御子柴善之の作品一覧
「御子柴善之」の「自分で考える勇気 カント哲学入門」「カント哲学の核心 『プロレゴーメナ』から読み解く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「御子柴善之」の「自分で考える勇気 カント哲学入門」「カント哲学の核心 『プロレゴーメナ』から読み解く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
カント3冊目。「純粋理性批判」の手引書として後にカントにより執筆された「プロレゴーメナ」の解説書。迷宮入りしている私には渡りに船で、意気揚々と読み始めてみなしたが、期待に反して(思った通りとも言えるが)難解なまんま。でも、カントが目指した形而上学の在り方への啓蒙的な、理性への徹底的なまでの批判が情熱的で、分からないなりに心が震える体験することができましたよ。
ざっくり自分の理解を表現すると、認識は感官による
感性的なものでもの自体ではなく、その表象を感じ取っており、それは経験由来となる。そこで、悟性の力を使って時間・空間の規定されている範囲内でカテゴリー分類を行いア・プリオリ的な認識を行うこと
Posted by ブクログ
イマヌエル・カントが『純粋理性批判』の手引書として執筆した『プロレゴーメナ』の体系的な解説書。カントは同書で、「ア・プリオリな総合的判断がいかにして可能か」という、この総合的判断を可能にする条件を問う課題に対して、純粋数学と純粋自然科学がすでに存在しているという事実から出発し、それらの学問が成り立つ仕組みをまず解き明かしてから、いよいよ本題の「学問としての形而上学はいかにして可能か」という問いに取り組む。本書もそれに即応して、第3・4章で純粋数学と純粋自然科学を可能にするロジックをカントに即して解説してから、第6章以降、『プロレゴーメナ』第三部に対応する理性批判のあらましを述べていく。この書が