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カントは,「善く生き」,その結果「幸福」になる「最高善」と,政治的最高善としての「世界平和」が,どうしたら実現できるか生涯考え続けました.『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』『永遠平和のために』を一緒に読み,自分にとっての幸せとは何か,考えてみよう.「自分で考える」ことは,大人への道なのです.
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Posted by ブクログ
本書はカントの思考の全体像をコンパクトに提示する本である。最初に読むべきカント入門というよりも、ある程度カントについて興味を持って読み始めたけどわからなかったという読者のための本であるように思われる。本書の特徴はカントの思考に用いられる言葉の一つ一つを具体的なニュアンスを拾い上げながら解きほぐして...続きを読むいくことにある。とはいえカントの言葉遣いに全く馴染みがない読者にとってはなぜこんなことを説明するのかという疑問を抱くかもしれない。そういった意味でカントを読もうとして挫折した人のための本であると思うのである。 ツイッターなどで評判の良い本書ではあるが、カントへの最初の入門書としてよりも印象的だったのは、戦争の世紀にあって国連草案の基礎として取り上げられるカント思想を生き生きと提示していることである。カントがその哲学全体にわたって描き出そうとしている人間像を通して人権の基礎となる人格論の見通しを与えてくれる本として本書をお勧めしたい。 カントの人格論は当然の如く語られながらもその具体的内容を提示してくれる本は少ない。人格論の理解抜きに人権思想を語ろうとも、カントが人格論において語ろうとした尊厳の姿を見定めることはできないであろう。二十一世紀に入って分断と戦争の世紀としてカントの世界市民思想が注目を浴びた時期がある。しかし専門家にとっては自明の理として、自説を述べるときに通りすがりに前提視されている印象が強かったのだが、本書においてようやく、なぜカントの世界市民思想がいま私たちが振り返るべき、あるいは新たに見出すべき思想であるのかを明確に語る本が出たように思う。ここから初めてカント自身の人格論に向き合うことができる、そういう地点を明示してくれている本なのである。 カントは難しい、それはドイツ語で読んでもそうであるとはよく語られることである。しかし難しいことを確認しても思想的には一歩も進むところはない。しかしその独特の言葉遣いと思考の道行きに馴染んでいくことを通して、生き生きとしたカントの思考に触れることができるであろうことを本書は明示してくれている。一通り読んで理解することができたら、本書をもう一度読み解くこと、そしてカント自身の書を読むことを求める本書は、良質なカント哲学入門といえよう。
カントの哲学に対して、普遍性と理屈に執着する無慈悲な哲学というイメージを勝手に抱いていたのですが、イメージがコペルニクス的に転回しました。人々の権利に寄り添った、愛のある人だと思いました。入門書として、大人世代からしたらかなりわかりやすくまとまっているとは思いましたが、ジュニア世代にはちょっと重そう...続きを読むだな、とも思いました。
カント哲学の入門として、内容の充実生と分かりやすさのバランスが良い。 『純粋理性批判』等の難解な書物を読むにあたって、準備運動の序の序として勧めたい一冊。 これだけでカントの作品が苦もなく読めるというものではないが、入門書で何から読んだらいいか分からない場合は、この本から始めるべきであろう。
今まで読んだ本の中でTOP10に入る面白さだった 事典とかで読んだ浅い知識じゃなくてカントを専門に研究してる著者の言葉でより深く、正確に理解できた気がする 有名な認識のコペルニクス的転回もその例に漏れず
カント哲学の入門書。5章構成で、第1章がカントの生涯について、第2、3、4章で三批判書を解説し、最終章で『人倫の形而上学』と『永遠平和のために』を中心に解説している。中学生高校生に向けて書かれているが、難しい概念を分かりやすい言葉に置き換えていて、大人の入門書としても良いと思う。
自分に向かって「自己の完全性」と「他人の幸福」を追求しているだろうかと問う。 自分の中で1番しっくりきた。 大学生どころか、素人の大人の入門としても大変ありがたい本だと思った。分かりやすい。「分かる」という意味につけても、「分ける」ことができるという話はそういうことかと膝を叩いてしまった。 高校...続きを読む時代に倫理の授業を受け、その後もセンターでは倫理を選択するほど倫理が好きだった。中でも、カントの思想は当時から好きだった。ボランティアや人助けなど、理由などなくそれをしなければいけない。その考え方が潔すぎてカッコイイと思ってた。 純粋理性批判を図書室で借りたけど難しすぎて挫折した。でも、今でも読みたい気持ちはある。 そんな中でこの新書には本当に救われた。(永遠平和のためにを読んでたのも救いだった) カントの考えは理想論かもしれない。 でもさ、理想に突き進んでく人間が一人くらいいてもいいじゃん。なんて、私は思った。
著者の名前が独特なので覚えていられるであろう。カントに関する本で最もわかりやすい本である。岩波ジュニア新書ではあるが、大学生向けの本として十分に読むに堪える本である。あるいはカントを読んで自分の考えを整理するためにもいいと思われる。小川のおすすめ本である。
正直あまりよく理解できたとは言えないが、カント哲学の入門書として分かりやすく構成されているということは感じられた。 ざっくりとだけど、人間には悪に傾いてしまう弱さがある点を認めたうえで、無限の先にある理想的な世界に向かって進んでいこうとする気持ちをみんなで持ちましょうよとやさしく呼びかけてくれている...続きを読むような感じがした。 各章ごとにカントの代表作である「純粋理性批判」「実践理性批判」「判断力批判」「永遠平和のために」について要点を説明してくれている。 「理性批判」というのは、「理性の欠点を指摘する」という意味ではなく「理性で理解できる部分とそうでない部分を区別して理性の限界を確定する」といった意味らしいです。 またカントいわく、「哲学することこそ自分で考えること」だそうです。 そういった感じで最初は理解とか認識みたいな根源的な概念から始まり、ちょっととっつきにくさを感じたが、最後には世界平和を考えることにまで到達し、むしろこの辺で自分事として引き寄せて感じられたような気がする。
カントの著作を、思考を追体験するかたちで読んでいくため、非常に理解しやすい良質な入門書だと思う。 自分の浅学さゆえにメモを取ったり、前のページを見返したりしなければ理解が追いつかない部分はあったものの、この前提を踏まえて考えると確かにそうだな、と納得のできるかたちで書かれていた。 いきなり著作を...続きを読む読み始める前に、それぞれの著作の概要やカントの思考の変遷と結論を頭に入れておく目的で読むにはとてもおすすめだと思う。
今年はカント生誕300周年。高校生の頃、カントと聞くだけで「難しい!」「何回読んでも分からない、倫理科目のテスト対策に、キーワードを暗記しとけ」といった印象を抱いていたが、読書会仲間が紹介してくださったので、「今回こそは読まねば」と一念発起。 哲学者ジュニア新書とはいえ、大人の自分にとっても非常に...続きを読む歯ごたえのある一冊であった。200ページ弱、これは手軽に読めると気楽に構えていたが、、、ボーっと読んでいくと、サッパリ理解できない。何度も前のページに戻って読み直し、パラグラフごとの概略を抑え、頭に入れてから次に進む・・・大学入試の現代文科目のような集中力を持って、何とか読み切った。久々に脳の筋トレになった。 真面目に考え抜いたカントの言葉を、平易で素直な語り口に変換した結果、私自身としては以下の結論となった。 ・自分が生きるうえで最高の道徳ルール(信念)を作っておくこと ・そのルールを人に押し付けるのではく、自分の中でブレないように持ち続けること ・よこしまな、したたかな策略ではなく、利他の精神で他人に接すること ・人を利用したい、ズルいことをしたい、逃げたいといった、自分の中の悪に向き合うこと ・完璧は達成できないものだが、理想を持ち目指し続け「善く」生きること 駆け引き、疑心暗鬼、ストレスを抱える日々の中で、カントが「満点の星空」を見上げていた時のような瞬間、一切の利害関心から解き放たれる「美」の瞬間が、私自身にも毎日訪れたら良いなあ・・・
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自分で考える勇気 カント哲学入門
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