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老境に差し掛かるころには、人の「深み」の差は歴然と表れる。そして深みのある人は周囲から尊敬を集める。だが、そもそも深みとは何なのか。「あの人は深い」と言われる人が持つ考え方や習慣とは。深みの本質と出し方を、人気教授が解説。
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Posted by ブクログ
良書です。 深みのある人、深みを感じる人はこういう人だよなと再認識できました。 また伝統が継承されるという部分では、どの分野にも通ずる物がある。一概に頑固とか、古い人とは言えないんだなと。 私の宝物、御守りのような本になると思います。
「あの人なんか軽いね」と陰口を言われることはあるかもしれないです。 「軽い人」の反対は「重い人」ではなく「深みのある人」と定義付けられ るかと思います。 では「深い」とはどのような人を指すのでしょうか。 「あの人は深い」と言われるには何をなすべきか。 筋トレをするように、毎日を意識して過ごす...続きを読むことにより深みを増すことが できると著者は言います。 しかし重要なのは「深み」とは何かを知ることです。 「深み」がわかる人間になること。端的に言えば、あらゆるのに歴史があり、 それを繋いできた人がいることに思いを馳せ、そこに経緯や感動を覚える 感性を持つことです。 人間の「深さ」について初めて言及した「深い」一冊です。
斎藤先生の本ということもあり、気になって読んでみた。教養とは何か、自分が求めてる人間像とは何かを考えるようになり、色々ある本の中で参考にさせてもらおうと思った。 尊敬される人間、なりたい自分を考えるにあたって自分には足りないことがあることを改めて知れた。
年をとったら、誰でも深みのある人だと言われたい。深みのある人になるにはどうしたらいいか?つらい、あるいは苦しい経験を積み重ねて、その結果得たものを身体の内面に落とし込んでいくことだ。さらに読書によって、自分とは違う立場や意見を取り入れていくことも大事である。明日から、深みのある人と言われるように努力...続きを読むしていこう。
「深み」とは人それぞれの個々のドラマによって形成されていく心のシワなのだなと認識。1つのことをどれだけ深く探求していくことができるのかも「深み」につながっていくのだと改めて知った。 誰だって、好きなことを探究心を持って突き詰めていくことができるけれども、あえて自分が苦手な物事に対しても視点を変えて、...続きを読む新たな視点を持って物事を見ていくことによって人とは違ったものの見方が出来るようになるだろうし、人が見落としがちな部分にフォーカスして自分なりの個性的な答えを発見していくことができるのではないかと思った。また、そういったものの見方を楽しめる心を、自分の人生の中に取り入れて行きたい。
人の深みはどこから感じるのか、どのように作られるのか、深みを身に付けるために何をしたら良いか、そのヒントを伝授してくれる。深み軸という自分なりのモノサシを持ち、深みを楽しみながら上機嫌で生きることが、日々の生活に彩りをもたらしてくれることを教えてくれる1冊。
タイトルに反し、浅く、満遍なく、「深さ」について考える。 社会人になってから、色んな人と会話はできるけど、何か意味のある会話、深い会話はあまりできなくなってきてて、少しもやっとするけど、まぁそれもそれでいいのかなと思ってた。 でも、自分の関心あることや好きなことはもう少し掘り下げて、深く語れるよ...続きを読むうに。そういうものが1つでもあれば、やっぱ人って魅力的やろうなって思うから。 第一歩として、気になったらその場で調べるっていうのは、徹底したいなって思った。
何となくタイトルに惹かれたので購入。 「深み」という言葉はかなりの抽象概念ですが、本書でも「深さ」を様々な解釈で評価し、その在り様から獲得のヒントが述べられます。 中には「それって”深さ”と呼べるの?」と感じる点もありますが、広く意味解釈していることは悪いことではないと思います。 それ以上にこの「...続きを読む深さ」という言葉をキーにして、古典の引用から著名人のエピソード、そしてこれらの著者なりの解釈が参考になります。 読めばわかると思いますが、本書の内容は結構浅いです。サクサク読めるという点では良いことですが、「構成や論展開が単純だなぁ」だったり、古典やエピソードの引用が多いので自身の文献知識を用いたスピードリリース本の典型、みたいに感じる方もいると思います(私もそう感じなくはなかったですが)。 しかし重要なのは、著者が「深み」そのものではなく、「その観点を提供してくれている」ということではないでしょうか。著者も本書の冒頭で述べていますが、「"深み軸"という自分なりの尺度を持つこと」が重要だということです。 著者は教育者なので本人なりに執筆の動機があったのでしょう。それは本書にも触れられていますが、若者を中心に(SNSやYOUTUBEなど)タイムパフォーマンスを意識したコンテンツになじむ一方で、深みのある機会を失っていること(著者は「"浅瀬"で遊んでいるばかり」という表現をしていますが、少しドキッとしました)。 深さを知る人間は、同じものを見聞きした他人と比べてはるかに大きな喜びや感動を得ることができるし、そういった機会を数多く経験することが人生の目的であると考えていること。そういったある種の「もったいない」精神から本書をリリースするに至ったのだと思います。 私もそれに大いに共感しますし、それがゆえに本書の内容をヒントに自分なりの「深み」を追求したいと感じました。
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「深みのある人」がやっていること
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齋藤孝
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