がん闘病日記。最近多いよね。ドラマとか映画とか小説とか。がんと闘って負けたけどあなたの人生は素晴らしいものだった!とか美化しているものではなく、生々しく、一進一退の毎日が綴られている。
闘病って、もちろん本人も苦しいだろうけど、周りの家族もかなり大変だろうと思う。この本では書かれてないけど、治療には
...続きを読む当然莫大なお金がかかるだろうし。ブログなので明るく楽しい文体になってるけど、本当は、誰にも言えない、支える側の葛藤がもっとあったんじゃないだろうか。
ヨメが亡くなった後、どう生きていくのか、どう受け入れるのかがこの本のミソかなあ。一瞬も気を緩めず一緒に戦った毎日から突然、その1本の糸がプツンと切れたとき、もう苦しみから逃れられたはずなのに、自分の居場所がどこなのか分からなくなる。遺された人はつらいよね。
映画の原作ということで読んだけど、だいぶ設定が違うのね。当たり前か。。