【感想・ネタバレ】お金の不安という幻想 一生働く時代で希望をつかむ8つの視点のレビュー

あらすじ

「お金さえあれば不安は消える」─そんな幻想に、私たちはいつからとらわれてしまったのか。
人口減少、物価高、老後資金……先の見えない時代で必要なのは、不安の正体を見きわめ、社会と向き合う視点だ。
ともに生き延びるための生存戦略を描こう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

将来に関する不安が、2000万円問題等お金にのみフォーカスされてしまっている社会の雰囲気に一石を投じる本。自分の中にもあったお金が本質的では無さそうだが、とはいえ何をどう考えればいいか分からないという違和感がクリアになった。

以下、メモ
人生で蓄えられる資産は3つしかない。
・人的資本を蓄えて、自分自身に頼る。
・社会関係資本を蓄えて、身近な人や仲間に頼る。
・金融資本を蓄えて、お金で他人に頼る。
上記を意識しないと、将来に対する不安を全て金融資本の蓄えにより払拭しようとしまっているのが、自分を含めた現代社会の問題だと感じた。


「お金さえ回せば経済はよくなる」と言う常識は、ヒトもモノも無限に存在するという前提に立った、旧世界の幻想にすぎない。

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

◯不安は誰かのビジネスである:
・私たちが感じるお金への焦りや不安は、しばしば金融商品やサービスを提供する側によって作り出されている空気、あるいはビジネスによって増幅されている。
・この焦りから抜け出すためには、外部のモノサシではなく、「内」の軸を持つことが必要。

◯「お金さえあれば」の終焉:
どんなに懸命に働き貯金をしても、将来への不安は消えないのが現代社会の実情である。
・お金は努力次第で増やせるが、それ自体を目標にすると孤立を招く。
・愛情や仲間といった、お金では買えない、しかし人を強く動かすものにも目を向けるべき。

◯投資とギャンブルの境界線:
・成功者を真似た投資行動が、なぜ万人に成功をもたらさないのかを問い直し、投機的な行動と社会に貢献する投資の境界線を見極める重要性。

◯問題の根源は「担い手不足」:
・老後資金などの不安は、突き詰めれば人口減少による社会の担い手不足に起因する。
・いくら個人がお金を貯めても、サービスを提供する人や財を生産する人がいなければ、そのお金は活かせない。

◯個人のお金ではなく社会の課題:
・個人が自分のお金を増やすことだけを目指すのではなく、協力し合い、社会課題(特に人口減少)の解決に向き合うことが、不安を解消し希望をつかむための核心となる。

◯働くことの価値:
・「一生働く時代」において、労働は単にお金を稼ぐ手段としてだけでなく、社会の担い手として価値を生み出す行為として捉え直すべき。

◯「大人」の常識の更新:
・不確かな時代においては、従来の「大人」の常識が通用しなくなっている。
・子どもたちの素朴な問い(例:「ママよりも年収の高いパパの方が偉いのか?」)から、今の社会が抱える問題の本質を学び、視点を更新する姿勢が求められる。

◯希望は「内」なる軸と社会とのつながり:
・息苦しい不安から抜け出し、希望をつかむためには、他人のモノサシから生まれる不安を捨て、自分のモノサシで始まる安心を築き、社会との連帯を軸に据えた具体的な生存戦略が必要である。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少子高齢化が深刻だから、みんなで協力して社会問題に取り組んでいきましょうという主張。個人としてどうすれば良いのかは分からなかったし、お金の不安が解消されることはなかった。


・価格=価値とは限らない。(100万円のモノに100万円分の価値があるとは限らない)他人や企業のものさしで動いていないか。自分にとっての価値を考えると、不安で購買活動をすることが少なくなる。
・努力が報われやすいという意味で有利なのは、投資よりも労働。
・少子化、労働人口の減少によりこの先、人材争奪戦は激化する。(待遇が向上し、がんばれば報われる社会になる)
・お金だけを追いかける生き方は孤立を招く。それよりも、不安やゴールを誰かと共有できれば、仲間を増やすことができ、共に遠くまで行ける。(生存戦略として重要)
・お金が価値を持つためには「働いてくれる誰か」が必要。(お金があっても、運転手や介護者や医療従事者や店員がいなければ、社会は回らずサービスはさらに高額に値上がり)→高齢化社会は深刻な問題。
・お金を稼ぐ人がいるから偉い、のではなく、お金の有無に関わらず働いている人が偉い

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2026年01月06日

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