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「お金さえあれば不安は消える」─そんな幻想に、私たちはいつからとらわれてしまったのか。 人口減少、物価高、老後資金……先の見えない時代で必要なのは、不安の正体を見きわめ、社会と向き合う視点だ。 ともに生き延びるための生存戦略を描こう。
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Posted by ブクログ
本書は、「老後2,000万円問題」や終身雇用の崩壊といった不安が広がる時代に、“お金そのもの”よりも“お金との向き合い方”を問い直す一冊です。 不安の正体を分解し、思い込みや思考のクセに気づかせてくれる構成が印象的です。 特に良かったのは、「一生働く=不幸」ではなく、 「長く社会と関わること=希望...続きを読む」にもなり得る、という視点。 自分の価値やスキルをどう育てるかに焦点を当てている点がとても自身の考えを改めたくなる感覚になりました。 一方で、すでに家計管理や投資に取り組んでいる人にとっては、やや概念的に感じる部分もあるかもしれません。個人的には投資している人も、初心に戻って読むことをおすすめします。
「個人の資産形成も大切だけど、人口問題や生産性など社会全体の課題に目を向けなければ、結局はイス取りゲームになる。」 昨今の投資ブームで、学生のうちから節約して投資にお金を回す人が増えていたり、よく分からないけどとりあえずNISA始めないと!と焦っている声が聞こえたりと、個人のお金の不安を煽って資産形...続きを読む成を勧める風潮を感じるが、だからといって皆んなが資産運用して老後資金を確保できれば皆が安心できる社会になるわけではないだろう。 「社会のために」と言うと綺麗事っぽく聞こえるが、自分自身のために社会のことを考え、協力する、という視点が大切なのかもしれないと感じた。 学生に資産運用の仕方や投資商品などを教えるよりも、まず先に本書を薦めたいなと思う。 [覚えておきたいこと] ☆ 他人の成功を真似しても再現できないことの方が圧倒的に多い。 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(江戸時代の大名・随筆家の松浦静山) 失敗には明確な理由があるが、成功には偶然性、特殊な状況、本人が自覚していない努力、などが積み重っていることも多く、原因は見えにくい。 私たちが無意識に選んでしまう「真似しやすそうな成功例」ほど、成功に必要な要素が抜け落ちている。だから、再現性が低く、失敗を招きやすい。 ☆「もし顧客に望むものを聞いていたら、『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう」(自動車会社フォード創業者、ヘンリー・フォード) 馬車が主流だった当時、人々が望んでいたものは「速い馬」であり、もしAIがあれば速い馬を手に入れる方法を教えてくれたかもしれないが、フォードは本当に望まれているものが、「速く移動する手段」であることに気づいた。 問題の本質を捉えたからこそ、自動車という新たな価値を生み出すことができた。 AIは、与えられた問題を解くことには優れているが、解くべき問題を見つけ出すのは人間の方が得意。そのためにも、日常を深く見つめる「観察力」が重要になる。 ☆ 「社会のために働く」ということは「きれいごと」ではなく、孤立を防ぎ、仲間とつながるための戦略でもある。仲間とは思いやりや優しさだけで結ばれるものではなく、むしろ「自分のため」という利己心が同じ方向を向いたときに強い絆が生まれる。 お金が必要なのは当然だが、お金だけを追いかける生き方は孤立を招く。それよりも、不安やゴールを誰かと共有できれば、人生の可能性はずっと広がる。 ☆ アダム・スミス「貨幣は交換の道具であって、富や価値を生むのは労働だ」、アリストテレス「貨幣は単なる慣習で、富そのものではない」。 お金が価値を持つためには、「働いてくれる誰か」が必要。働く人が減れば、モノやサービスの供給が衰え、物価が跳ね上がり、貨幣の価値は目減りする。 だから資産運用でお金を増やす努力だけしても根本的な解決にならず、本当に必要なのは生産力そのものを底上げすること。→少子化対策 ☆「お金さえ回せば経済は良くなる」という常識は「カネが制約だった時代」だけ。少子高齢化が進む今、不可欠なのはヒト(働く人)とモノ(資源)。日常生活においても、お金を節約するだけでなく、「人手を節約する」という意識が求められる。 ☆ 今、私たちが直面している問題を、単なる個々の「お金の不安」と認識してしまうと、自分のお金や仕事を守る思考になってしまうから協力は難しい。 でも、問題の本質が「人手不足」という社会全体の課題だとわかれば、状況は変わる可能性がある。
これは、中高生の課題図書にしても良いし、大人が読んでも充分勉強になる良書。個人的には選挙前に読んでおくと、良いのではと思った。不満ではなく、不安を共有できる仲間、これを見つけてよりよい社会を目指してその一員として、自分ができることを探し続けたい。
・挑戦を応援するのが金融の本質 ・昔は、人口減少という社会の問題だったのが、いつしか老後2000万円問題という個人の問題にすげ替えられた。 ・老後2000万円問題の本質は、労働力不足。 ・労働力が不足したままだと、2000万円を蓄えた人たちの中で、取り合いになる現実は変わらないし、供給する金額も高く...続きを読むなるばかり。 ・バス運転手も、教員も、介護施設も人手不足。 ・お金を稼ぐ人が偉いという風潮を改める必要がある。 ・お金は交換するための手段。愛、仲間、お金という生きる要素のうちの1つ。 ・共通の不安やゴールがあれば、協力できる。お金を稼ぎたいは個人的で、協力者を募れるものではない。
うわぁ。 2040年。 労働人口が1100万人減少。 それによって、農家7割減少。農作物高騰。 空家増大。でも、大工6割減って、リフォームできない。 道路、橋、水道、ガス管 インフラの75%が老朽化して、立ち入り禁止区域や、通行止めが相次ぐ。 これよんで。 金金金。fireで遊んで暮らす。 や、ミニ...続きを読むマルに暮らして、ひっそりと生活する。 っていうのかここ最近流行ってるけども。 それがますます拍車をかけてるな。と。 子どもをたくさん産んで育てて、 育てなくても、新たな発明をし続け、 労力なくして仕事が賄えるような発見や、発明こそ大事で。 子どもを産まないと選択した人々も、みんなが子どものために動いて、子どもを産んで育てている方々を大いに助け、産まない選択をしたなら、日本の未来のためになんらかの働きかけをしていかないと、たった14年でどえらいことになる。 高校生がこの方の授業のあとに、 なんでこんなことになってるのに、大人は危機感ないんですか? と、聞かれた。と。 本当にそうだな。と。 お金云々もそうだし、 そもそも子どもに時間取られるのは自分の時間なくなるし無理。 子ども欲しくてもできない。 一人がギリギリ。 そんないろんな全ての人たちへ、 新たな命を育む政策。今すぐ必要だと。 本気で思ったよね。 2000万円ないと老後資金が足りない。 と言ってけども。 14年。たったの14年後。 2000万円あっても介護する人が相当いなくなるから、老老介護。友達同士で助け合い。 90.80代で、子どもがいない人は、動ける人が動けない人の世話をし続ける。 おそらく医療も発展はするが、 医者の数が少なくて、ある程度は諦めてもらうだとか、より命が助かりそうな人優先になったり、 事件とか起きなくとも、 どんどん人が減って、取り合いも減って、 ほとんどがAIになって、 動ける場所が指定されて。 それ以外はどうぞ自己責任で。全て自分で。 うちの娘14年後27歳 息子22歳。 どうなるかわからんけど。 勉強とかではなく、健康で元気だったらみんな高級取りになるんじゃ。笑 バカやろーでも、アホポンでも、メンタル弱弱でも、是非うちの会社に。 ってなるんじゃなかろうか。 笑14年後。わたしもまだまだ現役。 そうか、そのころは引くて数多だな。 人材、友達。人。とにかくヒトを大切にする時期に来てる。 それだけは間違いない。 金があっても買えるものない。。。そんな日がすぐそこまで来てるそうですよ。
今までに読んだことがない視点を持った本。 お金を貯めりゃ何とかなると思っていたが、その考えはとても狭い視野での考えだったことがわかった。著者の言うように、日本の根本の問題に目を向けていきたい。私は40代だが、日本のために頑張って行きたいと感じた。 たまに見返すべき本。素晴らしい。
危機感。 私には欠落していました。 未来の若者の為に再度微力ながら貢献したいと思いました。 ありがとうございました。
不安を煽る商品やサービスへの疑問。 投資を推奨することへの疑問。 そもそも『価値』とは何なのか。 長年抱えていたこれらの疑問に対し、納得出来る内容が書いてあった。 一見すると難しい内容を、ここまで理解しやすくする文章力もすごい。 今後の子どもたちの為にも、読み返したい一冊。
お金がないと老後が不安だ。だからお金をたくさんためればよい。 一方で、本当にそれで不安はなくなるのだろうか?とさらに不安になる。 この、お金に執着する自分に感じるかすかな違和感の正体を理解できた本だった。お金がいらないとか、投資をする必要がないという話ではない。そこに囚われすぎて、本当に解決すべき...続きを読む問題から目をそらしていないか?という本。 本当に解決すべき問題とは、人口減少への向き合い方。お金がいくらあったって、働いてくれる人が居なければなんの役にも立たない。コロナ禍で、お金があってもマスクが買えなくて、トイレットペーパーが棚から消えて、という経験をしたはずなのに、その本質を忘れている私たち。 だけど、希望もあって、人手不足だからこそ待遇を改善する要求ができたりもする。 そして、災害など有事のときには、「頑張って乗り越えよう」「みんなで節電しよう」「食料を分かち合おう」と行動できた私たち。けして、現代人が思いやりがなく連帯がない守銭奴だとかそういうことではない。 災害時を想像して…とまでいかなくとも、足元で自分の行動の影響を考えて、どう動く?と自問することが求められていると思った。もちろん他にもやらなければいけないことはたくさんあるけど。 本質に目を向けること、自分で考えること、仲間と考えること。陳腐な言い方かもしれないけど、前を向いてこれからを作っていきたい、と思える本だった。
物価高、円安、老後2000万円問題などのお金の悩みが日々話題にあがるが、その不安に対して本当にお金さえあれば良いということなのか、紐解いていける本だった。 少子高齢化が進む中、業界によっては働き手不足も問題になっている状況下だが、個人として資産形成はしていきつつも、広い視点で考えていきたいと思う。
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田内学
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