【感想・ネタバレ】集団浅慮 「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか?のレビュー

あらすじ

フジテレビ問題の検証を行った「第三者委員会調査報告書」はすべての企業に向けて「人権尊重に基づく経営」を訴えるものでした。『嫌われる勇気』の著者であり日本を代表するビジネス書ライターである古賀史健氏が、その報告書を独自の観点で振り返り、全ての日本人への警鐘としてまとめる〈新・社会派ビジネス書〉です。

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Posted by ブクログ

フジテレビ問題の理解が進むのと共に、
家族経営を謳う日本企業全体への警笛としてもとても興味深かった。
ポイントは、
一つ一つの判断や行動に対して理由なり意義なり背景なりをトップの発言だからと言って深く考えることを放棄しがちな事だと思う。そしてその行為は従順として良しとされやすい。本当はサボっているだけなのに。

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

集団浅慮という言葉は聞いた事がなかったのだけど、浅慮とはどうやら熟慮の対義語らしい。

この本を読もうと思ったきっかけは、サブタイトルにある通り、なんでブジテレビのような一流企業の経営陣が集団浅慮に陥ってしまうのかとういう点を知りたかったからです。

そのポイントは凝集性の高さにあるとのこと。
また聞いた事がない単語が出てきた。

凝集性の高い組織とは、メンバー間の関係性が良好で、チームとしての一体感があって、所属する組織に誇りを持ち、その一員である自分にも誇りを持てる組織のことであるらしい。

おいおい、それって理想の組織だし、会社組織として目指すべき姿なんじゃやないの?と思うのが当然だと思うのだけど、どうやらその凝集性の高さが落とし穴になるようだ。

その理由はぜひこの本を読んで確かめてみて欲しい。

そしてもう一つ、勉強になったのは企業経営におけるダイバーシティの必要性。

これまでダイバーシティだとかエクイティだとかインクルージョンだとか、とっつきにくいカナカナ語だなぁと思いながらも、少しは理解している気がしていたんだけど、まぁ、僕の理解なんて、差別はいけない、お互いを理解しないといけない、自分の価値観を押し付けてはいけない、アンコンシャスバイアスとかマイクロアグレッションには気をつけないといけないくらいのもので、本当の意味でなぜ企業にとってダイバーシティが必要なのか理解していなかったのかも知れません。

この本を読んでダイバーシティの必要性についての理解が深まりました。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

同じ女性でも、「女性がフラレた腹いせにやったことだろう」とか「もし本当なら、写真集など出せないはず」という人がいるが、ぜひこの本を読んでほしい。
なぜ、そのような思い込みをするのか、気づくと思う。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

素晴らしい作品だった。最近読んだ本のなかでベスト。フジテレビの中居くん事件はなぜ起きたのか。

成功体験を積み重ねた凝集性の高い集団。同じ目標に向かって突き進むエリート集団。
優秀な人たちがなぜそんな初歩的なミスを犯すのかと思われるが、エリートであるが故に、集団への信頼が高いが故に落ちる穴。

ぜひ多くの人に読んでもらいたい。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

非常に思慮深く考察された内容であり、自分にとって大きな学びの機会を与えてくれた。
序盤はフジテレビが関与した中居氏の性暴力に関する報告書を概説するものだったが、その事案の背景にある集団浅慮という考え方と想定されるメカニズムのことは初めて知った。また、そのカウンターパートとしてのダイバーシティの重要性、「尊重」の重要性もとても納得のいくものだった。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

フジテレビ第三者委員会報告書をもとに、「同質性の高い壮年男性」による意思決定の誤りを「集団浅慮」の視点から読み解いた書であるが、それだけにとどまらない内容を含んでいる。男女共同参画社会が言われてからも、人権教育が進んだといわれる日本(しかし世界の中では人権意識は低い部類に入る)で、いまだに旧態然とした組織構造が続けられているのかを考察されている。ダイバーシティや公正の概念が言葉でしか受け入れられていない現状、本報告書は「ビジネスと人権」の視点から書かれているが、日本人の人権意識の低さ、というより人権知識の低さの観点から考察し、性暴力を人権問題からの考察として語られている。ビジネス書の書き手であり、わかりやすい書であった。あらためて人権知識の吸収に努めなければと思わせてくれた書であった。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

同質性の高い壮年男性が率いていない会社や組織、日本にどれくらいあるんだろう。

中居氏の事件に関し興味があり、また、わたし自身男社会と言われる組織に属していることから、表題に惹かれ手に取った。
なお、中居氏の事件の詳細を知りたいなら、本書より、第三者委員会の調査報告書を読むことをお勧めする。
著者も同報告書の一読を強く推している。


女性総理が誕生し、女性大臣の活躍も注目されているが、彼女たちも政界という、まだまだ男性主体のムラ社会の一員である。男性と同化することなく、いち政治家として、個人としてのカラーを出し、仕事をしてほしい。


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2026年01月06日

Posted by ブクログ

浜田敬子さんがおっしゃっていたようにビジネス書としてなかなかこのテーマは取り上げられて来ずにどちらかというと、フェミニズム本として社会学のコーナーに置かれていた印象を自分も感じていたので、こうしたテーマをダイヤモンド社を出版社として嫌われる勇気でベストセラーを産んだ古賀さんが書くことがとても意義深いことである。古賀さんが本書の最後に述べているように人権感覚というより、人権知識が乏しい日本で生まれ育った自分の周りも含めたビジネスパーソン全員に本書を配りたいと思ったくらいの良著。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

人権を尊重するということについてめちゃくちゃストレートな話をしており、いろんな人に読んで欲しいです。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

なかなか良かった。フジテレビの取締役達の、「思いやったけれどすれ違っちゃったんだよね〜」という言い訳を完膚なまでに叩き落としていた。「「尊重」を知らない同質性の高い壮年男性が集まった結果浅はかだったからです。」と。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

フジテレビ問題の第三者委員会による報告書に関する書籍、という言葉に留まらない内容でした。

報告書を通して、
どの組織におこりうる問題のメカニズムと、
それに対してどう考えていくか?
が分かりやすく纏められています。

273pにわたる魂の報告書を世の人たちに広く知ってもらいたい、という著者の熱い思いに溢れおり、
報告書の要点をまとめるのが上手いのもさることながら、それに関わる論拠の肉付けも面白く、押し付けがましさを感じない優れたビジネス書でありました。

自分の置かれた組織での、えもいわれぬ気持ち悪さを紐解くのに必要な視点を与えてくれたことに感謝

集団浅慮と人権尊重、
この二言はセットで心に留めておこうと思います。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

古賀さんが最近の著作とあまりに毛色の違う本を出されたので、読まずにはいられませんでした。
中居氏の事件やそれに対するフジテレビの対応のまずさは報道を通じて知っていましたが、第三者委員会の報告書があること、その中にはこの事件の背景が深く書かれていることは全く知りませんでした。

この本では、報告書に記載のあった「集団浅慮」という観点からこの事件を振り返り、さらに、なぜ集団浅慮は起こるのか?日本でよく言われる同調圧力、多様性の必要性など、歴史も踏まえつつ解説されています。
フジテレビだけではなく、日本企業であれば、集団浅慮はどこにでも起きていると思います。
私が務めている会社でも大なり小なりあるなと改めて気づかされました。集団浅慮に加担した場面もあるなぁというのが正直なところです。

無知を自覚すること。
多様な意見に耳を傾けること。
自分にも言い聞かせたいです。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

本書ではなんとなく感じていたことを痛烈に言語化していてなるほど、と思った。
集団による思考停止の危なさや同質性という悪い意味での日本人らしさが記されていてためになるとともに自身の行動も気をつけようと思わせてくれる内容だった。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ


本書の執筆した目的に共感、単なるワイドショーネタ終わるべき話ではなく学びのある事案だと思います。
正直報告書をまとめた動画をみたくらいで中身を把握できていなかった。フジ社内で一定レベルまで性暴力であるとの認識もあったが意思決定はされなかった。
この問題はフジの課題であるが、さらに拡大し一般化して日本の組織課題として捉えて解決策を考える内容。
課題はとても納得、いかにうわべだけであるか、自らの成功体験から抜け出せないベストアンドブライテストのような状況であるかがわかる。
その後の解決策は黄金の3割を目指すべきというもの、その理由も示されるが個人的にはまだ納得しきれていない。男性と女性の比率というある意味二項対立は解決策となるのか。
その他数多ある差別をなくすことを考えると比率を3割とする以外の解決策も必要ではないか。
人権知識をつける、ことは本書でも語られとても納得ができる。経験するまで理解できない方も自分含めて多くいるなかでどう知識をつけるか。
とてと大事な問題。
子育てをしていても子供はとても自然に、何の気なしに差別発言をする。
親として指摘するが自分も知らず知らず行いがちだと自覚させられる。

社会的な寛容性をどう担保すれば良いのか。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「はじめに」「おわりに」内にあった筆者の言葉がとても心に残りました。

○はじめに
・同質性が高い組織は、外部からの視点や異なる意見を受け入れにくく、外部とは異なる内なるルール(内輪の論理)がまかり通り、集団浅慮にも陥ることも多い。

・フジテレビ経営陣は今回、典型的な集団浅慮に陥った。組織を守るため、「オレたち」を守るため、そのちっぽけなプライドを守るため、集団浅慮は加速していった。見て見ぬふりを決め込み、被害に遭った女性の人権をないがしろにし、ステークホルダーへの説明責任を果たそうとせず、結果として330社以上ものスポンサー離れを招いた。

○おわりに
・人は、自らの「知らなさ」を自覚できなくなったとき、「知らなさ」を教えてくれる他者が周囲からいなくなったとき、集団浅慮の坂を転がり始める。

・「知る時が来れば、その人は無知ではなくなる」。価値感のアップデートも、社会の変革も、すべては「無知ではなくなる」ことからはじまるのだ。知らないことは恥ではない。知ろうとしない自分を、恥ずべきなのである。そしてすべての他者を「尊重」する姿勢こそが、「知ろうとすること」の第一歩になると、僕は思っている。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

日本人ならきっと誰しも共感できたり、身に覚えがあったりするんじゃないだろうか。学校や、職場や、さまざまなところにある同調圧力、それが引き起こす集団浅慮。
フジテレビの件はよく知らないけど、自分の身の回りの出来事から容易く想像がついた。そのくらい自分の周りに溢れているものだからこそ、気をつけたいし、気をつけるとはどういうことなのか、そして何が起こるのか、がこの本を読むと良くわかる。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

本書の冒頭でご本人も述べているように、古賀さんのこれまでの作品とは方向性が違いますが、違うからこそ古賀さんがこの作品に込めた「本気さ」を強く感じました。

本書で指摘されている集団浅慮に陥っている多くの日本企業の実態も、日本人の人権意識の低さも、残念ながら驚きというより腑に落ちる部分が多かったです。

古賀さんが覚悟を持って書き上げた本書が、世の中の流れを変えるきっかけになることを願います。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

〈“組織”の面〉
テーマとなる問題の核心は、「意思決定をしない」意思決定であると感じた。
組織が大きくなればなるほど、意思決定をすることで自分に責任が生じることを避けようとする傾向は非常に強い。
そして、「自分以外の人も同じ考えだろう」という思い込みが醸造されていることも原因の一つだと感じた。だからこそ意思決定を自分がする必要はないと考えるのではなかろうか。

〈ダイバーシティの面〉
人間は目に見える違いをもとに判断を下す。その際に一番大きな切り口となるのが男女だ。男性にしろ女性にしろ全く同じ中身の人がいるわけではないので、カテゴライズの切り口のレパートリーを増やすことがダイバーシティを高めることに繋がるのではないかと感じた。
自分という人間もカテゴリー分けをしていったら、同内容な人などいないのに、自分が正義だと勘違いしてしまうこともダイバーシティを下げる原因だろう。

〈人権意識の面〉
日本は歴史上、外から来た自分とは異質の存在を受け入れたり戦うことが他国に比べ非常に少ない。そう言った面からも人権意識が低いのではないか。
私見だが、差別とは未知なものを恐れる生物的本能からくるものだと考えている。
ただ、知らない=見下すというのは誤った反応で、ここに集団心理が働くことで差別となる。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

フジテレビに関する第三者委員会の調査報告書を基にビジネスと人権の観点での問題を集団浅慮を使って分析している良書。決して自分も職場も無縁ではないこととして、読み進められた。

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2025年12月15日

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