あらすじ
「私を認めてくれるのは、私が女だからなんじゃないの」
「すべての人間関係がロールプレイングゲームになる」
ジェンダーへの違和感、野蛮な家族、仕事のつまづき、美醜の悩み……
でこぼこな現代を生きぬくふたりの不器用人間が、価値観のズレも問いも徹底的に議論する!
自我が怪物並みの歌人・上坂vs.AIのような兼業文筆家・ひらりさ、
極端なふたりの失敗と諦めに、気づけば励まされる火の玉往復書簡。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すごい往復所感の応酬だった。初めから爆弾投下。これでお互いが意地悪にならないところに人柄とお互いへの信頼の厚さを感じる。内面をとても掘り下げた内容を、不特定多数の人に読まれる環境へ開示してくれることに感謝。これを読むことで、自分の内面を掘り下げることにもつながった。私はどちらかと言えばひらりささん寄りで、でも、ズバズバ言ってくれる上坂さんみたいなひとと信頼関係を築けたら嬉しいと思う。全面降伏した上で、崇めてしまうかもしれない。
Posted by ブクログ
読み応えのある往復書簡。読み終わるのがもったいなくて、少しずつ少しずつ読んだ。
P76でひらりささんが、「他人と会話するとき、人工知能のチューリング・テスト(人工知能は人間らしくできるのか?という知能テスト)をしているような気分になる」とおっしゃっていて、これ私じゃんとなった。
お二人ともメタ認知がすごい。そして真っ向からぶつかり合っている。カイリキーとメタモンのしょうぶだ!
Posted by ブクログ
今年読んだ本で1番入り込んだかも。
でもまだ消化できないくらい。2人の対話が鋭くて深くて、思わず自分にまで突き刺さっちゃった。
こういう女性同士の対話って、尊重がベースで(おふたりもそれはもうお互いを尊重し気遣いつつぶつかっているのだが)柔い会話になりがちな印象があったけど、ヒリつく往復書簡。
この熱量で続けるのはしんどいかもしれないけど、どうか続編を。。。!!!
Posted by ブクログ
これから始まるのはそんな甘いもんじゃないよ?と紙面上でゴングが鳴り、ふいうちでガツンと殴られた気がした。私はただの読み手、だけど確実にダメージをくらっている。言葉ってこんな真っ直ぐに突き刺さるのね、、、恐ろしくて最高でした!
Posted by ブクログ
全く同質じゃないふたりの交換日記を読みながら最近の人間関係を重ねたり、ここ数年知人達にフェミニズムが全然賛同を得られなかった時の悔しさとそれによる失敗の数々や身近な友人との会話で感じていたわからないを思い出した
わりと長い年数をなんとなく摩擦が起きずらくする処世術でやりすごして来た身としては、居心地が悪い本だったし、2人の書いてる事が腹落ちしなかったりして、心から楽しめたのか?と言われれば、たぶん違いますね。と答えると思うが良い意味でもそうでない意味でも引っ掛かりというかチクチクする刺さりがたくさん感じられたし、何よりここが降りるべき駅だとわかっているのに読む事を止められず数駅先まで行って戻ってくるくらい熱中していた
ひらりささんの最後の
ねえ。次いつ会える?
には涙しそうになった
Posted by ブクログ
・人間が一番恐ろしいのは、自分や他人を、どこのボックスに入れていいかわからない状態なのだと思う。〜そうやって雑なラベリングによる仕分けをすることで、誰もが安心したいのです。だけどそれは、難易度が低い生き方です。ほんとうは世界は二元論ではない。〜世界が二種類に分けられるわけがなく、本当は、そういう二つの事象の間に、数百、数千、無限通りのケースがある。それをたったの二つに分けて安心したがるのは、それこそ加害性を多分に孕んだ行為です。
・楽しんでつくっている人に、頑張ってつくっている人は敵わない
・人生には「can」なことと「can’t stop」なことがあり、収入に結びつきやすかったり、人から認められやすいため、多くの人は「can」ばかりしてしまうけど、本当は「can’t stop」なことを増やした方が、幸福度は高い
Posted by ブクログ
双方の分析力とそれらを言語化、文章化できる能力の高さにまず脱帽する。そして、このやり取りをしてしまったら、たしかに友達じゃないかもしれない、という踏み込んだ応酬の数々。わりとサクッと読めるが、自分ごとに落とし込んで読み込もうとする、時間も体力も必要になってくる1冊だと思った。
Posted by ブクログ
自分のことを、相手のことを、ここまで細かく言語化できるってことは普段からそれだけ色々なことを感じて考えてるってことなんだろうなと思う。
感覚と擬音語擬態語で済ませてしまう自分には難しいところも多かったけど、お2人のやり取りの行方をちょっとハラハラ(それは…言い過ぎでは?とか)しながら読みました。
読みながらずっとうっすらもやりと思ってたことが、ひらりささんの " だって、負け戦では?" で決壊、あぁそれだーーーーと頭を抱えました。
自分を出し、相手を知ることで刺し違えることも厭わない覚悟を感じた、初めて読むタイプの往復書簡でした。
Posted by ブクログ
【友達】ってなんだろう。
友達じゃないかもしれない、ひらりささんと上坂さんは、互いに心の内を往復書簡としてしたためる。
それはさながら本気のボクシング、いや、異種格闘戦のようで、ほんとに人と人とが対話するということは、どこか格闘技めいてくるのかもしれない。
途中に挟まれる短歌がまた、意味深く輝いている。
ひらりささんは文筆家で、エッセイを書いていて、別名で短歌も発表している。劇団雌猫というユニットでオタク活動も。
上坂あゆ美さんは人気歌人で、エッセイも書いていて、ポットキャストや演劇、スナックのママと、いろんな方面で才能を発揮。
対話型AIのようなひらりささんと、自分自身を怪物という上坂さん。
まったく人間性が違うふたりが、緊張を孕みながらも、ことばを重ねていく。
その、本気度合いに感動して、出先で涙してしまう。(ウェットですいません。)
読後は、スポーツ観戦の後のような爽やかな疲れが襲ってきた。
Posted by ブクログ
人によって価値観や考え方が色々あって新鮮で面白かった。
私はあゆみさんに似てるところが多くて分かるわ〜て思いながら読んでた。笑
ひらりささんの一貫性がないところに一貫性があるのは笑った!確かにそういう考え方あったか!みたいな。
違うところが多い2人、あゆみさんは何故か若干喧嘩腰で(笑)なのになんでもお互い言いたいこといい合えててこういう友達?みたいな知り合いみたいな人いたらいいなと思った。
Posted by ブクログ
みなまで言わないぞと思ったけど誰も書いてないから私は書く。ひらりささん怖すぎ。上坂さんが内省的な話を振っているのに勝手に噛みついてくるの何?「これじゃ上坂さんのフォロワーが増えて私は泣いた赤鬼で言う青鬼だ。負け戦だ」とか、往復書簡はバトルじゃないのに1人で勝手に勝負にして負けたとリング上で逆ギレしてるみたいだった。怖いよ。所々言ってることが論理破綻してるし。男への呪詛を呟きながら常に男の影をちらつかせたりしてるのも男大好きじゃん。恋愛や友人との人間関係が短期間で破綻しまくっているのも過去の失敗から向き合っていないから同じ過ちを繰り返しているだけなのでは?その上で性格の悪さを自覚しているけど直す気は無いって言いきってるのを見るとそういうとこだぞって言いたくもなる。自認AIっていうかただ自分に都合の悪い事から目を反らし続けているから言行不一致で一貫性が無く、上坂さんに対して「負け」を感じているのでは?そりゃ人気投票でも負けるよ。
聞いてもないのに同世代よりも年収が高いと言っていたり、寄付額を実額で示したりするのも品が無くて印象が悪い。
全体的に文筆業をしているのに言葉に対して責任感が無いなと思った。上坂さんは終始相手の言葉に真摯に向き合っているけど、ひらりささんの言葉は本心なのかどうかも信じられなくなる。人間関係において失敗を繰り返してるという発言だけがこの本を通して証明されてしまってると思う。