たまたま地上にぼくは生まれた

たまたま地上にぼくは生まれた

880円 (税込)

4pt

3.5

哲学は難しい、哲学者は何を考えているのかわからない――。
一般人には、哲学も哲学者も雲の上の存在である。本書を読むと、哲学者は日々こんなことを考えているのかと知ることができるが、驚愕もしてしまう。そして同時に、多くのことを学ぶ。
この本は、カント哲学の学者であり、闘う哲学者として多くの著作を持つ著者の、講演やインタビューや対談をまとめたもの。
考えるための素材に満ちている。
哲学を志す原点となった、小学生のころの「明日死んでしまうかもしれない」という恐怖は「そんなに一生懸命生きても明日死んでしまったら何にもならない」というところへ向かう。
ウィーン留学で考えた「ヨーロッパ」「国際化」。哲学を学ぶことは「死」と「時間」と「言葉」と向かい合うことであり、「理不尽さ」を知ることであるともいい、真摯に哲学的に「生きる」ことのたいへんさを語る。

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たまたま地上にぼくは生まれた のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2011年05月02日

     哲学者と言ったら頭がどうかしちゃってる人を思い浮かべがちだが、そのもっともよい現存する例がこの中島義道。個人的には非常に好感を覚える「まっとうに」頭のおかしい人の一人。
     この本は、中島義道が行ってきた様々な題材の講演を文字に起こしたもの。多くの著書(というか中島義道の排泄物・吐瀉物)で言われてい...続きを読む

    0
    購入済み

    面白いが・・・

    H
    2019年12月12日

    内容としては、中島氏の生きざまといってよい内容です。
    哲学者による哲学と思って読まれると、戸惑うと思います。
    好き嫌いがはっきりと出る作品と思います。

    0

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