中畑正志の作品一覧 「中畑正志」の「はじめてのプラトン 批判と変革の哲学」「アリストテレスの哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 魂の変容 心的基礎概念の歴史的構成 - 学術・語学 / 哲学・宗教・心理 1巻5,500円 (税込) 「対象」「感情」「想像力」「志向性」など,心のはたらきにかかわる基本用語の成立とその意味変容の歴史を古代ギリシアから歴史的にたどり,その言葉に織り込まれた意味を解きほぐす.内的で能動的存在という通念から解放された心の描像を提示し,心をめぐる探究に分野を超えて豊かな示唆を与える注目の書.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. 試し読み フォロー アリストテレスの哲学 4.0 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 1巻1,166円 (税込) 思想界では近年一段と脚光を浴びる一方で,一般には時代遅れのイメージが付きまとうアリストテレス.本書はこの懸隔に架橋すべく,彼が創出した<探究と知の方法>を示したうえで,人間,社会,自然を貫く議論の全体像と核心を明らかにする.現代人の疑問や違和感に向き合いながら,「いまを生きる哲学者」としての姿を描き出す入門書. 試し読み フォロー はじめてのプラトン 批判と変革の哲学 4.5 学術・語学 / 哲学・宗教・心理 1巻935円 (税込) プラトン哲学の「おもしろくて大切なところ」をあえて一言で表わせば、「批判と変革の哲学」だ、と言いたい。こんなふうに表現すると、プラトンを旧式の左翼の一員に仕立てているように聞こえそうだ。だが、これは特定の政治的立場を表わそうとしたものではない。 「批判」つまりクリティークとは、非難したり否定的な態度をとったりすることではなく、相手とする主張の論拠やそこからの帰結などについてよく考察し、事の是非を判断することを言う。 「変革」も、政治体制だけではなく、日常的な考え方や生活を含む人間の営みの全体がその対象となる。そしてプラトンは「批判と変革」を自身の思考についても実践していた。 これらすべての意味で、「批判と変革の哲学」なのだ。 プラトンは探究し、執筆し、そして教育した。そうしたなかで彼が直面していたのは、森羅万象を支える根本原理は何か、よい生き方とは何か、といった「哲学的」問題だけではない。 当時の人びとに人気を博したホメロスや悲劇・喜劇、あるいは幼年や少年時に施される体育や音楽の教育といった人びとの日常的営みに対してもプラトンは向き合っていた。いやむしろ、そこから哲学を考えていた。そして彼は、日々の暮らしから世界の根源にいたるまでの全体を相手に、批判的に、かつ包括的に考えたのだ。 同時に、そのような考察がたどり着いたところを広く伝えることに腐心した。彼は一般に人びとに何かを伝える媒体(メディア)のあり方にきわめて意識的だったが、とりわけ自分自身の思考が人びとに届くよう工夫を凝らした。 その著作に、それに触れる人びとの知性と感性にも訴え、反省的な思考だけでなく感情や想像力までも喚起し、そしてそれらを変更する力を与えたのである。 それが彼の哲学、「批判と変革の哲学」である。 【本書の内容】 第一章 プラトンはどう書いたのか、プラトンをどう読むか 第二章 プラトン哲学の原点 第三章 自己と他者を変える対話 第四章 魂・徳・知の関係 第五章 変革へと促すイデア論 第六章 魂の分割 『国家』その1 第七章 哲学者と善のイデア 『国家』その2 第八章 プラトン、その後に 知、真理、魂のあり方を徹底的に考え抜いたプラトンが導く、思考の冒険! 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 中畑正志の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> アリストテレスの哲学 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 4.0 (12) カート 試し読み Posted by ブクログ 現代にいたる哲学の様々な思想とアリストテレスの思想との関係を明らかにするなかで、アリストテレスの思想がどのようなものだったかを浮かび上がらせている。今までアリストテレスについての解説本を読んでも今一つモヤモヤしていたことが、ひとつひとつスッキリしていく。「デュナミス」や「不動の動者」などの概念、あるいはスコラ学やルネサンス期におけるアリストテレスの受容のされ方、などなど。ある程度アリストテレスや哲学史全般について学び考えたことのある人なら絶対おもしろい。 0 2024年09月06日 アリストテレスの哲学 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 4.0 (12) カート 試し読み Posted by ブクログ アリストテレス哲学を分野別にまとめた本で,アリストテレス哲学に入門したい人にとってはちょうど良いと思う。 0 2024年08月27日 アリストテレスの哲学 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 4.0 (12) カート 試し読み Posted by ブクログ この本はアリストテレスの哲学の入門書のようなもののようです。 形而上学のような難しいことは難しいことは、わかりませんでした。 心に残ったのは「われわれにとって知られることから事柄の本性に即して知られることヘ」というアリストテレス自身の言葉と、 「世界の現実の中にこそ豊かな可能性が存在しているのだ」という筆者の言葉です。 0 2023年05月03日 アリストテレスの哲学 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 4.0 (12) カート 試し読み Posted by ブクログ 過去の遺物として紹介されることが多いアリストテレスだが、彼は、現代の政治哲学(共同体主義)、科学主義に否定的な哲学者(マクダウェル、パトナム)、本質などを個々の事物の現実のあり方として認め、そうした世界のあり方に基づいて、実在する可能性や必然性を説明しようとする新アリストテレス主義者に参照されている現役の哲学者である。また、日常と通念から出発し、明確な方法に基づく吟味により知を構造化していったアリストテレスの姿勢は、実務家にとって今でも参考になる。 そんなアリストテレスの思想を、わかりやすく説明してくれる良書。 0 2023年03月18日 はじめてのプラトン 批判と変革の哲学 学術・語学 / 哲学・宗教・心理 4.5 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 入門書でありながら、随所に筆者独自の解釈が打ち出されている。 ・国家の中心巻を、批判と変革という筆者の立場と結びつけて国家の中に位置付ける手つきが個人的な読みどころ ・レオシュトラウスやネオコンのプラトン読解を、プラトンをどう読むかという問題と結びつけて論じるさまは、古典哲学研究者の面目躍動 ・プラトンの魂論の解釈問題を解決すると同時に現代の哲学的行為論に示唆を与える箇所も唸らされた。 0 2022年11月22日