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Posted by ブクログ 2024年04月05日
「やるべきこと」という偶像崇拝に自ら陥り「わたしは不幸だ」などと言っている人は、この本を読んでみるのもありかもしれない。
唯心によれば、「ただ神を信じる(仏教では念仏を唱えること)、そうした他力の力のみによって天国へ行くことができる。だから極楽浄土へ行ける奥義を教えてほしいといわれても念仏を唱えろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月13日
若い頃は、浅ましくも、完全無欠で罪のない生き方をしていて、漠然とでも自分は正しいと信じて生きてきた。
しかし、歳をとり、自分は全く正しくなく、組織に入れば自分が正しいと思うこととは異なることもしなければならなくなった。
別段極楽浄土を信じているわけでもない。それでも、自分は正しくなく、悪にまみれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月24日
「ひたすら一心に念仏を唱えていれば誰でも救われるよ」と言われてそのまま素直に受け取る人はいない。日本人は親鸞の時代からそうだったようで、親鸞の教えは誤解され濫用された。その状況を憂えた弟子の唯円が親鸞の死後に著したのが『歎異抄』(と言われている)。
親鸞は、不完全な人間の理性や道徳を捨て、すべてを...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月30日
親鸞 の弟子 唯円による 「 歎異抄 」
歎異抄は 最も平易な宗教哲学書だと思う。易行他力、「悪人こそ救われる」という言葉に触れただけでも 懐の深さと大きさを感じる
100分de名著 で、「自力で 生きていると思ってたが、実は 生かされていたと気づくと 人間と世界の見方が変わってくる」とあった。...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
親鸞の死後に、弟子の唯円が彼の教えをまとめたものである。仏教だけでない、人としての生き方すらこれから見えてくる。彼の人生は、波乱であった。当時、驚かれるべき結婚もし、島流しにもあい、息子と絶縁もしている。その中で彼は常に仏教を信じていたが、自分の生き方について悩んでもいた。悩んだ末己の仏教の形、つま...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月23日
浄土真宗の家系だが、あまりにも何も知らないので読んでみた。
全ての人は念仏で救われるという、浄土真宗の教理は懐が深いが、同時に突き放したものだなと感じた。
多くの宗教は、戒律や修行、こうした生き方をしなさい的なものが大概あると思うのだけど、浄土真宗は現世の生き方についての指針を特に示してくれていな...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月29日
「善人なをもて往生をとぐ。いわんや悪人をや。」
この一節を「悪人のほうが追往生できるってことか」と誤解してる人のために親鸞の弟子唯円が異を嘆くために書いたものです。ていうか有名なあの嘆異抄です。清く正しく美しく貧しく、仏教のそんなイメージとはちょっと違う親鸞の生きざまはむしろ潔い気がします。興味のあ...続きを読む
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