中畑正志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
西洋の知の源泉の一つとして多大な影響を及ぼしながら、一般には「否定すべき対象」としか捉えられていないアリストテレス。本書は、そのような一般に流布する「誤解」のいくつかに反論しつつ、今なお現在進行形で有効さを保つアリストテレスの哲学を検証することで、「人間の『知』が成立する条件」を改めて問おうというもの。僕は「魂について」でしかその著作に触れたことがないのだが、これまでにアリストテレスを扱った読み物はいくつか読んでいる。
例えば、「アリストテレスに由来する古い「概念」に縛られることで、学問に枷が嵌められているのでは?」という疑問に対しては、次のように反論を試みる。アリストテレスの知的探究に -
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Posted by ブクログ
プラトンの思想を、「批判と変革の哲学」として紹介している入門書です。
著者は「おわりに」で、アリストテレスにくらべると、「プラトンの場合は、たとえばイデア論にしても魂の理論にしても、プラトンの専門的研究者の間の熱心なやりとりを別とすれば、議論は少し寂しい状況ではないか」と語り、「本書のなかでも、イデア論は普遍や個をめぐる分析形而上学的考察にどのような意味があるのか、プラトンの魂の理論は現代の心の哲学に何を貢献しうるのか、といった、より理論的なことに触れようと思っていた」けれども、けっきょくそれは「断念した」と述べています。
とはいえ、本書の叙述の随所に、そうした観点からの切り口を見てとるこ -
Posted by ブクログ
ただのプラトンの解説本かと思ったら、自分自身で考えようとか、当たり前に思っている日常を見直してみようとか、思考欲がわいてくる本だった。プラトンの教育者としての面が強調されているように思う。現代に生きる私にも気づきを与えてくれるプラトンと、その手引きをしてくれた著者にありがとうと言いたい。
あと、哲学の本にしては読みやすい方だと思う。難しい話をしているが、「わかっちゃいるけどやめられないのではなく、そもそもわかっちゃいないのだ」みたいな口語や、例として出てくるBABYMETALに癒される。イデア論も「肉屋の1kg」、「H2Oとしての水」の例などで自分なりには理解できた。まさにプラトンのよう -
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Posted by ブクログ
ネタバレアリストテレスの本を読む準備に読んでみたけど、ある程度の知識は前提になってる感じがして一番目にはあまり向かない本だったかもしれない。
アリストテレスに向けられる批判に対するアンサーという形で彼の思想を紹介していく内容で、思ったより難しくて二回読んだ。思想を系統立てて紹介するというよりは、魂や原因などのアリストテレスの使用する用語の現代のイメージ・解釈とのズレを指摘したり、彼独自の考え方を丁寧に説明するのが主になっている。
アリストテレスの知的探求は、人間の知を求める本性と知的能力を信頼し、多くの情報を集めて観察や実践を重ねたうえで「なぜそうなっているのか」を把握することを目指す(単に答えを知る -
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