【感想・ネタバレ】集団浅慮 「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか?のレビュー

あらすじ

フジテレビ問題の検証を行った「第三者委員会調査報告書」はすべての企業に向けて「人権尊重に基づく経営」を訴えるものでした。『嫌われる勇気』の著者であり日本を代表するビジネス書ライターである古賀史健氏が、その報告書を独自の観点で振り返り、全ての日本人への警鐘としてまとめる〈新・社会派ビジネス書〉です。

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Posted by ブクログ

いや、面白かった
みんなぜひ最後まで読んで欲しい

はじめは、フジテレビの社長たちがなんで間違えちゃったのか?って話だったんだけど、
最後、みんな、尊重しあおうよっていう日本の人権意識の問題の話になり カタルシスがえぐかった…

しかも著者が団塊バリバリ体育会系男性っていうのが、また、、、
私は20代後半女性だが、ほんmoney若い人代表、女性代表、みたいな意見を求められることが多く モヤモヤしていたりした
幸いセクハラされる気配は0なものの、、、
なんかほんま、これからよね!この国!どんどんみんなでよくして行こうねーーー!!!!

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

なかなかの力作だった。まず第一にテーマ設定が秀逸だと思った。主題が『中居正広の性加害とフジテレビの対応の問題点』だったならばさほど興味を感じなかっただろう。ただの芸能界スキャンダル程度の理解しかなかったからだ。しかしこの本は、その根本原因を掘り下げて、日本人に特にありがちなGroupthink(集団思考ーここでは集団浅慮)の具体例としてこの事件を取り上げつつ、なぜそのような思考法に陥ったのかということを提示している。様々な先入観や固定概念を再認識させ、個人としては極めて優秀な人物が、集団思考に陥ることで、愚かな誤った道を選択してしまうさまが明瞭に示されている。鍵となるのは『多様性』の欠如のようだ。『同質の壮年男性の集団』ばかりが悪者扱いされているようで、壮年男性は反感を持つかもしれないが、その壮年男性こそが、日本社会の中で最も権力を持ち、優位な立場を享受してきたのだということを忘れてはならないと思う。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

集団浅慮はどこでも起こっている。
結局のところ思考停止になっている状態なのは間違いないが、思考停止になっていることに気がつかないから「集団浅慮」という事態になっている。
今回のフジテレビ問題は、決して他人事ではない。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

「全ての個人を尊い存在として敬うこと、その意見や選択を重んじること」というまとめの言葉が沁みる。社会人は読むべき一冊。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

わたしはいわゆるフジテレビ問題を一切知らなかったが、著者の古賀さんが「これはすごすぎるから全国民に教えないと」と思ったことは容易に納得ができる。
これはフジテレビがどうとかではなく、壮年男性が蔓延り自浄作用のなくなった日本の縮図なのだと思った。
古賀さんいわく、単に異物を組織に入れることが多様性なのではなく、すべての人間がもつ差異から学びを得ようというのが本来の多様な社会だそう。
他者から学ぶことをやめた人間から、集団浅慮に陥っていくのだろう。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

経営層のおじさんが密室に集まって物事を決めた結果、客観的に見ると偏っているとしか言えない判断をしたという事例の紹介。

日本はお国柄的に同質性が強く、業界によってはジェンダーも相当偏る。多様性が大事と言いつつも、多様性のある状態を経験したこともなく多様性の意味するところを本当に理解できる環境にない人が大多数ではないか。

そのような前提に立つと、unconscious biasを意識することの重要性に気づく。本質的にどんなバイアスを自分が持っているのか把握することはできないので、バイアスが「あるはず」という前提でいることが大事。ある意味の謙虚さである。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

読み進めるうちに面白みが増して一気読み!
前職に魅力を感じなくなった理由が凝縮されてた。

同質性の高い壮年男性が集まることで生まれる集団浅慮。
自分の正しさを疑い、無知を自覚する。
他者を尊重しながら、何よりも自分の尊厳を守っていいんだなと思った。

読んでよかった!

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

知らないことは恥ではなく、知ろうとしない自分を恥じるべきであり、全ての他者を尊重する姿勢こそが知ろうとすることの第一歩になる。

日本社会の同質性の高さは、知らなさを遠ざけ集団浅慮へと転がり落ちていく。

全ての個人を尊重することが、本当の学びや多様性の第一歩。

本事案における性暴力はそれを浮き彫りにした。
性暴力という表現のセンセーショナルさに注目されたが、本質はそこではない。

性的自己決定権の侵害であり、重大な人権侵害であり、一人の個人として敬われる権利に対する侵害である。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

フジテレビのあの騒動から、集団浅慮、人権意識などを学ぶとても良い本。現代の組織人、いや全員に一読して考えてほしい問題である。

ライターとしての矜持を感じる本でもあった。古賀さん本人も述べているが、まさに翻訳家の仕事で、我々素人にも翻訳された調査報告書がやってきた感じ。

フジテレビのあの騒動をただのスキャンダルとして扱っては勿体なさすぎる。あの件から学べることがたくさんある。誰かが大きな失敗をしたんだから、ただのスキャンダルで終えずに、学ばないと本当に勿体無い。
組織の上に立ってる人はバイブルにしてほしいぐらい読んで欲しい。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

中居正広の性暴力事件に端を発する、フジテレビ内で起こった集団浅慮を分かりやすく紐解きながら、日本の企業や私たち個人が本当に意識しなくてはならないことを紹介していく本書。

世間を騒がせたあの事件を、本当に分かりやすく紹介してくれるだけでも読む価値ありと思ったが、後半から本格展開されていくハラスメント、差別に対する考察が素晴らしい。

もう少し深いところで素晴らしさを語ると、例えばハラスメントに関するノウハウ本って、今や山のようにあるのだろうけれど、その多くは男女ともに共通して勉強となることが書かれているのだと思う。
しかし、本書ははっきりと明確に、男性のある世代、ある集団に対してピンポイントで厳しく指摘を行ったところが良い。
誰もに通じるお行儀の良い本ではなく、現実的にフジテレビと同じ立場になり得る人たち、そしてそれは、この日本の中でおそらく最も多くの人口である人たちに厳しく、しかし丁寧に道を指し示している本だと思った。

人に勧めたい一冊です。

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

2025年のフジテレビ問題の第三者委員会の報告書の内容をベースに、フジテレビ首脳陣の判断を誤らせた「集団浅慮」を分析した本書。後半は「ビジネスと人権」の在り方を記述しており、改めて人権意識、いや人権知識の重要性を考えさせられた。

同質性の高い壮年男性たちが実権を握る日本企業は、令和の世でも少なくないので、このような集団浅慮に陥ってしまうのはある種自然なのかもしれない。だからこそ自分たちとは異なる様々な人の声に耳を傾けなければならない。歳を取れば取るほど注意してくれる人も減り、旧来の価値観のまま凝り固まってしまうので、本書の提言には首肯しっぱなし。定期的に読み返したい。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

第三者委員会の方々はとても深く考えてこの事件を判断したんだろうと思った。また、初動の現場の方々はもちろん、とんでもない間違いをしたトップ層も決して被害者のことを貶めようとしてなかった事はこの本を読んで気付かされた。だからこそ致命的で、根が深い問題であり、男性だろうが女性だろうが、誰もがフジテレビの立場になりうる。それを防ぐために人権の配慮という考えを染み込ませないといけない

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

過去に自身が感じた尊重されていないな。
という経験を言語がしており、納得と共に救われた。
凝集性と同一性が行きすぎた場合、
まともな判断ができなくなる。
また、異質な物を排除する。というのは納得しかない。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

フジテレビの事件で第三者委員会が作成した調査報告書の要約と、事件に至った原因・解決策を著者が考察した1冊。

事件をエンタメとして消費するのではなく、問題の本質を扱っている本だと思い手に取った。

日本人の「みんな同じ」はもう過去のものであり(マイノリティの意見が表に出なかっただけで、これまでもみんな同じではなかったと思うが)、同質性の高い人たちだけで意思決定をする弊害がとてもよく分かった。

「不知」という罪。
世の中のほとんどのことは自分の知らないことなのに、まるで全てを理解していると思うのは傲慢でしかない。
そうならないように新しい視野・価値観を知り、定期的に意識を改めようと思った。

会社という組織以外にも、家庭、地域など人間が複数集まるところでは、性別・年齢を問わず誰でもハラスメントの加害者になる可能性がある。

みんなが知っておいてほしい内容だった。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

腹に来る内容。
組織人として長い自分は間違いなく浅慮があるし、日々それが増幅していっているだろう。
これを読むとアファーマティブアクションを成立させる価値がよくわかった。単にアサインするだけじゃなく、周辺環境や評価設計を含めた話として。

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2026年04月13日

購入済み

今の与野党やトランプ政権、マンガワンの件など、注目されている組織の行動にも多く当てはまると感じました。会社に限らず多くの「集団」に属する1人の人間として、一度読んで見ることをオススメします。

#共感する

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

面白かった。

「ん?」と疑問に思ったところや「それは陳腐だな」と感じたところには、だいたい次のページでアンサーが書かれており、筆者の手腕を感じた。

「思いやり(思い込み)」ではなく、「尊重」を重んじる。これは一個人として大切にしていきたい考えだ。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

フジテレビの事件の第三者機関報告書をその背景から人権面にまで踏み込んで解説したもの
日本は女性の社会参加が他国に比べて少ないと言われているが、それよりも人権意識が圧倒的に不足しているというのは知らなかった
著者も書いている通り外国人への差別が少なく、親切な国であるという認識だった
企業の本質は利益を追求して永続的に存在するための機関であり、効率を考えると人権面は二の次になってしまうのは企業としての存在意義を考えると仕方ないと思う面もあるが、多様性の時代にはそれだけではダメなんだと思わされる内容だった

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

フジテレビの調査報告書の事例に基づき、組織がおかしな方向に向かう流れを解き明かした本。
集団浅慮(Group think)と言う視点で分析されており、これってどの組織でも起こりえる他人事でない内容だと感じた。
誰も悪いと思ってないのに変な方向に行ってしまう同調組織は結構怖いと感じた。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

またまた積読チャンネルで取り上げていた書籍を読んでしまったが、これは珍しく大当たりだった。
「ビジネスと人権」「インクルーシブ」「多様性」、近年ビジネス界隈で話題に上がるキーワードだが、正直、はいはい意識高い系の流行り思想ですね、またこういう新しい概念を提唱して金儲けしようとしているスノッブな輩が出てきてますね、と白けつつ相当バカにして見ていたが(サイテーすぎる)、自分が完全に間違っていたことがこの本で分かった。
ダイバーシティの第一段階である同化(差別と公正性のパラダイム)に自分はすっかり捕らわれて、男性化して社会を生き延びてきており、女性のくせに「オールドボーイズクラブ」に浸かりかかっていたことを、まずはっきり自覚。その上で、同質性と凝集性の高い組織がいかにヤバいか、何で多様性が大事なのか、なぜ男女平等を目指すときに女性3割という数ありきで目標設定されるのか、全て納得した。フジテレビの中居氏問題の例が実にイメージもしやすくて、本書はとても分かりやすかった。
これまでの自分の残念すぎる知識や認識の浅さに大反省。組織内で意見が合わなかったり仲良しこよしの一体感がなくて物足りなさを感じたとしても、他人の意見や話をまず聴く、そして尊重する、この原則を忘れずに多様性ある組織と社会を目指していくべきだと改心しました。
本書を教えてくれた積読チャンネル、ありがとう。

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

「嫌われる勇気」共著などで有名な古賀さんの最新刊。優秀な個人が集まった組織が、なぜ信じられないような愚かな意思決定をしてしまうのか?
その答えが「集団浅慮(グループシンク)」という現象にあるとし、2025年に注目を集めたフジテレビの中居氏問題を巡る第三者委員会調査報告書を読み深める形で、このメカニズムを解き明かします。

■同質性の罠と「同化」の圧力
日本型企業のように凝集性…まとまりや結束力が高い組織は、安心感や強みを生む一方で、それが大きな落とし穴にもなります。
同質性の高い集団の中では、内輪の空気が優先され、異論や現実的なリスク検討を手放してしまう同調圧力が生まれるからです。
たとえ多様性を掲げて少数派を組織に招き入れても、多数派の価値観に合わせる「同化」を強いてしまえば、せっかくの異なる視点は機能しません。
■思いやりではなく「尊重」を
この病理を防ぐために不可欠なのがビジネスと人権の視点です。
組織の中で陥りがちなのが、よかれと思ってする「思いやり」…しかし、相手の意思を確認せずに良かれと思って先回りする対応は、単なる独善的な「思い込み」に過ぎない、と。
人権の基本は、相手がどうしたいのかをまず聞き、個人のあり方を重んじる尊重の姿勢にあるはず、と説きます。

■すべてのビジネスパーソンへ
主題としてフジテレビ問題を扱うも、本書は特定企業のスキャンダルをゴシップとして消費するものではありませんでした。
コンプライアンスの形骸化や、親切であっても致命的に人権知識が不足しているという、日本社会やあらゆる組織に共通する構造的な問題を突いています。
倫理や道徳の話にとどまらず、同質性の罠から抜け出し、経営リスクを回避するための実践的な知恵が詰まった一冊。
「自分は差別もハラスメントもしていない」と思っているすべてのビジネスパーソン、そして組織のリーダーにとって必読の新・社会派ビジネス書でした。

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

フジテレビ問題の報道の仕方がセンセーショナルな方向に偏っていると当時から感じていた。今にして思えば、被害女性の苦しみに寄り添うのではなく、プライベートなスキャンダルの一つとして消費しようとした視聴者もまた集団浅慮に染まっていたのだろう。

日本人は人権の意識が低いのではなく、知識が圧倒的に足りていない。企業には「人権を尊重する責任」、つまり「他者の人権を侵害しないこと」が求められる。尊重は思いやりとは異なり、個人としてのあり方を敬って重んじること。企業が「ビジネスと人権」を考える必要性について腹落ちできる。
凝集性の高さゆえにムラ社会化し、同調圧力が生まれやすい日本の組織。集団浅慮に陥らないためには、批判的評価者の割り当てやリーダーの沈黙、複数グループでの検討により同質性を崩すこと。組織開発やDE&I推進を考えるうえでも参考になった。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

フジテレビのスキャンダルを題材にして集団浅慮のメカニズムを詳説した内容に多くの事を気付かされたし、我が不明を恥じる部分も多かった。特に「誰しも尊重される権利がある」は、そう言われるまで考えたこともなかった。まさに人権の本質を言い当てている。
ただフジテレビのこの問題が本当に『集団浅慮』と言えるのかどうにも腹落ちしなかった。集団浅慮(groupthink)と言うからには、集団で考えたからこそ愚かな結論に至る、逆に言えば個人なら熟慮の上に適切な対応ができるという事だが、仮に港社長や大多専務、G編成局長の誰かが個人で対応しても同じ結果になったのではないか。浅慮しかできない人が何人集まっても浅慮にしかならない。そう言う話だと思われる。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

フジテレビ第三者委員会調査報告書を参照にビジネスと人権について書かれた本
集団が集団浅慮に陥る理由として集団凝集性の高さを上げている。確かに同じ様な考えをする人が集まっていると話は早いんだけどそれだけにすごい勢いで変な方向に進むことありますよね。と思うそれを防ぐためにもダイバーシティが大事だったりする。そういえばダイバーシティっていう商業施設ありますね。
また、日本の人権の教育は特に昭和には大きく遅れていたし現在とも違っていたので、私も含む昭和の人は人権知識のアップデートと、人権を尊重するという姿勢が大事になりますね。

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2026年04月27日

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『中居正広』をめぐるフジテレビ問題から、差別やハラスメントを引き起こす集団浅慮のメカニズムについて綴った一冊。第三者委員会が発行した調査報告書の凄さに衝撃を受けた筆者が、世に展開することの重要性を感じたことがこの本を発行するに至った。嫌われる勇気などを書いた著者は調査報告書を読みやすいように翻訳しており、要点をまとめてくれている。また、そこからなぜ今回の事案が起きてしまったをムラ社会による同質性と推測し、それを防ぐ方法などを提案している。どんな人でも差別はしており、まずは知ることがとても重要である。差別をしているが、減らすためにはどうしてらいいだろうかを考えることが、被害者を減らすためにとても大切なことなのだと思う。

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2026年04月12日

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ネタバレ

1日で一気読みした。集団浅慮は、「無知から始まり、人を尊ぶことなく、勝手に思い込んで浅はかな決定を下すこと」であることを知った。その上で、自分の身の上でもその集団浅慮はあると認識している。自分自身も、集団浅慮に陥っている。だからこそ「人を尊ぶことを知る」ことの大切さと難しさと、持たなければならぬと言う使命感と。とにかく、「人の振り見て、我が振り直せ」と著者から檄をもらった。そんな本だ。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

筆者も性暴力を受けたことがあり、「同質性の高い壮年男性」の一人として本書を書いている部分が、女性の私からすると好ましい。←この文章を書くのも「女性の私からすると」を書かないと、きっと理解を得られないと思って書いている。

そうでしょう?

「尊重」とか「人権」とか何も考えずに生きてきた人(特に男性)にとって本書に書いてある内容は、異世界に近いものだろうから、きっと読み進めるスピードは遅かったんじゃないかな。

自分の地位が脅かされるかもしれない不安を「女性だから」という意味不明な理論で振りかざすことができるのは、組織に女性が3割未満の人数しかいない状況でしかできない。

筆者は社会が変わるためには、組織における女性の「数」を増やしたらいい、と言っているが、理想論でしかない。社会は変わらないよ。というのが私の意見である。

<驚いたところ>
・同じ会社(フジテレビ)なのに、キャスティングをする側(現場のプロデューサーやディレクター)とされる側(アナウンサー)の対立構造があることに驚いた。(P59)
・心理の専門職でもない佐々木アナが、今日死ぬかもしれない人のケアをすることを求められていたこと。(P94)
・メンバーを多様化したところで、結局同質化する。「性別も肌の色も関係ない」は、「われわれは皆同じだ」の理論に直結する。(P171)→でも、その人の個性を活かせる業務内容を行ったところで、今度は分断が起こりやすくなる「ローカルルールはローカルルールでしかなく、そこでの成果も全社的な評価はつながらない。結果的に地域ごと、支社ごと、セグメントごとの切断が起こりやすくなる」

<印象に残ったところ>
・不敗神話(ずっと勝ち続けてきた)をもつ組織は、考えが偏狭になりやすい(=自分たちのやり方に胡坐をかいている)
・不思議なことに凝集性の高い集団は、自らの道徳性や倫理性にゆるぎない信念をもつ(P132)

<その他メモ>
・集合的幻想

・凝集性の高いところでは、インフォーマルな規範(暗黙の了解)ができる。その最たる例が、ムラ、家族。凝集性が高いと、メンバーにとってそこが居心地がよくなる。そこで働いていることが、自らのアイデンティティとなる⇔逸脱者(集団に水を差す存在)

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

アーヴィング・ジャニスのグループシンクをフジテレビの問題に当てはめて考えた一冊。
なぜ中居氏の事件が起きて、大事になっていったのかを鋭く分析している。
グループシンクを知っている人ならおさらいがてら、事例として読むと良いと思う。

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

同質性の高さと多様性の欠如が集団浅慮を招く。イエスマンばかりの集団はブレーキのない暴走列車だ。否定されることなく肯定ばかりされると、自分があたかも王様かのように勘違いをするが、その姿は哀れなる裸の王様である。熱湯ではカエルは死なないが、徐々に温度を上げられると死んでしまう「茹でガエル現象」を想起した
自分が持つ権力や立場を自覚しなおしたい。濫用せず、阿らず、執着せず。
また、個人と集団(組織)との適切な距離感を保つことも考えるきっかけとなった。集団に染まりすぎて自分を見失うのは恐い。
凡庸な言葉であるが「何事もほどほどに」

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

フジテレビのアナウンサーが性被害を受けたことに端を発する一連の騒動に対する報告書を読んだ著者が、フジテレビの組織としてのダメだったところを分析した本。
組織の凝集性が高まる危険性や人権意識についてなどを示している。
印象に残ったのはダイバーシティについて。
男性中心の組織の中にたとえば女性が1人加わったとしても男性組織への同化を求められる。また、女性に合った仕事を与えると限られたキャリアしか歩めないようになる。
多様性を理想論で終わらせなきゃためには、数が必要で、「黄金の3割」と言うものがあり、3割を超えるとようやく少数派として認められるとのこと。それより少ないとトークン化してしまうらしい。
これを読んで先日友人とした話を思い出した。世の中には色んな考え方や信条を持った人がいて、そういう世間一般や自分たちに浸透した生活とは違うことをしている人たちを最初は異質だと思って受け入れられないけれど、それが社会にある程度浸透してくるとそう言う人もいる、と当たり前に思えてくると話していたけど、それも同じことではないかと思った。
もう一つ、心に留めておきたいなと思ったこと。人権意識と人権知識は違うということ。
意識を変えるのは難しいが知識を持つことについては、知らなかったことと知ったあとは明確にわかれる。一夜にして人は変われないが知ることはできる。知らないことは恥ではない。知ろうとしないことが恥なのだ。
わたしも無自覚にその考え方は如何なものかということを思っていることもあると思う。その考え自体は変えることは難しいかもしれないけど、知識を持って他者を尊重するということは心がけたい。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

【書名と著者】
集団浅慮 「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか?
古賀史健

【目的】
知的エリートを自認するであろう人たちの集団が狂った決断に至るメカニズムに興味があった。

【読後感】
2章くらいまでは集団浅慮のはなしと認識できた。
3章から先は着地の見えない暴走列車になる。リベラルなワードを並べて多様性やら人権意識やらで「同質性の高い壮年男性」を叩く。
この本の出版に関わった方々の集団浅慮も感じ取れる、さまざまな読み方ができる一冊。
フジテレビ問題を契機にした男性叩き本なのかも。

【印象に残ったポイント】
・論理展開のジェットコースター
フジテレビの分析から集団浅慮を予防する具体論に行くかと思いきや

・リベラルな言葉で奇跡は起きない
相互理解、尊重といった頭の中の話で浅慮が防げると考えているようだが、一方で「同質性の高い壮年男性」に対する尊重は感じられない。

・集団浅慮を防ぐには?
あくまで会社の話に閉じるが、ムラ化させないための人事異動と、人事異動を前提にした暗黙知の形式知化、会社に引き留めておける待遇の設定、組織内の仕事と人事の責任所在の明確化
なのかなと思った。
ただ、私人ながら顔を出して仕事するような業界だと違うのかも。
わたしは失礼ながらアナウンサーそのものがらんと思ってるけど(アナウンスなら自動音声で足りる)、社内外で仕事をもらうためにアプローチするという点と凝集性の高さが守られない社員を作ってしまうのだなと悲しくも感心した。

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2026年05月09日

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