ビジネス・実用の高評価レビュー
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”ネトウヨ父”新書の続編ってことで、それは読まないとと思い、書店で見かけたままに即効ゲット。あと、自分の中でもこのタイトルを首肯する部分があり、そのモヤモヤ感が溶けるかもっていう期待も持ちつつ。思想の違いを感じてしまい、勝手に距離を取ってしまっているというのに、個人的にもかなり心当たりがあり、そこを打開する一歩にもなるかな、と。本書では実際にその再開の模様が、複数開陳されている訳だけど、やっぱり、実際に会って話せばきっとなんの問題もないんだろうな~、って感じ。顔の見えない第三者が相手だとなおさら、舌鋒も鋭くなっちゃうわな~、ってのも心当たりアリまくり。そして、左右の派を問わず極論は疲れる、ってのも深く納得。あと、自分が特に反発を覚えやすい事項について自覚的であれ、ってのもその通り。
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教養という言葉をよく見聞きするが、イメージが持つその力に長年もたれかかっていた。
ちなみに、私がイメージする教養とは、熱き思いを内に秘めつつ、何かを学ぼうとする気持ちが溢れている人から滲み出てくる雰囲気や佇まい等だ。
本書は、いわゆる一般教養といわれる分野である哲学や宗教、歴史、美術、文学、社会科学、自然科学等を幅広くカバーしている。
数学や物理、化学、医学をはじめとする理科系分野だけでなく、哲学や美術等の文化系分野もあわせて、理科系・文化系問わずに縦横無尽に知のフィールドを駆け巡りたい。
個人的には、巻末に記載されている寿司屋や中華料理店、フランス料理店での振る舞い等を紹介している【お店でのふるまいの教養】が印象的だ。
また、同様に巻末には、知っておきたい人物や社会を把握するためのキーワードも掲載されている。
今一度あわせて、確認されたい。
本書を通じて、改めて点を線に、線を面にするものの見方の重要性を感じる。
冒頭に述べられている
『世界を知ること、世界とつながること、世界の魅力と深さとつながること、それはそこに心が動いたあなた自身の魅力と深さの発見でもあります。』
というフレーズが心地よく心に沁みわたる。
本書は、いつまでも手元に残しておきたい。 -
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ネタバレ変動相場制の下では、自国通貨を発行する政府は、自国通貨建て国債に関し、返済の意志がある限り、債務不履行に陥ることはない。α銀行が借り手のA社に貸し出す場合、現金をA社に渡すのではなく、A社の預金口座に額を記帳するだけ。政府は通貨を発行し、租税の支払い手段として定める。税は、通貨の価値を保証するために必要。政府は税を徴収するため、徴収する前に支出して国民に通貨を渡しておく。つまり、政府支出が先に会って徴税はその後。財政赤字は単に政府支出を通じて民間部門に通貨を供給しているだけ。民間銀行の日銀当座預金を供給したのは日銀であって、民間預金を原資としていない。MMTは、財政赤字を無尽蔵に膨らませると、供給が需要に追い付かなくなって高インフレになる、と主張している。財政支出の伸びと名目GDPの成長率の間には極めて高い相関関係がある。GDP=消費+投資+政府支出+純輸出。日本経済がデフレに突入したのは、まさに公共投資が減少し、消費税率が5%へと増税された後の1998年。低所得者の方が高所得者よりも消費性向が高い、すなわち所得に占める消費の割合が高いため、所得をより低所得者へと再配分すると、消費需要が拡大し、成長を促進する。日本のGDPの6割が個人消費。日本企業がダメだから日本経済が低迷しているのではなく、デフレを放っているから日本企業は積極的な投資が難しくなり、その結果、魅力ある製品やサービスを生み出せなくなった。通貨の供給量が増えたからインフレになるのではなく、はんたいに、デマンドプル・インフレが信用創造を通じて通貨の供給量を増やす。世界恐慌から得られる教訓として、経済政策は、インフレでは資本主義、デフレでは社会主義。生産増強以外にインフレ収束の途はない。積極財政によって増加した民間投資や公共投資は、まずは「需要」の拡大として現れるが、数年後あるいは数十年後に遅れて、「供給」を強化する効果を発揮する。所得税や法人税は、景気が良くなってインフレ気味になると、自動的に税負担が重くなり、インフレを抑制する効果が現れるという「自動安定化措置」の機能があるが、消費税にはない。コロナ禍では、低所得者の主な雇用先である対人サービスが大きな打撃を受けたため、低所得者の経済被害がより大きくなり、格差が拡大した。イエレン提唱の「高圧経済」。「供給は常に需要を生み出す」というあり得ない前提である「セーの法則」を基にした新古典派経済学。「いい加減にセーの法則」(笑)。短期的視野に基づく赤字の削減は、それが教育のような人的資本への投資の削減になる場合には、対GDP比の債務を増加させる。「国債残高/GDP」が1以上の場合、分母と分子が同じ額だけ増えると、分数は小さくなる。ある部門の収支の赤字は、別の部門の収支の黒字。誰かの債務は誰かの債権。国内民間部門の収支+国内政府部門の収支+海外部門の収支=0。90年の財政黒字は民間部門がバブルにより債務を増大させたことの裏返し。財政(政府部門)の黒字化とは、民間部門の赤字か、つまりバブルの発生による過剰債務の裏返し。GDP=消費+投資+政府支出+輸出-輸入。財政政策は、デフレなら政府支出を増やしてインフレにし、インフレが行き過ぎたら政府支出を減らしてインフレの高進を防ぐ。「コストプッシュ・インフレ」の対策は供給能力の拡大だが、投資なくして供給能力を拡大することは不可能。積極財政を行わなければ、供給能力が強化されないので、将来、コストアップ・インフレが起きやすくなる。
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興味のある内容を客観的・論理的に論じててすごく面白かった。
・企業が新卒採用で重視するのはコミュニケーション能力、主体性、チャレンジ精神。
・学校を卒業したあと役に立つ教育こそ重要。
・将来の収入を上げるために、子供の頃にやっておくべきベスト3はスポーツ、リーダー経験、非認知能力を高めること。
・スポーツ経験があると採用で有利、忍耐力やリーダーシップが身につく
・リーダーシップは才能ではなく習得できるスキル。ただし社会性(人々と過ごすことに喜びや楽しみを見出す能力)は、リーダーシップと強い相関がある。
・勤勉性・外向性は長生きと強い相関がある
・小さい頃に勤勉さを身につけた子供の方が、のちに学力が高くなりやすい。技能にも福利効果が働く。
・将来の収入との関連が明らかになっている非認知能力
①忍耐力→成績、貯蓄、健康に相関(場当たり的ではなく将来に備えた行動が取れるため)
②自制心→借金、病気、薬物依存と関連
③やりぬく力→仕事や結婚生活を安定させやすい(勤勉性と強い相関)
・最近になればなるほど、非認知能力の重要性が増している。対人関係能力はAI時代が来ても自動化は困難なため、価値が高くなる。
・非認知能力を高めるには
音楽や美術は非認知能力を伸ばす
好奇心を高める
多様な仲間と共に過ごし、相手の立場に立って考える経験は子供の向社会性を身につける機会になる
・子供のやり抜く力を伸ばすために教員に求められるポイント
①目標設定が重要なこと
②目標達成のために努力することが大切なこと
③失敗や挫折を建設的に考えることが重要なこと
④人間の能力は生まれつきではなく、努力によって変えられること
・勉強が苦にならなくするには
①目標を立てる
目標は達成可能なインプット(例:「読書量」、「成績を上げる」はアウトプット)に対して、他人ではなく自分が、自己管理の方法を学んだうえで目標を設定する
②習慣化する
最初の一歩が踏み出せれば習慣化しやすい。一歩を踏み出すためには適度なお小遣いやご褒美は効果的。
③チームで取り組む
・学力を重視する幼児教育の質は低い。子供の主体性を尊重し、社会性を身につける教育は効果が高い。 -
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「鉄ちゃん」という鉄道ファンへの呼称は、自分の世代がブルートレインの撮影に熱狂したあたりから出てきたように思います。「鉄ちゃん」まで至らなくても、鉄道に心動くものは誰もが持っているようです。先日も海外に住んでいる友達が東欧の蒸気機関車の旅の動画を送ってくれました。でも我々世代の鉄道への眼差しには鉄路が日本の隅々まで行き渡っている時代が終わっていくノスタルジーのフィルターがかかっているような気もします。この本棚にも入っている「廃線だけ 昭和の棄景」「廃線だけ 平成・令和の棄景」はそんな気分の写真集です。だけど本書は明治5年に初めて日本の国土を走り始めた鉄道の成長期、そして青春時代を明らかにします。それは構造線と火山、峠と盆地、半島と海峡という日本の地形との戦いであったことがわかります。二次元の地図にしてしまうと単なる線になってしまう鉄路がこんなにダイナミックなものであったのか、と驚くばかりです。近代化に突き進む日本の熱い物語です。頻出する地図の本線に併記された検討線の物語が鉄道だけでなく日本の歴史のIFを想像させます。それにしても路線検討には軍事という観点がここまで反映されていたことにも驚きを感じました。なぜ今、リニアがあの路線を選ぶのか、というのも150年の積み重ねがあることがわかります。また静岡での反対運動についても鉄道が国土に及ぼすインパクトの歴史の一端なのでしょう。最近の激甚災害で変わる地形の画像を見ると鉄道は永遠のインフラではなくてフレキシブルな手段なのだとも思います。だからと言って日本が新幹線だけの国になるのにも疑問があります。近代化を超えた成熟日本、あるいは衰退日本。これからの鉄道のデザインと日本のデザインについての著者の見解を知りたくなりました。この本、決して「鉄ちゃん」的な人のためだけに、あるのでは無いと思います。
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心身ともに長く元気でいるための方法が書かれています。
季節ごとに意識したり、ちょっと疲れてるかも、なんとなく上手くいかないかも、という時に読み直したい本。
おわりに、の堀江さんの言葉がすごく良かった。
ざっくりこんなことをおっしゃっていました。
「統計とは違って、そのひと個人にとっての可能性は常にフィフティフィフティ
なんでも意味を捉え直して肯定したらいい
一度きりの人生、肯定しなくてどうするんだと
そのために、物事を探求していくこと、知ることに意味がある
閉経や更年期も前向きなもの
そもそも、せっかくなら良い意味で物事を見たほうが人生絶対にお得
意外と人間はシンプル
元気だったら気持ちも明るいし、ものごとが前向きに受け取れ考えられる
だったら絶対に元気なほうがいい
そんなことをまるっと伝えたくてこの本を書いた」
これからの人生、さらに楽しもう!という気持ちにさせてくれました。
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ウイスキー好きなので、書店でタイトルが気になって手に取ってみると、ブレンダーである著者は同郷の方だったので迷わず購入。
故郷の山梨には白州蒸溜所があり、現在のサントリー主席ブレンダーは同じく山梨出身の輿石さん。山梨はウイスキーとの縁が深い。
私は自身を味音痴と自覚するが、ウイスキーは明らかに違いがわかる。
サントリー角や響といったものは原酒を組み合わせているもので、その配合をブレンダーの方々が作り上げているのだ。
本書ではお店で買えるウイスキーは商用品なので一部のマニア向けではなく、一般に受け入れられるものを作っていると言っている。
計り知れない苦労はあるだろうが、憧れを感じる職業だ。
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【この本は結局何を伝えたいのか】
子育てに「絶対的な正解」はない。
大切なのは、親の思い通りに子供を変えることではなく、その子に合った環境をつくり、その子らしく成長することを支えること。
子供を変えようとする前に、まず親の考え方・接し方を変える。
「どうすれば子供が良くなるか」ではなく、**「どうすれば今を楽しく過ごせるか」**を考えることが、子供の自主性や自己肯定感につながる。
【各章の要点】
第1原則:子育てに正解はない
子供の性格・才能・家庭環境によって、合う方法は違う。
育児情報は「正解」ではなく「選択肢」として捉え、子供に合う方法を試していく。
第2原則:行動より先に心を変える
指示・命令・説得では子供は動きにくい。
褒めるよりも「認める」ことを意識し、親自身が楽しむことで、子供にもその雰囲気が伝わる。
第3原則:親が変われば子供も変わる
子供の行動が変わらないときは、子供ではなく自分のアプローチを見直す。
反抗も「今までとは違う対応をしてほしい」というメッセージとして捉える。
第4原則:上からではなく水平目線で接する
子供を一人の人間として尊重する。
親が選択肢を示し、最終的な決定は子供に任せることで、自主性と責任感を育てる。
第5原則:「良くする」より「楽しくする」
「もっと良くなってほしい」という思いが強すぎると、親子ともに苦しくなる。
他人と比較して矯正するのではなく、その子が楽しく取り組める環境を考える。
第6原則:今日の子供には二度と会えない
子供が言うことを聞かないことより、親がイライラしてしまうことが問題。
「この子なら大丈夫」と信頼し、今この瞬間の子供を一人の人間として尊重する。
親自身も自分の人生を大切にする
子供の幸せは、子供がその子らしく生きられること。
親が無理をせず、自分の人生を楽しみ、感謝できる状態でいることも大切。
【実務で使えるポイント】
・「〜しなさい」ではなく、まず子供の気持ちを考える
・褒めるより「できたね」「そう感じたんだね」と承認する
・子供が動かないときは、子供ではなく自分の接し方を変えてみる
・選択肢を示し、できるだけ子供自身に選ばせる
・「どうすれば良くなる?」ではなく「どうすれば楽しくなる?」と考える
・他の子と比較せず、その子自身の変化を見る
・「この子は大丈夫」と信頼する
・子供だけでなく、自分自身の人生も楽しむ
【まとめ】
子育ては「子供を正しく育てること」ではなく、その子が自分らしく育っていける環境をつくること。
植物を育てるように、親は才能の芽を無理に引っ張るのではなく、水・空気・温度・光を整える。
子供を変えようとするのではなく、親が変わる。
「良くする」より「楽しくする」。
そして、子供を信頼して見守る。
この3つが、この本の大きなメッセージだと感じた。 -
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2026年16冊目
タイトルに惹かれて気になった1冊
なんとなく絵画などの美術を鑑賞するのは
好きな方…くらいだったが
タイトルを見て面白そうと思い購入
特に絵画や画家に詳しいわけでもなかったので
理解できるのかなと思いながらも
読み進めると面白くてあっという間に
読み終えてしまった
ひとつの絵画に対してだらだらと説明を
書いてるというわけではなく、
簡潔に淡々とまとめてくれていて
話が入ってきやすい印象だった
その上、え?そういうことだったの!
という驚きもありどの絵画でも楽しめた
へー!なるほど!
という発見になることが自分の中で
新鮮さを感じワクワクした
絵画以外にもあるならぜひ読んでみたいと思う
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今まで自分の中で悪としてきた「暇な時間」に対する考え方が一変した。暇と退屈は同一なものではないという新しい知見を獲得できた。
人間は暇と付き合って生きていく生き物で、それが人生である、とすんなりこうも言われると、大変人生の捉え方が楽になった。どこか自分は生き急いでいて、暇な時間をとにかく生産的な時間に変えようと苦しんでいたのが馬鹿馬鹿しい笑
他にも結論で述べられていた、「この本を通読することで、あらためて人に説明できるレベルまでインプットできてなくても、確実に読む前の自分ではなくなっている。」的な文は、大変心に残った。読書をすることで、それを意味ある何かにさせなくてはならないと思わなくていい。それを通読するだけで今ある何かとして、多少なりとも存在すると。これからの読書モチベが高まる言葉でした -
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製造業に携わる人々必須の1冊。
優良企業であるほど、優良企業であるがゆえに失敗を犯す・・・。
それは経営者が怠けていたわけでもなく、過信していたわけでもなく、それどころか顧客の意見を真摯に受け止め、製品の改良に積極的に投資してきたハズ。。。
それなのになぜ失敗するのか??
そしてこの優良企業(たいてい大企業)を駆逐する破壊的イノベーター(たいてい零細企業)とは???
こんな一見すると摩訶不思議なおはなしが、実は当然のことであることが実に明快に理解できます。
エンジニアリング的な話やマーケティングの話の実例が山ほど登場するので、勉強というよりも、読み物としても非常に楽しめます。
単純に、「次はどんな展開だろう??」みたいな期待が絶えませんでした。
ただ、一番興味があった巻末の電気自動車の話はなんだか取ってつけたような話でイマイチでした。
まぁ、実践するとしたらこんな考えで・・・みたいな参考にはなりますが。
なお、ドラッカーの「ネクストソサエティ」を呼んでいるとより理解が深まります。