ビジネス・実用の高評価レビュー
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「読み方のトレーニング本」という印象で読み始めましたが、読み進めるうちに、読書そのものの意味を考えさせられる一冊でした。
印象に残ったのは、「わかる」ということは既存のフレームを当てはめて見ている可能性がある、という指摘です。読むだけで理解した気になっている状態に、一度立ち止まる視点をもらいました。
「批判的に読む」も、揚げ足を取ることではなく、内容を吟味することだと書かれており、なるほどと思いました。まずは自分の立場を決めすぎず、著者の思考の流れを丁寧に追うことが大切なのだと感じました。
読書のカテゴリとして、思考・情報・教養・娯楽、あるいは知識・情報、インプット・プロセッシング・アウ -
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2010年5月に購入してから何度かトライするも途中挫折して読み切れていなかった本。
教学研究会の4月講義の課題本になったので、本棚から引っ張り出してきた。
学校では歴史の授業はたいてい幕末ぐらいで時間切れ終了。
現代史を学ぶ機会がなく、“なぜ戦争になったのか”“避ける事は出来なかったのか”長い間疑問だった。
大人になってから本を読んだり、ネットの時代になってからは動画を観たりして、なんとなく“日本は戦争なんかしたくなかった。そういう状況に追い込まれ、巻き込まれたんだ。”“悪いのは軍部で普通の国民は戦争反対だった”“日本のお陰で、アジアは植民地から脱することができた。”“虐殺行為はしてない -
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原題は「知性の歴史」であり、知性がどのように進化し、AIの進化とどう関連していくかを統合した本。AIについて考察するのに有意義な視点を得られる。また、脳の進化についてもわかりやすく整理されている。
脳の進化について、これまで以下の5つのブレイクスルーがあり、今6つめのブレイクスルーが起こりつつあるとしている。
ブレイクスルー1:操縦(左右相称動物)
ブレイクスルー2:強化(脊椎動物)
ブレイクスルー3:シミュレーション(哺乳類)
ブレイクスルー4:メンタライジング(霊長類)
ブレイクスルー5:発話(ヒト)
(ブレイクスルー6については具体的な予想は行っていないが、人口超知能である可能性が高い -
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音楽は何か、物理学、心理学、音楽理論、情報理論、脳科学などさまざまな知見をもとに考察する。クラリネットを演奏する学者だから書けた本。
音とは何か、空気の振動である音波とは別で、聞こえの感覚のこと。まずこの時点でハッとさせられる。物理現象としての音波と感覚としての音を立てて明確に区別することが重要。音の感覚には三要素あり、大きさ、高さ、そして音色である。
神経細胞に音波を当てても音は起こらず、耳が神経伝達物質に置き換えるから音が生じる。
物理量の変化と感覚量の変化についてのウェーバー・フェヒナーの法則。
なぜドレミファソラシドの音階が生まれたのか、ピタゴラスやアリストクセノスを引用しての考察。
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シリコンバレーにおけるアイコン的起業家・投資家である(らしい)ナヴァル・ラヴィカント氏の発言・思想を第三者(エリック・ジョーゲンソン氏)が編纂した書籍。主なテーマとしては「富の築き方」と「幸福の実現方法」だが、それらの中にも教訓やアドバイスが散りばめられている。
勉強になるし、読んでいて心が落ち着くような良い文章だと感じた。一方で、「目から鱗」というような至って斬新・新鮮というようなアイディアにあふれているかというと、そうでもないように感じた。
例えば「富の築き方」で言及されている「レバレッジを効かせる」「スケールすることをやる(誰かが決めた時給で働かない)」というような内容はロバート・キヨ -
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ネタバレ大部の著であるが、ビルマ/ミャンマーの国家内別国家とでもいうべき『ワ州』の歴史を追う一冊ゆえである。
内容も読ませる文章で書かれたもので、読み通すのに時間は要したが、必要な知識を参照しながらしっかり理解できたので、星5つを。満足とともに。
・文字通りの首狩り族であった『ワ人』
・バプテスト派伝道師の薫陶を受けた『ワ人』
主人公ソー・ルーは後者の難民の子である。共産主義者たちがやってきて、宗教コミュニティから彼らを追い出した。
……からの、成人後。
まずビルマから情報提供者として雇われ、任務は『ワ』コミュニティを対共産主義の盾にすること。(なにせビルマ軍は弱体で、戦力投射能力もなく、かとい -
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