ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
海の中で発見された遺物から、少しずつ歴史を紐解いていく。
世界のどこかにまだ見つかっていない遺跡がたくさん眠っているというロマンに溢れていて、とても面白かった。
一方で、遺跡を引き揚げた後には、長い時間をかけた保存処理が必要になる。海水に浸かっていた遺物は非常に傷みやすく、適切に保存するためには豊富な知識と高い技術力、そして根気のいる作業が求められる。そういった水中遺跡の研究や保護を進めるためには、研究に携わる人材を増やすことに加え、政府による適切な支援や制度づくりも欠かせない。さらに、地域の人々を巻き込みながら遺跡を守り、管理していく仕組みを整えることも重要だと感じた。
腐敗や開発などによ -
Posted by ブクログ
本当に本当に面白い。めちゃくちゃ勉強になった。
「なぜ日本は戦争への道を選んだのか」というポピュラーすぎる問いに、名もなき無数の民衆の立場から答えると、こんなに違った風景が見えるなんて。ものすごく知的に興奮し、感動した。
同時に、当時の戦争への道筋は今の時代にリンクするところもありすぎて読んでいて怖くなった。
同じ轍を踏まないようにすればどうしたらいいんだろう、それには当時のメカニズムをしかと理解することが大事なんじゃないか、そんなふうに思いながら読んだ。
本書では、大正期以降を「解放の時代」と「引き締めの時代」のせめぎ合いとしてとらえ、それぞれの担い手の文化的なぶつかり合いを「社会戦争」と -
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ネタバレ仏教ではそれほど重視されていない、「仏陀の生き様」を、自分の経験や体験をフィルターにして読み解いていくことで、仏教の教えが生まれた背景や理由をより強く「体感」し、腑に落とすことを目指す試み。
著者の藤田一照さんは著名な禅僧であるが、単に座禅を組むだけでなく、ボディワークなどを通じて、より体で座禅「する」アプローチを取られることで有名だ。また、一照さんは合気道をはじめとして、武術にも造詣が深い。武術の稽古も同様に自分の体感を通じて腑に落とすという営みであることから、一照さんが仏陀の生き様を「体感」することが大切だというアプローチを取られるのは納得がいくところだ。私も合気道を稽古する身。このアプロ -
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おかげさまで結婚41年。娘二人孫一人、いろいろあったが何とか続いて、
今は妻と二人暮らし。
しかしその結婚、この新書を読むと、深い。
一番感心したのは男系社会と女系社会の家族の在り方の違い。
男系社会は別の集団から嫁を貰う。
女系社会は、通い夫でもとにかく子ができればそれでいい。
その理由、母子は間違いないが、父子はあやしいものだから。
生物的。
そう、結婚はもともとは生殖的なものだった。
そこに性愛が出、さらに神の祝福が出て、だんだんややこしくなる。
そして結婚に一番影響の大きいのは経済。
狩猟時代は男が経済の担い手。農業社会は男女一緒。
それが工業社会になってまた男中心になり、今の情 -
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ネタバレすごく読みやすい内容でまったく飽きずに読み進めてしまいました。渋谷ハロウィンイベントやアーニャコラボなどの企画には緻密に計算されていることがわかり、勉強になりました。特に面白かったことは、本書のラストパートらへんの対談部分に書かれている、”マックを倒そうはナンセンス”という部分でした。バーガーキングはバーガーキングらしいことをしよう、王道の部分はマックにやっていただいて、その上で業界全体のオプションを増やしていくことが業界の繁栄なのではないかということでした。とにかくバーガーキングの直下焼きが読めば読むほどくいてぇーってなる本でした。
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Posted by ブクログ
ハッキリとした根拠もなく他人を下す若者が増えているという。
その理由を、著者なりに集めたデータに基づいて示した本。
人間本来のもつ「人より優れている人間でありたい」という欲望というか願望と、他人との関わりをあまり持たずとも生きていける現代社会のあり方が相俟って、「他人を見下す若者」が増えている、というのが筆者の見解だといえよう。
人間誰しも、「他人を見下したい」と思うことがあるだけに、身につまされる話も多かったので、この本を読みながら、いろいろと反省をした。
が、本当に読んで欲しい人は、この本すら見下してしまって、読まないんだろうな。
そう思うと、ちょっと悲しい。 -