ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
同タイトル映画の主演女優2人がカンヌで賞を取ったことにより、書籍の存在を知り、映画を見る前に読もうと本を手に取った。
同時期に自分の母が急に具合が悪くなり、このテーマを読むことに抵抗を感じだが、この偶然?必然?を受け入れようと読み始めた。
学者同士、人間同士、女性同士の深い言葉のやり取りに、引き込まれるように読んだ。彼女たちが書いていることは、たくさんの人たちも考えていることだが、彼女たちのように言語化できずにいるのだと思う。自分では言語化できなくても、魂のレベルの話だから、読みながら「ああ分かる」となった。かなり深い内容で消化不良感はあるが、読んで良かったし、また読み返したいと思う。
読み進 -
Posted by ブクログ
資本主義について、歴史も含め分かりやすく整理・検討し、新たな視点を提示してくれる一冊。
著者は資本主義を「個々人の『将来のより多い富のために、現在の消費を抑制し投資しようとする心的傾向』から生じる経済行為の総合的な表出である」と定義する。
特に、「資本主義は個々人のミクロな振る舞いの総合的な表出」として、文化人類学的視点からアプローチしている点が大変刺激的。
そして第一部では、空間・時間・生産=消費という、三つの次元における伝統的なフロンティアがほぼなくなったことを示す。
第二部では、フロンティア消滅がインポリューション(内へ向かう発展)に転換していく様を整理した。
その後、伝統的フロンテ -
Posted by ブクログ
冒頭の「毎日1パーセントよくなったら、一年後には37倍よくなる」という言葉に強く引き込まれ、一気に読み終えました。
「1%の改善で何が変わるのだろう?」という最初の疑いは、ページをめくるたびに消え去ります。小さな積み重ねが未来を大きく変えるプロセスに、ただただ目から鱗でした。
作中で特に刺さったのが、「行動は、自分のなりたいタイプの人へ一票を投じるようなもの」というフレーズです。
これまで何かを始めようとするたびに、不安や諦めから足踏みしてしまうことがたくさんありました。しかし本書を読んで、大切なのは「結果」ではなく、その手前にある「プロセスや軌道」なのだと気づかされ、とても励まされました。 -
Posted by ブクログ
この本を検索して、初めて気づいたのですが、「自分の頭で考える」系の本って、たくさんあるんですね。
この本も、業務上の都合で読むことになりました。
考える材料を与えられたときには、どうしても、自分の知識や、どこかにある答え(知識)を頼りにしようとしますが、それでは考えたことにならない、というのが著者の主張。
個人的には、「場合分け」が、思考のカギになると感じました。
「知識」と「思考」は別物であることを踏まえて、きちんと場合分けできれば、自分の思考を整理できる。
そういう姿勢の大切さを改めて感じることができた本でした。
また、思考は視覚化(図式化、模式化)することで深化する、 -
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ネタバレ人間に見えているものだけが世界ではないし
人間の世界以外は劣っているという訳でもない。
ともすれば忘れがちなことを教えてくれる本。
紫外線が見える鳥、赤外線で獲物を追うヘビ、電場で狩りをする魚、磁気を感じて渡る鳥。
ユクスキュルの「環世界」という概念の、圧倒的な実例集になっている。
人間の感覚を基準にして、それより優れているか劣っているかで測るのではなく、それぞれの動物がそれぞれの必要に応じた世界を持っている。
ライオンは失明寸前でも夜に狩れるなら問題ないし、比較で語れるものではない。
感覚汚染の章が印象に残った。
光害で渡り鳥が迷い、人間の作り出した光や音が動物たちの環世界を壊している。 -
Posted by ブクログ
本書では、現代世界の精神文化の経緯を振り返りながら、特定の宗教伝統や宗教団体の枠を超えて求められて来た新たなスピリチュアリティ…前向きにより良き自己と未来の世界を求めていく「自己変容のスピリチュアリティ」、そして本書の本題である、容易に超えていくことができない切実な痛みに向き合うことから展開する「痛みとケアのスピリチュアリティ」について語られている。
概要をまとめるのが難しいのだが、まえがきによると、
第一章〜第三章:死にゆく人の痛みとケア、そして死生学的な場の形成
第四章〜第六章:死別・喪失による悲嘆、水俣病のような人為災害や自然災害、事故、事件による痛み
第七章〜第九章:依存症、差別や虐待 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読書メモ
令和の「報われたい」欲望とプラットフォーム社会
全体の主題
本書を通底しているのは、現代人、とりわけ若い世代が、行動や努力、時間、感情に対して「報われる結果」を強く求めるようになっているという問題意識である。
作品を純粋に楽しむこと、仕事に没頭すること、自分なりの感想を持つことよりも、「正解にたどり着いた」「成長できた」「推しを成功させた」「履修を終えた」といった、意味や成果が確認できる状態が重視される。
その背景には、SNSや動画サイトなどのプラットフォームが、あらゆる行動を再生数、いいね、フォロワー数、ランキングなどの数値に変換し、報われやすいコンテンツを優先的に拡散す -
Posted by ブクログ
最後に書かれている話があまりにも苦しくてしばらく放心してしまいました。
人は誰でも置かれた環境で精一杯生きていますが思うようにいかないことのほうが多いですよね。
そんな時、人を羨んだり上手く出来ない自分を責めたりしますが、周りにはそんな自分の弱さを見せたくない、あるいは見せられないから、と我慢しながら日々を生きています。
でもやっぱりストレスって積み重なるんですよね。それは活発に見える人も静かな人も同じです。
弱みを見せたらだめ、人から遅れたら負け、みたいな空気が今の時代にはあります。
弱くてもいい、ゆっくりでもいい、そういうゆとりを持った生き方でもいいんだ、という事を考えさせられました。 -
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