あらすじ
「お金さえあれば不安は消える」─そんな幻想に、私たちはいつからとらわれてしまったのか。
人口減少、物価高、老後資金……先の見えない時代で必要なのは、不安の正体を見きわめ、社会と向き合う視点だ。
ともに生き延びるための生存戦略を描こう。
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Posted by ブクログ
これは、中高生の課題図書にしても良いし、大人が読んでも充分勉強になる良書。個人的には選挙前に読んでおくと、良いのではと思った。不満ではなく、不安を共有できる仲間、これを見つけてよりよい社会を目指してその一員として、自分ができることを探し続けたい。
Posted by ブクログ
・挑戦を応援するのが金融の本質
・昔は、人口減少という社会の問題だったのが、いつしか老後2000万円問題という個人の問題にすげ替えられた。
・老後2000万円問題の本質は、労働力不足。
・労働力が不足したままだと、2000万円を蓄えた人たちの中で、取り合いになる現実は変わらないし、供給する金額も高くなるばかり。
・バス運転手も、教員も、介護施設も人手不足。
・お金を稼ぐ人が偉いという風潮を改める必要がある。
・お金は交換するための手段。愛、仲間、お金という生きる要素のうちの1つ。
・共通の不安やゴールがあれば、協力できる。お金を稼ぎたいは個人的で、協力者を募れるものではない。
Posted by ブクログ
うわぁ。
2040年。
労働人口が1100万人減少。
それによって、農家7割減少。農作物高騰。
空家増大。でも、大工6割減って、リフォームできない。
道路、橋、水道、ガス管 インフラの75%が老朽化して、立ち入り禁止区域や、通行止めが相次ぐ。
これよんで。
金金金。fireで遊んで暮らす。
や、ミニマルに暮らして、ひっそりと生活する。
っていうのかここ最近流行ってるけども。
それがますます拍車をかけてるな。と。
子どもをたくさん産んで育てて、
育てなくても、新たな発明をし続け、
労力なくして仕事が賄えるような発見や、発明こそ大事で。
子どもを産まないと選択した人々も、みんなが子どものために動いて、子どもを産んで育てている方々を大いに助け、産まない選択をしたなら、日本の未来のためになんらかの働きかけをしていかないと、たった14年でどえらいことになる。
高校生がこの方の授業のあとに、
なんでこんなことになってるのに、大人は危機感ないんですか?
と、聞かれた。と。
本当にそうだな。と。
お金云々もそうだし、
そもそも子どもに時間取られるのは自分の時間なくなるし無理。
子ども欲しくてもできない。
一人がギリギリ。
そんないろんな全ての人たちへ、
新たな命を育む政策。今すぐ必要だと。
本気で思ったよね。
2000万円ないと老後資金が足りない。
と言ってけども。
14年。たったの14年後。
2000万円あっても介護する人が相当いなくなるから、老老介護。友達同士で助け合い。
90.80代で、子どもがいない人は、動ける人が動けない人の世話をし続ける。
おそらく医療も発展はするが、
医者の数が少なくて、ある程度は諦めてもらうだとか、より命が助かりそうな人優先になったり、
事件とか起きなくとも、
どんどん人が減って、取り合いも減って、
ほとんどがAIになって、
動ける場所が指定されて。
それ以外はどうぞ自己責任で。全て自分で。
うちの娘14年後27歳
息子22歳。
どうなるかわからんけど。
勉強とかではなく、健康で元気だったらみんな高級取りになるんじゃ。笑
バカやろーでも、アホポンでも、メンタル弱弱でも、是非うちの会社に。
ってなるんじゃなかろうか。
笑14年後。わたしもまだまだ現役。
そうか、そのころは引くて数多だな。
人材、友達。人。とにかくヒトを大切にする時期に来てる。
それだけは間違いない。
金があっても買えるものない。。。そんな日がすぐそこまで来てるそうですよ。
Posted by ブクログ
今までに読んだことがない視点を持った本。
お金を貯めりゃ何とかなると思っていたが、その考えはとても狭い視野での考えだったことがわかった。著者の言うように、日本の根本の問題に目を向けていきたい。私は40代だが、日本のために頑張って行きたいと感じた。
たまに見返すべき本。素晴らしい。
Posted by ブクログ
不安を煽る商品やサービスへの疑問。
投資を推奨することへの疑問。
そもそも『価値』とは何なのか。
長年抱えていたこれらの疑問に対し、納得出来る内容が書いてあった。
一見すると難しい内容を、ここまで理解しやすくする文章力もすごい。
今後の子どもたちの為にも、読み返したい一冊。
Posted by ブクログ
お金がないと老後が不安だ。だからお金をたくさんためればよい。
一方で、本当にそれで不安はなくなるのだろうか?とさらに不安になる。
この、お金に執着する自分に感じるかすかな違和感の正体を理解できた本だった。お金がいらないとか、投資をする必要がないという話ではない。そこに囚われすぎて、本当に解決すべき問題から目をそらしていないか?という本。
本当に解決すべき問題とは、人口減少への向き合い方。お金がいくらあったって、働いてくれる人が居なければなんの役にも立たない。コロナ禍で、お金があってもマスクが買えなくて、トイレットペーパーが棚から消えて、という経験をしたはずなのに、その本質を忘れている私たち。
だけど、希望もあって、人手不足だからこそ待遇を改善する要求ができたりもする。
そして、災害など有事のときには、「頑張って乗り越えよう」「みんなで節電しよう」「食料を分かち合おう」と行動できた私たち。けして、現代人が思いやりがなく連帯がない守銭奴だとかそういうことではない。
災害時を想像して…とまでいかなくとも、足元で自分の行動の影響を考えて、どう動く?と自問することが求められていると思った。もちろん他にもやらなければいけないことはたくさんあるけど。
本質に目を向けること、自分で考えること、仲間と考えること。陳腐な言い方かもしれないけど、前を向いてこれからを作っていきたい、と思える本だった。
Posted by ブクログ
物価高、円安、老後2000万円問題などのお金の悩みが日々話題にあがるが、その不安に対して本当にお金さえあれば良いということなのか、紐解いていける本だった。
少子高齢化が進む中、業界によっては働き手不足も問題になっている状況下だが、個人として資産形成はしていきつつも、広い視点で考えていきたいと思う。
Posted by ブクログ
皆さん必読書です。
いろんなものがたくさんあふれている世の中のお金のあり方について考えさせられました。
今の自分の置かれている環境に、新しい視点をいただいたので感謝しています。
今後の社会変化にも対応されるだろう著者の執筆される読み物には注目していきたいと思います。
noteされてますね。
Posted by ブクログ
第1話 その不安は誰かのビジネス
第2話 投資とギャンブルの境界線
第3話 「会社に守られる」という幻想
第4話 愛と仲間とお金の勢力図
第5話 「あなたのせい」にされた人口問題
第6話 「お金さえあれば」の終焉
第7話 「仕事を奪う」が投資の出発点
第8話 「子どもの絶望」に見えた希望
Posted by ブクログ
ヒト・モノ・カネの資源のうち、これからは圧倒的にヒトが不足する。国として労働力を高めないと、カネがあってもサービスが追いつかず、カネの価値は下がる。
個人として資金を蓄える事も大事だが、継続可能な社会を実現するために、いかに生産性を上げていくか、という視点を持つことができました。
Posted by ブクログ
過去の著者の本を読んでたので予備知識があったからか、すらすら読めました。
最新刊だけあって、最近の社会の状況も踏まえたうえでの言及でとてもためになりました。
過去本からの蓄積でどんどん自分の中での価値観やイメージが固まりつつあります。
こういう本は何回も読んで身になっていくもんだと思うので、今後もこの作者の本を読み進めていきたいです。
2040年問題(労働人口不足)、技術発展にはらむ守りの姿勢の強さなど、日常業務においても世代間の意識の違いや壁を感じてるので、問題提起されていて嬉しかったです。
私自身が感じたのは、たとえば、スマホアプリ化によってついていけない老人たちを、包摂していけない世の中になるんだと思います。世の中で生きていくためには、社会のアップデートに自分自身もついていくことだったり、新たなサービスに怖がらずに挑戦していくことなのかもしれません。
Posted by ブクログ
私自身が田内さんの書籍や発言を比較的沢山追って来ているつもりなので、前半の内容は割と既視感のあるものが多かった。
最終章が特に心に響いた。
現代社会で生きていくことに自信がなくなった時に最終章だけでも読み返したいと思った。
自分自身が3月に出産を控えており、なぜだかここ最近SNSには育児や出産の情報ばかり表示されるようになった。そんな中で「昔は産休育休なんてそんな制度はなかった。今の妊婦は甘いんだ」という意見を目にすることが多々あり、私は甘やかされてるダメな人間なんだ〜と思い詰めることもあった。
しかし最終章の有給休暇の話を読んで、国民の多くが必要と感じたから出来た制度であり、確かに一時的に優遇はしてもらうことになるが、その制度のおかげで子育てに専念でき、その結果として社会貢献に繋がるのでは?と考えるようになった。
1人では生きていけないし、私自身助けてもらう事ばかりだけど、だからこそ日本が立ち止まっている状況ならば、変えられると信じて手を差し伸べていかなければならないと思った。
俯瞰しすぎず、積極的に。
より良い社会を作るために小さな事から!
頑張ろう日本
Posted by ブクログ
「お金さえあれば困らない」という時代は終わった。老後のお金が不安…という悩みは、個人的な資産を増やすだけでは根本的には解決しないという指摘が、目からウロコ級だった。
たとえ老後のために2000万円を用意できたとしても、今抱える社会的な問題が何も改善されていなかったら、そのお金で引き換えられるはずの安心や労働力はものすごい勢いで減る一方で、結局ひと握りのお金持ちしか恩恵を受けられない。
引用:
お金が価値を持つためには、「働いてくれる誰か」が必要だという事実だ。
政府の子育て支援とか、これまでは自分に関係ないと思っていたけれど、個人資産を増やすことばかり考えていると、結局いつまでも不安に付きまとわれる。
投資の考え方も腑に落ちて、誰かの挑戦を応援することが、健やかなお金の使い方なのかもしれない、と考えた。
Posted by ブクログ
昔はお金の介入しない関係性から成り立っているものが多くあったが資本主義が進み関係性を成り立たせるものがお金にかわり、悩む人が増えた。これからは関係性を重視することでお金の方面の不安は減る、みたいな話。正直、お金を稼ぐこと以上にそうした関係性を構築することは難しい気もするためこれを読んで不安は減らないと思う。自分の心持ちは変えられるが、結局お金が全てな社会が変わらない限り不安は拭えない、そしてそれを変える先頭に立つ勇気も力もない。悲しいもんだ。
ただ、老後にお金があれば安心、というのは違うんだなと思った。働く側が居なくなれば金の価値はどんどん下がり、いくらお金があっても生活はままならないかも。ライフラインを維持する仕事はどんどん人気がなくなり、虚業の方が稼げる時代だし。お金どうこうじゃなくてちゃんと生きていく力や関係性を築いていかないとなのかな。
正直、働けないような人たちへの支援は今後は考えて欲しい。働かなくて済むならみんな働かないと思うし、ライフラインすら維持されないのに働けない人の生活は維持されるってなったらおかしいと思う。
お金だけを考えてもこのままの社会制度では意味が無いかもしれない、そういう意味ではお金の不安からお金を含めた不安に変わった。若者向けの社会になるような行動を何か少しでもしたいと思った。
Posted by ブクログ
将来に関する不安が、2000万円問題等お金にのみフォーカスされてしまっている社会の雰囲気に一石を投じる本。自分の中にもあったお金が本質的では無さそうだが、とはいえ何をどう考えればいいか分からないという違和感がクリアになった。
以下、メモ
人生で蓄えられる資産は3つしかない。
・人的資本を蓄えて、自分自身に頼る。
・社会関係資本を蓄えて、身近な人や仲間に頼る。
・金融資本を蓄えて、お金で他人に頼る。
上記を意識しないと、将来に対する不安を全て金融資本の蓄えにより払拭しようとしまっているのが、自分を含めた現代社会の問題だと感じた。
「お金さえ回せば経済はよくなる」と言う常識は、ヒトもモノも無限に存在するという前提に立った、旧世界の幻想にすぎない。
Posted by ブクログ
「お金とは自身や他人の労働がもたらした価値である」という原点に立ち返り、短期的な収入や預金額だけに拘らず、長期的に生活の満足度を高める事を推奨する本。
一方で、昨今の物価高の後押しもあり、自身の財布だけでなく経済全体に対しても不安感が強まっているのも事実である。本書では低賃金な業種からの人材流出といった国内情勢まで議論が発展するも、これは一個人がどうにかできる話ではない。喫緊のお金の不安を解消したい人には期待外れな内容かも知れない。
Posted by ブクログ
◯不安は誰かのビジネスである:
・私たちが感じるお金への焦りや不安は、しばしば金融商品やサービスを提供する側によって作り出されている空気、あるいはビジネスによって増幅されている。
・この焦りから抜け出すためには、外部のモノサシではなく、「内」の軸を持つことが必要。
◯「お金さえあれば」の終焉:
・どんなに懸命に働き貯金をしても、将来への不安は消えないのが現代社会の実情である。
・お金は努力次第で増やせるが、それ自体を目標にすると孤立を招く。
・愛情や仲間といった、お金では買えない、しかし人を強く動かすものにも目を向けるべき。
◯投資とギャンブルの境界線:
・成功者を真似た投資行動が、なぜ万人に成功をもたらさないのかを問い直し、投機的な行動と社会に貢献する投資の境界線を見極める重要性。
◯問題の根源は「担い手不足」:
・老後資金などの不安は、突き詰めれば人口減少による社会の担い手不足に起因する。
・いくら個人がお金を貯めても、サービスを提供する人や財を生産する人がいなければ、そのお金は活かせない。
◯個人のお金ではなく社会の課題:
・個人が自分のお金を増やすことだけを目指すのではなく、協力し合い、社会課題(特に人口減少)の解決に向き合うことが、不安を解消し希望をつかむための核心となる。
◯働くことの価値:
・「一生働く時代」において、労働は単にお金を稼ぐ手段としてだけでなく、社会の担い手として価値を生み出す行為として捉え直すべき。
◯「大人」の常識の更新:
・不確かな時代においては、従来の「大人」の常識が通用しなくなっている。
・子どもたちの素朴な問い(例:「ママよりも年収の高いパパの方が偉いのか?」)から、今の社会が抱える問題の本質を学び、視点を更新する姿勢が求められる。
◯希望は「内」なる軸と社会とのつながり:
・息苦しい不安から抜け出し、希望をつかむためには、他人のモノサシから生まれる不安を捨て、自分のモノサシで始まる安心を築き、社会との連帯を軸に据えた具体的な生存戦略が必要である。
Posted by ブクログ
人手不足が深刻、という話があったが、いくら人手があっても、待遇が改善されない限り、教育や医療、介護現場は改善されないと思った。
あと多くの職場では、何かしらのムダな仕事があると感じる。
Posted by ブクログ
不安は、他人のモノサシから生まれる安心は、自分のモノサシから始まる
「大事なのは、相手をよく観察することです」
やはりポイントは「観察力」だった。相手の気持ちや悩みにそっと気づき、小さな気遣いを積み重ねる。
彼自身が自然に周囲を愛し続けてきたからこそ、周りからの信頼や応援を引き寄せていたのだと思う。
・愛:人を強く動かすが、簡単には手に入らない。
・お金:努力次第で増やせるが、それ自体を目標にすると仲間を作りにくい。
・仲間:愛情や思いやり、あるいは共感、利己心を軸に増やすことができる。
お金が必要なのは当然だが、お金だけを追いかける生き方は孤立を招く。
Posted by ブクログ
田内学さんの本は3冊目。
何か大切な事を言っているのかな、わかったような、わからないようなモヤモヤした感じは今回も同じ。もっとシンプルに書けばわかりやすいのになと。わざとかな?
幾つかの視点は、興味深く、勉強になった。
1、モノ経済からカネ経済への移行。このカネ経済が不安の根本原因。手触りのある具体的な世界から、数学的で抽象的な世界線の拡大。抽象化するほど価値が見えなくなって、シンプルに計量化される価格に踊らされやすくなる。価値と価格。大切なのは価値であり、その基準を持てるか否か。価値と価格は、とても大切な考え方。ミスターマーケットは常に精神不安定なので付き合うとこちらが疲れる。自分の価値基準を持ちたいモノですなぁ。
2、投資の利益は2種類。インカムゲインとキャピタルゲイル。インカムは企業が社会から得た対価としての利益から生み出されるもので適正な報酬。キャピタルは売り手買い手の交換差額であり、なんの生産も伴っておらずギャンブル的。個人的には、それはそうだけど、インカムもキャピタルも良いじゃんかと思う。始まりは誰しもがインカム、つまりは労働の対価から始まっているはずで、ギャンブルシステムがあるおかげで得られることもあるやろと。要は仕組みをうまく使うか否かの話。
3、ピケティの不等式r>gは、投資をしろって言うよりは資産を多く持ったものが有利な社会構造があると言う指摘。確かに、投資しろってふうに勘違いしている面はある。とは言え、これは資本主義である限りそうなんだろうから、社会として再配分する仕組みでうまく是正するしかないんじゃない?税金の仕組みであり、詰まるところは政治なのかなと。
4、金融資本、人的資本、社会関係資本。ここら辺は橘玲先生も言ってたなぁ。カネだけじゃ幸せは手に入らない。健康や家族、友達。バランスですなぁ。
5、これからの日本ではお金よりも人手不足が問題だと言う事。サービスを提供する人や材を生産する人がいなければお金だけあっても仕方ない。ヒト、モノ、カネ。要は、常に希少なものに価値があると言う事で、その時々どのバランスの問題ではないか。技術革新が起きればヒトやモノの価値がなくなる可能性もある。もちろんカネも。だからと言って金がなくていいよ言うことにはならん気がする。
6、日本人がオルカン買うってことは円を売ってるわけで、その反対に円を買った人は日本の資産を買っている。外国から配当金を得て、日本で家賃を外人に払うみたいな関係があると言う事。確かに、取引は常に両面なので、それが東京のマンション価格高騰させたりしてんだろうな。
Posted by ブクログ
読み進めながら「何かどこかで聞いたことあるような事しか書かれていないな」という感想だったけど、3部の終わりくらいから面白くなってきた。
本書の価値は残り1/3くらい以降にあるでしょう(個人の感想です)
Posted by ブクログ
題名からお金の不安を解消してくれる本だとばかり思っていたけど、いい意味で違う角度から今の社会構造からお金の価値を教えてくれた本。お金の不安は尽きない、ただそれは皆同じで社会全体が変わらなければお金があっても生きていけない。社会を変えるのは誰かではない、自分もその一員なんだと考えることができた一冊。
Posted by ブクログ
老後2000万問題に代表にされるような、とりあえず個人資産を用意しておけば大丈夫なような世間の風潮への違和感を言語化している。
もちろん、資産は重要であるものの、それ以外の観点もあるよね?という感じ。要するに、ヒト・モノ・カネのカネに力点が置かれすぎて、特にヒトの観点が抜けている。そもそも、金があっても、何かしらの仕事をする人がいなければ、意味がないという当たり前のことを思い出させてくれる。
老後2000万などといっても、インフレで今後は3000万くらいに膨れ上がって、際限はない。
ちなみに、著者は投資銀行出身の方であるものの、以下のように言ってるのが面白い。
> 2024年度の株式取引額は約1300兆円(* 4) だが、そのうち企業が新規に調達した資金はわずか1・4兆円(* 5)。個人が株式投資を始めても、企業にはほぼ届かない。 「株を買って企業を応援する」というのは、取引を増やしたい証券会社の詭弁 だ。
本当に企業というのは、詭弁が上手い。銀行預金が良しとされていた時代から、今度は個人の資産形成を促す時代である。ビバ!貯蓄から投資へ!
Posted by ブクログ
現在のお金を持っていれば良いという風潮に一石を投じる本。場合によっては価値観を考え直すきっかけになるかもしれない。
だが著者はゴールドマンサックス出身で既に大金持ちなので、上からこういうことも書けるでしょうという冷めた目で見ることもできる。実際に日々の生活が大変な中でこのように達観して物を考えられるのかと思う。
Posted by ブクログ
資本主義に左右されない自分の価値観。
愛か金か 子どもであっても金を重視せざるを得ない風潮。金を優先する世界。
終身雇用がなくなったことから若者の上下関係は希薄、プライベート重視。これは時代の変化である。
Posted by ブクログ
少子高齢化が深刻だから、みんなで協力して社会問題に取り組んでいきましょうという主張。個人としてどうすれば良いのかは分からなかったし、お金の不安が解消されることはなかった。
・価格=価値とは限らない。(100万円のモノに100万円分の価値があるとは限らない)他人や企業のものさしで動いていないか。自分にとっての価値を考えると、不安で購買活動をすることが少なくなる。
・努力が報われやすいという意味で有利なのは、投資よりも労働。
・少子化、労働人口の減少によりこの先、人材争奪戦は激化する。(待遇が向上し、がんばれば報われる社会になる)
・お金だけを追いかける生き方は孤立を招く。それよりも、不安やゴールを誰かと共有できれば、仲間を増やすことができ、共に遠くまで行ける。(生存戦略として重要)
・お金が価値を持つためには「働いてくれる誰か」が必要。(お金があっても、運転手や介護者や医療従事者や店員がいなければ、社会は回らずサービスはさらに高額に値上がり)→高齢化社会は深刻な問題。
・お金を稼ぐ人がいるから偉い、のではなく、お金の有無に関わらず働いている人が偉い
Posted by ブクログ
筆者の主張はよく分かったし、とてもテンポ良く読みやすい本だった。超簡単にまとめると、お金ばかりあっても働いてくれるヒトやモノがなかったら意味がないから、老後資金を貯めるなどの目的で投資ばかりに目を向けずに、ヒトを大切にするために少子化対策などの社会全体の問題にみんなで同じ方向を向いて取り組みましょう、ということかな?
納得はできる本だったが、今現在の働き手として具体的に何をすればいいのか?がいまいち分かりにくかった。私の理解力がないせいかもしれないが、なんというか理想論のような気がして、結局利己的な人間が多い現代、みんな人よりお金を稼いで貯めて、数少ないイス取りゲームに勝利したいと思うんじゃなかろうか…。