あらすじ
「そもそも生きている意味がわからない」「仕事で失敗するのが怖い」「40代を過ぎて、部下の若手の成長に焦る」「仕事ばかりしていて家族との時間がない」「最近全然成長できていない気がする」…人生でぶつかる様々な問題を、「経営戦略」のコンセプトで解決する、まったく新しい生き方の本。超人気著者の集大成!
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Posted by ブクログ
想像よりも、より高い視点から見た人生戦略の立て方を論じている。
基本的には、考え方は与えるが具体的な設計(手を動かす)は各々お願いします、というスタイルであると感じた。
第一章は人生のルールについて述べている。信頼が大切ということか。
第二章は人生の計画に関することについて。人生を春夏秋冬に分けている。それぞれにおいて合理的なふるまい方は変わるという意見は納得。個人的にもやもやしたのはキャズム。タイミングを逃すなと言いたいのだろうが、実現は難しいと感じた。適応戦略は柔軟性が大事だということ。
第三章は職業選択についてとあるが、実質的にはポジショニングと自分の能力の伸ばし方について。ポジショニングについては、希少価値を出す為の戦略を述べている。余談だが、この本がベストセラーになったことで、本の知識の希少価値が低下したのではないかという、うがった見方をしてしまった。
第四章は選択と意思決定。
どのように、損をしない選択をするか。そもそも選択について問い直す内容だった。
第五章は学習と成長について。自分自身にバランススコアカードを持ち込むという考えは新鮮で面白く感じた。
巻末についている、ブックガイドも興味深い本が多い。
総じて、最終的な結論はどこかで聞いたことのあるようなこと(特にポジショニングなど)が多いが、それをこうだよねと感想的に言うのではなく、経営学の理論に照らし合わせて補強している感じが新しいと感じた。
個人的には、もう少し情報を具体化してほしかった。
ただ、有用な本だとは思う。
若手にお勧め。
Posted by ブクログ
人生の最終目的が「幸せになること」であれば、それを達成するために、一体何の要素が必要で、どういう手順で攻略していけばよいのか。
まさに「人生というマラソンを、戦略的に考えて行動する」ということであるが、混沌とした時代だからこそ、必要な考え方だと思う。
しかしながら、本当に自分の人生を、自分自身の手でコントロールできるものなのか?
人生とはハプニングの連続で、思い通りに行かないことはよく理解している。
一方で、自分の人生が理想通りに行くことも、心の奥底で強く願っている。
もし自分の人生が思い通りになって、幸せな生活を送れるならば、何て素敵なことだろう。
果たして、そんなことが実現可能なのか?
我々は、「幸せの総量」とは決まっているもので、それはトレードオフの関係だと思い込んでしまっているのではないか。
要は大きな犠牲を払わないと、幸せは手に入らないものと思っている。
もしくは他人の持っている物を収奪しないと、自分の人生は豊かにならないと思い込んでいる。
ある面ではそういうこともあるかもしれないが、本質的に「犠牲や収奪」と「幸福」に因果関係はないはずだ。
我々はやはり「人生」という攻略すべき課題に対して、理解度と解像度が低すぎる、ということではないだろうか。
人生という名のマラソンで勝利するための「本質」が見えていないということだ。
どうすれば我々は「幸福」という名のゴールテープを切ることができるのか。
非常に興味深い問いを考えるきっかけとなったが、裏側の本音としては「もっと早く知っておけばよかった」ということを感じてしまった。
私はすでに50代後半で、本書によれば人生の「秋」である。
春を生きる若者たちは、早めにこの「人生の経営戦略」を理解した方がいい。
それだけこの方法は、汎用性が高くて、実践的だ。
幸福とは、決してトレードオフの関係ではない。
参加者全員が、参加者なりの幸福を手に入れる方法があるはずなのだ。
本書では、経営学の代表的なコンセプトが20個紹介されている。
「ポジショニング」「ブルー・オーシャン戦略」「オプション・バリュー」など、ビジネスパーソンなら一度は耳にしたことがある言葉ばかりのはずだ。
これらを、個々の人生を豊かにするための「思考の武器」として活用せよという話だ。
その中でも核心として、人生を幸福にするための「構成する3要素」を定義したことが、本当に素晴らしい。
この理論は非常に説得力がある。
今からでは遅いかもしれないが、この3要素をどうやって高めていくかを考えることは、今後の私自身の人生でも重要な気がした。
3要素とは以下のことだという。
①人的資本(自己効力感)自分の能力が誰かの役に立っているという実感
②社会資本(社会的繋がり)家族、友人、地域、あるいは教え子のネットワークなど、良好な人間関係
③金融資本(経済的安定性)将来への不安がなく、生活を維持できる基盤としての金融資産
確かにこれら3点が揃っていれば、幸福な人生を送れそうだ。
問題は「どうやってこれら3点を揃えのるか」ということだ。
ここでも著者は、非常に面白い視点を与えてくれる。
3点とも「資本」という言葉を使用しているが、この「資本」という考え方そのものが重要なのだという。
資本とは、投下して増やすことに意味がある。
人的資本を使って、社会資本を増やし、さらに金融資本を増やすのだという。
確かにこの3点は連動していて、順番も①→②→③と決まっている。
③を最初から持っていても、①②を後から取得することは、実は難しい。
そして、③を持っているだけでは、今後増えることはなく、むしろ資産は減る一方となってしまう。
③を増やしていくためにも、①②の要素は必要不可欠となる。
こう考えると、最初の資本である①人的資本を、どうやって得るかが非常に重要になってくる。
それも若いうちに。
人生の春と言われる30歳までの時期に、①人的資本を得られるかどうかが、運命の分かれ道と言っても過言ではない。
ここで著者は非常に重要な指摘をする。
20代の時期は①②③のどれも持っていないないとしても、「ほぼ全員が共通して持っている、唯一の基本的な資本がある」という。
それが「時間」なのだという。
うーん、深い!!
そして正しい。
私自身が50代後半だからこそ、この正しさが身に沁みて理解できる。
20代の頃、スキルも人脈も金も持ってなかったが、時間だけは確かにあった。
その時間をどうやって使うかで、その後の人生が大きく変わってしまう。
これほど恐ろしい話はない。
本当に「もっと早く知っておけば」と思ってしまう。
人生において、誰でも持っている唯一の元手は「時間資本」だったのだ。
我々は毎日平等に配分される24時間という資本を元にして、それを他の資本へと変換していくゲームの中にいる。
まずはこのゲームの変換ルールを、戦略的に理解しなければ、話にならない。
20代でやるべきことは、それこそ本当に単純だ。
圧倒的に持っている「時間」という資本を使って、次の資本である「人的資本」を得るための「スキル、知識、仕事経験」を高めることだ。
そうすれば、自身の市場価値は上がっていき、人的資本が成長していく。
20代の内にガムシャラに働き、一人前に仕事ができるようになるのは、実は人生の成功のためには理に適っているということなのだ。
若い人でも勘違いして、人的資本(実力)を磨かないまま、社会資本(人脈)を求めて異業種交流会などに通うことがあるが、これは無意味だと著者はバッサリと切り捨てている。
社会資本とは「あいつに任せれば大丈夫だ」という人的資本の裏打ちがあって、初めて成立するもの。
実力もないのに人脈を広げようとする行為は、投資効率が著しく低い「死に金ならぬ死に時間」となるという。
非常に恐ろしい指摘である。
時間だけは、後からでは絶対に手に入れることができない。
ゲーテの「ファウスト」や、エンデの「モモ」でも語られているが、我々は時間ほど大事なものはないと、もっと自覚すべきだ。
人生の限られた時間の中で、どうやって幸福を手に入れるのか。
特に私自身、会社員としてはまさに終わりに差し掛かっている訳で、これからの会社での時間をどう過ごすかの選択も、非常に重要になってくる。
本書では、50代は「秋」に該当し、そのキーワードは「広げる」だそうだ。
これまでに培った能力や人脈を自分一人のために使うのではなく、新しいプロジェクトの立ち上げや、後輩の育成を通じて社会に還元していく時期。
状況(コンテキスト)に合わせ、仕事のギアを変える「コンテキスト・リーダーシップ」こそが、50代で学ぶべき姿勢と説く。
今の居心地の良い場所に安住せずに、広げる方向へ、あえて場所を変えて勝負する勇気が必要なのだという。
耳の痛い話であるが、停滞して勝負を避けるよりは、人生を懸けてできる仕事に挑戦することは、なんだか面白そうだ。
そういうマインドセットを持つことも、重要なのだろうと思っている。
言われたことだけをやる道具的な生き方はつまらない。
目先のお金を得るためだけに、嫌々働くのも、本当にもったいない。
仕事を活き活きと楽しんで働けることが一番である。
フロー状態(没入)にあるときは、人は最も幸福を感じるそうだ。
自分の人生を、経営戦略的に考えてみる。
「あなたの人生の勝利条件は何か?」
この問いに対する自分なりの解を持つこと。
自分の人生を他人に委ねるよりも、自分自身で主体的に人生を謳歌したいものである。
(2025/11/6木)
Posted by ブクログ
自分の人生を客観的に捉える視点を提供してくれる本。人生を冷静に考え直す機会となった。
個人的には10.イニシアチブポートフォリオの章が一番刺さった。
「世の中に『理想の職業』などというものはありません。虚像の『理想の職業』を追い求めるよりも、『複数の仕事の長所と短所を補完的にうまく組み合わせること』を追い求めるべきでしょう。」
やりたいことはぼんやりあったが踏み切るには経済面に不安があった。そこで、安定した収益を確保できる仕事を持ちつつも、本当にやりたいが収益が不安定な仕事に挑戦するという考え方が提示されており、個人的にしっくりきた。
Posted by ブクログ
なんで読みやすく、ビジネスマンとしても1人の人間としても学びが多い本なんだろうか。山口さんの本は平易に表現されていながらも、整理され中身がぎゅっと詰まっている。本当に山口さんの整理する力には憧れる。
ここでの学びとは①フレームワークやファクトに基づいた知識、②山口さんや過去の偉人たちの経験にも基づいたノウハウ、③本を通して感じる私自身の改善点である。
頭では理解するものの、目先のことに囚われてしまったり、人のものさしで比較をしては「自分は
…」と落ち込む。そして「頑張ろう」とする。頑張るは楽しむには勝てない、確かにそうだ。私ごととして英語を頑張ろうとしているが、楽しさを忘れ、時々苦行化する。これでは英語力の伸びは小さい。
人といられる嬉しさ「人的資本」を潤わせるためにも目先のことに囚われず、たくさん打席に立って人生の秋・冬を迎えたい。
なにごとも一朝一夕には上手くいかないので、長く続ける、打席に立つ、良質な失敗をしながら豊かは人生にしていきたい。
少し時間を空けて、2026年にもう一度読みたい。
Posted by ブクログ
40代半ばを過ぎ、思わぬ病気で休職したあと仕事を辞めた。あらためて自分の半生を振り返る心境になっていた時期に出会った1冊。
自分の人生を客観的に振り返ることができた。
読後、残りの人生(明日終わるかもしれないが!)を生き切ってみようと思わせてくれた。
Posted by ブクログ
30代を迎える自分にとって非常に勉強になった。
以下メモ
もっとわがままに自己決定して生きる
自分らしい人生かつ、経済的、社会的に安定した人生
蛇のように賢く、鳩のように素直に
人生のパーパスとは
持続的なウェルビーイングかつ、いつ死んでも良い人生だったと思える
戦略=時間資本をどう配分するか
人的資本に変換する
失敗者とは、仕事ばかりに時間を使い、家族や友人と楽しい時間を過ごせなかった人のこと
ウェルビーイングとは
自己効力感
社会的なつながり
経済的安定性
金融資本は一定を超えるとウェルビーイングに貢献しない
豊かな社会資本こそが幸福感
短期合理の罠にハマっていないか?
キャズムの概念、時期尚早でなければ勝てない
適応戦略とは、固定された戦略に依存せず、機械や脅威に適応するために柔軟に対応しら資源配分を調整することで目標を達成すると言う考え方
戦略→実行→評価→適応
仮説を一つ一つ検証し、破棄,修正することでしか前進できない
流行っている=供給過多
私たちは立地や環境を変えるオプションを常に持っている
今ある場所から動いて、いろいろな場所を見てみないと、自分の立地は見つけられない
社会的価値を実現すれば、経済的価値は自ずと実現される
才能よりも、長く続けられるかどうか
欠点を矯正するのではなく、ユニークな点を伸ばすこと
強みではなく自分の特徴を抽出する=長く続けてきたこと(時間資本を大量に投下しないと獲得できない資源や能力)
仕事のポートフォリオをもつ
バーベル戦略=リスクとリターンの性質を違う仕事を持つ
ライフワークとライフワーク
オプションを狭めるのは悪手
理想の職業などない。複数の仕事の長所と短所を補完的にうまく組み合わせることを追求するべき
自分の時間を切り売りする」というビジネスモデルに依存する以上、市場価値が上昇すれば、同時に機会費用も増大する、という循環問題からは脱却できません。
この構造から抜けるためには「自分以外の何かに働いてもらう」しかありません。
そこで私の場合、それを「自分の生み出したコンテンツ」にまずは設定し、40代からはコンサルティングのウェイトを半分に落として、著作やコンテンツ制作に関する領域のウェイトを重くすることを考えて、時間資本の資源配分を見直すことにしました。
具体的な内容を記せば、まずは論点を立ててテーマを設定し、書籍やレポートや人からのインプットを分析して文章にまとめ、それをブログや冊子として定期的に発信
する、ということを始めたのです。
ブルーオーシャン戦略
これまでにない価値の組み合わせ
組み合わせは一流でなくていい
打率よりも打席に立つ数
大量のガラクタを生み出すのが戦略の前提
人生の経営戦略におけるKPIは打率ではなく、打席数
Posted by ブクログ
このようなビジネス本はうさんくさく感じてしまうことが多いが、著者の本は読みやすい。
様々な学問及び偉人の考え方を落とし込んで話がすすむため、自分に当てはめてイメージしやすいし、
内容がスッと入ってくる。
意識を変えるよりまず行動する、自分の幸せの指針を考える、人生の春夏秋冬、人材の価値の需要と供給(流行の資格や学位にのっかるより逆張り)、移動して自分の居場所をみつけるポジショニング、好きに勝ることない、長く続けることの価値、凡庸なアーティストは模倣する。偉大なアーティストは奪う。、みっともないことをしているか(失敗し成長の機会を得ているのか)、コンフォートゾーンを抜ける
どれも意識していきたいし、そのために時間がたったらまた振り返りで読みたい。
そして素直さ忘れず、リベラルアーツを少しずつ学んでいきたいと思った。
Posted by ブクログ
何げなく手に取った本ですが、非常に多くの示唆があり、名著でした。
今までの価値観が通用しなくなっている今、
「どう生きるか」の道標となる一冊でした。
人生を「経営」と結び付ける視点も興味深く、納得できました。
内容は深いのに読みやすく、子供達が人生に迷った時、贈りたい本です。
人生の折り返し地点を過ぎた50代の私にも、参考になる点が多く、全ての世代にオススメしたい本です。
Posted by ブクログ
40代から50代に向けて人生の大きな転機の方に活力を湧き立たせて行動を促す良書でした。経営戦略を人生戦略に活用しようという視点も面白く、経営戦略を自分事として捉えられます。自分の人生を見つめ直し、悩みや転機を乗り越える方法が具体的で科学的のため、ストンと腹落ちして行動に繋げやすい点がとてもおすすめのポイントです。読み終えた後、連鎖的に学びを深めたい人には、読書リストが最後についているなどの工夫もおすすめポイントです。
Posted by ブクログ
■個人の人生をコンサルのフレームワークで再定義し、自己を一つの「経営体」として捉え直す戦略書。単なる効率化の追求ではなく、人生という事業をいかに主体的にドライブさせるかという問い。
■そこら辺の自己啓発本が、「金稼ごう!筋トレ!サウナ!成長!」のマキャベリ型と、「競争なんてどうでもいいよね、自分らしく。。」という穏やかルソー型に2極化する中で、本書は両方を取りにいく。
■唯一コントロール可能な①時間資本を燃料に、②人的資本を磨き、③社会資本を構築し、④金融資本を高めるという投資順序を示しつつ、真の幸福は人的×社会×金融という3資本すべての掛け算で決まるという設計思想は興味深い。
時間配分を誤らず、どれか一つに偏らず3要素の積を最大化する姿勢が実践的で腑に落ちる。
※よくある失敗例
①→③:実力なく懇親会に通う虚しさ
①→④:ただ投資とかの儲かり話に乗っかる。
②→④実績無いのに給料アップを要求する資格マニア、といった典型的な失敗パターンへの警鐘も込められている。
■会社は安全策を取る後発層だと冷静に見極めた上で、自分ぐらいは誰よりも早く変化を察知し動く側でありたいと改めて認識。
■日本の衰退が直面しているのはデジタル人材の不足ではなく「自己決定能力の喪失」だというトインビーの指摘の引用には背筋が伸びる。他者のモノサシに従属し、選ぶ責任を放棄した現状への警鐘に背筋が伸びる。
■また、停滞と言われる日本も、治安や食、教育等の「幸福の指標」は世界最高峰。既存のGDPや経済成長率という他者のモノサシに縛られず、自分なりの尺度を再設定する重要性を痛感。
■与えられたモノサシを疑い、自分の評価軸を持つ覚悟を促す、人生の経営戦略書。
Posted by ブクログ
本書を通じて、さまざまな経営フレームワークに自分自身を当てはめ、株式会社自分をどう経営していくかを考えるきっかけを得た。
特に印象に残ったのは、なぜそれをするのかを自分の言葉で定義する重要性である。
他人と比較して自分をベンチマークすること自体は有効だが、そもそもなぜ他人と比較するのかを言語化できていないと、評価軸がぶれてしまう。
成長という言葉はよく使われるが、他人との優劣ではなく、過去の自分と比較して前進しているかどうかを基準にする方が、人生という長期戦略には適していると感じた。
また読み進める中で、人生の秋フェーズにいる上司の姿が何度か頭に浮かんだ。
これまではどこか世間とのズレを感じていたが、本書を通して振り返ると、人生の夏フェーズから秋フェーズへの移行がうまくできていない状態なのではないか、という見方もできると気づかされた
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経営戦略を人生に落とし込んで論じた本。
人生における"資本"という概念を細分化、関係性を明確にすることで自分の立場で今何をすべきかを明確に出来た。
ライフワークバランス、働いて働いてとの高市総理の言葉が話題になる今の日本でこそ読まれるべき本であると思う。
Posted by ブクログ
2026年正月のひぐ的課題本。
本書の目的は「経営戦略論をはじめとした経営学のさまざまな知見を、個人の「人生というプロジェクト」に活用するためのガイドを提供する(p1)」こと。
「自分らしいと思える人生を歩み、経済的・社会的にも安定した人生を送る(p42)」
「アリストテレス的人生論(p42)」
「時間資本を適切に配分することで持続的なウェルビーイングの状態を築き上げ、いつ余命宣告をされても「自分らしい、いい人生だった」と思えるような人生を送る(p50)」
「「人生の秋」のキーワードは「拡げる」(p76)」
「人生は「適応戦略的ゲーム」(p111)」
「社会的価値を実現すれば経済的価値は自ずと実現される (p165)」
「「外発的動機で働く人=頑張る人」は「内発的動機で働く人=楽しむ人」には勝てない(p183)」
「最もリターンの期間が長いのがリベラルアーツ (p256)」
「「伸びる人」に共通する特徴は「素直さ」(p 299)」
「私たちの学習・成長は「コンフォートゾーンから抜ける」ことでしか実現できない(p 320)」
「「人生の夏」で求めていたものを手放す(p 328)」
さすが山口周さん!本書は保存版、今後何回も読み返すことになるだろう。「人生の秋」を生きる者としては最後のフランク・シナトラの言葉(墓碑銘)に奮い立った。
「お楽しみは、これからさ」
Posted by ブクログ
Pivotで出会って、即ポチった。何度か見直したい内容。たしかに20代に読んでもらいた本かと思う。
20代はいろんな失敗、いろんな経験を体験すべき。うちに来る新人は過去失敗が少ない人生だったのか、若手は皆失敗を怖がる。マインドセットとしても読んでほしい一冊。
人生において重要視すべき根っこは何なのか。心から楽しめるものってなんなのか。油断するとすぐ娯楽一辺倒になってしまうが、それはきっと時間泥棒なんだろう。
自分の選択で選んだなら、それは後から間違いだったのかな?と思ったって、人に伝えられる体験談になるのではないか。
人に与えられるだけの余裕を掴めるように、研鑽をしていきたい。
Posted by ブクログ
読みたかった一冊。
経営戦略を人生に当てはめ自らの人生劇場をプロデュースするその考え方と行動が示されている。
今行われている世界や社会運営というゲームの本質、条件を正しく理解した上で時間資本の投下、活かし方がすべてと感じた。時間配分含め自らに与えられている限りあるリソースをどこにどれだけ配分するかは非常に大事だ。
多くの人が他人の人生を生きているかのごとくルールを理解しないままゲームに参加し、時間資本を蔑ろにしている。
人生を四季にあて、それぞれのシーズンでの意識や振る舞いは投資とリターンを考えればなるほどとなる。
自分は秋に差し掛かっているがどのように後進へバトンを渡すかが最近のテーマとしている。
まさにサーバントリーダーシップの件は代弁していただいていると感じた。
本書はあらゆる年代にも読み応えはあるが、やはり人生の春ど真ん中世代には是非読んでもらいたい。
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
少なくとも受動的な人生とならないように。
Posted by ブクログ
経営戦略に用いられるフレームワークや考え方を人生に取り入れることについて書かれた本で、経営戦略論としても人生の考え方としてもとても学びの多い本だった。
プロジェクトの目的が経営でも人生でも重要という中で、著者の定義する人生の目的は共感するところが多かった一方、自分自身にとっても人生の目的をちゃんと定義していくべきであると感じた。
個人的に大きな学びや気づきなったトピックとして、
- 人生における資本を、人的資本、社会資本、金融資本の3つに整理されて語られていたこと
- モチベーションを組織の資源として捉えていたこと
の2点が挙げられた。
これら含めて本で取り上げられていた内容を、社会人のキャリア、人生設計の双方に活かしていきたいと感じた。
Posted by ブクログ
人生を「経営」するという視点に立った本である。
特に「資本には2種類ある」として、仕事に役立つ資本だけでなく、人生を豊かにする資本にも目を向けることの重要性を再認識した。
また、AIに代替されない力として「正解のない問いへの対応力」や「感情的知性」が挙げられており、これからの仕事において高めたいと感じた。
その他、自分なりの成功の尺度が欠かせないという提言、経験を「良質な失敗」と定義し、自ら機会を作る姿勢を持ち続ける必要がある点など参考になった。
Posted by ブクログ
人生は逆張りのポジショニングが重要である。
なぜなら、自分の市場価値は需要と供給によって決まるため、今流行っている学位や資格ほど後々供給過多になり、頑張った分に対して得られるものが割安になる。
最近だとAIやIT人材がそれである。
では常に人気の逆の分野を突き進めばいいのか。そういうわけではない。
キャリアにおいて大切なことは2つある。
1つ目は他の人には真似できない自分の特徴を突き詰めることである。
それは競争優位には、模倣困難性、希少性、代替不能性をみたすことが出来るからである。
これらの条件を満たすものが他の人には真似できない自分の特徴になるため、多くは自分が最も時間をかけてきたものがそれにあたる。(他者が模倣するのは困難)
2つ目はポートフォリオを組むことである。(副業をつくる)
ポートフォリオを組むと、成長の機会、キャリアの多様性、人的ネットワーク構築、のメリットがある。
これらの2つを大切にしたうえで、質ではなく量にこだわり、常にコンフォートゾーンにいない努力をすることがキャリアを作るうえで意識すべきポイント。
Posted by ブクログ
読む前は少し難しい本なのかなと思っていたが、意外と読みやすくてあっという間に読み終わってしまった。
本書では、設定する目的をお金持ちになることでも会社で出世することでも社会的な栄誉を得ることでもなく、持続的なウェルビーイングの状態を築くことを目指すとしている。
この「持続的」というところに新鮮な気づきを得た気がした。というのは、私たちは生きていく中でどこかにゴールを置きたくなるが、人間はいつ死ぬかわからないので、いつか幸せになることを目指して生きることよりも、いつも幸せであること、持続的であること大切にするという考え方にとても共感した。
自分自身もいつか先の将来のために、今頑張ろうというマインドになりがちななのだが、著者の言うこの持続的なウェルビーイングという考え方に触れ、目標はおきつつも、そのプロセスを楽しみながら生きていきたいと思った。著者の他の本も読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
人生も企業のとる戦略と同じ。恥ずかしながら目から鱗のような考え方だった。自分にとっては特に前半部分に示唆があった。
時間という貴重な資本をどう分配するのか、需要と供給を意識して何を目指すか。人と同じことをやっていては競争過多の市場に留まることになる。
ある程度の時間が経過しているが、過去と現在の点を繋いでいき、自分が投下してきた時間資本を振り返り未来を見据えてみる。
Posted by ブクログ
一般のサラリーマンとして生きていく中で、いつもいろんな社会人がモヤモヤしていることを一つ一つ丁寧に言語化してくれた内容だと感じました。
日頃ニュースやビジネス系の発信者から受け取る情報は見るタイミングによって点の情報で受け取り他とのつながりを考える処理に難しさがありますが、この本を読むことで自身のウェルビーイングを軸に資本をどう分配すべきか考えること、そして家族、仕事、社会、経済にどう自分の価値を届けていくのか繋げながら考えられました。そんなきっかけを与えてくれた本です。
とはいえ、このフレームに当てたらスッキリするのか?と言われると難しさも感じるため、考えながら自分の思考の訓練も必要だと思わされています。笑
Posted by ブクログ
私たちがコントロールできる戦略変数は「時間資本」のみ
戦略とは資源(時間)配分のアートとサイエンス
時間資本を筋のいい学習や筋のいい仕事に投下すると、知識・経験・スキルといった人的資本に転換される。
失敗者はお金を稼げなかった人や出世できなかった人ではなく、働きすぎて家族や友人との楽しい時間を過ごせなかった人。
ウェルビーイング
①自己効力感(人的資本)
②社会的つながり(社会資本)
③経済的安定性(金融資本)
Posted by ブクログ
人生を一つの長いプロジェクトと考え、経営学の戦略を人生に適用することで上手くいくという話しである。
長期計画、目標設定、選択と意思決定、学習と成長など人生を考えるのに重要な観点ごとに使える戦略をあげて解説とどのように適用するかを説明してくれている。
ロジカルに書いてあり、読んでてそうだよなと思うが、
具体的に何から始めればよいか、読んですぐに何かを始められやすい形ではないように感じた。
Posted by ブクログ
かつての行動成長経済危期、バブル期はむしろ考えないことが強く求められた。
今はgdp成長率ほぼゼロ。
組織社会国家の問題を解決するには?発言と離脱。
結果が全てマキャベリと、自分らしさのルソー。その中間のアリストテレス。人生の目的をエウダイモニア=善き生と置いた人。
蛇のように賢く、鳩のように素直に。聖書の言葉。第三の道。
自分でコントロールできる戦略変数は?時間資本。
目的は?人生の最後にウェルビーイングを実現すればいいではない。自分がいつ死ぬかわからない。すぐ死ぬかもしれない。だからいつも、持続的に幸せが目的。
3つのウェルビーイング。自己効力感、社会的つながり、経済的安定性。
設定した目標がことごとく達成するのに全然ハッピーにならない。私にとっての時間泥棒は私自身だった。
今の自分は社会的つながりを求めてる。社会資本を高めたい。
30代は?人生の夏。ここと決めた領域に自分の時間や労力といった資源をレーザーのように集光させ人的資本と社会資本を築いていき秋冬の下地を作る。
2割の壁を超えると一気に変化が起こる。キャズム。
人的スキル。需要と供給で考える。流行しているテーマは供給過多。積極的に逆バリすることが求められる。
正解を出すのはAIに任せる。問題を提起する力が求められる。教養=リベラルアーツ。それは自由に思考するための技術。見過ごされてきた問題を提起する。
絶対優位の戦略。他者がいる世界では、パフォーマンスを上げることとゲームに勝つことは違う。そのためにやだだほうがいいことも違う。周りと同じ予想をして同じことをしていても埋もれるだけ。なら風向きが変わった時のために逆バリにかける?
長く残ってきたものが一番学んだ時にこれからも有効である可能性が高いのでは。リベラルアーツ。
エリート。他社の物差しで一心不乱に努力できる人。自分にとって最も大切なものは何か?という問いを考えてこなかった。
学習というと何かを勉強すること、練習することと捉えがちだが、「自分という認知システムが変容すること」その変容によって「世界がそれまでとは違って見えるようになること」。
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。良質な経験を得られる機会を座して待つのではなく、能動的に自ら創り出していく姿勢が必要。
Posted by ブクログ
転職するには、今の仕事を辞めてからするのではなく、ぎりぎりまで続けて見通しがもてるようになってから行う。これがリスクを取ることである。手本となる時間の使い方を見つけ、マネする。才能より長く続ける方が大事である。好きなことと仕事を組み合わせえるような働き方をする。今の自分にとって長く続けてきたこととは、何だろう。ゴルフくらいか。仕事で成功するには、打率よりも打席の数を重視する。失敗しても経験値は大切である。投資(自己投資)は早めに大きな金額を投じることで、後々リターンが大きくなる。新しいことに挑戦し続けなければ成長はない。コンフォートゾーンを抜け出していくことが大切である。結局どの自己啓発本にも書いてあるような、とにかく行動が大事であることや学ぶ際には素直さが大事であることなど論理立てて書かれてあり、腑に落ちた。
Posted by ブクログ
自己啓発本的なのはあまり好きではないけれど
話題になってたのと少し人生に迷っていたので
面白い着眼点だと思い読んでみた
結論から言えばつまらなくはないが期待外れ
人生の経営戦略という割にはあくまで仕事を中心とした考え方が多く
仕事以外に応用できるような話はあまりなかった
特に印象に残るところもなかったかな
Posted by ブクログ
自分の文脈の中で気づきというより、再確認したことは多く、文脈が強化された
・持続的なウェルビーイングな状態
・人的資本、社会資本、金融資本の順番
・ユング 人生の正午
・人生のポジショニング
・強みより、長く楽しく続けられるもの
・オプションを持つこと
Posted by ブクログ
言ってることは腑に落ちる。付箋も多く、気付きも多かった。ただ、具体的な言及は少なく感じた。
若い時に失敗してでも、色んなことに挑戦するべきということがよくわかった。
Posted by ブクログ
ウェルビーイングに向かって生きるのが良いよって事が言いたい本
私がこの本で心が動いたのは下記3点でした。ここはワクワクした。他は目新しいものは無かったと思いました。
①考えた通りに生きなければならない。さもないと生きた通りに考えてしまうから。ポール・ブールジェ
②2割を超えると「相転移」が起きる
変革に前向きな1割程度の人々に働きかけ、彼らをつなぎ合わせ、言うなれば「変革ネットワークの密度」を高めていくことが重要なのです。そして、この密度が組織全体の2割程度を超えたとき、一気に全社的な組織変革のムードが高まると言うのが、私の経験です。
③40代はまだまだ若い実りの秋の時期
ここで守りに入ると残り25年持たないと言うことは覚えておきたい。