他人を見下す若者たち

他人を見下す若者たち

935円 (税込)

4pt

現代人は自分の体面を保つために、周囲の見知らぬ他者の能力や実力を、いとも簡単に否定する。世間の連中はつまらない奴らだ、とるに足らぬ奴らだという感覚を、いつのまにか自分の身に染み込ませているように思われる。……このように若者を中心として、現代人の多くが他者を否定したり軽視することで、無意識的に自分の価値や能力を保持したり、高めようとしている――<本文より>

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他人を見下す若者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    社会学などでもよく扱われるテーマですが、若者に焦点を当てた本書は客観的な分析がなされて、若者の問題点を引き出しています。

    0
    2023年02月25日

    Posted by ブクログ

    今見てる若者がどうというよりは、自分が仮想的有能感を抱いている可能性が高い。自尊心が低く、仮想的有能感が高い、タチの悪い人かも、と。
    どうするっていう処方箋の部分が、わりとあいまいな感じだったのと、あとがきで、まだ研究中ですみたいな逃げっぽいことが書いてあって、残念感はあったけど、自省出来たのは良か

    0
    2014年10月17日

    Posted by ブクログ

    仮想的有能感という言葉で、自分を他人より優位に見るという感情を精緻に分析している。
    自分にも常にこういった感情はつきまとっているが、理性なのか何なのかは分からないが表出はほとんどしない(させない)。
    問題はこの種の感情を抱くか(これは人間としては仕方ないのか)どうかではなく、ストレートに表出して

    0
    2014年09月18日

    Posted by ブクログ

    自分の立場を高めるために、周りを低くするという説明になるほどなぁと感心した。自分を高めるためには努力が必要でも、他人を低めるのはただ見下すだけでいいんだもんなぁ。それで良く分からない自信にあふれた、他人を見下す若者が出来上がるのか。
    とか言って、ニュースを見て「この政治家バカじゃないの?」とか言って

    0
    2014年03月08日

    Posted by ブクログ

    めーーーーっちゃ面白かった。
    仮想的有能感の切り口で語られる世界に、【こんな考え方で切れるのか!!!】と興味津々だった。

    少し愚痴っぽいけれど、
    ああそういう見方もできるのね!って感じ。

    0
    2013年05月11日

    Posted by ブクログ

    一理あると思われる部分もあるが、全員が全員というわけでもないし、一つの考え方かなぁーという受け止め方。

    0
    2025年05月18日

    Posted by ブクログ

    本書は約20年前に出版された本であり、当時の若者→アラサー・アラフォー、ケータイ→スマホ、メール→LINEと時代は移り変わってしまったが、若者を取り巻く本質的環境は、さほど変化していないだろう。(特に社会的環境)著者は、自尊的感情が少ないことが、若者が他の人を見下す要因の一つであると述べている。著者

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    2006年出版時の若者について買いた本、世代のおじさんが若者を見る価値観は変わってないのかなと思う内容。

    この時期に流行った「オンリーワン」や「等身大」等、若者の文化を理解することは難しく、昔は良かったというのは簡単すぎないかと思った。
    今の若者の「なろう系」や「タイパ」を私が理解するのが難しいが

    0
    2024年06月04日

    Posted by ブクログ

    仮想的有能感を持つ若者への偏った視点がすごいけどそれを批判することで自身も仮想的有能感に浸っているかもしれないと思いながら読んでたのは皮肉。

    0
    2021年03月04日

    Posted by ブクログ

    本書は、教育心理学を専門とする名古屋大学大学院教育発達研究科の現職教授の速水敏彦先生が、若者の他人を無視したような言動と感情の関係について考察し人間理解につなげることを目的として著した解説書であり、タイトルと表紙の口絵の軽さとは裏腹に深い内容かつおじさん世代には「たしかに!」と共感できる部分が多くか

    0
    2018年12月22日

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