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フジテレビ問題の検証を行った「第三者委員会調査報告書」はすべての企業に向けて「人権尊重に基づく経営」を訴えるものでした。『嫌われる勇気』の著者であり日本を代表するビジネス書ライターである古賀史健氏が、その報告書を独自の観点で振り返り、全ての日本人への警鐘としてまとめる〈新・社会派ビジネス書〉です。
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Posted by ブクログ
「全ての個人を尊い存在として敬うこと、その意見や選択を重んじること」というまとめの言葉が沁みる。社会人は読むべき一冊。
わたしはいわゆるフジテレビ問題を一切知らなかったが、著者の古賀さんが「これはすごすぎるから全国民に教えないと」と思ったことは容易に納得ができる。 これはフジテレビがどうとかではなく、壮年男性が蔓延り自浄作用のなくなった日本の縮図なのだと思った。 古賀さんいわく、単に異物を組織に入れることが多様性なの...続きを読むではなく、すべての人間がもつ差異から学びを得ようというのが本来の多様な社会だそう。 他者から学ぶことをやめた人間から、集団浅慮に陥っていくのだろう。
経営層のおじさんが密室に集まって物事を決めた結果、客観的に見ると偏っているとしか言えない判断をしたという事例の紹介。 日本はお国柄的に同質性が強く、業界によってはジェンダーも相当偏る。多様性が大事と言いつつも、多様性のある状態を経験したこともなく多様性の意味するところを本当に理解できる環境にない人...続きを読むが大多数ではないか。 そのような前提に立つと、unconscious biasを意識することの重要性に気づく。本質的にどんなバイアスを自分が持っているのか把握することはできないので、バイアスが「あるはず」という前提でいることが大事。ある意味の謙虚さである。
読み進めるうちに面白みが増して一気読み! 前職に魅力を感じなくなった理由が凝縮されてた。 同質性の高い壮年男性が集まることで生まれる集団浅慮。 自分の正しさを疑い、無知を自覚する。 他者を尊重しながら、何よりも自分の尊厳を守っていいんだなと思った。 読んでよかった!
知らないことは恥ではなく、知ろうとしない自分を恥じるべきであり、全ての他者を尊重する姿勢こそが知ろうとすることの第一歩になる。 日本社会の同質性の高さは、知らなさを遠ざけ集団浅慮へと転がり落ちていく。 全ての個人を尊重することが、本当の学びや多様性の第一歩。 本事案における性暴力はそれを浮き彫...続きを読むりにした。 性暴力という表現のセンセーショナルさに注目されたが、本質はそこではない。 性的自己決定権の侵害であり、重大な人権侵害であり、一人の個人として敬われる権利に対する侵害である。
フジテレビのあの騒動から、集団浅慮、人権意識などを学ぶとても良い本。現代の組織人、いや全員に一読して考えてほしい問題である。 ライターとしての矜持を感じる本でもあった。古賀さん本人も述べているが、まさに翻訳家の仕事で、我々素人にも翻訳された調査報告書がやってきた感じ。 フジテレビのあの騒動をただ...続きを読むのスキャンダルとして扱っては勿体なさすぎる。あの件から学べることがたくさんある。誰かが大きな失敗をしたんだから、ただのスキャンダルで終えずに、学ばないと本当に勿体無い。 組織の上に立ってる人はバイブルにしてほしいぐらい読んで欲しい。
中居正広の性暴力事件に端を発する、フジテレビ内で起こった集団浅慮を分かりやすく紐解きながら、日本の企業や私たち個人が本当に意識しなくてはならないことを紹介していく本書。 世間を騒がせたあの事件を、本当に分かりやすく紹介してくれるだけでも読む価値ありと思ったが、後半から本格展開されていくハラスメント...続きを読む、差別に対する考察が素晴らしい。 もう少し深いところで素晴らしさを語ると、例えばハラスメントに関するノウハウ本って、今や山のようにあるのだろうけれど、その多くは男女ともに共通して勉強となることが書かれているのだと思う。 しかし、本書ははっきりと明確に、男性のある世代、ある集団に対してピンポイントで厳しく指摘を行ったところが良い。 誰もに通じるお行儀の良い本ではなく、現実的にフジテレビと同じ立場になり得る人たち、そしてそれは、この日本の中でおそらく最も多くの人口である人たちに厳しく、しかし丁寧に道を指し示している本だと思った。 人に勧めたい一冊です。
2025年のフジテレビ問題の第三者委員会の報告書の内容をベースに、フジテレビ首脳陣の判断を誤らせた「集団浅慮」を分析した本書。後半は「ビジネスと人権」の在り方を記述しており、改めて人権意識、いや人権知識の重要性を考えさせられた。 同質性の高い壮年男性たちが実権を握る日本企業は、令和の世でも少なくな...続きを読むいので、このような集団浅慮に陥ってしまうのはある種自然なのかもしれない。だからこそ自分たちとは異なる様々な人の声に耳を傾けなければならない。歳を取れば取るほど注意してくれる人も減り、旧来の価値観のまま凝り固まってしまうので、本書の提言には首肯しっぱなし。定期的に読み返したい。
第三者委員会の方々はとても深く考えてこの事件を判断したんだろうと思った。また、初動の現場の方々はもちろん、とんでもない間違いをしたトップ層も決して被害者のことを貶めようとしてなかった事はこの本を読んで気付かされた。だからこそ致命的で、根が深い問題であり、男性だろうが女性だろうが、誰もがフジテレビの立...続きを読む場になりうる。それを防ぐために人権の配慮という考えを染み込ませないといけない
過去に自身が感じた尊重されていないな。 という経験を言語がしており、納得と共に救われた。 凝集性と同一性が行きすぎた場合、 まともな判断ができなくなる。 また、異質な物を排除する。というのは納得しかない。
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