【感想・ネタバレ】推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

書くことや説明することに対して、現実的に前向きになれそうな一冊だった。
推し布教だけでなく、自分のことを知らない面接官に魅力をアピールする就活にも使えそう(実際作中でも触れてた)

自身がオタク気質で、好きなものを発信したいタイプながら、伝え方が下手だなあと感じていたので読み始めた。

古語でも「あはれなり」という言葉で、感情が振り切れる気持ちを表現していたんだから、「やばい」って表現してもいいでしょう、という内容から、重い腰があがった。

中でも、自分と相手の情報格差を埋めるというのが目から鱗。
私の場合、それを意識しすぎて長くなってしまうことも多いので、ここは意識していきたい。

同じく今後取り入れたいのは、自分の感想を書く前に人の感想を読んでしまわないこと。
自分の感想のつもりが、他人の意見になってるなあとここ最近思うところがあったので、これを機に見直そう。

修正をしていくことはまだ気が進まないけど、修正された自分の文章と見比べてモチベーションを上げつつ、取り組みたい。

作中の言い換えが上手いところも見習いたい。
手元に持っておきたい一冊になった。

以下 読みながらのメモ

「よかった」理由を考えるとき、思考を転がしていく妄想力が必要
昔好きだったものを引っ張り出して妄想を広げると、感想のネタはできやすい

言語化は細分化
よかったところの具体例も悪かったところもあげていい

どんな感情をどこでどうして抱いたのか
ポジティブ→自分の体験との共通点を探す
好きなものとの共通点を探す
どこが新しいのかを考える

ネガティブ→不快なのか退屈なのか考える

一般論ではなく自分の気持ち
みんなの言葉を代弁しようとせず、まずは自分の言葉をつくることに専念する

相手と自分の情報格差を埋めてから、話したいことを話す

聞いている人をどこに連れていくか決める

書く場合は、読者と伝えたいポイントを決める

書き出しはサビであるべき
なんでもいいから書き始めて、書き終えた後に一番いいパートを書き出しに持ってきてもよい

「最高」「やばい」「考えさせられる」などのクリシェで書きたい時、「どういうところが」と細分化して本当に伝えたいことに近い言葉を使ってみる
きれいにまとめるのではなく、具体的に自分の感情や考えたことを言葉にする

書き終えられない時、書き出しがおかしくないかチェック。
とくに広がりのない論点を無理に広げてしまっているとか、本当はあまり書く気にならない要素を書いてしまっているとか
もう一度推しに触れて新しい発見をしてみたり、自分の好きな文章を読み返す

何度も理想の文章を読んでいると、その文章のテンポや言葉の使い方が、なんとなく自分の体に沁み込んでくる感じがします

文章は何度でも書き直すもの
別人になったつもりで読み返す
文章の順番を変えたり、いらない文章を削ったり、見出しをつける

自分の書きたい内容を、自分が好きな書き方をする人の文体や構成で書くなら、どう書くか想像して書くのもよい

好きだと思った理由ではなく、エピソードで話すのも良い

0
2024年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすいうえにまさに悩んでた問題に直撃!
胸のつかえが取れた感じとはまさに今の状態

特に他人の感想やレビューを目にしてしまうと
○それに対する逆意見に傾いてしまったり
○もう世の中で言われまくってると投げ出したくなる
という経験を何度かして、なにも見ないでまず自分!
が身についていたので、やっぱりか!!と気分爽快

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2023年08月01日

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