あらすじ
この胸のときめき、どんな言葉にすればいいの?
アイドル・漫画・アニメ・映画・ゲーム…etc.
どんな「推し」にも対応できる推し語り術!
ぼる塾 田辺さん推薦!
自分の言葉で表現するのって、すごく大事。「やばい!尊い!」で片付けてたけど、ちゃんと言葉にして推しと向き合うと、推しのより好きなところが見えてきました。
推し語りしたい人の必読書!
あなたに「推し」はいますか?
応援しているアイドル、声優、バンド、YouTuber。
お気に入りのアニメ、漫画、本。
大好きな舞台、コンサート、ライブ。
あるいは、スポーツや釣りなどの趣味も、推しに入るかもしれません。
本書は、アイドルと宝塚をこよなく愛する著者が、書評家として長年培ってきた文章技術を「推し語り」に役立つようにまとめあげた1冊です。
SNS発信、ブログやファンレター、友人とのおしゃべり、音声配信などの発信方法ごとに、推しの魅力を伝える技術を伝えます。
推しを語るためには、語彙力や文章力が必要だと思われがちですが、それは間違いです。
必要なのは、自分の感想を言葉にする「ちょっとしたコツ」だけ。
そのコツさえ知れば、あなただけの言葉で推しの素晴らしさを語れるようになるのです。
ここでは特別に、少しだけそのコツをお教えします!
コツ1 自分の感情を一番大切にする
コツ2 妄想をこねくり回して、感想を生みだす
コツ3 よかったところを細分化するだけでも、あなただけの言葉になる
これって一体、どういうことなんでしょう…?
本書では、特別な技術や才能がなくても、「推しが大好きだー!」という気持ちさえあれば、誰でも語れるように説明しています。
さぁ、推しを語る準備、できていますか?
◆購入者限定ダウンロード特典付き!
「推しの素晴らしさを語る」発信方法ごとのまとめ
≪こんな方におすすめ≫
・推しについて、うまいこと言いたい
・推しを語ると「尊い」「最高」「やばい」という表現しかでてこない
・ファンレターやブログを書きたいけど、ネタが思いつかない
・推しを布教したい
・なぜ推しに魅かれるのか言語化したい
はじめに
第1章 推しを語ることは、人生を語ること
第2章 推しを語る前の準備
第3章 推しの素晴らしさをしゃべる
第4章 推しの素晴らしさをSNSで発信する
第5章 推しの素晴らしさを文章に書く
第6章 推しの素晴らしさを書いた例文を読む
おまけ 推しの素晴らしさを語るためのQ&A
あとがき
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初は、他者に自分をどう表現するかという、他者を中心に据えた内容かと思っていた。
最後まで読むと、自分の言葉をつくることには、自衛の意味もあるということが筆者の伝えたいことなんだなと思った。
他者の言葉に影響を受けすぎて潰れないために、自分の感じ方や自分の中から出てきた言葉に敏感でありたい。
Posted by ブクログ
分かります! 分かります!
というそれこそ、ありきたりな“クリシェ”の言葉しかでてこない自分をもどかしく思っています。
自分の感動を相手に伝えるというのは難しい、「感動した」と言えば私が感動したことは相手に伝わるでしょう。でも私がどう感動したのかを思い通りに伝えることが難しいのです。
こうして本の感想を拙いながらも綴っていますが、いつも他の方の感想に「それを言いたかったのよ」と感心したり、羨ましく思ったり、自己嫌悪に陥ったり、しています。
三宅さんは、「言語化とは、いかに細分化できるかどうか」だと言います。
感情のオリジナリティは細かさに宿るそうです。
どんなにもどかしく情けなくなっても、自分の感情を表現する努力をしていこうと思いました。
Posted by ブクログ
推しを語る上での文章術ではあるけど、プレゼンしたり感想を述べたりするときの参考になる。
なりよりも著者があとがきで書いているように、SNSのリテラシーとして本書を読むべきだと思う。
Posted by ブクログ
本を読んで感想を書く前、ちょっとの興味でエゴサした結果、書こうと思っていた「なにか」を霧散させ、最終的にまぁ自分が書かなくてもいいや……という経験を毎度やってる人間なので、大変勉強になった本でした。
「自分の感じたものをどのように自分の中で感情を解体し、人に分かりやすく説明をするか」という話なので、感情・感覚で本を読んでしまって、後々にあの本読んだ時の「あれの感覚」いいよね~~……「あれ」ってなんだっけ……となる人には大変お勧めです。
内容については、X等のSNSで何とはなしにTLを眺めてしまう自分にとって、この本に書かれている内容はずっと頷きっぱなしであった。
また、読んで感じたことをどこにも書き出さないことで、本を読んでも感想らしいものが呟けないこともよくあったので、まずは読んで感じたことは別のところにメモをしていく癖をつけていきたいなーとも感じれた。
ただし、普段から自分の感じていることを「解体」できる人の場合、ほぼ確実に本の内容はそりゃそうでしょ、と言える内容かも。
Posted by ブクログ
言語化するためのプロセスや具体例がわかりやすく説明されていてタメになった。
SNSや知人の意見に流されがちで自分の感想を見失いがちなので、自分の感想を持つためのプロセスが書かれていて参考になった。また、友人に話す時につい自分本位で話してしまうため自分と相手との推しに対する情報格差を埋めることの大切さは身に染みて感じていたのでどうすれば良いのか学べた。
Posted by ブクログ
自分の伝えたいことを言葉にまとめることができない人におすすめの本。例も載っており、参考にしながら練習すれば、数ヶ月後には自分の考えをまとめることに苦労しなくなりそう。
Posted by ブクログ
映画にしても本にしても感想などを書いているとそれらしい、もっともらしい一言(「〜考えさせられた」とか「〜印象に残った」とか)でなんとなく書いた気になるのですが自分の言いたいことが表現できていない気がして嫌でした。
何とかしたいな〜と思っていた時にこの本が目に入り気になって手に取ってみました。自分の好きなこといわゆる「推し」について、どのように感想を書けば良いのかが具体的に語られており参考になりました。
好きという感情の理由を語ってみるとか、考えさせられたと言っても何を考えさせられたのか、どんなことを考えたのかを語ってみることが自分の言葉で語るということなのだなと、当然のことなのですが実感させられました。
また、書き始めるときには誰に読ませるものなのかを具体的に想定すること、書いた文章は修正してブラッシュアップすることが何より大事である(森見登美彦曰くプロとアマとの違い)なども印象に残りました。
少しずつ実践していきたいと思います。
Posted by ブクログ
これだけ言葉が溢れる時代にいて他人の言葉の影響を受けないのは難しい。
作者が言うように最初に感じた自分の気持ちを忘れないようにして、それを表すのに最もピッタリな言葉を世の中から見つけ出すのがよいのかなと思いました。
人に情報を伝えて行動に変えてもらうのを仕事にしていることもあり参考になる話しがたくさんありました。
「ケーキがどれだけ美味しいかを語るより、ケーキに夢中になっている人について語ったほうがケーキの美味しさが伝わる」
という例えはとても実感します。
Posted by ブクログ
本を読んだ感想を書くのって難しいですね。
でも、この本で三宅香帆さんから言語化の大切さと、言語化のノウハウを教えていただきました。
私の感じたことは、
物事を言語化されない、その物事が記録され、伝えられないこと。
言語化により自分の言葉を明らかし、見返すことによりの、自分を再確認できること。
自分の言葉を持つことで、深く共感でき、また他との違いを明確にできること。
日々の暮らしの中で、いろいろ思うことはあるのですが、これからはその思いをできるだけメモしようと思います。
ありがとうございました。(^^)
Posted by ブクログ
推しについての言語化の素晴らしさが書かれているのがいい。
第三章(P103)以降は発信するターゲットの知識に留意した上で、何を伝えたいのか明確にして書こうとか、文章推敲手法などの汎用的な話とか前章までのの繰り返しとか。
~~
P7 推しについての発信で一番重要なこと。それは自分の言葉を作ること
P9 面白い映画を観たあとに、他人の感想を読む。すると、自分の感想を忘れてしまって、他人の感想がまるで最初から自分の言葉だったかのような錯覚を覚える・・・・・
でもこれって、危険なことですよね。
他人の言葉を、自分の意見だと思い込んでしまう。
自分の意見が本当はなんだったのか、よくわからなくなってしまう。
P11 「推しについて自分の言葉で発信する」ことのメリットは、 たくさんあります。
・推しへの解像度が上がる
・たくさんの人に推しを知ってもらえる
・推しについてのもやもやを言語化できる
・推しを好きになった自分への理解が深まる
P12 きっと推しを語ることで、あなた自身の「好き」がどこからきたのか、わかるはずです。推しを語ることは、あなた自身の人生を語ることでもある
P27 押しを語るときに一番大切なこと。それは「自分だけの感情」です。
P29 「クリシェ」
ある言葉がいろいろな場面で乱用されたことで、その言葉の本当の意味や新しさが失われてしまったことを指す用語です。
このクリシェは、感想を話したり文章を書いたりするにあたって、最も警戒するべき敵です。
クリシェこそが、あなたの感想を奪うんです!
①「泣ける」
②「やばい」
③「この漫画、泣けてやばい。すごく考えさせられた。」
悪いのは、この3つの言葉です。
じつはこの3つの言葉って、「感想界のクリシェ=ありきたりな表現」なんです。
P35 日本の作文教育には、ありのままの感情を書けば作文になる信仰があります。けれども、実際はそんなことはない。
文章の核が、「自分だけの感情」だとすれば、その核を包むものとして「文章の工夫」がなければ、他人には伝わりません。
P42 なんでよかったのかな?」「どこがよかったのかな?」という点から、思考という名の妄想を膨らませてみる。
「よかった」理由について、昔見たものや昔好きだった推しを引っ張りだしつつ、自分の妄想を広げていく。そんなイメージで考えるほうが、感想のネタはでてきやすいのです。
P46 「推しの魅力を伝えることは、自分の人生を愛すること
ここまでで、「自分の感情という核」の重要性、伝わる文章を書くためには「工夫で包む」ことが必要であること。そして「妄想力があれば感想は生まれる」ことの3 点をお伝えしてきました。
推しの魅力を伝えるのって、すごくすごく素敵なことです。自分の好きなものや人を語ることは、結果的に自分を語ることでもあります。
冷静に自分の好みを言語化することで、自分についての理解も深まる。それでいて、 他者について語っているのだから、自分じゃない他者にもベクトルが向いている。すると、他者の魅力や美点に気づく力も身につきます。
せっかく出会えた好きなものや人について語ることは、自分の人生の素晴らしさについて語ることでもある。
P54 もちろん本当に感動した経験って、自分のなかに留めておいてもいいんですよ。なにも無理に他人へ伝えなくても、自分の記憶として脳内に置いておくのも一手です。
しかし私は、「たとえ自分しか見ない日記やメモのなかだったとしても、自分の言葉で感動を言語化して、書き記しておくのはいいことなんじゃないか」派です。 なぜなら、自分の言葉で、自分の好きなものを語る――それによって、自分が自分に対して信頼できる「好き」をつくることができるから。
P56 好き」って、揺らぐものなんです。揺らがない「好き」なんてない。
自分も生きて変化していくのだから、好みも変わっていくのは当たり前です。もしくは、好きな相手が生身の人間だとしたら、相手だって変わっていきます。自分の思う通りに存在するわけがない。
「好きを言葉で保存する」
でも、たとえ「好き」が揺らいで消失したとしても、一度「好き」を言葉にして残しておけば、その感情は自分のなかに残り続けます。
もちろん、写真を残したり、グッズを置いておいたりすることも「好き」を保存するいい方法でしょう。
でも、一番鮮明に残る「好き」は言葉です。
「好き」は儚いからこそ、鮮度の高いうちに言葉で保存しておいたほうがいいんです。 そして、言葉という真空パックに閉じ込めておく。
いつかやってくる「好き」じゃなくなる瞬間を見据えて、自分の「好き」を言葉で保存しておく。すると、「好き」の言語化が溜まってゆく。それは気づけば、丸ごと自分の価値観や人生になっているはずです。
誰かにけなされても、自分が変わっても、推しが変わってしまっても。自分の「好き」についての揺るぎない言語化があれば、自分の「好き」を信頼できるはずです。
自分の「好き」を信頼できることは、自分の価値観を信頼することにつながります。 だって、好きなもので自分はできあがっているのだから。
自分の「好き」を言語化していけばいくほど、自分についての解像度も上がる。だからこそ、自分の「好き」の鮮度が高いうちに言語化して保存したほうがいい―――そう私は考えています。
ました。 そういえば、昔読んだ本のなかで、小説家の村上春樹さんがこんなことを言っていました。
走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇をみつけては、 せっせとくまなく磨き続けること。
(村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること」文春文庫版より引用)
これって「好き」についても同じことが言えると思うんです。
もちろん好きなものや人との蜜月の間は、好きでい続ける理由がたくさんある。好きな理由で自分のなかが満たされる。
一方で、蜜月の期間が終わって、好きなものや人についていろんなものが見えてくると、好きでい続ける理由がよくわからなくなる。そんな時期が、いつかはやってくるのです。
そういうときって、好きであることをやめるための理由は、どこにでも――それこそ大型トラックいっぱいぶん落ちているものです。
だからこそ、数少ない好きな理由を言語化して、保存することに意味があるんです。 好きという感情の輪郭を、自分でなぞって確認しておく。いつか好きじゃなくなってにしておく。これって割と楽しいことだと思いませんか? も「ああ、たしかにこの時期、私はこういうものが好きだったな」と思い出せるようにしておく。これって割と楽しいことだと思いませんか?
P62 自分の「好き」を言語化するうえで、一番重要なことを伝えましょう。 ずばり、「他人の感想を見ないこと」です。
逆に言うと、「好き」を言語化するうえで一番NGなこと――それは、他人の感想を自分の言語化の前に見てしまうことなんです。
自分がまだもやもやとした「好き」しか抱えていないとき、ほかの人がはっきりとした強い言葉を使っていると、私たちはなぜか強い言葉に寄っていくようにできています。
いきなり話が大きくなりますが、歴史上の独裁者って、大抵演説がうまいですよね。 葉は、私たちの心を引きつける。 それはつまり、人の心をとらえる強い言葉を使うのが上手、ということです。
強い言葉って、「もともと自分もそういう考えだったのかもしれない」と思わせる力があるんです。共感を呼びさます力がある。それが強い言葉の定義です。
でも、他人の強い言葉に身を委ねすぎるのは、危険です。自分が思ってもみなかったことを、さも自分がもともと考えていたかのように抱いてしまう。すると、自分の 「好き」はおろか、自分の感情や思考、もともと持っていた言葉も見失ってしまいます
P66 すぐに白黒つけずに、もやもやをじっくり抱えたままにすることで、あなたが本当に感じていることや、考えるべきことがわかってくるのです。
詳しくは『スマホ時代の哲学失われた孤独をめぐる冒険」(谷川嘉浩/ディスカヴァー・トゥエンティワン)という本を読んでみてほしいのですが、私は「推し」についても「もやもやを抱えておく力」は重要だと感じています。
P70 自分の言葉をつくるための3つのプロセス
SNSで他人の感想を見る前にこのプロセスを踏みましょう。
①よかった箇所の具体例を挙げる
②感情を言語化する
③忘れないようにメモをする
P73 言語化とは、細分化のこと
具体例
一曲目に●●の曲がきたこと
●のタイミングのMCで「●●」という発言がでたこと
●のダンスがうまくなっていたこと
●の衣装がかわいかったこと
◎フィクション(小説・映画・漫画・舞台など)
・好きな/好きじゃないキャラクター
・印象に残ったセリフ
・なんかすごく心に残っている場面
・びっくりした展開
・結局最後までよくわからなかった心情
◎イベント(音楽ライブ・ショーなど)
・自分に響いた歌詞
・よかった場面/曲
・舞台装置で気に入った点
・ぐっときた衣装
・ぴんときた人
〇人(アイドル・俳優・ミュージシャン・芸人など)
・自分がなるほどと思った言動
・好きになったきっかけ
・今まででいいと思った現場
・好きな髪型や服装
・やってくれて嬉しかった仕事
P76 自分に嘘をつかずに挙げること。無理して「よかった点だけ」挙げるのではなく、「違和感を覚えた点」も含めて挙げることで、より自分の感覚を深く言語化することができます。腹をつかず、楽しくできる範囲で、具体的に感動した点を挙げるのがポイントです。
P77 感動ポイントを「細分化」すべき理由
細かく具体例を挙げることのなにがいいのか。
それは、感想のオリジナリティは細かさに宿るからです。
P80 感情の言語化には、パターンがある
P83 面白さとは「共感」か「驚き」である
歌人の穂村弘さんが『短歌の友人』(河出書房新社)という短歌の解説書で、こんなことを書いていました。
この短歌がいいと感じるのは、「共感」か「驚き」のどちらかである、と。
「共感」とは、自分も同じような体験や感情を知っていて、それをぴったりくる言葉にしてもらったことへの快感です。短歌だったら「あるある」と言いたくなるような瞬間をぴたりと切り取ってもらったことへの嬉しさである、と
P86 感想を言語化する3つの方法
「感想の言語化」とは、なぜその感想を抱いたのか、その原因を考える作業です。
◎ポジティブな感情の言語化プロセス
(1)「共感」(既に自分が知っている体験/好みと似ている)。もしくは、
「驚き」(今まで見たことのない意外性を感じる)のどちらなのかを考える
(2) 「共感」の場合
①自分の体験との共通点を探す
②自分の好きなものとの共通点を探す
「驚き」の場合
③どこが新しいと感じるのか考える
自分の知っている元ネタが多ければ多いほど、感想が言語化しやすくなる
P96 ネガティブな感情の言語化ブロセス
(1)「不快」(際立って嫌な感情を抱いている)。もしくは、
(2) 「不快」の場合
「退屈」(ありきたりでつまらないと感じる)のどちらなのかを考える
自分の(嫌な)体験との共通点を探す
②(自分が既に)嫌いなものとの共通点を探す
「退屈」の場合
③どこがありきたりなのか考える
Posted by ブクログ
他人の言葉に乗っかるのは楽だけど、自分の考えが元からそうだったかのように錯覚するのは嫌で、感想は拙くてもまず自分の言葉で残そうと思っていた。でも読み返したときに感動を思い出せないこともあって、もっとうまく書けたらいいのに、と思って手に取った本。読みやすくわかりやすい。なぜそう思ったか、どこを見て(聞いて)そう思ったかと深堀りしていくとか、書き出しが大事だから入れ替えてみるとかテクニカルなことも触れてくれていてよかった。
Posted by ブクログ
どちらかと言うとSNSのような短文より、ブログなどの長文を書く人向けの内容だと思います。
「面白かった」「楽しかった」「感動した」「考えさせられた」という感情を、より具体的に、より伝わりやすい表現にするにはどうしたらいいのか。
その考え方を教えてくれます。
文章の書き出し方、組み立て方、修正方法などのテクニックも、例をあげて書いていてわかりやすいです。
さらに「刃にならない言葉の扱い方」といった昨今よく問題になるテーマも扱っていて、インターネット上に文章を発表する以上私も気をつけなければ…と省みるきっかけにもなりました。
この本の内容は推しの素晴らしさを語る場合だけではなく、読書感想文などを書くときにも役に立つと思います。
全体的にライトな文体で親しみやすく小難しい表現もないので、中高生の文章力UPにも良さそうです。
Posted by ブクログ
タイトルどおりの本です(
言語化したいけどなかなかできてないから、
何か参考になれば、と予約して半年以上待ちました。
魔法の言葉はなかったけれど、
とにかくアウトプットしろ、というのや、
他人の感想を見る前に、感想をかけ、というのが
刺さりました。
こうしたレビュー書く前に
ついつい人の感想をみてしまうんですよね。
大河ドラマとか雑誌で追ってるほど好きな作品だと
即感想みるまでがセットって感覚があったけど…。
せめて好きな作品は、とりあえず自分の感情に向き合って、言語化する、を心がけてみようかな、と思いました。
想定とややずれていたけど、気づきを得ることができて、良かったです。
Posted by ブクログ
読み終わってから何も見ずに書く!書いてる!私だけの感想を私だけの言葉で書いてみようと思う。
私は本や映画の感想を自分が見返すために記録している。すぐに忘れちゃうから。でも、書く前に他の人の感想を読んだり、監督のインタビュー記事読んだり、ついついしちゃうんだよね。読んでるうちに最初に自分が思った事が形を変えてしまうの。情報が手に入りやすい時代、自分だけの感想を大切にしようと思った。
そしてこれからも様々なジャンルの文章を読んで、好きな文章に触れたい。「どこが、どのように、どうして〇〇なのか」「誰に伝えたいか」「ありきたりではないか」を考えて、自分の言葉を綴りたい。
好きなジェーン・オースティンの本が出てきて嬉しかった。「説得」、久しぶりに読みたいな。
Posted by ブクログ
わたしは推しが多くて人におすすめするのも好きなほうです。本で言われていることは自然と実践してたと思う。言語化してもらった感覚です。
自分の感想をどこかに書きとめることで、自分の深堀りにつながるというのはまさにそうだなと思った。ここ5年くらい本や映画の感想を書き留めてきたので好きなジャンルに気づきやすくなったし、必ずしも話題の作品や人からおすすめされた本が自分に響くわけでもないということもわかってきた。
アイドルの推しに関してでいえば、相手との情報格差を埋めるようにするとか、人の言葉を繰り返さないとか、ほんとに著者さんの言うとおりだし、わたしも普段気をつけていることでした。推しの話をするって実はめっちゃ気をつけてやったほうがいいと思ってます。自分の気持ちが乗っかった言葉じゃないと伝わらないけど、相手に伝わらないほどの熱量になってしまうと逆にウザくなる。ただし同じ推しを持ってる同士ならその熱量がめちゃくちゃ楽しいもんだから、その辺りのバランス感覚はめっちゃ大事。
ハロプロ推しとしては、朝井リョウさん、松岡茉優さん、ぼる塾田辺さん辺りは推し語りが上手だなぁと思ってます。
でも大前提、オタクはオタクが推し語りしてる姿が好きなもんです。
Posted by ブクログ
「大SNS時代」で言葉が波のように押し寄せてくる。だからこそ自分の言葉を持たないと、他人の言葉に洗脳されちまう、推しの尊さがわからなくなっちまうってことなんだなあ。
Posted by ブクログ
「オタクの文章も、本質はマーケティングである」
本書の内容に則るのであれば、私はこの本の感想をこうまとめる。
文章を読んでもらうためには、
・ターゲッティングを行う
・独自性を出す
・相手に伝わる言葉を使用する
・何度でも修正・加筆する
ことが必要で、これを繰り返し練習することが文章上達の近道であるという内容である。
この本を読みながら、小学生のころ、読書感想文は”感想文”であり”紹介文”ではない、ということに苦しんだ記憶を思い出した。
この本を読んで、自分の言葉で文章を綴ることがSNSの普及で難しくなり、だからこそ積極的に文章を書く必要性を感じた。(手で文章を書くことが少なくなって、漢字を書けなくなってきているのと同様)
Posted by ブクログ
推しが「好き」という感情の捉え方、言葉での表現の仕方について書かれた一冊。好きなものが分からない、流行ってるから好きという傾向がある方に、是非手に取って欲しいと思った。
【感想】
専門用語は登場せず、分かりやすい言葉を使ってくれている。
便利な言葉(本文でいうクリシェ)に頼りすぎないことは同意。私も普段「すごい」は使わないようにしてる。その三文字では相手に伝えたいことの半分すら伝わっていないと思うから。
感想の生み出し方として、感情の核を見つけるために、思ったことを深く掘り下げていく手法を紹介している。掘り下げの思考が、トヨタのなぜなぜ分析と似ていると思った。
ネガティブ・ケイパビリティについて。この想いに適切な言葉が見つからない!、いつかピッタリな言葉と出会えますようにとモヤモヤをしまうことがよくある。このモヤモヤをしまう能力に名前がついていたなんて、驚きと学びだった。
最果タヒさんのモヤモヤを言語化してくれるところが私も好きで、ここでもまた共感。共感ポイントが散りばめられていて、たまにテンション上がる。
既知、実践済みの内容もあったので⭐︎3(>人<)
Posted by ブクログ
本を読んで感じたことを、おもしろかったー!で終わらせたくないと思って本書を゙手に取った。
おもしろい!と思ったなら、感情が大きく動いたポイントがあったはず。何が、どのように、どうすごいのか?をまずは丁寧に言語化していきたい。引っかかった部分に対して、自分の考えを膨らませて核を大きくしていこう。良かった理由を挙げて、なぜ良いのか?を転がしていく。
好きって、一時的な儚い感情だ。
一瞬で消えてなくなってしまうからこそ、言葉にして保管しておく。
好きを書き残しておくこと・好きの言語化は、人生の価値観になっていく。
Posted by ブクログ
とても読みやすく、例文もあって理解しやすかったのは流石でしたが、同じことを繰り返しすぎだなと思いました。
何か、覚えておきたいことは、メモしておくことにしました。
Posted by ブクログ
書くことを“どう”ハードル下げるか意識して書いてたんだろうなぁ、復習のように大事なところを出してくれてたし、なおかつ、読み返した時に目次のわかりやすさよ!
オタクだからこその説得力ニヤニヤしちゃった。
(この文章書くのにもブレーキかかってたので、一旦最後までラフに書くを意識します!)
Posted by ブクログ
伝えるために必要なのは、
語彙力ではなく、具体的に細分化する力。
これにはなるほどと思った。
自分には「推し」の人や趣味が特にないので、今の時点で「好き!」と言えるものが何か?どうして好きなのか?を自分の中で細分化してみたい。
Posted by ブクログ
「推し」という言葉が1ページに何度も何度も出て来るのが気になって、なかなか読み進めるのに時間がかかりました。
なるほどと思うことはたくさん書いてあります。
noteを書く時の参考にと思って手に取ったのですが、正解でした。
先に他の人の感想をチェックするのはやめるときうのは、心に刻みます。
Posted by ブクログ
好きなものについて伝えるための文章術。
著者があちこちで似た内容について言及されてるので、めちゃくちゃ目新しい内容だった!というわけではなかったけど、技術が体系化してまとめられてて面白かった。
「他人の言葉と距離をとろう。自分の言葉をつくろう」
ハッとさせられたし、文章が書きたくなった。
Posted by ブクログ
文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい
その他
文章の書き方を学ぶために読みました。読みやすい。
メモ
感動ポイントの細分化
(感想のオリジナリティは細分化に宿る)
ポジティブな感情の言語化プロセス
1「共感」もしくは「驚き」のどちらなのかを考える
2「共感」の場合
・自分の体験との共通点を探す
・自分の好きなものとの共通点を探す
「驚き」の場合
・どこが新しいと感じるのか考える
共感の押し売りが邪魔
「こういう経験、あなたにもありますよね?」としつこく何度も、私は一切経験したことがないことを「あるでしょ?」と言ってくるのが大変に邪魔臭かった。
何故こんなにも、他人の酷評を見たせいで好きなモノが色褪せた経験が誰にでもあると考えているのか甚だ疑問です。私にはありません。
自分の好きや嫌いは、誰がどう言おうが全く揺るぎませんし関係ありません。
私の存在を否定してくるのが腹立たしく、途中で読むのを止めてしまいました。