ブックライブの高評価レビュー

ビジネス・実用の高評価レビュー

  • 本とは何か(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    本とは何か、をいろんな視点から哲学する。ただ本を読むということだけではなくその周縁から考えることが読書をより自分の人生に染み込ませるということ。

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    2026年09月27日
  • 大使館シェフのおいしいレシピ

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    外国のお料理ってワクワクする!
    見慣れない食材、意外な組み合わせ、でも、どれもきっとその国の人達は美味しく食べてるんだろうな〜。
    レシピに載ってる写真はもちろん、漫画のイラストでもとっても美味しそうに見えるお料理満載。
    結局、自分で作るのはハードル高く感じてしまうけど、この本で知ったお料理の国のレストランを街中で見かけたら「あっ、アレ食べられるかな?」と思って気軽に入れるようになる気がする。

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    2026年09月27日
  • キリスト教ナショナリズム 不穏なアメリカの変貌

    Posted by ブクログ

    アメリカの人口のうち60%がキリスト教徒で、40%がプロテスタント、そのうちの60%が福音派。
    グローバル化、リベラルな風潮、リベラルな公教育への不満・不信から、穏健なキリスト教徒の主流派が減り福音派が増えてきた。その中にキリスト教ナショナリズムという過激な動きが出てきた。NAR(New Apostolic Reformation)新使徒的改革運動といわれるクリスチャン右派だ。20世紀には神の祝福が直接現世の成功につながることを約束する繁栄の福音が主流だったが、21世紀になって個人の繫栄ではなく国家のキリスト教化が課題となる。救済されるべきは個人ではなく国家なのだ。キリスト教ナショナリズムは国家がキリスト教を根幹としているので他宗教は認めないという立場だ。
    もともとアメリカは、権力と結びついたヨーロッパのキリスト教への反発から、独立当初から政教分離を基本理念としてきた。そのためにかえって信教の自由によりキリスト教の重みが増し、自由に発展することができたのだ。
    1878年のモルモン教重婚禁止判決、1963年の学校での朝の祈唱への憲法違反判決などもあり、政教分離がはっきり意識づけられリベラルな風潮が進んできた。
    1980年代から福音派が政治的関与を深めていったのは、反宗教としての共産主義がある。さらに経済的な圧迫や治安の原因、そして白人キリスト教徒の国としてのアメリカ性を脅かすものとして移民を捉えているから。
    また、宗教へまで口を出す北部の連邦政府への南部の不満もある。福音派は南部に多い。
    多数の教徒を抱える福音派の集会は、大駐車場を備えた会場でロックコンサートなども行われるビックエンターメントになっている。
    大学はほとんどリベラル一色で、それに反発して、チャーリー・カークは保守的政治団体ターニング・ポイントUSAを作ったが、去年暗殺されてしまった。
    一般にも、リベラル疲れと言われるようになり、保守的な古きアメリカの良き夫、良き家庭が求めれると、保守=キリスト教となってしまう。
    既に成功を得た移民たちもアメリカ人になり切りたいので福音派を支持し、新しく移民が入ってくることに反対する。
    Z世代と言われる若者たちは、SNSなどにより多様な価値観へ目を向け、世俗が進んでいる。
    このあと、リバタリアンやピーター・ティールの加速主義などとキリスト教ナショナリズムとの共通点や差異、イスラエル問題を述べている。ユダヤ人が選ばれた民なのは聖書に書いてある通りで、終末の後ユダヤ人たちはキリスト教に改宗するとか。こんなふうに、福音派の人々は聖書の言葉を前後のかかわりなど無視で一部分だけ切り取って、自分の都合のいいように解釈する。主流派の人々は聖書を全体を通してよく読んでいるが、福音派の人々は聖書を読んでいないのだ。
    リバタリアンや加速主義者たちは成功した自分たちは神から選ばれた者たちで価値ある自分たちだけが助かればいいのだという呆れた利己主義者たちである。火星への移住とか核シェルターとか、選ばれた者のためである。
    著者の森本あんりは、キリスト教は衰退してると言い、市民宗教を取り戻すべきという。トランプやNARなどにはないものだ。経済的に成功した神に選ばれ祝福されているというのではなく、自分たちも罪に塗れていて、相手の罪だけを指弾することはできないというのが市民宗教。

    リベラル派にしろ、キリスト教ナショナリズムにしろ、とにかく極端に振り切れてしまうのがアメリカなのかなあ。いや日本以外どこもそうなのかもしれない。大統領選挙の時なども、民主党支持か共和党支持かをはっきりさせないと地域に居づらいというからなあ。八百万の神がいて、多様な価値観を認める日本は特殊か。それを大事にしたいけどなあ。

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    2026年09月27日
  • 頭が冴える身体が強くなる 世界一カラダにいいランニング

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    元陸上部、仲間と20年ぶりくらいで来年10キロマラソン出場することになりました。まさに、そんな自分にうってつけの1冊。
    以前、昔の感覚でゆっくりとはいえいきなり3キロくらい走ったら、見事に膝裏に痛みが出てあまりに無計画、無謀だったことを反省。
    会話できるペースで走ることもさることながら、基礎筋力や、柔軟性、体幹の大切さが、初心者にもわかりやすく解説してある本です。長くランニングを続けるためにも一読する価値のある本。地道に頑張ろうと思います!

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    2026年09月27日
  • がん―4000年の歴史― 決定版 下 予防・発見・治療の未来

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    本書にも書いてあるがページが文章が莫大だ!重い!けど読み終えられる。患者への尊敬が感じられるからでしょう。
    気づいたら最新治療から実態まで概略を理解できる すごい本

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    2026年09月27日
  • 荒木飛呂彦の漫画術【帯カラーイラスト付】

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    結局自分は漫画を描いたりせず読む専門なのだけれど、各業界でトップをとった人の見解は素晴らしいと思った。荒木先生のアプローチはまさにPDCAサイクルをまわすというそのものであり、また、キャラクターひとりひとりに身辺調査書を書いているのは、漫画を描き続けるぞという凄まじい執念と信念を感じた。プロってかっこいい。

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    2026年09月27日
  • フランス人の気楽な働き方、全力の休み方

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    うーん、こうやって、

    一つの国の人というカテゴリーで

    一冊読み終える経験は

    初めてでしたぁ


    まず思ったのが

    フランス人は「個」という考え方が

    進んだ民族だなぁ、ということ


    これはわたしも常々

    噂好き、みんなで動いて、喜ぶ

    ちよっと苦手だった日本人よりの考え方より

    好感できたところでした



    「個」を大切にするというのは

    この世の生きとし生けるものを

    すべて敬っていく

    そして、自分という「個」も

    大切にしていく、これが

    改めて

    個人主義=「個」のひと主義なんだなぁ


    嫌いということばで、それを好きなひとに配慮する

    ネガティブは自分に翻るととても聞きたくない話

    ネガティブの対象者はもう十分に傷ついた人

    なのでそっとしておいてあげたい

    賛成でも反対でもない第三の「ちがう」という

    やさしい物事のとらえ方


    (^O^)はこの本で、フランス人を投影して

    「個」を大切にする

    トリオレルさんの人生哲学を学んだ気がいたしました(^^♪

    smile(^O^)
    すまいるニコニコ

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    2026年09月27日
  • スマホ脳(新潮新書)

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    訳者あとがきに“「人間の進化の見地」に基づいた説明がなんともわかりやすく合点のいくもの”とあり、それ自体は同著者の別著作に対する表現であったが、本作においてもピッタリの表現だと思う。
    前提はブレず、また闇雲に「スマホ=悪」という主張を並べ立てるような押し付けがましさもなく、終始納得しながら読み進めることができた。

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    2026年09月27日
  • 世界史で読み解く西洋絵画

    Posted by ブクログ

    2090円

    249p

    ★再読
    2026/09/26

    らち まゆみ
    静岡出身。多摩美術大学プロダクトデザイン卒業。デザイナー/アートテラー/日本工学院専門学校非常勤講師。美術史やデザイン史を中心に、アートの楽しさを誰にでもわかりやすく伝える活動を続けている。専門学校で教鞭をとる傍ら、YouTubeチャンネル『らち-ART-』やブログにて、西洋美術・日本美術・デザインの知識をやさしく、ユニークに解説中。

    美術館に足を運んだとき、あなたはどんなふうに絵を見ていますか。  これまで美術鑑賞の方法には、大きく3つのスタイルが考えられます。  1つ目は、直感と観察の鑑賞です。1980~90年代にニューヨーク近代美術館(MoMA)周辺で生まれた対話型鑑賞(VTS)という方法をベースにしたもので、絵の前で「何が描かれていると思いますか」「あなたはどう感じましたか」と問いかけ合いながら、画面の中にある証拠を探し、自分の感じ方を深めていく鑑賞法です。  この方法は、予備知識がなくてもすぐに楽しめるところが魅力です。「この作品の中で何が起こっていますか」「どこからそう思いましたか」「もっと発見はありますか」と、観察と根拠をもとに絵と向き合える、いちばん身軽な鑑賞のかたちです。  2つ目は、伝記的な鑑賞です。「ゴッホはこの時入院していた」「ミレーは悲哀を深く感じとる性格だった」と、画家の生涯や人柄を物語のようにたどっていきながら、作品にその人間ドラマを重ねていき、作品理解の補助とする方法です。  映画や小説を楽しむのと似た感覚で、画家を身近に感じられるのが、この鑑賞のいちばんの魅力です。「この絵を描いたとき、画家は失恋していたんだな」「この絵のすぐあとで、彼は耳を切ってしまうのか」。何百年も前の人物が、急に身近な存在として立ち上がり没入感を与えてくれます。  3つ目は、教養的な鑑賞です。技法や美術様式を学んで、構図や色彩、筆致を理論的に読み解いていくスタイルです。たとえば構図だけをとっても、左右対称で安定した画面は、ルネサンスに典型的な静的な調和や普遍的秩序への志向を示すものとして読むことができます。それに対して、バロックに多い斜めの構図や強い光と影は、安定よりも動きや瞬間を前景化し、鑑賞者の感情や身体感覚を揺さぶることを重視する美的姿勢の表れとして捉えられます。

    「 絵が描かれるとき、背後にはその時代の空気が影響しています。そして、近代以前の絵画の多くは、王侯貴族、教会、商人などから注文を受けて描かれた、いわばクライアントワークでした。芸術家が自らの意思で描いた作品ばかりではないのです。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「ところが、ここで一歩立ち止まって聞いてみたくなります。  フェルメールはなぜ、これほど日常的な台所の情景を描いたのでしょうか。それまで西洋の絵画といえば、聖書の場面や、神話、王侯貴族の肖像画が中心でした。なぜこの時代のオランダでは、台所で働く女中の絵が、芸術として求められたのでしょうか。  その答えは、世界史のなかにあります。   16世紀から 17世紀にかけて、オランダはスペインから独立しました。スペインはカトリック教国だったため、独立したオランダではプロテスタントが力を持つようになります。プロテスタントは、聖人像や華やかな宗教画が偶像崇拝につながると批判し、教会内部の装飾を簡素に保とうとしたため、カトリックのような壮麗な教会美術が発展しにくかったのです。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「戦争や革命は、人々の暮らしを根底から揺さぶります。家も、家族も、信仰も、未来も、一夜にしてかたちを変えてしまうほどの大きな波。画家たちはその荒波のただなかで筆をとり、なんとか時代をかたちに残そうとしてきました。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「当時のヨーロッパは、王侯貴族のあいだで芸術文化の交流が外交の一部になっていました。絵をやり取りすることが、国と国のあいだの友好の証や、和平交渉の前提になっていたのです。ルーベンスはオランダ語、フランス語、イタリア語、ラテン語などを使い分け、各国の宮廷を行き来しながら絵を描き、ときには首脳のあいだで秘密の伝言を運ぶこともしました。  バロック期の宮廷文化では、王侯がお互いに肖像画を交換し合い、寓意画を贈り合い、戦争画で和平を祝いました。手紙のやり取りや、贈答品としての宝石、香辛料、絹織物、そして絵画。視覚的・物質的なやり取りの全部が、外交の言語として機能していたのです。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「もともと、ルーヴル美術館は、フランソワ 1世やルイ 14世のコレクションが作品の基盤になっていました。こうしたなか、ナポレオンは、軍事的な征服を文化的な優位へと読み替え、ルーヴル美術館を再編しました。その時に、目玉の作品がないということになり、今ある作品よりも大きい作品を飾るために、ヴェネツィアから巨大な作品『カナの婚礼』を持って帰ってきたのです。一時期は彼の名にちなんで「ナポレオン美術館」と改称されたほどです。  ほかにも、ヨーロッパ各地から戦利品として持ち帰った多くの美術品を展示することで、彼は「フランスこそ世界の文化の中心」というメッセージを発信しました。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「バルビゾン派の画家たちが見つめていたのは、単なる「田舎ののどかさ」ではありません。  彼らは、急激に都市化していくパリの裏側で、農村が大きな変容のただなかにあることを敏感に感じ取っていました。新しい機械が農村に入ってきて、人手の仕事が機械に置きかわっていく。古い暮らし方が静かに消えていく。バルビゾン派の絵には、その消えゆくものに対する、不思議なほど深い愛情と、すこし切ない祈りのようなものがにじみ出ているのです。  ミレーはバルビゾン派に属しますが、そのなかでも異色の存在です。多くの画家が森や田園の風景を主題としたのに対し、ミレーは農民の身体と労働を画面の中心に据えました。  彼にとって風景は単なる眺めではなく、人が働き、生きる場だったのです。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「ミレーの絵には過酷な宿命のなかで大地と向き合って生きていく人間の尊さが表現されています。手前の農婦は暗く沈み、まるで土と同化するように描かれています。後方の太陽の光を強く浴びた収穫の風景が彼女たちの労働のドラマを際立たせているようです。都会人が求める楽天的な農村風景でも、ましてや政治的意図でもなく、大地の上で懸命に生きる人間の生命力の尊さを描いているのです。  ミレー自身、農家の出身でした。フランス・ノルマンディーの片隅、コタンタン半島のグリュシー(現グレヴィル =アーグ)という小さな集落に生まれた彼は、土と作物が日常の風景である土地で育ちました。だからこそ、農民を題材にした絵を「上から目線」で描くことが、まったくありませんでした。むしろ、日常を共にした人々への深い敬意が、画面のなかに静かに沈んでいます。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「同じ年の1月、アドルフ・ヒトラーが首相に就任し、ナチス政権が成立しました。ナチスは、自分たちの理想にそぐわない近代美術を「退廃芸術」と呼んで激しく弾圧しはじめます。「青騎士」の創立メンバーであるフランツ・マルク、ドイツ表現主義を代表するエルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、そしてパウル・クレーなど、前衛芸術家の作品が標的となりました。  かつてクレーが教えていたバウハウスも閉鎖を余儀なくされ、彼自身は当時教鞭を執っていたデュッセルドルフ美術アカデミーを追われました。   1937年には、ミュンヘンで「退廃芸術展」という大規模な展覧会が開かれました。ナチスはドイツの公共美術館から没収した近代美術を「退廃」のラベルとともに大衆にさらし、嘲笑させようとしたのです。展覧会には 650点以上、この前後には 1万 5000点の近代美術が没収されました。その一部は海外オークションで売却され、売却できなかった約 5000点の作品は焼却されたと記録されています。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「少年時代のレオナルドは、フィレンツェの巨匠アンドレア・デル・ヴェロッキオの工房に弟子入りしています。 15歳前後のことです。  工房の親方ヴェロッキオには、有名な逸話があります。  共作の作品『キリストの洗礼』のなかで、若いレオナルドが描いた天使があまりに見事だったため、ヴェロッキオは「もう二度と絵筆を取らない」と決めたというのです。事実かどうかはともかく、レオナルドの才能が早くから注目されたことを象徴する伝承です。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「1715年にルイ 14世が逝去すると、フランスの美術の世界は明らかに変化しました。政治・文化の中心が荘重で厳格な古典的様式を求めていたヴェルサイユからパリに移動しました。厳格な規則に縛られた生活が一転し、新しく社交の場となったパレ・ロワイヤルでは仮面舞踏会が開かれるなど、ヴェルサイユの宮廷儀礼より、都市のサロンや私邸での社交が重要になりました。  貴族たちは大規模な宮殿の重々しい壮観よりも、むしろ小規模で居心地に良い室内装飾に関心を向けるようになったのです。ロココ美術は絵画や彫刻が独立して存在するのではなく、室内全体を統合する装飾性を重視しました。さらに題材も神話や英雄伝など重々しい歴史画よりも、官能的で私的な娯楽が好まれたのです。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「ルネサンスやバロックと比べると、ロココの時代は短命で終わります。しかし、西洋美術のなかでは「ロココ美術」として特筆したいのはなぜか、それは後のフランス革命後に特権文化の象徴として批評的に見られた美術様式だからなのです。  絶対王政を打ち倒した革命推進者や新国家は、美術を社会の理想や道徳を教える公共の道具として活用しました。そのためロココ美術のような個人の私的な空間や享楽を飾るための表現を厳しく批評し、旧体制の退廃の象徴としたのです。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「彼が求めたのは、西洋近代から隔った田園のユートピア。最初は南フランスやブルターニュで「素朴な暮らし」を見つけようとしていましたが、最終的にフランス領のタヒチ島へ渡りました。  ゴーガンは、現地で見たものに強い感銘を受けます。タヒチの人々の生活、神話、衣装、果物、空の色。彼はそれらを、自分のなかでひとつの理想郷として再構成しながら、絵にしていきました。彼の絵は、現地のリアルな記録というよりは、「ヨーロッパから見たユートピアの夢」としての南の島でもあります。  こうして生まれたのが、『我々はどこから来たのか』です。「世紀末芸術」とも呼ばれる漠然とした無常感と、植民地時代の空気と、画家自身の人生の総決算。それらが、すべて溶け込んでいるのです。  西洋近代から離れた場所に、絵の素材を求める。それは 19世紀末のゴーガンにとっても、自分の創作を新しく更新するためのひとつの方法だったのです。私たちの暮らしのなかでも、行き詰まりを感じたときに、見知らぬ土地を旅したくなる気持ちは、どこかゴーガンと響きあっています。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著



    「人物の顔は、ほとんど顔の形をしていません。眼と口は穴のように開き、頭は骸骨と亡霊のあいだにいるような、生気のない造形です。背景の空は、もはや実際の空ではありません。波打つ赤い色面が、画面いっぱいに不安そのものを物質化しているようです。  この方向性が、その後ドイツ表現主義のフランツ・マルクやエルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、エミール・ノルデらに受け継がれていきます。「目に見える世界」ではなく「心のなかの世界」を画面に焼き付ける。近代美術の大きな扉を開いた一枚なのです。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「 もう一つ、ムンク自身の生育環境も忘れてはなりません。  彼は 1863年、ノルウェーで生まれました。父は軍医でしたが、家のなかは決してあたたかくありませんでした。ムンクが 5歳のとき、母が結核で亡くなります。さらに 1歳年上の姉ソフィーも、彼が 14歳のときに同じく結核で亡くなりました。妹のラウラは精神的な病を抱え、弟も若くして亡くなっています。家庭のなかには、つねに死と病と狂気の影が漂っていたのです。  こうした経験は、画家としてのムンクに深い刻印を残しました。「病と狂気と死は、私の揺りかごを見守った黒い天使だった」と、彼は手記のなかで書いています。彼の代表作のひとつ『病める子』は、亡くなった姉ソフィーの記憶をもとに描かれています。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

    「この絵が描かれた 18世紀半ばのフランスでは、貴族のあいだで「シノワズリ」と呼ばれる中国趣味が大きな流行となっていました。  シノワズリとは、フランス語で「中国風」「中国趣味」を意味する言葉。実際の中国の文化を正確に伝えるというよりは、ヨーロッパ人が思い描いた「東洋の理想郷」を、絵画や工芸品、室内装飾のなかに取り込んでいくスタイルでした。  なぜ 18世紀のヨーロッパで、これほど東洋への憧れが広がったのでしょうか。背景には、東インド会社などによるアジア交易の発達がありました。中国磁器、漆器、絹織物、茶。これらの品々が船でヨーロッパに到着するたびに、上流階級は熱狂しました。 18世紀初頭までヨーロッパでは、中国の磁器の白さや、漆器のなめらかさに匹敵する技術を、まだ持っていなかったのです。  こうしたなかで、ヨーロッパ独自の磁器であるマイセンやセーヴル磁器が発展していきます。とくにポンパドゥール夫人は、王立セーヴル磁器製作所のパトロンとして、磁器産業を強力にバックアップしました。彼女の周りには、シノワズリを取り入れた磁器、織物、家具、室内装飾があふれていたのです。」

    —『世界史で読み解く西洋絵画』らち まゆみ著

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    2026年09月27日
  • 話し方の戦略――「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術

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    簡潔に、わかりやすく話したい、できればみんなを惹きつけたい!と常々思います。
    育休中はビジネスシーンで話す機会がなくなり、話すことへの苦手意識が強まりました。
    そんな時千葉佳織さんのSchooの授業に出会い、千葉さんの丁寧で、はっきりとした話し方が本当に美しく、憧れました。
    この本は人を惹きつける話し方のテクニックを学ぶことができます。
    文章を書く上でも参考になります。このAI時代に話し方は、人として評価される大きなポイントだと思います。

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    2026年09月26日
  • DevinではじめるAI駆動開発 AIエージェントがもたらす開発現場の革命

    Posted by ブクログ

    DevinではじめるAI駆動開発 Aiエージェントがもたらす開発現場の革命
    他著:山河 征紀
    他著:中野 誠
    他著:名取 美穂
    出版社:日経BP

    Devin とはなにか、すさまじい速度で進化する生成AI。第四世代の自律型AIであるDevin を解説する書です。

    第1世代 コード補完型 GitHub Copilot (初期)
    第2世代 IDE型エージェント Corsor,GitHub Copilot
    第3世代 CLI型エージェント Claude Code , OpenAI Codex
    第4世代 クラウド型AIソフトウェアエンジニア Devin 

    いくら、自律型のAIといっても、適切にコンテキストを設定して、AIが扱いやすい大きさのタスクに分解することは人間が行わなければならない

    ■Devin の特徴

    タスク全体を自律的に遂行する
    ①自律性:指示を受けて一連の開発作業を完遂する
    ②スケーラビリティ:タスクごとに並列稼働する

    ■Devin が得意な仕事とは

     ①受入基準を定義でき、
     ②十分なコンテキストが与えられ
     ③スコープが明確なタスクである

     そのために

     ①完了条件を定義する
     ②Devin に必要な情報を提供する
     ③スコープを適切に区切る 

    ■Devin 環境セットアップを支える3つの概念

     ①Blueprint 環境の構築方法を記述した YAML構成ファイル
     ②Build Blueprint を実施、Snapshot を生成するプロセス
     ③Snapshot セッションの起動元になる環境イメージ

    ■セッションで Devin にタスクを依頼する

     ①依頼
     ②途中確認
     ③方向修正
     ④成果物の受領

     タスクサイズは適切か?

     ①所要時間
     ②影響範囲
     ③完了条件の書きやすさ
     ④レビューのしやすさ

     タスク分割の6タスク

     ①一覧API
     ②一覧画面
     ③詳細API
     ④詳細画面
     ⑤バリデーション:共通コンポーネント
     ⑥アクセス制御:共通コンポーネント

     構造化された指示:プロンプトテンプレートという

     ①目的
     ②前提
     ③仕様
     ④受入基準
     ⑤禁止事項
     ⑥終了条件

     くりかえし使うプロンプトを Playbook という

     ①手順
     ②助言
     ③仕様
     ④禁止事項
     ⑤入力情報

     Devin に守ってほしい指示やアドバイスを登録しておく機能:knowledge

    ①Git/PR運用
     ②チームルール
     ③技術的制約

    ■仕様駆動開発

     ①依頼
     ②計画確認
     ③実行
     ④成果物受領
     ⑤レビュー・フィードバック

     仕様

     ①要件
     ②設計
     ③受入基準

     与えるコンテキスト

     AGENTS.md
     ・ルール・方針(アーキテクチャー、コーデイング規約、テスト方針、ブランチ戦略、ビジネスルール、ドメイン用語)
     knowledge
     ・AGENTS.md に置けない、ルール、方針
     Playbook
     ・手順、フィード追加のタスクフロー
     Skills
     ・手順、DBマイグレーション実行 等

     AGENTS.md の内容

     ## セットアップ
     ## アーキテクチャー
    ## データモデルの業務制約
    ## コードスタイル
     ## ブランチ戦略
    ## テスト方針
     ## ビジネスルール

     Playbook の内容

     # エントリーフォーム
    ## 入力パラメタ
     ## 手順
    ## 受入基準
     ## 禁止事項
     ## 終了条件

    skill の内容

    ## 手順
     ## 注意事項

    ■ハーネスエンジニアリング

     エージェントのミスを検出・防止スルフィードバックループをいう

     ①コンテキスト(推論的ガイド) ⇒ 設計・実装を検証
     ②機械的ゲート(機械的センサー)⇒ 実装後の検証
     ③フィードバックループ ⇒ コンテキストを実装から設計へループ の3つからなる

     3層フィルターという(機械、推論、人間の順にふるいにかける)

    ■チーム運用

     タスク分解
     自動化

    CONTENTS

    はじめに
    著者プロファイル
    本書の読み方

    第1章 Devinとは何か BIエンジニアに仕事を任せるという選択肢

    1.1 Devin とは何
    1.2 Devin を動かしてみよう
    1.3 Devin と人間の協調によりエンジニアリングタスクはどう変化するのか?
    1.4 Devin に任せられるタスク

    第2章 Devinの機能と使い方 機能を知り、任せ方を設計する

    2.1 Devin 環境セットアップ
    2.2 DeepWikiとAsk Devin でリポジトリを理解する
    2.3 セッションで Devin にタスクを依頼する
    2.4 Knowledge/Playbook で Devin の成果の質を上げる
    2.5 ACU で Devin のコストを理解する
    2.6 Workspace:Devin の開発環境を知る

    第3章 プロンプトエンジニアリング 「指示は設計である」を実務に落とす

    3.1 タスク分割:タスクの「切り方」がすべてを決める
    3.2 Improve prompt:簡易にプロンプトを磨く
    3.3 受入基準・禁止事項・終了条件:「できた」の基準と境界を先に決める
    3.4 プロンプトテンプレート:6項目で成果を安定させる
    3.5 Actionable Feedback:失敗から学びプロンプトを磨く
    3.6 Playbook:チーム内で高精度で成功するAI活用法を共有する

    第4章 セッション実務 仕様を書いて、渡して、検証する

    4.1 仕様駆動で回す5ステップ:セッション実務の全体像
    4.2 使用とは何を渡すことか:要件・設計・受入基準の3要素
    4.3 計画を握る:仕様を渡し、Devin の計画を仕様と照合する
    4.4 成果物を仕様と照合する:PR・レポートの型
    4.5 うまくいかないとき:フィードバック・ミスの構造・撤退条件

    第5章 コンテキストエンジニアリング Devinに渡す情報を設計する

    5.1 なぜコンテキストが必要かーセッションの壁を越える
    5.2 コンテキストの種類と書く場所
    5.3 コンテキスト整備の最初の第一歩
    5.4 ルール・方針は AGENTS.md に書く
    5.5 手順は Playbook/Skills に書く
    5.6 コンテキスト注入の実践ガイド
    5.7 コンテキストの限界と次の一手

    第6章 ハーネスエンジニアリング 注意力ではなく仕組みで品質を支える

    6.1 ハーネスエンジニアリングとは何か
    6.2 機械的ゲートの設計ー1本を増やし、強度を上げる
    6.3 機械的センサーーCI/テスト・ゲート粒度の設計
    6.4 推論的センサーーDevin Review と人間レビューの分担
    6.5 失敗を前提とした設計ー80%で引き継ぐ
    6.6 フィードバックグループー失敗を環境改善に変換する

    第7章 チーム運用 個人から組織へスケールする

    7.1 導入と定着を設計する:PoC から定常化へ
    7.2 チームの現在地を決める ーペアプロから完全自律までの段階モデル
    7.3 Devin と人間の責任を分ける ー役割分担と承認ゲートの設計
    7.4 個人資産を組織資産に引き上げる ーチームから全社へのスケールパス
    7.5 ボトルネックを設計する ー レビュー負荷とテスト戦略
    7.6 タスク分解・並列実行・自動化でスケールする
    7.7 追体験から明日の第一歩へ ー ウォークスルーと役割の再定義

    終章 バイブコーディングとの共存

    終章.1 バイブコーディングとは何か
    終章.2 なぜ流行るか:利点と短期的効果
    終章.3 共存の方策:プロトタイプ領域と本番領域の境界設定
    終章.4 Devin はゲームチェンジャーになりうるか?

    付録A ユースケースカタログ(実践パターン集)

    A.1 技術的負債の返済(ポイントを絞ったリファクタリング)
    A.2 テストの充足(テストカバレッジの向上/データパターン)
    A.3 ドキュメントの整備・維持管理/リバースエンジニアリング
    A.4 CI障害の調査と修正
    A.5 障害対応(トリアージ/影響範囲特定/ワークアラウンド)
    A.6 ソリューションのプロトタイピング(複数案の並行試作)
    A.7 国内導入事例から見えるユースケースの広がり

    付録B 統制設計ガイド(セキュリティ・コンプライアンス)

    B.1 Enterprise プランの統制機能
    B.2 デプロイモデルの選択(Enterprise Cloud/Customer Dedicated)
    B.3 権限とSecretsの運用
    B.4 トレーサビリティ(誰が何を指示したか)
    B.5 ガードレール
    B.6 データ保護・知的財産
    B.7 法務チェックリスト(契約・監査・規制対応)

    付録C 意思決定のための指標と運用(KPI・ROI)

    C.1 指標設計とダッシュボード(経営に示す KPI)
    C.2 コスト管理・利用制限
    C.3 中長期の投資判断

    ISBN:9784296220021
    出版社:日経BP
    判型:B5変
    ページ数:384ページ
    定価:3500円(本体)
    発行年月日:2026年07月
    発売日:2026年07月24日

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    2026年09月26日
  • 答えは必ずある

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    仕事の進め方に悩んだ際に読み返す自分にとってのバイブルみたいな本です。人見さんの考え方や価値観は共感する点も多く、見習って実践していきたい

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    2026年09月26日
  • セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ 10代のための性教育バイブル

    Posted by ブクログ

    女の子向けの性の本は充実してるけど、男の子向けって本当に少ないなと思います。
    いろんな本を探して読んでみて、こちらが私は一番、息子に渡せる本かなと思いました。いろんな人の意見が載ってるのと、疑問や不安に思う点がリアルだなと。
    内容は男女兼用な感じです。だから興味ないところや女性のところは飛ばせばいいと思うし、読んどいて女性に優しくなってももらいたい。

    小学生ではまだ早いと感じますので、
    中学生になったら渡そうと思います。
    内容はとても良いです。

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    2026年09月26日
  • 宝石・ジュエリー図鑑

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    小学生2・3年の娘がこの本を好きで大切にしています。学校の朝読書にも持ち込んでます。
    宝石や綺麗な石に興味を持ったら導入や入門にとても良いかと思います。
    私も読みやすくて知らないことがたくさんあり勉強になりました。
    本物が見たい、欲しいと言われて困りました。笑
    写真もとても綺麗ですよ。

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    2026年09月26日
  • こころのおそうじ。

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    実家にあって気になって読んだ本。メンター講座で学んでいる内容が書かれてて、刺さる内容ばかり。めちゃくちゃメモした。人はみんな自分がいちばん可愛い。自分のことは許せるのに他人のこととなると許せない。相手にとっても自分が特別であるということを理解し、許す心を持つ。相手にとって自分も完璧ではないことを知る。とにかく刺さることばかりだった。

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    2026年09月26日
  • かんたん・かわいい・楽しい! 決定版 おりがみ大図鑑

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    見てるだけで楽しくて、これをおりたい!とワクワクした気持ちになれる。
    それが本の利点です。
    折り紙の本を色々見たけど、これが一番安牌だと思いました。(小さな子がいるご家庭)
    とはいえ、おりがみは動画で折り方見るのが一番わかりやすい。

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    2026年09月26日
  • 新・古代史 グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権

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    『継体天皇』『倭の五王』の新書を読み、同様の本を探していたらちょうど本屋の棚にあり、購入。
    継体天皇、倭の五王より以前の邪馬台国の場所の話から始まる。
    古墳や遺跡の考古学的な発掘調査や副葬品をもって話を進めていくのでより具体性があって面白かった。

    一つ驚いたのは、邪馬台国の場所は畿内説と九州説が存在する件についてのある解釈。15世紀の李氏朝鮮の地図で日本がユーラシア大陸に対し九州を北にして、南へ長く伸びる島国として描かれており(つまり日本列島は実際と逆さまになっている地図となる)、それが大陸側の地理感として古代にも存在していたのでは?とあったこと。
    魏志倭人伝の邪馬台国への経路が、そのままたどると海の中に到達するだとか、九州を迷いすぎているだとか、遠く近畿地方まで伸ばすと行程は何とかなるが距離や方向に誤記がある前提でないと色々おかしくなるとか議論になっていたのは、この逆さまの地理感で行程を描写されているせいなのかと思いたくもなる。(それでも太陽の動く方向は南なので、日本を旅する魏の人間が方向を逆さまに記録すること自体おかしくなるけど)
    NHK取材班著なのでどの説に入れ込む、などはなく、確定までは至らないがとても面白かった。

    倭の五王に関しても、やはり当時の東アジア情勢が深くヤマト王権の大陸に対する外交戦略や覇権確立に関わっていることや、現在まで残っていた様々な出土品が外交や文化交流の積み重ねの中でもたらされたのだなあと言うのがよく分かる。

    弥生人から古墳時代に移る際、なぜかガラッと日本の文化が変わる、と何かで読んだが、この時期の中国の戦乱の情勢不安から、大陸から戦乱を逃れてきた人びとが日本列島へどっと押し寄せてきたのでは?人骨のゲノム解析からもそれが窺える、という推論が本作にもあり、この時代は大陸と日本が、文化だけでなく人びとの移動の面でも密接に関わり合っていたのだなというのも興味深かった。

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    2026年09月26日
  • ひとりの商人 岡藤正広 私の履歴書

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    伊藤忠の岡藤会長兼CEOのこれまでを綴っている。負の力をいかに前向きな力に変えるか、リーダーとしてどうふるまふべきか、多少昭和的ではあるが、自分の年代でもあり、大いに共感しつつ、また参考にしたいと思いつつも読んだ。大変勉強になった。

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    2026年09月26日
  • 「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙

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    学生の時に出会いたかったと思う本だった。勉強への概念が変わる。子供に勉強する意味を聞かれたら、教えてあげたいと思う内容だった。
    勉強は道具。良い使い方も悪い使い方も出来る。勉強して大学に行ったからといって、幸せになれるかは分からない。勉強をすることでどんな力を身につけたいのか。自分を磨くために使う。このために使いたいと思うものが多ければ多いほど、たくさんのことを吸収出来る。
    勉強をして目標を叶えた時の自分の生活や感情まで具体的にイメージをして、行動をすること。
    結婚も同じ。結婚したからといって幸せになれるわけではない。だったら婚活という道具を使って、どんな自分になりたいのかを明確にして、自分を磨く。その先に幸せな結婚がある。婚活にも役立つものばかりだった。

    あとは、人は自分のために頑張るのは限界がある。人のためにと思うことが何よりの原動力となる。
    自分のためだけに行動する人になるなって書いてた。
    自分を幸せにしてくれる人はいない、自分が幸せに出来る人しかいない。
    自分が幸せに出来る人って?どんな自分なら相手は幸せなんだろうって考えると、女性は自分が幸せでいることがやはり周りのためになるとわたしは思った。

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    2026年09月26日
  • 母を生きのびる本

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    母親自身が楽しんでいる姿を見せることを大切にしたいと感じた。

    新しい気づきがたくさんあり、とても良い読書体験だったと思う。

    これはまた読み直したい。

    ただ、あまりに自分とかけ離れた意見もあり、少しだけ苦しくなった。まだ理想を追いかける自分から抜けきれていないんだろうなあ。
    自分の居場所を教えてくれるのは良書と感じる。

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    2026年09月26日