あらすじ
■人事1年目から知っておきたい、これからの人事担当者の考え方・動き方
採用、人材育成、研修、労務、制度設計、組織開発など、人事の仕事は多岐にわたります。
一方で、そのがんばりが評価されづらかったり、現場の理解がなかなか得られなかったり、「無駄なことばかりやっている」と思われがちだったり……。
日々モヤモヤや葛藤を抱えているのが現実ではないでしょうか。
将来のキャリアも見えづらい仕事で、
「人事としてどう進んでいけばいいかわからない」
「身近にロールモデルとなる人事の先輩がいない」
といった方も少なくありません。
そんな悩める人事担当者に知ってほしい、「人事のプロ」になって活躍し、もっと楽しく人事に携わることができるためのエッセンスを、1000人以上の人事との出会いから見えてきた事例をもとに凝縮しました。
人事のプロは、動き出す前にどんな情報を得ているのか?
その情報をもとになにを検討しているのか?
そして、どう動くのか?
「ひとり人事」でも着実に成長できる、悩み、迷った時に頼れる人事担当者のロードマップとなる1冊です。
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Posted by ブクログ
【メモ】
・人事の仕事の質の7、8割は「知る」の質によって決まる
・人事のプロの起点であり最も大事なプロセスが「知る」
・「知る」が習慣化し、肌感として身に付いていけば瞬間的な判断や会議の中で発言の質も大きく向上する
・人事のプロとしての専門性を磨くには、外部のネットワークや学習機会を積極的に探して活用する姿勢が大事
・人事のプロとして磨きをかけるには、「組織の期待する成果を上げるとともに、働く人と組織の健全性を磨き続ける」という姿勢が欠かせない
・人事のプロは成果を出すことにこだわり抜く
・施策の引き出しが増えるほど場面に応じた施策設計が可能になる
・不易流行をふまえて幅広くため込んでおく
・施策を決めることと、引き出しを増やすことは別々に行う
・新しい施策を始める前に、人事のプロは必ず「考える」時間を確保する→HOWよりWHYを先に定義し、課題の本質に迫る
・課題解決の3つのポイント
①複数人で捉える
②走りながら対応する
③誰よりも考え抜く
・他社の成功事例を深く考えずそのまま自社に適応しようとすると失敗しがち
・「知る」「仕事の進め方」で差が付き、大きな影響力の違いになる
・人事のプロは目的、アウトカムを外さない
Posted by ブクログ
人事の仕事に対する、本当に大切なエッセンスが詰まった本。
プロは、アウトプットではなくアウトカムを重視し、
エンゲージメントを高めました・採用人数を計画どおりに達成しましたではなく、
事業の成果につながるところまで突き詰めて考え、粘りづよく行動している姿を
分かりやすく伝えてくれている。
人事だから事業に貢献できることが少ないではなく、
人事だからこその事業への貢献の仕方のヒントが掴めるように思う。
個人的に参考になったプロの姿勢・行動いついては、
・人事なりのPlan・Do・Seeがあり、その中でも、HowよりもWhyを先に定義して、課題の本質に迫ること
・知るべきことがあれば、退職者へヒアリングしたり、営業同行していること
・ポラスの人事部長 石田氏の取り組み。新卒採用において、入社後3年間の契約数がKPIに入れていること、
など
こういう理想を知ることで、実際に業務にあたる人事の方の思考の枠が広がっていくのかなとも感じた。