ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
私も科学者の端くれなので、といっていいのか正直一般の人の科学や科学者への信頼度、というのはよくわからない。自分はどうかといえば、科学への信頼度は高い。
もちろん当事者だからというのはあるけれども、例えば論文は一定のお作法に乗っ取り書くし、統計をきちんとして、条件整理したうえでの有意差を出して自分の研究結果をまとめていく。⋯とここまで書いて、そう、有意差ってのは操作しうるものなのよねえ⋯だからイカサマか、という言えばそんなことはないんだが、しかし操作できるというのは捏造と紙一重的な部分ではある。
科学の世界に入り込むと最も大事なのは論文を出版していくことだが、実はその過程に様々な欺瞞が入り込む -
Posted by ブクログ
ネタバレAIに身体がなく、感覚、感情がないことは知られているが、そのことが、おしゃべりアプリを使ったときに、(特に幼児に)どのようなリスクがあるかを論じている。
ChatGPT3を開発するのに、要した電力が排出するCO2量は、人間1人が一年に排出するCO2量(5.5t)の約91倍。
グラフを見て,すごく驚いたが、人口が100人増えたのと同じ効果だとすると、そんなに騒ぐほどのことでもないような気もする。
ジブリ風の絵を生成するアプリ。1回使うごとに、スマホのフル充電分の電力を使う。
→ 生成AIアプリ開発で消費される電力よりも、ユーザがそのアプリを使って消費する電力の方が、無自覚なだけに青天井に -
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現代日本の政治思想史研究者である小野紀明教授(1949-)が古典読解の意義を他者理解という実存の問題と接続して論じたもの。2010年。
□ 地平
現在の読者が、時間的にも空間的にも隔たりがあるテクストを完全に理解することは可能か。解釈学は、人間がテクストを客観的、普遍的、中立的、超越的に解釈することができる地点(「アルキメデスの点」)に立つ可能性を、原理的に否定する。なぜなら、人間は身体によって時間的にも空間的にも特定の位置に拘束されている存在なのであり(「存在被拘束性」)、人間が認識できるのはそのように身体によって制約された地点から見渡せる領域の内部(「地平」)に限定されるからである。こ -
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Posted by ブクログ
イランで統制目的でカメラとAIによる監視がされていると聞いて、技術は使い方だと思った。しかし、企業として成功してきたYouTubeとfacebookであってもAI(アルゴリズム)を用いて、結果的に扇動的な役割を担っていた。正しいと思われる目的を人間が設定しても、AIが導く最適解が、人間が想定していたレールから外れた想定外の副作用を招くことがあるのだと理解した。
AIに対して人間の身体性の優位性も面白い。既にロボットの分野は大きく発展傾向にあるが知識よりは難易度が高く遅い。聖職者のように人間だからこそ務まるものもあるというのも面白い。
情報の分散化に関しても興味深かった。情報が分散しているこ -
Posted by ブクログ
クリティカル(批判的)に読むことの大切さが書かれていました。
クリティカルとは、対象と距離を置いて客観的になることですが、ときには対象の懐に入り、共感することも含まれるとありました。
相手の立場や気持ちになって本を読む、そのために音読することが勧められていました。
実際には大きな声は出さず、エア音読になりそうですが、声を出しているつもりで読んでみたいと思います。
要約と敷衍
本を理解するためには、要約と敷衍が必要であることが書かれていました。
要約は内容を短くまとめること、敷衍はその要約を自分の言葉で改めて詳しく表現することだと解釈しました。
中学生への集中講義
中学生への集中講義では -
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何らかの解決よりは
問題意識の共有のために書かれた本、という印象。
移動という、日常のありふれた行動が、
しかし、様々な理由によって格差付けられている。
究極の問いは、憲法で守られているところの
「文化的最低限度」の移動というのはどの程度を指すか、
ということになるような気がする。
完全な平等はありえない。
切り捨てるような物言いになってしまうけれど、車いすの人の移動を健常者と同等に保障すると、莫大な社会コストになる。
ただ、そのコストを金銭以外でどこまで緩和させられるか。
上限が下限からどんどん離れていく(格差が広がる)社会において、常に問われる必要のある話題だと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ去年の春頃に購入してから大分積んでましたが、再開したら共感が止まりませんでした!
まず「ゆるストイック」という造語が、親しみやすくて思考のゴールがしっかりしていると思いました!
親しみやすい言葉と逆に、実践するのは簡単ではないと思いました!(そもそも簡単だったら読まなくてもいいですよね)
ゆるくは、怠惰にという意味ではなく、変化しやすい現代だからこそ柔軟にやり方を変えていくという考え方。
◎成功には運も大事ということ。SNSや動画などの既存のプラットフォームにただ乗りして、運を身につける。
◎好き×得意×需要で、ニッチな領域にチャレンジする。ここの部分は起業や副業、ビジネス展開などの文脈で