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「お金さえあれば不安は消える」─そんな幻想に、私たちはいつからとらわれてしまったのか。 人口減少、物価高、老後資金……先の見えない時代で必要なのは、不安の正体を見きわめ、社会と向き合う視点だ。 ともに生き延びるための生存戦略を描こう。
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Posted by ブクログ
え、なんかすごい腑に落ちるお金の本だった。 投資とか今後のお金のことを考えなくては、となるより、お金があっても社会にヒトがいないとだめだよねっていう話がすごくなるほど感あった。 ヒトダイジニ。
お金の不安は人と共有しにくい分野。 例えば老後2000万円問題など お金の不安はメディアによる煽りの影響が大きいから そこの問題も大いにあると思う。 2000万円あったとしても社会を支える人がいなければ その費用は2倍にも3倍にも膨れる可能性があるから。 稼がなきゃ!貯めなきゃ! 投資しないと置いて...続きを読むいかれる! と、不安になる前に少し落ち着きなさい。と 考える事はそこじゃなくてええんやで。と 自分は何に安心したいのか。 誰と支え合って生きるのか。 どんな仕事なら長く続けられるのか。 お金以外に育てるべき資産は何か。 社会が変わる中で、自分はどう役に立てるのか。 そんなヒントを貰える本でした
いくらお金をためても、モノやサービスが限られていたら、 結局一番多くお金を持っている人にそのモノやサービスは行ってしまう。 お金を貯めることよりも、社会としてどうみながはたらくかを考えよう。 ってな感じの本かな。 人生で蓄えられる資産は ①人的資本 (自分自身) ②社会関係資本 (身近...続きを読むな人や仲間) ③金融資本 (お金) の3つしかない。 という言い切り、いいね。 どうしても③のお金に目がいってしまうから、 老後2000万円問題、とかの話に政治からしてなってしまうけど、 最初に書いたように、お金は比較の問題なので、いくらあっても追いつかない。 それより自分を磨き、頼れる仲間を作るほうが大事、 ってのはうなずける。 私自身も、、、③は相続で苦労し子育てに追われ、その二つが終わってやっと楽になったが、 その間もどうにか①と②は大切にしてこられた気はしている。 そして定年を間近に控えた今も、 いかに働くか、人のためになるか、を優先して考えている。 もちろんラン旅をするお金は欲しいのだけど。 子供たちもお金に目がいってしまう今日。 なんとか変えて生きたいものだ。 良い本。 第一部 整理する―「外」に侵されない「内」の軸 (その不安は誰かのビジネス―焦りを生む空気からどう抜け出すのか?; 投資とギャンブルの境界線―成功者を真似てもなぜうまくいかないのか?) 第二部 支度する―「内」に蓄える資産 (「会社に守られる」という幻想―労働と投資、報われるのはどちらか?; 愛と仲間とお金の勢力図―お金以外の何に頼ればいいのか?) 第三部 直視する―変えられない「外」の現実 (「あなたのせい」にされた人口問題―なぜ「稼く人が偉い」と思われるのか?; 「お金さえあれば」の終焉―いつまでお金に支配されるのか?) 第四部 協力する―「内」から「外」を動かす可能性 (「仕事を奪う」が投資の出発点―どうすれば仕事を減らせるのか?; 「子どもの絶望」に見えた希望―“大人”の常識はこれからも通用するのか?)
経済に関する本は多く読んできたが、日本経済の停滞理由について、ここまで分かりやすく書かれた本は初めてである。例えば、日本人の生産性の低さについて論じる際、多くの本は時代にそぐわない終身雇用制度や年功序列、無駄な会議といったミクロな要因に原因を求めている。しかし、日本人は世界的に見ても知的水準が高く...続きを読む勤勉な民族であり、そうしたミクロな各論だけでは、30年にわたる長期停滞の理由として納得できるものは少なかった。その点、本書は日本経済停滞の根本原因を人手不足に求めている。ヒト・モノ・カネの相関関係を歴史的な視点から紐解きながら、人口減少社会がもたらす構造変化を論理的に説明しており強い説得力があった。また、これからの時代は限られた労働力というパイを奪い合う社会になること、そしてそのような時代を生き抜くために、個人や企業がどのようなマインドを持つべきかについても、理路整然と分かりやすく書かれている。日本経済の現状と将来像を明快に説明しており、本当に良書を読んだと感じさせられた一冊であった。今年上半期に読んだ知識本の中ではベストワンである。
いろんな新しい視点を得た お金のことしか考えてなかったけど、人がいて、モノがあって初めて金は意味を持つ だから、少子化の今、まずは働き手の確保だったり、無駄の排除だったりを進めないとと思った 投資をしても会社にお金が直接入るわけではない。それならその会社の製品を買った方がいい NISAを始めたと...続きを読むころで、30年後、その株を買ってくれる人がいるのか? 広告には必ず裏で儲ける人がいる。誰がどんな意図でそのことを謳っているのかを必ず考えようと思った
ヒト•モノ•カネのうち、今の日本経済運営の制約になっているのは、カネでなくヒト。そこを間違えずに、個人も社会も今後の生存戦略を考えるべき。このことを順を追ってとてもわかりやすく説いている。随所に示されるシンプルな対置表も秀逸。議論を単純化しすぎている嫌いはあるが、大筋は納得できるし、より多くの人にメ...続きを読むッセージを届けるという意味ではこれが最適解であるように思う。
将来が不安、お金をためておこうと考えてしまうが、将来は人、モノが足りなくなる。そうなるとお金があってもモノがない、人がいないという状況が起こる。 最近はいろんな場面で人出不足を感じていただけに、近い将来どうなってしまうのだろうという不安。 少ない人数で働く方法を模索しつつ、未来を見据えて少子化問題に...続きを読む取り組んでいく必要があると感じました。
本書は、「老後2,000万円問題」や終身雇用の崩壊といった不安が広がる時代に、“お金そのもの”よりも“お金との向き合い方”を問い直す一冊です。 不安の正体を分解し、思い込みや思考のクセに気づかせてくれる構成が印象的です。 特に良かったのは、「一生働く=不幸」ではなく、 「長く社会と関わること=希望...続きを読む」にもなり得る、という視点。 自分の価値やスキルをどう育てるかに焦点を当てている点がとても自身の考えを改めたくなる感覚になりました。 一方で、すでに家計管理や投資に取り組んでいる人にとっては、やや概念的に感じる部分もあるかもしれません。個人的には投資している人も、初心に戻って読むことをおすすめします。
「個人の資産形成も大切だけど、人口問題や生産性など社会全体の課題に目を向けなければ、結局はイス取りゲームになる。」 昨今の投資ブームで、学生のうちから節約して投資にお金を回す人が増えていたり、よく分からないけどとりあえずNISA始めないと!と焦っている声が聞こえたりと、個人のお金の不安を煽って資産形...続きを読む成を勧める風潮を感じるが、だからといって皆んなが資産運用して老後資金を確保できれば皆が安心できる社会になるわけではないだろう。 「社会のために」と言うと綺麗事っぽく聞こえるが、自分自身のために社会のことを考え、協力する、という視点が大切なのかもしれないと感じた。 学生に資産運用の仕方や投資商品などを教えるよりも、まず先に本書を薦めたいなと思う。 [覚えておきたいこと] ☆ 他人の成功を真似しても再現できないことの方が圧倒的に多い。 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(江戸時代の大名・随筆家の松浦静山) 失敗には明確な理由があるが、成功には偶然性、特殊な状況、本人が自覚していない努力、などが積み重っていることも多く、原因は見えにくい。 私たちが無意識に選んでしまう「真似しやすそうな成功例」ほど、成功に必要な要素が抜け落ちている。だから、再現性が低く、失敗を招きやすい。 ☆「もし顧客に望むものを聞いていたら、『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう」(自動車会社フォード創業者、ヘンリー・フォード) 馬車が主流だった当時、人々が望んでいたものは「速い馬」であり、もしAIがあれば速い馬を手に入れる方法を教えてくれたかもしれないが、フォードは本当に望まれているものが、「速く移動する手段」であることに気づいた。 問題の本質を捉えたからこそ、自動車という新たな価値を生み出すことができた。 AIは、与えられた問題を解くことには優れているが、解くべき問題を見つけ出すのは人間の方が得意。そのためにも、日常を深く見つめる「観察力」が重要になる。 ☆ 「社会のために働く」ということは「きれいごと」ではなく、孤立を防ぎ、仲間とつながるための戦略でもある。仲間とは思いやりや優しさだけで結ばれるものではなく、むしろ「自分のため」という利己心が同じ方向を向いたときに強い絆が生まれる。 お金が必要なのは当然だが、お金だけを追いかける生き方は孤立を招く。それよりも、不安やゴールを誰かと共有できれば、人生の可能性はずっと広がる。 ☆ アダム・スミス「貨幣は交換の道具であって、富や価値を生むのは労働だ」、アリストテレス「貨幣は単なる慣習で、富そのものではない」。 お金が価値を持つためには、「働いてくれる誰か」が必要。働く人が減れば、モノやサービスの供給が衰え、物価が跳ね上がり、貨幣の価値は目減りする。 だから資産運用でお金を増やす努力だけしても根本的な解決にならず、本当に必要なのは生産力そのものを底上げすること。→少子化対策 ☆「お金さえ回せば経済は良くなる」という常識は「カネが制約だった時代」だけ。少子高齢化が進む今、不可欠なのはヒト(働く人)とモノ(資源)。日常生活においても、お金を節約するだけでなく、「人手を節約する」という意識が求められる。 ☆ 今、私たちが直面している問題を、単なる個々の「お金の不安」と認識してしまうと、自分のお金や仕事を守る思考になってしまうから協力は難しい。 でも、問題の本質が「人手不足」という社会全体の課題だとわかれば、状況は変わる可能性がある。
社会的金融教育家を名乗る著者による、お金の不安に対する考え方を説いた一冊。 著者は、この本の目的を冒頭でこのように述べています。 『この本で考えたいのは、息苦しい「お金の不安」から、どうすれば抜け出せるかということだ。それは、「お金をどう増やすか」という投資の話でもなければ、「気の持ちようで不安は消...続きを読むえる」という精神論でもない。新しい時代を生きるための具体的な生存戦略の話だ。』 また、この本の全体像を、8つの問い、4つの行動で構成しています。 ・整理する ①焦りを生む空気からどう抜け出すのか? ②成功者を真似てもなぜうまくいかないのか? ・支度する ①労働と投資、報われるのはどちらか? ②お金以外の何に頼ればいいのか? ・直視する ①なぜ「稼ぐ人が偉い」と思われるのか? ②いつまでお金に支配されるのか? ・協力する ①どうすれば仕事を減らせるのか? ②”大人”の常識はこれからも通用するのか? これらの質問に対し、漠然とした不安を感じるかたには具体的な解決策ではありませんが、考え方のヒントが述べられていますので、参考になると思います。 老後2000万円問題をきっかけに、特に老後にお金の不安を抱える人が多いと思いますが、今後の心構えとして知っておくべき内容だと思いました。周りの情報に振り回されず価値を考えること、ピケティの法則の本当の意味、制約条件がカネからヒトへ移行していることなど、言われてみれば、という話が多く、理解が深まります。著者が遭遇した阪神淡路大震災の経験から得られたことなど、著者の背景を踏まえるとより納得が深まります。投資やリスキリングといったことも重要だとは思いますが、その前にこういう考え方を身に付けることも重要だと思います。 ▼長らく日本をおおってきた「がんばっても報われない」という閉塞感は崩れ始めている。ギャンブル的な投資で一攫千金を狙うより、「働いて稼ぐ力」を着実に育てるほうが、人生を現実的に好転させられる時代が来ている。 ▼AIは、与えられた問題を解くことには極めて優れているが、解くべき問題を見つけ出すのは、人間の方が得意だ。そのためにも、日常を深く見つめる「観察力」が重要になる。 ▼会社は、社員を養うための装置ではない。会社とは、価値を生み出し、社会に役立つための場にすぎない。誰かの役に立つ価値を提供できなければ、企業は容赦なく淘汰される。「会社が社員を支える」のではなく、「社員が会社を支える」、あるいは、「社員が会社を通して社会を支える」。そんな単純な真実を、リーマンショックの嵐の中で骨身にしみえ理解した。 ▼貯蓄自体を否定するつもりはないが、それだけでは根本的な解決にならない。イスそのものを増やす取り組み、つまり人材不足や少子化への対処が必要だ。お金だけでは解決できない現実が、すでに日本のあちこちで表面化している。 ▼「老後の不安」は、個人の資産形成で解決する問題ではなく、人口構造という国全体で取り組むべき問題だった。それがいつしか、「個人のお金の不安」にすり替えられてしまった。 ▼私たちの生活を縛る制約は、カネからヒトへと移っていく。経済の重心が、お金から働く人へと大きくシフトする局面を迎えているのだ。 ▼重要なのは「大人になってから身につけた常識」と「子どもの頃に感じた素直な直感」との間にある葛藤に気づくことだ。その葛藤を無視し続ければ、私たちは新しい時代へと踏み出せない。 <目次> はじめに── どうして、お金の不安が増えるのか? 誰もが抱えるお金の不安 作り出される孤独 不安のカタチは変わってきた 社会を物語のように俯瞰してみる 子どもたちの問いが教えてくれたこと 8つの問い、4つの行動 第一部 整理する――「外」に侵されない「内」の軸 第1話 その不安は誰かのビジネス ――焦りを生む空気からどう抜け出すのか? 増幅される「時間の焦り」 価値観を試す「メロンジュース」の問い 「欲しい」から「買わされる」へ カネも不安も売る時代 「価格」より「価値」を優先する生き方 「焼きうどん」が教えてくれたこと その不安は、あなたのものか コラム1 不安連鎖社会を断ち切るために 第2話 投資とギャンブルの境界線 ――成功者を真似てもなぜうまくいかないのか? 「みんな儲かっている」の正体 誰も教えない「儲けのレシピ」 「100億男」の末路と教訓 儲けたお金は誰の財布から? 健全な投資とギャンブルの見分け方 なぜ努力は報われなくなったのか コラム2 「知らないと損する投資術」は存在しない 第二部 支度する――「内」に蓄える資産 第3話 「会社に守られる」という幻想 ――労働と投資、報われるのはどちらか? 「投資をがんばった方がいい」という誤解 あなたをめぐる人材争奪戦 AIに負けないための「観察力」 「会社に守られる」という幻想 支えるのは会社か社員か 「稼ぐ力」の磨き方──仕事から「為事」へ 第4話 愛と仲間とお金の勢力図 ――お金以外の何に頼ればいいのか? カレーに宿る愛と利己心 「選べない村社会」から「選べる仲間」へ 「必ず6を出せる男」の愛され力 共感を生む「自分の不安」 「不安」と「ゴール」の共有戦略 第三部 直視する―― 変えられない「外」の現実 第5話 「あなたのせい」にされた人口問題 ――なぜ「稼ぐ人が偉い」と思われるのか? 現代版アリとキリギリス 「老後の安心」を奪い合う日 バスが来ない、先生もいない 暮らしが壊れる「1100万人の働き手不足」 「1円も稼がないこと」の価値 値上げされた100円は、どこへ消えた? 円安と日本が失った「力」 お金の不安という幻想 コラム3 「ドルを稼ぎ、土地を失う」外貨投資の副作用 第6話 「お金さえあれば」の終焉 ――いつまでお金に支配されるのか? 命を奪う「モノ不足」の恐怖 700年ぶりの人口危機――ヒトが制約になる時代へ 「ヒトの制約」を管理する人 ヒトよりカネを優先する構造 経済を回せない巨大ピラミッドの罠 もったいないのは何か? 第四部 協力する――「内」から「外」を動かす可能性 第7話 「仕事を奪う」が投資の出発点 ――どうすれば仕事を減らせるのか? 「シイタケ」で読み解く給料アップの秘密 仕事が減るほど豊かになる理由 銀行が隠す「お金が眠る」カラクリ 「投資される側」になる勇気 「守る」ことで失った30年 「奪い合い」と「分かち合い」の選択 第8話 「子どもの絶望」に見えた希望 ――〝大人〞の常識はこれからも通用するのか? 「最近の若者」の正体 歴史を変える非常識な挑戦 「出る杭」が打たれない条件 あなたが社会を変える可能性 危機感という希望
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