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「そもそも生きている意味がわからない」「仕事で失敗するのが怖い」「40代を過ぎて、部下の若手の成長に焦る」「仕事ばかりしていて家族との時間がない」「最近全然成長できていない気がする」…人生でぶつかる様々な問題を、「経営戦略」のコンセプトで解決する、まったく新しい生き方の本。超人気著者の集大成!
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Posted by ブクログ
人生の最終目的が「幸せになること」であれば、それを達成するために、一体何の要素が必要で、どういう手順で攻略していけばよいのか。 まさに「人生というマラソンを、戦略的に考えて行動する」ということであるが、混沌とした時代だからこそ、必要な考え方だと思う。 しかしながら、本当に自分の人生を、自分自身の手で...続きを読むコントロールできるものなのか? 人生とはハプニングの連続で、思い通りに行かないことはよく理解している。 一方で、自分の人生が理想通りに行くことも、心の奥底で強く願っている。 もし自分の人生が思い通りになって、幸せな生活を送れるならば、何て素敵なことだろう。 果たして、そんなことが実現可能なのか? 我々は、「幸せの総量」とは決まっているもので、それはトレードオフの関係だと思い込んでしまっているのではないか。 要は大きな犠牲を払わないと、幸せは手に入らないものと思っている。 もしくは他人の持っている物を収奪しないと、自分の人生は豊かにならないと思い込んでいる。 ある面ではそういうこともあるかもしれないが、本質的に「犠牲や収奪」と「幸福」に因果関係はないはずだ。 我々はやはり「人生」という攻略すべき課題に対して、理解度と解像度が低すぎる、ということではないだろうか。 人生という名のマラソンで勝利するための「本質」が見えていないということだ。 どうすれば我々は「幸福」という名のゴールテープを切ることができるのか。 非常に興味深い問いを考えるきっかけとなったが、裏側の本音としては「もっと早く知っておけばよかった」ということを感じてしまった。 私はすでに50代後半で、本書によれば人生の「秋」である。 春を生きる若者たちは、早めにこの「人生の経営戦略」を理解した方がいい。 それだけこの方法は、汎用性が高くて、実践的だ。 幸福とは、決してトレードオフの関係ではない。 参加者全員が、参加者なりの幸福を手に入れる方法があるはずなのだ。 本書では、経営学の代表的なコンセプトが20個紹介されている。 「ポジショニング」「ブルー・オーシャン戦略」「オプション・バリュー」など、ビジネスパーソンなら一度は耳にしたことがある言葉ばかりのはずだ。 これらを、個々の人生を豊かにするための「思考の武器」として活用せよという話だ。 その中でも核心として、人生を幸福にするための「構成する3要素」を定義したことが、本当に素晴らしい。 この理論は非常に説得力がある。 今からでは遅いかもしれないが、この3要素をどうやって高めていくかを考えることは、今後の私自身の人生でも重要な気がした。 3要素とは以下のことだという。 ①人的資本(自己効力感)自分の能力が誰かの役に立っているという実感 ②社会資本(社会的繋がり)家族、友人、地域、あるいは教え子のネットワークなど、良好な人間関係 ③金融資本(経済的安定性)将来への不安がなく、生活を維持できる基盤としての金融資産 確かにこれら3点が揃っていれば、幸福な人生を送れそうだ。 問題は「どうやってこれら3点を揃えのるか」ということだ。 ここでも著者は、非常に面白い視点を与えてくれる。 3点とも「資本」という言葉を使用しているが、この「資本」という考え方そのものが重要なのだという。 資本とは、投下して増やすことに意味がある。 人的資本を使って、社会資本を増やし、さらに金融資本を増やすのだという。 確かにこの3点は連動していて、順番も①→②→③と決まっている。 ③を最初から持っていても、①②を後から取得することは、実は難しい。 そして、③を持っているだけでは、今後増えることはなく、むしろ資産は減る一方となってしまう。 ③を増やしていくためにも、①②の要素は必要不可欠となる。 こう考えると、最初の資本である①人的資本を、どうやって得るかが非常に重要になってくる。 それも若いうちに。 人生の春と言われる30歳までの時期に、①人的資本を得られるかどうかが、運命の分かれ道と言っても過言ではない。 ここで著者は非常に重要な指摘をする。 20代の時期は①②③のどれも持っていないないとしても、「ほぼ全員が共通して持っている、唯一の基本的な資本がある」という。 それが「時間」なのだという。 うーん、深い!! そして正しい。 私自身が50代後半だからこそ、この正しさが身に沁みて理解できる。 20代の頃、スキルも人脈も金も持ってなかったが、時間だけは確かにあった。 その時間をどうやって使うかで、その後の人生が大きく変わってしまう。 これほど恐ろしい話はない。 本当に「もっと早く知っておけば」と思ってしまう。 人生において、誰でも持っている唯一の元手は「時間資本」だったのだ。 我々は毎日平等に配分される24時間という資本を元にして、それを他の資本へと変換していくゲームの中にいる。 まずはこのゲームの変換ルールを、戦略的に理解しなければ、話にならない。 20代でやるべきことは、それこそ本当に単純だ。 圧倒的に持っている「時間」という資本を使って、次の資本である「人的資本」を得るための「スキル、知識、仕事経験」を高めることだ。 そうすれば、自身の市場価値は上がっていき、人的資本が成長していく。 20代の内にガムシャラに働き、一人前に仕事ができるようになるのは、実は人生の成功のためには理に適っているということなのだ。 若い人でも勘違いして、人的資本(実力)を磨かないまま、社会資本(人脈)を求めて異業種交流会などに通うことがあるが、これは無意味だと著者はバッサリと切り捨てている。 社会資本とは「あいつに任せれば大丈夫だ」という人的資本の裏打ちがあって、初めて成立するもの。 実力もないのに人脈を広げようとする行為は、投資効率が著しく低い「死に金ならぬ死に時間」となるという。 非常に恐ろしい指摘である。 時間だけは、後からでは絶対に手に入れることができない。 ゲーテの「ファウスト」や、エンデの「モモ」でも語られているが、我々は時間ほど大事なものはないと、もっと自覚すべきだ。 人生の限られた時間の中で、どうやって幸福を手に入れるのか。 特に私自身、会社員としてはまさに終わりに差し掛かっている訳で、これからの会社での時間をどう過ごすかの選択も、非常に重要になってくる。 本書では、50代は「秋」に該当し、そのキーワードは「広げる」だそうだ。 これまでに培った能力や人脈を自分一人のために使うのではなく、新しいプロジェクトの立ち上げや、後輩の育成を通じて社会に還元していく時期。 状況(コンテキスト)に合わせ、仕事のギアを変える「コンテキスト・リーダーシップ」こそが、50代で学ぶべき姿勢と説く。 今の居心地の良い場所に安住せずに、広げる方向へ、あえて場所を変えて勝負する勇気が必要なのだという。 耳の痛い話であるが、停滞して勝負を避けるよりは、人生を懸けてできる仕事に挑戦することは、なんだか面白そうだ。 そういうマインドセットを持つことも、重要なのだろうと思っている。 言われたことだけをやる道具的な生き方はつまらない。 目先のお金を得るためだけに、嫌々働くのも、本当にもったいない。 仕事を活き活きと楽しんで働けることが一番である。 フロー状態(没入)にあるときは、人は最も幸福を感じるそうだ。 自分の人生を、経営戦略的に考えてみる。 「あなたの人生の勝利条件は何か?」 この問いに対する自分なりの解を持つこと。 自分の人生を他人に委ねるよりも、自分自身で主体的に人生を謳歌したいものである。 (2025/11/6木)
自分の人生を客観的に捉える視点を提供してくれる本。人生を冷静に考え直す機会となった。 個人的には10.イニシアチブポートフォリオの章が一番刺さった。 「世の中に『理想の職業』などというものはありません。虚像の『理想の職業』を追い求めるよりも、『複数の仕事の長所と短所を補完的にうまく組み合わせること』...続きを読むを追い求めるべきでしょう。」 やりたいことはぼんやりあったが踏み切るには経済面に不安があった。そこで、安定した収益を確保できる仕事を持ちつつも、本当にやりたいが収益が不安定な仕事に挑戦するという考え方が提示されており、個人的にしっくりきた。
なんで読みやすく、ビジネスマンとしても1人の人間としても学びが多い本なんだろうか。山口さんの本は平易に表現されていながらも、整理され中身がぎゅっと詰まっている。本当に山口さんの整理する力には憧れる。 ここでの学びとは①フレームワークやファクトに基づいた知識、②山口さんや過去の偉人たちの経験にも基づ...続きを読むいたノウハウ、③本を通して感じる私自身の改善点である。 頭では理解するものの、目先のことに囚われてしまったり、人のものさしで比較をしては「自分は …」と落ち込む。そして「頑張ろう」とする。頑張るは楽しむには勝てない、確かにそうだ。私ごととして英語を頑張ろうとしているが、楽しさを忘れ、時々苦行化する。これでは英語力の伸びは小さい。 人といられる嬉しさ「人的資本」を潤わせるためにも目先のことに囚われず、たくさん打席に立って人生の秋・冬を迎えたい。 なにごとも一朝一夕には上手くいかないので、長く続ける、打席に立つ、良質な失敗をしながら豊かは人生にしていきたい。 少し時間を空けて、2026年にもう一度読みたい。
40代半ばを過ぎ、思わぬ病気で休職したあと仕事を辞めた。あらためて自分の半生を振り返る心境になっていた時期に出会った1冊。 自分の人生を客観的に振り返ることができた。 読後、残りの人生(明日終わるかもしれないが!)を生き切ってみようと思わせてくれた。
このようなビジネス本はうさんくさく感じてしまうことが多いが、著者の本は読みやすい。 様々な学問及び偉人の考え方を落とし込んで話がすすむため、自分に当てはめてイメージしやすいし、 内容がスッと入ってくる。 意識を変えるよりまず行動する、自分の幸せの指針を考える、人生の春夏秋冬、人材の価値の需要と供給(...続きを読む流行の資格や学位にのっかるより逆張り)、移動して自分の居場所をみつけるポジショニング、好きに勝ることない、長く続けることの価値、凡庸なアーティストは模倣する。偉大なアーティストは奪う。、みっともないことをしているか(失敗し成長の機会を得ているのか)、コンフォートゾーンを抜ける どれも意識していきたいし、そのために時間がたったらまた振り返りで読みたい。 そして素直さ忘れず、リベラルアーツを少しずつ学んでいきたいと思った。
何げなく手に取った本ですが、非常に多くの示唆があり、名著でした。 今までの価値観が通用しなくなっている今、 「どう生きるか」の道標となる一冊でした。 人生を「経営」と結び付ける視点も興味深く、納得できました。 内容は深いのに読みやすく、子供達が人生に迷った時、贈りたい本です。 人生の折り返し地点を過...続きを読むぎた50代の私にも、参考になる点が多く、全ての世代にオススメしたい本です。
40代から50代に向けて人生の大きな転機の方に活力を湧き立たせて行動を促す良書でした。経営戦略を人生戦略に活用しようという視点も面白く、経営戦略を自分事として捉えられます。自分の人生を見つめ直し、悩みや転機を乗り越える方法が具体的で科学的のため、ストンと腹落ちして行動に繋げやすい点がとてもおすすめの...続きを読むポイントです。読み終えた後、連鎖的に学びを深めたい人には、読書リストが最後についているなどの工夫もおすすめポイントです。
■個人の人生をコンサルのフレームワークで再定義し、自己を一つの「経営体」として捉え直す戦略書。単なる効率化の追求ではなく、人生という事業をいかに主体的にドライブさせるかという問い。 ■そこら辺の自己啓発本が、「金稼ごう!筋トレ!サウナ!成長!」のマキャベリ型と、「競争なんてどうでもいいよね、自分ら...続きを読むしく。。」という穏やかルソー型に2極化する中で、本書は両方を取りにいく。 ■唯一コントロール可能な①時間資本を燃料に、②人的資本を磨き、③社会資本を構築し、④金融資本を高めるという投資順序を示しつつ、真の幸福は人的×社会×金融という3資本すべての掛け算で決まるという設計思想は興味深い。 時間配分を誤らず、どれか一つに偏らず3要素の積を最大化する姿勢が実践的で腑に落ちる。 ※よくある失敗例 ①→③:実力なく懇親会に通う虚しさ ①→④:ただ投資とかの儲かり話に乗っかる。 ②→④実績無いのに給料アップを要求する資格マニア、といった典型的な失敗パターンへの警鐘も込められている。 ■会社は安全策を取る後発層だと冷静に見極めた上で、自分ぐらいは誰よりも早く変化を察知し動く側でありたいと改めて認識。 ■日本の衰退が直面しているのはデジタル人材の不足ではなく「自己決定能力の喪失」だというトインビーの指摘の引用には背筋が伸びる。他者のモノサシに従属し、選ぶ責任を放棄した現状への警鐘に背筋が伸びる。 ■また、停滞と言われる日本も、治安や食、教育等の「幸福の指標」は世界最高峰。既存のGDPや経済成長率という他者のモノサシに縛られず、自分なりの尺度を再設定する重要性を痛感。 ■与えられたモノサシを疑い、自分の評価軸を持つ覚悟を促す、人生の経営戦略書。
本書を通じて、さまざまな経営フレームワークに自分自身を当てはめ、株式会社自分をどう経営していくかを考えるきっかけを得た。 特に印象に残ったのは、なぜそれをするのかを自分の言葉で定義する重要性である。 他人と比較して自分をベンチマークすること自体は有効だが、そもそもなぜ他人と比較するのかを言語化でき...続きを読むていないと、評価軸がぶれてしまう。 成長という言葉はよく使われるが、他人との優劣ではなく、過去の自分と比較して前進しているかどうかを基準にする方が、人生という長期戦略には適していると感じた。 また読み進める中で、人生の秋フェーズにいる上司の姿が何度か頭に浮かんだ。 これまではどこか世間とのズレを感じていたが、本書を通して振り返ると、人生の夏フェーズから秋フェーズへの移行がうまくできていない状態なのではないか、という見方もできると気づかされた
経営戦略を人生に落とし込んで論じた本。 人生における"資本"という概念を細分化、関係性を明確にすることで自分の立場で今何をすべきかを明確に出来た。 ライフワークバランス、働いて働いてとの高市総理の言葉が話題になる今の日本でこそ読まれるべき本であると思う。
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