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フジテレビ問題の検証を行った「第三者委員会調査報告書」はすべての企業に向けて「人権尊重に基づく経営」を訴えるものでした。『嫌われる勇気』の著者であり日本を代表するビジネス書ライターである古賀史健氏が、その報告書を独自の観点で振り返り、全ての日本人への警鐘としてまとめる〈新・社会派ビジネス書〉です。
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Posted by ブクログ
同質性の高い壮年男性が率いていない会社や組織、日本にどれくらいあるんだろう。 中居氏の事件に関し興味があり、また、わたし自身男社会と言われる組織に属していることから、表題に惹かれ手に取った。 なお、中居氏の事件の詳細を知りたいなら、本書より、第三者委員会の調査報告書を読むことをお勧めする。 著者も...続きを読む同報告書の一読を強く推している。 女性総理が誕生し、女性大臣の活躍も注目されているが、彼女たちも政界という、まだまだ男性主体のムラ社会の一員である。男性と同化することなく、いち政治家として、個人としてのカラーを出し、仕事をしてほしい。
浜田敬子さんがおっしゃっていたようにビジネス書としてなかなかこのテーマは取り上げられて来ずにどちらかというと、フェミニズム本として社会学のコーナーに置かれていた印象を自分も感じていたので、こうしたテーマをダイヤモンド社を出版社として嫌われる勇気でベストセラーを産んだ古賀さんが書くことがとても意義深い...続きを読むことである。古賀さんが本書の最後に述べているように人権感覚というより、人権知識が乏しい日本で生まれ育った自分の周りも含めたビジネスパーソン全員に本書を配りたいと思ったくらいの良著。
人権を尊重するということについてめちゃくちゃストレートな話をしており、いろんな人に読んで欲しいです。
なかなか良かった。フジテレビの取締役達の、「思いやったけれどすれ違っちゃったんだよね〜」という言い訳を完膚なまでに叩き落としていた。「「尊重」を知らない同質性の高い壮年男性が集まった結果浅はかだったからです。」と。
フジテレビ問題の第三者委員会による報告書に関する書籍、という言葉に留まらない内容でした。 報告書を通して、 どの組織におこりうる問題のメカニズムと、 それに対してどう考えていくか? が分かりやすく纏められています。 273pにわたる魂の報告書を世の人たちに広く知ってもらいたい、という著者の熱い思...続きを読むいに溢れおり、 報告書の要点をまとめるのが上手いのもさることながら、それに関わる論拠の肉付けも面白く、押し付けがましさを感じない優れたビジネス書でありました。 自分の置かれた組織での、えもいわれぬ気持ち悪さを紐解くのに必要な視点を与えてくれたことに感謝 集団浅慮と人権尊重、 この二言はセットで心に留めておこうと思います。
古賀さんが最近の著作とあまりに毛色の違う本を出されたので、読まずにはいられませんでした。 中居氏の事件やそれに対するフジテレビの対応のまずさは報道を通じて知っていましたが、第三者委員会の報告書があること、その中にはこの事件の背景が深く書かれていることは全く知りませんでした。 この本では、報告書に記...続きを読む載のあった「集団浅慮」という観点からこの事件を振り返り、さらに、なぜ集団浅慮は起こるのか?日本でよく言われる同調圧力、多様性の必要性など、歴史も踏まえつつ解説されています。 フジテレビだけではなく、日本企業であれば、集団浅慮はどこにでも起きていると思います。 私が務めている会社でも大なり小なりあるなと改めて気づかされました。集団浅慮に加担した場面もあるなぁというのが正直なところです。 無知を自覚すること。 多様な意見に耳を傾けること。 自分にも言い聞かせたいです。
本書ではなんとなく感じていたことを痛烈に言語化していてなるほど、と思った。 集団による思考停止の危なさや同質性という悪い意味での日本人らしさが記されていてためになるとともに自身の行動も気をつけようと思わせてくれる内容だった。
日本人ならきっと誰しも共感できたり、身に覚えがあったりするんじゃないだろうか。学校や、職場や、さまざまなところにある同調圧力、それが引き起こす集団浅慮。 フジテレビの件はよく知らないけど、自分の身の回りの出来事から容易く想像がついた。そのくらい自分の周りに溢れているものだからこそ、気をつけたいし、気...続きを読むをつけるとはどういうことなのか、そして何が起こるのか、がこの本を読むと良くわかる。
本書の冒頭でご本人も述べているように、古賀さんのこれまでの作品とは方向性が違いますが、違うからこそ古賀さんがこの作品に込めた「本気さ」を強く感じました。 本書で指摘されている集団浅慮に陥っている多くの日本企業の実態も、日本人の人権意識の低さも、残念ながら驚きというより腑に落ちる部分が多かったです。...続きを読む 古賀さんが覚悟を持って書き上げた本書が、世の中の流れを変えるきっかけになることを願います。
〈“組織”の面〉 テーマとなる問題の核心は、「意思決定をしない」意思決定であると感じた。 組織が大きくなればなるほど、意思決定をすることで自分に責任が生じることを避けようとする傾向は非常に強い。 そして、「自分以外の人も同じ考えだろう」という思い込みが醸造されていることも原因の一つだと感じた。だから...続きを読むこそ意思決定を自分がする必要はないと考えるのではなかろうか。 〈ダイバーシティの面〉 人間は目に見える違いをもとに判断を下す。その際に一番大きな切り口となるのが男女だ。男性にしろ女性にしろ全く同じ中身の人がいるわけではないので、カテゴライズの切り口のレパートリーを増やすことがダイバーシティを高めることに繋がるのではないかと感じた。 自分という人間もカテゴリー分けをしていったら、同内容な人などいないのに、自分が正義だと勘違いしてしまうこともダイバーシティを下げる原因だろう。 〈人権意識の面〉 日本は歴史上、外から来た自分とは異質の存在を受け入れたり戦うことが他国に比べ非常に少ない。そう言った面からも人権意識が低いのではないか。 私見だが、差別とは未知なものを恐れる生物的本能からくるものだと考えている。 ただ、知らない=見下すというのは誤った反応で、ここに集団心理が働くことで差別となる。
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