国内小説 - 小学館の検索結果

  • オン・ザ・ライン

    オン・ザ・ライン

    小説・文芸
    3.5
    1巻715円 (税込)
    テニス少年の底抜けに明るく切ない青春物語。 ウルトラ体育会系だけれども活字中毒でもある文学少年、侃(カン)は、高校に入り、仲良くなった友だちに誘われて、テニス部に入ることになった。初めて手にするラケットだったが、あっという間にテニスの虜になり、仲間と一緒に熱中した。テニス三昧の明るく脳天気な高校生活がいつでも続くように思えたが……、ある日、取り返しのつかない事故が起きる。 少年たちは、自己を見つめ、自分の生き方を模索し始める。 「恐ろしいほどの感動が、俺を圧倒した。若く溌剌とした魂の輝きがもし目に見えるとすれば、朝の光の中できっと俺はそれを見たのだ。 瞬くように過ぎ去るからこそ、二度と戻れないからこそ、このきらめくような瞬間はかけがえのない一瞬だった。」(本文から) 少年たちのあつい友情と避けがたい人生の悲しみ。切ないほどにきらめく少年たちの日々の物語。
  • ALWAYS 三丁目の夕日’64

    ALWAYS 三丁目の夕日’64

    小説・文芸
    4.3
    1巻605円 (税込)
    舞台は東京五輪の昭和39年、あの感動再び! オリンピックを前に活気に溢れる昭和39年の東京。夕日町三丁目には、今日も人情味あふれる人々の暮らしがあった。前作で芥川賞の最終候補にもなった小説家の茶川龍之介は、もうすぐ妻ヒロミとの間に新しい命を授かることになっていたし、店をビルディングにしようと奮闘する鈴木則文の経営する鈴木オートも確実に仕事を広げていた。そんなある日、少年誌の「冒険少年ブック」に小説『銀河少年ミノル』を連載していた茶川の前に、強力なライバルが出現する。同じ雑誌で『ヴィールス』という小説を連載する緑沼。茶川の作品をおしのけ人気が出てきた緑沼の作品のため、『銀河少年ミノル』は打ち切りの危機に。一方、5年前に集団就職で鈴木オートに就職してきた六子もすっかり大人になり、近所の医院で知り合った菊池先生と銀座でデート。しかし、菊池には怪しい影が付きまとい、よからぬ噂も六子の耳に入ってきて人知れず悩んでいた。今回も涙と笑いがいっぱい、シリーズ初の3Dで公開する映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」のノベライズ。
  • オール・マイ・ラヴィング

    オール・マイ・ラヴィング

    小説・文芸
    4.0
    1巻682円 (税込)
    14歳の少女とビートルズの物語。 「オール・マイ・ラヴィング」とビートルズは歌う。 聴いていると、だんだんわたしは内側からわたしではなくなっていく。外側にくっついているいろいろなものを振り落として、わたしは半分わたしではなくなる。ビートルズに染まったわたしとなる。 《最初から最後まで、この本のあちこちからビートルズがこぼれてくる。ほんとうにこぼれてくる。本を閉じても、まだ聞こえる》――(江國香織・評) ビートルズ日本武道館公演――50年前の「あの時代」を等身大の少女の目で見つめた感動の少女小説。夜行列車で、ビートルズ日本公演を観るために家出して東京へ向かう少女の姿に、思わず目頭が潤む。
  • 開高 健 電子全集12 ロマネ・コンティ・一九三五年/紙の中の戦争

    開高 健 電子全集12 ロマネ・コンティ・一九三五年/紙の中の戦争

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    純文学の作家として書き下ろした短編名作と、行動派の作家が読み解く文学と戦争。 純文学作家・開高健の面目躍如たる短編の名作「ロマネ・コンティ・一九三五年」、「玉、砕ける」(川端康成文学賞)、「黄昏の力」他、座談の名手として知られた開高健による<文芸インタビュー・人とこの世界>(計12回)、そして行動派の作家・開高健のジャーナリスティックな視点がキラリと光る「紙の中の戦争」などなど、多彩多様な顔を持つ開高健の魅力を存分に味わうことのできる作品群を収録。 【収録数】小説4本 エッセイ31本 付録:開高健記念館に保存されているワインコレクションの写真 など3点
  • 開高 健 電子全集2 純文学初期傑作集/芥川賞 1958~1960

    開高 健 電子全集2 純文学初期傑作集/芥川賞 1958~1960

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    芥川賞を受賞した『裸の王様』をはじめ『パニック』『巨人と玩具』『流亡記』など純文学初期傑作集他。 寿屋(現サントリー)宣伝課に勤務していた1957年に開高健は3作品を発表している。 8月に発表した『パニック』で一躍新人作家として注目され、10月に発表した『巨人と玩具』は翌年に大映映画で映画化され、12月に発表した『裸の王様』で第38回芥川賞を受賞する。この頃の開高健は自身の内心に寄り添って作品を描くことはすまいと決心し、ひたすら“外へ!”という指向で文体を工夫し、素材を選び抜いた。そうして生まれたのが『パニック』であり『巨人と玩具』であり『裸の王様』だった。これ以降も、遠心力で書く文学を指向しつづけ、『流亡記』『屋根裏の独白』などの作品を発表し続ける。芥川賞受賞前後に発表されたこれらの文芸作品に加え、同時期に新聞や雑誌などに書いたエッセイ多数を網羅。付録として芥川賞選考委員たちの選評、芥川賞受賞当時の写真なども収録。 【収録数】短編小説:15作 エッセイ:168篇 付録:芥川賞受賞当時のインタビュー記事や写真など8点
  • 開高 健 電子全集4 同人誌時代 同人誌『えんぴつ』とサントリー宣伝部『洋酒天国』の頃 1949~1958

    開高 健 電子全集4 同人誌時代 同人誌『えんぴつ』とサントリー宣伝部『洋酒天国』の頃 1949~1958

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    同人誌『えんぴつ』の時代からサントリー宣伝部『洋酒天国』時代まで(1949~1958年)の小説・エッセイ・広告コピー。  1949年、大阪市立大学に進学した開高健は文芸部に入り、翌年1月『市大文芸』に〈印象生活〉を発表する。これが小説家・開高健の処女作である。直後に関西大学の学生だった谷沢永一と知り合い、同年3月谷沢主宰の同人誌『えんぴつ』に加入する。二ヵ月後、『えんぴつ』の合評会に出席した牧羊子と出会い、結ばれ、1952年7月に長女・道子が誕生する。53年に大学を卒業し、55年2月に育児に専念するために寿屋(現サントリー)を退職することになった牧羊子と入れ替わる形で同社に入社、宣伝部に配属になる。56年4月寿屋のPR誌『洋酒天国』の創刊と同時に編集発行人になり、芥川賞の受賞を機に退職する(58年5月)まで編集長として、またコピーライターとして特異な才能を発揮することになる。開高健の言葉を借りるならば“小さな説を書いて飯を食う”ようになる前に同人誌に発表された小説、青年期を振り返って書いたエッセイ、そして寿屋勤務時代に書いた広告コピーなどを多数収録。 【収録数】小説:16作 評論・エッセイ:105篇 付録:開高健×牧 羊子の結婚写真やサン・アドの部屋で撮った写真など9点 他 【ご注意】※この作品はカラー写真が含まれます。
  • 開高 健 電子全集6 純文学初期傑作集/新人作家時代 1960~1969

    開高 健 電子全集6 純文学初期傑作集/新人作家時代 1960~1969

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    『ロビンソンの末裔』『片隅の迷路』『青い月曜日』他の意欲作を収録。 終戦直後、荒野に呻く北海道開拓団の人間模様を痛烈な風刺と巧みなユーモアで描いた問題作『ロビンソンの末裔』(1960年刊)、実際にあった冤罪事件「徳島ラジオ商殺人事件」を下敷きに、司法に翻弄されながらも懸命に抗おうとする人々を描いた長編推理小説『片隅の迷路』(1962年刊)、戦中戦後の混乱と活気あふれる大阪を舞台に、主人公の少年期、青年期を描いた自伝的長編『青い月曜日』(1969年刊)をはじめ、1960年代に発表された意欲作全18タイトルを収録。 【収録数】小説:18作 付録:開高健が自著を語るエッセイ、作品解説、『ロビンソンの末裔』表紙の写真など10点 【ご注意】※この作品はカラー写真が含まれます。
  • 解雇・男たちのリストラ(小学館文庫)

    解雇・男たちのリストラ(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻561円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 有名銀行や証券会社の悲劇の裏では、どんなことが行われ語られていたのか。会社のスリム化や人減らしなど、不況対策は立場によりその苦労は並大抵ではない。その犠牲に泣く人もいる。今だから読みたいこの一冊! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 怪人二十面相・伝(小学館文庫)

    怪人二十面相・伝(小学館文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻583~627円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 怪人二十面相の正体は誰か。原作者の江戸川乱歩さえ触れることのなかった永遠の謎を劇作家でもある著者が大胆な想像力と緻密な構成で描く。父が自殺し母も行方不明となった平吉は、孤児院に行くことを拒否して、自らの意志でサーカス団に入門する。そこで平吉の面倒をみることになったのは、あらゆる芸を即座に自分のものにしてしまうサーカスの天才・武井丈吉だった。芸の師匠でもある丈吉を父のように慕う平吉だったが、突然、丈吉はサーカス団から姿を消してしまう。「世間をあっといわせる泥棒になる」という言葉を平吉に残して。話題の映画「K‐20」原作。
  • 海炭市叙景

    海炭市叙景

    小説・文芸
    4.1
    1巻924円 (税込)
    北の町に暮らす人々を描く悲運の作家の遺作 「海炭市叙景」は、90年に自死を遂げた作家、佐藤泰志(1949-90)の遺作となった短編連作です。海に囲まれた北の町、「海炭市」(佐藤の故郷である函館市がモデルです)に暮らすさまざまな人々の日常を淡々と描き、落ち着いた筆致の底から、「普通の人々」の悲しみと喜び、絶望と希望があざやかに浮かび上がってきます。この作品が執筆された当時はいわゆる「バブル」時代でしたが、地方都市の経済的逼迫はすでに始まっていました。20年の歳月を経て、佐藤泰志が描いたこの作品内の状況は、よりリアルに私たちに迫ってくると言えます。 函館市民たちが主導した映画(熊切和嘉監督・加瀬亮、谷村美月、小林薫、南果歩などが出演)の公開は2010年12月。映画化をきっかけに、心ある読者に愛されてきた幻の名作が、ついに電子書籍となって登場!
  • 快読解読 池波正太郎(小学館文庫)

    快読解読 池波正太郎(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ジャズを好み、食にこだわり、東京人としての矜持を深く沈めて、数々の名作を描いた池波正太郎、その登場人物に共通するものはある種の潔よさとでも言えるだろう。たった一冊の本との出会いが、その後の人の生き方を変える…本書にはこの言い古された言葉への再発見と証明が随所にある。「鬼平」、「梅安」などお馴染みのヒーローの誕生裏話や創作秘話にまじえて、「剣客商売」全巻のあらすじと解説をまとめた「池波正太郎」読本。
  • 海難1890

    海難1890

    小説・文芸
    3.9
    1巻627円 (税込)
    奇跡の実話に基づいた大作映画のノベライズ。 1890年、親善訪日使節団を乗せたトルコの軍艦エルトゥールル号が、和歌山県串本沖で沈没。500名以上犠牲となったが地元住人たちの懸命な救助活動により69名の命が救われ、母国トルコへの帰還を果たす。 時は移って1985年。イラン・イラク戦争に伴いフセインはイラン領空の航空機無差別攻撃を宣言。各国は自国民の救出に動くが日本には手立てがない。多くの在留邦人の身に危機が迫っていた――。 日本・トルコ友好125周年記念合作映画を完全ノベライズ。時を隔てた二つの出来事には、深い絆の物語があった。
  • 架空OL日記 1

    架空OL日記

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻517~583円 (税込)
    バカリズム、OLなりすましブログ文庫版を電子化! 会社のあとに、デパートの化粧品売り場をチェックしたり、しめにラーメン食べて焦ってジムに行くけど、お腹はぼっこりのまま。それが私。  寝坊して遅刻しそうになり、髪はボサボサ、眉だけ描いた緊急メイク状態で電車に乗ったら高校時代のかっこいい先輩にばったり遭遇。なのに、会社に行ったらいつもと同じといわれてしまう。それが私。  ジムで腹筋が割れてスタッフに間違われたりする同僚マキちゃん、いろんな意味で天然すぎる後輩サエちゃんたちとの半笑いな日々。  バカリズムが、OLになりきって書いた伝説のブログ、文庫版を電子化!
  • 河口へ(小学館文庫)

    河口へ(小学館文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻660円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 自らの体験をもとに建設現場で働く外国人労働者の姿を骨太にしてユーモラスに描く表題作のほか、「入水の夏」「待ち針」「菩薩」「ありふれた一日」の短編を収録しました。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • かすがい食堂

    かすがい食堂

    小説・文芸
    3.7
    1~3巻638~693円 (税込)
    駄菓子屋の奥に、子どもだけの食堂開店! 激務の末にロケ先で怪我を負い、心身ともにダメージを負った楓子は憧れて入った映像制作会社を25歳で退職した。実家で無為徒食の生活を過ごした後、80歳になる祖母が営んでいた東京・下町の駄菓子屋「かすがい」を継ぐことになった。 1ヶ月経ち、「おばちゃん」と子どもたちに呼ばれるのにも慣れ、常連の子の顔と名前も覚えて来た頃、ひとりの少年の存在に気がつく。夕刻にやって来てきっちり300円分の菓子を買って帰るのだ。その理由に気がついた楓子がとった行動とは──(第一話 その名も『かすがい食堂』)。 貧困、いじめ、摂食障害など問題を抱える子どもたちのために、楓子は店の奥の台所で食事を提供することにした。肉汁のあふれるハンバーグ、もりもりごはんが進む野菜炒め、みんなで囲む寄せ鍋……!!  楽しく温かい食卓を描く全四話。
  • かすてぃら

    かすてぃら

    小説・文芸
    3.9
    1巻605円 (税込)
    さだまさし初の自伝的実名小説、遂に文庫化。 昭和30年代、長崎。カステラの香りに包まれた記憶の中には、明るくて、ちょっと迷惑で、それでも皆から愛された破天荒な父と、振り回された家族の姿があった――。シンガーソングライターとして作家として、家族を巡る珠玉の名作を紡いできたさだまさしが父に捧ぐ、「もうひとつの“精霊流し”」。2012年4月10日、自身の還暦誕生日に上梓された、著者初の自伝的実目小説が遂に文庫化。7月7日からNHKBSプレミアムドラマにて遂に連続ドラマ化(主演・遠藤憲一、脚本・羽原大介『パッチギ!』『フラガール』他)。この夏、日本中の涙を誘います。(2013年6月発表作品)
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

    風の向こうへ駆け抜けろ

    小説・文芸
    4.0
    1巻759円 (税込)
    爽涙!スポーツ小説の大傑作、待望の文庫版を電子化!  芦原瑞穂(18歳)は地方競馬界にデビューした、数少ない女性騎手。敬愛する亡き父親への思慕から競馬界に身を投じた。だが、彼女の受け皿となったのは今にもつぶれそうな「藻屑の漂流先」と揶揄される寂れた弱小厩舎。そこにいる調教師、厩務員たちは皆それぞれが心に傷を抱え、人生をあきらめきったポンコツ集団だった。  弱小厩舎のため強い競走馬も持てず、さらなる嫌がらせを受け、困っていた矢先に出合った一頭の馬。虐待により心身共にボロボロだったこの馬も懸命な介護と歩み寄りにより、生まれ変わったかのような素晴らしい競走馬に変貌を遂げる。当初は廃業寸前だった厩舎も、瑞穂の真摯な努力と純粋な心、情熱から、徐々に皆の心は一つとなり、ついには夢のまた夢である狭き門、中央競馬の桜花賞を目指すまでになる。が、その行く手には様々な試練が待ち受ける。温かな絆でつながった彼らの運命は…?  偏見、セクハラ、虐待、裏切り、老い…。様々な理由から心に傷を抱え、人生をあきらめかけている人間達の起死回生ストーリー。人は何歳からでも成長できる、そして人生はやり直せる。すべての方々に読んでいただきたい、人生への応援歌となる1冊です。
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

    風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,683円 (税込)
    人気シリーズ最終章!戦いの舞台は世界へ!  女性ジョッキーとして、かねてからの大きな願いを叶えた芦原瑞穂。  それは、夢だった中央競馬の最高格付けG1レース・チャンピオンズカップを制したこと。宿願を果たした瑞穂だったが、馬を、居場所を、厩舎を護るため、勝利に浸っている時間はなかった。日々はめまぐるしく過ぎ、次の大きな挑戦が目前に迫ってくる。それは、「ドバイワールドカップ」。メイダン競馬場で熱狂の中行われるレースから、昨年チャンピオンズカップを勝った名馬フィッシュアイズが招待されたのだ。「次世代を担う人になれ」・・・・・・。かつて瑞穂が、調教師の光司に言われた言葉。その言葉を胸に、渾身の熱意を込めていざレースに挑む瑞穂を始め、馬主や調教師、牧場主や厩務員などのスタッフたち。ライバルでもあり、同志でもある日本からの参戦者たち。そして、日本からそれぞれの想いを込めてレースを見守る人々。  多くの人の熱い心をのせて、華々しく火蓋を切ったレースの結果は。  そしてフィッシュアイズはレース後にどのような運命を歩むことになるのか。 一丸となった愛すべき緑川厩舎の面々の挑戦は、まだまだ続く。  己との闘いは、どこまでもどこまでも。
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

    風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

    小説・文芸
    4.5
    1巻825円 (税込)
    ドラマ化決定の大ヒット競馬小説、第2弾! 女性騎手・芦原瑞穂と弱小厩舎のメンバーを描いた爽快スポーツエンタメ小説の続編が、待望の文庫化。 舞台は再び、「藻屑の漂流先」と揶揄され、廃業寸前だった緑川厩舎。瑞穂の真摯な姿勢と情熱でメンバーが一つになり、G1桜花賞に挑戦、惨敗した翌年。今度は、中央デビュー戦で勝利した超良血馬ティエレンが緑川厩舎にやってきた。馬主はマスメディアでも有名な風水師のワン。何もかも謎めいている彼は、風水で緑川厩舎に白羽の矢を立てたと言い、厩舎を立て直すきっかけとなった魚目の馬、フィッシュアイズとの勝負を望んでいた。その狙いとは……。  奇しくもワンが告げた通りに、ティエレンとフィッシュアイズはレースで争うことに。ティエレンには瑞穂が、フィッシュアイズには中央の女性騎手、冴香が騎乗することになるのだが、冴香は、実は、調教師光司のかつての恋人だった……。 恋人との再会に心が揺れる光司。光司への思いを自覚し戸惑う瑞穂。自分を捨てた母との関係に揺れる誠……。様々な思いが交錯する中、緑川厩舎のメンバー達の新たな挑戦が始まる……。  巻末掲載の、ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』主要キャストのインタビューも見逃せません。 (底本 2021年12月発行作品) ※この作品は単行本版で配信されていた『蒼のファンファーレ』の文庫版です。
  • 風の渡る町(小学館文庫)

    風の渡る町(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻693円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 人はひとりでは生きられない。親子関係、近所の人たち、職場の人々…。いろいろな人間関係に助けられ、悩まされて生きていかなければならない。市井の人々を見つめる著者の目の温かさが身にしみる短編集。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 花葬

    花葬

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    期待の女流作家による青春群像劇。 五人の男女の過去と現在が絡み合う青春群像劇。 叶わない恋、追い続けた夢、崩れ去る覚悟・・・・・・。 「お願い、いつか、わたしの絵を描いて」 姉の自殺の真相を訊くために、美術教師で義兄のアトリエに通う栞。 学費を捻出するために、JK産業に手を出してしまった愛。 小学生の頃にいじめていた幼馴染みと思わぬ所で再会した恵。 愛する人の近くにいられる場所をひたすら探し求める誓。 大切なものをすべてなくし、生きる意味を見いだせなくなった了。 小説推理新人賞作家が瑞々しい文章で紡ぐ、儚くて切なくて残酷だけど胸に響く、五人の男女の「青春の余韻」――。
  • かぞくいろ ―RAILWAYS わたしたちの出発―

    かぞくいろ ―RAILWAYS わたしたちの出発―

    小説・文芸
    4.0
    1巻660円 (税込)
    映画「かぞくいろ」の小説版ストーリー。 地方のローカル線を舞台に鉄道にまつわる人々の人生を綴った映画「RAILWAYS」シリーズ第3作。夫を突然亡くしてしまった奥園晶は残された夫の連れ子・駿也を抱え、夫の故郷・鹿児島に住む義父・節夫に会いに行く。節夫は、長い間疎遠だった息子の死、突然現れた息子の嫁、久しぶりに会う孫の存在に困惑。行くあてがないという2人を自宅に住まわすことを決め、3人の共同生活が始まる。生活のため仕事を探していた晶は、義父と同じ肥薩おれんじ鉄道の運転士を志し、試験を受けることを決意。新しい出発を夢見るが…。 映画では、辛い生い立ちの中、やっと手に入れたはずの幸せも崩れ、それでも強く生きるシングルマザーを有村架純、とまどいながらも二人を温かく支える義父を國村隼が演じる。 本作は、映画脚本を原案にオリジナルストーリーを盛り込んだ小説。有村架純演じる晶の裏に隠された波乱の人生に感涙必至です。
  • 家族スクランブル

    家族スクランブル

    小説・文芸
    3.5
    1巻627円 (税込)
    話題のショートショート待望の文庫版を電子化。  「王様のブランチ」で取り上げられ大反響の『家族スクランブル』が待望の文庫化。短編『海酒』が又吉直樹主演で映画化、ショートショート講座を開催し後継を育てるなど、新世代ショートショートの旗手・田丸雅智が贈る珠玉の短編18編を収録。 ●家族でキャンプに来ていた男が、隣のテントでくつろぐ男性と合流。彼のテントにあった不思議な光を放つランタンの謎とは? 『隣のランタン』 ●分身が作れる石鹸で妻が増えた!?夫の悲哀をコミカルに描く『白妻、黒妻』 ●洋服を買いまくるのに、それを着ない妻。その衝撃の理由は・・・?『箪笥のこやし』  文庫発売を記念してスマホサイト『マンガワン』で『家族スクランブル』のコミカライズを配信開始。小説、漫画、併せてお楽しみください。
  • 片翼だけの天使(小学館文庫)

    片翼だけの天使(小学館文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻792円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 四十代半ばの独身作家は、気晴らしのつもりで出かけたソープランドで、天使のような韓国人女性と知り合う。舌足らずで一途な彼女と作家の、国境や立場を超えた何ものにもとらわれない純粋な愛を描く恋愛小説の傑作。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • カップルズ

    カップルズ

    小説・文芸
    3.3
    1巻627円 (税込)
    男と女の噂の真相を、小説に仕立てた作品集 その街ではいくつもの噂話がささやかれている。 結婚から五年が経ち、すっかり冷えきった仲になった夫婦の噂(「好色」)。 酒と博打と女が原因で街から夜逃げした若い男の噂(「カップル」)。 不幸な事件で命をおとした夫と、未亡人となった女の噂(「アーガイルのセーターはお持ちですか?」)。 街のデパートに勤務する男と、街から上京して活躍している女優との噂(「輝く夜」)。 ある交通事故をきっかけに男が悔やむことになる冬場だけあらわれる娼婦の噂(「あなたの手袋を拾いました」)。 アーケード街で似顔絵を描いて街に住み着いた男の噂(「いまいくら持ってる?」)。 かつて街じゅうの男が群がったホステスとある男の噂(「グレープバイン」)。 そしてその街にはひとりの「小説家」が暮らしていた――。 噂はいつも事実よりひと回り大きい。ただ「小説家」にとってこれほど興味をひかれるものもない。噂の収集に余念のない語り手の「私」はその真相を探りつつ、実際に耳にした噂の数々を可笑しみと皮肉にみちた小説へと仕立てあげてゆく。 文壇屈指の小説巧者・佐藤正午が、その街に暮らす「小説家」の視点を借りて描いた、著者真骨頂とも言える作品集。全七篇を所収。
  • 金子光晴 金花黒薔薇艸紙

    金子光晴 金花黒薔薇艸紙

    小説・文芸
    -
    1巻715円 (税込)
    詩人・金子光晴が最晩年に語った極彩色のザンゲ 詩人金子光晴最晩年の性の実相を表現した、桜井滋人の聞き書きによる物語。エロチックな夢と現実のはざまを行き来する妄想を忠実に文章化、何度も結婚と離婚をくりかえした森三千代の目からかくれ、多くの女と逢瀬を楽しんでいる。虚と実の境目が融け、夢物語のように見えるが、社会に対する詩人の視線は衰えず、鋭い。
  • 鐘を鳴らす子供たち

    鐘を鳴らす子供たち

    小説・文芸
    4.3
    1巻803円 (税込)
    復興の希望・伝説のラジオドラマの舞台裏。  物語は高度成長期と呼ばれる昭和48年、『鐘の鳴る丘』に出演した当時小学生の一人、良仁への一本の電話から始まる。この日、戦後を代表する劇作家であり、『鐘の鳴る丘』の脚本家・菊井一夫が逝去。電話は菊井の葬儀の知らせだった。知らせを受けて菊井との記憶に思いを馳せる良仁の脳裏には、いつしか「緑の丘の赤い屋根 とんがり帽子の時計台…」と、少年少女たちの歌声が流れ始めていた。  昭和22年。ようやく給食が再開したものの、ほとんどの子どもがいつもお腹を空かせていた時代。東京・練馬区の小学校に通う良仁は親友の祐介と全力で遊びまわる日々を送っていた。そんなある日、良仁と祐介、そして、隣のクラスの実秋を含めた数名が、NHKのラジオ放送劇『鐘の鳴る丘』に出演することに。良仁たちが演じるのは、当時、社会問題となっていた戦後浮浪児の役。戦争への負い目を胸に抱えた大人たちと共に、伝説となるラジオドラマ『鐘の鳴る丘』をつくる日々が始まる。  戦後の混乱期、ラジオが唯一の娯楽ともいえた時代、作り手側に立つことになった子どもたちが見た世界とは。戦争への後悔を抱えた大人達と一緒に希望を模索する日々の行方は・・・。
  • 彼女との上手な別れ方

    彼女との上手な別れ方

    小説・文芸
    3.8
    1巻627円 (税込)
    でも、それは最高の愛し方。  チケットを違法に高値で転売することを生業とするガジロウは、金と女がすべての冷徹な遊び人だ。交通事故がきっかけで、願いを叶えてくれたら預金通帳の中身をすべてくれるという四人(女三人男一人)と出会ったガジロウは、いいカモを見つけたと小躍りする。しかし、願いは四人それぞれで無理難題ばかり。それでも大金を得るためと奔走するガジロウに、やがて変化が訪れ、物語は最後、想像すらしなかったクライマックスを迎える。  タイトルの意味を知ったとき、きっと大きな感動に包まれます! 読み手の予想を鮮やかに裏切る、最高に素敵な物語!! 「これまでに体験したことのない読後が待っていました」などなど全国の書店員さんも絶賛!
  • 彼女の最初のパレスチナ人

    彼女の最初のパレスチナ人

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,574円 (税込)
    パレスチナ移民たちの心情を描く傑作短篇集。 力によって追放され、世界のどこにいようと「よそ者」として日常を引き裂かれ続けるパレスチナ人たちは、あなたのすぐ隣にもいるかもしれない。ーー安田菜津紀氏(Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)推薦! 2022年アトウッド・ギブソン・ライターズ・トラスト・フィクション賞最終候補作 母国について教えた恋人が救済活動に目覚めていく姿に戸惑う医師 かつて暮らした国への小さな投稿によって追い詰められていく数学者 ルームメイトたちに溶け込むために架空の恋人をでっちあげる大学生 正規採用と引き換えに違法なミッションを引き受けてしまう司法修習生 妻と娘のために禁断の取引に手を伸ばしてしまうプログラマー…… 安住の地となるはずの国で心揺らぐパレスチナ移民たちの日々が、珠玉の9篇に。瀬戸際に追い詰められながら自らのアイデンティティを探る姿を多彩な筆致で綴る、カナダ発傑作短篇集。 (底本 2025年10月発売作品)
  • かび

    かび

    小説・文芸
    3.4
    1巻715円 (税込)
    ムカつく…。主婦が大企業相手に戦闘開始! 幼稚園の送り迎えでの些細なトラブル、ねちっこく繰り返される姑のいやみ、ウェイトレスの尊大な態度……日々の怒りを呑み込んで、波風を立てずに生きてきた主婦・友希江。しかし勤務中に脳梗塞で倒れた夫を退職に追い込もうとする会社のやり口に、ついにキレた! 主婦一人、地元の大企業相手に、手段を選ばぬ報復を開始! 誰にでもある日常の不満から、闘争へと突入していく主婦の狂気を描き出す「巻き込まれ型小説」の傑作、ついに文庫化!
  • カフェー小品集

    カフェー小品集

    小説・文芸
    3.9
    1巻517円 (税込)
    嶽本野ばら初の書き下ろし短編集、待望の電子化! あの『ミシン』で鮮烈なデビューを遂げた嶽本野ばらの初の文庫版を電子化。  互いに頑なな誇りを持つが故、すれ違い、翻弄されつつも惹かれあう「僕」と「君」の恋愛風景の数々―。京都・東京・鎌倉・小樽と、著者自らが偏愛するカフェーを巡り、その時空から紡ぎだした、夢ともうつつともつかない短編・掌編12本を収録。  他の作品群にもつながる作家独自の美意識が色濃く映し出された好著。ファン必読の一冊です!
  • 株式会社ハピネス計画

    株式会社ハピネス計画

    小説・文芸
    3.3
    1巻627円 (税込)
    幸せを売る会社って、どんな会社なんだろう。 恋人から婚約を破棄されたうえに、会社からはリストラにも遭い、不幸のどん底にあった氏家譲は、中学時代の友人であった武蔵と10年ぶりに再会する。 「よう、久しブリ照り!」 いきなりそう話しかけてきた武蔵は、「自分の愛人の相手をしてやってほしい」と譲に頼んできた。武蔵の依頼を引き受けた譲だったが、当の愛人からあらぬ誤解(ロリコン疑惑)を受け、インチキ臭い神社へ連れていかれることに。 そこで譲は中学時代の同級生の女性・藤原たまりに出会う。さらに武蔵がステキに胡散臭く経営している会社「ハピネス計画」で働きはじめ、譲の人生は転々としていく。  怪しいけれどどこか憎めない人物たちの行動に巻き込まれ、振り回されつづける譲に、やがて小さなハピネスが。
  • かむろば村へ

    かむろば村へ

    小説・文芸
    -
    1巻627円 (税込)
    映画「ジヌよさらば」原作漫画ノベライズ。 2015年4月4日公開映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の原作コミックス『かむろば村へ』(いがらしみきお・作/全4巻)をノベライズ。映画は、松尾スズキ監督・脚本・出演、主演・松田龍平、出演・阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、という豪華キャストでお送りする、この春一番の注目作品。  お金アレルギーになってしまった元銀行マン・タケが、お金を使わない生活を営むために、東京から遠く離れた「かむろば村」へやってくる。そこで繰り広げられるタケと村人との交流や、村長選挙の裏に潜む陰謀に巻き込まれる様を、コメディータッチで描き出した物語。
  • かもめジムの恋愛

    かもめジムの恋愛

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,485円 (税込)
    女子高生の恋バナ相手は70代のおじいさん。 北鴎町にある「かもめジム」はバブル期に建てられた7階建ての大型ジム。今では利用客が減り、経営難が続く一方で、会員の八割を締める高齢者たちの出会いの場となっていた。 ジムの受付でアルバイトをする17歳の柏夢は、70代男性・西原さんから会員の三田園さんという男性が好きだと相談を受ける。「恋なんてオレの人生でこれが最後」という西原さんを応援する夢も、次第に自身の恋を打ち明けはじめ、共通の悩みである“恋愛”を通して56歳差の友情が始まるが!? 30代半ばで結婚に焦りながらも推し活に勤しむサオリさん。会員になる気ゼロでも毎日愚痴を吐きに来るおばあさん・橋本さん。アイドルをやめてボディビル選手を目指すかえちゃん。憧れの先輩を追って野球部を辞め、吹奏楽部に入った道重くん……。 世代や性別を超えて、交わるはずのなかった人たちの人生が交差する群像小説。
  • 鴉の死 夢、草深し(小学館文庫)

    鴉の死 夢、草深し(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 今甦る歴史の闇に埋れた真実。在日朝鮮人文学の立場から20世紀を問い続けた大仏次郎賞作品「火山島」の原点。文庫版を電子化。(1999年発表作品) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 殻割る音

    殻割る音

    小説・文芸
    4.2
    1~2巻726~759円 (税込)
    涙も愛も包み込む、奇蹟のオムレツ! 室本さくらは中学受験生の女の子。ある日、家庭科の調理実習で作ったスクランブルエッグが友人たちに絶賛されたことがきっかけで、料理の楽しさに目覚める。そんなさくらの母・泉は料理が苦手。「家でも料理をしたい」と訴える娘に、受験勉強と両立させることを条件に、母はしぶしぶキッチンを使うことを許してくれた。さくらの願いは「お母さんと一緒に料理をすること」。そのために、家族の思い出に残るオムレツを作ろうと決意する。プロが作るトロトロふわふわのオムレツを目指して孤軍奮闘するが、なかなかイメージ通りに作ることができない。両親へ料理を振る舞う日は、すでにさくらの中で決まっていた。その日に向け焦りが募るあまり、母とのある約束を破ってしまう。母の逆鱗に触れ料理禁止を言い渡されたさくらは意気消沈するが、祖母が作ってくれた温かな料理に心を揺り動かされ、もう一度挑戦してみようという気持ちを取り戻す。 さくらは受験勉強とオムレツ作りの両方をクリアすることができるのか。そして、母と一緒にキッチンに立つという夢はかなえられるのか。引っ込み思案な少女がその殻を打ち破っていく姿に、心が熱くなる成長物語。
  • 枯れてたまるか探偵団(小学館文庫)

    枯れてたまるか探偵団(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1~2巻583~671円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 飲み打ち負ける男・松吉はとってもおめでたい75 歳。ギャンブルと酒を生き甲斐に、脳天気な毎日を送っていた。が、ある日老人会仲間の志乃が謎の失踪。手がかりを探るうち不動産をめぐる黒い疑惑に辿り着く。果たして事件の行く末やいかに!? 小学館文庫小説賞佳作受賞作。
  • 看護の現場から

    看護の現場から

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    15人の看護婦が探ったより良い医療とは。 医療小説の第一人者、江川晴が贈る看護婦たちの医療現場からのレポート。看護婦に求められるのは、高度な技術と専門的知識のほかに、患者にとってのよりよい看護である。医療ミスから難病の乳児を死なせてしまった一年生。先輩と後輩の板挟みから人間関係に疲れ、辞職を考える三年目。がん医療最先端の臨床現場から転進したベテラン。20代から60代まで15人の看護婦を通して、患者にとっての医療はどうあるべきかを問い直す。
  • 神無島のウラ

    神無島のウラ

    小説・文芸
    4.0
    1巻847円 (税込)
    教師も子どもも取り残さない令和のケア小説。 関東で小学校の教員をしていた槙屋深津は、二十年ぶりに故郷の神無島へ帰った。三年に満たない結婚生活にピリオドを打ち、島の小・中学校の臨時教諭になるためだった。神無島は、週に二便しかないフェリーで鹿児島港から約十二時間、外周十五キロほどの鹿児島県の離島だ。 学校の教師や子どもたち、島の人たちは深津の帰郷を歓迎するが、小学四年生の宇良という男の子だけ現れなかった。人の善悪を見抜き、どちらかわからないうちは、姿を見せないという。自分はどんなふうに見られているのだろうか。深津は悪寒を覚える。島を離れた十二歳の自分の姿が蘇る──。 地元の子どもだけでなく、不登校や親の虐待など家庭の事情で「島留学」をする子どもたちも通う全校生徒十二名の学校。厳しくも豊かな自然と、子どもを守ると言い伝えられる島の神・ウラに見守られながら成長する子どもたちと、家庭の事情やトラウマを抱えた大人たちの心の解放を描く。 解説は、小説家の真下みことさん。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『神無島のウラ』 の文庫版となります。
  • 神名火(小学館文庫)

    神名火(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻451円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 自分を陵辱した男と暮らし始めた女(「五十猛」)。日本海の岩窟で焦がれる男を待つ女(「静之窟」)。入水を救われた男と愛し合う女(「浮布」)など。<官能的関係を生々しく描きながら、本書には縹渺と海風が渡っている。人間の穢れ、愚かさと聖性が、始まりの風景さながらに混然としている。この豊かさに胸をつかれる>(小池昌代さん解説より)山陰地方を舞台に、男女の情欲が運命の糸に絡め取られていくさまを静謐な文章で綴り、神話的世界にまで昇華させた作品集。野間文芸新人賞、木山捷平賞など、数々の賞に輝く作家が、その評価を一躍高めた注目作を初めて電子化。
  • 官能文学電子選集 藍川京『紅蕊日記』

    官能文学電子選集 藍川京『紅蕊日記』

    小説・文芸
    4.0
    1巻660円 (税込)
    夫の再就職問題で知人だった佐久間に相談したことで、美人妻・千亜紀の運命は急転していく・・・・・・。 夫・真人が勤めていた大手銀行が倒産。再就職に悩む真人のために29歳になる貞淑な妻・千亜紀は学生時代にバイトしていたときに知り合った大手損害保険会社の元専務だった佐久間德二郞に相談した。すると、佐久間からはかつていた会社への再就職を条件に千亜紀の体を弄ぶ。そして、要求は次第にエスカレートしていく。夫のためとはいえ、佐久間に体を許したことが千亜紀の胸に悔恨の念を宿す一方で、体は佐久間にされた破廉恥な行為を待ち望んでいくのであった。そして、佐久間の命令で入った華道教室で講師として待ち構えていたのは佐久間の後妻である美和だった。バイセクシャルである美和のテクニックに千亜紀は頭では拒むものの、体はいつしか美和を求めるようになっていく。精神的に崩壊しそうになると思いつつも、抗うことのできない快楽に千亜紀は溺れていくのであった・・・・・・。
  • 官能文学電子選集 赤松光夫『尼僧の寝室』

    官能文学電子選集 赤松光夫『尼僧の寝室』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    強引な男の手によって羽織った黒衣の裾は乱れ、白い腿が露わに。尼僧は涙を流しながらも・・・・・・。 交通事故で愛する夫を失い、尼僧となった春月尼はまだ28歳。仏門に入ったものの、その体には女盛りの血潮がたぎっていた。  やはり夫を失った南麻衣子の元に赴いた際にはまだ四十九日も経っていないにもかかわらず、若い男・京介に攻められ喘ぐ麻衣子の姿を目にしてしまう。そして、その光景を見て、体の芯が熱くなってくるのを感じてしまう。さらに京介に迫られても体の芯が疼いてしまうのだ。  男は亡くなった夫しか知らない春月尼だったが、次々と好色な男たちが現れる。建設会社の社長をしている荒木から必要に迫られ、ついに一線を越えてしまい、自分が生身の女であることを自覚するのであった。荒木に心を奪われそうになるも結局は遊ばれて捨てられてしまう。  紆余曲折の末、美術評論家を名乗る父親ほど年の離れた冬木政彦と結婚することになるが、冬木の性技で、それまで隠れていた淫乱ともいえる性癖がだんだんと開花する。冬木の弟子と関係を持つように命令されても嬉々として応じる自分がいた。  いつしか、求められたら体を開き、ときには自ら男を誘惑して快楽に溺れていくようになっていた。そして意外な結末が春月尼を待ち受けていた・・・・・・。  団鬼六に師事し、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 赤松光夫『みだれ妻』

    官能文学電子選集 赤松光夫『みだれ妻』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    スケベ心満載の旦那たちをあざ笑うかのように、その一枚も二枚も上手の淫乱妻たちは、ありとあらゆる知恵を使って心と体の快楽に溺れ、饗宴に悶えるのであった。 二階から正彦くんの降りてくる気配を感じて、あたし、スケスケのネグリジェをはだけたようにしてうたた寝のふりをするんです。正彦くんは夫の遠縁にあたる大学生で、2か月前から我が家に下宿するようになっていたの。彼ったら、ずんぐりむっくりの主人なんかとは全然違ってアイドル顔負けのスリムでハンサムで格好良いさわやかな感じです。子どももいながら、あたしは正彦くんと愛欲の限りを尽くして、しかもそれはエスカレートするばかり・・・・・。表題の「快感ゲーム」ほか6作の短編集。妻たちの猛烈なセックス攻勢の前になすすべなく、弄ばれる男たちの悲哀を描いた物語。
  • 官能文学電子選集 阿部牧郎『情事の会議室』

    官能文学電子選集 阿部牧郎『情事の会議室』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    卑劣な社内スパイは誰だ!? 得意のベッドテクニックを駆使してスパイの正体を暴け! 住宅メーカーの営業課長・明石一郎は、社内でも一目置かれる存在。女子社員の間での人気も高く、同じ課の平山啓子とは密かに逢瀬を楽しむ仲だった。 ところがある日、反りの合わない赤堀専務によって、会議の席上で社内不倫を暴露されてしまう。 あれだけ秘密にしていたのに、いったいどこから漏れたのか?  社内にスパイがいるに違いないと考えた明石は、怪しいと見た女子社員を片っ端から口説いてはベッドに連れ込み、得意のベッドテクニックを駆使して自白させようと試みるが、スパイの正体はようとして知れなかった。 しかしある夜の「調査中」に、天敵の赤堀専務に思わぬ異変が……。 直木賞作家・阿部牧郎がバブル期の大阪を舞台に描く、ミステリー仕立ての官能小説。 団鬼六に師事し、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 阿部牧郎『夜のオフィス』

    官能文学電子選集 阿部牧郎『夜のオフィス』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    S商事の営業二課の課長代理をしている上杉は妻子持ちだ。職場の花だった部下の西原順子と時間を過ごすうちに深い仲へと発展していく。 行きつけのパブに立ち寄った上杉は、すぐ近くで部下の女性社員たちが猥談をしている場に出くわしてしまう。「(うしろの穴は)やっぱりナメナメしてあげたほうがいい。タマのほうにかけてそうすると、男性なんかもうー」。あまりのあけすけぶりに呆れる上杉だったが、その中に部下である西原順子がいるのには驚いた。順子は職場の花だったのだ。しかし、二人で話をしてみると猥談は先輩女性社員に無理矢理付き合わされただけで、実際は実家暮らしで両親からの束縛が激しく、会社で拘束され、盛り場へ出るときも同僚と一緒と、毎日息が詰まる生活を送っていた。そして、言葉巧みにホテルに誘うも上杉が妻子持ちであることを理由にセックスは拒む。その代わりに口で上杉の下半身に奉仕する。達者ではなかったものの、一心なその姿が何より刺激的だった。順子もいけないとわかっていながらも上杉に心を奪われていく。上杉が順子の実家まで送っていったある晩、両親の束縛にいよいよ耐えきれなくなった順子は自ら上杉を求め、実家近くの公園のベンチでついに結ばれるのであった。この「夜の暦」はじめ、オフィスを舞台にした珠玉の10作短編集。
  • 官能文学電子選集 雨宮慶『令夫人・魔淫の園』

    官能文学電子選集 雨宮慶『令夫人・魔淫の園』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    裸身を震わせ喘ぐ社長夫人。隣では社長令嬢が悶え狂う。すべてをかなぐり捨て、女達はひたすら欲望を貪る。 現在、探偵をしている阿久津には耐えがたい屈辱の過去があった。かつて下着メーカーの敏腕営業マンだった彼が出張より1日早く帰ってくると、妻の裕子が裸のまま縛られ、恍惚の顔を浮かべていた。相手の名前を聞き出そうとするも決して口を割ることはなく、離婚届を置いて阿久津の元から忽然と姿を消していった。  そして、あることから相手の男が自分の同期で、直属の上司でもある白木政彦であることがわかるが、阿久津の方が左遷に追い込まれて会社を辞める羽目になる。  会社を追われ、探偵になった彼の元に、現在は滝沢社長の令嬢・麻紀と結婚して次期社長候補となっている滝沢(白木)政彦の身辺調査の依頼が入ったのだ。阿久津は政彦と同時に麻紀の身辺調査も開始したところ、麻紀が年下のテニスコーチと不倫していることを突き止める。  そして、麻紀と“取引”で彼女の体を奪う。当初は抵抗していたものの、阿久津の変態チックなプレーの虜になってしまう。  一方、政彦はというと滝沢社長の後妻・舞と不倫していた。つまり、義母と禁断の関係を持っていたのだ。そのことを知った阿久津は艶めかしい舞にも“取引”を持ちかけ、舞をおもちゃにする。そして舞もまた阿久津のテクニックで快楽に溺れていく。  滝沢社長の性癖も調べ上げ、滝沢一族の秘密を握った阿久津は、かつての怨念を果たすべく ある復讐劇を思いつく。それはなんとも淫靡で、滝沢一族を崩壊させるにはもってこいの計画だった・・・・・・。 団鬼六に師事し、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 宇能鴻一郎『濡れて立つ』

    官能文学電子選集 宇能鴻一郎『濡れて立つ』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ああ、あたし、この人とも、セックスすることになるのかしら……若妻が発揮するイケナイ内助の功とは? マイホーム主義者で、40代までに家を建てることを目標にしている、サラリーマンの夫。週に一度のあのことの最中にも、いいアイディアが浮かんだら設計図を書き始めるほど、家づくりに夢中だ。しかし、肝心の土地と資金は、まだなかった。夫の夢を実現させるには、「主人にまかせるんじゃなくて、あたしが積極的に動かないと、ダメなんじゃないかしら」と思いはじめた若妻は、OL時代に何度かデートしたことのある銀行の支店長に連絡を取り……。「男性をクラクラとさせて、言うことを聞かせちゃう」ことには自信のある彼女が、土地所有者、一級建築士、弁護士らを相手に、次々とイケナイ内助の功を発揮しまくる。ねっとりとエロティックな語り口とコミカルなストーリー展開は、まさに宇能鴻一郎の真骨頂! 団鬼六に師事、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 宇能鴻一郎『濡れて飛ぶ』

    官能文学電子選集 宇能鴻一郎『濡れて飛ぶ』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    あたしは18歳。高校卒業したばかりのスチュワーデス見習いなんです。乗員やお客様にどんな恥ずかしいことをされても愛想良く裁かないと本採用にならないんです。それにしても、なんで男の人ってみんなこんなにエッチなのかしら! あたしは高校卒業したばかりの18歳、スチュワーデス見習い。もちろん、処女。だけど、憧れのスチュワーデスになるためにはいろいろなエッチな研修があるの。それにパスしないとスチュワーデスにはなれないの。研修ではお口で奉仕させられたり、危うく処女も奪われそうになったりしたわ。スケベな機長や副操縦士、他のスチュワーデスは多国籍で、本採用のあとのフライトで飛んだハワイでは、もちろん外国の男たちも相手にしなくてはならない。さらにはズーズー弁のハイジャック犯まで登場しての大乱交。ハチャメチャすぎるコミックエロス。
  • 官能文学電子選集 岡江多紀『夜はシルクの肌ざわり』

    官能文学電子選集 岡江多紀『夜はシルクの肌ざわり』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    小さな出版社で雑誌編集者をしている響子はとにかくクールだ。男と寝ることも平気だ。しかし、そこに至るまでにはある過去が隠されていた。 26歳の雑誌編集者・瀬尾響子はとにかくクールだ。数年間つきあっているている夏夫と激しい一夜を共にした翌日に彼から3年のニューヨーク赴任が決まったと告げられても、微動だにしないほどだ。実は響子には過去に激しい恋をして激しく傷ついた経験があった。女子高生時代に、父・洋一の会社で片腕だった妻子持ちで一回り年上の矢部俊介に心惹かれるも、母・亜似子から猛反対される。表向き「妻子持ち」が理由だったが、実は母親と矢部の間に何かがあったらしかったからだった。そのことを知った響子は怒り、母と矢部を軽蔑する。そして、その直後に亜似子が急死。自暴自棄になった響子は好きでもない大学の同級生に抱かれて処女を失う。それからは奔放な性に目覚め、夏夫と別れた後は取材で知り合った人気俳優の加納満と付き合うもスキャンダルに巻き込まれてしまう。自暴自棄になった響子は編集長の橋本とも一夜を共にしてしまう。そんな状況で響子に救いの手を差し伸べたのは偶然再会した、あの矢部俊介だった。父が引退した後に会社を引き継いだ矢部は事業を大きくし、敏腕経営者として各方面に人脈を持つ大物になっていた。そして私生活では離婚し、独身に戻っていた。そして、時間を重ね合ううちに、響子の心は次第に昔を思い出していき、最後は・・・・・・。性が愛の究極なのか、それとも愛が性の究極なのか。一人の「バリキャリ」レディーが性の遍歴を重ね、真実の愛を掴むまでを描いた、著者の長編デビュー作。
  • 官能文学電子選集 勝目梓『沈黙の祝祭』

    官能文学電子選集 勝目梓『沈黙の祝祭』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    夜毎テレフォン・セックスで自らを慰めるOL。意気投合した男と一夜を共にしたことが悪夢の序曲となる。 昼は普通のOLをしている佳子は、夜のなると別の顔を見せる。ひとり寝の空虚な夜、テレフォン・クラブに電話をかけて見ず知らずの男たちと淫話を交わしながら自慰にふけるのだ。 しかし、あるとき意気投合した男と会うことに。そのまま、ホテルへ行って獣のように欲望を貪り合う。そして、その男と何度か肌を重ねるうちに、次第に佳子の近辺に不審な出来事が起こる。 まず無言電話が頻繁にかかってくるようになった。そして次第にエスカレートして佳子の情事の際の喘ぎ声が流れてくるようになる。相手の男には素性は明かしていないのに・・・・・・犯人はあの男なのか?なんの目的で?  性に渇いた女に迫る恐怖の日々。そして意外な結末が待ちかまえていた。  表題作に加え、官能バイオレンス七篇の短編集。  団鬼六に師事し、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 川上宗薫『教えて下さい』

    官能文学電子選集 川上宗薫『教えて下さい』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ひとりの好色な男とその愛人が出会った「はじめて」から「名残の一夜」までを描く、愛と性の連作短編集。 〈なんとかならないものかな〉――レコード店店主の吉住が友人を見舞った帰りの電車の中で見かけた、飛び切りのいい女。 白い肌、染めていない髪。清楚で気品があって……、しかし、女には思いがけない秘密があった。 三業地に籍を置く芸者・八千代だったのだ。正体を知り、早速会いに出かけた吉住は、思い描いた通りの八千代の肉体を堪能するが……。 吉住と彼の愛人・絹を主人公に、童貞グループの筆おろし、文学少女の処女喪失から、大きすぎる悩みを持つ男、不治の病に侵された男の最後の願いなど、2人が出会うさまざまな形の愛と性を描いた連作短編集。 純文学作家として何度も芥川賞候補に名を連ねた川上宗薫ならではの、研ぎ澄まされた官能表現が味わえる佳作。 団鬼六に師事、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 北沢拓也『女宴の迷宮』

    官能文学電子選集 北沢拓也『女宴の迷宮』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    泰平グループ傘下の泰平電装社長急逝の後を継いで、元女優でもある若き未亡人、白石真砂美が社長となった。だがその矢先、美貌の女社長のレズシーンを盗撮した写真が、脅迫状とともに送り付けられてきた。 花形淳平は元人気俳優でその美男子ぶりから、数多くの女性と浮き名を流してきた。一方で、泰平グループ総裁の息子という側面も持ち、社内のトラブルを処理する役割も担っていた。泰平電装の新社長の下に送られてきた脅迫状を捜査するうちに泰平電装内に女スパイは暗躍していることを察知した花形は片っ端から、疑いのある社内の女性社員たちと関係を持ち、真実に迫る。そして、ついに犯人を割り出すことに成功する。そして、その女も花形は落とすことに成功して、ライバル起業の逆スパイに利用することを思いつく。しかし、最後の最後で思いもよらぬ大どんでん返しが待っていた。
  • 官能文学電子選集 北沢拓也『燃えつきるまで』

    官能文学電子選集 北沢拓也『燃えつきるまで』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    熟年離婚、病気、さらに閑職へ追いやられた仕事人間が、人生を楽しむために美女たちと乱倫の限りを尽くす。 高砂佑一郎は「スタービール」のエリートコースをひた走ってきた。仕事一筋で役員の一歩手前までいったものの、家庭を顧みなかったため、妻に愛想を尽かされて三行半を突きつけられてしまう。さらに肝臓を患い、長期入院を余儀なくされてしまう。ようやく復帰したもの、自分の席は他の人間に取って代わられて、与えられた仕事は閑職といってもいいものだった。  これまでの人生はなんだったのか・・・そう考えた高砂は、残りの会社員人生を仕事ではなく、かつて大好きだった女遊びに費やすことに決める。社長の姪で人妻である香澄、フードジャーナリストの由夏、書道家の涼子、わけありの32歳・綾美、そして部下で結婚を控えている美樹・・・・・・数多くの美女たちと夜ごとまぐあい、下半身が渇く暇もない。  背徳あり、複数プレイあり。とびきりの女たちと秘態の限りを尽くし、快楽に溺れまくるのは、すべてを犠牲にして頑張ってきた会社人生への復讐なのか。 団鬼六に師事し、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 霧原一輝『今夜、抱く』

    官能文学電子選集 霧原一輝『今夜、抱く』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    総合商社・東日紡績の澤野課長は48歳。しかし、同じ会社の実業団ビーチバレーボール部で活躍する麻尾真純に一目惚れしてしまう。彼女は20歳で自分の娘といってもいいほど年の差が離れているのだが・・・・ 澤野が「ビーチバレーの妖精」のグラビアを見て一目惚れしたのは実業団ビーチバレーボールチームに所属する美人アスリート・真純だ。ついには湘南に彼女の出場する試合を観戦に行き、そこで真純と出会う。笑顔がたまらない20歳はまだ処女だった。しかし、真純と知り合ったのをきっかけに、なぜか澤野の女性運は好転する。それまではくたびれた中年に過ぎなかったのに、真純との出会いを機に眠っていたものを呼び起こされ、かつての性春を取り戻していくのだ。部下のピチピチしたOL、小料理屋の美人女将、重役秘書らと次々と体を重ねることに成功する。そして、28歳年下である本命の真純の処女まで自分のものにし、真純の体を開発していく。真純は身も心も澤野に捧げるようになっていくのだった。
  • 官能文学電子選集 清水一行『姦触時代』

    官能文学電子選集 清水一行『姦触時代』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    鍬原は銀行員。上司の命令で預金獲得のノルマを達成するために、有閑マダムたちの性の欲求を満たすことに・・・・・・。 鍬原賴三(らいさん)は京王銀行中野支店の預金係副長。33歳、独身。身長179センチ、体重79キロの頑丈な体つきに好色な女たちは舌なめずりするほどだ。上司の命令で預金獲得のノルマが課せられているのだが、よりによってかつて鍬原が担当していた団地の有閑マダムたちが集団で定期預金を解約すると騒ぎ始めた。それを阻止するために身体を張った「営業」に精を出すことになる。「レターフレンド」という呼び名の“マン拓交信”など奇想天外なものばかり。さらに艶福家の父親に複数の愛人がいたのだが、そのうちの一人である銀美には父に内緒で高校生のときに筆下ろしをしてもらった経験を持つ。そして十数年後、今度は銀美の娘・佳津子が「1000万円預けてもいい」と言い出しついに関係を持つことになる。つまり親子どんぶりだ。この他にも、銀行の同僚の美人妻を寝取ったり、父親の別の愛人から「便秘解消のため」にセックスをせがまれるなど、まさにパンツを穿く暇がないほどの享楽人生を送るのだった。城山三郎や高杉良と並ぶ経済小説の大家が官能小説に挑んだ意欲作。
  • 官能文学電子選集 清水一行『SEXコンサルタント』

    官能文学電子選集 清水一行『SEXコンサルタント』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    姫島羊祐は31歳でSEXコンサルタントのアシスタントとして活躍中。クライアントをはじめとした女性たちからの誘惑がひっきりなしなのだが・・・・。 多忙な院長に代わり、獅子奮迅の活躍をするSEXコンサルタントのアシスタントである羊祐の仕事は、他人の悩みを聞き、解消してやることだ。ところが彼は175センチの長身に加え、イチモツは円周14センチとかなり太い。そんなこともあり、クライアントの女性相談者や行きずりの若い女、院長夫人にその姪である看護師のみつ子とひっきりなしに誘惑の声がかかる。時にはカウンセラーを受けに来た若夫婦に頼まれて、ラブホテルに入っての「診察」なんてことも・・・・。とにかく欲求不満な女たちの要求が激しくてモテて仕方ないのだが、一戦交えた後に女たちはこぞって不満な顔をする。そう、羊祐のものは円周こそ大きいが長さが足りなかったのである。短小コンプレックスを抱えた男の、珍無類の奮闘を描く経済小説の名手・清水一行によるエロティックコメディー。
  • 官能文学電子選集 末廣圭『蒼い宴』

    官能文学電子選集 末廣圭『蒼い宴』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    18歳の男子高校生・千春は童貞だ。ふとしたことから千春は父の美人秘書の虜となってしまう。さらに高校時代に憧れていた1歳先輩の女性とも急速に惹かれあうようになり・・・・・・。 佐々木千春は18歳の高校生だ。童貞である。父親は著名なインテリアデザイナーなのだが、その父の秘書である29歳の柳沢美也子に心を奪われてしまう。熟れきった妖艶な肢体の魔力に抗いきれない千春は美也子の手ほどきでキス、そして濃厚なペッティングと徐々に快楽に溺れていく。そして、美也子もまた3歳年上の婚約者がいるものの、みずみずしい18歳の少年の肉体の呪縛から逃れられないようになっていく。  そんな二人の間に現れたのは、千春の高校時代の1歳年上の先輩でずっと憧れていた小坂忍だった。現在、インテリアデザイナーを目指して専門学校に通っているのだが、ひょんなことから忍の父親のアシスタントとして働くことになってしまう。もちろん、忍ともそれなりの関係は持ってはいたものの、まだ最後の一線は越えておらず、処女と童貞の関係だった。そんな折、父親から「息子に悪い虫がつかないように」とお目付役を二人の女性に命じるのだった。競争する形になった彼女たちは千春に迫っていく。ハラハラして、純情なところも見せる千春だが、誘惑には勝てず、まずは妖艶な美也子と、そして忍の処女もいただくことになる。三つ巴の愛憎劇の行き着く果ては!?
  • 官能文学電子選集 菅野温子『脱皮』

    官能文学電子選集 菅野温子『脱皮』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    40歳の行雄は12歳年上の姉に恋い焦がれるシスコンだ。女に甘えることが大好きで、3歳年下の響に身も心も可愛がられて喘ぐ・・・・・・。 37歳の響は、しつこい男や、用もないのに追ってくる男に対しては鉄面を見せる男っぽい性格だ。しかし、ふとしたことで知り合った身長180超えの大男で40歳になる行雄にはなぜか引かれるものがあった。行雄のすることはどこか遠慮がちであり、手慣れなさが垣間見えたからだ。長年にわたって仕事をしている大人の男なのに女の前では少年の部分が顔を覗かせるのだ。じつは行雄は6歳のときに結婚した12歳年上の姉に憧れを持つシスコンだったのだ。だから行雄はことあるごとに響に甘えてくる。響の乳房に頭を埋め、乳首をペロペロ舐め回してくる。響の手首を掴んで、自分の下腹部に持って行く。実際には3歳年上にも拘わらず、目の前の行雄はたまらなくかわいい。さっぱりした性格の響だが、セックスの対象になる男の前では、嘘のように女の部分が増殖してしまう。「体を弄ばれることってなかったから、いろいろなところを触られたい」という行雄に響は欲情する。シャワーも浴びずに絡み合う。髪の毛や腋の下の匂い、性器の匂い・・・・・・汗や体臭さえ燃え上がる女にとってはご馳走になるのだ。密室で男を飼いならしたいという欲望をかなえて、響は満足そうな笑みを浮かべるのだった・・・・・・。今まで著者が書いてきた作品とは一線を画したという自信作「響」に加え、「HUG」「仮面の夜」「冷たい熱帯魚」「脱皮」「ヌードモデル」など9作をまとめた短編集。
  • 官能文学電子選集 館淳一『背徳の眩暈』

    官能文学電子選集 館淳一『背徳の眩暈』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    美少女アイドルとその母親の元に悪徳所属事務所社長から命を受けたヤクザたちが向かい、陵辱の限りを尽くすのだが・・・・・・。 暴力組織とも繋がりのある芸能事務所社長の勝山は、手段を選ばない男だ。移籍を画策するアイドルは手下のヤクザを使い、陵辱してその様子をカメラに収めて脅迫。移籍封じするどころか、美少女好きの政治家に抱かせるなど骨の髄までしゃぶり尽くしてきた。今度の標的は、人気アイドルの宇佐美メグだ。まだ男を知らない純情な少女だ。熟れた母親・あき子と写真集撮影のために事務所の社員寮に滞在していた。そこに勝山の息がかかった2人のヤクザが忍び込み、まずは母親に陵辱の限りを尽くす。心ならずも体が反応してしまうあき子。ヤクザに犯されながらも我を忘れ、激しく反応し、よがり超えをまき散らして悶え狂う。その様子を見せつけられるメグも一糸まとわぬ真っ裸にされる。その姿に興奮したチンピラのテツは自らの肉棒をメグの口に押し込もうとするのだが、そこでメグが反撃し、膨張したテツのイチモツを爪切り鋏で思い切り切り刻む。そしてあき子を弄んで風呂に入っていた兄貴分のサブに向かってメグが出刃包丁を突き立てて、黒幕の名前を聞き出す。大どんでん返しの結末は・・・・・・。 この「柔肉の報酬」に加え、「悪女の肉宴」「娼婦母 禁断の約束」「注文の多い人妻モデル」ほか計6編を集めた名手・館淳一の短編集。
  • 官能文学電子選集 内藤みか『男という猫を飼う』

    官能文学電子選集 内藤みか『男という猫を飼う』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    23歳になる麻里は在宅で出版社の仕事を請け負っている。何の変哲もないアパートで暮らしているのだが、彼女は「智康」という名のペットを飼っていた。 麻里は今年で23歳になる。高校生の時に飼っていた十姉妹を蛇に食べられてしまい、ペットを飼うのはためらっていたのだが、現在は猫を飼っていた。智康という名前で、実は人間である。猫のように気まぐれな年下の男に、麻里はすっかりはまっていた。だが、智康は麻里にべったりと懐く一方で、カナという専門学校の同級生と同棲もしていて、別れるといいながら一向に別れる様子はない。智康をなんとかして独占したいと願う麻里は、次第に倒錯した欲望を抱き始める。そして、ついに麻里はカナにすべてをばらして、手を引かせようとするのだが・・・・。恋愛と結婚、愛情と肉欲の光と影に揺れ動く女を描き出す表題作のほか、智康とは正反対の性格でがっしりとした体格の晃司との倒錯した愛を描いた「男という犬を飼う」、若いホストに狂って、自ら壊れていく女の悲哀を描いた「ホスト狂い」を収録。
  • 官能文学電子選集 牧村僚『人妻生足クラブ』

    官能文学電子選集 牧村僚『人妻生足クラブ』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    女性専用のエステに通う生足美女と性に飢えた少年たちが繰り広げる乱倫の日々。さかりのついた雄と雌たちの暴走は誰にも止められない。 女性専門のエステサロンを経営する宮下敬子は、たとえ40歳を過ぎてもストッキングなどはかないきれいな生足でいて欲しいと店を始めた。その店に集まるのは生唾ものの肉体を持つ人妻ばかりだ。そして、敬子の店でアルバイトをする男子高校生や大学生、または彼女の周辺にいる少年たちはそれぞれに「性の悩み」を抱えていた。敬子は彼らの悩みを聞いては得意の「モモズリ」で昇天させていく。そして、大人の階段を一歩上った彼らは、それぞれ思いを寄せる女性たちを相手に思いを遂げていくのだった。そして、敬子の息子もまた密かに敬子へ複雑な思いを寄せていた・・・・・・。
  • 官能文学電子選集 睦月影郎『熟れ肌の香り』

    官能文学電子選集 睦月影郎『熟れ肌の香り』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    これが、美女のナマの匂いなんだ…… 謎の巨乳美女に導かれ、体当たりで挑むビジネス戦争。勝つのは誰だ!? 「あなたの会社の一大事、知っておかないと損だわ」 ――ファストフード・チェーン「スナックチキン」本社に勤める藤井の前に突如現れた、謎の巨乳美女・真弓。 透けるように白い肌と完璧なプロポーション、そして抜群の感度のよさをあわせもつ真弓と夢のように濃密な時間を過ごした藤井は、彼女からライバル社の不審な動きを知らされる。 支店に送り込まれた美貌の女スパイ、政財界の大物たちを手がけるセックス・カウンセラー、熟女ながらバージンと噂のある女社長……平凡なサラリーマンにすぎない藤井の前に、次々現れる美女たちの狙いとは? 急成長を遂げつつあるファストフード業界を舞台に、色と欲が渦巻くミステリアスな官能ストーリー。 睦月影郎が存分にそのフェティッシュな本領を発揮した、熟れ頃美女のやわ肌が香りたつかのようなタッチが、あなたの五感を直撃する! 団鬼六に師事、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 睦月影郎『聖泉伝説』

    官能文学電子選集 睦月影郎『聖泉伝説』

    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    異様な風習を持つ村にやってきた安彦少年は次第と究極の快楽を求めるようになる。姉と慕う従姉・奈美子を愛し始めるのだが・・・・・・。 両親を喪い、叔父夫妻の住む村にやってきた羽仁安彦は同級生の神主の息子である大月昭吾とすぐに仲良くなる。安彦に誘われ、自宅に遊びに行くと座敷牢に入れられた姉・光子の姿があった。何度か家に行くうちに病的なまでの妖艶さを持った光子は目をぎらつかせ、自慰を始め、安彦に卑猥な限りを尽くす。衝撃を受けた安彦は異常ともいえる性に目覚め、安彦と同様両親を喪い東京から転校してきた同級生のめぐみを卑猥に虐める一方で、村に出戻ってきた23歳の元人妻・小夜子に誘惑される。しかし、安彦ははじめから村に帰省していた年上の従姉である奈美子に心を寄せていた。なんとか距離を束付けようとする安彦だったが、奈美子は安彦のことを弟としか見ていなかった。奈美子は全寮制の学校に通っていて、寮に戻る日に安彦に手伝いをして欲しいと懇願し、女子寮に連れて行かれる。そこで知り合ったのが奈美子の同級生の恵理子が学校案内を買って出てくれたのだが、テニス部の部室で安彦は恵理子に誘惑され、童貞を失うこととなる。その晩、恵理子の誘いで女性達が集まる謎のパーティーに連れて行かれ、磔にされる。そしてまだ処女である女生徒の貫通式の相手をさせられる。そこに光子が過激な自慰の結果、突然死んでしまう。村に戻った安彦と奈美子に魔の手が襲う。それは昭吾の仕業だった。最後の最後に驚くべき真実が明らかにされる。安彦と奈美子の運命はいかに・・・・・・。
  • 官能文学電子選集 蘭光生『生贄処女』

    官能文学電子選集 蘭光生『生贄処女』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    拉致監禁された深窓の令嬢が二人の兄弟に弄ばれながらも、徐々に快楽の虜となっていき・・・・・・。 30歳になるしがないサラリーマンの「おれ」は、女房にせがまれ、やっとの思いで一戸建ての家を購入した。しかし、女房からは1年も経たずに三行半を突きつけられた。出て行った女房の代わりに自宅に住み着いたのが8歳年下の弟の治だった。  肉体労働をしている治は並みのサラリーマンよりも稼ぎは良い。あるとき、治は“大きな荷物”を抱えて帰ってきた。その荷物の中身は、深窓の令嬢だった。その日から、その令嬢は兄弟たちの欲望のはけ口とされるようになる。  自宅に軟禁され、食事と眠る時間以外はひたすら陵辱の限りを尽くされる。当初こそ、必死に逃げようとしていたものの、檻の中で飼われる彼女は次第に気力をなくし、しまいには自らとろんとした眼で腰を振るうようになっていくのであった・・・・・・。  メインの「俺たちのペット」に加え、同時収録されている「レイプライダー」「乱歩を読みすぎた男」も清純な処女たちを陵辱するというなんとも過激な作品集。 団鬼六に師事し、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 官能文学電子選集 蘭光生『禁猟 獣たちの宴』

    官能文学電子選集 蘭光生『禁猟 獣たちの宴』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    母と妹ー二輪の濡れた花心にぼくは猛り狂った肉刀を交互に突き当てていった。インモラルな情欲がぼくらを淫獣家族に変えていったと思ったら、意外な事実が明らかにされて・・・・・・。 ぼくは医学部に通う大学生だ。しかし、実家に帰ったところ、ひょんなことから亡き父と若き母親のSM写真を見つけてしまう。ぼくは虜になった。そしていつしか、母親を性のおもちゃにするようになり、さらに10代の妹・貴美代にもSMプレイを仕込んで虜にさせてしまう。淫欲にまみれた生活だったが、転校した大学で昔なじみの小織と出会い、恋に落ちる。そして、小織もまたみんなでSMの虜にしていくのだが、母親から驚愕の事実が告げられる。なんとぼくと母親・貴美代の間には血のつながりがなかったのだ。そして、小織とのほんとうの関係とは・・・・・・!?
  • 官能文学電子選集 阿部牧郎『金曜日の寝室』

    官能文学電子選集 阿部牧郎『金曜日の寝室』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    一流商社に勤める伊藤一郎は、ひょんなことから赤坂のホテルでクラブの美人ママと密会する社長を目撃する。そして伊藤は社内に社長の隠し子である娘がいることを知る。伊藤の令嬢探しの旅がはじまった。 交通ゼネストの前夜、赤坂のホテルで一夜を過ごす相手を物色していた万国商事のエリートサラリーマン・伊藤一郎は、そこでクラブのママ風の女性に目をつける。だが、彼女には先約があった。その相手とは万国商事の社長だった。驚いた伊藤は様子を見守ったが、2人は食事をしただけで別れてしまう。興味を抱いた彼は、ある策略を使って、ママの部屋へ侵入に成功、半ば強引に関係を持ってしまう。その時、彼はママからある秘密を聞きこんでしまう。それは伊藤も勤める万国商事に社長の“隠し子”である娘が働いているというものだった。そのことは社長以外、誰にも知らされてはおらず、ママも名前だけは死んでも言えないと突っぱねる。野心に燃えた伊藤は、名前も顔も知らないが、どこかにいるはずの社長令嬢を探して結婚しようと決意する。情報は4年前に短大を卒業した気立ての良い美人ということだけ。年齢にして23~24歳となるのだが、大企業である万国商事でその年齢に該当する女子社員は200人をくだらない。そして、彼の令嬢探しが始まるのである。社長室から総務課・・・・・・ほかの部署に至るまで自らの肉体を駆使して情報を得ていく女性の総数は16人。いずれ劣らぬ美貌の持ち主ながら処女から遊び慣れている娘までそれぞれだ。だが、最後の最後に登場した女子社員・・・・・・それは伊藤の旧知の間柄で唯一結婚を意識した女性だった。果たして、伊藤の運命は・・・・・・!?
  • 官能文学電子選集 阿部牧郎『情事の脅迫者』

    官能文学電子選集 阿部牧郎『情事の脅迫者』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    大手化粧品会社を舞台にモデルとの情事というスキャンダルを握られた杉山専務。部下の竹内啓一郎が自らの体を武器に犯人を追い詰めていくのだが・・・・・・。 銀座化粧品の宣伝制作主任である竹内啓一郎は、スタジオでイメージガール候補の江崎まゆみと甘美な情事を楽しんでいた。そこに青山勇吉と名乗る謎の男から電話が入る。竹内の強力な後ろ盾である杉山専務が元イメージガールで現在はモデルとして活躍している水谷アリサとのセックスシーンを撮ったという。ネガを返してほしければ5000万円支払え、拒絶すればマスコミに写真をばらまくとの脅しだった。次期社長の椅子を目前にした杉山の窮地を救うため、竹内はさまざまな女性たちと関係を持ちながら情報を集め、青山の行方を追うのだが、その竹内にも罠が仕掛けられていた。竹内が水谷ありさと関係を持った翌日にアリサの死体が発見され、さらには竹内とアリサのセックスシーンも撮られていたのだ。追い詰められる竹内だったが、ようやく青山の正体を暴くことに成功。青山と対峙するのだが、そこで思わぬ出来事が起きたのだった。そして、アリサを殺害した意外な犯人とその動機も明らかになる・・・・・・。
  • 官能文学電子選集 岩井志麻子『トロピカルな淫猥』

    官能文学電子選集 岩井志麻子『トロピカルな淫猥』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    東南アジアを舞台に元AV女優や風俗嬢など過去にわけありの女たちが、“女の性”に葛藤しながらも痴態の限りを尽くし、快楽に溺れ続ける。 シンガポールの代表的なホテルといえばラッフルズホテルだ。この名門ホテルのバーが元AV女優・福岡まりんのお気に入りの場所だ。時折、日本人観光客にうっすらと素性がばれることがあっても気にしない。AV女優とは気が付かないまでも、華奢なのに乳房だけ盛り上がったまりんは男たちの視線を引き付けるほど目立っていた。現地の中華系の大金持ちの息子であるリーが現在の恋人だ。しかし、リーとの出会いは最悪のものだった。同じ語学学校に通っていた派手で遊び好きな女が、まりんを元AV女優と気付いて中華系の金持ちの男たちに売ったのだ。日本のAVはシンガポールでも人気があるからだ。だまされて、彼らの待ち構えるチャイナタウンの豪華マンションに連れて行かれる。そこにはリーのほかに二人の男がいた。マリンをだました女は吐き捨てる。「好きにしていいよ、この女」。AVでは複数プレーもSMもレズも経験済みだったが、それらはあくまで仕事。報酬をもらって合意の上だ。しかし、異国で拉致監禁みたいな真似された上で輪姦など、完全な犯罪である。 しかし、まりんは開き直った。怒りに燃えた。自ら裸になって彼らを一人ずつ相手にしてやった。やられたのではない。こちらから、やってやった、のだ。あまりのテクニックに彼らは降参してしまった。特にリー。なんとまりんを恋人にしてしまうのである。そんなあるとき、まりんが世の中でもっとも憎んでいた、自分を捨てた実母が所用でシンガポールにやってくるという。運命の再会を果たしたまりんの心に去来したものとは・・・・・・。 この「熱帯性熱情的寝室」を含めた7編のオリジナル短編集。
  • 官能文学電子選集 宇能鴻一郎『女医も濡れるの

    官能文学電子選集 宇能鴻一郎『女医も濡れるの

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    女医を目指す「あたし」は医学生だけど、まだ処女。けれども、アルバイト先の病院で数々の変な先生や患者たちにイケナイことを教えられて・・・・・・もう普通には戻れない!? あたしは女医の卵。人間の体に接するチャンスが多いから、アレにも関心が強いの。同僚の女子たちもみんなそう。でも、勉強は忙しいし、意外にチャンスが少ないの。欲求不満をため込んだあたしたち処女軍団は遊び人の男たちに「卒業」させてもらおうと思ったんだけど、あたしは不覚にも失敗。悶々とするあたしに病院でのアルバイトが舞い込んだの。でも、そこは男性器増大や包茎手術専門の病院で、しかも院長が大のスケベ。あっという間にあたしの純潔は奪われちゃったわ。ううん、それだけじゃないの。包茎の童貞くんに頼まれて、「オトコ」にする手伝いをやらされたり、増大しすぎて、勃起したままの暴力団員らに「責任をとれ」と言われて代わる代わるお相手をさせられたりと散々。新しいバイト先の病院は処女膜再生手術専門で、そこの院長先生もとんでもないの。麻酔で眠らせた大勢の処女を奪いながらも処女膜を再生するから大丈夫だ、なんてほざくのよ。同僚のミツ子さんと組んでこの悪徳医師を懲らしめようとしたんだけど、逆に快感に目覚めちゃって・・・・・・もう変態ばっかり。ほんとうに女医になれるのかしら。
  • 官能文学電子選集 岡江多紀『蠱惑』

    官能文学電子選集 岡江多紀『蠱惑』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    主人公・亮は神秘的な魅力を持ったセクシーな美青年。女たちを引きつけて離さない彼の美貌は、一つ屋根の下に暮らす女たちが見逃すはずがない。乱れた愛欲生活に溺れた果てに・・・・・・。 マダム倉田こと倉田千春は自分の名を冠した一大ビューティーサロンと付属の美容学校、化粧品部門の『マダム倉田コスメティクス』のオーナーである。長年ジャズダンスで鍛えたスタイルはとても40代には見えない妖艶な魅力を保っている。そんな千春が夢中になっているのが、20歳以上も年下の美青年・亮との愛欲の日々だ。たまたま入ったビストロでバイトしていた亮を一目見て気に入りスカウト。住み込みの専属運転手として雇い、自分専用の愛玩具として日々、体を交わらせていた。だが、亮の魅力に惑わされていたのは千春だけではなかった。豪邸には千春だけでなく、千春の妹である副社長の美津子もまた姉の目を盗んで亮と逢瀬を重ねていく。これだけでは終わらない。未だ男を知らない千春の娘・梨沙は豪邸の温室で薔薇の香りに包まれながら亮に抱かれる。家政婦の友江は声が漏れないように納戸で交わり、その肉体に執着していく。たまに豪邸を訪れてくる二人の女も同じだ。整形したことをごまかすための休日を屋敷で過ごすアイドルのさやか、千春を慕う秘書の洋子も亮の虜となってしまう。一人の男をめぐる6人の女模様。最後は悲劇的な結末が待っていることも知らずに女たちは亮にのめりこんでいく。
  • 官能文学電子選集 川上宗薫『色狩り』

    官能文学電子選集 川上宗薫『色狩り』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    神谷はサラリーマンで大のつく女好き。口八丁手八丁でホステスから女子大生、未亡人、看護師、女教師、美容師らを篭絡、快楽の海に溺れていく。 神谷は30歳のサラリーマンである。1か月のうち女が欲情している日を当てるのが特技だと自負している。道を歩いていても、会社の中ですれ違っただけでも、欲情していると目を付けた女を見つければ、片っ端から声をかけてベッドに誘い出すのが癖だ。今宵のターゲットは上司に誘われた新宿のバーでホステスをしていた友恵だ。発情していると確信した神谷だが、その日は思いかけず、かわされてしまう。それでも目を付けた女は必ず落とすと決めている神谷は翌日、電話で友恵を誘い出すことに成功する。深夜の鉄板焼き屋でいいムードになったが「排卵日だから」と固辞する友恵。「携帯用のビデを持っているから」と返す神谷。神谷の熱意についに股を開く友恵だったが、客と寝るのは初めてだという。聞けば、同棲している男がいるのだが、嫉妬深く浮気がばれようものなら暴力を振られるうえにインポテンツでもあるというのだ。「一度寝た女とは二度と寝ない」ポリシーの神谷が次に目を付けたのは同じアパートに住む女子大生の尾崎伸子だった。女子大生が好みそうなイタリアンレストランに誘うとホイホイとついてきた。ピザと赤ワインで酔わせてダンスホールで踊っていくうちに抱きついてくる。簡単にものにできると踏んで旅館に誘うも「それは嫌!」という。なんと彼女の好みは外ですることだった。芝生の上で貪りあう二人。金網のフェンス越しにはカップルが多数いるだろう。警察官に見つかれば声を掛けられるかもしれない。そんなスリル感が二人を燃えさせるのだった。神谷の次のターゲットは同じ会社に勤める大崎幸子だった。右瞼は常に二重なのに、左瞼は一重。その一重瞼が時折二重になることに気付いた。見るとどことなくふっくらと色っぽく、桜色に染まっているではないか。その時こそが欲情のサインだと見抜いた神谷は外線で会社にいる幸子に連絡を取り、近くの喫茶店で落ち合い、あっけなくベッドインに成功する。しかし、グラマラスな肢体を持つ幸子だったがテクニックはいわゆる“マグロ”だった。いきり立っていた神谷のモノが急速に萎んでいくのが自分でも分かった。幸子の左瞼は一重に戻っていた。 7つの物語をまとめた短編集。
  • 官能文学電子選集 川上宗薫『肌狩り 好色のカレンダー』

    官能文学電子選集 川上宗薫『肌狩り 好色のカレンダー』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    画家の卵である栗橋は、1週間毎日のように、違う女を抱いている。微妙に変化する女の体に、栗橋は日々、新鮮な経験を重ねていく。明日はどんな女が現れるのだろうか。 画家の卵である栗橋は暇を持て余しているが、その時間すべてをガールハントに充てているほどの女好きだ。街に出れば、好みの女子大生に声をかけてホテルに連れ込み、処女を頂戴してしまう。電車で出会ったOLの定期券を盗み見ては偶然を装い、同じ駅で降りて近づく。人妻であろうがフィアンセ持ちであろうが、お構いなし。豊満な体を持つ色っぽい女とうまく事を運んだまではよかったが、これがなんと美人局。怖いおじさんから這う這うの体で逃げ出すことになるのだが、ナンパをやめる気など微塵もない。それどころか、はては高名な画家の娘から母親がかわいがっている学生時代の後輩、それに実の妹の親友にまで手を出してしまう。栗橋の尋常ならない女体への執念の凄まじさには驚かされるばかりだが、それ以上に女性の気をひかせるナンパテクニックの数々は著者の実体験に基づくものというのが定説だ。流行作家になってからは妻子と別れ、中野新橋の芸者と所帯を持ち、銀座の複数ホステスと同棲し、最後は30歳下の音大生と結ばれたという逸話も持つ、官能小説の第一人者である著者の面目躍如の1冊。
  • 官能文学電子選集 高竜也『女囚・圭子』

    官能文学電子選集 高竜也『女囚・圭子』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    渇いた欲望が渦巻く女子刑務所。看守の淫らな命令にも従わざるをえない。殺人罪で服役中の圭子は脱走に成功するが、逃げる圭子に淫獣たちの魔の手が迫る。 女子刑務所に服役中の圭子の罪は殺人罪だ。当分の間、男の肌とは触れ合えない。愛する淳三としたい。思いはそれだけだったが体は正直だ。自ら看守長の三村を誘惑し、三村の大きいモノを迎え入れて絶頂に達する。しかし、その一部始終を女看守に見られており、今度は女看守の命令で女同士のプレイを強いられる。ところが別の刑務所に移されることが決まり、乗った移送車が土砂崩れで横転、その隙に圭子は脱走することに成功する。飢えた圭子は若いカップルを襲い、女を縛りつけて目の前で男の肉棒を堪能する。トラック運転手も誘惑し、獣のようなセックスを貪った。もっともカネなどない。食べるためには稼がなくてはならない。圭子がもぐりこんだのは売春宿だった。初めての客はヤクザも恐れるという悪徳刑事の黒田だった。さんざんおもちゃにされた挙句、黒田の情婦にされた圭子に試練が訪れる。不良少年たちに代わる代わるレイプされたかと思えば、黒田の企みで4人のヤクザに輪姦された。黒田は最初から圭子を海外に売り飛ばすつもりだったのだ。自ら脱走囚であることを黒田に告白した圭子だったが、黒田はすでにお見通しだった。このままでは異国の地で一生を終えることになる・・・・・・黒田におもちゃにされながら圭子は黒田の拳銃に手を伸ばしていた。
  • 官能文学電子選集 清水一行『会社の女』

    官能文学電子選集 清水一行『会社の女』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    食品会社の課長・宮地は妻子持ちの地味な44歳。ひょんなことから20歳以上年の離れた社内の部下と関係を持ってしまったことから心は千々に乱れていく・・・・・・。 食品会社の調査課長である宮地孝雄は44歳、妻と2人の子どもを持つごく平凡なサラリーマンだ。身長も162センチの痩せ型で最近は頭に白いものが目立つようになってきた。真面目さが取り柄のような宮地だが、唯一の楽しみは月に1~2度行きつけのバーで若い女性客を眺めることだった。その日もビールの小瓶を2本空けて、店を出ようとしたところ入れ違いに入ってきた若い女に声をかけられた。赤っぽいセミロングな髪の毛、色白で丸顔、はっとするほど目が大きい。短いスカートから、半ばむき出しにした形のいい太腿がのぞいている。気を取られていると彼女が言った。「課長さん・・・・・・」 彼女は同じ会社の文書課に勤める岡本汐美だった。年は20歳以上も離れている。バーで杯を交わして店を出ると汐美は積極的になり、宮地をラブホテルに誘う。そして宮地も夢中になって若い汐美の体を貪った。宮地は、この数年来、味わったことがないくらいの、まさに目のくらむような快感だった。その日から、すっかり宮地は汐美の虜となってしまう。暇さえあれば、汐美を誘うようになるが、あれほど積極的だった汐美はつれなく断り続ける。宮地は責任を取って、妻子を捨ててもいいとまで考え込んでしまうが、一方の汐美は迷惑そうな顔をするばかり・・・・・・。真面目過ぎる中年男と遊び慣れた若い女の考え方はどんどんすれ違っていく。表題作含め6作の短編集。
  • 官能文学電子選集 末廣圭『花盗人』

    官能文学電子選集 末廣圭『花盗人』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    國重雅美は23歳。甘いマスクにサッカーで鍛えた体の持ち主であるにも関わらず未だ童貞だ。そんな彼に勤務先の女社長や人妻受付嬢たちから性の手ほどきを受けて、男としての自信を取り戻していく・・・・・・。 大学卒業後、「平沼商事」に入社した國重雅美は入社半年が過ぎても大した仕事も与えられず、妖艶な女社長・小坂井明菜の運転手兼お供という立場。サッカーで鍛えた体の持ち主でイケメンでもある雅美は大学時代の失恋から立ち直れず、女性不信に陥り、未だ童貞のままだった。草食系で奥手な雅美は美人社長に手取り足取り、やさしく実技指導されて、ついに童貞を卒業することになる。めくるめく初体験を味わって男に開眼した彼の次なるお相手は会社の先輩受付嬢の青山杏子だ。28歳と雅美より年上ながらすでに人妻である杏子から声をかけられた雅美は誘われるままに居酒屋へと連れて行かれて口説かれる。そして、ラブホテルへ。抜群のテクニックを持つ杏子のワザによって快楽に溺れてしまう。男としての自信を取り戻し、女性恐怖症を克服した雅美は、大学時代に別れた因縁の相手である圭子に3年ぶりに連絡を入れる。再会したふたりはお互いに思い違いをしていたことに気付く。なんと圭子はお見合いも断り、雅美のために純潔を守っていたのだった。そして、ついにふたりは結ばれるのであった。
  • 官能文学電子選集 団鬼六『狼の痴戯』

    官能文学電子選集 団鬼六『狼の痴戯』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    絶世の美人女優・田村景子が二匹の飢えた獣たちに誘拐され、人里離れた山荘に監禁される。景子は輪姦された上に緊縛、淫具、浣腸責めといたぶりぬかれるのだが・・・・・・。 プロカメラマンの沢村和雄は、かつてのアシスタントだった吉田昌作に抜き去られ、SM雑誌の専属カメラマンに成り下がっていた。さらに吉田は今をときめく絶世の美人女優・田村景子との結婚まで発表していた。すべてを吉田の陰謀だと信じて疑わない沢村は、腐りきっていた。そんな時、一人の若い緊縛師・木原を紹介されて意気投合。そして木原の友人の妹である女子校生を拉致し、凌辱の限りを尽くすことに協力してしまう。「凌辱写真を撮ってあるから大丈夫」という木原の目論見は外れ、2人は警察から追われる身となっていることを知る。そこで破れかぶれになった沢村は吉田への復讐として婚約者である景子を拉致・監禁して凌辱の限りを尽くし、その一部始終を吉田に送り付けてやることで復讐を果たすことを思いつく。作戦はまんまと成功し、2人は景子を人里離れた山荘へと監禁した。嫌がる景子に無理やり口唇奉仕をさせた挙句、代わる代わるレイプ。それだけでは飽き足らずに、緊縛、剃毛、淫具責め、浣腸責めと続けていくうちに、景子も断続的な悲鳴を上げながらも、酔いしれていくようだった。「許して・・・・・・」と昂った声を張り上げながらも体から衝き上げて来るものに耐えられなくなったように、景子は狂おしい身悶えを示しだすようになっていくのだった。表題作をはじめ、全三篇を収録!
  • 官能文学電子選集 牧村僚『女記者冴子 ももずり』

    官能文学電子選集 牧村僚『女記者冴子 ももずり』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    フェロモンをまき散らす美人スポーツ記者・冴子が、禁欲生活でスランプに陥っている各界の若手選手たちを乳液まみれの魅惑のふとももで昇天させ、再生させていく。 矢神冴子はMスポーツ新聞社の遊軍記者で27歳。新聞記者には珍しく、毎日超ミニスカート姿が定番で、量感をたたえたふとももには誰もが振り返り、生唾を飲み込むほどのセクシーさだ。そんな彼女の新企画はJ大学を卒業した3人のプロスポーツ選手のその後。プロ野球にドラフト1位で入団したスラッガー・長沢、プロサッカーに鳴り物入りで入ったストライカー・大木、そして相撲界に嘱望されて入門した小久保。それぞれ学生時代に輝いていたころの雰囲気は見る影もなく、低迷していた。そんな彼らの共通しているのが「腰の切れが悪い」と見抜いた冴子は自らアプローチしていく。そして、決して最後までは許さないまでも手や口、そして誰もが生唾を飲み込むふとももを乳液まみれにして、腰の切れを取り戻させる。冴子の”秘密の特訓”で彼らは輝きを取り戻していくのだった。そして、さらに憧れの上司の指示でJ大学出身の低迷する陸上競技選手、プロゴルファー、柔道選手、騎手たちも次々と復活させていく。
  • 官能文学電子選集 睦月影郎『義母義姉 密猟』

    官能文学電子選集 睦月影郎『義母義姉 密猟』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    父の再婚で突然できた若くきれいな義母、そして義姉に興奮を隠せない昭吾は次第に倒錯した欲望に取り憑かれていく。そして、その牙は自分を慕ってくれていた幼なじみにまで向けられていく。 山尾昭吾は父親と二人きりの生活を長らく続けてきた。その父親が突然、再婚することになり、二人きりで住んでいた屋敷に義母・義姉と同居することになった。あまりに美しい義母、義姉に一瞬で心を奪われた昭吾は彼女らの下着で自慰することが日課になっていく。だが、それだけでは満足せず、次第にエスカレートしていく。義姉の早苗はすでに男性の経験もあり、あっさりと昭吾の欲望を叶えてくれた。さらに暴走していく昭吾は幼なじみでもある恵美へも自分の欲望をぶつけていく。昭吾のことを好いている恵美は言いなりになった。それを良いことに昭吾はさらに倒錯した欲望を募らせていった。早苗と恵美にレズプレイを強要して、終いには二人と代わる代わるに関係を持つ。そして、最後の目標だった義母の芙美子に対しても手練手管を使って騙し、陵辱の限りを尽くしていく。最初は頑なに拒んでいた芙美子も次第に快感に溺れ、自分の理性が壊れていくのを理解しながらも快楽の渦に巻き込まれていくのだった。
  • 官能文学電子選集 睦月影郎『麗嬢 熟れ肌の匂い』

    官能文学電子選集 睦月影郎『麗嬢 熟れ肌の匂い』

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    田舎の学校に巨乳の美人教師・友美子が赴任してきた。学校内で唯一の男子である耕太はすっかり友美子に魅せられてしまうが、幼なじみの先輩・咲子も悩ましい。 都会から離れた学校に、美人教師が赴任してきた。23歳の友美子先生だ。しかも、はち切れんばかりの巨乳の持ち主だけに、耕太は一目見てすっかり友美子に魅せられてしまう。一方で耕太の幼なじみで先輩でもある咲子にも友美子とは違う魅力があるため、捨てがたい。とはいえ、女性をまったく知らない童貞の耕太は猛る股間を持て余し、自慰行為で発散するしかなかった。あるとき、授業中に友美子が倒れてしまう。友美子の下宿先に見舞いに行った耕太は寝ている友美子に興奮して、巨乳にむしゃぶりついてしまう。意識朦朧となりながらも、友美子はキスしてくれた上に手で耕太のモノをしごいてくれたのだ。そして秋祭り。大粒の雨に降られ、耕太は秘密部屋としている納屋に友美子を連れて雨宿りすることに。そして感激の初体験を済ませることに成功するのだが、それを機に友美子の下宿に夜這いをかけても拒まれることもなく、校内で耕太がいたずらをすると潤んだような目でどんなことでも応じるようになっていく。また、初体験を済ませたことで自信をつけた耕太は咲子にも果敢に迫っていく。咲子の両親がいない間に咲子の部屋に上がり込み、拝み通してからの口内射精、そして初合体。当初年下の耕太をバカにするような口調で罵っていた咲子に変化が見られるようになっていく。体を重ねていくうちに咲子は耕太に好意を抱くようになっていたのだ。美女二人の芳香を求めてやまない耕太の顛末は・・・・・・。
  • カンヴァスの恋人たち

    カンヴァスの恋人たち

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,683円 (税込)
    私は、幸せになるために芸術をやるんです。 碧波市の美術館に勤める学芸員の貴山史絵は、80歳の女性画家、ヨシダカヲルの展覧会を担当することになる。ヨシダは美術業界から一線を退いたあと、山奥のアトリエでひとり絵を書き続けていた。担当になった史絵は、東京で働く恋人との将来や、職場での人間関係、学芸員としてのキャリアに悩んでいた。今ではほとんど無名と言っても良いヨシダの展覧会開催に疑問を抱く史絵だったが、ヨシダとの交流を重ねるうちに、その不思議な魅力と、ひとり筆をにぎりつづける生き方に魅了され、自身も次第に変わり始める。 展覧会の準備に奮闘する一方で、史絵はヨシダの過去が気掛かりだった。一時は戦後の女性画家として名を上げていたにもかかわらず、なぜ表舞台から消えてしまったのか。ふたたび絵を描き始めるまでの空白の10年間に何があったのか。ふたりが心を通わせたとき、ヨシダが語るのは、秘められた愛についてだった――。
  • カール・エビス教授のあやかし京都見聞録

    カール・エビス教授のあやかし京都見聞録

    小説・文芸
    3.3
    1巻693円 (税込)
    「鴨川食堂」著者が贈るシリーズ!  京都にまつわる不思議な体験、してみませんか。  英国人ミステリー作家のカール・エビスは、京都にある名門・京洛大学に招かれ、教鞭を執っている。次回作執筆の参考にと、講義がない日には助手の九条葵と京都の街を練り歩き、日々創作の種を捜している。  まだ京都へ来てから日が浅いカールを驚かすのは、京都ならではの不可思議な出来事だ。時間や空間の概念などないかのように、安土桃山時代の逸話〈宗旦狐〉の母狐が化けた女性の姿を見かけたり、〈六道の辻〉の案内人である年齢不詳の老婆と出会ったり。京都人らしい、気遣いができるも小言を言わねば気が済まない性格の葵に振り回されながら、行く先々で、カールは科学で解明できない出来事に遭遇する。
  • 岳-ガク-

    岳-ガク-

    小説・文芸
    4.0
    1巻561円 (税込)
    2011年5月7日全国公開映画の完全ノベライズ!世界中の山を登り、山の楽しさ、厳しさ、美しさを知り尽くした男・島崎三歩。彼はいま日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアを続けていた。ひとたび要救助者ありの連絡が入ると、三歩はすぐに現場にかけつけ、事も無げに遭難者の命を救う。そんな三歩が暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの久美がやってくる。久美は、山岳救助隊の隊長や三歩の指導の下、厳しい訓練を着実にこなしていく。しかし、実際の救助となると、自らの未熟さや大自然の脅威が重なって、ままならない日々が続く。そんな打ちひしがれ自信を失くしつつあった久美の前に、多重遭難が発生。救助に向かった久美の前に立ちはだかるのは、想像を絶する冬山の脅威だった。
  • 崖っぷちパラダイス

    崖っぷちパラダイス

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    崖っぷちの女たちのサバイバル。 ライターの翔子、コーディネイターの恵、カメラマンのルミ、スタイリストの友美。この4人は、女性誌「クワランタ」のフリーランススタッフだ。充実した仕事に追われているうちに約40歳になった4人は、気がつくと人生の崖っぷちに立っている。こじれた不倫、見合いの失敗、昔の男の接近、仕事のトラブル、親の介護、自分の健康。男の謎の失踪や犯罪への関与、はてはスパイ疑惑までが舞い込んで来て、女たちは右往左往する。 アラフォー・シングル・フリーランスの「三重苦」を抱え、それでも必死にサバイバルする女たちと、その周りの少なからず問題のある男たちを描く、笑えて泣ける連作小説。
  • ガメラ監督日記 完全版

    ガメラ監督日記 完全版

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,178円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「平成ガメラ三部作」制作日記の完全版! 怪獣映画の最高峰として、今なお多くの特撮ファンに愛されている「平成ガメラ三部作」。金子修介監督が自身の半生とシリーズ2作目『ガメラ2 レギオン襲来』(1996年)までの制作の裏側を赤裸々に記した『ガメラ監督日記』を『ガメラ3 邪神(イリス)覚醒』(1999年)公開25周年記念として復刊!オリジナル版に刊行後に制作・公開された『ガメラ3』のエピソード等を語った新規インタビューを収録した、「増補改訂版」になります! (底本 2024年3月発売作品) ※この作品はカラーが含まれます。
  • ガレージ(小学館文庫)

    ガレージ(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻693円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 細身のブラック・スーツ、悪戯っぽい笑み、そして温かな体。ヘルス嬢ミキは、ある日店に訪れた暴力団幹部太田聡に恋をした。敵対組織との抗争、ミキをつけ狙うストーカー、降りかかる災厄を飄々とかわしていく太田に、日に日に想いを募らせる。一方、常に太田と行動を共にする舎弟分松本は、太田を知れば知るほどに、自分の未熟さを自覚するようになり……。抑えきれない恋心と捩れてゆく感情、憧れと憎しみにざらつく世界を描き出す、刹那系チンピラ小説。
  • 希以子(小学館文庫)

    希以子(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻825円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 東京・下町生まれの希以子には二人の母親がいた。養母マツには美しい娘・美佐緒がおり、希以子にとってはあこがれの存在だった。しかし、生母よしが男と出奔したころから人生の歯車が狂い出す。大洪水や関東大震災に被災して人の命の儚さを知り、美佐緒の嫁ぎ先の長男・市太郎と互いの愛を確かめ合うも許しを得られずに離別。親のすすめで結婚するが、夫の暴力に耐えかねて離婚。その後、満州で成功した市太郎と再会。彼の誘いのままに、幼子を連れて大陸に渡るが…。苛酷な運命に翻弄されながらも、激動の時代を、明るく逞しく生き抜いた女の物語。
  • 記憶障害の花嫁

    記憶障害の花嫁

    小説・文芸
    4.0
    1巻627円 (税込)
    映画にもなった感動実話。文庫版を電子化! プロポーズの言葉も忘れてしまった私だけど、本当にありがとう。 つかささんは北海道網走市の普通の女子高生だったが、 17歳の時に、交通事故に遭い、車椅子生活になってしまう。 また頭を強く打ったことでそれ以後、 自分に起こったことを覚えていることができないという記憶障害が、 後遺症として残る。 それでも明るく前向きに生きるつかささんは、 25歳の時に網走市のタクシー運転手と恋に落ち、結婚を決意する。 当然のように周囲は大反対。ところが妊娠がわかり、 ついに周囲からも祝福される結婚式を挙げ、元気な赤ちゃんを出産した。 不運と困難の連続にも、 まったくひるむことなく強く夢を追ったつかささんの人生は、 生きることの本当の大切さを教えてくれる。 映画化もされた、人間愛が溢れる感動実話。
  • 聞こえない羽音

    聞こえない羽音

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,287円 (税込)
    今度こそあきらめない!勇気と挑戦の物語。 涼宮花音、中学2年生。数年前から、耳に違和感を覚えるようになっていた。 診断は感音性難聴。授業や友だちとの会話が聞きとりにくくなり、何より大好きなバドミントンができなくなってしまう。 絶望のふちに突きおとされた花音だったが、デフバドミントンと出合い、新たなダブルスのパートナーと出会って、人生が変わりはじめる。 耳が聞こえなくなって、もう笑えないんじゃないかと思ってた。 もう何もできないと思ってた。 でも――、あなたとバドミントンがしたい。 一度はすべてを失った花音の、再生と挑戦の物語がはじまる!
  • 吉祥天女

    吉祥天女

    小説・文芸
    -
    1巻451円 (税込)
    ある事件をきっかけに、生家である叶家を5歳にして出された美少女・小夜子は、遠野家との政略結婚のため12年ぶりに叶家に呼び戻された。遠野家の兄弟、暁と涼は、どちらも彼女の魅力に惑わされ、翻弄されてゆく。なぜ誰もが彼女に惹きつけられるのか……!? 叶家に代々、引き継がれる天女の羽衣。小夜子に秘められた天女伝説の謎とは一体なんなのか……!? 因習と因縁、野望と欲望が渦巻く、映画「吉祥天女」を完全ノベライズ。
  • キッチンが呼んでる!

    キッチンが呼んでる!

    小説・文芸
    3.3
    1巻671円 (税込)
    料理人、文筆家として活躍する著者の初小説。 一緒に暮らしていた恋人と別れ、「わたし」の三年ぶりの一人暮らしが始まった。三日目、その部屋に届いたのはオーブントースターだった。部屋は一向に片付かないが、仕事を切り上げた夜八時、二四時間スーパーへ向かう。明日の朝のために、八枚切りの食パン、バターと厳選したブルーベリージャムをカゴに入れる。コーヒーは少し悩んでインスタントコーヒーの小瓶。現状の部屋にちゃんとした食事であるお弁当を持ち込むのは気が進まず、夕飯用にレタスハムサンドもカゴに加えた。帰り道にコンビニに寄って、肉まんもひとつ。果たして、この日わたしはどんな「料理」をするのか。 調味料を吟味し、最低限の調理道具を慎重に揃えながら「おいしい」を追究する二七日間を描く料理小説。 自炊はもちろん、デリバリーもコンビニも、ビュッフェも鰻屋さんも、ファストフードもデパ地下も、カップ麺もラーメン屋さんも──おいしく食べることを探求する日々には、簡単なレシピや食にまつわる豆知識も満載。 料理人、文筆家として活躍する著者が初めて小説に挑んだ意欲作です。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『キッチンが呼んでる!』 の文庫版となります。
  • 奇天烈な店(小学館文庫)

    奇天烈な店(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻517円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 その店の主人は、「サバは関より紀伊水道」「大トロはひと振りの塩とニンニクきざみで」という確固たる舌の持ち主。それでいて、「イカの眼球を支える筋肉」やら「タイの脳ミソ」なんぞというシロモノがでてくる奇妙奇天烈な鮨屋。そこで繰り広げられるのは、主人と常連の間で交わされる人情の機微に富んだ会話……。名前は知ってはいても、家族構成や職業も知らない──それが酒場の流儀。実生活の匂いは持ち込みたくない。その間合いを楽しめる客だけが、この店に入ることを許される。さあ、虚と実が裏と表に貼りついた“村松友視的世界”の珍味をご賞味されたい。
  • 記念試合

    記念試合

    小説・文芸
    3.8
    1巻715円 (税込)
    「天才的な馬鹿になれ」感動の群像ドラマ! 映画「北辰斜にさすところ」原作、待望の電子化。 七高(現・鹿児島大学)野球部の創部100周年を記念して、かつてのライバル五高(現・熊本大学)との対抗試合の開催が決まった。太平洋戦争前夜、七高のエースだった上田勝弥は、記念試合の開催に向けて取材をうけ、当時の記憶を語りはじめる。 旧制高校から帝大に進んだかつてのエリートは、私欲に走る小賢しい秀才を軽蔑し、国家や社会のためにひたむきに生きることを目指した。  太平洋戦争の終盤、学徒出陣で徴用された多くの学生が戦死し、生き残った者たちはその遺志を継いで、国の再興に力を尽くしたのだった。 英霊たちに見守られながら、七高と五高の記念試合が幕を開ける。 ベストセラー『史上最強の内閣』の著者による、祖父から孫へと語り継がれる、誇り高き精神の物語!
  • P+D BOOKS 記念碑

    記念碑

    小説・文芸
    5.0
    1~2巻605~770円 (税込)
    戦争末期の日本のカオスを丸ごと描く問題作。 物語は戦争末期の昭和19年12月から始まり、無条件降伏後の20年10月で幕を下ろす。 外交官の夫を原因不明の自殺で失った石射康子は、国策通信社に勤め、深田英人枢密顧問官の秘書も務めている。一方で、米国人妻をアメリカに残して交換船で帰国したジャーナリスト・伊沢信彦とは愛人関係にあり、協力して深田の和平工作のために情報を提供していた。すでに太平洋の島々では玉砕が相次ぎ、東京爆撃も始まりつつあった。 特攻隊や学徒出陣、また逼迫する配給物資や闇取引などの過酷な現実を余すことなく丸ごと描いた問題作。
  • きみの知らないところで世界は動く

    きみの知らないところで世界は動く

    小説・文芸
    3.5
    1巻649円 (税込)
    片山恭一の原点となる、幻のデビュー作! 大ベストセラー「世界の中心で、愛をさけぶ」で社会現象を起こした片山恭一の幻のデビュー作が、ついに電子化! ぼく、恋人のカヲル、友人のジーコが交錯する、愛と死の物語。かつて誰にでもあった、少年少女最後の時代を過ごす3人の奇妙な恋愛模様を軸に綴られる、読むたびに胸の熱くなる70年代青春ストーリー。片山ワールドの原点が、ここにある。
  • きみは誤解している

    きみは誤解している

    小説・文芸
    3.8
    1巻671円 (税込)
    競輪場を舞台に綴る切ない6つの人間ドラマ 「ねえ聞いてるの? 自分のことを僕って呼ぶ人間がギャンブラーになんかなれるわけないって、あたしは言ったのよ」とマリは婚約者の青年をたしなめる。JRの勤勉な駅員として働く彼の、唯一の趣味は競輪。そんな彼が、死期の近づく父の残した当たり車券を元手に大口勝負を挑もうとする表題作。 信用組合に勤める女が、車券の一点勝負にギャンブルの真髄を見い出したきっかけを語る「遠くへ」。 十三年間定職に就かず、競輪場で儲けた金だけで生活している独りぼっちの男が、中学時代の同級生と再会したときの顛末を告白する「この退屈な人生」。 ある夜明けのくしゃみと三万円分のはずれ車券のせいで、夫婦のあいだに波風が立ちはじめた鮨職人の「女房はくれてやる」。 賭けに負けたことがない女子高生が、姉の婚約者の応援に駆り出されたのを機にこっそり通い出した競輪場で淡い恋心を抱く「うんと言ってくれ」。 同棲相手の会社の金を持ち出したという兄を追って、八年前のある出来事から車券を買わなくなった競輪ファンの弟が佐世保競輪場へ向かう「人間の屑」。 全六篇収録。 競輪場を舞台に繰り広げられる切ない人生が放つ一瞬の輝きを、透明感あふれる文章で綴った珠玉の作品集。
  • きみはだれかのどうでもいい人

    きみはだれかのどうでもいい人

    小説・文芸
    3.6
    1巻869円 (税込)
    人とわかりあうことは、こんなにも難しい。 税金を滞納する「お客様」に支払いを促すことを仕事とする県税事務所の納税担当に、同期が休職したことで急遽異動させられてきた若手職員の中沢環。彼女は空気の読めないアルバイト・須藤深雪を始めとする周囲の人間関係に気を遣いながら、かつての出世コースに戻るべく細心の注意を払って働いている――(第1章「キキララは二十歳まで」) 週に一度の娘との電話を心の支えに、毎日の業務や人間関係を適当に乗り切るベテランパートの田邊陽子。要領の悪い新米アルバイトや娘と同世代の若い正規職員たちのことも、一歩引いて冷めた目で見ていたはずだったが――(第3章「きみはだれかのどうでもいい人」)  業界中から絶賛の声、殺到!ブクログ第1位、啓文堂書店大賞第2位、「ダ・ヴィンチ」の「今月の絶対にはずさない!プラチナ本」にも輝いた超話題作がついに文庫化。 同じ職場に勤める、年齢も立場も異なる女性たち。見ている景色は同じようで、まったく違っている――。職場で傷ついたことのある人、人を傷つけてしまったことのある人、節操のない社会で働くすべての人へ。迫真の新感覚同僚小説! 解説は、単行本時から絶賛の言葉を寄せてくださっていた島本理生さんです。 (底本 2021年9月発行作品) ※この作品は単行本版『きみはだれかのどうでもいい人』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 君はレフティ

    君はレフティ

    小説・文芸
    4.0
    1巻891円 (税込)
    200%ピュアな恋愛小説、待望の文庫化!  夏休み中、交通事故に遭った古谷野真樹(高2)。命に別状はなかったが後遺症ですべての記憶を失った。新学期が始まり、現在では見知らぬ人ばかりになってしまった学校生活に復帰する古谷野。友人達は温かく迎えてくれるが妙な孤独感は否めない。  同じクラスで同じ写真部の生駒桂佑と春日まどかとの友情を支えに、古谷野の日常は戻りつつあった。そんなある日、文化祭の準備に明け暮れる高校で謎の落書き事件が勃発。当初、他愛ないいたずらかと思われていた落書きだったが、体育館の壁→クラス日誌→クラスの黒板→文化祭の公式Twitter、とどんどんエスカレートしていく。そして、その落書きはあたかも古谷野に向けられたメッセージのようだった。  最初はとまどっていたが、自分を取り戻す大切な秘密が隠されているのでは、と気づき、落書きの謎を追い始めた古谷野。その謎を追っていくうちに次々に見えてきてしまった親友の秘密。そして、最後の最後に見えてきた真相とは……。  疾走感のある文章に引っ張り込まれ、ラスト、驚きの展開が待っている。学園ミステリーの向こうに見えてくる切ない切ない想いが胸に迫る、極上の一冊。 ※この作品は『君はレフティ』(単行本版)の文庫版となります。
  • キャラクター

    キャラクター

    小説・文芸
    3.9
    1巻825円 (税込)
    菅田将暉主演映画を原案者自らノベライズ!  漫画家デビューを目指してアシスタント生活を長く続ける山城圭吾は、ある日、「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチを頼まれる。前から気になっていたその家を訪れると、暗闇の中から大音響でオペラが流れていた。家の玄関ドアが開き、手招きに促されるようにして家のなかに入ると、そこには殺害された家族四人の姿があった。 「ぼくの顔、見た? 見ちゃったよね」  第一発見者となった山城は、その現場でひとりの人物を目にしていた。  やがて、彼はその事件をモデルにした漫画でデビューする。家族四人殺害事件も続いていた。
  • 巨悪(小学館文庫)

    巨悪(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 小便とドブの臭いが漂う大阪の場末で育った呂志忠は、「裏社会」のなかで、確実に自らの足場と人脈を築き、闇社会と中央財政界を手玉にとる巨魁となった。裏と表の世界を巧妙に行き来する彼は、多彩な人脈と話術を駆使して中小ゼネコンを繰り、巨額の手形と政治献金を政界に送りこんだ。一度獲物に食いついたら絶対に離さない呂志忠の虚飾に満ちた野望の構図は? 究極の狙いは? 悪の魅力を如何なく抉る経済小説の問題作!!
  • 教室のゴルディロックスゾーン

    教室のゴルディロックスゾーン

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,683円 (税込)
    自分だけの孤独を大切にしてください。  中学校のクラスに馴染めず、現実から妄想の世界に逃げがちな依子。彼女が頼れるのは 父と、幼い頃から一緒に育ってきた愛犬のトト、そしてたった一人の友人・さきだけだった。しかしクラス替えからしばらくして、さきは依子を避けるようになる。  どうして? なんで?  今までのようにさきと仲良くしたい依子だったが、新しい友達と一緒にいるさきは、話し掛けてもすぐに離れていってしまう。  いっぽう、クラスメイトの伊藤さんは、クラスでいちばん目立つグループに所属しながらも、誰にでも分け隔てなく接してくれる女の子。優等生タイプの子にも、オタクっぽい子にも、そして依子にも話し掛けてくれる。  そんな彼女を好ましく思う依子だったが、伊藤さんと同じグループのリーダー・濱中さんに苦手意識を抱いているため、自分から話し掛けることはできなかった。  その後、事態は伊藤さんのけがを契機に思わぬ展開を見せる。

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