あらすじ
たくさん単語を暗記してもことば力は育たない。ことばの意味を自分で考えて覚えれば、ことば力、思考力、学力もアップ。その仕組みと方法をわかりやすく伝えます。
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Posted by ブクログ
幼児期の子供の言葉について題目が気になり読んでみました。
まさか赤ちゃんから小学生(いや、もしかしたら高校生?大学生?)まで読み聞かせが大事な事
私自身も小学生の時から文章問題がちんぷんかんぷんだった頃を思い出し語彙力の大切さを改めて知りました。
あまりにも学べる事が多すぎた一冊で…。
この本に出会えて良かったなと思いました!
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改めて、子どもが言語を獲得するって、すごい営みだということがわかりました。だから、私が英語を獲得できないんだということも。私はこれからも、日本語で生きています。
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わかりやすく平易な表現で書かれていて読みやすい。と同時に納得させられる新たな知識もたくさんあり、収穫の多い一冊だった。
子供の頃の周りの大人の話しかけや自分の読書量のおかげで今の私の思考力があるのだなとつくづく思った。
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いろいろ育児本を読んだが、これはいい本だと直感で思った。こちらから教え込むのではなく、自ら学び「生きた知識」を身につけることをこれからも取り組みたい。スマホを見てしまうので、反省です。
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ことばの発達について学習を進めると、
岡本夏木と今井むつみの両名の著書に、
必ずたどり着く。
イラストもたくさん使われ、
考える力とことばの力の関係、
算数の文章題を理解できない子どもが出るのはなぜなのか、
今井さんの著書の中で、最もわかりやすく説明されている。
家庭の保護者向けに書かれていることが、大きな理由である。
ことば力を育てる7つの方法を実践するだけでも、子どもの学力はかなり伸びる。
長期休みで、じっくりと腰を据えて読みたい本の一つである。
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とても読みやすくて分かりやすかったです。
英語力の前に必要な「ことば力」のつけ方と「思考力」の養い方が分かります。
子供に英語力をつけたいと思っている親にも参考になる1冊だと思います!
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ことば力と思考力を育てるためにはどうしたらよいのかということに興味を持ちながら読んだ。結論としては、特別なことをするのではなく、日常のささやかなことを丁寧に積み重ねていくことが大切なのだと再認識した。
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発達心理学者の今井むつみ先生が、言葉の力を育てるために保護者向けに書き下ろした本。私は発達支援の仕事の参考とするために読みましたが、行間も広く、読みやすかったです。著者の他の著作も読みたくなりました。
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これまでにもことばの発達についての著作の多い著者が、「小さな子どもを育てる保護者に向けて初めて書き下ろした本」とのことで、少なめの文章量、太字、イラストにより、とてもわかりやすい本になっています。
とはいえ人はそれぞれ個性もありますし、生まれ持った才能も違うので、あまり肩ひじ張って読まずに、さらっと読み流すことも必要かな、と思います。
育児真っ只中の方は、「◯◯しなければならない」と思わず、子どもと一緒に過ごす時間を楽しんでほしいと思います。
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単語を暗記してもことば力は育たない。
丸暗記しただけの私のかつての勉強がまさしくそう。
自分で考えて覚えたことが応用も効くのもたしかに。
生きたことばを子どもに身につけてほしい。
子どもがことばをどう覚えていくかの仕組みも面白かった。
そして、9歳の壁で出てきた抽象的な概念について、低学年の息子はだからまだ具体ばかりなのだと納得。
大人でも、具体と抽象の行き来ができなくて、理解が乏しいひとにたまに出会うんだけど、、もしかしたらこの壁をひきづったままなのかな。。
ことばを育てる方法はどれも参考にしたい。
すきなことにとことん付き合う…は、なかなかできてない。忙しいからあとでね、をしていたら、時すでに遅しとなりそうで、いま読めて良かった。
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母国語も英語も学び方は変わらない。生活に根ざした、お母さんや周りの大人との会話の中で生きた言葉が身に付いていく。
絵本の読み聞かせは、親にとっても家事や仕事から離れ、非日常を楽しむご褒美タイム。
幼児期から小学生までの間に読書好きになった子供は、難解な文章に触れることも違和感なく、きらりと光ることばのセンスが育つ。全ては経験値の差。
子供の年齢に応じた声掛けは、身近にいる母親の直感でO.K.というアドバイスは、確かになるほどと、思う。
読書や読み聞かせの輪を広げていきたい。
#読み聞かせ #ことばのセンス #読解力と表現力
Posted by ブクログ
今まで私がしてきたことや、お仕事を通じてお伝えしてきたことは、大きく間違えてなかったこと、エビデンスがあることに安心した。
やっぱり日々の積み重ねが一番なんだなぁって再認識。
たくさんの大人に読んで欲しい、分かりやすい本。
もっともっと、目の前の相手とのやりとりを大切に。
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言語学者今井むつみさんによる、子どもが言葉を習得する仕組みと、そのことば力と思考力を高めるためのノウハウがわかりやすーーくまとまっている。言語学に関する知識がない人でもスッと読んで理解できる内容。自分の子どもにあてはめて、あ〜たしかにこういう言葉の使い方してたけど、あれはこういうことが起きてるのか、という自分の中でなんとなく体験した仕組みの言語化をしてくれる感じや、今後子どもの能力を伸ばすための親子の関わり方のヒントがたくさんつまっており、定期的に読み返したい一冊。
子どもの発育は一人一人異なるので
結局極論?その子のその時々の興味関心にあった声かけをすることが、能力を伸ばすことになる
モンテッソーリでもよく言われてて、本書もそれがベースになっているように感じた。
Posted by ブクログ
「ことば力」と「思考力」を育む大切さとその方法について、幼児期〜小学校中学年の子をもつ保護者向けに解説している本。
小学生以降は、抽象的な言葉を用いて学習していくため、日常会話レベル以上の語彙を理解していなければ学習についていけなくなってしまう。(特に顕著に現れるのが中学年。9歳の壁。)
では、そうした抽象的な言葉を「生きた知識」として自分のものにしていくためには、何が大切なのか。キーワードは、「読書」、「対話」、そして「思考力」。
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1章は、子どもが言葉を獲得していく仕組みについて述べている。子どもは、言葉の範囲の理解を修正したり、推測したり、関係性に気づいたり、別の文脈で応用したりするなど、思考力を働かせながら言葉を覚えていくことが豊富な具体例とともに述べられる。
2章は、「ことばの力」と「思考力」について。思考力とは何かについて、推論、情報処理能力、実行機能という視点から解説される。また、ことばの力と思考力は両輪の関係で、一方が伸びればもう一方も伸びるということが説明される。
3章は、「9歳の壁」について。中学年頃に、学校の学びについていけなくなる子が多い。これを9歳の壁とよんでいる。なぜ9歳頃に壁が生じるかというと、日常生活レベル以上の抽象的概念の言葉への理解や、状況に応じた言葉の意味を捉える力がより必要になるのが中学年頃だから。その壁を乗り越えるキーワードは、「ことばのセンス」。
「ことばのセンス」
①「ある言葉」と「関連する言葉」が関連づけられている。
②「ある言葉」のさまざまな使い方を知り、文脈に合わせて柔軟に意味を考え、単語の意味をアップデートできる。
③抽象的な言葉の意味を本質的に理解できる。その知識を使って、別の抽象的な言葉の意味を理解できる。
4章は、幼児期にことば力をつける方法8つ。「対話」のチャンスや、子どもの思考力を働かせる「対話」のコツについて説明されている。対話の中身を目の前の子どもに合わせれば、小学生にも応用できる。
5章は、「絵本の読み聞かせ」と、語彙と思考力の関係について。小学校以降で必要な語彙のほとんどは読書から学ぶことや、小学校入学以降も親が読書に関わり続けることが大切であることが語られる。
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読書の重要性については、ほぼ既知の内容。ただ、読み聞かせの重要性について、次の2つの視点を改めて確認できてよかった。
①小学生以降の読み聞かせは、興味が多様化する子どもを、一人で本を読む読書習慣に誘っていくこと。
②自分では読めない難しい内容の本に触れることができること。それは自分に合った内容で楽しめると同時に、抽象的な言葉を覚える絶好の機会にもなること。絵本で出会う言葉は、ある状況の中で使われている。子どもがその状況を理解している中で、その状況と結びつけながら言葉を獲得できると、記憶に定着する。
この点に関してジム・トレリースの『できる子に育つ 魔法の読みきかせ』を読みたい。もう1冊、本書の中で紹介されていた『動物の見ている世界』も読んでみたい。
他、小学校以降に学習で用いる抽象的な言葉の例や、子どもが推測しながら言葉を獲得していく様子の例も面白く、保護者向けの講演で用いたいなと思ったものもあった。
一児の親としては、「教えるのではなく足場かけ」や、「思考力を働かせられるような対話」を意識しながら過ごしていきたいなと感じた。
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言葉や本が大好きな私としては、言葉と子供の思考の発達の関係をわかりやすく教えてくれるこの本はとてもよかった!
足場かけのコミュニケーション、ついつい飛ばしがちだけれど、意識したい
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英語独習法に引用されていたので手にとりました。平易な言葉で簡潔にまとまっており、一気に読めます。
本の読み聞かせが大事とはよく耳にするところですが、なんで必要なの?という問いに対して、腑に落ちる内容となっておりました。言葉なんて話してれば勝手に覚えるでしょうと漠然と楽観視しておりましたが、抽象的な語彙をイメージできるか否かという点で読み聞かせや大人との対話がとても重要な役割を果たしていく。
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2020/8/28
これから子育てをする立場になり、言葉を大事にする子になってほしいと思い購入。
子どもとは沢山会話をして、成長への足掛かりを作れるような親になりたい。
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親子の対話、生活の中で言葉の種まきをする。
教えるのではなく足場をかけてあげる。
私が息子と関わるときにやってきたことも書いてあったので、自分がしてきたことは間違ってなかったな、と思いました。現時点では語彙力があるな、と親バカながら思うので、今後も続けていきたいです。
また、時間言葉、空間言葉も意識して使うなど、仕事上子どもと関わる中でも取り組んでいきたいと思いました。
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本著は言葉を多く知り、空間から体験から抽象的で感覚的な想像力と創造力を養う力を養うことの重要性を主張する良書である。
私たちが子どもの時にそうであったように、「読み聞かせ」を体験・経験してきた。それは本著では有効であるとし、幼児期において多くの読み聞かせが重要であるだろう。そこがスタートであり、多くの事を幼児期から成人するまで私たちは言葉と想像力を養うだろう。
だが、本著でも指摘しているが、言葉は言葉だけを覚えるだけでは足りないと問う。その意味を知り、文脈を知り、自分視点の活動や生活の場で活かされたときに始めてその意味を理解し、世界を見る視点が明確となる。そして、同時に、自分で考え抜く、決断する力も重要である。本著では、考える力が養う重要性を主張している。
私たちは、自分で考え、考え抜き、自分の意思で決断するのに個人差がある。戦後から昭和平成令和に至るまで、知識だけを教えて、自分で考える力を養えていないのが実状である。住んでいる場所、親の教育方針、生活環境、経済状況、家族構成、地理的な側面等、様々な要因と機会が重なりあって、私たちはその中でその時の自分が決断したベスとを尽くしていることだろう。
学力においても、自分という人生においても、自分で考え抜く力、質の良い情報を集める力、行動する力が必要であり、本著においても、質の良い言葉を覚え、語彙力を身につけ、意味を知り、見えている世界の解像度を高くして、物事や自分の周りで起きていることを理解し、それは思考力を鍛えることの重要性を繰り返す。
本著は言葉の力と、考える力について問い、教え、示す、良書である。
Posted by ブクログ
子供達の語彙力と思考力が気になり手に取りました。
私が一方的に教える知識は『死んだ知識』として
子供が推測して考えて覚える知識は『生きた知識』として刻まれるということで、忙しくても対話と経験は大事だなと改めて感じました。
小1の末っ子はまたまだ抽象的な言葉に弱いので
積極的に親から抽象的な言葉を使って
実際に自分の感覚として覚えて欲しいと思いました、
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とにかく対話
ことば比べ
すきなことにとことん付き合う
買い物はチャンス
空間ことば
時間ことば
算数トーク
教えるより足場掛け
小学校入っても読み聞かせ
Posted by ブクログ
気負わずに、子どもへの言葉がけを続けていく大切さ。引っ張りあげるのではなく、足場をかけてあげる。日常生活の語彙では足りない。読み聞かせの大切さ。親子で対話を楽しみたいと思った。