いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識

いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識

999円 (税込)

4pt

「いじめ問題」を解決するために必要な知識とは何か。連日のように悲惨なニュースが報じられ、そのたびに多くの議論が交わされるが、その中には具体的な根拠に欠ける当てずっぽうな「俗流いじめ論」も少なくないと著者はいう。一方で、メディアには取り上げられずとも、いじめが社会問題化して以来30年以上にわたり、日本でも世界でも数々の研究が行なわれ、多くの社会理論が磨かれてきた。本書では、そうした数多くの研究データを一挙に紹介しつつ、本当に有効ないじめ対策とは何かを議論する。いじめ議論を一歩先に進めるために、必読の一冊。 〈目次〉●はじめに ●第1章 これでいいのか、日本のいじめ議論 ●第2章 データで読み解くいじめの傾向 ●第3章 大津市の大規模調査からわかったこと ●第4章 「不機嫌な教室」と「ご機嫌な教室」 ●第5章 理論で読み解くいじめの構造 ●第6章 「ブラック校則」調査から見えたこと ●第7章 ハイリスク層へのサポート ●第8章 メディアが飛びつくネットいじめ ●第9章 教員の課題と「いじめ防止法」 ●第10章 大人に求められること ●おわりに

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みやすくてとても実践的な本。いじめについてまず一番に読んで間違いない。

    俺はいじめはなくならない。とほとんど諦めていたが、なくなりはしなくても、重篤化、深刻化しないようにすることは可能だし、その取組が大事なのだとわかった。

    その具体的な方法も書かれていて、できることからやれそうである。

    苦悩

    1
    2018年09月24日

    Posted by ブクログ

    様々な視点から「いじめ」を分析している。分析だけで終わらずに「教師として」「大人として」どう対応していくのか、考えさせてくれる。

    「2+α制度」「ご機嫌な教室、不機嫌な教室」など、賛同することが多い。僕が学んできたことが、別の方向からも同じ視点で書かれていた。

    1
    2018年08月03日

    Posted by ブクログ

    評論家として、いつも冷静な落ち着いて意見を述べる人だが、いじめに関しても造詣が深く、ストップいじめナビというNPOの代表もつとめている。いじめに関しては精神論や、被害者側の問題など、根拠に基づかない意見が散見されるが、本書は国内外の研究の成果を根拠を持って説明され、説得力がある。個々人の問題より環境

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    いじめの本質と対策についての名書。
    うちの子の小学校でひどい事案が発生したのに保護者に全く情報共有されず、結果一年後にさらに悪化して隠しきれなくなったという出来事がありました。
    本書を読んで、その隠蔽体質がさらに事態を悪化させたと思ってたのが間違いではなかったと実感しました。
    この本で言うところの不

    0
    2025年07月15日

    Posted by ブクログ

    現状の教員の労働環境はあまりにも劣悪で、それがイジメの遠因になっているのだとよくわかった。

    教室を担任の独裁環境にしないこと、子どもたちそれぞれに個別に向き合えるようにすること。

    給特法は直ちに廃止して欲しい…そして教育にかかる政府支出を先進国並みに増やしてほしい…

    0
    2022年05月04日

    Posted by ブクログ

    これは講演会で同内容のお話を伺ったことがあったんですが、書籍で改めて読んで腹に落とし込みました。
    重要なポイントは、たとえば地方自治体でいじめについて議論する委員会みたいなのを立ち上げても、そこで議論されているのはいじめが起こったときの対処の話がほとんどだったりするわけです。
    しかし著者が強調するの

    0
    2020年08月25日

    Posted by ブクログ

    感情論ではなくデータに基づいて著者の意見も織り込みつつ冷静に、いじめの実態、様々な取り組みが記述されている。

    子育てをする親は一度読んでおくべき本と思う。自分の子どもがいじめの被害者、加害者にもなり得る中で、親として知識を持ち、どう導いてあげることができるか、考えさせられる1冊であった。
    また学校

    0
    2019年11月06日

    Posted by ブクログ

    教師目線で読ませてもらった。やはり教師の力量ももちろん必要だが、それ以上にマンパワーが必要であることが明らかである。教師自身がストレスにさらされているこの頃では、普通ならきつく言わないこともつい声を荒げてしまうこともあるだろう。そこにもう一人いれば、自制心も余裕も生まれる。教室環境が良くなるためには

    0
    2019年09月09日

    Posted by ブクログ

    豊富な研究成果とデータをもとに、いじめが「(加害者であり被害者である)児童、生徒のストレスを溜める環境」に起因するとする。シンプルだが説得力のある論説。
    個人は勿論、いじめがもたらす社会的な損失にも触れ、では、どうするのか?まで示されているが、これは参考にしつつ、考えることをやめてはいけないテーマ。

    0
    2018年12月03日

    Posted by ブクログ

    いじめについてかなり冷静にたくさんの統計を用いて分析。誠実な本。

    ー学校の教室というのは、他人に時間を管理されている環境なのでなかなか自分好みのストレス発散ができません。一方、いじめというのは「それなりに面白いゲーム」なのでそういうかたちでストレスが発露してしまうのです。
    マウンティングとラベリン

    1
    2019年01月29日

いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

荻上チキ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す