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作品一覧 2022/06/22更新 ウクライナ危機後の世界 試し読み フォロー 嘘と孤独とテクノロジー 知の巨人に聞く(インターナショナル新書) 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> ティモシー・スナイダーの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 嘘と孤独とテクノロジー 知の巨人に聞く(インターナショナル新書) 吉成真由美 / エドワード・O・ウィルソン / ティモシー・スナイダー / ダニエル・C・デネット / スティーブン・ピンカー / ノーム・チョムスキー 吉成真由美の本というだけで買う価値がある。吉成真由美氏は、「利根川進の妻」という立場を使えばもっと話題になりもっと本が売れるだろうに、その立場を使わず他人の手柄を使わずに自分の力で本を打っているところに魅力を感じる。中身はやはり、学者へのインタビュー本である。教養で殴りつけてくる一冊。 Posted by ブクログ ウクライナ危機後の世界 ユヴァル・ノア・ハラリ / ジャック・アタリ / ポール・クルーグマン / ジョセフ・ナイ / ティモシー・スナイダー / ラリー・ダイアモンド / エリオット・ヒギンズ / 大野和基 まず、ものすごく読みやすかった。 こういった類に知見がない私でも何の抵抗感もなく読み進めていくことができたし、とても興味深く面白く感じることができた。 世界は本当に複雑だなぁ、そして、その世界のトップ達はよくもまあそんなに争えるなぁとも思い、 自分がいかに思考停止しながら平和を享受しているのかがよ...続きを読むく分かる。 (これを悪いことだとは思わない) 民主主義の衰退なんかは無知な私でもなんとなく感じるところではあるけど、日本が民主主義国家じゃなくなることなんて想像もできない。 しかし、人類によってこの世界はいかようにも変化してきた歴史は紛れもないものであり、他人事ではないなとちょっぴりですが思います。 おもしろかった!! Posted by ブクログ ウクライナ危機後の世界 ユヴァル・ノア・ハラリ / ジャック・アタリ / ポール・クルーグマン / ジョセフ・ナイ / ティモシー・スナイダー / ラリー・ダイアモンド / エリオット・ヒギンズ / 大野和基 ユヴァル・ノア・ハラリ かつての富の主な源泉は金鉱、小麦畑、油田などの有形資産だったが、今は知識や技術となった。油田は力ずくで手に入れられても、知識は奪えない、他国を征服して得られるものは、小さくなっている! 教育費の代わりに、軍事費が増やされるようになり、国家間の信用度も下落。。懸念は大きい! ...続きを読むジャック・アタリ プーチンは2021年7月に「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」という論文を発表。ロシア専門家が、今回のウクライナ侵攻を予測できなかったのは、非常に問題。 EUの成功と繁栄は、プーチンにとって極めて耐え難い。プーチン独裁国家は「民主主義には、人々の幸福を守る力がない」と証明しなければならないため、侵攻に至った。 Posted by ブクログ 嘘と孤独とテクノロジー 知の巨人に聞く(インターナショナル新書) 吉成真由美 / エドワード・O・ウィルソン / ティモシー・スナイダー / ダニエル・C・デネット / スティーブン・ピンカー / ノーム・チョムスキー テーマは利己性と利他性、社会性。集団によってどのように暴力性は生まれるかといった考察は興味深い。 エドワード・O.ウィルソン 高度な社会性を形成する真社会性は、生物進化の歴史上、少なくとも17回実現している。テッポウエビで3回、スズメバチで2回、キクイムシで2回、ハダカデバネズミで2回など。人類で...続きを読むは、300~100万年前にグループ間の競争があった。競争を好む性質は、群選択によってもたらされた。社会的生物では、グループの中では利己的な個体が有利になるが、グループ全体として行動する場合は利他的なグループが有利になるという法則がある。宗教信仰は部族主義から生まれてきた。哺乳類のバイオマスのうち、人間が36%、家畜が60%を占め、野生動物は4%にしかならない(PNAS, 2018/6/19)。 ティモシー・スナイダー ポピュリズムによって出てきた人物が、自分は人々の声の体現者であると言いつのることによって、法や体制が意味を失っていき、障害物として払拭されることが危険であり、こうしてポピュリズムはある種のファシズムに変化していく。インターネットでは、嘘は真実より70%も多くリツイートされ、6倍速く広く深く伝わる(Science, 2018/3/8)。ナチのヘルマン・ゲーリングは、「人々を戦争に同意させるのは簡単だ。我々は攻撃されたと言いふらし、平和主義者を国に危機をもたらす愛国心を欠いた卑怯者と言って貶めればいいだけだ」と言っている。 ダニエル・デネット 哲学者は、繰り返し問いかけ批判することで思考を深め、より適切な問題設定をすることに長けている。意識はひとつではなく、非常にたくさんの事柄が一緒になったもの。ありとあらゆる能力とは別に、意識というものが特別に存在すると考えるのは誤り。宗教への信仰をもたない人たちの数は急速に増えている。イスラム過激派の台頭などは、宗教の最後のあがきを見ている。安定した持続力のあるコミュニティには、入口と出口の非常に厳しいルールがある。内部ではかなり透明だが、外部を嫌い、コミュニティからの離脱を厳しく罰する。 ノーム・チョムスキー アメリカで生まれた多国籍企業は、世界の富の約半分を占めている(ショーン・スターズ2014) 最大の暴力は考えることをせずに素直に指示に従ってしまう善良な一般人によって行われる(ハンナ・アーレント)。 Posted by ブクログ 嘘と孤独とテクノロジー 知の巨人に聞く(インターナショナル新書) 吉成真由美 / エドワード・O・ウィルソン / ティモシー・スナイダー / ダニエル・C・デネット / スティーブン・ピンカー / ノーム・チョムスキー 世界的な叡智5人へのインタビュー集。人類が直面する問題の本質は何か。インターネット時代をどう生きるべきか。歴史学、哲学、生物学、心理学の視座を持ったインタビュイーたちの洞察に富んだ言葉を通して考える。まだ内容を咀嚼できていないものの、味方であるはずの科学技術が敵に回りかねない危うさに不安を覚える身と...続きを読むして、「石器時代の感情と、中世の組織と、神のようなテクノロジーをもっている」という言葉が強く響いた。 Posted by ブクログ ティモシー・スナイダーのレビューをもっと見る