扱っていて、かつ平易な文章で書かれているので、入門書としても優れている。
    やはり今の世界には仏教が、それも原始仏教が必要だという想いを新たにした。
    慈悲喜捨、楽を与え苦を取り去り、己と他を喜ばせ、人に何かを与えてもなんの見返りも期待しない。これこそが今の世の中の多くのことを解決してくれるはず。

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    2014年03月26日
  • インド仏教思想史

    Posted by ブクログ

    インド仏教思想史の入門書です。若干、著者の主張をまじえますが、インド仏教史について、簡潔にまとめられていました

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    2013年12月14日

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