作品一覧

  • ウクライナ危機後の世界
    3.4
    1巻990円 (税込)
    この戦争の結果は 私たちの未来に 決定的な変化をもたらす ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃――。独裁者プーチンによる民主主義世界への挑発が続くなか、現代最高峰の知性7人に緊急インタビューを敢行。世界と日本の行く末を問うた。プーチンによる暴挙は世界情勢にどんな影響を及ぼすのか。権威主義の前に民主主義は屈するのか。これから我々はどんな未来に立ち向かうのか。新たな冷戦時代の有り様を大胆予測——。
  • 嘘と孤独とテクノロジー 知の巨人に聞く(インターナショナル新書)
    3.8
    チョムスキーをはじめ知の巨人5人が現代の重要問題を斬る。われわれはインターネット時代をどう解釈し、どう生きるべきなのか? 貧困、格差、暴力、ファシズムの影、フェイクニュースなどの嘘……。今、人類が直面する問題の本質について知の巨人たちにインタビューを行い、歴史学、哲学、生物学、心理学などの分野からアプローチ。現代を生きるヒントを与える。「あとがき」より 「真実がまだパンツをはこうとしている頃、嘘のほうはすでに世界を一周している」と言われるように、インターネット上では、嘘は真実より6倍も早く・広く・深く伝わるということが確認されました(Science, March 8, 2018)。どうしてそうなるのかといえば、嘘のほうが真実よりもカラフルでインパクトがあって驚きの度合いが高いからだと。

ユーザーレビュー

  • 嘘と孤独とテクノロジー 知の巨人に聞く(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    吉成真由美の本というだけで買う価値がある。吉成真由美氏は、「利根川進の妻」という立場を使えばもっと話題になりもっと本が売れるだろうに、その立場を使わず他人の手柄を使わずに自分の力で本を打っているところに魅力を感じる。中身はやはり、学者へのインタビュー本である。教養で殴りつけてくる一冊。

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    2021年02月09日
  • ウクライナ危機後の世界

    Posted by ブクログ

    まず、ものすごく読みやすかった。
    こういった類に知見がない私でも何の抵抗感もなく読み進めていくことができたし、とても興味深く面白く感じることができた。

    世界は本当に複雑だなぁ、そして、その世界のトップ達はよくもまあそんなに争えるなぁとも思い、
    自分がいかに思考停止しながら平和を享受しているのかがよく分かる。
    (これを悪いことだとは思わない)

    民主主義の衰退なんかは無知な私でもなんとなく感じるところではあるけど、日本が民主主義国家じゃなくなることなんて想像もできない。
    しかし、人類によってこの世界はいかようにも変化してきた歴史は紛れもないものであり、他人事ではないなとちょっぴりですが思います

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    2023年04月19日
  • ウクライナ危機後の世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ユヴァル・ノア・ハラリ
    かつての富の主な源泉は金鉱、小麦畑、油田などの有形資産だったが、今は知識や技術となった。油田は力ずくで手に入れられても、知識は奪えない、他国を征服して得られるものは、小さくなっている!
    教育費の代わりに、軍事費が増やされるようになり、国家間の信用度も下落。。懸念は大きい!

    ジャック・アタリ
    プーチンは2021年7月に「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」という論文を発表。ロシア専門家が、今回のウクライナ侵攻を予測できなかったのは、非常に問題。
    EUの成功と繁栄は、プーチンにとって極めて耐え難い。プーチン独裁国家は「民主主義には、人々の幸福を守る力がない」と証

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    2022年12月11日
  • 嘘と孤独とテクノロジー 知の巨人に聞く(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    テーマは利己性と利他性、社会性。集団によってどのように暴力性は生まれるかといった考察は興味深い。

    エドワード・O.ウィルソン
    高度な社会性を形成する真社会性は、生物進化の歴史上、少なくとも17回実現している。テッポウエビで3回、スズメバチで2回、キクイムシで2回、ハダカデバネズミで2回など。人類では、300~100万年前にグループ間の競争があった。競争を好む性質は、群選択によってもたらされた。社会的生物では、グループの中では利己的な個体が有利になるが、グループ全体として行動する場合は利他的なグループが有利になるという法則がある。宗教信仰は部族主義から生まれてきた。哺乳類のバイオマスのうち、人

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    2021年11月23日
  • 嘘と孤独とテクノロジー 知の巨人に聞く(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界的な叡智5人へのインタビュー集。人類が直面する問題の本質は何か。インターネット時代をどう生きるべきか。歴史学、哲学、生物学、心理学の視座を持ったインタビュイーたちの洞察に富んだ言葉を通して考える。まだ内容を咀嚼できていないものの、味方であるはずの科学技術が敵に回りかねない危うさに不安を覚える身として、「石器時代の感情と、中世の組織と、神のようなテクノロジーをもっている」という言葉が強く響いた。

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    2021年01月16日

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