川村湊の作品一覧
「川村湊」の「温泉文学論」「原発と原爆 「核」の戦後精神史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「川村湊」の「温泉文学論」「原発と原爆 「核」の戦後精神史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日々ありとあらゆるものに悩みぐらぐらふらふら迷っている自分だけど、この本を読んで、そんな自分でもいいのかなぁと思うことができた。
自業自得という言葉があるけど、この本の中ではそんなものはなんら関係なく掬い上げる「アミダはん」の存在を諭していて、親鸞が語った様々な話に触れていくうちに、自分のどうしようもなさやあさましさを思い、こんな自分に関わってくれている周りのヒトモノセカイそしてそこから生ずる縁、全てに有り難いなという気持ちが湧いてきた。
仏教の今生における目標は心の平安であるとしたら、この有り難いと思う心の状態というのは、とてもそれに近い気がする。
愚かな自分を認めた先にそれをも大きく包ん
Posted by ブクログ
浄土真宗の教祖である親鸞。
その直弟子の唯円が師である親鸞の思想がその死後に異なったものになることを歎じて書いた書と言われる『歎異抄』
親鸞(1173-1262)は12世紀から13世紀にかけて生きた人物であり、今から750年以上も前の人物だ。
驚きなのは、親鸞は弟子をとらない、としてこの本文中にも書かれてあり、
また、大正時代のベストセラー本でもある『出家とその弟子』でも、このような形で描写されてあったが、その親鸞の教えである「浄土真宗」が今も尚脈々と受け継がれているということだ。
唯円のように全てをなげうって、丁稚のような形で遍路をともにするものはいたが基本的には弟子達にお寺で大規模に
Posted by ブクログ
P191
原発関係者は放射能を閉じ込めるということを強調するのだが
それは実は原発の全ての情報を閉じ込めることであり、
原発に関する論議、討議を密室化し、その実情を決して明らかにしないということにある
P195
発電の方法はいくらでもある。
コスト、環境悪化、持続可能性、終末処理、社会的リスクの
どの面においても原子力発電はもっとも劣悪な選択枠であることは
すでに明らかとなっている。
誰かが犠牲にならなければならないという
エネルギー政策は根本的に間違っているのだ。
★読んでみたい本、見て見たい映画がたくさん紹介されていた。
川村 湊さんの本も、もっと読んでみたい。
Posted by ブクログ
現代語訳が、今どきここまでコテコテな人は居ないって…というレベルのコテコテの関西弁で、訳者はこの古典新訳のシリーズで『梁塵秘抄』を歌謡曲風に訳している人でもある。
唯円が師の親鸞から伝え聞いた事を記述する、というスタイル(とくに前半部)なので、究極の話し言葉であるコテコテ関西弁をチョイスしたのは正解な気がする。黙読より、音読してみると良いと思う。
昨年浄土真宗のお寺での葬儀に参加する機会があり。参列者は基本的に要所で「南無阿弥陀仏」とつぶやくのみで、結構な田舎で通夜の後に不寝番して線香を…的な地域なんだけど、お坊さんは「無理せず。真宗ではそれは必ずしも必要ではない」のようなことをおっしゃり。